JP2013242689A - 避難誘導システム - Google Patents

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Abstract

【課題】火災等の非常事態が発生した場合、非常事態に合せた最適な避難方向を表示して迅速且つ安全な避難行動を可能とする。
【解決手段】避難場所に至る経路に、避難方向及び避難場所までの距離を表示可能な複数の避難誘導表示装置30を配置して誘導灯制御盤24により制御する。誘導灯制御盤24は、通常監視状態では誘導表示装置30に所定の避難方向を固定的に表示させ、火災等の非常事態が発生した場合は、避難方向と避難場所までの距離を誘導表示装置30に表示させる。また火災が拡大した場合、誘導灯制御盤24は、当該非常事態の発生状況に基づき最適な避難経路を決定し、変更を必要とする誘導表示装置30に対し避難方向と避難場所までの距離を、最適避難経路に対応して表示変更させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、避難誘導表示により避難者を安全な避難口等に避難誘導する避難誘導システムに関する。
従来、火災報知設備と共に設置される一般的な避難誘導装置としては、常時点灯して避難を誘導する消防法で決められた誘導灯が知られており、誘導灯には通路に設置する通路誘導灯と避難口に設置する避難口誘導灯がある。
誘導灯は消防法に定められた避難誘導用の標識であり、通路誘導灯は、図10(A)に示すように、四角や長方形の筐体表面の表示部に、白地に緑色、または緑地に白の避難方向を示す矢印100と、避難口を示すシンボルマーク102を配置したピストグラム(絵文字)が描かれており、蛍光灯による背光照明により表示する。なお、図10(B)は避難口を示すシンボルマーク102を拡大して示している。また非常口に設置する避難口誘導灯は四角や長方形の筐体表面の表示部に、図10(B)のシンボルマークが描かれており、同じく蛍光灯による背光照明により表示する。
誘導灯の設置基準は法令により定められており(消防法施行令第26条、消防法施行規則第28条の3、消防予第245号)、通路誘導灯及び避難口誘導灯は、商用施設・工業施設・宿泊施設などに対して設置が義務付けられている。通路誘導灯は通路に一定の間隔で配置し、また避難口誘導灯は通路誘導灯による誘導先となる脱出可能な出口に設置している。これら通路誘導灯と避難口誘導灯は、蓄電池により数十分から数時間程度点灯し続ける能力を有しており、避難の際に、もし停電したとしても、脱出の目標として使用できるようになっている。通常の誘導灯では停電から約20分以上点灯し、長時間点灯型では1時間以上点灯する。
しかしながら、従来より多く用いられている通路難誘導灯は、図10(A)のピクトグラムの中の避難方向を示す矢印100は予め定められた避難経路に基づき固定であり、避難方向が火災等で避難不可能な状態であっても、避難方向の表示が変化することはなかった。
このような問題について、避難路に設置された煙感知器が作動したとき、平常時点灯している避難方向を示す矢印の表示を消灯し、避難路への避難を不可とする表示を点灯させるようにした避難誘導灯が提案されている。
実開平05−087689号公報 特開平09−081871号公報
しかしながら、このような従来の通路誘導灯にあっては、避難路に設置された煙感知器が作動したときに、避難路への避難を不可とする表示を行うだけであり、避難路を通ることができないことを知った避難者は、それ以外の避難路を探すことになり、通行可能な避難路がどの方向かは、通路誘導灯の避難不可を示す表示からは分からず、別の避難路をさがそうとして混乱することが想定され、火災等の緊急避難時に避難者を安全に確実に避難させることについては不十分であった。
また火災が発生した場合に、その場所に不慣れな人にあっては、避難口の場所を知らないため、通路誘導灯に従って避難口に向かっていても、どのくらい行ったら避難口につくかが予想できず、避難口につくまでに時間がかかるような場合には、不安に駆られて混乱に拍車をかける恐れがある。
本発明は、火災などの非常事態が発生した場合に誘導表示により安心且つ安全に避難口に向かう避難行動を可能とする避難誘導システムを提供することを目的とする。
(避難誘導システム)
本発明は、避難誘導システムに於いて、
避難場所に至る経路に配置され、避難方向及び前記避難場所までの距離を表示可能な複数の誘導表示手段と、
通常監視状態では誘導表示手段に所定の避難方向と、必要に応じて避難場所までの距離を固定的に表示させ、非常事態が発生した場合に、前記避難方向に加えて前記避難場所までの距離を表示させる誘導制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
(最適避難経路の表示)
誘導制御手段は、非常事態の発生状況に基づき最適な避難経路を決定し、当該最適避難経路に基づいた避難方向及び避難場所までの距離を誘導表示手段に表示させる。
(方向と距離の表示)
誘導表示手段は、避難方向を示す矢印画像と避難場所までの距離を同じ画面上に表示する。誘導表示手段は、避難方向を示す矢印画像と避難場所までの距離を、画面切替えにより交互に表示する。
(点滅又は明滅表示)
誘導表示手段は、避難方向を示す矢印画像と避難口までの距離を表示すると共に当該矢印画像を点滅又は明滅する。
(表示部)
誘導表示手段は、少なくとも2色を選択的に発光する複数の発光部をマトリクス状に配置した電光表示部を備える。また誘導表示手段は、カラー画像を表示する液晶表示部を備えても良い。
(基本的な効果)
本発明の避難誘導システムによれば、通常監視状態では誘導表示手段に所定の避難方向を固定的に表示させ(静止画表示)、火災等の非常事態が発生した場合は、避難方向に加えて避難場所までの距離を表示するようにしたため、避難者は誘導表示手段の表示により避難方向を知ると共に、現在の位置から避難口までの距離を知ることができ、火災等の非常事態の発生により混乱した状況にあっても、避難場所までどのくらい進めばつくのかを予測することができ、不安にかられることなく落ち着いた避難行動を可能とする。
(最適避難経路による誘導表示)
また、火災等の非常事態が発生した場合は、当該非常事態の発生状況に基づき最適な避難経路を決定し、当該最適避難経路に基づいた避難方向と避難場所までの距離を誘導表示手段に表示させるようにしたため、例えば火災の発生場所により、通常監視状態で表示している避難経路では適切に避難できないような場合、火災発生場所を確実に迂回する安全な避難経路や特定の避難口に避難者が集中しないような避難経路を決定して避難誘導表示を動的に変更することができ、非常事態の発生とその進展状況に合せた迅速且つ安全な避難誘導を可能とする。
(誘導表示を変化させることによる効果)
また、避難方向を示す矢印画像と避難場所までの距離を表示した場合、更に、矢印画像を点滅又は明滅するようにしたため、避難方向を示す矢印画像を静止画像として表示している場合に比べ、避難方向への移動を促す視認効果が高まり、また、避難方向を示す矢印画像の周期的な明るさや動きの変化により、離れた位置からも誘導表示を容易に認識でき、避難空間に煙層などがあって視界が悪い場合でも、避難誘導表示を容易に確認して迅速且つ安全な避難誘導を可能とする。
本発明による避難誘導システムの概略構成を示した説明図 図1の誘導灯制御盤と誘導表示装置の概略構成を示したブロック図 誘導表示装置に用いる電光表示部を示した説明図 誘導表示装置の誘導表示画像の例を示した説明図 誘導表示装置の避難方向と避難口までの距離を表示した例を示した説明図 誘導表示装置の避難方向と避難口までの距離を交互に表示する例を示した説明図 通常監視状態における避難誘導制御の例を示した説明図 火災が発生した場合の避難誘導制御の例を示した説明図 火災発生に伴い最適誘導経路を決定した場合の避難誘導制御の例を示した説明図 従来の誘導灯を示した説明図
[避難誘導システムの構成]
図1は本発明による避難誘導システムの概略構成をR型火災報知システムと共に示した説明図である。
図1において、R型火災報知システムは、防災センタなどに設置され、表示灯11を接続したR型受信機10から引き出した伝送路12に、アドレス指定による伝送機能を備えた感知器として、煙感知器14、差動スポット型熱感知器15、定温スポット型熱感知器16を接続し、また、アドレス指定による伝送機能を備えた中継器17を介して地区ベル18、発信機19を接続し、更に、中継器17を介して引き出したP型感知器回線に、終端器20及びP型感知器として、煙感知器21、差動スポット型熱感知器22、定温スポット型熱感知器23を接続している。
R型受信機10はアドレス指定による伝送機能を備えた中継器17及び各種感知器14〜16に対し、それぞれのアドレスを順次指定したポーリングを行って火災情報を収集しており、火災を判断すると火災警報を出力すると共に、地区ベル18を接続した中継器17のアドレスを指定した制御信号を送信して、地区ベル18の鳴動制御等を行う。
本発明の避難誘導システムは、誘導灯制御盤24と複数の誘導表示装置30で構成する。誘導表示装置30は、避難場所(避難口)に至る経路に配置され、避難方向及び避難場所までの距離を表示可能な複数の誘導表示手段であり、また誘導灯制御盤24は、通常監視状態では誘導表示手段に所定の避難方向を固定的に表示させ、必要に応じて避難場所までの距離を表示させる誘導制御手段である。更に、誘導灯制御盤24は、非常事態の進展状況に基づき最適な避難経路を決定し、当該最適避難経路に基づいた避難方向及び避難場所までの距離を誘導表示手段に表示させる。
誘導灯制御盤24は、R型受信機10と同様に、防災センタなどに設置し、伝送路25によりR型受信機10と接続し、火災信号を受信する。誘導灯制御盤24からは終端器28を接続した伝送路26を引き出し、伝送路16に避難誘導対象領域となる例えばビルの各階の避難経路となる通路側に配置した複数の誘導表示装置30を接続し、誘導灯制御盤24からアドレス指定により表示制御信号を送信して、避難方向と避難口までの距離を示す誘導情報を表示制御可能としている。
[誘導灯制御盤の構成]
図2は図1の誘導灯制御盤と誘導表示装置の機能構成の概略を示したブロック図である。図2において、誘導灯制御盤24は、制御部32、伝送部34、移報受信部36、表示部38、操作部40を備え、図示しない予備電源付きの電源部から直流電源の供給を受けて動作する。制御部32は、CPU、メモリ、各種の入出力ポート等をそなえたコンピュータ装置を使用する。
移報受信部36は伝送路25を介して図1に示したR型受信機10と接続し、火災発生場所等を示す火災信号を受信する。
制御部32は、通常監視状態では、対象施設について予め準備した所定の避難経路に対応した避難方向を示す表示制御信号を誘導表示装置30に送信し、これにより誘導表示装置30に所定の避難方向と、必要に応じて避難口までの距離を固定的に表示させている。
また制御部32は、R型受信機10から火災信号の受信を検知した場合、または操作部40による火災発生に伴う避難誘導開始操作の受け付けを検知した場合、避難口までの距離表示を含む表示制御信号を誘導表示装置30へ送信し、それまでの避難方向を示す表示に加え、避難口までの距離を表示させる。
また、制御部32は、火災の進展に伴い最適な避難経路を決定して避難経路を変更した場合には、決定した最適避難経路に基づき避難方向を変更する必要のある誘導表示装置30へ表示制御信号を送信し、避難方向と避難口までの距離の表示を変更させる。
[誘導表示装置の構成]
図2において、誘導表示装置30は、通路誘導灯として機能し、伝送部42、制御部44、駆動部46及び電光表示部48を備え、図示しない予備電源(バッテリー)付きの電源部からの直流電源の供給を受けて動作する。制御部44はCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路またはワイヤードロジック回路等を使用する。
伝送部42は、制御部44の指示を受け、センタ側に配置した誘導灯制御盤24との間で信号を送受信する。駆動部46は制御部44の指示を受け、電光表示部48に避難方向を示す画像を例えば2色画像として表示すると共に、火災が発生した場合には避難口までの距離を表示する。
図3は誘導表示装置30に設けた電光表示部48の実施形態を示した説明図であり、図3(A)に電光表示部を示し、図3(B)(C)に、2色構造のLED発光部を取り出して示している。
電光表示部48は、プレート上の表示部材の表面に、LED発光部60を縦横に所定数、マトリクス状に配列しており、LED発光部60は図3(B)又は(C)に取出して示すように、例えば半円形又は矩形の緑色発光部60aと白色発光部60bをひとつにまとめ、これを縦横のマトリクス状に並べている。
このような2色表示可能な電光表示部48を用いることで、白地に緑色、または緑地に白の避難方向を示す矢印や、避難口を示すシンボルマークを配置したピストグラム(絵文字)を表示可能とし、また電光表示部48に避難口までの距離を示す文字情報を表示可能としている。
図4は定常監視状態で図3の電光表示部48により表示する避難方向を示す画像の例を示した説明図である。図4(A)(B)は、避難通路の壁面などに誘導表示装置30を配置した場合の画像であり、直進する避難方向を示す矢印62a,62bを表示し、白の背景61に緑色の矢印64a,64b、または緑の背景61に白の避難方向を示す矢印64a,64bを表示する。なお、避難口を示すシンボルマークは省略している。
図4(C)(D)は、避難通路が交差する手前の避難路壁面に誘導表示装置30を設置する場合であり、図4(C)は、交差点で左折する避難方向の誘導表示としている。また図4(D)は、交差点で右折する避難方向の誘導表示としている。
図5は、火災等の非常事態が発生した場合に図3の電光表示部48により表示する画像の例を示した説明図である。図5(A)は、定常監視状態で図4(A)の直進する避難方向の矢印62aを表示していた状態で、火災の発生を検知した場合に切替表示する画像であり、避難方向を示す矢印62aを画面右側に表示すると共に、画面左側に避難口までの距離を示す情報として「避難口まで左折して10メートル」を表示している。なお、避難口までの距離を示す情報は、通常監視状態においても表示してもよい。
図5(B)は、通常監視状態で図4(C)の通路の交差点で左折する避難方向の誘導表示である矢印64aを表示していた状態で、火災の発生を検知した場合に切替表示する画像であり、避難方向を示す矢印64aを画面左側に表示すると共に、画面右側に避難口までの距離を示す情報として例えば「避難口まで10メートル」を表示している。
また誘導灯制御盤24は、火災等の非常事態の発生を検知した場合、誘導表示装置30にフリッカ制御信号を送信し、誘導表示装置30で表示している図5(A)(B)の避難方向を示す矢印62a,64aを、所定周期で点滅又は明滅し、矢印62a,64aを静止画像とした場合に比べ、視認性を高めて避難者の注意を強く喚起し、また視認できる距離を長くし、煙などにより視界が悪くなっても確実に避難方向を視認することを可能とする。
図6は、火災等の非常事態が発生した場合に図3の電光表示部48により表示する画像の例を示した説明図である。図6(A)は、通常監視状態で図4(A)の直進する避難方向の矢印62aを表示していた状態で、火災の発生を検知した場合に切替表示する画像であり、電光表示部48−1,48−2のように、避難方向を示す矢印62aの画面と、避難口までの距離を示す画面を、所定周期で交互に切替え表示している。このような画面切替えにより、避難方向と避難口までの距離を交互に表示することで、個別表示によりそれぞれの表示面積を大きく確保して、視認性を向上する。
図6(B)は、通常監視状態で図4(C)の通路の交差点で左折する避難方向の誘導表示である矢印64aを表示していた状態で、火災の発生を検知した場合に切替表示する画像であり、電光表示部48−1,48−2のように、避難方向を示す矢印64aの画面と、避難口までの距離を示す画面を、所定周期で交互に切替え表示している。なお、図4(B)(D)も同様となる。
[避難誘導表示制御]
図7は通常監視状態で固定的に行っている本発明の避難誘導システムによる誘導表示制御の例を示した説明図である。図7は避難誘導対象領域としてビルのフロアの一部を平面で示しており、通路L1に直交して通路L2〜L4があり、通路L2〜L4は直進して通路L5に繋がり、通路L5の両側に避難口50a,50bがあり、通路L1〜L5に沿って誘導表示装置30−11〜30−53を配置している。
通常監視状態にあっては、図1に示した誘導灯制御盤24は、避難誘導対象領域の避難口50a,50bへ向かう破線で示す避難経路を決定し、この避難経路の決定に基づく表示制御信号を誘導表示装置30−11〜30−53に送信し、図示の矢印で示すように、誘導表示装置30−11〜30−53に避難方向の表示を固定的に行っている。
図8は図7の避難誘導対象領域における通路L4に沿った場所で火災Fが発生した場合の誘導表示制御の例を示す。火災Fが発生した場合、図1に示した誘導灯制御盤24は誘導表示装置30−11〜30−53に、避難口までの距離を表示させるための表示制御信号を送信し、当該表示制御信号を受信した誘導表示装置30−1〜30−53は、それぞれが避難場所として設定している避難口50a,50bまでの距離を、誘導表示装置30−11〜30−53につき、吹き出しとして示すように、「避難口まで○○メートル」とする表示を行う。
図9は、図8で発生した火災Fが拡大した場合の避難誘導制御であり、火災Fが拡大した場合、通路L4は避難路として危険を伴うために通行できない。そこで誘導灯制御盤24は、火災Fの発生場所を示す情報に基づき、火災Fの発生場所を迂回して避難口に至る最適な避難経路を演算などにより決定する。この場合、誘導灯制御盤24は、図8の誘導表示装置30−13,30−14,30−41の避難方向の表示を、図9では火災Fが発生している通路L4を迂回し、通路L3から通路L5を通って避難口50aへ向かうように切替表示すると共に、それぞれの距離を別の避難口50aまでの距離に変更する。また、図8で避難口50a,50bの両方を誘導先として表示していた誘導表示装置30−52については、火災Fの発生場所から遠のく方向となる避難口50aへ向かうように避難方向を切替表示すると共に、避難口50aまでの距離に変更する。なお、図9は表示変更した誘導表示装置を想像線の丸で囲んで示している。
更に、火災Fが拡大した場合には、通路L4に加え通路L3も通行しないように通路L2を経由して避難口50aへ向かう避難経路を決定し、これに対応する誘導表示装置30の避難方向および避難口までの距離の表示を変更する制御を行う。
[本発明の変形例]
(避難階段への設置)
上記の実施形態は、避難誘導対象領域の避難経路となる通路に沿って配置した誘導表示装置の表示制御を例にとるものであったが、屋上等に通じる避難口に向かう避難階段に誘導表示装置を配置した場合について、火災等の異常が発生した場合には、誘導灯制御盤により通常監視状態で行っていた固定的な避難方向を示す表示に加えて避難口までの距離を表示し、更に発生した火災が拡大した場合には、その状況に応じて最適な避難方向を示すように避難方向と避難口までの距離を変更する誘導表示制御を行う。
(最適避難経路の決定)
上記の実施形態にあっては、火災が発生した場合の最適な避難経路の決定を、例えば火災感知器の作動によりR型受信機で受信した火災信号に基づき、火災発生場所を迂回するように決定しているが、火災発生に伴い動作する例えばスプリンクラー設備、ガス消火設備、防排煙設備、ガス漏れ警報器の作動などの情報を考慮して、安全で且つ迅速な避難を可能とする最適避難経路を決定して、誘導表示装置の避難方向及び避難口までの距離を示す表示を切替制御する。
(距離表示)
上記の実施形態にあっては、通常監視状態では、避難方向の矢印画像のみを表示しているが、通常監視状態においても、必要に応じて避難口までの距離を表示してもよい。この通常監視状態における距離表示は、例えば避難口までが遠い場所に配置した誘導表示装置で行い、日常的に、避難口から離れた場所であることを利用者に認識させ、火災等の非常事態に対し、適切に対応する気構えをもたせることを可能とする。
(誘導情報の表示)
上記の実施形態にあっては、誘導表示装置に、避難方向を示す矢印画像と共に、避難口までの距離を表示しているが、これ以外に避難誘導に活用できる適宜の情報を表示するようにしても良い。
(液晶表示部)
上記の実施形態は、誘導表示装置の表示部として、例えば2色LEDを用いた電光表示部としているが、カラー画像を表示する液晶ディスプレイを表示部に使用してもよい。
(火災以外の避難誘導)
上記の実施形態は、火災が発生した場合の避難誘導放送を例にとるものであったが、これ以外にガス漏れなどの異状、地震などの非常災害が発生した場合の避難誘導についても同様に適用できる。
(建物以外の用途)
また避難誘導システムはビルや集合住宅などの建物に限定されず、多くの人の出入りする適宜の商業施設、公共施設、地下道やトンネル、又は場所に適用できる。
(その他)
また本発明はその目的と利点を損なうことのにない適宜の変形を含み、また上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10:R型受信機
24:誘導灯制御盤
30,30−11〜30−53:誘導表示装置
32,44:制御部
34,42:伝送部
36:移報受信部
38:表示部
40:操作部
46:駆動部
48:電光表示部
60:LED発光部
60a:緑色発光部
60b:白色発光部
50a,50:避難口

Claims (7)

  1. 避難場所に至る経路に配置され、避難方向及び前記避難場所までの距離を表示可能な複数の誘導表示手段と、
    通常監視状態では前記誘導表示手段に所定の避難方向と、必要に応じて前記避難場所までの距離を固定的に表示させ、非常事態が発生した場合に、前記避難方向に加えて前記避難場所までの距離を表示させる誘導制御手段と、
    を備えたことを特徴とする避難誘導システム。
  2. 請求項1記載の避難誘導システムに於いて、前記誘導制御手段は、前記非常事態の発生状況に基づき最適な避難経路を決定し、当該最適避難経路に基づいた避難方向及び避難場所までの距離を前記誘導表示手段に表示させることを特徴とする避難誘導システム。
  3. 請求項1記載の避難誘導システムに於いて、前記誘導表示手段は、避難方向を示す矢印画像と避難場所までの距離を同じ画面上に表示することを特徴とする避難誘導システム。
  4. 請求項1記載の避難誘導システムに於いて、前記誘導表示手段は、避難方向を示す矢印画像と避難場所までの距離を、画面切替えにより交互に表示することを特徴とする避難誘導システム。
  5. 請求項2記載の避難誘導システムに於いて、前記誘導表示手段は、避難方向を示す矢印画像を表示すると共に当該矢印画像を点滅又は明滅することを特徴とする避難誘導システム。
  6. 請求項1記載の避難誘導システムに於いて、前記誘導表示手段は、少なくとも2色を選択的に発光する複数の発光部をマトリクス状に配置した電光表示部を備えたことを特徴とする避難誘導システム。
  7. 請求項1記載の避難誘導システムに於いて、前記誘導表示手段は、カラー画像を表示する液晶表示部を備えたことを特徴とする避難誘導システム。
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