JP2009237873A - 警報器システム - Google Patents

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仁隆 江川
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Abstract

【課題】複数の住警器間での連動警報を出す場合に異常を検出している連動元の住警器が簡単に分かるようにする。
【解決手段】火災などの異常検出時に連動警報を行う連動グループを構成する複数の住警器10−1〜10−5について、複数の住警器の各々を、他の住警器から区別可能な外観とし、各住警器の異常監視部は、他の住警器から異常を示すイベント信号を受信した時に、連動元の住警器に固有な外観を特定する異常警報の音声メッセージを出力する。住警器10−1〜10−5の他の住警器から区別可能な外観としては、番号数字1,2,3,4,5やA,B,C,C,Eなどの英文字、赤・黄・青といった色彩、犬、猫などの動物の絵などを施す。
【選択図】図3

Description

本発明は、火災などの異常を検出して警報すると共に他の警報器に信号を無線送信して警報を連動出力させる警報器システムに関する。
従来、住宅における火災やガス漏れなどの異常を検出して警報する住宅用警報器(以下「住警器」という)が普及しており、近年にあっては、1つの住戸に複数の住警器を設置して部屋毎に火災などの異常を監視する傾向も増加している。
このように住戸内に複数の住警器を設置した場合、異常が発生した部屋とは別の部屋に人がいた場合、警報音が聞こえず火災などの災害が広がる恐れがある。このため、住警器同士を有線接続し、ある住警器で火災を検出して警報した場合、他の住警器に信号を送って同時に警報させる連動警報ができるようにしている。
しかしながら、住警器同士を有線接続することは、有線工事が必要なためにコストが高くなる問題がある。この問題は無線式の住警器とすることで解消可能である。しかも、最近における無線回路用ICの低消費電力化に伴い、他の住警器からの信号を受信可能とするために常時受信可能な動作状態としても、たとえば5年を超えるような、実用に耐える電池寿命が保証され、無線式住警器の実用化が進められている。
特開2007−094719号公報
しかしながら、住宅などに無線式の住警器を設置して連動警報ができるようにグループを構成した住警器システムにあっては、任意の住警器が発報した時にグループを構成している全ての住警器が警報音を出すため、火災を検出している連動元の住警器が分かりにくいという問題がある。
本発明は、複数の住警器間での連動警報を出す場合に異常を検出している連動元の住警器が簡単に分かるようにした住警器システムを提供することを目的とする。
本発明は無線式の住警器を使用した住警器システムを提供する。即ち本発明は、
イベント信号を他の警報器との間で送受信する送受信回路部と、
警報音を出力する報知部と、
所定の操作を行う操作部と、
警報器と別体または一体に設けられ、異常を検出するセンサ部からの異常検出信号を受けて、連動元としての異常警報を出力させると共に、異常を示すイベント信号を他の警報器に送信し、一方、他の警報器から異常を示すイベント信号を受信した時に連動先としての異常警報を出力させる異常監視部と、
を備えた複数の警報器により連動グループを構築した警報器システムに於いて、
複数の警報器の各々を、他の警報器から区別可能な外観とし、
各警報器の異常監視部は、他の警報器から異常を示すイベント信号を受信した時に、連動元の警報器に固有な外観を特定する異常警報を出力することを特徴とする。
ここで、各警報器は、他の警報器から区別可能な外観として、各警報器に固有な文字、図形又は色彩を施す。
各警報器は、イベント信号に含まれる送信元符号と記警報器に固有な外観を特定する連動元情報の関係を連動元管理情報としてメモリに保持し、
各警報器の異常監視部は、他の警報器から異常を示すイベント信号を受信した時に、イベント信号に含まれる送信元符号により連動元管理情報を参照して連動元情報を取得し、取得した連動元情報を含む異常警報を出力する。
警報器は、更に、文字又は図形を表示可能な表示器を備え、
各警報器の異常監視部は、他の警報器から異常を示すイベント信号を受信した時に、イベント信号に含まれる送信元符号により連動元管理情報を参照して連動元情報を取得し、取得した連動元情報を表示器に表示する。
各警報器は、更に、障害を検出した時に障害元として障害警報を出力させると共に、障害を示すイベント信号を他の警報器に送信し、一方、他の警報器から障害を示すイベント信号を受信した時に障害連動先として連動元の警報器に固有な外観を特定する異常警報を出力する障害監視部を備える。
本発明によれば、住宅の各部屋に設置される異常警報の連動関係をもつ複数の住警器につき、各住警器に固有な外観として例えば、容易に視認可能な番号数字1,2,3・・・をカバーに描くか、カバーを赤・青・黄・・・としておき、任意の住警器で火災などの異常を検出して警報したら、他の住警器における連動警報として、連動元の住警器に描かれた番号数字を特定した例えば「1番の住警器が火災です」とか、「赤の住警器が火災です」といった音声メッセージを出力させることで、火災を検出した連動元の住警器が例えば1番や赤の住警器であることが直ぐに分かり、また、1番や赤の住警器はどの部屋であるかは、日常的に把握しているため、1番や赤の住警器と聞くだけで火災などの異常が発生した部屋がどの部屋かが直感的に分かり、火災などの異常の確認を迅速に行って適切な対応が素早くできる。
図1は本発明による無線式の住警器の外観を示した説明図であり、図1(A)に正面図を、図1(B)に側面図を示している。
図1において、本実施形態の住警器10はカバー12と本体14で構成されている。カバー12の中央には、周囲に煙流入口を開口した検煙部16が配置され、火災による煙が所定濃度に達したときに火災を検出するようにしている。
カバー12に設けた検煙部16の左下側には音響穴18が設けられ、この背後にスピーカを内蔵し、警報音や音声メッセージを出力できるようにしている。検煙部16の下側には警報停止スイッチ20が設けられている。警報停止スイッチ20は点検スイッチとしての機能を兼ねている。
警報停止スイッチ20の内部には、点線で示すようにLED22が配置されており、LED22が点灯すると、警報停止スイッチ20のスイッチカバーの部分を透過してLED22の点灯状態が外部から分かるようにしている。
また本体14の裏側上部には取付フック13が設けられており、設置する部屋の壁にビスなどをねじ込み、このビスに取付フック13で取り付けることで、壁面に住警器10を設置することができる。
更に、本実施形態にあっては、連動グループを構成する他の住警器から区別可能な外観として、番号数字15−1として「1」をカバー12の右上に、容易に視認できる充分な文字サイズで標記しており、この番号数字15−1を見て「1番の住警器」であることを認識できるようにしている。
なお図1の住警器10にあっては、検煙部16を備えた火災による煙を検出する住警器を例に取っているが、これ以外に火災による熱を検出するサーミスタを備えた住警器や、火災以外にガス漏れを検出する住警器についても、本発明の対象に含まれる。
図2は住宅に対する本実施形態の住警器の設置状態を示した説明図である。図2の例にあっては、住宅24に設けられている台所、居間、主寝室、子供部屋のそれぞれに本実施形態の住警器10−1〜10−4が設置され、更に屋外に建てられたガレージ26にも住警器10−5を設置している。
住警器10−1〜10−5のそれぞれは、イベント信号を相互に無線により送受信する機能を備えており、5台の住警器10−1〜10−5で1つの連動グループを構成して、この住宅全体の火災監視を行っている。
図3は図2の住宅に設置した本実施形態の住警器10−1〜10−5を取り出して並べて示した説明図である。住警器10−1〜10−5には、他の住警器から区別可能な外観として番号数字15−1〜15−5として「1」、「2」、「3」、「4」、「5」が標記され、居住者は番号数字15−1〜15−5を日常的に見ていることで、1番は台所、2番は居間、3番は主寝室、4番は子供部屋、5番はガレージと認識している。

図2において、いま住宅24の子供部屋で万一、火災が発生したとすると、住警器10−4が火災を検出して警報を開始する。この火災を検出して警報を開始することを、住警器における「発報」という。住警器10−4が発報すると、住警器10−4は連動元として動作し、連動先となる他の住警器10−1〜10−3,10−5に対し、火災発報を示すイベント信号を無線により送信する。他の住警器10−1〜10−3,10−5にあっては、連動元の住警器10−4からの火災発報を示すイベント信号を受信すると、連動先としての警報動作を行う。
ここで連動元となった住警器10−4の警報音としては、例えば音声メッセージにより「ウーウー 住警器が作動しました 確認してください」を連続して出力する。一方、連動先の住警器10−1〜10−3,10−5にあっては、「ウーウー 1番の住警器が作動しました 確認してください」といった音声メッセージを連続して出力する。この連動先の音声メッセージを聞き、火災を検出した住警器が1番ということで、直感的に場所は台所と分かり、直ぐに台所を確認して迅速且つ確実に対応できる。
住警器10−1〜10−5が警報音を出している状態で、図1に示した住警器に設けている警報停止スイッチ20を操作すると、警報音の停止処理が行われる。
また住警器10−1〜10−5は障害監視機能を備えおり、ローバッテリーなどの障害を検知すると、例えば「ピッ」といった警報音を例えば1分置きに間欠的に出力し、障害が発生したことを報知する。また障害を検出した障害元の住警器は、他の住警器に障害発生を示すイベント信号を無線送信し、他の住警器においても同じ障害警報が出力される。この結果、任意の住警器で障害が検出されると、グループを構成している全ての住警器から障害警報が出力される。
更に、本実施形態の住警器にあっては、障害警報中に警報停止スイッチを操作すると、「1番の住警器がローバッテリー障害です 電池を交換してください」といった障害元を示す音声メッセージが出力される。
図4は本発明による住警器の実施形態を示したブロック図である。図4は図3に示した5台の住警器10−1〜10−5につき、その内の住警器10−1について回路構成を詳細に示している。
住警器10−1はCPU28を備え、CPU28に対してはアンテナ31を備えた無線回路部30、記録回路部32、センサ部34、報知部36、操作部38及び電池電源40を設けている。
無線回路部30には送信回路42と受信回路44が設けられ、他の住警器10−2〜10−5との間でイベント信号を無線により送受信できるようにしている。無線回路部30としては、日本国内の場合には例えば400MHz帯の特定小電力無線局の標準規格として知られたSTD−30(小電力セキュリティシステムの無線局の無線設備の標準規格)またはSTD−T67特定小電力無線局テレメータ用、テレコントロール用及びデータ伝送用無線設備の標準規格)に準拠した構成を備える。
もちろん無線回路部30としては、日本国内以外の場所については、その地域の割当無線局の標準規格に準拠した内容を持つことになる。
記録回路部32にはメモリ46が設けられている。メモリ46には住警器を特定するID(識別子)となる送信元符号50、図2のように複数の住警器で連動警報を行うグループを構成するためのグループ符号52、更に連動テーブル56が格納されている。
送信元符号50としては、国内に提供される住警器の数を予測し、例えば同一符号として重複しないように例えば32ビットの符号コードが使用される。
グループ符号52はグループを構成する複数の住警器に共通に設定される符号であり、無線回路部30で受信した他の住警器からのイベント信号に含まれるグループ符号がメモリ46に登録しているグループ符号52に一致したときに、このイベント信号を有効な信号として受信して処理することになる。
なお本実施形態にあっては、記録回路部32にメモリ46を使用しているが、メモリ46の代わりにディップスイッチを設け、ディップスイッチにより送信元符号50やグループ符号52を設定するようにしてもよい。送信元符号50やグループ符号52の符号長(ビット数)が少ない場合には、ディップスイッチを用いた記録回路部32が望ましい。
連動テーブル56には、連動グループを構成する住警器10−1〜10−5について、各住警器に固有な送信元符号と、各住警器に固有な外観を特定する連動元情報の関係(ペア)が格納されている。
図5は連動テーブル56の詳細を示したおり、送信元符号として、住警器10−1〜10−5に固有な16進0xで例えば0000000A,0000000B,0000000C,0000000D,0000000Eが登録される。また連動元情報としては、図3に示したように、住警器10−1〜10−5には番号数字15−1〜15−5が標記されていることから、10進数で「1」、「2」、「3」、「4」、「5」が格納されている。
再び図4を参照するに、センサ部34には、本実施形態にあっては検煙部16が設けられている。センサ部34には検煙部16以外に、火災による温度を検出するサーミスタを設けてもよい。またガス漏れ監視用の住警器の場合には、センサ部34にガス漏れセンサが設けられることになる。
報知部36にはスピーカ58とLED22が設けられている。スピーカ58は、図示しない音声合成回路部からの音声メッセージや警報音を出力する。LED22は点滅や明滅、点灯などにより、火災などの異常や障害などを表示する。
操作部38には警報停止スイッチ20が設けられている。監視中に警報停止スイッチ20を操作すると、点検スイッチとして機能し、住警器10−1が正常であれば、火災発報時に対し低い音量で「ウーウー 火災警報器が作動しました 確認してください」とする音声メッセージを1回出力する。また火災などの警報中に警報停止スイッチ20を操作すると、住警器10−1から流している警報音を停止することができる。
電池電源40は、例えば所定セル数のアルカリ乾電池を使用しており、電池容量としては住警器10−1における無線回路部30を含む回路部全体の低消費電力化により、約10年の電池寿命を保証している。
CPU28にはプログラムの実行により実現される機能として、異常監視部60及び障害監視部62が設けられている。
異常監視部60は、センサ部34に設けた検煙部16で火災を検出したときに、報知部36のスピーカ58から連動元を示す警報音例えば「ウーウー 火災警報器が作動しました 確認してください」を繰り返し出力させると共に、火災発報を示すイベント信号を無線回路部30の送信回路42によりアンテナ31から他の住警器10−2〜10−5に向けて送信させる。
ここで、イベント信号は図6に示すフォーマットとなっている。図6において、イベント信号48は送信元符号50、グループ符号52及びイベント符号54で構成されている。送信元符号50は例えば32ビットの符号である。またグループ符号52は例えば8ビットの符号であり、同一グループを構成する例えば図3の5台の住警器10−1〜10−5につき同じグループ符号が設定されている。
なおグループ符号52としては、同一グループの住警器に同一のグループ符号を設定する以外に、予め定めたグループを構成する住警器に共通な基準符号と、各住警器に固有な送信元符号との演算から求めた住警器ごとに異なるグループ符号であってもよい。
イベント符号54は、火災、ガス漏れなどの異常や障害といったイベント内容を表す符号であり、本実施形態にあっては2ビット符号を使用しており、例えば「01」で火災、「10」でガス漏れ、「11」で障害としている。なおイベント符号54のビット数は、イベントの種類が増加したときには更に3ビット、4ビットと増加させることで、複数種類のイベント内容を表すことができる。
再び図4を参照するに、異常監視部60は、他の住警器10−2〜10−5のいずれかから火災発報を示すイベント信号を無線回路部30の受信回路44により受信したときに、イベント信号に含まれる送信元符号により図5に示した連動テーブル56を参照して対応する連動元情報を取得し、報知部36のスピーカ58から連動元を示す警報音例えば「ウーウー 1番の住警器が作動しました 確認してください」となる音声メッセージを連続的に出力させる。
ここで、異常監視部60で火災発報を検出して連動元警報音を出すときには、報知部36のLED22を例えば明滅させ、一方、連動先警報音を出す場合には、報知部36のLED22を点滅させる。これによって、連動元警報と連動先警報におけるLED22の表示を区別できるようにしている。もちろん、連動元警報と連動先警報のいずれについても、同じLED22の明滅または点滅表示であっても良い。
障害監視部62は、電池電源40の電圧低下によるローバッテリーを障害として検出した時に、例えば1分に1回、「ピッ」といった短いローバッテリー警報音を出すことにより障害警報音を出力させる。この場合、障害を示すイベント信号を他の住警器10−2〜10−5に送信し、ローバッテリー障害についても連動警報を可能とする。
このため障害監視部62は、他の住警器10−2〜10−5のいずれかから火災発報を示すイベント信号を無線回路部30の受信回路44により受信したときに、イベント信号に含まれる送信元符号により図5に示した連動テーブル56を参照して対応する連動元情報を取得する。
障害の連動警報は、最初は連動元と同じく例えば1分に1回、「ピッ」といった短いローバッテリー警報音を出しているが、この状態で警報停止スイッチ20を操作すると、報知部36のスピーカ58から障害元を示す警報音例えば「1番の住警器がローバッテリーです 電池を交換してくだい」と言った音声メッセージを1回に出力させる。
このような住警器10−1の回路構成及び機能は他の住警器10−2〜10−5についても同様であり、メモリ46に格納している送信元符号50が各住警器固有の符号となっている。
図7は本実施形態による基本処理を示したフローチャートである。図7において、住警器に内蔵している電池電源を有効として電源を投入すると、ステップS1で初期化処理が実行される。この初期化処理には図2のように住警器10−1〜10−5によりグループを構成するためのグループ設定処理が含まれ、例えばグループを構成する住警器10−1〜10−5のメモリ46に、同じグループ符号52を設定する。このグループ設定は、工場段階で行っても良いし、ユーザ側で行ってもよい。
続いてステップS2で火災監視処理を実行し、またステップS3で火災監視処理を実行し、これを繰り返す。
図8は図7のステップS2における火災監視処理の詳細を示したフローチャートである。図8において、まずステップS4でセンサ部34に設けた検煙部16による火災発報の有無を判別しており、火災発報を判別するとステップS5に進み、火災発報を示すイベント信号を他の住警器に送信する。続いてステップS6で連動元の火災警報として「ウーウー 住警器が作動しました 確認してください」を繰り返し出力させる。同時にLED22を明滅させる。
火災警報の出力中にステップS7で警報停止スイッチ20の操作を判別すると、ステップS8に進んで警報を停止する。この警報停止は、検煙部16に煙が残っている場合は、所定時間後、例えば14分後に再び警報出力を行う。
一方、ステップS4で火災発報の判別がない場合はステップS9に進み、他の住警器から火災発報を示すイベント信号を受信したか否か判別し、イベント信号の受信を判別した場合はステップS10に進み、イベント信号に含まれる送信元符号により連動テーブル56を参照して連動先情報を取得し、ステップS11で連動先の火災警報として例えば「ウーウー 2番の住警器が作動しました 確認してください」を繰り返し出力させる。この場合にも、ステップS7で警報停止操作を判別するとステップS8で連動先警報を停止させる。
図9は図7のステップS3における障害監視処理の詳細を示したフローチャートである。図9において、まずステップS12で例えばローバッテリー障害が検出されたとすると、ステップS13に進み、ローバッテリー障害を示すイベント信号を他の住警器に送信する。続いてステップS14で障害警報として例えば1分間に1回、「ピッ」といった短い警報音を出力する。
障害警報の出力中にステップS15で警報停止スイッチ20の操作を判別すると、ステップS16に進み、「ローバッテリーが検出されました 電池を交換してください」といった音声メッセージを出力して障害警報を停止する。
一方、ステップS12で障害検出がない場合はステップS17に進み、他の住警器から障害を示すイベント信号を受信したか否か判別し、イベント信号の受信を判別した場合はステップS18に進み、イベント信号に含まれる送信元符号により連動テーブル56を参照して連動先情報を取得し、続いてステップS19で障害元と同様に1分間に1回、「ピッ」といった短い警報音を出力する連動先での障害警報を出力する。
この障害警報の出力中にステップS20で警報停止スイッチ20の操作を判別するとステップS21に進み、障害元を示す例えば「2番の住警器がローバッテリーです 電池を交換してください」といった音声メッセージを出力して障害警報を停止する。
図10は連動グループを構成する異なる番号数字を標記すると共に表示器を備えた本実施形態の住警器セットを並べて示した説明図である。図10の実施形態にあっては、図3の実施形態と同様に、住警器10−1〜10−5は他の住警器から区別可能な外観として番号数字15−1〜15−5を標記しているが、これに加えてカバー上部に例えば7セグメントLED、液晶表示器、有機EL等の連動元を特定できる表示手段によって構成される表示部64を新たに設けている。表示部64は図4の住警器10−1における報知部36の機能として追加されており、他の住警器から火災を示すイベント信号を受信した際に、連動テーブル46から取得した連動元を示す住警器番号を表示するようにしている。
図10における表示部64の表示状態は、住警器10−1で火災発報となった場合であり、他の住警器10−2〜10−5の表示部64には、連動元を示す感知器番号として「1」が表示されている。
この表示部64による表示は障害監視の場合も同様であり、例えば住警器10−1でローバッテリー障害が検出されると、連動先の住警器10−2〜10−5の表示部64に障害元を示す「1」が表示される。
なお、図10にあっては、連動元についても同じ番号を表示しており、番号一致により連動元であることが分かる。また、表示部64を設けた連動元又は障害元を表示する場合には、音声メッセージによる連動元又は障害元の特定は行わないようにしても良いし、併用するようにしても良い。
図11は連動グループを構成する住警器に異なる英文字を標記した本実施形態の住警器セットを並べて示した説明図である。図11の実施形態にあっては、住警器10−1〜10−5は他の住警器から区別可能な外観として英文字66−1〜66−5として、「A」、「B」、「C」、「D」、「E」を標記している。
このため例えば住警器10−1で火災発報が判別されると、他の住警器10−2〜10−5において「ウーウー 住警器Aが作動しました 確認してください」といった音声メッセージが出力される。ローバッテリー障害の場合も同様であり、「住警器Aがローバッテリーです 電池を交換してください」といった音声メッセージを出力する。
図12は連動グループを構成する住警器に異なる色彩を施した本実施形態の住警器セットを並べて示した説明図である。図12の実施形態にあっては、住警器10−1〜10−5は他の住警器から区別可能な外観として白カバー12−1、赤カバー12−2、緑カバー12−3、黄カバー12−4及び青カバー12−5を設けている。
このため例えば住警器10−1で火災発報が判別されると、他の住警器10−2〜10−5において「ウーウー 白の住警器が作動しました 確認してください」といった音声メッセージが出力される。ローバッテリー障害の場合も同様であり、「白の住警器がローバッテリーです 電池を交換してください」といった音声メッセージを出力する。
図13は連動グループを構成する住警器に異なる動物マークを施した本実施形態の住警器セットを並べて示した説明図である。図13の実施形態にあっては、住警器10−1〜10−5は他の住警器から区別可能な外観として犬マーク68−1、猫マーク68−2、象マーク68−3、クママーク68−4及びパンダマーク68−5を設けている。
このため例えば住警器10−1で火災発報が判別されると、他の住警器10−2〜10−5において「ウーウー 犬の住警器が作動しました 確認してください」といった音声メッセージが出力される。ローバッテリー障害の場合も同様であり、「犬の住警器がローバッテリーです 電池を交換してください」といった音声メッセージを出力する。
なお、図11乃至図13の実施形態についても図10の実施形態と同様に表示部64を設け、連動元又は障害元の英文字、色彩、動物マークを表示するようにしても良い。
また、本実施形態における各住警器を他の住警器から区別可能な外観としては、番号数字、英文字、色彩、動物マーク以外に適宜の区別可能な形態を含む。
また上記の実施形態は異常として火災を検出する住警器を例に取るものであったが、これ以外にガス漏れ警報器や防犯用警報器など、それ以外の異常を検出する警報器にそのまま適用することができる。また住宅用に限らずビルやオフィス用など各種用途の警報器にも適用できる。
また、上記の実施形態は警報器にセンサ部と警報出力処理部を一体に設けた場合を例にとるが、他の実施形態として、センサ部と警報出力処理部を別体とした警報器であっても良い。
また本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
本発明による住警器の外観を示した説明図 住宅に対する住警器の設置状態を示した説明図 連動グループを構成する異なる番号数字を標記した住警器セットを並べて示した説明図 本発明による住警器の実施形態を示したブロック図 本実施形態で使用するイベント信号のフォーマットを示した説明図 図4の実施形態の住警器に設けた連動テーブルの説明図 本実施形態による基本処理を示したフローチャート 図7のステップS2における火災監視処理の詳細を示したフローチャート 図7のステップS3における障害処理の詳細を示したフローチャート 連動グループを構成する異なる番号数字を標記すると共に表示器を備えた住警器セットを並べて示した説明図 連動グループを構成する異なる英文字を標記した住警器セットを並べて示した説明図 連動グループを構成する異なるカバー色彩を施した住警器セットを並べて示した説明図 連動グループを構成する異なる動物マークを標記した住警器セットを並べて示した説明図
符号の説明
10,10−1〜10−5:住警器
12:カバー
12−1:白カバー
12−2:赤カバー
12−3:緑カバー
12−4:黄カバー
12−5:青カバー
13:取付フック
14:本体
15−1〜15−5:番号数字
16:検煙部
18:音響孔
20:警報停止スイッチ
22:LED
24:住宅
26:ガレージ
28:CPU
30:無線回路部
31:アンテナ
32:記録回路部
34:センサ部
36:報知部
38:操作部
40:電池電源
42:送信回路
44:受信回路
45:電波強度測定部
46:メモリ
48:イベント信号
50:送信元符号
52:グループ符号
54:イベント符号
56:連動テーブル
58:スピーカ
60:異常監視部
62:障害監視部
64:表示部
66−1〜66−5:英文字マーク
68−1:犬マーク
68−2:猫マーク
68−3:象マーク
68−4:クママーク
68−5:パンダマーク

Claims (5)

  1. イベント信号を他の警報器との間で送受信する送受信回路部と、
    警報音を出力する報知部と、
    所定の操作を行う操作部と、
    警報器と別体または一体に設けられ、異常を検出するセンサ部からの異常検出信号を受けて、連動元としての異常警報を出力させると共に、異常を示すイベント信号を他の警報器に送信し、一方、他の警報器から異常を示すイベント信号を受信した時に連動先としての異常警報を出力させる異常監視部と、
    を備えた複数の警報器により連動グループを構築した警報器システムに於いて、
    前記複数の警報器の各々を、他の警報器から区別可能な外観とし、
    前記各警報器の異常監視部は、他の警報器から異常を示すイベント信号を受信した時に、連動元の警報器に固有な外観を特定する異常警報を出力することを特徴とする警報器システム。
  2. 請求項1記載の警報器システムに於いて、前記各警報器は、他の警報器から区別可能な外観として、各警報器に固有な文字、図形又は色彩を施したことを特徴とする警報器システム。
  3. 請求項1記載の警報器システムに於いて、
    前記各警報器は、前記イベント信号に含まれる送信元符号と前記警報器に固有な外観を特定する連動元情報の関係を連動元管理情報としてメモリに保持し、
    前記各警報器の異常監視部は、他の警報器から異常を示すイベント信号を受信した時に、イベント信号に含まれる送信元符号により前記連動元管理情報を参照して連動元情報を取得し、取得した連動元情報を含む異常警報を出力することを特徴とする警報器システム。
  4. 請求項3記載の警報器システムに於いて、更に、文字又は図形を表示可能な表示器を備え、
    前記各警報器の異常監視部は、他の警報器から異常を示すイベント信号を受信した時に、イベント信号に含まれる送信元符号により前記連動元管理情報を参照して連動元情報を取得し、取得した連動元情報を前記表示器に表示することを特徴とする警報器システム。
  5. 請求項1記載の警報器システムに於いて、前記各警報器は、更に、障害を検出した時に障害元として障害警報を出力させると共に、障害を示すイベント信号を他の警報器に送信し、一方、他の警報器から障害を示すイベント信号を受信した時に障害連動先として連動元の警報器に固有な外観を特定する異常警報を出力する障害監視部を備えたことを特徴とする警報器システム。
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