JP2002165428A - 同期型回転機及び永久磁石型リラクタンスモータ - Google Patents

同期型回転機及び永久磁石型リラクタンスモータ

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JP2002165428A
JP2002165428A JP2000352971A JP2000352971A JP2002165428A JP 2002165428 A JP2002165428 A JP 2002165428A JP 2000352971 A JP2000352971 A JP 2000352971A JP 2000352971 A JP2000352971 A JP 2000352971A JP 2002165428 A JP2002165428 A JP 2002165428A
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poles
rotor
permanent magnet
stator
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JP2000352971A
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Takeshi Koga
猛 古賀
Masanori Shin
政憲 新
Kazuto Sakai
和人 堺
Norio Takahashi
則雄 高橋
Tadashi Tokumasu
正 徳増
Satoshi Koizumi
聡志 小泉
Takashi Nagayama
孝 永山
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Toshiba Corp
Toshiba Transport Engineering Inc
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Transport Engineering Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動とスロットリプルが低減できる好適な極
数とスロット数との組合せを持つ同期型回転機を提供す
る。 【解決手段】 電機子コイル2を有する固定子3と、磁
気的な凹凸を形成する回転子鉄心4によって構成された
円筒状の回転子5と、回転子の各磁極軸に沿った方向に
配置されるスリットに又はスリットの一部に収容されて
いる永久磁石10とを備え、毎極・毎相当たりのスロット
数が分数で、極数とスロット数との組合せを、低次の振
動モードの電磁力が発生しないものに設定した。好適な
組合せの例には、回転子の極数が8極、固定子のスロッ
ト数が12,36又は60のもの、極数が10極、スロ
ット数が15又は45のもの、極数が12極、スロット
数が18又は54のもの、極数が14極、スロット数が
21又は63のもの、さらには極数が16極、スロット
数が24,36,60又は72のものが挙げられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同期型回転機及び
永久磁石型リラクタンスモータに関する。
【0002】
【従来の技術】同期型回転機に属する永久磁石型リラク
タンスモータは、一般に電機子コイルを有する固定子
と、固定子の中で回転する回転子によって構成される。
そして回転子は略円筒状であり、それには界磁を形成す
るコイルが設けられず、円周方向に磁気的な凹凸部が形
成されている。この回転子の円周方向の磁気的な凹凸
は、回転子の各磁極軸に沿った方向に配置されるスリッ
トに又はスリットの一部に永久磁石を収容することによ
って形成されている。
【0003】このような構造の永久磁石型リラクタンス
モータは、従来から広く電動車両に使用されている誘導
電動機と比較すると、構造が簡単で安価に製造できる特
長がある。
【0004】また、誘導電動機では回転子も固定子も同
程度の損失を発生するため、その冷却のために外部から
空気を取り込んで発熱部を経由させ、再び外部に吐き出
す空冷方式を採用している。しかしながら、空冷方式の
場合、電動機周辺の多くの塵埃を含んだ空気を電動機内
部に取り込むため、冷却風の通路に塵埃が堆積し、通風
を妨げるようになる。そのため、電動機性能を長く一定
に保つためにはこの塵埃の定期的な除去作業が保守員に
強いられる。
【0005】これに対して永久磁石型リラクタンスモー
タの場合、回転子の損失がほとんどないために、電動機
内部で発生する損失は半減され、その分だけ冷却に必要
な空気の量が少なくても済み、また空気の取り込みを完
全になくした全閉自然冷却方式も可能である。
【0006】この面から、永久磁石型リラクタンスモー
タを電動車両に利用するならば、従来の自己通風式誘導
電動機を利用したシステムに比較して価格の面からも、
メンテナンス上からも優れたものとなる。
【0007】一方、永久磁石型リラクタンスモータは、
磁気的な突極性を利用するため、スロット位置と回転子
の磁気的凸部の位置でリラクタンストルクを発生させる
ので、電動機の枠にこのトルクが反作用として影響し、
異常振動とスロットリプルが発生するといわれている。
異常振動は、振動以外に騒音を伴い、またスロットリプ
ルは、コギングトルクや誘起電圧の高調波成分として現
れ、性能を悪化させる原因となる。
【0008】近年、ロボットや工作機械の駆動装置とし
て使用されるようになってきているACサーボ電動機に
あっては、回転リプルやトルクリプルの少なさが重要な
要素となっている。対環境性を重視する電動車両におけ
る電動機においても、これと同様に回転リプルやトルク
リプルの少なさが重要な要素となる。
【0009】ACサーボ電動機の場合、永久磁石電動機
が主流であるが、これに対してスロットリプルを低減さ
せる対策として、電機子鉄心に1スロット分のスキュー
を施している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したように永久磁
石電動機では、スロットリプルを低減させるために1ス
ロット分のスキューを施すことが有効であるが、このス
キューには次のような問題点があった。
【0011】第1には、積層鉄心のスロット内面が段々
状になり、スロット面積が減少し、占積率が高くなり、
電機子コイル挿入の作業性が悪化する。第2には、イン
ボリュート曲線状にこのコイルを挿入するので、これも
作業性を悪化させる。そして第3には、多少ではあるが
巻線長が長くなり、電機子銅損が増加する。加えて、永
久磁石をスキューする場合には、磁石成形型を数多く用
意する必要があり製作が難しい問題点もある。
【0012】そこでスキュー構造を採用せず、また過度
にスロット数を増加させることなしにスロットリプルを
低減させるアプローチとして、各極の電動機に対して毎
極・毎相当たりの分数スロットを適用する方法がある。
【0013】この分数スロットの考えにしたがって、近
年、鉄道車両の主電動機に使う容量が250kWクラス
の実機を試作し、3相出力のインバータで駆動してみ
た。この試作品の永久磁石型リラクタンスモータ(第1
の試作品)は、スキュー無しで、回転子が8極、固定子
のスロット数が33スロットである。この試作品の毎極
・毎相当たりのスロツト数は、33/(3×8)=1+
3/8の分数スロットである。
【0014】ところが、試運転の結果は、解決されるは
ずの振動が発生し、また100dBを軽く超える騒音が
発生した。そこで枠の強度を上げても見たが、振動も騒
音も低下しなかった。
【0015】このような問題点に鑑み、強制的に振動を
抑えるのではなく、振動元を断つという観点から、8
極、36スロットの同容量の永久磁石型リラクタンスモ
ータ(第2の試作品)を試作し、同様の試験を行ってみ
たところ、それまで発生していた振動と騒音がほぼ消え
てしまった。この第2の試作品の毎極・毎相当たりのス
ロット数は、36/(3×8)=1+1/2となる分数
スロットである。
【0016】これらの2つの試作品のテストの結果から
分かったことは、スロット数と極数との間には重要な関
連が存在するということである。
【0017】そこで本願発明者らは、振動とスロットリ
プルが低減できる好適な極数とスロット数との組合せを
持つ永久磁石型リラクタンスモータを探索し、永久磁石
型リラクタンスモータにおいて、振動とスロットリプル
が低減できる好適な極数とスロット数との組合せを特定
することができた。ゆえに、本発明は、振動とスロット
リプルが低減できる好適な極数とスロット数との組合せ
を持つ永久磁石型リラクタンスモータを提供することを
目的とする。
【0018】また本発明の思想は広く同期型回転機一般
にも適用することができるので、本発明は、振動とスロ
ットリプルが低減できる好適な極数とスロット数との組
合せを持つ同期型回転機を提供することをも目的とす
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、電機子コイル
が電機子鉄心のスロットに収められ、界磁に対抗する同
期型回転機において、又は電機子コイルを有する固定子
と、磁気的な凹凸を形成する回転子鉄心によって構成さ
れた円筒状の回転子と、前記回転子の各磁極軸に沿った
方向に配置されるスリットに又はスリットの一部に収容
されている永久磁石とを備え、毎極・毎相当たりのスロ
ット数が分数で、極数とスロット数との組合せを、低次
の振動モードの電磁力が発生しないものに設定した永久
磁石型リラクタンスモータにおいて、特に、前記回転子
の極数が8極、前記固定子のスロット数が12,36又
は60であることを特徴とするものである。
【0020】このような同期型回転電機又は永久磁石型
リラクタンスモータにあっては、極数とスロット数との
組合せを10極、15又は45スロットに設定すること
ができる。また極数とスロット数との組合せを12極、
18又は54スロットに設定し、あるいは14極、21
又は63スロットの組合せにし、さらには16極、2
4,36,60又は72スロットの組合せにすることも
できる。
【0021】本発明はまた、電機子コイルを有する固定
子と、磁気的な凹凸を形成する回転子鉄心によって構成
された円筒状の回転子と、前記回転子の各磁極軸に沿っ
た方向に配置されるスリットに又はスリットの一部に収
容されている永久磁石とを備え、毎極・毎相当たりのス
ロット数が分数で、所定の極数とスロット数との組合せ
を、低次の振動モードの瞬時の電磁力は発生するが、順
次回転移動することによってバランスし、平均的には低
次高調波成分を出さないものに設定した永久磁石型リラ
クタンスモータであって、前記回転子の極数が4極、前
記固定子のスロット数が18,30,42,54又は6
6であることを特徴とするものである。
【0022】このような永久磁石型リラクタンスモータ
にあっては、極数とスロット数との組合せを6極、2
7,45又は63スロットに設定することができる。ま
た極数とスロット数との組合せを12極、27,45又
は63スロットに設定することもできる。さらに、12
極、27,45又は63スロットの組合せにすることも
できる。
【0023】本発明はさらに、電機子コイルを有する固
定子と、磁気的な凹凸を形成する回転子鉄心によって構
成された円筒状の回転子と、前記回転子の各磁極軸に沿
った方向に配置されるスリットに又はスリットの一部に
収容されている永久磁石とを備え、毎極・毎相当たりの
スロット数が分数で、所定の極数とスロット数との組合
せを、低次の振動モードの瞬時の電磁力は発生するが、
順次回転移動することによってバランスし、最も振動に
影響を与える2次の高調波成分を平均的には出さないも
のに設定した永久磁石型リラクタンスモータであって、
前記回転子の極数が8極、前記固定子のスロット数が1
8,42又は54であることを特徴とするものである。
【0024】このような永久磁石型リラクタンスモータ
にあっては、極数とスロット数との組合せを10極、1
2,18,42,48,54,66又は72スロットに
設定することができる。また極数とスロット数との組合
せを14極、24,30,36,48,54,60又は
72スロットに設定することもできる。さらに、16
極、30,42,54又は66スロットの組合せにする
こともできる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳説する。図1及び図2に同期型回転機として
一般的な永久磁石型リラクタンスモータの構造を示して
ある。永久磁石型リラクタンスモータ1は、電機子コイ
ル2を有する固定子3と、磁気的な凹凸を形成する回転
子鉄心4によって構成された円筒状の回転子5から成
る。
【0026】固定子3はフレーム6内に多数枚の固定子
鉄心7を積層して収容し、軸方向両端部に鉄心押え8を
配置して一体化した構造である。そして固定子鉄心7の
内周側には、所定数のスロット9が形成され、このスロ
ット9内に電機子コイル2を収容している。
【0027】回転子5は多数枚の回転子鉄心4を積層し
た構造であり、この回転子5の各磁極軸に沿った方向に
配置されるスリットに又はスリットの一部に永久磁石1
0を収容することによって円周方向の磁気的な凹凸を形
成されている。11はシャフトであり、このフレーム1
1は回転子5の中央部に強嵌され、フレーム6に両端が
軸受け12,13を介して支承され、回転子5の回転力
を出力する。
【0028】このような機械的な構造の永久磁石型リラ
クタンスモータ1の回転特性について説明する。誘導電
動機では綱の形をした分布巻きと呼ばれる巻線を用いて
いるが、この場合の回転子の極数pと、固定子のスロッ
ト数Ns及び相数mとの間には次の関係式が、従来から
推奨されてきた。
【0029】
【数1】Ns=m×p×q ここでは、qは毎極・毎相当たりのスロット数であり、
これは整数で1あるいは1よりも大きいことが望ましい
とされている。例えば、4極3相(p=4,m=3)で
あれば、スロット数は12(=p×m)の倍数で、24
又は36が適数とされている。スロットル数24であれ
ば、q=1として、8極の電動機もできる。
【0030】しかしながら、この従来式からでは、今回
の振動、騒音対策検証用に試作した8極36スロットの
リラクタンスモータの関係は導き出されない。つまり、
q=1では24スロット(=1×8×3)、q=2では
48スロット(=2×8×3)になってしまうのであ
る。
【0031】このことは、永久磁石型リラクタンスモー
タ1にあっては、従来の誘導電動機で設定していたスロ
ット数と極数との適正以外に、スロットリプル低減のた
めに好ましい分数スロットであって、しかも対振動性に
も優れたスロット数と極数との組合せがあることを示し
ている。
【0032】上述の第1の試作品で起こった問題、及び
この問題点を解決した第2の試作品の対策を解析した結
果、振動、騒音問題とスロットリプルを解決することに
関して、次のことが判明した。
【0033】(1)振動は電磁力によるものである。
【0034】(2)回転子5は固定子3を固定物とし
て、これに反作用になる力を加えながら回転するが、回
転子5に突極特性を持たせているリラクタンスモータで
は、特に回転子極の位置に集中してこのトルクが発生す
る。
【0035】(3)この力の加え方によって、固定子3
は種々の振動モードをとるが、その振動の特徴は次のよ
うにいわれている。
【0036】
【表1】 (4)振動の動きの形状からも分かるように、m2振動
モード以下の低次の振動モードを電磁力で作ると、その
電磁力の値が小さくても簡単に電動機の固定子3又はフ
レーム6を揺らしてしまう。逆に、m4モード以上の振
動モードで運転すれば、上記と同じ電磁力でも大きな振
動とはならない。m3振動モードは、上記両者の間にあ
るが、同じ電磁力では振動が残るため避ける方が好まし
い。
【0037】(5)前述したように、従来、毎極・毎相
当たりのスロット数qを整数としているが、これは永久
磁石型リラクタンスモータ1では、対振動性は良好でも
スロットリプルを大きくする要因になる。これらを解決
するために、回転体の軸方向でねじり構造(スキュー)
をとり、位置による電磁力の分散を図ることによって、
電動機容量が小さいものでは効果を上げている。しかし
ながら、製造が複雑になり、永久磁石型リラクタンスモ
ータ1に適用するのは不利である。
【0038】(6)極数とスロット数の好適な組合せ
で、スキューをしたのと同じ効果が出せる。
【0039】以下に、その理由について説明する。図4
は3相駆動での毎極の位置とスロットとの関係を示して
いる。qを整数とすると、電磁力は2極では180度角
毎の2方向にバランスしてトルクが発生し(極に相当す
るスロット形状はすべて同じ形状であることを示してい
る。極と極との間のスロット数が3の倍数であるので、
バランスしたトルクの発生が成立する)、低次のm2振
動モードのトルクが発生する。これは円と楕円を繰り返
すm2振動モードとなり、固定子3及びフレーム6に振
動を誘発することになる。
【0040】qを整数とする4極電動機では、90度角
毎の4方向にバランスしてトルクが発生する(極に相当
するスロット形状はすべて同じ形状であることを示して
いる。極と極との間のスロット数が3の倍数であるので
バランスしたトルクの発生が成立する)ため、円と4角
形の振動モードとなり、固定子3及びフレーム6を振動
させることになるが、非常に振動に強いモードとなる。
すべてのトルクは4方向でバランスしているので、低次
のトルクは原理的に発生しない。このため、振動騒音は
ないが、qが整数のためスロットリプルに対して何ら対
策がとられていないことになる。
【0041】これを避けるには、上述のスキュー以外で
は、毎相・毎極当たりのスロット数qを分数にとる方法
がある。つまり、分数スロットで回転子中心に対して4
方向以上の線対称なトルク分布を確保すると振動に対し
ても、トルクリプルに対しても良好な結果が得られる。
【0042】図5は、図4と同様に極に対するスロット
形状を示していて、極に相当するスロット形状はすべて
同じ形状であることを示している。極q=1+1/3と
すると、極に相当するスロット形状は同じになる。これ
は一見、各極での電磁力が同一であるように見えるが、
極と極との間のスロット数が3の倍数ではないため、3
相の励磁電源が作る磁束を等しくできず、その結果、4
方向に同じトルクが見込めなくなっている。
【0043】しかしながら、q=1+1/2とすると、
極に相当するスロット形状も異なってきて、上記の場合
と同様に4方向に同じトルクを見込めない。
【0044】図6は、6極電動機の場合を示している。
基本的な作用は、図4、図5の電動機の場合と同様であ
る。つまり、qを整数にとれば、極に相当するスロット
形状は極毎に同じになり、極間のスロットを3の倍数に
すれば6方向で同一のトルクが発生し、これはm6振動
モードとなり、図3(d)に示す振動となる。
【0045】他方、q=1+1/2とすると、極に相当
するスロット形状は一つ飛びに同じで、そのままでは図
示しているようにm3振動モードとなる。また、極間の
スロット数は3の倍数ではないが、一つの飛びの極間の
スロット数が3の倍数となるため、P1,P3,P5の
トルクが同じになる。m3モードは、振動には強いとは
いえないので、これは好適例として選択することはでき
ない。
【0046】図7は8極電動機を示している。q=1の
整数スロットでは、これまでと同様にm8振動モードと
なる。q=1+1/2では、極間のスロット数は3の倍
数で、極に相当するスロット形状が一つ飛びに同じであ
るので、4方向同士のトルクがバランスしたm4振動モ
ードとなる。
【0047】この8極電動機になって初めて、原理的に
分数スロットで低次の振動モードを出さない極とスロッ
ト数の組合せが選択できるようになる。
【0048】このように、図4〜図7に基づき、4極電
動機、6極電動機及び8極電動機について、原理的に低
次の振動モードを発生させない極数とスロット数の関係
を検証したが、構造面からさらに詳しく説明する。
【0049】(A)4極永久磁石型リラクタンスモータ
の場合 この場合、固定子のスロット数Ns=m(極数)×p
(相数)×q=3×4×qである。
【0050】振動モードから規制されるスロット数は、
相数×q×(対称な4方向)のトルクという見方にな
る。つまり、Ns=3×q×4である。
【0051】この数式の見方は、図5に示されるように
90度の角度内に3の倍数で同一形状のスロットが存在
すれば、4極の各極で同一の電磁力が発生するという見
方ができる。この90度の角度内に3の倍数で極に相当
するスロット形状が同じであるためには、qは整数以外
にないことになる。3×qが整数になるようにすると、
qには整数、(整数+1/3)又は(整数+2/3)を
とることができる。しかし、( )内の値であると、N
sが3の倍数でなくなり、固定子側の3相の各相が対称
配置にできなくなる。また、90度内のスロットが3の
倍数でないと、3相の対称な繰り返しの配置ができな
い。したがって、4極の場合、qは分数スロットをとる
ことができない。
【0052】(B)6極永久磁石型リラクタンスモータ
の場合 この場合、Ns=m(極数)×p(相数)×q=6×3
×qである。
【0053】振動モードから規制されるスロット数は、
相数×q×(対称な6方向)のトルクとなる。つまり、
Ns=3×q×6である。
【0054】4極電動機の場合と同様な考え方によっ
て、Nsは3の倍数で同一形状のスロットが各極に対称
に配置されるためには、60度の角度内に存在するスロ
ット数が3の倍数である必要から、qは整数である必要
がある。
【0055】ただし、m3振動モードについて見てみる
と、Ns=3×2q×3となる。つまり、120度角内
の2qが整数であれば、Nsの条件は満たされることに
なる。これは、qとして整数又は(整数+1/2)がと
れることを意味している。しかしながら、この振動モー
ドを発生するスロット数は選択外とする。
【0056】(C)8極永久磁石型リラクタンスモータ
の場合 この場合、Ns=m×p×q=8×3×qである。
【0057】振動モードから規制されるスロット数は、
相数×q×(対称な4方向又は8方向)のトルクとな
る。つまり、4方向のトルク場合には、Ns=3×2q
×4である。このNsが3の倍数、かつ同一形状のスロ
ットが各2極に対称に配置されるためには、2qが整数
である必要がある。この条件を満たすqとしては、整数
と1/2の分数スロットがとれる。
【0058】また8方向のトルクの場合には、Ns=3
×q×8である。このNsが3の倍数、かつ同一形状の
スロットが各極に対称に配置されるためには、qは整数
である必要がある。
【0059】これらの結果として、8極電動機の場合、
1/2の分数スロットを選択すると、スロットリプルと
振動に対して考慮されたものとなる。他方、整数の場合
には振動だけを考慮されたものとなる。
【0060】(D)10極永久磁石型リラクタンスモー
タの場合 この場合、Ns=m×p×q=10×3×qである。
【0061】振動モードから規制されるスロット数は、
相数×q×(対称な5方向又は10方向)のトルクとな
る。つまり、5方向の場合には、Ns=3×2q×5と
なる。このNsが3の倍数で、かつ同一の形状のスロッ
トが各2極に対称に配置されるためには、2qが整数で
ある必要がある。この条件を満たすqとしては、qは整
数と1/2の分数スロットがとれる。
【0062】また10方向のトルクの場合、Ns=3×
q×10である。このNsが3の倍数で、かつ同一の形
状のスロットが各極に対称に配置されるためには、qは
整数となる。
【0063】(E)12極永久磁石型リラクタンスモー
タの場合 この場合、Ns=m×p×q=12×3×qである。
【0064】振動モードから規制されるスロット数は、
相数×q×(対称な4方向、6方向又は12方向)のト
ルクとなる。つまり、4方向の場合には、Ns=3×3
q×4となる。90度の角度内で3qが整数である必要
がある。この条件を満たすqとしては、整数、(整数+
1/3)又は(整数+2/3)がとれる。ただし、6
極、12極の場合、スロット数が9の倍数でないと回転
磁界を作るように固定子側のコイルを配置できないこと
があり、この制約からqとして整数しか選べないことに
なる。
【0065】また6方向の場合には、60度の角度内で
2qが整数である必要がある。この条件を満たすqに
は、整数と(整数+1/2)の分数スロットをとること
ができる。
【0066】さらに12方向の場合には、Ns=3×q
×12である。このNsが3の倍数で、同一形状のスロ
ットが各極に対称に配置されるためには、qが整数であ
る必要がある。
【0067】(F)14極永久磁石型リラクタンスモー
タの場合 この場合、Ns=m×p×q=14×3×qである。振
動モードから規制されるスロット数は、Ns=相数×q
×(対称な7方向又は14方向)のトルクとなる。つま
り、7方向の場合には、Ns=3×2q×7である。こ
のNsが3の倍数で、同一形状のスロットが各2極に対
称に配置されるためには、2qが整数である必要があ
る。この条件を満たすqとしては、整数と1/2の分数
のスロットがとれる。
【0068】他方、14方向の場合には、Ns=3×q
×14である。このNsが3の倍数で、かつ同一形状の
スロットが各極に対称に配置されるためには、qが整数
である必要がある。
【0069】(G)16極永久磁石型リラクタンスモー
タの場合 この場合、Ns=m×p×q=16×3×qである。振
動モードから規制されるスロット数は、Ns=相数×q
×(対称な4方向、8方向又は16方向)のトルクとな
る。つまり、4方向の場合、Ns=3×4q×4であ
る。このNsが3の倍数で、同一形状のスロットが各2
極に対称に配置されるためには、4qが整数である必要
がある。この条件として、qは整数と1/2、(整数+
1/4)、又は(整数+3/4)の分数スロットをとる
ことができる。
【0070】また8方向の場合には、Ns=3×2q×
8である。このNsが3の倍数で、同一形状のスロット
が各2極に対称に配置されるためには、2qが整数であ
る必要がある。この条件として、qは整数と(整数+1
/2)の分数スロットをとれる。
【0071】さらに16方向の場合には、Nsが3の倍
数で、同一形状のスロットが各極に対称に配置されるた
めには、qは整数をとる必要がある。
【0072】以上により、毎極・毎相当たりのスロット
数が分数で、極数とスロット数との組合せで、低次の振
動モードの電磁力が発生しないものについて説明した。
【0073】しかしながら、永久磁石型リラクタンスモ
ータの場合、上述した極数とスロット数との組合せの他
にも、低次の振動モードの瞬時の電磁力は発生するが、
順次回転移動することによってバランスし、平均的には
低次高調波成分を出さない組合せがある。
【0074】また毎極・毎相当たりのスロット数が分数
で、所定の極数とスロット数との組合せを、低次の振動
モードの瞬時の電磁力は発生するが、順次回転移動する
ことによってバランスし、最も振動に影響を与える2次
の高調波成分を平均的には出さないものに設定すること
もできる。
【0075】表2には、極数とスロット数との種々の組
合せの永久磁石型リラクタンスモータの挙動をシミュレ
ートし、低次高調波の発生度合を評価した結果を示して
ある。この表2において、○印の評価基準は、平均的に
m2モードの磁界成分が0であったものである。そして
極数とスロット数との好適な組合せを列挙したのが、表
3である。
【0076】なお、qとして分数スロットを採用する場
合、上表に挙げた以外のスロット数を選択すると、軸を
中心とした均等角方向のトルクにアンバランスが生じ、
このアンバランス分が低次のトルクとして現れ、振動を
誘発することになるので、避けるべきである。
【0077】
【表2】
【表3】 <実施例>図1及び図2に示した永久磁石型リラクタン
スモータ1は、鉄道車両用の8極の回転子5と、スロッ
ト数36の固定子3のものである。この好適なリラクタ
ンスモータと、前述した不具合のあった8極33スロッ
トのリラクタンスモータとに対する振動解析の結果が、
表4並びに、図8及び図9に示してある。
【0078】
【表4】 表4は、33スロット固定子の起磁力分布を示してい
る。基本波成分である8次振動成分(8P成分)に対す
る10次成分(10P成分)の含有比率が14%と多く
含まれていることが分かる。
【0079】図8は8次成分Aと10次成分Bの合成起
磁力を示しているが、この図8から低次の2次の振動モ
ードが発生していることが分かる。これは、10次成分
(10P成分)Bが8次成分(8P成分)Aに含有され
ると、磁束大(10Pと8Pの磁束の向きが一致する)
の部分と、磁束小(10Pと8Pの磁束の向きが逆)の
部分が発生し、結果として10P−8P=2P成分の磁
気アンバランスが発生するのである。
【0080】これに対して、本発明の実施例の8極36
スロットの永久磁石型リラクタンスモータの場合、図9
の振動解析結果に示すように正弦波に近い起磁力分布を
示し、ほぼ100%が8次の基本波成分であることが分
かる。
【0081】なお、以上では同期型回転機に属する永久
磁石型リラクタンスモータについて説明したが、本発明
の技術的思想は同期型の界磁巻線を用いた通常の同期
機、永久磁石を用いた同期型モータにも同様に適用する
ことができる。
【0082】
【発明の効果】以上のように請求項1〜6の発明の同期
型回転機によれば、回転子の極数と固定子のスロット数
との関係を、毎極・毎相当たりのスロット数を分数と
し、かつ極数とスロット数との組合せを好適なものに設
定することにより、低次調波の振動を出さず、またスロ
ットリプルも小さく抑えることができる。これにより、
機器を小型軽量化が図れ、製造が容易で低価格化が図れ
る。
【0083】また請求項7〜9の発明の永久磁石型リラ
クタンスモータによれば、毎極・毎相当たりのスロット
数を分数とし、極数とスロット数との組合せを好適なも
のに設定することにより、低次の振動モードの瞬時の電
磁力は発生するが、順次回転移動することによってバラ
ンスし、平均的には低次高調波成分を出さず、またスロ
ットリプルも小さく抑えることができ、これにより、機
器を小型軽量化が図れ、製造が容易で低価格化が図れ
る。
【0084】さらに請求項10〜13の発明の永久磁石
型リラクタンスモータによれば、毎極・毎相当たりのス
ロット数を分数とし、極数とスロット数との組合せを好
適なものとすることにより、低次の振動モードの瞬時の
電磁力は発生するが、順次回転移動することによってバ
ランスし、最も振動に影響を与える2次の高調波成分を
平均的には出さないようにでき、機器を小型軽量化が図
れ、製造が容易で低価格化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の形態の永久磁石型リラク
タンスモータの正面断面図。
【図2】上記の実施の形態の永久磁石型リラクタンスモ
ータの側面断面図。
【図3】極数とスロット数との組合せの異なる種々の永
久磁石型リラクタンスモータに発生する振動モードを示
す説明図。
【図4】2極電動機、4極電動機の極とスロットとの関
係を示す説明図。
【図5】4極電動機の極とスロットとの関係を示す説明
図。
【図6】6極電動機の極とスロットとの関係を示す説明
図。
【図7】8極電動機の極とスロットとの関係を示す説明
図。トル分布図。
【図8】8極33スロットの永久磁石型リラクタンスモ
ータに発生する合成起磁力を回転角度と対応させたグラ
フ。
【図9】本発明の実施例の8極36スロットの永久磁石
型リラクタンスモータの起磁力を回転角度と対応させた
グラフ。
【符号の説明】
1 永久磁石型リラクタンスモータ 2 コイル 3 固定子 4 回転子鉄心 5 回転子 6 フレーム 7 固定子鉄心 9 スロット 10 磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新 政憲 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 堺 和人 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 高橋 則雄 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 徳増 正 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 小泉 聡志 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 永山 孝 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 Fターム(参考) 5H619 AA01 BB01 BB06 BB24 PP01 PP02 PP08 5H621 AA02 GA01 GA04 JK03 5H622 AA02 CA02 CA05 CA07 CA10 CA14 CB03 CB05 PP10

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電機子コイルが電機子鉄心のスロットに
    収められ、界磁に対抗する同期型回転機において、 毎極・毎相スロット数が分数で、極数とスロット数との
    組合せを、低次の振動モードが発生しないように、極数
    を8極、スロット数を12,36又は60にしたことを
    特徴とする同期型回転機。
  2. 【請求項2】 前記極数を10極、前記スロット数を1
    5又は45にしたことを特徴とする請求項1に記載の同
    期型回転機。
  3. 【請求項3】 前記回転子の極数が12極、前記固定子
    のスロット数が18又は54であることを特徴とする請
    求項1に記載の同期型回転機。
  4. 【請求項4】 前記極数を14極、前記スロット数を2
    1又は63にしたことを特徴とする請求項1に記載の同
    期型回転機。
  5. 【請求項5】 前記極数を16極、前記スロット数を2
    4,36,60又は72にしたことを特徴とする請求項
    1に記載の同期型回転機。
  6. 【請求項6】 電機子コイルを有する固定子と、磁気的
    な凹凸を形成する回転子鉄心によって構成された円筒状
    の回転子と、この回転子の各磁極軸方向に配置されるス
    ロットに又はその一部に収容されている永久磁石とを備
    え、永久磁石型リラクタンスモータとして動作すること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の同期型回
    転機。
  7. 【請求項7】 電機子コイルを有する固定子と、磁気的
    な凹凸を形成する回転子鉄心によって構成された円筒状
    の回転子と、前記回転子の各磁極軸に沿った方向に配置
    されるスリットに又はスリットの一部に収容されている
    永久磁石とを備え、毎極・毎相当たりのスロット数が分
    数で、所定の極数とスロット数との組合せを、低次の振
    動モードの瞬時の電磁力は発生するが、順次回転移動す
    ることによってバランスし、平均的には低次高調波成分
    を出さないものに設定した永久磁石型リラクタンスモー
    タであって、 前記回転子の極数が4極、前記固定子のスロット数が1
    8,30,42,54又は66であることを特徴とする
    永久磁石型リラクタンスモータ。
  8. 【請求項8】 前記回転子の極数が6極、前記固定子の
    スロット数が27,45又は63であることを特徴とす
    る請求項7に記載の永久磁石型リラクタンスモータ。
  9. 【請求項9】 前記回転子の極数が12極、前記固定子
    のスロット数が27,45又は63であることを特徴と
    する請求項7に記載の永久磁石型リラクタンスモータ。
  10. 【請求項10】 電機子コイルを有する固定子と、磁気
    的な凹凸を形成する回転子鉄心によって構成された円筒
    状の回転子と、前記回転子の各磁極軸に沿った方向に配
    置されるスリットに又はスリットの一部に収容されてい
    る永久磁石とを備え、毎極・毎相当たりのスロット数が
    分数で、所定の極数とスロット数との組合せを、低次の
    振動モードの瞬時の電磁力は発生するが、順次回転移動
    することによってバランスし、最も振動に影響を与える
    2次の高調波成分を平均的には出さないものに設定した
    永久磁石型リラクタンスモータであって、前記回転子の
    極数が8極、前記固定子のスロット数が18,42又は
    54であることを特徴とする永久磁石型リラクタンスモ
    ータ。
  11. 【請求項11】 前記回転子の極数が10極、前記固定
    子のスロット数が12,18,42,48,54,66
    又は72であることを特徴とする請求項10に記載の永
    久磁石型リラクタンスモータ。
  12. 【請求項12】 前記回転子の極数が14極、前記固定
    子のスロット数が24,30,36,48,54,60
    又は72であることを特徴とする請求項10に記載の永
    久磁石型リラクタンスモータ。
  13. 【請求項13】 前記回転子の極数が16極、前記固定
    子のスロット数が30,42,54又は66であること
    を特徴とする請求項10に記載の永久磁石型リラクタン
    スモータ。
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