JP5460439B2 - 通知装置、航海当直警報システム、ステージの変化状況表示方法、及びステージの変化状況表示プログラム - Google Patents

通知装置、航海当直警報システム、ステージの変化状況表示方法、及びステージの変化状況表示プログラム Download PDF

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Description

本発明は、主として、所定の処理が一定時間以上行われないときに通知を行う通知装置に関する。
船舶に搭載され、一定条件化で通知を行う警報装置として、例えば以下の特許文献1で示す構成が知られている。
特許文献1が開示する舶用機器の警報装置は、警報音の音階及び繰返し時間等(警報音パターン)を記憶可能であり、警報を発生させるときに、この警報音パターンを読み出して出力することができる。この構成により、複数の警報音パターンを記憶させ、それぞれの警報音パターンに対して警報の発生条件を設定することで、警報を聞くだけで、どのような事態が起こっているかを知ることができる。
上記の他にも、船舶に搭載される警報装置として、航海当直警報システム(BNWAS)が知られている。BNWASとは、航海士の居眠り等による事故を防止するための装置であり、ブリッジで操舵を行う航海士(当直の航海士)が業務を遂行しているかどうかを監視し、この航海士による操作が所定の時間以上検知できないときに警報を発生させる構成である。
実開昭63−151099号公報
しかし、BNWASがブリッジにおいて発生させる警報は、通常、上記特許文献1のように音によるものや、ランプを点灯させるだけのものが用いられている。そのため、居眠り等をしていた当直の航海士が警報等で目覚めたときに、現在の状況を素早く判断することができなかった。
また、当直の航海士は、所定時間毎に業務を遂行していることを示すための操作をBNWASに対して行う必要があるが、あと何分以内にこの操作を行う必要があるかを素早く判断することができなかった。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、表示部を見た利用者が状況を即座に把握できる構成の通知装置を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の第1の観点によれば、以下の構成の通知装置が提供される。即ち、この通知装置は、ステージ制御部と、カウント部と、リセット部と、表示部と、表示制御部と、を備える。前記ステージ制御部には、2以上のステージが設定される。そして、前記ステージ制御部は、当該ステージ毎に設定された設定時間が経過したときにステージを次の段階へ進行させる。前記カウント部は、前記設定時間をカウントする。前記リセット部は、前記ステージ及び前記カウントをリセットする。前記表示部は、現在のステージにおける時間の変化状況を表示する。前記表示制御部は、前記表示部が表示する前記変化状況の表示色をステージ毎に変更可能である。
これにより、リセット部による処理が一定時間以上行われないときに通知を行う構成の通知装置が実現できる。また、変化状況の表示色がステージ毎に変更されるので、表示部を見た利用者は、現在がどのステージであるかを瞬時に把握することができる。そのため、現在のステージに応じた処置を素早く行うことができる。
前記の通知装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記ステージ制御部には、3以上のステージが設定される。前記表示部は、前記変化状況として、ステージが次の段階へ進行するまでの残り時間を表示する。
これにより、3以上のステージが設定されるため、最初のステージから最後のステージに切り替わるまでに表示部が2回以上残り時間を表示することになる。そして、ステージが切り替わると残り時間の表示色が変更されるため、表示部を見た利用者は、現在がどのステージであるかを瞬時に把握することができる。また、残り時間を表示することで、次の段階の警報が発生するまでの時間を利用者が知ることができるため、現在のステージにおける経過時間を表示する構成よりも、より直接的に緊急度を把握することができる。
前記の通知装置において、前記表示部は、棒状の図柄を表示し、当該棒の長さで前記変化状況を表すことが好ましい。
これにより、表示部を見た利用者は、現在のステージだけでなく、当該ステージの変化状況も瞬時に知ることができる。従って、現在の状況に応じた処置を素早く行うことができる。
前記の通知装置においては、前記表示制御部は、時間の経過に従って、前記変化状況を表す棒の長さを短くすることが好ましい。
これにより、ステージが次の段階に進行するまでの残り時間を瞬時に知ることができるので、緊急度をより正確に把握して、現在の状況に応じた処置を素早く行うことができる。
前記の通知装置において、前記変化状況を表す棒の長さは、時間の経過に従って、前記表示部の上下方向に変化することが好ましい。
これにより、棒の長さを左右方向に変化させる構成に比べて、緊急度を直感的に把握することができる。
前記の通知装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記ステージ制御部には、正常であることを示す正常ステージと、警報の予告を行う段階であることを示す警報予告ステージと、警報を発生させる段階であることを示す警報ステージと、が少なくとも設定される。前記表示制御部は、正常ステージでは青又は緑、警報予告ステージでは黄、警報ステージでは赤の表示色を用いて、前記表示部に前記変化状況を表示させる。
これにより、人が通常認識する色のイメージを考慮して変化状況の表示色が設定されているため、表示部を見た利用者は、現在の緊急度を直感的に知ることができる。
前記の通知装置において、前記リセット部は、外部機器の操作に基づいて、前記ステージ及び前記カウントをリセットすることが好ましい。
これにより、前記ステージ及び前記カウントをリセットする処理を様々な場所から行うことができる。
前記の通知装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、この通知装置は、外部の警報器を動作させるための警報信号を送信する送信部を備える。前記表示部は、前記警報信号の送信先を表示する。
これにより、様々な場所で警報を発生させることができる。また、表示部を見た利用者は、外部において警報が発生する場所を知ることができる。
前記の通知装置において、前記警報信号の送信先は、ステージ毎に変更されることが好ましい。
これにより、動作させる警報器を緊急度に応じて変更することができる。例えば、緊急度が高いステージのときは、より多くの警報器を動作させて多くの人に知らせることで、素早くかつ適切な処置をとることができる。
前記の通知装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、表示部は、何れかのステージで前記警報信号が送信される可能性がある送信先の候補を複数表示するとともに、次のステージで当該警報信号の送信が行われる送信先を強調して表示する。
これにより、表示部を見た利用者は、次のステージで動作する警報器を確認することができる。そのため、次のステージで動作する警報器として不適切な警報器が設定されていた場合、設定が誤っていることに利用者が素早く気付いて当該設定を訂正することができる。
前記の通知装置において、前記警報信号の送信先は、時刻に応じて自動的に切り替えられることが好ましい。
これにより、警報器に対応する人又は組織等が時刻に応じて切り替えられる場合は、警報信号の送信先を手動で切り替える必要がなくなり、利用者が行う作業を軽減させることができる。
本発明の第2の観点によれば、前記の通知装置を備えた航海当直警報システムが提供される。
これにより、操舵を担当する航海士に適宜の操作をさせてリセット部による処理を行わせ続けることで、この航海士が居眠り等をしてないかを監視できる。また、しばらくの間リセット部による処理が行われなかった場合、他の航海士は、表示部が示す変化状況の表示色を参照するだけで現在のステージを知ることができるので、緊急度を即座に把握して処置を行うことができる。
本発明の第3の観点によれば、2以上のステージ及び当該ステージ毎の設定時間が設定され、当該設定時間をカウントするカウント部と、前記ステージ及び前記カウントをリセットするリセット部と、を備えた通知装置の表示部に現在のステージにおける時間の変化状況を表示する表示方法において、以下の工程を含む方法が提供される。即ち、この方法は、ステージ進行工程と、変化状況表示工程と、を含む。前記ステージ進行工程では、前記設定時間が経過したときにステージを次の段階へ進行させる。前記変化状況表示工程では、前記表示部が表示する前記変化状況の表示色をステージ毎に変更する
これにより、ステージ毎に表示色が変更されるので、表示部を見た利用者は、現在がどのステージであるかを瞬時に把握することができる。そのため、現在のステージに応じた適切な処置を素早く行うことができる。
本発明の第4の観点によれば、2以上のステージ及び当該ステージ毎の設定時間が設定され、当該設定時間をカウントするカウント部と、前記ステージ及び前記カウントをリセットするリセット部と、を備えた通知装置の表示部に現在のステージにおける時間の変化状況を表示する表示プログラムにおいて、以下のステップを含むプログラムが提供される。即ち、このプログラムは、ステージ進行ステップと、変化状況表示ステップと、を含む処理を制御部に行わせる。前記ステージ進行ステップでは、前記設定時間が経過したときにステージを次の段階へ進行させる。前記変化状況表示ステップでは、前記表示部が表示する前記変化状況の表示色をステージ毎に変更する
これにより、ステージ毎に表示色が変更されるので、表示部を見た利用者は、現在がどのステージであるかを瞬時に把握することができる。そのため、現在のステージに応じた適切な処置を素早く行うことができる。
本発明の一実施形態に係るBNWASの全体的な構成を示すブロック図。 ブリッジアラーム装置の正面図。 リセット装置及びキャビンアラーム装置の正面図。 リセット処理を行ってからの経過時間とステージとの関係を示す説明図。 各ステージにおける各アラーム装置の動作状況を示す表。 正常ステージにおける表示部の表示内容を示す図。 警報予告ステージ及び第1警報ステージにおける表示部の表示内容を示す図。 第2警報ステージ及び第3警報ステージにおける表示部の表示内容を示す図。 カウントを行わないときの表示部の表示内容を示す図。 第1変形例に係る、正常ステージ及び警報予告ステージにおける表示部の表示内容を示す図。 第1変形例に係る、第1警報ステージ及び第2警報ステージにおける表示部の表示内容を示す図。 第2変形例に係る表示部の表示内容を示す図。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。初めに、本実施形態に係るBNWASの全体的な構成について、図1から図3までを参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るBNWAS1の全体的な構成を示すブロック図である。図2は、ブリッジアラーム装置11の正面図である。図3は、リセット装置12及びキャビンアラーム装置13の正面図である。
BNWAS(航海当直警報装置)1は、操舵を行う当直の航海士によって業務が遂行されていることを確認し続け、当直の航海士の居眠り及び体調不良等によって当該確認が一定時間以上とれなくなると、警報を発生させて他の航海士に知らせるための装置である。また、航海士には、当直の航海士の他、代替要員としての航海士(代替航海士、back up officer)及び休憩中の航海士がいる。なお、代替航海士とは、当直の航海士が体調不良を訴えたとき等に替わりに操舵を行う航海士である。また、勤務表等に基づいて、どの時刻においてどの航海士が代替航海士となるかがBNWAS1に予め設定されている。
そして、当直の航海士が業務を遂行していることの確認が一定時間以上とれないときは、初めに代替航海士の船室(キャビン)及び食堂等で警報が発生するように構成されている。その後、前記確認が一定時間以上とれない場合、休憩中の航海士の船室でも警報が発生する。このように、BNWAS1は警報を発生させる場所を段階的に増加させている。なお、以下の説明において、この段階をステージと称する。
また、本実施形態のBNWAS1は、MANUAL ON、MANUAL OFF、及びAUTOの3種類のモードを選択可能となっている。MANUAL ONとは常に当直の航海士の監視を行うモードであり、MANUAL OFFとは当直の航海士の監視を常に行わないモードである。また、AUTOとは、自動操舵装置による操舵が行われているときには当直の航海士の監視を行い、自動操舵装置による操舵が行われていないときには当直の航海士の監視を行わないモードである。これは、自動操舵装置によって操舵が行われているときは、当直の航海士の作業が少なく、居眠りをし易いことを考慮したものである。
図1に示すように、BNWAS1は、ブリッジ(操舵室)に設置されるブリッジアラーム装置(通知装置)11及びリセット装置(外部機器)12と、各航海士の船室に設置されるキャビンアラーム装置(警報器)13と、食堂及び廊下等の共用部分に設置されるパブリックアラーム装置(警報器)14と、を主要な構成として備えている。これらの構成は、アラーム制御部10を介して接続されており、警報を発生させるための警報信号等の様々な信号の送受信が可能となっている。また、BNWAS1には、このアラーム制御部10を介して、自動操舵装置(外部機器)15と、レーダ装置(外部機器)16と、が接続されている。なお、図1には、キャビンアラーム装置13及びパブリックアラーム装置14を1つずつしか図示していないが、実際は、複数配置されているものとする。以下、BNWAS1に接続される各構成について説明する。
ブリッジアラーム装置11は、図1及び図2に示すように、制御部31と、操作部32と、表示部33と、警報ブザー34と、を備えている。制御部31は、主として前記ステージを制御するためのものであり、ステージ制御部311と、カウント部312と、リセット部313と、表示制御部314と、を備えている。
カウント部312は、航海士が業務を遂行していると確認できたときからの時間をカウントしており、このカウントが所定の数を経過したときに、ステージ制御部311へ信号を出力する。この信号を受信したステージ制御部311は、ステージを次の段階へ進行させる。また、ステージ制御部311は、リセット装置12、キャビンアラーム装置13及びパブリックアラーム装置14のうち、ステージに応じて設定されたアラーム装置に対して、送受信部(送信部)35を介して警報信号を送信するように構成されている。この警報信号を受信したリセット装置12、キャビンアラーム装置13、及びパブリックアラーム装置14は、警報を発生させる。また、表示制御部314は、ステージが次の段階へ進行したとき等に表示部33の表示内容を変更する制御を行っている。
また、航海士が業務を遂行していることが確認されると、リセット部313は、ステージ制御部311及びカウント部312へリセット信号を送信する。リセット信号を受信したステージ制御部311は、ステージを最初の段階(警報を発生させない段階)へ戻す(リセットする)ように構成されている。また、リセット信号を受信したカウント部312は、カウントを0に戻す(リセットする)ように構成されている。なお、以下の説明では、リセット部313がリセット信号を送信してステージ制御部311及びカウント部312に上記のリセットを行わせる処理を「リセット処理」と称することがある。また、ステージ制御部311に設定される具体的なステージ及びこのステージに応じて表示制御部314が行う制御については後述する。
図2に示すように、操作部32は6つのキーと十字キーとで構成されており、表示部33の表示に従ってこれらのキーを操作することで、BNWAS1の各種設定を行うことができる。なお、操作部32が操作されると、当直の航海士が業務を遂行していると判断され、リセット処理が行われる。
図2に示すように、表示部33には、ヘッダ部331と、送信先表示部332と、フッタ部333と、タイマ表示部334と、から構成されている。なお、表示部における表示色は、特に指定しない限り、背景色(図における白色)が黒色で表示され、文字色(図における黒色)が白色で表示されているものとする。
ヘッダ部331には、図2の左側から、BNWAS1に設定されたモード、電源状態、及び動作確認マークが表示されている。モードとは、上述の3種のモードのうち選択されたモード(図2においてはAUTO)が表示されている。電源状態とは、BNWAS1に直流及び交流のどの電源が接続されているか(図2においては直流と交流の両方の電源が接続されている。)が表示されている。動作確認マークとは、BNWAS1が正常に動作しているかどうかを表示するための表示であり、BNWAS1が正常に動作している場合は図2に示す8つの点が回転するようになっている。
送信先表示部332には、航海士の名称が表示される。そして、代替航海士として設定された航海士の名称には下線が表示される。図2における表示部33は、Chief officerが代替航海士として設定されたことを表示している。なお、前述のように、BNWAS1が備える制御部31には、どの時刻においてどの航海士が代替航海士となるかが設定されており、この設定に基づいて表示制御部314は、どの航海士の名称に下線を表示するかを自動的に切り替えている。
フッタ部333には、システムの不具合、操作ガイド、及び警報メッセージ等が状況に応じて表示される。なお、複数のメッセージを同時に表示する必要が生じた場合は、優先度の高い情報のみを表示したり、複数のメッセージを交互に表示したりすることができる。
タイマ表示部334は、ステージが次の段階へ切り替わるまで時間(残り時間)を棒状の図柄(バー)を用いて表示している。そして、残り時間が減少するに従ってこのバーを短くするように構成されている。また、このバーの色は、表示制御部314の制御によって、ステージに応じて変更される。
また、ブリッジアラーム装置11は、表示部33のフッタ部333によって警報メッセージを発生させることができる他、警報ブザー34によって警報音を発生させることができる。
次に、リセット装置12について説明する。リセット装置12は、図1及び図3(a)に示すように、リセット処理を行うためのリセットボタン41と、警報ランプ42と、警報ブザー44と、を備えている。なお、リセット装置12は、送受信部45、アラーム制御部10及び送受信部35を介して制御部31と接続されており、信号の送受信が可能となっている。
当直の航海士は、ブリッジアラーム装置11の操作部32だけでなく、リセット装置12のリセットボタン41によってもリセット処理を行うことができる。これにより、リセット処理を行うためにブリッジアラーム装置11の近くへ毎回移動しなくても良い。また、ブリッジアラーム装置11によってリセット処理を行う場合、誤って設定を変更しないようにブリッジアラーム装置11を見ながらキーを操作する必要がある。一方、リセット装置12には、操作可能な構成としてはリセットボタン41しか設置されていないため、リセット装置12を見ることなくリセット処理を行うことができる。
また、警報ランプ42及び警報ブザー44は、ステージ制御部311から警報信号を受信したときに、警報を発生させることができる。
キャビンアラーム装置13は、図1及び図3(b)に示すように、代替航海士表示ランプ51と、警報ランプ52と、警報ブザー54と、を備えている。なお、キャビンアラーム装置13は、送受信部55、アラーム制御部10及び送受信部35を介して制御部31と接続されており、信号の送受信が可能となっている。
キャビンアラーム装置13は、前述のように各航海士の船室に設置されている。また、代替航海士として設定されている航海士のキャビンアラーム装置13は、代替航海士表示ランプ51が点灯するようになっている。これにより、航海士は、自分が代替航海士であるか否かを確認することができる。
また、警報ランプ52及び警報ブザー54は、ステージ制御部311から警報信号を受信したときに、警報を発生させることができる。
パブリックアラーム装置14は、図1に示すように、警報ランプ62と、警報ブザー64と、を備えている。なお、パブリックアラーム装置14の外観は、キャビンアラーム装置13から代替航海士表示ランプ51を取り除いた外観と同等であるため、図を省略している。また、パブリックアラーム装置14は、送受信部65、アラーム制御部10及び送受信部35を介して制御部31と接続されており、信号の送受信が可能となっている。
この警報ランプ62及び警報ブザー64は、ステージ制御部311から警報信号を受信したときに、警報を発生させることができる。また、キャビンアラーム装置13として使用されている機器(図3(b)に示す機器)をパブリックアラーム装置14として用いることができる。この場合、代替航海士表示ランプ51が不要となるので、常に点灯させる構成又は常に消灯させる構成にすれば良い。これにより、部品の種類を削減することができる。
自動操舵装置15は、波及び風等の外乱の影響下にあっても、設定された目的地に向かって自船の進行方向を維持したり、予め設定されたルートを自動的に航行したりするためのものである。なお、この自動操舵装置15に設定変更等の操作が行われると、当直の航海士が業務を遂行していると判断されて、リセット処理が行われるように構成されている。
レーダ装置16は、送信信号を放射可能であるとともに、自船の周囲にある物標(例えば陸地、海上の他船等)からの反射波を受信信号として受信するように構成されている。そして、レーダ装置16は、前記受信信号を利用して、物標の位置及び形状を表示することができる。なお、このレーダ装置16に設定変更等の操作が行われたときも、当直の航海士が業務を遂行していると判断されて、リセット処理が行われるように構成されている。
このように、当直の航海士がリセット装置12、自動操舵装置15、及びレーダ装置16等の外部機器に対して行う操作に基づいて、リセット部313は、前記リセット処理(ステージ制御部311のステージ及びカウント部312のカウントをリセットする処理)を行うように構成されている。
次に、ステージ制御部311に設定されるステージの詳細及び各ステージにおける表示部の表示内容について説明する。初めに、各ステージの概要について、図4及び図5を参照して説明する。図4は、リセット処理を行ってからの経過時間とステージとの関係を示す説明図である。図5は、各ステージにおける各アラーム装置の動作状況を示す表である。
図4に示すように、ステージ制御部311には、正常ステージと、警報予告ステージと、第1警報ステージと、第2警報ステージと、第3警報ステージと、が設定されている。そして、リセット処理が行われることなく、図4において各ステージの下方に示された時間(設定時間)が経過したときに、ステージが次段階へ進行するように構成されている。なお、第3警報ステージは、最後のステージであり、次のステージが設定されていないために、この時間を示していない。
また、各ステージにおいて動作させる警報装置等を図5に示している。図5における1行目には、上記のステージが記述されている。一方、図5における1列目にはBNWAS1が備えるアラーム装置が記述されており、2列目にはこのアラーム装置が備える構成が記述されている。そして、各ステージにおいて、警報等を行う構成が丸印で示されている。なお、図5においてキャビンアラーム装置13が2つ表示されているが、代替航海士と表示された方のキャビンアラーム装置13には、代替航海士の設定がされており、代替航海士の船室に設置されている。一方、その他と表示された方のキャビンアラーム装置13は、代替航海士の設定がされておらず、当直中又は休憩中の航海士の船室に設置されている。代替航海士の船室に設置されたキャビンアラーム装置13は、代替航海士であることを通知するため、キャビンアラーム装置13の代替航海士表示ランプ51が常に点灯している。
次に、正常ステージにおける各アラーム装置の動作について、図6を参照して説明する。図6は、正常ステージにおける表示部33の表示内容を示す図である。
正常ステージは異常がないことを示すステージであり、図4に示すように、リセット処理が行われてからの12分間が正常ステージとなる。この正常ステージでは、図5に示すように、警報は発生していない。
リセット処理が行われた直後は、正常ステージから次のステージに切り替わるまでの残り時間が12分であり、この場合の表示部33は、図6(a)のように表示される。また、正常ステージにおいては、タイマ表示部334が表示する前記バーが青色となるように、表示部33が表示制御部314によって制御されている。
また、図6(a)で示すときから、リセット処理が行われずに5分程度が経過し、残り時間が7分と少しになったときの制御部31は、図6(b)のようになる。このように、残り時間が少なくなったことを示すために、表示制御部314はバーを上側から短くしていくが、これは砂時計を連想させるため、この表示を見た航海士は残り時間が少なくなっていくことを直感的に把握することができる。そして、リセット処理が行われずに、正常ステージにおける残り時間が0になると、ステージが警報予告ステージに進行する。
次に、警報予告ステージにおける各アラーム装置の動作について、図4、図5、及び図7(a)を参照して説明する。図7(a)は、ステージが警報予告ステージに進行した直後における表示部33の表示内容を示す図である。
警報予告ステージは本格的な警報が発生することを予告するステージであり、図4に示すように、正常ステージにおける残り時間が0になってからの15秒間が警報予告ステージとなる。この警報予告ステージでは、図5に示すように、ブリッジアラーム装置11の表示部33とリセット装置12の警報ランプ42による警報が発生する。つまり、警報予告ステージでは、ブリッジ内における視覚的な警報のみが発生する。これにより、リセット処理が行われていないことを当直の航海士に通知することができる。
この警報予告ステージに進行した直後の表示部33の表示内容を図7(a)に示している。図7(a)には、残り時間の15秒を示すバーがタイマ表示部334に表示されるとともに、警報メッセージがフッタ部333に表示されている。また、警報予告ステージにおいては、バー及び警報メッセージが黄色となるように、表示部33が表示制御部314によって制御されている。そして、リセット処理が行われずに、警報予告ステージにおける残り時間が0になると、ステージが第1警報ステージに進行する。
次に、第1警報ステージにおける各アラーム装置の動作について、図4、図5、及び図7(b)を参照して説明する。図7(b)は、ステージが第1警報ステージに進行した直後における表示部33の表示内容を示す図である。
第1警報ステージ以降は本格的な警報が発生するステージであり、図4に示すように、警報予告ステージにおける残り時間が0になってからの15秒間が第1警報ステージとなる。この第1警報ステージでは、図5に示すように、警報予告ステージのときに発生する警報に加え、ブリッジアラーム装置11の警報ブザー34とリセット装置12の警報ブザー44による警報が発生する。つまり、第1警報ステージでは、ブリッジ内における視覚的な警報に加え、聴覚的な警報も発生する。これにより、当直の航海士が居眠りをしていた場合においても、目覚めさせて、リセット処理が行われていないことを通知できる。
この第1警報ステージに進行した直後の表示部33の表示内容を図7(b)に示している。図7(b)には、残り時間の15秒を示すバーがタイマ表示部334に表示されるとともに、警報メッセージがフッタ部333に表示されている。また、第1警報ステージから第3警報ステージにおいては、バー及び警報メッセージが赤色となるように、表示部33が表示制御部314によって制御されている。
このように、ステージの緊急度が高くなるに従って青、黄、赤とバー及び文字の表示色が変更されるが、この表示色の変化は、信号機等の色変化と良く似たものとなっている。このように、色に対して人が通常もつイメージが考慮されているため、直感的に緊急度を把握することができる。そして、リセット処理が行われずに、第1警報ステージにおける残り時間が0になると、ステージが第2警報ステージに進行する。
次に、第2警報ステージにおける各アラーム装置の動作について、図4、図5、及び図8(a)を参照して説明する。図8(a)は、ステージが第2警報ステージに進行した直後における表示部33の表示内容を示す図である。
図4に示すように、第1警報ステージにおける残り時間が0になってからの180秒間が第2警報ステージとなる。この第2警報ステージでは、図5に示すように、第1警報ステージのときに発生する警報に加え、代替航海士の設定がされたキャビンアラーム装置13の警報ランプ52及び警報ブザー54による警報と、パブリックアラーム装置14の警報ランプ62及び警報ブザー64による警報と、が発生する。つまり、第2警報ステージでは、キャビンアラーム装置13によって代替航海士に通知が行われ、この代替航海士が食事等をするために共用スペースにいることも考慮して、パブリックアラーム装置14による警報も発生させている。これにより、当直の航海士が体調不良等により操舵ができなくなった場合においても、代替航海士をブリッジへ呼び、操舵の修正及びリセット処理を行わせることができる。
この第2警報ステージに進行した直後の表示部33の表示内容を図8(a)に示している。図8(a)には、残り時間の180秒を示すバーがタイマ表示部334に表示されるとともに、警報メッセージがフッタ部333に表示されている。なお、第2警報ステージ及び第3警報ステージにおいては、ブリッジアラーム装置11の操作部32のリセットキーによってしかリセット処理を行うことができず、その旨が警報メッセージにも表示されている。そして、リセット処理が行われずに、第2警報ステージにおける残り時間が0になると、ステージが最終のステージである第3警報ステージに進行する。
このように、第2警報ステージでは代替航海士に対しても警報を発生させている。そして、本実施形態の制御部31にはどの時刻においてどの航海士が代替航海士となるかが設定されているため、制御部31は、どの航海士に対して第2警報ステージで警報を発生させるかを、時刻に応じて自動的に切り替えている。
次に、第3警報ステージにおける各アラーム装置の動作について、図4、図5、及び図8(b)を参照して説明する。図8(b)は、第3警報ステージにおける表示部33の表示内容を示す図である。
図4に示すように、第2警報ステージにおける残り時間が0になってからリセット処理が行われるまでが第3警報ステージとなる。この第3警報ステージでは、図5に示すように、第2警報ステージのときに発生する警報に加え、代替航海士の設定がされていないキャビンアラーム装置13の警報ランプ52及び警報ブザー54による警報が発生する。つまり、第3警報ステージでは、全航海士に対して通知が行われる。これにより、代替航海士が警報に反応できなかった場合においても、休憩中の航海士をブリッジへ呼び、操舵の修正及びリセット処理を行わせることができる。また、代替航海士が警報に反応してブリッジに向かっている場合においても、休憩中の航海士の方が素早くブリッジに行くことができる場合は、一層素早く操舵の修正及びリセット処理を行うことができる。
この第3警報ステージにおける表示部33の表示内容を図8(b)に示している。第3ステージにおいては、残り時間の概念がないため、タイマ表示部334にバーは表示されていない。
このように、本実施形態のBNWAS1を用いることで、当直の航海士が居眠り等をしたときに他の航海士に適切な順番で通知することができるとともに、表示部33を見た航海士に現在の緊急度及び次のステージまでの残り時間を瞬時に把握させることができる。
なお、前述のように、モードがAUTOであって自動操舵装置15による操舵が行われていないときと、モードがMANUAL OFFのときは、当直の航海士の監視を行わない。つまり、ステージが進行することがない。このときの表示を図9に示す。図9(a)は、モードがAUTOであって自動操舵装置15による操舵が行われていないときの表示部33の表示内容を示す図である。図9(b)は、モードがMANUAL OFFであるときの表示部33の表示内容を示す図である。
図9(a)には、フッタ部333に大きくAuto Pilot OFFと表示されており、一方、図9(b)には、フッタ部333に大きくManual OFFと表示されている。また、図9(a)及び図9(b)では、タイマ表示部334が灰色で覆われている。以上から、当直の航海士は、BNWAS1が故障してタイマ表示部334が動作しない事態と、設定によりタイマ表示部334が動作しない状況と、を容易に区別することができる。なお、図9(b)において、フッタ部333にモード名が表示されているため、ヘッダ部331にはモード名を表示していない。しかし、フッタ部333に他の表示が行われるときは、ヘッダ部331にManual OFFと表示することができる。
以上に説明したように、本実施形態のブリッジアラーム装置11は、ステージ制御部311と、カウント部312と、リセット部313と、表示部33と、表示制御部314と、を備える。ステージ制御部311には、どのような警報を発生させるかに関する2以上(5つ)のステージが設定される。そして、ステージ制御部311は、当該ステージ毎に設定された設定時間が経過したときにステージを次の段階へ進行させる。カウント部312は、前記設定時間をカウントする。リセット部313は、ステージ及びカウントをリセットする。表示部33は、現在のステージにおける時間の変化状況を表示する。表示制御部314は、表示部33が表示する変化状況の表示色をステージ毎に変更可能である。
これにより、ブリッジアラーム装置11は、リセット部313による処理が一定時間以上行われないときに警報を発生させることができる。また、変化状況の表示色がステージ毎に変更されるので、表示部33を見た航海士は、現在がどのステージであるかを瞬時に把握することができる。そのため、現在のステージに応じた処置を素早く行うことができる。
また、本実施形態のブリッジアラーム装置11において、表示部33は、棒状の図柄を表示し、当該棒の長さで変化状況を表している。
これにより、表示部33を見た航海士は、現在のステージだけでなく、当該ステージの変化状況も瞬時に知ることができる。従って、現在の状況に応じた処置を素早く行うことができる。
また、本実施形態のブリッジアラーム装置11において、表示制御部314は、時間の経過に従って、変化状況を表す棒の長さを短くする。
これにより、ステージが次の段階へ進行するまでの残り時間を瞬時に知ることができるので、緊急度をより正確に把握して、現在の状況に応じた処置を素早く行うことができる。
また、本実施形態のブリッジアラーム装置11において、変化状況を表す棒の長さは、時間の経過に従って、表示部33の上下方向に変化する。
これにより、棒の長さを左右方向に変化させる構成に比べて、緊急度を直感的に把握することができる。
また、本実施形態のブリッジアラーム装置11において、ステージ制御部311には、正常であることを示す正常ステージと、本格的な警報の前段階であることを示す警報予告ステージと、警報を発生させる段階であることを示す第1から第3までの警報ステージと、が設定されている。表示制御部314は、正常ステージでは青、警報予告ステージでは黄、警報ステージでは赤の表示色を用いて、変化状況(詳細には、次のステージへ進行するまでの残り時間)及び警報メッセージを表示部33に表示させる。
これにより、人が通常認識する色のイメージを考慮して変化状況の表示色が設定されているため、表示部33を見た航海士は、現在の緊急度を直感的に知ることができる。また、残り時間を表示することで、次の段階の警報が発生するまでの時間を知ることができるため、現在のステージにおける経過時間を表示する構成よりも、緊急度をより正確に把握することができる。
また、本実施形態のブリッジアラーム装置11において、リセット部313は、リセット装置12、自動操舵装置15、及びレーダ装置16の操作に基づいて、ステージ及びカウントをリセットする。
これにより、リセット装置12のリセットボタン41によってリセット処理が可能であることで、当直の航海士は、ブリッジアラーム装置11の設置箇所以外からもリセット処理を行うことができる。また、自動操舵装置15及びレーダ装置16によってリセット処理が可能であることで、当直の航海士に特別な操作をさせることなく居眠り等をしていないことを確認できる。
また、本実施形態のブリッジアラーム装置11は、警報ランプ42,52,62及び警報ブザー44,54,64を動作させるための警報信号を送信する送受信部35を備える。また、表示部33は、警報信号が送信されるキャビンの航海士の名称を表示する。
これにより、当直の航海士が居眠り等をしてしばらくの間操舵を行わなかったときに、他の航海士に知らせることができる。また、表示部33を見た当直の航海士は、通知の対象となり得る他の航海士が誰かを知ることができる。
また、本実施形態のブリッジアラーム装置11において、警報信号の送信先は、ステージ毎に変更される。
これにより、当直の航海士が居眠り等をして長時間が経過したときは、多くの警報器を動作させて多くの航海士に知らせることで、航海士を素早くブリッジに来させることができる。従って、針路の修正及び障害物の回避等を素早く行うことができる。
また、本実施形態のブリッジアラーム装置11において、表示部33は、何れかのステージで警報信号が送信される航海士の名称を複数表示するとともに、当該航海士のうち、第2警報ステージで当該警報信号の送信が行われる代替航海士の名称に、下線を引いて強調して表示する。
これにより、表示部33を見た当直の航海士は、どの航海士が代替航海士であるかを即座に確認することができる。そのため、誤って他の航海士が代替航海士として設定されていた場合、当直の航海士が素早く気付いて当該設定を訂正することができる。
また、本実施形態のブリッジアラーム装置11において、警報信号の送信先は、時刻に応じて自動的に切り替えられる。
これにより、当直の航海士及び代替航海士の勤務状況を予め設定しておくことで、警報信号の送信先を手動で切り替える必要がなくなり、利用者が行う処理を軽減させることができる。
次に、上記実施形態の第1変形例について、図10及び図11を参照して説明する。図10は、第1変形例に係る、正常ステージ及び警報予告ステージにおける表示部33の表示内容を示す図である。図11は、第1変形例に係る、第1警報ステージ及び第2警報ステージにおける表示部33の表示内容を示す図である。なお、以下の変形例の説明においては、前述の実施形態と同一又は類似の部材には図面に同一の符号を付し、説明を省略する場合がある。
上記実施形態における構成では、タイマ表示部334の1目盛りが示す時間は各ステージを通して同じであったが、本変形例においては、タイマ表示部334の1目盛りが示す時間をステージ毎に変更可能に構成されている。また、本変形例の表示制御部314は、タイマ表示部334の目盛りの横に表示する数字を変更可能に構成されている。そして、タイマ表示部334の1目盛りが示す時間及び目盛りの横に表示する数字をステージ毎に変更している。
以下、具体的に説明する。図10(a)に示すように、正常ステージでは、タイマ表示部334の0の表示の横にminと表示されている以外は、上記実施形態と同じ表示となっている。このminは、minute(分)を示している。そして、ステージが警報予告ステージになると、図10(b)に示すように、このminがsecに変化するとともに、正常ステージで5と表示されていた箇所が10に、10と表示されていた箇所が20に変化する。このsecは、second(秒)を示している。つまり、正常ステージではタイマ表示部334の1目盛りが1分を示していたが、警報予告ステージではタイマ表示部334の1目盛りが2秒を示している。
同様に、図11(a)に示すように、第1警報ステージにおいてはタイマ表示部334の1目盛りが2秒を示している。また、図11(b)に示すように、第2警報ステージにおいては、タイマ表示部334の1目盛りが15秒を示している。
この構成により、各ステージにおける残り時間を見易く表示することができる。
次に、上記実施形態の第2変形例について、図12を参照して説明する。図12は、第2変形例に係る表示部33の表示内容を示す図である。
上記実施形態及び第1変形例ではステージ毎に異なるバーで残り時間を表示する構成であるが、本変形例では、ステージを通して1つのバーで残り時間を表示している。本変形例では、タイマ表示部334の目盛りにおいて0よりも上に位置するバーが正常ステージにおける残り時間を示しており、0よりも下に位置するバーがその他のステージにおける残り時間を示している。
つまり、リセット処理が行われないと、図12に示す青色のバーが短くなっていく。そして、タイマ表示部334の目盛りの0よりもバーが短くなる(バーの青色部分がなくなる)と、警報予告ステージとなる。その後、バーの黄色部分がなくなると第1警報ステージとなり、バーの長さが所定以下になると第2警報ステージとなる。そして、バーが表示されなくなったとき以降が第3警報ステージとなる。
以上に本発明の好適な実施の形態及び変形例を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
上記実施形態及び変形例では、現在のステージの変化状況として、次のステージに切り替わるまでの時間をタイマ表示部334が表示する構成であるが、これに代えて、現在のステージに切り替わってから経過した時間をタイマ表示部334が表示する構成にしても良い。
上記実施形態及び変形例では、残り時間を示す表示色として、青色、黄色、及び赤色を用いたが、これらの色以外を用いても本発明の効果を発揮させることができる。特に、青色の代わりに緑色を用いても良い。また、背景色として黒色、文字色として白色を用いたが、その他の色を背景色及び文字色として用いても良い。
ステージが次の段階へ進行するまでの時間として、上記実施形態及び変形例で用いた値は例示であり、適宜の時間を用いることができる。特に、正常ステージから警報予告ステージへ進行するまでの時間を3分から12分の間で選択可能にしたり、第2警報ステージから第3警報ステージへ進行するまでの時間を90秒から180秒の間で選択可能にしたり、することができる。
上記実施形態及び変形例では、5つのステージを設定したが、ステージの個数は任意であり、例えば、3段階及び4段階にすることができる。また、ステージと当該ステージで行われる警報との対応関係を図5で示したが、どのステージにおいてどのような警報を行うかは任意である。
上記実施形態及び変形例では、モードがAUTOのときに、当直の航海士の監視を行うか否かを自動操舵装置15の動作状況に応じて切り替える構成であるが、これに代えて、以下の構成を用いることができる。即ち、港の位置情報(経度及び緯度等)を記憶した装置(航法装置等)と、自船の現在地(経度及び緯度等)を取得可能な装置(GPS装置等)と、がアラーム制御部10に接続され、これらの装置によって自船が港に近いと判断されたときに、当直の航海士の監視を行わないように切り替える構成である。また、船速計を備え、船速が所定以上の値になったときに当直の航海士の監視を行うように切り替える構成としても良い。
上記実施形態及び変形例では、通知装置をBNWASに適用する例を示したが、所定時間おきにチェックが必要であり当該チェックが行われないときに通知を行う構成であれば、BNWAS以外にも本発明を適用することができる。
1 BNWAS(航海当直警報装置)
11 ブリッジアラーム装置(通知装置)
12 リセット装置(外部機器)
13 キャビンアラーム装置(警報器)
14 パブリックアラーム装置(警報器)
15 自動操舵装置(外部機器)
16 レーダ装置(外部機器)
33 表示部
311 ステージ制御部
312 カウント部
313 リセット部
314 表示制御部
334 タイマ表示部

Claims (14)

  1. 2以上のステージが設定され、当該ステージ毎に設定された設定時間が経過したときにステージを次の段階へ進行させるステージ制御部と、
    前記設定時間をカウントするカウント部と、
    前記ステージ及び前記カウントをリセットするリセット部と、
    現在のステージにおける時間の変化状況を表示する表示部と、
    前記表示部が表示する前記変化状況の表示色をステージ毎に変更可能な表示制御部と、
    を備えることを特徴とする通知装置。
  2. 請求項1に記載の通知装置であって、
    前記ステージ制御部には、3以上のステージが設定され、
    前記表示部は、前記変化状況として、ステージが次の段階へ進行するまでの残り時間を表示することを特徴とする通知装置。
  3. 請求項1又は2に記載の通知装置であって、
    前記表示部は、棒状の図柄を表示し、当該棒の長さで前記変化状況を表すことを特徴とする通知装置。
  4. 請求項3に記載の通知装置であって、
    前記表示制御部は、時間の経過に従って、前記変化状況を表す棒の長さを短くすることを特徴とする通知装置。
  5. 請求項3又は4に記載の通知装置であって、
    前記変化状況を表す棒の長さは、時間の経過に従って、前記表示部の上下方向に変化することを特徴とする通知装置。
  6. 請求項1から5までの何れか一項に記載の通知装置であって、
    前記ステージ制御部には、正常であることを示す正常ステージと、警報の予告を行う段階であることを示す警報予告ステージと、警報を発生させる段階であることを示す警報ステージと、が少なくとも設定され、
    前記表示制御部は、正常ステージでは青又は緑、警報予告ステージでは黄、警報ステージでは赤の表示色を用いて、前記変化状況を前記表示部に表示させることを特徴とする通知装置。
  7. 請求項1から6までの何れか一項に記載の通知装置であって、
    前記リセット部は、外部機器の操作に基づいて、前記ステージ及び前記カウントをリセットすることを特徴とする通知装置。
  8. 請求項1から7までの何れか一項に記載の通知装置であって、
    外部の警報器を動作させるための警報信号を送信する送信部を備え、
    前記表示部は、前記警報信号の送信先を表示することを特徴とする通知装置。
  9. 請求項8に記載の通知装置であって、
    前記警報信号の送信先は、ステージ毎に変更されることを特徴とする通知装置。
  10. 請求項8又は9に記載の通知装置であって、
    前記表示部は、何れかのステージで前記警報信号が送信される可能性がある送信先の候補を複数表示するとともに、次のステージで当該警報信号の送信が行われる送信先を強調して表示することを特徴とする通知装置。
  11. 請求項8から10までの何れか一項に記載の通知装置であって、
    前記警報信号の送信先は、時刻に応じて自動的に切り替えられることを特徴とする通知装置。
  12. 請求項1から11までの何れか一項に記載の通知装置を備えたことを特徴とする航海当直警報システム。
  13. 2以上のステージ及び当該ステージ毎の設定時間が設定され、当該設定時間をカウントするカウント部と、前記ステージ及び前記カウントをリセットするリセット部と、を備えた通知装置の表示部に現在のステージにおける時間の変化状況を表示する表示方法において、
    前記設定時間が経過したときにステージを次の段階へ進行させるステージ進行工程と、
    前記表示部が表示する前記変化状況の表示色をステージ毎に変更する変化状況表示工程と、
    を含むことを特徴とするステージの変化状況表示方法。
  14. 2以上のステージ及び当該ステージ毎の設定時間が設定され、当該設定時間をカウントするカウント部と、前記ステージ及び前記カウントをリセットするリセット部と、を備えた通知装置の表示部に現在のステージにおける時間の変化状況を表示する表示プログラムにおいて、
    前記設定時間が経過したときにステージを次の段階へ進行させるステージ進行ステップと、
    前記表示部が表示する前記変化状況の表示色をステージ毎に変更する変化状況表示ステップと、
    を含む処理を制御部に行わせることを特徴とするステージの変化状況表示プログラム。
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