JP2006243881A - 煙報知システム - Google Patents

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Abstract

【課題】火災により煙が発生した際に、使用者にすぐさま火災の発生と火災の発生場所とを報知することができなかった。
【解決手段】ID情報を有する第1の装置と個別情報を設定できる第2の装置とを有し、第1の装置は、煙を検出する検出手段と、この検出手段からの情報を元にして煙発生信号を発する煙信号送信手段とを備え、第2の装置は、煙発生信号を受信する煙信号受信手段と報知手段とを備える。第2の装置は、受信した煙発生信号に基づいてID情報と個別情報とを照合し、火災の発生と火災の発生場所とを報知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、火災により発生した煙を早期に検知でき、かつ使用者への報知ならびに避難や消火のために有効な火災発生位置情報を報知できる煙報知システムに関する。
近年放火による火災が多発しており、消防庁の平成13年度統計では、出火件数63569件の内、放火および放火の疑いとされる火災が22.4%とトップである。また、火災による死亡原因については、実に逃げ遅れが69%(平成14年度消防庁統計)となっており大半を占めている。したがって、逃げ遅れ防止のための火災報知器の重要性が認識されてきている。特に、一人暮らしの高齢者や身体的なハンディキャップをもった人が犠牲となる場合が増えており、社会問題化してきている。また、寝タバコなどによる不注意による火災発生件数も相変わらず多い。
東京都ではこのような背景のもと、平成16年に火災予防条例が改正された。この条例の施行日である平成18年6月からは、一般住宅(戸建住宅、共同住宅、長屋、寄宿舎、寮、下宿など)に住宅用火災報知器の設置が義務づけられる。このように、火災の早期発見に対するニーズが高まってきている。
従来の火災報知器において、火災を検出する構成や方法については、いくつかの種類があるが、火災により発生する煙を感知し、これにより火災を検出するタイプのものが知られている。このような煙を感知する火災報知器を、煙検出型火災報知器と呼ぶ。
煙検出型火災報知器の形態としては、煙が上方に行くという性質を利用し、天井などの高位に取り付けるものが多く、その構成としては、煙を検出する検出手段と、この検出手段からの情報を元にして煙発生信号を発する煙信号送信手段と、この煙発生信号に基づいて情報を報知する報知手段とが一体化されているものが多い。
このように、火災の発生を検出し報知する手段が一体となっている技術は、多くの提案をみるところである(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に示した従来技術は、目覚まし時計の機能と火災報知器の機能とを有するものであって、使用者にとって携帯が可能であるとともに、火災を検出する手段が使用者の近辺にあることから、使用者のいる位置での火災の検出と報知とが可能である。
詳しく説明する。図4は、特許文献1に示した従来技術をその主旨を逸脱しない範囲で書き直した図である。41は時計、42は第1の発信器、43はOR回路、44はブザー、45は煙センサ部、46はセットスイッチ、47は電源手段である。
時計41の出力は、第1の発振器42に入力し、その出力と煙センサ部45の出力とをOR回路43の入力とし、その出力をブザー44に入力している。セットスイッチ46は、煙センサ部45に電源手段47の電圧を印加するためのものであって、このセットスイッチ46のオンとともに煙センサ部45は稼働を開始する。
この煙センサ付き目覚まし時計は、通常の目覚まし時計の構成要素である時計41と、図示はしないが光学式煙センサと第2の発信器と間欠作動回路とからなる煙センサ部45とを有しており、火災等で発生した煙をこの煙センサ部45で感知し、ブザー44により使用者に知らせることが可能である。
特許文献1に示した従来技術によれば、従来知られている天井などの高位に取り付ける火災報知器とは異なり、目覚まし時計のごとく、使用者の就寝場所に近い所に設置もしくは持ち運びが可能であるため、使用者の付近で発生する火災をすばやく検出し報知するこ
とが可能である。
特開平4−140688号公報(第4頁、第3図)
ところで、火災が発生した場合、いち早く火災の発生を認知することとともに、火災がどこで発生したかを知り得ることも重要である。なぜならば、火災の発生場所を知ることで、無駄のない避難や消火活動が実施できるからである。
知られている従来の火災報知器では、複数の火災報知器同士を接続し、1つの火災報知器が火災を検出した場合、他の火災報知器も連動して火災を報知するような構成になっている場合が多い。例えば、複数の火災報知器を部屋ごとに取り付けておけば、どこか1つの部屋で火災が発生した場合、その他の部屋でも火災の発生を知り得ることができる。
特許文献1に示した従来技術は、火災を検知するための検出手段と検出警告報知手段とが同一の筐体内にあり、目覚まし時計の機能も有し、さらに携帯が可能であるため、ホテルのような部屋数の多い大規模な施設で利用しても、各部屋に設置さえしておけば、各部屋で火災を検出できるという利点があるが、次に示す大きな問題があった。
第1に、検出手段と警告報知手段とが同一の筐体内であるため、その火災報知器が置かれた部屋以外で発生した火災を検出することができないという点である。これは、火災の検知と認識とが遅れ、使用者が逃げ遅れてしまうという重大な問題がある。
第2に、使用者がいる場所以外で発生した火災が、どこで起きているのかを知り得ることができないという点である。これは、火災による避難の際に誤って火元に向かってしまうということにもなりかねず、大変危険である。
第3に、その筐体は、使用者が携帯可能であるように小型であるため、電源手段(例えば、電池)の大きさに制限があって、大きな電源手段を備えて長期に渡り火災を監視することができないという点である。これを防止するために、間欠作動回路を設けており、間欠動作を行うことで消費電力の低減を行う旨の記載があるが、電源手段の大きさの制限は根本的な問題であって、完全に解決できているともいえず、長期に渡る使用においては、いつ電源手段機能しなくなるかという不安があった。また、間欠作動により火災の発見が遅れてしまうという問題もあった。
また、特許文献1に示した従来技術は、使用者の近辺に設置していても、火災の認知が遅れる場合があった。その理由は、次のとおりである。
火災とともに発生する煙は、上方に行くという性質がある。したがって、従来知られている火災報知は天井などの高位に設ける場合が多い。特許文献1に示した従来技術は、目覚まし時計の機能も有しているため、通常は使用者のそばに置くことが予想できる。例えば、使用者が就寝中であった場合、枕元付近に置くなどである。このような場合、火災発生とともに上方に立ち上った煙を検出することが遅れてしまうのである。
本発明が解決しようとする課題は、火災発生の報知が遅れ、さらに火災の発生場所が特定できないというものであって、この課題を解決するために、使用者にいち早く火災発生を報知するとともに、使用者が火災の発生場所にいてもいなくても、どこで火災が発生したかを報知することができる煙報知システムを提供することにある。
上記課題を解決するため本発明の煙報知システムは、次のような構成を採用する。
第1の装置と第2の装置とを有し、第1の装置は煙を検出し、第2の装置は煙の発生を報知する煙報知システムにおいて、
第1の装置は、煙を検出する検出手段と、検出手段からの情報に基づいて煙発生信号を発する煙信号送信手段とを備え、
第2の装置は、煙発生信号を受信する煙信号受信手段と、受信した煙発生信号に基づいて情報を報知する報知手段とを備え、
煙発生信号は、電波であることを特徴とする。
第1の装置と第2の装置とは、そのどちらかが複数であることを特徴とする。
第1の装置は、識別情報としてID情報を格納しており、煙信号送信手段は、煙発生信号にID情報を付加して信号を発することを特徴とする。
第2の装置は、ID情報ごとに個別情報を割り当てる個別情報入力手段と、個別情報を記憶する個別情報記憶手段とを備えることを特徴とする。
第1の装置と第2の装置との少なくとも一方は、計時手段と計時手段の情報から時刻を報知する時刻報知手段とを有することを特徴とする。
第1の装置は、時計の外観を有することを特徴とする。
第2の装置は、腕に装着する腕時計型端末であることを特徴とする。
本発明の煙報知システムは、煙の発生を検出する第1の装置と煙の発生を報知する第2の装置とが別体となっているシステムであって、第1の装置が検出した煙発生の情報を第2の装置が受信して使用者に報知することができる。
第1の装置は、この第1の装置を特定するための識別情報としてID情報を格納している。第1の装置は、検出手段からの情報に基づいて煙発生信号を発する煙信号送信手段を有しており、この煙信号送信手段は、煙発生信号にID情報を付加して信号を発することができる。
さらに、第2の装置は、そのID情報ごとに個別情報を割り当てる個別情報入力手段と、この個別情報を記憶する個別情報記憶手段とを備えている。
このような構成とすることによって、第1の装置の配置場所を自由に設定することができる。例えば、煙を早期に検出できるように部屋の上方に設置することもできる。
また、第1の装置は、識別情報としてID情報を格納しているので、第2の装置は、第1の装置を特定することができる。例えば、第1の装置を各々離間して複数設置すると、煙の発生のみならず、ID情報からどの第1の装置が煙の発生を報知しているかを知ることができ、煙の発生が火災によるものであったなら、どこで火災が発生したかを知ることができる。これによって、避難や消火の行動をいち早く使用者が判断することができるのである。第2の装置は、第1の装置のID情報ごとに個別情報を割り当てることができるから、ID情報を認識しやすい文字列、例えば、部屋の名称などを設定しておくことができる。これにより、煙が検出された場所、すなわち、第1の装置の設置場所を直感的に知り得ることができる。
また、第1の装置と第2の装置との少なくとも一方は、計時手段と時刻を報知する時刻報知手段とを有しているため、煙の発生時刻を知り得るととともに、深夜や昼間など、その時刻に見合った対応をすぐさま使用者が認識できるための手助けを行うことができる。
さらに、煙発生時以外においては、時刻を知る時計として利用することができる。
本発明の煙報知システムは、第1の装置と第2の装置とが別体となっているから、双方の装置間でその装置サイズに制限はない。このため、第1の装置を大きくすることで、より大きな電源手段や電池を搭載することが可能であり、長期に渡り火災を監視することができる。
本発明を実施するための最良の形態を図面に基づき説明する。図1は、本発明の煙報知システムを示す概略図である。図2と図3とは、本発明の煙報知システムの具体的構成を示す図である。
[本発明の構成説明:図1]
図1を用いて、本発明の煙報知システムの構成を説明する。図1において、1a〜1cは第1の装置、2は第2の装置、11a〜11cは煙を検出する検出手段、12a〜12cは煙信号送信手段、13a〜13cはID情報格納手段、21は煙信号受信手段、22は報知手段、23は個別情報入力手段、24は個別情報記憶手段である。
図1に示す本発明の煙報知システムは、第1の装置を3つ、第2の装置を1つ用いる場合を例にして示している。第1の装置1a、1b、1cは、各々、煙を検出する検出手段11a、11b、11cと、この検出手段からの情報を元にして煙発生信号を発する煙信号送信手段12a、12b、12cとを備えており、図1において、第1の装置1a、1b、1cと第2の装置2との間に示す矢印は、これらの間での通信の様子を模式的に示すものである。第1の装置1a、1b、1cは、それぞれ離間して設置することで、より広範囲の火災の発生を検出することができる。もちろん、それぞれ別の場所や部屋に設置してもかまわない。
第1の装置1a、1b、1cは、それぞれの第1の装置を特定するための識別情報としてID情報を有しており、ID情報格納手段13a、13b、13cに格納している。煙信号送信手段12a、12b、12cは、煙発生信号にこのID情報を付加して信号を発する。ID情報とは、第1の装置1a、1b、1cを特定する情報であって、予め設定しておくことができる。例えば、機器番号#01〜#03をID情報として用いてもよく、もちろん、製造時のシリアル番号や製造番号などであってもよい。図1に示す例では、第1の装置1aには、機器番号#01をID情報格納手段13aに格納している状態を模式的に示している。同様に、第1の装置1bには、機器番号#02をID情報格納手段13bに格納している状態を、第1の装置1cには、機器番号#03をID情報格納手段13cに格納している状態をそれぞれ示している。
このように、ID情報として製造番号や固有の機器番号を設定するならば、装置製造時にそれらの情報を予め入力しておくこともできる。また、第1の装置1a、1b、1cにID情報を入力する入力手段と入力したID情報を表示する手段とを設けると、使用者が任意のID情報を設定し格納することができる。この場合、これらのID情報を入力するために必要な手段は、特に限定しないが、知られているマイクロスイッチやディップスイッチ、発光素子を用いた表示手段やディスプレイ装置などを用いることができる。
第2の装置2は、煙発生信号を受信する煙信号受信手段21と、受信した煙発生信号に基づいて情報を報知する報知手段22とを有している。第2の装置2は、第1の装置1a、1b、1cのそれぞれに格納しているID情報ごとに個別情報を割り当てる個別情報入力手段23と、この個別情報を記憶する個別情報記憶手段24とを備えている。個別情報とは、第1の装置を特定しやすくするために用いる個別の情報であって、使用者が任意に設定することができる情報である。すなわち、#01〜#03などの機器番号をそのまま
設定してもよいし、個別に名称を付与してもよい。第1の装置を設置する場所や部屋の名称をID情報ごとに設定しておいてもよい。図1に示す例では、第1の装置1aのID情報#01に対する個別情報として、「1階居間」という第1の装置1aを設置した部屋の名称を割り当てている場合を示している。もちろんこの個別情報はこれに限定することなく、「1F−LIVING」などの英数字や「3738934」などの使用者が理解できる固有の文字列であってもよい。
個別情報記憶手段24に格納する情報は、ID情報に対応する個別情報だけではない。本名発明の煙報知システムを運用する上で必要な情報を格納することもできる。これについては、後述する。
図1に示す本発明の煙報知システムは、第1の装置と第2の装置との間の通信の手段として、電波を用いる。すなわち、煙信号送信手段12a、12b、12cと煙信号受信手段21との間の通信は電波により行われる。電波による通信は、特に限定しないが、430MHz帯(UHF:Ultra High Frequency)の極超短波を利用した特定小電力の電波を用いることができる。本発明の実施の形態では、電波を送受信するアンテナや検波手段などは、知られている技術を用いることができるので、その説明は省略する。
送信信号にはID情報が付加されるため、どの第1の装置からの煙信号であるかを知り得ることができる。第1の装置1a、1b、1cをそれぞれ別の部屋に設置する場合は、このID情報によって火災発生位置情報を認知することができ、使用者に対して報知手段22により、火災発生と、どの部屋で火災が発生したのかを知らせることが可能である。これにより使用者は火災が発生したことに対する危険のみならず、どちらの方向に避難することが望ましいかを即座に判断することができる。
報知手段22は、特に限定はしないが、文字やアイコンなどを表示できるディスプレイ装置などである。液晶ディスプレイなどは小型化と低消費電力化とがしやすく、好ましい形態である。報知手段22がディスプレイ装置であると、第1の装置1a、1b、1cのID情報や個別情報を表示することができるので、情報を目視することにより第1の装置を特定しやすいという利点がある。
また、音や光を利用したものであってもかまわない。もちろん、これらを組み合わせて用いてもかまわない。
個別情報入力手段23は、特に限定しないが、知られているスイッチやキーボードなどを用いることができる。個別情報を入力する際に用いる入力文字変換機能などは、後述する制御手段と演算手段とが行う。これにより、任意の文字を入力することができる。
個別情報記憶手段24は、特に限定しないが、知られているメモリ手段を用いることができる。例えば、半導体素子を利用したメモリ手段や、磁気記憶装置を利用したメモリ手段などである。半導体素子を用いた半導体不揮発性記憶装置は、小型化と低消費電力化がしやすく、好適である。
第1の装置1a、1b、1cは、図示しない制御手段と演算手段とを有しており、装置を構成する各要素の動作を制御する。例えば、検出手段11a、11b、11cに光電式煙センサを用いた場合、その光電式煙センサの出力信号のレベルを監視し、その結果から煙の発生を判断する。また、煙発生信号にID情報を付加して信号を発するために、ID格納手段13a、13b、13cからID情報を読み出す。
第2の装置2は、図示しない制御手段と演算手段とを有しており、装置を構成する各要素の動作を制御する。例えば、煙発生信号を受信した煙信号受信手段21が受信した煙発生信号を元に報知手段22に煙発生を報知するように制御する。また、個別情報入力手段
23から入力された文字情報を他の文字列に変換したりする制御も行う。
さらに、受信した煙発生信号から、予め格納している別の情報を表示するように制御することもできる。例えば、第1の装置を西側の部屋に設置した場合、予め「東側に避難せよ」なる文字列を個別情報記憶手段24に格納しておけば、煙発生信号の受信に合わせてこの「東側に避難せよ」という文字列を表示させることもできる。これにより、使用者はまずどちらの方向に逃げればよいかを知り得ることができるのである。
[本発明の具体的構成:図2]
次に、本発明の煙報知システムの具体的構成を図2を用いて説明する。図2は、A室とB室とC室とを有する建物の室内に本発明の煙報知システムを用いる場合を模式的に示すものであって、複数の部屋に第1の装置を設置する場合を示すものである。A室とC室とにそれぞれ1つずつ第1の装置を設け、B室に1つの第2の装置を設けて情報を受信する場合を説明する。
図2において、1d、1eは第1の装置、2aは第2の装置、100は建物、101は火災による炎、102は火災により発生した煙である。つまり、C室で火災が発生した例を示している。220は表示部、221は文字列、222は火の形状を模したマーク、223はID情報、224は時刻情報、230は押しボタンである。
第2の装置2aは、その内部に図示はしないが、図1に示す煙信号受信手段21と個別情報入力手段23と個別情報記憶手段24とを備えている。表示部220は、図1に示す報知手段22に相当し、押しボタン230は、個別情報入力手段23に相当する。
図2に示す例においては、A室に第1の装置1dを設置し、B室に第2の装置2aを設置し、C室に第1の装置1eを設置している。第1の装置1d、1eと第2の装置2aとの間の煙発生信号の送受は、電波を用いている。第1の装置1d、1eは、部屋の高い位置に設置する例を示しており、例えば、天井に取り付ける。
第1の装置1d、1eは、煙を検出する手段として、光電式煙センサとガスセンサの2種類を内蔵している。光電式煙センサは、LED(Light Emitting Diode)とフォトダイオードとを含み、LEDを投射し、その反射光をフォトディテクタの役割を担うフォトダイオードで検出し、その出力信号の変化をモニタする。第1の装置1d、1eを設置している部屋内に火災発生による煙が入り込むと、LEDとフォトダイオードとで構成する検出空間にも煙が侵入し、煙によりLEDの反射光が変化する。これにより、フォトダイオードの出力信号が減衰し、これを検出することによって、煙検知を行うことが可能である。
ガスセンサは、知られているガスセンサを用いることができる。タバコや料理等により発生したガス種をある程度認識することが可能である。光電式煙センサと併用することで、発生したガス種を選別でき、誤認率を下げることが可能である。
第2の装置2aは、例えば、置き時計の外観をしている。第2の装置2aは、図示はしないが、計時手段と、この計時手段の情報から時刻を報知する時刻報知手段とを有している。また、アラーム機能も有している。
第2の装置2aは、この計時手段と時刻報知手段とによって、通常は現時刻を表示することが可能であり、アラーム機能によって、目覚まし時計として機能させることが可能である。
図2に示す例では、第1の装置1dには#04、第1の装置1eには#05という機器番号が割り当てられている。第1の装置1d、1eは、すでに説明した通り、この機器番号をそのままID情報とすることもできるし、任意に変更することもできる。図2に示す例では、第1の装置1d、1eにはそれぞれ#04と#05との機器番号がそのままID
情報223として格納している場合を示している。
機器番号#04、#05が直接的に第1の装置1d、1eを設置している環境を連想できないようであれば、第2の装置2a上で特定の文字列を関連付けることができる。すなわち、第2の装置2aに備える押しボタン230を利用して、任意の文字列を入力し、ID情報223と部屋番号や部屋の名称、あるいは設置情報などとを関連付けるのである。例えば、第1の装置1dのID情報223である#04には、「A室」という文字列を割り当て、第1の装置1eのID情報223である#05には、「C室」という文字列を割り当てるのである。これら割り当てた情報は、個別情報であるので、個別情報記憶手段24(図示せず)に格納される。
図2に示す例では、表示部220に文字やアイコンを表示させることができる。報知手段としては、アラーム機能によるアラーム音などの警報および表示部220によるものを複合的に用いてもよい。
表示部220には、火災が発生したことを示す文字列221と、火をイメージさせるように火の形状を模したマーク222と、第1の装置のID情報223と、現在時刻あるいは火災発生時刻である時刻情報224とを表示させる。図2に示す例では、表示部220のID情報223には文字列「C室」と表示している。第1の装置1eのID情報である#05には、「C室」という文字列を予め割り当てているためである。これについては後述する。
報知手段として警報を用いる場合は、目覚まし時計として機能させるときのアラーム音とは異なる音色や音階、リズムなどの特別な警報を発する。このように、報知手段22は、表示部220や図示しないアラーム機能によるアラーム音などを複合的に用いると、報知効果が向上し、使用者に対してより早く火災を報知することができる。
もちろん、報知手段22は、これに限定するものではない。バイブレータなどによる振動を利用したり、フラッシュのような強い光などを用いてもかまわない。これらは、文字を読み取りにくい年配者や視力が低下した人、音を聞き取りにくい人などに対して有効な報知方法である。
[本発明の動作の流れの説明:図2]
次に、図2を用いて、本発明の煙報知システムにおける具体的な情報の流れや機能について説明する。例えば、使用者がB室で就寝中にC室にて火災が発生した場合を想定して説明する。
第2の装置2aは、常時もしくは定期的に第1の装置1d、1eから煙信号発生信号を受信している。例えば、1分間に1回とか3分間に1回のように間欠的に受信を行う。通常、火災の発生がない場合は、煙発生信号としては、特に火災発生がないという情報を含む信号が発信されており、この情報を受信する第2の装置2aもなんら異常を報知することはない。
C室にて火災が発生すると、まず、火災発生による煙が天井に上昇し、第1の装置1eに備える図示しない煙を検出する検出手段により煙の発生が検出される。これにより、図示しない煙信号送信手段が煙発生信号を発する。煙発生信号は、特定小電力の電波により第1の装置1eの煙信号送信手段から第2の装置2aの図示しない煙信号受信手段に送信される。この時煙発生信号には第1の装置のID情報も格納されている。ここでは、機器番号#05が第1の装置1eのID情報である。第2の装置2aでは、受信した煙発生信号に基づいて情報を報知する報知手段、すなわち表示部220に火災であることを示す文字列221と火の形状を模したマーク222と第1の装置のID情報223と現在時刻あるいは火災発生時刻である時刻情報224とを表示させるとともに、アラーム機能を利用して、アラーム音を発する。
第2の装置2aにおいては、予め、使用者により個別情報入力手段である押しボタン230を利用して、第1の装置1dのID情報#04には、「A室」、第1の装置1eのID情報#05には、「C室」という文字列を割り当てているため、C室に設置している第1の装置1eからの煙発生信号に格納されたID情報#05と個別情報である「C室」という文字列とを照合し、ID情報223として「C室」という文字列を表示する。これにより、使用者は、火災の発生の事実と火災発生場所がC室であることとを認識することができ、早期避難や初期消火のために有効な情報を入手することができる。
本発明の煙報知システムの特徴的な部分はまさにこの点である。第1の装置に格納しているID情報を第2の装置にそのまま表示してもよいが、直感的に第1の装置の設置場所を知るには、使用者が個別の名称を付与する方がよい。火災は前ぶれなく発生するから、本発明の煙報知システムを設置してから時間が経過すると、ID情報を忘れてしまうこともある。また、火災発生時には使用者の気が動転してしまうこともある。このため、第1の装置を設置した場所などを示す個別情報を第2の装置に格納しておき、このID情報と個別情報とを照合し、表示することによって、一目で火災発生個所を知り得るのである。
本発明の煙報知システムは、第1の装置と第2の装置との間の通信に、430MHz帯の極超短波の電波を利用する例を説明したが、もちろんこれに限定するものではない。例えば、2.45GHz帯の電波を利用するブルートゥース(Bluetooth)などを用いることもできる。
[本発明の具体的構成:図3]
次に、図2に示す本発明の煙報知システムの具体的構成とは異なる構成を図3を用いて説明する。図3に示す例では、D室とE室とを有する建物の室内に本発明の煙報知システムを用いる場合を模式的に示すものであって、複数の部屋に第1の装置と第2の装置とを設置する場合を示すものである。図3において、1f、1gは第1の装置、2b、2cは第2の装置、220は表示部、221は文字列、222は火の形状を模したマーク、224は時刻情報、230は押しボタンである。300は小型の電子機器である。301は小型の電子機器300の表示装置、302は小型の電子機器300の入力装置である。なお、既に説明した同一の構成要素には同一の番号を付与している。
第1の装置1f、1gは、掛け時計型の形状を有しているほかは、図2に示す第1の装置1d、1eと同様の機能を有しており、それぞれ図示はしないが、ID情報#06、#07を格納し、図1に示すような検出手段と煙信号送信手段とID情報格納手段とを備えている。ID情報#06、#07は、ID情報格納手段に格納している。
第2の装置2b、2cは、図示はしないが、図1に示すような煙信号受信手段と個別情報入力手段と個別情報記憶手段とを備えている。
第2の装置2bは、腕時計型端末であって、腕時計の形状を有しているほかは、図2に示す第2の装置2aと同様の機能を有している。通常は現在時刻を表示させて携帯することが可能である。したがって、表示部220は、図1に示す報知手段22に相当し、押しボタン230は、個別情報入力手段23に相当する。
第2の装置2cは、小型の電子機器300、例えば、ノート型のPC(Personal Computer)にUSB(Universal Serial Bus)接続する装置の形状を有している。第2の装置2cには、表示部220や押しボタン230はなく、図示はしないが、小型の電子機器300と接続するためのインターフェース手段を有している。このインターフェース手段を利用して小型の電子機器300に接続する。第2の装置2cは、小型の電子機器300に接続することで機能する。詳しくは、小型の電子機器300は、第2の装置2cを制御する図示しないソフトウェアを備えている。このソフトウェアは、あたかも小型の電子機器300と第2の装置2cとが一体の装置として動
作するがごとく動作するのである。したがって、第2の装置2cにおいて、第2の装置2bの表示部220と押しボタン230に相当するものは、それぞれ小型の電子機器300の表示装置301と入力装置302とである。
図3に示す煙報知システムでは、第1の装置1f、1gと第2の装置2b、2cとの間で煙発生信号の情報を電波により送受信する例を示している。第1の装置1f、1gの煙を検出する手段については、すでに説明している第1の装置1d、1eと変わりはないので説明を省略する。
第2の装置2bにおいては、予め、使用者により個別情報入力手段である押しボタン230を利用して、第1の装置1fのID情報#06には、「D室」、第1の装置1gのID情報#07には、「E室」という文字列を個別情報として割り当てている。
同様に、第2の装置2cにおいては、予め、使用者により小型の電子機器300を操作し、第1の装置1fのID情報#06には、「D室」、第1の装置1gのID情報#07には、「E室」という文字列を個別情報として割り当てている。
火災が発生した場合、第1の装置1f、1gと第2の装置2b、2cとは情報を送受信する。第1の装置1f、1gからの煙発生信号に格納されたID情報#06、#07と個別情報である「D室」と「E室」という文字列とを照合し、第2の装置2bは、表示部220に情報を表示し、第2の装置2cは、小型の電子機器300の表示装置301に情報を表示する。図3に示す例では、第2の装置2bの表示部には、火の形状を模したマーク222と時刻情報224とを表示している場合を示している。もちろん、図2に示す第2の装置2aと同様に、文字列221やID情報223を表示することができる。また、第2の装置2cは、小型の電子機器300の表示装置301に文字列221として「Alarm」という文字列、火の形状を模したマーク222と時刻情報224とを表示している場合を示している。もちろん、図2に示す第2の装置2aと同様に、その他の情報を表示することもできる。
図3に示す本発明の煙報知システムにおいても、図2に示す例と同様に火災の発生をアラーム音などの音や振動や光と併用して報知することができるのは言うまでもない。図3に示す本発明の煙報知システムの具体的な情報の流れや機能については、第1の装置1f、1gと第2の装置2b、2cとが情報を送受信するという点のほかは、図2に示す場合と変わりはないので、説明は省略する。
以上説明してきたように本発明の構成によれば、どこで火災が発生したかを使用者に早期に知らせることができるので、避難すべき経路を探索した使用者にとって有益な情報を入手できる。もちろん、避難だけではない。火災の発生をより早く認識することで、初期消火活動をいち早く行うことができるのである。
なお、本発明の実施の形態は、第1の装置と第2の装置との間の情報の送受信は、特定小電力の電波やブルートゥースである構成について説明したが、もちろんこれに限定するものではなく、電波を用いたものであれば、他の通信方法を用いることができる。例えば、近年注目を集めている家電製品向け短距離無線通信規格であるジグビー(ZigBee)や、超広帯域無線(UWB:Ultra Wide Band)、赤外線通信等であってもかまわない。必要な通信範囲、仕様等によって選択されるべきものである。
また第1の装置と第2の装置とのそれぞれの個数は、説明をわかりやすくするために1個、ないしは2個での構成で説明したが、もちろんその数に限定されるものではなく、複数あってもかまわない。また、第2の装置には、図1から図3に示す機能のほかに、別の構成を付加してもかまわない。例えば、宿所施設などの部屋の鍵の機能を付加することで
、第2の装置を部屋の入退室キーとして用いることができる。これにより、宿泊施設での避難指示の一役を担うことが可能である。
さらにまた、第1の装置と第2の装置との形態も本発明の実施の形態の構成に限るものではなく、様々な形態が可能である。例えば、第1の装置を一般に市販されている掛け時計や置き時計と同様の形状とし、装飾を施してもかまわない。このようにすることで、部屋の趣向に適合し、第1の装置を設置しても違和感がなくなるのである。また、第2の装置をPDA(Personal Digital Assistance)や身に付けるバッジ形状の電子タグなどとしてもよく、この場合はさらに携帯性が向上する。
本発明の煙報知システムは、煙を検出する第1の装置と検出した煙の情報から火災を報知する第2の装置とが別体となっている。このため、第1の装置と第2の装置との間で、その装置のサイズに互いを拘束する制限はない。したがって、第1の装置を大きくすることもできる。これによれば、第1の装置には、より大きな電源手段や電池を搭載することができるようになるため、煙を検出する稼働期間をより大きくすることができる。すなわち、特許文献1に示した従来技術の問題点である、長期に渡り火災を監視することができないという点は解消しうるのである。
本発明の煙報知システムは、煙の発生を検出する第1の装置と煙の発生を報知する第2の装置とを用いるシステムであり、使用者にいち早く火災発生を報知するとともに、ID情報からどこで火災が発生したかを報知することができるため、集合住宅等の火災報知システムとして適用できる。特に、ホテルや旅館などの宿泊施設、マンションや2世帯住宅などの一般家屋、部屋数の多い病院等の施設に対しては、好適である。
本発明の煙報知システムの構成を示す概略図である。 本発明の煙報知システムの具体的な構成を説明する図である。 本発明の煙報知システムの他の具体的な構成を説明する図である。 従来技術を説明する図である。
符号の説明
1a〜1g 第1の装置
2 第2の装置
2a〜2c 第2の装置
11a〜11c 検出手段
12a〜12c 煙信号送信手段
13a〜13c ID情報格納手段
21 煙信号受信手段
22 報知手段
23 個別情報入力手段
24 個別情報記憶手段

Claims (7)

  1. 第1の装置と第2の装置とを有し、該第1の装置は煙を検出し、該第2の装置は煙の発生を報知する煙報知システムにおいて、
    前記第1の装置は、煙を検出する検出手段と、該検出手段からの情報に基づいて煙発生信号を発する煙信号送信手段とを備え、
    前記第2の装置は、前記煙発生信号を受信する煙信号受信手段と、受信した前記煙発生信号に基づいて情報を報知する報知手段とを備え、
    前記煙発生信号は、電波であることを特徴とする煙報知システム。
  2. 前記第1の装置と前記第2の装置とは、そのどちらかが複数であることを特徴とする請求項1に記載の煙報知システム。
  3. 前記第1の装置は、識別情報としてID情報を格納しており、前記煙信号送信手段は、前記煙発生信号に前記ID情報を付加して信号を発することを特徴とする請求項1または2に記載の煙報知システム。
  4. 前記第2の装置は、前記ID情報ごとに個別情報を割り当てる個別情報入力手段と、前記個別情報を記憶する個別情報記憶手段とを備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の煙報知システム。
  5. 前記第1の装置と前記第2の装置との少なくとも一方は、計時手段と該計時手段の情報から時刻を報知する時刻報知手段とを有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の煙報知システム。
  6. 前記第1の装置が時計の外観を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の煙報知システム。
  7. 前記第2の装置が腕に装着する腕時計型端末であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の煙報知システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009237873A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Hochiki Corp 警報器システム
JP2019023904A (ja) * 2018-10-03 2019-02-14 ホーチキ株式会社 防災受信機

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