JP2015049701A - トンネル警報システム - Google Patents

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理 大脇
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Abstract

【課題】トンネル内の異常を多様、柔軟又は詳細な態様で高い情報性をもって伝達することができ、かつ汎用性の高いトンネル警報システムを提供する。
【解決手段】本発明のトンネル警報システム(1、6、6´)は、トンネルT内に配置されて作動時に通報信号を出力する通報装置(2、7)と、通報信号に基づいて警報信号を生成してその警報信号を送信する制御装置(3)と、トンネルT内に配置されて警報信号を受信する複数の警報装置(4)であって、各々が受信警報信号に基づく警報内容を出力する表示部(42)を有する複数の警報装置(4)とを備え、警報内容が複数の警報装置(4)のそれぞれの位置に応じて決定される。
【選択図】図1

Description

本発明はトンネル警報システムに関する。
トンネル内での事故等の異常を警報する警報手段として、トンネル坑口又は内部に設置された警報表示板が知られている。しかし、トンネル坑口に設置された警報表示板はトンネル内部のドライバー、歩行者等(以下、「ユーザ」という)に警報を行うことができず、また、トンネル内部に設置された警報表示板はトンネルの長さ等トンネルの仕様によっては設置されない。このように、トンネル内の異常を知らせる手段として警報表示板だけでは不十分である。
トンネル内全域に警報を行う装置として、トンネル内に一定間隔で設置された赤色表示灯により異常を警報する装置が知られている。トンネル内の押ボタンが押されると赤色表示灯がフリッカー点灯され、これによりトンネル内全体のユーザに警告が伝達される。しかし、赤色表示灯のフリッカー点灯だけでは、ユーザは異常に対してどのように対処したらよいのかを認識することができない。例えば、その押ボタンを押した通報者でさえも、異常に対してどのように対処すればよいのかを知ることができない。
トンネル内の異常への対処をユーザに誘導する装置として、特許文献1には、左右方向の矢印及び距離からなる指示部と誘導マークとが電光表示されるトンネル内表示装置が開示されている。このトンネル内表示装置は、火災等の異常が発生した場合に、安全的に有利な方向の矢印を点灯させ、他方を消灯することにより避難を誘導する。
特開2005−211279号公報
しかし、特許文献1のトンネル警報装置には以下のような問題がある。
第1に、従来のトンネル警報装置は情報性に欠けるという問題がある。すなわち、左右方向の矢印及び距離からなる指示部と誘導マークの電光表示では表示が固定的であり、多様な表示を行うことができない。例えば、出口の方向と距離の表示だけでは、複数の避難経路(例えば、坑口と非常口等)がある場合に適切な避難経路を表示することができない。また、事故発生位置に応じた適切な避難経路を誘導することができず、表示の柔軟性に欠ける。例えば、現在位置と、現在位置に近い側の出口との間に事故発生位置がある場合には、現在位置から近い側の出口ではなくむしろ遠い側の出口にユーザを誘導した方がよい場合もある。またこれに関連して、上記のような表示では、トンネル内のどのあたりで事故が起こったのかといった詳細な情報を表示することができず、例えば、避難の切迫度(事故発生位置が現在位置から近いのであれば迅速に非難する必要があり、遠いのであれば余裕をもって退避すればよい等)がユーザに伝わらない。このように、従来のトンネル警報装置は表示が固定的であるために情報性に欠けるという問題があった。
第2に、従来のトンネル警報装置は汎用性に欠けるという問題がある。従来の電光表示は表示内容が固定的であるため、トンネルの長さ、非常口の配置等を考慮して、さらには同一トンネル内での設置位置に応じて、多種類の表示装置が個別に作製される必要がある。このように、表示装置自体に汎用性がないという問題があった。
そこで、本発明は、トンネル内の異常を多様、柔軟又は詳細な態様で高い情報性をもって伝達することができ、かつ汎用性の高いトンネル警報システムを提供することを課題とする。
本発明のトンネル警報システムは、トンネル内に配置されて作動時に通報信号を出力する通報装置と、通報信号に基づいて警報信号を生成してその警報信号を送信する制御装置と、トンネル内に配置されて警報信号を受信する複数の警報装置であって、各々が受信警報信号に基づく警報内容を出力する表示部を有する、複数の警報装置とを備え、警報内容が複数の警報装置のそれぞれの位置に応じて決定される。
上記によると、各警報装置の位置に応じて警報内容を信号処理により変更できるので、より多様な情報を警報することが可能となり、トンネル警報システムの情報性が高まる。また、複数の警報装置のハードウェア構成を実質的に同一の仕様で構成することができ、汎用性の高いトンネル警報システムを構築することができる。
ここで、表示部が画像表示部を備え、警報内容は文字情報、図形情報、又は文字情報と図形情報の組合せを含む。これにより、多様かつ詳細で情報性の高い警報出力が可能となる。またさらに、表示部がスピーカを備え、警報内容が音声案内をさらに含むようにしてもよい。これにより、警報の伝達性をさらに高めることができる。
また、通報装置が複数の通報装置からなり、通報信号は通報信号を出力した通報装置を特定する通報位置情報を含み、複数の警報装置がそれぞれの警報位置情報を有し、通報位置情報及び警報位置情報に基づく警報内容を出力するように構成することができる。これにより、通報位置(実質的に事故発生位置)に応じて柔軟に表示を変更できるので、表示の情報性及び的確性をさらに高めることが可能となる。
上記において、制御装置が、通報位置情報及び警報位置情報に基づいて複数の警報装置に対するそれぞれの警報内容を決定し、警報内容を含む警報信号を複数の警報装置に送信するように構成してもよい。この場合、警報内容の決定が制御装置で行われることにより、各警報装置の構成が簡素化され、低コストなトンネル警報システムが実現される。
また、制御装置が複数の警報装置に通報位置情報を送信し、複数の警報装置が、それぞれ受信した通報位置情報及び自装置の警報位置情報に基づいて警報内容を決定するように構成してもよい。これにより、制御装置から各警報装置に通信されるデータの増加が抑制され、通信負荷が低減される。
上記において、表示部が画像表示部を有し、画像表示部が、通報位置情報が示す位置と警報位置情報が示す位置との関係を示すように構成してもよい。これにより、ユーザはより明確かつ直感的にトンネル内の状況を把握することができ、表示の情報性がさらに高まる。また、画像表示部は通報位置情報が示す位置と警報位置情報が示す位置と避難経路との関係を示すようにしてもよい。これにより、情報不足による二次災害が効果的に防止される。
また、通報装置は、ユーザによって押ボタンが押されたことに応じて通報信号を出力する押ボタン通報装置及び火災の発生を検知して通報信号を出力する火災検知器の少なくとも一方からなる。そして、通報装置から制御装置への通報信号の少なくとも一部が防災受信盤によって中継されるように構成することができる。これによると、既存のトンネル警報システムの設備を用いてトンネル警報システムを構築することができるので高いインフラ性を実現することができる。
本発明の第1〜第3の実施形態によるトンネル警報システムの概略図である。 本発明の第1及び第2の実施形態によるトンネル警報システムのブロック図である。 本発明の第2の実施形態によるトンネル警報システムにおける警報内容を示す図である。 図3の警報内容の変形例を示す図である。 本発明の第3の実施形態によるトンネル警報システムのブロック図である。 本発明の第4の実施形態によるトンネル警報システムの概略図である。 本発明の第4の実施形態によるトンネル警報システムのブロック図である。 本発明の第5の実施形態によるトンネル警報システムの概略図である。 本発明の第5の実施形態によるトンネル警報システムのブロック図である。
実施形態1.
図1に本発明の実施形態によるトンネル警報システム1の概略図を示し、図2にそのブロック図を示す。トンネル警報システム1は、トンネルT内の押ボタン通報装置2−1〜2−n(本実施形態ではn=8)、制御装置3、及びトンネルT内の警報装置4−1〜4−n(本実施形態ではn=8)を備える。トンネルTは進入側坑口Ta及び出口側坑口Tbを有し、トンネル中央付近に非常口Eを有するものとする。また、坑口Ta付近には、制御装置3に接続された警報表示板5が設けられていてもよい。なお、以降の説明において、押ボタン通報装置2−1〜2−nについて、これらを総称して又はこれらの一部を代表して押ボタン通報装置2というものとし、警報装置4−1〜4−nについて、これらを総称して又はこれらの一部を代表して警報装置4というものとする。
押ボタン通報装置2は各々が接点式の押ボタン式の通報装置であり、各押ボタン通報装置2と制御装置3は配線L1を介して接続される。トンネルT内のユーザが押ボタン通報装置2の押ボタンを押すと接点が開放又は接続され、これにより、当該押ボタン通報装置2から通報信号が生成され、その通報信号が配線L1を介して制御装置3に出力される。また、各押ボタン通報装置2は作動されるとフリッカー点灯する赤色表示灯を備えていてもよい。この際、トンネルT内の全ての赤色表示灯がフリッカー点灯されるようにしてもよいし、通報が行われた赤色表示灯がフリッカー点灯されるようにしてもよい。
制御装置3は入力部30、記憶部31、制御部32及び送信部33を備え、これらは基板上に実装される。制御装置3は通報信号に基づいて警報信号を生成し、その警報信号を警報装置4に通信する。
入力部30は、押ボタン通報装置2からの通報信号が入力されると、通報信号の発動を制御部32に伝達する。例えば、入力部30は、通報信号の入力の有無に応じて論理状態の異なる信号を制御部32に出力するようにすればよい。
記憶部31はプログラム、データ等を記憶するRAM、ROM等のメモリである。記憶部31はまた、各警報装置4の位置を示す警報位置情報と、トンネルT内での事故発生時に各警報装置4が出力すべき警報内容との関係を参照テーブルとして記憶する。例えば、トンネル進入側坑口Ta付近の警報装置(例えば、警報装置4−1及び4−2)に対しては、車両の進入を抑止するための警報内容が設定されるようにすればよい。また、非常口E付近の警報装置(例えば、警報装置4−3〜4−6)に対しては、ユーザを非常口Eに誘導するための警報内容が設定されるようにすればよい。また、トンネル出口側坑口Tb付近の警報装置(例えば、警報装置4−7及び4−8)に対しては、そのまま前進してトンネル外部に出ることをユーザに促すための警報内容が設定されるようにすればよい。あるいは、トンネル中央付近の警報装置(例えば、警報装置4−3〜4−6)に対しては、現在位置(各警報装置の位置)と避難経路(坑口又は最も近い非常口への誘導)を示す警報内容が設定されるようにしてもよい。
制御部32は、入力部30から通報信号の発動が伝達されると、記憶部31を参照して各警報装置4が出力すべき警報内容を決定する。すなわち、制御部32は、各警報装置4−k(k=1〜8)について、警報装置4−kの警報位置情報から警報内容を決定する。
送信部33は、制御部32が決定した警報内容から所定の通信プロトコルに従う警報信号を生成し、各警報装置4に送信する。本実施形態においては、制御装置3と警報装置4との間はTCP/IPによって通信線L2によって有線接続されているものとする。すなわち、送信部33は、各警報装置4の警報位置情報に対応するアドレスデータ及びその警報装置4に出力させるべき警報内容のデータをフレームに含めた警報信号をそれぞれの警報装置4に送信する。なお、本実施形態及び他の各実施形態において、制御装置3と警報装置4との間の通信プロトコルとしてRS485を用いてもよい。
警報装置4は受信部40、処理部41及び表示部42を備える。本実施形態においては、概略として、警報装置4は、警報信号に含まれる警報内容を画像(文字情報、図形情報、その組合せ等)により表示する。
受信部40は制御装置3の送信部33から警報信号を受信し、自己のアドレスデータを有するフレームを取り込む。処理部41は受信部40が取り込んだフレームから警報内容のデータを抽出し、表示部42での表示用のデータへの変換を行う。表示部42は画像表示部として液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)420(以下、「LCD420」という)を備え、必要に応じてさらにスピーカ421を備える。LCD420は、処理部41が抽出及び変換した警報内容を画像表示し、スピーカ421は警報内容を音声出力する。
このように、本実施形態のトンネル警報システム1によると、警報装置4−1〜4−8の各表示部42が、それぞれ受信した警報信号に基づく警報内容を出力するように構成され、警報内容が警報装置4−1〜4−8の位置に応じて決定される。このように、各警報装置4の位置に応じて警報内容を信号処理により変更できるので、より多様な情報を警報することが可能となり、トンネル警報システム1の情報性が高まる。また、複数の警報装置4のハードウェア構成を実質的に同一の仕様で構成することができ、汎用性の高いトンネル警報システム1を構築することができる。
さらに、各表示部42がLCD420を備え、警報内容が文字情報、図形情報、又は文字情報と図形情報の組合せを含むので、より多様で情報性の高い警報出力が可能となる。またさらに、各表示部42がスピーカ421を備え、警報内容が音声案内をさらに含むので、警報の伝達性をさらに向上させることができる。
実施形態2.
上記第1の実施形態では通報信号が通報の発動を示す構成を示したが、本実施形態では通報信号が、通報信号を出力した通報装置を特定する通報位置情報を含む構成を示す。なお、本実施形態におけるトンネル警報システム1の概略構成は図1に示すものと同様であるのでその説明を省略する。また、本実施形態における押ボタン通報装置2の構成は第1の実施形態のものと同様であるのでその説明を省略する。
本実施形態では、通報信号は通報信号を出力した押ボタン通報装置2を特定する通報位置情報を含むことができる。例えば、押ボタン通報装置2−1〜2−8と制御装置3とがそれぞれ個別の配線L1−1〜L1−8(不図示)で接続される構成としてもよいし、作動する押ボタン通報装置2に応じて異なる電圧レベルの通報信号が制御装置3に出力される構成としてもよい。
制御装置3は入力部30、記憶部31、制御部32及び送信部33を備え、これらは基板上に実装される。制御装置3は、通報信号に基づいて、各警報装置4が出力すべき警報内容を含む警報信号を生成し、その警報信号を警報装置4に通信する。
入力部30は、押ボタン通報装置2からの通報信号が入力されると、通報信号から通報位置情報を抽出して制御部32に出力する。例えば、押ボタン通報装置2と制御装置3とがそれぞれ個別の配線で接続される構成の場合には、入力部30は、各押ボタン通報装置2に対応する入力ポートを有し、通報信号が入力された入力ポート番号に基づいて通報位置情報を生成するようにすればよい。また、作動する押ボタン通報装置2に応じて異なる電圧レベルの通報信号が制御装置3に出力される構成の場合には、入力部30は、A/D変換器を有し、入力アナログ通報信号をデジタル値に変換し、変換されたデジタル値に基づいて通報位置情報を生成するようにすればよい。
記憶部31はプログラム、データ等を記憶するRAM、ROM等のメモリである。記憶部31は、通報位置情報と、各警報装置4の位置を示す警報位置情報と、警報内容との関係を参照テーブルとして記憶する。警報内容は、通報位置情報及び警報位置情報に基づいて設定される。例えば、通報位置情報が示す位置(事故発生位置)と警報位置情報が示す位置とが比較的近い場合には、設定される警報内容には、避難方向、最短避難経路、迅速な避難を促すメッセージ等が含まれるようにすればよい。一方、通報位置情報が示す位置(事故発生位置)と警報位置情報が示す位置とが比較的遠い場合には、設定される警報内容には、避難方向、さらなる進入の抑止、注意を喚起するメッセージ等が含まれるようにすればよい。
制御部32は、入力部30から通報位置情報が入力されると、記憶部31を参照して各警報装置4が出力すべき警報内容を決定する。すなわち、制御部32は、各警報装置4−k(k=1〜8)について、通報位置情報と警報装置4−kの警報位置情報から警報内容を決定する。なお、警報内容の詳細については後述する。
送信部33は、制御部32が決定した警報内容から所定の通信プロトコルに従う警報信号を生成し、各警報装置4に送信する。本実施形態においても、制御装置3と警報装置4との間はTCP/IPによって通信線L2を介して有線接続されているものとする。すなわち、送信部33は、各警報装置4の警報位置情報に対応するアドレスデータ及びその警報装置4に出力させるべき警報内容のデータをフレームに含めた警報信号をそれぞれの警報装置4に送信する。
警報装置4の構成は第1の実施形態のものと同様である。すなわち、警報装置4は、受信部40、処理部41及び表示部42を備える。受信部40は制御装置3から警報信号から自己のアドレスデータを有するフレームを取り込み、処理部41は受信部40が取り込んだフレームから警報内容を抽出して表示部42での表示用のデータに変換する。表示部42はLCD420及びスピーカ421を備え、LCD420及びスピーカ421は処理部41が抽出及び変換した警報内容に従って表示及び音声案内を行う。なお、スピーカ421は省略されていてもよい。
図3を参照して、トンネル警報システム1における警報内容を説明する。図3は、各警報装置4のLCD420における警報内容を示す。図3に示す例においては、トンネルT内の車両進行方向は図の右側であり(すなわち、車両は坑口Taから進入し、坑口Tbから出る)、トンネル進入側の方面(地名)はAであり、進行方向側の方面(地名)はBであるものとする。また、トンネルTの中央付近には非常口Eが設けられているものとする。ここで、押ボタン通報装置2−6と押ボタン通報装置2−7の間で車両事故が発生し、ユーザが押ボタン通報装置2−6の押ボタンを押し、押ボタン通報装置2−6が作動されたものとする。
押ボタン通報装置2−6から通報位置情報を含む通報信号が制御装置3の入力部30に入力される。入力部30は通報位置情報を抽出して制御部32に入力する。制御部32は記憶部31を参照して、通報位置情報及び各警報装置の警報位置情報に対応する警報内容を、それぞれの警報装置4−1〜4−8に対して決定する。送信部33は警報装置4−1〜4−8のそれぞれに対して、警報位置情報に対応するアドレス及び警報内容に対応するデータをフレーム化した警報信号を送信する。各警報装置4の受信部40は自己をアドレス指定する警報信号のフレームを取り込み、処理部41が警報内容を抽出し、LCD420が警報内容に従って画像表示を行い、必要に応じてスピーカ421が音声出力を行う。
例えば、トンネルTの進入側坑口付近の警報装置4−1のLCD420は「B側出口付近で事故が発生しました。トンネルの外へ避難してください。」という警報内容を表示出力する。これにより、事故が発生したトンネルT内へのユーザの更なる進入が抑止される。警報装置4−2も警報装置4−1と同様の警報が行われるようにすればよい。ここで、表示される文字が、例えば右から左へスクロールされるようにして、1文字あたりの大きさが増大されるようにしてもよいし、文字数を増加させてもよい。
また、坑口Taと事故発生位置の中間付近にある警報装置4−3は、ユーザの現在位置と事故発生位置との位置関係を示す表示を行う。これにより、ユーザは現在位置と事故発生位置との関係を把握した上で避難経路を判断することができる。また、図4に示すように、必要に応じて、現在位置及び事故発生位置と併せて避難方向を示す表示をするようにしてもよい。ここで、警報装置4−3付近には坑口Taと非常口Eの2つの避難経路の選択肢があるが、事故発生位置から遠ざかる方向にユーザを誘導することが望ましい。従って、警報装置4−3は矢印によって非常口Eではなく坑口Taの方向への避難を表示する。これにより、ユーザは自身の位置と、事故発生位置と、避難経路との関係を直感的に把握したうえで、落ち着いて坑口Taに向かうことができる。
事故発生位置に近い警報装置4−6においては、LCD420が、例えば「すみやかに非常口から避難してください。」という警報内容を表示出力するとともに同様のメッセージをスピーカ421が音声出力する。これにより、事故現場付近のユーザは迅速に非常口Eから避難することができる。なお、警報装置4−4及び4−5も同様の警報が行われるようにすればよい。特に、警報装置4−5の付近のユーザは、何も表示がない場合には坑口Tbを目指して事故現場に向かってしまう可能性があるが、上記の警報が行われることによって、事故現場とは逆方向の非常口Eに向かって安全に避難することができる。
事故発生位置よりも坑口Tb側の警報装置4−7及び4−8のLCD420は、例えば「後方で事故発生。そのまま前進してトンネル外に出てください。」という警報内容を表示出力する。あるいは、警報装置4−7及び4−8には何も表示されないようにしてもよい。このように、事故発生位置よりも進行方向側にいるユーザ(ドライバー)には、注意を喚起しつつもそのまま前進して坑口Tbから出ることを誘導する。
なお、警報装置4における画像表示は静止画であっても動画であってもよく、動画を用いることによってより情報性が高まる。また、上記警報における表示出力と併せて、坑口Ta側外部にある警報表示板5に、「トンネル内事故発生」というメッセージが表示されて車両の進入を抑止するようにしてもよい。
以上のように、本実施形態のトンネル警報システム1は、制御装置3が、通報位置情報及び警報位置情報に基づいて警報装置4−1〜4−8の各々に対する警報内容を決定し、その警報内容を含む警報信号を警報装置4−1〜4−8の各々に送信する。従って、第1の実施形態で得られる有利な効果に加えて、トンネル内のより詳細な状況をユーザに伝えることができるという効果が得られる。また、事故発生位置に近い通報位置に応じて柔軟に表示内容を変更できるので、表示の情報性及び的確性をさらに高めることができる。またさらに、警報内容の決定が制御装置3で行われることにより、各警報装置4の構成が簡素化され、低コストなトンネル警報システム1が実現される。
さらに、LCD420が文字情報、図形情報等によって、事故発生位置(通報位置情報が示す位置)、現在位置(警報位置情報が示す位置)及び必要に応じて避難経路を含む警報表示を行うので、トンネル内の異常を高い情報性でユーザに伝達することができる。これにより、ユーザはより明確かつ直感的にトンネル内の状況を把握することができ、情報不足による二次災害が効果的に防止される。
実施形態3.
上記第2の実施形態では、通報位置情報及び警報位置情報に基づいて、制御装置3において警報内容が決定される構成を示したが、本実施形態では、各警報装置4において警報内容が決定される構成を示す。なお、本実施形態におけるトンネル警報システム1の概略構成は図1に示すものと同様であるのでその説明を省略する。図5に本実施形態によるトンネル警報システム1のブロック図を示す。なお、本実施形態における押ボタン通報装置2の構成、及び警報内容(すなわち警報装置4の警報出力内容)は第2の実施形態のものと同様であるのでその説明を省略する。
制御装置3は入力部30、制御部32及び送信部33を備える(なお、不図示のメモリが必要に応じてプログラム、データ等を記憶するものとする)。制御装置3は通報位置情報を含む警報信号を生成し、その警報信号を警報装置4に通信する。
入力部30の構成及び動作は第2の実施形態のものと同様であるので説明を省略する。すなわち、入力部30には押ボタン通報装置2からの通報信号が入力され、入力部30は通報信号から通報位置情報を抽出して制御部32に出力する。
制御部32及び送信部33は、通報位置情報を含む警報信号を所定の通信プロトコルに従って生成し、各警報装置4に送信する。本実施形態においても、制御装置3と警報装置4との間はTCP/IPによって有線接続されているものとする。すなわち、送信部33は、各警報装置4のアドレスデータ及び通報位置情報のデータをフレームに含めた警報信号をそれぞれの警報装置4に送信する。
警報装置4は、受信部40、処理部41、表示部42及び記憶部43を備える。本実施形態においては、概略として、警報装置4は、警報信号に含まれる通報位置情報に基づいて警報内容を決定し、その警報内容を画像(文字情報、図形情報等)により表示する。
受信部40は制御装置3の送信部33から警報信号を受信し、自己のアドレスデータを有するフレームを取り込む。
記憶部43はRAM、ROM等のメモリである。記憶部43は、通報位置情報と自装置の警報位置情報(自装置位置情報)と警報内容との関係を参照テーブルとして記憶する。警報内容は通報位置情報及び自装置位置情報に基づいて設定される。例えば、通報位置情報が示す位置(事故発生位置)と自装置位置情報が示す位置とが比較的近い場合には、設定される警報内容には、避難方向、最短避難経路、迅速な避難を促すメッセージ等が含まれるようにすればよい。一方、通報位置情報が示す位置(事故発生位置)と自装置位置情報が示す位置とが比較的遠い場合には、設定される警報内容には、避難方向、さらなる進入の抑止、注意を喚起するメッセージ等が含まれるようにすればよい。
処理部41は、受信部40が取り込んだフレームから通報位置情報を抽出し、記憶部43を参照して、通報位置情報及び自装置位置情報に基づいて自装置が出力すべき警報内容を決定する。そして、処理部41は決定された警報内容を表示部42での表示用のデータに変換する。
第1及び第2の実施形態と同様に、表示部42はLCD420及びスピーカ421を備える。LCD420は、処理部41が決定及び変換した警報内容を画像表示し、スピーカ421は警報内容を音声出力する。なお、スピーカ421は省略されていてもよい。
以上のように、本実施形態のトンネル警報システム1によると、制御装置3が通報位置情報を警報装置4−1〜4−8に送信し、警報装置4−1〜4−8の各々が、受信した通報位置情報及び自装置位置情報に基づいて警報内容を決定する。従って、第2の実施形態と同様に、トンネル内のより詳細な状況をユーザに伝えることができる効果が得られるとともに、事故発生位置に近い通報位置に応じて柔軟に表示内容を変更できるので、表示の情報性及び的確性をさらに高めることができる。また、制御装置3から各警報装置4に通信されるデータの増加が抑制され、通信負荷が低減される。
実施形態4.
上記第1〜第3の実施形態では、通報装置として押ボタン通報装置を用いる構成を示したが、本実施形態では通報装置として火災検知器を用いるとともに既存の防災受信盤を用いる構成を示す。図6に本実施形態によるトンネル警報システム6の概略図を示し、図7にそのブロック図を示す。トンネル警報システム6は、第2の実施形態のトンネル警報システム1に対して、さらに、トンネルT内に火災検知器7−1〜7−n(本実施形態ではn=8)及び防災受信盤8を備える。なお、以降の説明において、火災検知器7−1〜7−nについて、これらを総称して又はこれらの一部を代表して火災検知器7というものとする。トンネル警報システム6は、それぞれ既存の押ボタン通報装置2、火災検知器7、防災受信盤8、配線L3及び配線L4を利用して構築することができる。
各火災検知器7は火災発生時の炎を検知して通報信号を出力する通報装置として機能する。なお、火災検知器7は火災発生時の煙を検知して通報信号を出力するものであってもよい。各押ボタン通報装置2は配線L3を介して接点により防災受信盤8に接続され、各火災検知器7は配線L4を介して接点又は通信によって防災受信盤8に接続される。トンネルT内のユーザが押ボタン通報装置2の押ボタンを押すと接点が開放又は接続され、これにより、当該押ボタン通報装置2から通報信号が生成され、その通報信号が配線L3を介して防災受信盤8に出力される。また、トンネルT内で火災が発生した場合、火災発生を検知した火災検知器7から通報信号が生成され、その通報信号が配線L4を介して防災受信盤8に出力される。火災検知器7は各設置位置を示す識別子を通報信号に含めるようにしてもよい。
防災受信盤8は押ボタン通報装置2又は火災検知器7からの通報信号を受けてトンネルT内に設置された消火装置(不図示)を作動させ、あるいは遠隔の管理センター(不図示)に異常発生を通知することができる。また、防災受信盤8は配線L5を介して接点又は通信によって制御装置3に接続される。防災受信盤8は入力された通報信号に基づいて、通報信号を発した押ボタン通報装置2又は火災検知器7を識別することができるものとする。防災受信盤8は、特定した押ボタン通報装置2又は火災検知器7に基づいてトンネルT内の事故発生位置又は事故発生区画を特定し、これに対応する通報位置情報を含む通報信号を制御装置3に出力する。なお、押ボタン通報装置2及び火災検知器7の双方から通報信号が防災受信盤8に入力された場合には、いずれかの通報信号が優先されるように予め設定されてもよいし、双方の通報信号が示す事故発生位置の中間位置が実際の事故発生位置として決定されるようにしてもよい。
制御装置3は入力部30、記憶部31、制御部32及び送信部33を備え、これらの基本構成は第2の実施形態に示したものと同様である。制御装置3は、第2の実施形態と同様に、通報位置情報に基づいて、各警報装置4が出力すべき警報内容を含む警報信号を生成し、その警報信号を警報装置4に通信する。なお、入力部30は、防災受信盤8からの通報信号が入力されると、その通報信号から通報位置情報を抽出して制御部32に出力する。なお、制御装置3と防災受信盤8は別置されているが、これらは一体化されていてもよい。
警報装置4は第2の実施形態で示したもの同様である。すなわち、警報装置4は受信部40、処理部41及び表示部42を備え、制御装置3から受信した警報信号に含まれる警報内容を画像(文字情報、図形情報、その組合せ等)により表示する。なお、表示内容は上記各実施形態と同様であればよい。
以上のように、本実施形態のトンネル警報システム6によると、押ボタン通報装置2及び火災検知器7から制御装置3への通報信号が防災受信盤8によって中継され又は処理及び中継されるように構成することができる。このように、トンネル警報システム6は、既存の防災受信盤8等を用いてシステムを構成することができるので高いインフラ性を実現することができる。また、通報装置として押ボタン通報装置2だけでなく火災検知器7が設置されるので事故位置の特定精度が向上する。
実施形態5.
上記第4の実施形態では、押ボタン通報装置2が防災受信盤8に接続される構成を示したが、本実施形態では押ボタン通報装置2が制御装置3に接続される構成を示す。図8に本実施形態によるトンネル警報システム6´の概略図を示し、図9にそのブロック図を示す。トンネル警報システム6´と第4の実施形態のトンネル警報システム6とは、押ボタン通報装置2、防災受信盤8及び制御装置3の接続関係が異なる。トンネル警報システム6´では、第1から第3の実施形態と同様に、各押ボタン通報装置2が配線L1を介して接点により制御装置3に直接接続される。すなわち、各火災検知器7は配線L4を介して防災受信盤8に接続され、防災受信盤8は配線L5を介して制御装置3に接続される一方で、各押ボタン通報装置2が配線L1によって制御装置3に接続される。トンネル警報システム6´は、それぞれ既存の火災検知器7、防災受信盤8及び配線L4を利用して構築することができる。あるいは、トンネル警報システム6´は、それぞれ既存の押ボタン通報装置2、火災検知器7、防災受信盤8、配線L1及び配線L4を利用し、配線L1の接続先を変更して構築することができる。
制御装置3及び警報装置4の構成は第4の実施形態に示したものと同様である。なお、制御装置3は各押ボタン通報装置2からの通報信号又は防災受信盤8からの通報信号に基づいて通報位置を特定するように構成されるようにすればよい。なお、押ボタン通報装置2及び防災受信盤8の双方から通報信号が制御装置3(入力部30)に入力された場合には、いずれかの通報信号が優先されるように予め設定されてもよいし、双方の通報信号が示す事故発生位置の中間位置が実際の事故発生位置として決定されるようにしてもよい。
以上のように、本実施形態のトンネル警報システム6´によると、火災検知器7から制御装置3への通報信号が防災受信盤8によって中継され又は処理及び中継されるように構成することができる。このように、トンネル警報システム6´は、既存の防災受信盤8等を用いてシステムを構成することができるので高いインフラ性を実現することができる。また、通報装置として押ボタン通報装置2だけでなく火災検知器7が設置されるので事故位置の特定精度が向上する。
<変形例>
以上に本発明の好適な実施形態を示したが、本発明は以下に示すように種々の態様に変形可能である。
・警報装置4の変形
上記各実施形態では、表示部42が画像表示部としてLCD420からなるものを示したが、他の画像表示装置が採用されてもよい。例えば、画像表示部は、LCD420の代わりにLED又は有機ELを用いた中型〜大型スクリーンからなるものであってもよい。また、警報装置4(特に表示部42)は、通常時は交通情報、道路案内等の各種情報を表示するようにしてもよいし、防汚等のために格納位置に格納されるように構成されていてもよい。
・押ボタン通報装置2又は火災検知器7と警報装置4の配置の変形
上記各実施形態では、押ボタン通報装置2及び火災検知器7と警報装置4とが対応する位置に配置される構成を示したが、押ボタン通報装置2又は火災検知器7と警報装置4との位置関係はこれに限られない。例えば、押ボタン通報装置2の数と、火災検知器7の数と、警報装置4の数とは異なっていてもよい。なお、第1の実施形態では、押ボタン通報装置2は1つであってもよい。また、警報装置4は必ずしも押ボタン通報装置2又は火災検知器7に対応する位置(例えば直上)になくてもよい。またさらに、図面においては、警報装置4は等間隔に配置されているが、これらの配置は必ずしも等間隔でなくてもよい。
・押ボタン通報装置2と制御装置3の間の通信方式の変形
上記各実施形態では、押ボタン通報装置2と制御装置3の間の通信を接点による有線接続として説明したが、この通信は、例えば、TCP/IP、RS485等による有線通信であってもよいし、WiFi、ZigBee等による無線通信であってもよい。もちろん、押ボタン通報装置2と制御装置3の間の通信プロトコルはこれらに限られず、有線通信又は無線通信における種々の通信プロトコルの適用が可能であることは明らかである。
・制御装置3と警報装置4の間の通信方式の変形
上記各実施形態では、制御装置3と警報装置4の間の通信をTCP/IP又はRS485による有線接続としたが、UDP等を用いた他の通信プロトコルが適用される構成としてもよい。制御装置3と警報装置4の間の通信プロトコルもこれらに限られず、種々の通信プロトコルの適用が可能であることは明らかである。
・実施形態1と実施形態3の組合せ
第1の実施形態では、制御装置3において通報位置情報によらずに警報位置情報によって各警報装置4での警報内容が決定される構成を示し、第3の実施形態では、警報装置4において通報位置情報及び自装置位置情報によって警報内容が決定される構成を示した。第1の実施形態と第3の実施形態の概念を組み合わせて、警報装置4において通報位置情報によらずに自装置位置情報によって各警報装置4での警報内容が決定される構成とすることも可能である。この変形例によって得られる効果は基本的に第1の実施形態と同様である。
・実施形態4及び5における押ボタン通報装置2の省略
第4及び第5の実施形態では、通報装置として、押ボタン通報装置2と併せて火災検知器7を用いる構成を示したが、押ボタン通報装置2を省略して火災検知器7のみを用いる構成としてもよい。このように、既存のトンネル警報システムが押ボタン通報装置を備えていない場合(すなわち、火災検知器7及び防災受信盤8からなる場合)であっても、これに制御装置3及び警報装置4を付加することにより本発明を適用することができる。
1、6、6´ トンネル情報システム
2、2−1〜2−n 押ボタン通報装置(通報装置)
3 制御装置
4、4−1〜4−n 警報装置
7、7−1〜7−n 火災検知器(通報装置)
8 防災受信盤
42 表示部
420 LCD(画像表示部)
421 スピーカ


Claims (10)

  1. トンネル警報システムであって、
    トンネル内に配置されて作動時に通報信号を出力する通報装置と、
    前記通報信号に基づいて警報信号を生成して該警報信号を送信する制御装置と、
    トンネル内に配置されて前記警報信号を受信する複数の警報装置であって、各々が前記受信した警報信号に基づく警報内容を出力する表示部を有する、複数の警報装置と
    を備え、前記警報内容が前記複数の警報装置のそれぞれの位置に応じて決定されるように構成されたトンネル警報システム。
  2. 請求項1に記載のトンネル警報システムにおいて、前記表示部が画像表示部を備え、前記警報内容が文字情報、図形情報、又は文字情報と図形情報の組合せを含む、トンネル警報システム。
  3. 請求項2に記載のトンネル警報システムにおいて、前記表示部がスピーカをさらに備え、前記警報内容が音声案内をさらに含む、トンネル警報システム。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のトンネル警報システムにおいて、前記通報装置が複数の通報装置からなり、前記通報信号は前記通報信号を出力した通報装置を特定する通報位置情報を含み、前記複数の警報装置がそれぞれの警報位置情報を有し、前記通報位置情報及び該警報位置情報に基づく警報内容を出力するように構成されたトンネル警報システム。
  5. 請求項4に記載のトンネル警報システムにおいて、前記制御装置が、前記通報位置情報及び前記警報位置情報に基づいて前記複数の警報装置に対するそれぞれの警報内容を決定し、該警報内容を含む警報信号を前記複数の警報装置に送信するように構成されたトンネル警報システム。
  6. 請求項4に記載のトンネル警報システムにおいて、前記制御装置が前記複数の警報装置に前記通報位置情報を送信し、前記複数の警報装置が、それぞれ受信した前記通報位置情報及び自装置の警報位置情報に基づいて警報内容を決定するように構成されたトンネル警報システム。
  7. 請求項4から6のいずれか一項に記載のトンネル警報システムにおいて、前記表示部が画像表示部を有し、該画像表示部が、前記通報位置情報が示す位置と前記警報位置情報が示す位置との関係を示すように構成されたトンネル警報システム。
  8. 請求項7に記載のトンネル警報システムにおいて、前記画像表示部が、前記通報位置情報が示す位置と前記警報位置情報が示す位置と避難経路との関係を示すように構成されたトンネル警報システム。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載のトンネル警報システムにおいて、前記通報装置が、ユーザによって押ボタンが押されたことに応じて前記通報信号を出力する押ボタン通報装置及び火災発生を検知して前記通報信号を出力する火災検知器の少なくとも一方からなる、トンネル警報システム。
  10. 請求項9に記載のトンネル警報システムにおいて、前記通報装置から前記制御装置への前記通報信号の少なくとも一部が防災受信盤によって中継される、トンネル警報システム。
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