JP3280351B2 - ブラシレスモータ - Google Patents

ブラシレスモータ

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JP3280351B2
JP3280351B2 JP22153599A JP22153599A JP3280351B2 JP 3280351 B2 JP3280351 B2 JP 3280351B2 JP 22153599 A JP22153599 A JP 22153599A JP 22153599 A JP22153599 A JP 22153599A JP 3280351 B2 JP3280351 B2 JP 3280351B2
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文男 田島
秀樹 二瓶
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集中巻した電機子
巻線を有するブラシレスモータに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、集中巻の電機子巻線を備えたブ
ラシレスモータはDVD用等の数W程度の超小型モータ
に広く使われている。このような超小型モータでは、固
定子のティースには各々集中的に巻線を施す、いわゆる
集中巻が用いられることが多い。
【0003】このような、超小型モータにおいては、全
損失のうち銅損、機械損、風損が大半を占めるため、鉄
損や漂遊損等は無視でき、また、回転子に設けられる磁
石はNd磁石を接着剤で固めたものが使われることが多
く、導電率が低いので渦電流損についても無視できる。
【0004】また、回転子は塊状のヨークに磁石を張り
付けて設けるのが一般的である。超小型の集中巻のブラ
シレスモータは殆ど外転型であり、磁石の外側の回転子
(ロータ)ヨークはモータのハウジングの構造材を兼ね
るために一体物の塊状の材料を用いている。
【0005】一方、近年、数kWの中・大容量のブラシレ
スモータによりダイレクトドライブ方式のエレベータを
駆動することが考えられている。中・大容量のブラシレ
スモータは電機子巻線を分布巻したものが一般に用いら
れている。
【0006】しかし、分布巻のブラシレスモータはコイ
ルエンドが大きいのでモータ自体が大型にならざるをえ
ず、コイルエンドの小さい集中巻の電機子巻線を用いた
ブラシレスモータにしてモータ自体をより一層小型化す
ることが要求されている。
【0007】ブラシレスモータも数kWの中・大容量機に
なると鉄損や漂遊損が損失に占める割合が多くなる。特
に、近年高性能磁石として良く用いられるNd系の磁石が
導電性の材料であること、また、モータの高効率化のた
め、磁石は保持力の高い焼結タイプのものが用いられ導
電率が高いことに起因して渦電流が発生し易くなってい
る。
【0008】渦電流損を低減するためには、鉄心を積層
鋼板で構成すること、また、固定子の電機子巻線を分布
巻にして固定子電流が作る磁界の高調波を抑制すること
が考えられる。鉄心を積層鋼板で構成し積層した鉄心を
ブロック化して固定子を構成する場合に、積層鋼板間の
積層方向の電気的絶縁をはかることにより、固定子内の
渦電流損失を抑えることについては例えば、特開平8ー
289491号公報に記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】数kWの中・大容量のブ
ラシレスモータにおいてもコスト低減の要求は大きく、
鉄心に材料費や形状加工のためにコスト高となる積層鋼
板の代わりに安価な塊状のヨークで構成し、モータ小型
化のために分布巻に比べてコイルエンドの小さな集中巻
にすることが要望されている。
【0010】しかし、数kWクラスの中・大容量機の電機
子巻線を集中巻にすると渦電流損が大きくなり漂遊損が
多く効率が極めて悪くなるという問題点を有する。ま
た、特に外転型モータでは回転子ヨークがモータのハウ
ジングを兼ねるので、その部分を積層鋼板で構成するこ
とは接合や強度の点で実用上難しいという問題点もあ
る。
【0011】本発明の目的は、回転子に塊状のヨークを
用いて電機子巻線を集中巻にしても回転子の渦電流損を
大幅に低減できるブラシレスモータを提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴とするとこ
ろは、塊状ヨークに複数個の磁石を設けられている回転
子の周方向長さを固定子が生じる固定子起磁力の特定調
波成分における波長のほぼ半分以下の長さに区分し、区
分した区分長の境界に区分長内を流れる渦電流が他の区
分長に流れるのを阻害する渦電流阻害手段を設けたこと
にある。
【0013】固定子起磁力の特定調波成分によって流れ
る渦電流を阻害する渦電流阻害手段としては、塊状ヨー
クをその周方向に電気的に絶縁分割する手段や塊状ヨー
クの区分長境界の表面に軸方向のスリットを設ける手段
がある。
【0014】本発明によれば、固定子起磁力の回転子起
磁力と非同期成分である高調波成分のうちの強度(レベ
ル)の大きい特定調波成分によって回転子に流れる渦電
流を小さくできるので回転子の渦電流損を低減できる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1に本発明の一実施例を示す。
図1は固定子の外側に回転子が位置する、いわゆる外転
型のブラシレスモータの例を示している。
【0016】図1において、固定子2の外側に回転子1
が位置する、いわゆる外転型ブラシレスモータである。
回転子1には10個の磁石3が回転子ヨーク(塊状ヨー
ク)4の表面に等間隔に配置して設けられている。
【0017】回転子ヨーク4は5等分に分割区分されて
おり、一つの区分に磁石3が2個設けられている。5等
分に分割されたそれぞれのヨーク4は塊状に構成され、
等分された区分長の境界は互いに電気的に絶縁するた
め、例えば隙間に絶縁紙を挟むことや、各ブロック(区
分長)毎にブラスチックの型をはめ込むなどして電気的
に絶縁してある。
【0018】磁石3は隣接する磁石の極性が異なるよう
に交互にN極、S極となるように設けられている。
【0019】一方、固定子2には12個のティース6が
設けられており、それぞれのティース6に電機子巻線の
コイル5が集中巻されている。固定子2は軸7に装着さ
れている。なお、コイル5が巻装される空間であるスロ
ットの開口部は狭くして、コイル5の飛び出し防止とス
ロット開口部によるパーミアンスの変化によるギャップ
部分の磁束密度の高調波磁場を少なくなるようにしてい
る。
【0020】図2は図1のブラシレスモータを直線に展
開したもので、コイル5の巻線配置とそれによる固定子
起磁力を示したものである。
【0021】固定子2にはそれぞれコイル5がスロット
の内部に収まっており、U、V、Wの3相のコイル5に
は図示するように位相差が120゜の電流iu、iv、
iwが流れている。
【0022】矩形波12は時刻t=0の固定子2のつく
る起磁力の分布である。時刻t=0ではW相のコイル5
にピーク電流I0が流れており、そのコイル5が巻いて
あるティース6が作る起磁力は最大になる。一方、V相
とU相のコイル5には120゜位相のずれた電流iv、
iwが流れるから、t=0では-(1/2)I0の電流が
流れており、それらのコイル5が巻かれたティース6が
作る起磁力は1/2になる。スロット開口部の問題など
を無視すると、理想的には固定子2が生じる起磁力12
は図示したような矩形波になる。
【0023】矩形波12の起磁力には回転子1(磁石
3)が生じる磁場の基本波13と同波長の基本波成分8
aがあり、固定子2の作る起磁力基本波成分8aは磁石
3の作る磁場の基本波成分13とカップリングしてモー
タのトルクを発生する。
【0024】矩形波12の起磁力には、基本波成分8a
以外にも高調波成分8bなどの高調波成分も多く含まれ
る。矩形波12をフーリエ展開すれば高調波成分を求め
ることができる。固定子2が生じる起磁力12のうち回
転子1が生じる起磁力の基本波13と非同期成分である
高調波成分8bは、基本波成分8aに比べて例えば5/
7の波長で、空間次数が7/5次である。この7/5次
の非同期成分が渦電流の原因になる。
【0025】分布巻のモータでは高調波の種類が決まっ
ており、3相モータの場合、奇数次の3の倍数でない高
調波成分しか存在しない。具体的な高調波の次数は5
次、7次、11次、13次であり、基本波、つまり1次
の成分よりも次数が大きい成分である。通常、低次の高
調波ほど渦電流の影響が大きいので、5次や7次の低次
の高調波成分を抑制することによって、モータの特性を
改善するのが一般的である。
【0026】本発明者達はシミュレーションの結果、集
中巻モータにおいては5次、7次よりもさらに次数の低
い高調波が存在し、さらに、固定子のティース数と回転
子の磁石数(極数)の組み合わせによって高調波の種類
もそれぞれ異なることを知得した。高調波の次数は、集
中巻モータの様々なティース数と磁極数の組合せのうち
には、1次である基本波よりも低次、例えば、0.5次
成分なども存在し、また、集中巻モータとして妥当な極
数とティース数の組合せを選んだ場合、最低次数の高調
波成分は分布巻で一般的な5次よりも常に低次側に存在
することも確認できた。
【0027】図3に固定子2が生じる固定子起磁力のう
ち回転子1(塊状ヨーク4)が生じる回転子起磁力と非
同期の非同期起磁力成分と渦電流の流れ方の関係を示
す。
【0028】固定子起磁力の回転子起磁力と同期成分は
回転子1から見て磁束が動かないから渦電流を発生しな
い。非同期成分は、回転子1から見て磁界が進行して見
え、n次の起磁力の非同期成分8の波長λnと同じ波長
で渦電流密度の濃淡ができる。
【0029】ヨーク4が導電性で塊状の場合には、図3
(a)に示すように一波長λnの間に図示の上方向と下
方向の向きに誘導起電力が生じ、これに沿ってヨーク4
(回転子1)に渦電流14が流れる。
【0030】本発明は非同期成分8の波長λnの半分以
下の長さになるようにヨーク4(回転子1)を電気的に
絶縁分割する。図3(b)は塊状ヨーク4を図1に示す
ようにブロック状(区分長)に分割し、それぞれのブロ
ックの間に絶縁紙15を設けて電気的に絶縁分割してい
る。ヨーク4の区分されたブロック長(区分長)はその
周方向に非同期成分8の波長λnの半分以下になってい
る。
【0031】このように、回転子1(塊状ヨーク4)を
電気的に絶縁して分割すれば、誘導起電力の方向に沿っ
て渦電流14が流れることができず、ローカルにループ
を作ることになるから、渦電流14は流れにくくなり、
これにより渦電流損失も低減できる。
【0032】換言すると、回転子1(塊状ヨーク4)を
固定子起磁力の特定調波成分における波長のほぼ半分以
下の長さに区分し、区分した区分長の境界に区分長内を
流れる渦電流が他の区分長に流れるのを阻害する渦電流
阻害手段を設けていることになる。
【0033】次に、回転子1の電気的な絶縁分割によっ
て渦電流損失どの程度を低減できるかを説明する。
【0034】回転子1は非同期起磁力調波の波長に合わ
せて分割(区分)するが、その場合、渦電流損失に支配
的な起磁力の非同期成分の波長に基づき分割数(区分
長)を決定する。
【0035】図4は本発明者達がシミュレーションの結
果により得られた特性図を示すもので、横軸に起磁力調
波の波長λnと電気的に絶縁分割された回転子の周方向
の長さLの比「L/λn」をとり、縦軸に分割しない場
合との渦電流損失比をとったものである。
【0036】図4から明らかなように、分割長(区分
長)が波長λnの1/2以上では絶縁分割の有無によっ
て発熱は殆ど変わらないが、1/2以下になると回転子
1の発熱が急速に減少する。本発明では分割長(区分
長)を波長λnの1/2以下にして回転子1の発熱を低
減する。
【0037】次に、どのような非同期成分が渦電流損失
に支配的であるかを本発明者達がシミュレーションの結
果に基づき説明する。
【0038】一般に、起磁力成分の次数が高くなるほど
磁界が回転子1と固定子2のギャップ内で廻り込み、固
定子2の起磁力調波が回転子1まで到達しなくなる。そ
の様子を図5に示す。
【0039】図5において、固定子2の作る起磁力のn
次の調波成分8とすると、この起磁力により固定子2か
ら回転子1に磁束9が通る。磁束9は永久磁石3を突き
抜け、回転子ヨーク4に到達し固定子1に戻ってくる。
【0040】起磁力調波が低次の場合には、図5(a)
に示すように回転子ヨーク4にほぼ垂直に磁場が進入
し、この結果磁石3と回転子ヨーク4に渦電流が発生す
る。一方、起磁力調波が高次の場合には、図5(b)に
示すように波長が短いため磁束9がギャップ内で廻り込
み、磁場が回転子1に到達しない。従って、低次の起磁
力の磁場になるほど多くの渦電流を発生する。
【0041】上述したように集中巻モータにおいては分
布巻モータで問題になっている5次、7次よりも低い次
数の起磁力の非同期成分があるため、渦電流損失も分布
巻と比較にならないほど大きくなり、また、非同期成分
は集中巻モータの種類、すなわち極数とスロット数の組
合せごとに、次数が異なってくる。
【0042】本発明はこのように無数にある集中巻モー
タの極数とスロット数(ティース数)の組合せに着目
し、それぞれの組合せについて非同期成分をシミュレー
ションの結果に基づき整理し、渦電流に支配的な非同期
成分の影響を小さくする。
【0043】図6に図1に示すような集中巻モータの極
数とティース数を変えただけの3相モータにおける固定
子巻線(電機子巻線)の巻線方法を示す。
【0044】図6において、8p-9sとは、極数が8
でティース数が9の組み合わせのモータのことであり、
他の極数とティース数の組み合わせについても同様のこ
とを意味している。また、8極9ティースの整数倍の極
数とティース数の組み合わせ、例えば、16極18ティ
ースの組合せについても磁気的には繰り返し構造にな
る。
【0045】図6における8p−9s、10p−9sは
集中巻の巻線方法の一例を示しているが、図1に示した
ようにそれぞれのティース6にコイル5が集中的に巻装
されている。それぞれにティース6には、図6にU、
V、Wで示した3相の電流が流れるようにコイルが巻装
されている。
【0046】U相コイルが巻いてあるティース6は+
U、-Uと記載しており、+Uと-Uは巻線方向が逆にな
る。また、+Uと+Vと示してあるティース6に巻いて
あるコイルの巻線方向は同じになる。
【0047】10p−9sと8p−9s、10p−12
sと14p−12s、14p−18sと22p−18s
および2p−3sと4p−3sはそれぞれ巻線方法は同
じとなる。
【0048】このような巻線を施した固定子2が発生す
る起磁力の調波成分の空間次数とその強さをシミュレー
ションによる測定結果を図7〜11に示す。
【0049】図7には本発明の対象となる集中巻の起磁
力と一般的な分布巻の起磁力の差を明らかにするために
2p−6s、2p−12sの分布巻の固定子が作る起磁
力を示す。図8〜11は本発明の対象となる集中巻の起
磁力を示し、図8は8p−9sと10p−9s、図9は
10p−12sと14p−12s、図10は14p−1
8sと22p−18sおよび図11は2p−3sと4p
−3sの固定子が作る起磁力を示している。
【0050】図7〜11の横軸は固定子起磁力の調波成
分の空間次数、縦軸にその調波成分の強さを示してい
る。また、黒塗りした成分は同期成分で空間次数1とし
ている。同期成分は回転子1と同期して廻る成分であ
り、回転子1の起磁力の間には相対的な変動がなく、回
転子1に渦電流を発生させない。
【0051】しかし、その他の成分は回転子1と相対速
度を持って回転する非同期成分であり、この調波起磁力
成分による磁束密度が渦電流の原因になる。これらの調
波成分は、一般的に空間次数が高くなるほど小さくな
り、さらに、図5で説明したように磁界がギャップ内で
廻り込み、固定子2の起磁力調波が回転子1まで到達し
なくなるため影響が少ない。
【0052】渦電流は近似的に磁場の2乗に比例するか
ら、図7〜11の縦軸にとってある固定子起磁力の強さ
の2乗に比例する。図8から11から分かるように、集
中巻では低次ほど起磁力の強さが大きく、渦電流損の主
な原因であることが分かる。
【0053】さて、分布巻と集中巻の違いを検討する
に、まず分布巻についてみると、図7に示す2p−6s
モータでは、渦電流の原因となる最低次の非同期起磁力
調波成分の次数は5次で、この強さは小さく、起磁力の
ほとんどが同期成分で、渦電流の原因となる非同期成分
は非常に少なくなっている。このため、分布巻では固定
子起磁力の非同期成分が回転子1に渦電流を発生させて
も極めて小さく渦電流損が問題になることはない。そし
て、図7に示すように2p−12sとスロット数を増や
すと、さらに5次の非同期成分は少なくなる。
【0054】一方、図8に示す集中巻のモータについて
みると、10p−9sのモータでは、同期成分よりも低
い空間次数の非同期成分が発生している。4/5次の空
間成分は同期成分より大きく、非同期成分の中で最も大
きな渦電流損を発生させている。また、1/5次、2/
5次の調波成分による渦電流損失も無視できない程生じ
ている。
【0055】図8に示す8p−9sのモータでは、最大
の渦電流を引き起こす起磁力調波成分は4/5次で、そ
の他、同期成分より低次にある1/2次、1/4次の成
分も強度が大きく、これらが引き起こす渦電流も大きく
なっている。
【0056】図9に示す10p−12sのモータでは、
最大の渦電流を引き起こす起磁力調波は7/5次で、そ
の他、同期成分より低次にある1/5次の成分も強度が
大きく、これらが引き起こす渦電流も大きくなってい
る。また、14p−12sのモータでは、最大の渦電流
を引き起こす起磁力調波は5/7次で、その他、同期成
分より低次にある1/7次の成分も強度が大きく、これ
らが引き起こす渦電流も大きくなっている。
【0057】図10に示す14p−18sのモータで
は、最大の渦電流を引き起こす起磁力調波は11/7次
で、その他、同期成分より低次にある1/7次、5/7
次の成分も強度が大きく、これらが引き起こす渦電流も
大きくなっている。また、22p−18sのモータで
は、最大の渦電流を引き起こす起磁力調波は7/11次
で、その他、同期成分より低次にある1/11次、5/
11次の成分も強度が大きく、これらが引き起こす渦電
流も大きくなっている。
【0058】図11に示す2p−3sのモータでは、最
大の渦電流を引き起こす起磁力調波は2次で、図8に示
す分布巻の5次に比べて次数が低く、強度も大きいの
で、これらが引き起こす渦電流も大きくなっている。ま
た、4p−3sのモータでは、最大の渦電流を引き起こ
す起磁力調波は1/2次で、同期成分より低次で強度も
大きいので、これらが引き起こす渦電流も大きくなって
いる。
【0059】以上のように図8〜11に示す測定結果か
ら判るように、集中巻モータでは固定子2が生じる起磁
力の非同期成分の空間次数が低く、強度も大きいので、
通常の分布巻線に比べて渦電流損が多くなる。
【0060】次に、渦電流に支配的な非同期成分の影響
を小さくするための回転子1の分割について説明する。
【0061】一般的に非同期成分のn次の空間調波の波
長λnは、「極ピッチ×2/空間次数」となる。例え
ば、分割巻線では図7の特性図から分かるように、2p
−6sと2p−12sのモータとも渦電流の原因となる
最低次の次数は5である。次数と波長λnの関係は「波
長=極ピッチ×2/空間次数」であるから、回転子1の
長さをL、極ピッチをτとすると、L/λnを1/2以
下にするためには、回転子1はτ/5以下の長さになる
ように絶縁分割する必要がある。この場合、一般的な4
極12スロットや、4極24スロットのモータでは、回
転子1を20分割以上しなくてはならず、分割した回転
子を機械的に組み合わせて構成するための工数が多くな
り、また、8極以上の多極モータになるとさらに分割数
が増えるため、殆ど実用的でない。
【0062】一方、集中巻の場合には、例えば図8に示
す10p−9sに相当する10極9スロットの渦電流の
原因となる最低次の空間次数は1/5次であり、L/λ
nを1/2以下にするためには、分割した後の回転子1
の分割周長は5τ以下にすればよいことになる。つま
り、10極の回転子を3等分以上すれば渦電流の抑制効
果を得ることができる。また5等分以上すれば、2/5
次の成分による渦電流も抑えることができる。
【0063】最も効率的に分割の効果を得るためには、
非同期成分の中で最も支配的な渦電流源である4/5次
の成分を抑えれば良いから、9等分以上すればよいこと
になる。この場合でも分布巻に比べて少ない分割数で渦
電流を抑制できる効果があり、分割数も少ないので構造
も複雑にならずに構成できる。
【0064】同様に、図8に示す8p−9sに相当する
8極9スロットの集中巻の場合には、渦電流の原因とな
る最低次の空間次数は1/4次であるため、L/λnを
1/2以下にするためには、分割した後の回転子の周長
は4τ以下にすればよいことになる。つまり、8極の回
転子を3等分以上すれば渦電流の抑制効果を得ることが
できる。また、5等分以上すれば、2/5次の成分によ
る渦電流も抑えることができる。最も効率的に分割の効
果を得るためには、非同期成分の中で最も支配的な渦電
流である4/5次の成分を抑えれば良く、11等分以上
すればよいことになる。
【0065】同様に、図9に示す10p−12sに相当
する10極12スロットの集中巻の場合には、渦電流の
原因となる最低次の空間次数は1/5次であるため、L
/λnを1/2以下にするためには、分割した後の回転
子1の区分周長は5τ以下にすればよいことになる。つ
まり、10極の回転子を3等分割以上すれば渦電流の抑
制効果を得ることができる。例えば、図1に示したヨー
ク4を5等分、磁石3を10個の例において、最も効率
的に分割の効果を得るためには、非同期成分の中で最も
支配的な渦電流である7/5次の成分を抑えれば良く、
15等分以上すればよいことになる。
【0066】同様に、14p−12sに相当する14極
12スロットの集中巻の場合には、渦電流の原因となる
最低次の空間次数は1/7次であり、L/λnを1/2
以下にするためには、分割した後の回転子の周長は7τ
以下にすればよいことになる。つまり、14極の回転子
1を3等分以上すれば渦電流の抑制効果を得ることがで
きる。最も効率的に分割の効果を得るためには、非同期
成分の中で最も支配的な渦電流源である5/7次の成分
を抑えれば良く、11等分以上すればよいことになる。
【0067】図10に示す14p−18sに相当する1
4極18スロットの集中巻の場合には、渦電流の原因と
なる最低次の空間次数は1/7次であり、L/λnを1
/2以下にするためには、分割した後の回転子1の分割
周長は7τ以下にすればよいことになる。つまり、14
極の回転子1を3等分以上すれば渦電流の抑制効果を得
ることができる。また、11等分以上に分割すれば、5
/7次の成分による渦電流も抑えることができる。最も
効率的に分割の効果を得るためには、非同期成分の中で
最も支配的な渦電流である11/7次の成分を抑えれば
良く、23等分以上すればよいことになる。
【0068】同様に、22p−18sに相当する22極
18スロットの集中巻の場合には、渦電流の原因となる
最低次の空間次数は1/11次であり、L/λnを1/
2以下にするためには、分割した後の回転子1の周長は
11τ以下にすればよいことになる。つまり、22極の
回転子1を3等分以上すれば渦電流の抑制効果を得るこ
とができる。また、11等分以上すれば、5/11次の
成分による渦電流も抑えることができる。最も効率的に
分割の効果を得るためには、非同期成分の中で最も支配
的な渦電流源である7/11次の成分を抑えれば良く、
15等分以上すればよいことになる。
【0069】図11に示す2p−3sに相当する8極1
2スロットの集中巻の場合には、渦電流の原因となる最
低次の空間次数は2次であり、この2次調波成分による
渦電流を抑制するのが最も効果的である。L/λnを1
/2以下にするためには、分割した後の回転子1の周長
はτ/2以下になればよいことになる。つまり、8極の
回転子1を17等分以上すれば渦電流の抑制効果を得る
ことができる。
【0070】同様に、4p−3sに相当する16極9ス
ロットの集中巻の場合には、渦電流の原因となる最低次
の空間次数は1/2次であり、この調波成分による渦電
流を抑制するのが最も効果的である。L/λnを1/2
以下にするためには、分割した後の回転子1の周長は2
τ以下にすればよいことになる。つまり、16極の回転
子1を17等分以上すれば渦電流の抑制効果を得ること
ができる。
【0071】以上、極数Pとティース数(スロット数)
Nの異なるモータについて説明したが、各事例を纏める
と次のようになる。
【0072】すなわち、回転子1がP極でN個のティー
スに集中的に電機子巻線を巻いた固定子2をもつM相の
ブラシレスモータにおいて、P/2とN/Mの最大公約
数をKとし、モータの回転子1の周方向の長さをLとす
ると、回転子1の周方向の長さをL/2K以下になるよ
うに電気的に絶縁分割することになる。
【0073】また、最も効果的に分割するためには、同
期成分と同じ起磁力を持つ最低次の次数の成分の波長よ
りも短くすればよいことになる。具体的には、回転子1
がP極でN個のティースに集中的に電機子巻線を巻いた
固定子2をもつブラシレスモータにおいては、モータの
回転子1の周方向の長さをLとすると、回転子1の周方
向の長さをL/(2N−P)以下になるように電気的に
絶縁分割することになる。
【0074】以上のようにして回転子1を電気的に絶縁
分割するのであるが、集中巻の場合には、渦電流に支配
的な非同期成分の波長が長いため、分布巻に比べ分割数
が少なくて済むことが分かり、実用的であるといえる。
【0075】このようにして回転子1の塊状ヨーク4を
電気的に絶縁分割するのであるが、換言すると、固定子
が生じる固定子起磁力の特定調波成分における波長のほ
ぼ半分以下の長さに区分し、区分した区分長の境界に区
分長内を流れる渦電流が他の区分長に流れるのを阻害す
るのであるが、固定子起磁力の回転子起磁力と非同期成
分である高調波成分のうちの強度(レベル)の大きい特
定調波成分によって回転子に流れる渦電流を小さくでき
るので回転子の渦電流損を低減できる。
【0076】また、本発明は回転子ヨーク4がモータの
ハウジングを兼ねるような外転型のブラシレスモータに
用いて特に有効である。つまり、渦電流対策のために積
層鋼板で回転子ヨークを構成すると組立が複雑で強度も
不足するが、塊状ヨーク4を数個程度に分割したものを
組み立てるのは比較的容易なので、簡単で低コストなモ
ータを実現できる。
【0077】図12に本発明の他の実施例の要部を示
す。
【0078】図12の実施例は塊状ヨーク4の表面に軸
方向にスリット11を設けたものである。
【0079】回転子1の塊状ヨーク4を流れる渦電流1
4は、表皮効果のため図13に示すように表面に集中す
る。磁石3を設けられている回転子1のヨーク4の表面
に軸方向にスリット11を設ける。スリット11の間隔
はλn/2よりも小さくする。このとき空間次数nは起
磁力調波の最も低い次数で、λn/2=L/2Kとな
る。また、最も効率的には、回転子1の長さをλn/2
=L/(2N−P)以下になるように分割すれば良いこ
とになる。
【0080】図12の実施例は渦電流阻害手段としてス
リット11を設けたもので、この実施例においても固定
子起磁力の回転子起磁力と非同期成分である高調波成分
のうちの強度(レベル)の大きい特定調波成分によって
回転子に流れる渦電流を小さくできるので回転子の渦電
流損を低減できる。
【0081】なお、上述の実施例は回転子が固定子の外
側に位置する外転型について説明したが、回転子が固定
子の内側に位置する内転型のブラシレスモータにも本発
明を用いることができることは勿論のことである。
【0082】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、固定子起
磁力の回転子起磁力と非同期成分である高調波成分のう
ちの強度(レベル)の大きい特定調波成分によって回転
子に流れる渦電流を小さくできるので回転子の渦電流損
を低減できる。それも、回転子の塊状ヨークや磁石が導
電性である場合に有効であり、簡単な構造で回転子の渦
電流損失を抑えることができるので、安価で効率の良い
モータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】ブラシレスモータの動作説明図である。
【図3】固定子起磁力の波長と渦電流の説明図である。
【図4】本発明を説明するための発熱量の特性図であ
る。
【図5】回転子が生じる磁束分布の説明図である。
【図6】集中巻ブラシレスモータの説明図である。
【図7】固定子起磁力の調波成分分布の説明図である。
【図8】固定子起磁力の調波成分分布の説明図である。
【図9】固定子起磁力の調波成分分布の説明図である。
【図10】固定子起磁力の調波成分分布の説明図であ
る。
【図11】固定子起磁力の調波成分分布の説明図であ
る。
【図12】本発明の他の実施例の要部を示す構成図であ
る。
【図13】渦電流の表皮効果の説明図である。
【符号の説明】
1…回転子、 2…固定子、 3…永久磁石、 4…塊
状ヨーク、 5…コイル、 6…ティース、 7…軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田島 文男 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 二瓶 秀樹 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式 会社 日立製作所 水戸工場内 (72)発明者 中田 孝則 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式 会社 日立製作所 水戸工場内 (56)参考文献 特開 平11−220847(JP,A) 特開 平8−126287(JP,A) 実開 昭61−176944(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 29/00 H02K 1/22 H02K 21/22

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塊状ヨークに複数個の磁石を設けられてい
    る回転子と、電機子巻線を集中巻された固定子とを有す
    るブラシレスモータにおいて、前記回転子の周方向長さ
    を前記固定子が生じる固定子起磁力の特定調波成分にお
    ける波長のほぼ半分以下の長さに区分し、区分した区分
    長の境界に区分長内を流れる渦電流が他の区分長に流れ
    るのを阻害する渦電流阻害手段を設けた回転子を具備す
    ることを特徴とするブラシレスモータ。
  2. 【請求項2】塊状ヨークに複数個の磁石を設けられてい
    る回転子と、電機子巻線を集中巻された固定子とを有す
    るブラシレスモータにおいて、前記塊状ヨークをその周
    方向に、前記固定子が生じる固定子起磁力のうち前記回
    転子が生じる回転子起磁力と非同期成分の特定非同期成
    分における波長のほぼ半分以下の長さに絶縁分割された
    回転子を具備することを特徴とするブラシレスモータ。
  3. 【請求項3】複数個のティースにそれぞれ集中巻された
    電機子巻線を有する固定子と、塊状ヨークに複数個の永
    久磁石を設けられている回転子とを有するブラシレスモ
    ータにおいて、前記塊状ヨークの周方向長さを前記固定
    子が生じる固定子起磁力の特定調波成分における波長の
    ほぼ半分以下の長さに区分し、前記塊状ヨークの区分長
    境界の表面に軸方向のスリット設けた回転子を具備する
    ことを特徴とするブラシレスモータ。
  4. 【請求項4】複数個のティースにそれぞれ集中巻された
    電機子巻線を有する固定子と、塊状ヨークに複数個の永
    久磁石を設けられ、前記固定子の外側を回転する回転子
    とを有するブラシレスモータにおいて、前記塊状ヨーク
    をその周方向に、前記電機子巻線が生じる起磁力のうち
    前記ティース数と前記永久磁石数により定まる特定調波
    成分における波長のほぼ半分以下の長さに絶縁分割され
    た回転子を具備することを特徴とするブラシレスモー
    タ。
  5. 【請求項5】塊状ヨークに複数個の磁石を設けられてい
    る回転子と、電機子巻線を集中巻きされた固定子とを有
    するブラシレスモータにおいて、前記回転子は、前記固
    定子が生じる固定子起磁力の特定調波成分における波長
    のほぼ半分以下の長さに絶縁分割されることを特徴とす
    るブラシレスモータ。
  6. 【請求項6】塊状ヨークに複数個の磁石を設けられてい
    る回転子と、電機子巻線を集中巻きされた固定子とを有
    するブラシレスモータにおいて、前記回転子は、前記固
    定子が生じる固定子起磁力のうち前記回転子が生じる回
    転子起磁力と非同期成分の特定非同期成分における波長
    のほぼ半分以下の長さに絶縁分割されることを特徴とす
    るブラシレスモータ。
  7. 【請求項7】塊状ヨークにP極の磁石を設けた回転子
    と、N個のティースにそれぞれ集中巻された電機子巻線
    を備えた固定子とを有するM相のブラシレスモータにお
    いて、P/2とN/Mの最大公約数をKとし、前記回転
    子の周方向長さをLとすると、前記回転子の周方向の長
    さをL/(2K)以下に電気的に絶縁分割したことを特
    徴とするブラシレスモータ。
  8. 【請求項8】塊状ヨークにP極の磁石を設けた回転子
    と、N個のティースにそれぞれ集中巻された電機子巻線
    を備えた固定子を有するブラシレスモータにおいて、前
    記回転子の周方向の長さをLとすると、前記回転子の周
    方向の長さをL/(2N−P)以下に電気的に絶縁分割
    したことを特徴とするブラシレスモータ。
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