JP5463444B2 - 扉の施解錠装置 - Google Patents
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錠前ケース3,4はカバー部材5に隣接して扉2に取り付けられ、不図示のシリンダ錠やサムターン等を有する。なお、上記カバー部材5は上下の錠前ケース3,4間に亘って連続するように形成したが、上下方両昇降部材6,7を上下にガイドする機能を保持できるのであれば、途中で分断した構成としてもよいのは言うまでもない。また、錠前ケース3,4には、後述する上下方両伝達手段8,9の一要素であるピニオン歯としての上方ロックカム8a,9aが設けられる。ロックカム8a、9aは本第1実施形態では同じ歯数を有するように設定される。
カバー部材5は例えば亜鉛メッキ鋼板で形成された横断面コ字状のチャンネル材で、図2のように、主体部5aと、主体部5aの両側から対向して延びる脚部5bとを有する。主体部5aには、上記の錠前ケース3,4をビス止めするビス孔5cと、上下に指向して穿たれた一対の細長い案内穴5dとが形成される。案内穴5dには後述する伝達手段8,9の一要素である図3に示すラック8b、9bの一部がスライド自在に嵌められる。
上方昇降部材6は、上方スライドプレート6aと、このスライドプレート6aの上方に取り付けられる図3に示す上方ラック8bとで形成される。下方昇降部材7は、下部スライドプレート7aと、下方スライドプレートの下方に取り付けられる、上方スライドプレートと同様の下方ラック9bと、下方スライドプレート7aの上方に取り付けられる後述のカム受け部材15とで形成される。
穿たれ、長脚部8d、9dの端面に上方ロックカム8aに噛合するラック歯Bが刻設される。このように形成されたラックは、主体部8c、9cをスライドプレート6a,7aの主体部(背中)6e,7dに接合させて内包されるように収納し、ビスで締結することでスライドプレートと一体化される。
上方伝達手段8は、ピニオン歯を有する上方ロックカム8aと、ラック歯を有する上方ラック8bとでなり、ラック・アンド・ピニオン機構を構成する。
係脱制御手段10は図1に示すように、ストッパピン11,揺動カム12,および軸14に巻装されたトーションスプリング13で構成される。揺動カム12は図5のように、その両面を上方スライドプレート6aに相対変位可能に抱持される主体部12aと、主体部12aに穿たれた長穴12bと、主体部12aの下方で左右に出っ張る下端部12cと、ストッパピン11に係合可能なフック部12dと、主体部12aの左右両面に設けた半球面状の突部12eとを有する。
錠前ケース3,4が解錠状態にあるときは、施解錠装置1の上方昇降部材6,下方昇降部材7、係脱制御手段10は図1に示す状態にある。この状態から施解錠装置1を施錠操作する場合には、上方の錠前ケース3に不図示のキー操作により上方ロックカム8aを解錠操作して90°右側へ回転させる。これにより、上方伝達手段8により操作力が上方昇降部材6に伝達される。待機位置にある係脱制御手段10の下端部12cが係合部15aに係合し、下方昇降部材7が一体になって下方へストロークし始める。すなわち、下方伝達手段9にも施錠操作力が伝達され、下方錠前ケース4も施錠動作を行う。
図1の解錠状態にある施解錠装置1において、下方錠前ケース4を施錠操作すると、下方伝達手段9を介して操作力が下方昇降部材7に伝達される。その結果、下方昇降部材7は図7(b)に示すように下方へスライドし、下方錠前ケースだけを施錠できる。
2 扉
3 上方錠前ケース
4 下方錠前ケース
5 カバー部材
5d 案内穴
6 上方昇降部材
6a 上方スライドプレート
7 下方昇降部材
7a 下方スライドプレート
8 上方伝達手段
8a 上方ロックカム
8b 上方ラック
9 下方伝達手段
9a 下方ロックカム
9b 下方ラック
10 係脱制御手段
11 ストッパピン
12 揺動カム
12a 長穴
13 トーションスプリング
15 カム受け部材
15a 係合部
16 不正解錠防止手段
18 不正解錠防止カム
18a カムフック
18b カム軸
18c コイルバネ
19 ボス
20 切り欠き
A 長穴
Claims (4)
- 一対の第一の錠前ケースおよび第二の錠前ケースと、
スライド可能に設けられた一対の第一の昇降部材および第二の昇降部材と、
前記一対の昇降部材の間に介装され、前記一対の昇降部材を連動可能にする待機位置と、前記第一の昇降部材に対する前記第二の昇降部材のスライドを許容する待避位置と、に変位可能な係脱制御手段と、を少なくとも備え、
前記第一の錠前ケースのみを施錠操作するときには、前記待機位置にある前記係脱制御手段を介して前記一対の昇降部材が連動して下降する過程で、前記第二の錠前ケースも施錠され、かつ、前記係脱制御手段が前記待機位置から前記待避位置へ強制的に変位され、前記第一の昇降部材に対する前記第二の昇降部材のスライドが許容されることで、前記第一の錠前ケースおよび前記第二の錠前ケースの各々で独立して解錠操作が可能となる第一施解錠モードと、前記第一の錠前ケースの施解錠操作から独立して前記第二の錠前ケースのみの施解錠操作が可能となる第二施解錠モードと、を有することを特徴とする、
扉の施解錠装置。 - 前記係脱制御手段は、前記第一の昇降部材に揺動自在に支承した揺動カムと、前記揺動カムを常時、前記待機位置へ付勢するバネ部材と、前記揺動カムと係合可能なストッパピンと、を有し、前記第一の昇降部材が下降するとき、前記揺動カムが前記ストッパピンに係合することにより下降が拘束され、かつ、この拘束状態において、前記揺動カムが前記バネ部材のバネ力に抗して、前記待機位置から前記待避位置へ強制的に揺動されることを特徴とする、
請求項1に記載の扉の施解錠装置。 - 前記第一の錠前ケースと前記第一の昇降部材との間に設けられた第一の伝達手段と、
前記第二の錠前ケースと前記第二の昇降部材との間に設けられた第二の伝達手段と、を備え、
前記第一、第二の伝達手段は、前記第一、第二の錠前ケースの各々に格納されたピニオン歯としてのロックカムと、該ロックカムに噛合され前記第一、第二の昇降部材の各々に設けたラック歯を有するラックと、でラック・アンド・ピニオンを形成し、
前記第一の昇降部材に設けたロックカムの歯数を、前記第二の昇降部材に設けたロックカムの歯数よりも少なく設定したことを特徴とする、
請求項1または2に記載の扉の施解錠装置。 - 前記第一の錠前ケースとの係脱を行わせる不正解錠防止手段を備え、
通常の施解錠時には前記不正解錠防止手段は前記第一の錠前ケースに係合しないが、不正な解錠操作により前記第一の昇降部材が強制的にスライドされたとき、前記不正解錠防止手段が前記第一の錠前ケースに係合することにより、前記第一の昇降部材のスライドを阻止することを特徴とする、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の扉の施解錠装置。
Priority Applications (1)
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JP2009055954A JP5463444B2 (ja) | 2009-03-10 | 2009-03-10 | 扉の施解錠装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009055954A JP5463444B2 (ja) | 2009-03-10 | 2009-03-10 | 扉の施解錠装置 |
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JP5463444B2 true JP5463444B2 (ja) | 2014-04-09 |
Family
ID=42970007
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009055954A Active JP5463444B2 (ja) | 2009-03-10 | 2009-03-10 | 扉の施解錠装置 |
Country Status (1)
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JP5350326B2 (ja) * | 2010-06-04 | 2013-11-27 | Ykk Ap株式会社 | 建具 |
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JP3113613B2 (ja) * | 1997-06-27 | 2000-12-04 | 三協アルミニウム工業株式会社 | サッシとサッシ用錠前 |
JP2001254551A (ja) * | 2000-03-10 | 2001-09-21 | Miwa Lock Co Ltd | 扉の施錠装置 |
-
2009
- 2009-03-10 JP JP2009055954A patent/JP5463444B2/ja active Active
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