JP2011113114A - 警報器 - Google Patents

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【課題】火災などの異常を検出して連動元と連動先で行った警報を停止した後に、必要に応じて連動元や連動先が容易に分かるようにする。
【解決手段】警報履歴保持部70は連動元又は連動先を示す異常警報の履歴をメモリ32に警報履歴56として保持し、警報履歴出力部72は操作部36の警報履歴出力操作を検出した時に、警報履歴保持部70により保持している少なくとも最新の異常警報の履歴を報知部36により出力させる。警報履歴出力部72は、警報履歴出力操作を検出した時に、警報履歴出力操作を示すイベント信号を他の警報器に送信させ、他の警報器から警報履歴56として保持している少なくとも最新の異常警報の履歴を報知部36により出力させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、火災やガス漏れなどの異常を検出して警報すると共に他の警報器に信号を送信して警報を連動出力させる警報器に関する。
従来、住宅における火災を検出して警報する住宅用警報器(以下「住警器」という)が普及しており、近年にあっては、複数の住警器を相互に通信させ、1つの住警器の異常情報を他の警報器でも警報できる連動型警報システム向けの無線式住警器が実用化されており、これらの中には電池電源によって動作するものがある。
無線通信を行う連動型の警報システムにあっては、ある住警器で火災を検出した場合、火災を検出した連動元の住警器は、例えば「ウーウー火災警報器が作動しました 確認してください」との音声メッセージを出力し、一方、連動先の住警器では「ウーウー別の火災警報器が作動しました 確認してください」という音声メッセージを出力するようにしている。また、連動元の住警器の表示灯は点灯とし、連動先の住警器の表示灯は点滅とし、表示灯の表示からも連動元か連動先かが区別できるようにしている。
また、連動元と連動先の住警器で警報が行われた場合、住警器に設けている警報停止スイッチを操作すると、操作した住警器の警報を停止し、更に、他の住警器の警報も連動により停止させる手法も考えられている。
特開2007−094719号公報
しかしながら、このような従来の連動警報を行う無線式の住警器にあっては、任意の住警器で警報停止操作を行った場合、連動関係にある全ての住警器の警報を一斉に停止しているが、全ての住警器の警報を停止してしまうと、火災を検出した連動元の警報器がどれか分からず、消火後の火元の特定や、誤報又は非火災報を発した住警器の特定が困難になるという問題がある。
本発明は、火災などの異常を検出して連動元と連動先で行った警報を停止した後に、必要に応じて連動元や連動先が容易に分かるようにした警報器を提供することを目的とする。
本発明は、
監視エリアの物理的現象を検出して検出信号を出力するセンサ部と、
異常警報を出力する報知部と、
外部から所定の処理を指示する外部指示操作部と、
センサ部の検出信号出力による異常の有無及び操作部による停止操作を含むイベントを検出するイベント検出部と、
イベント検出部で検出したイベントを示すイベント信号を他の警報器へ送信する送信処理部と、
他の警報器からのイベント信号を受信する受信処理部と、
イベント検出部で異常を検出した時に、報知部から連動元を示す異常警報を出力させると共に、異常を示すイベント信号を他の警報器に送信させ、一方、他の警報器から異常を示すイベント信号を受信した時に、報知部から連動先を示す異常警報を出力させる警報処理部と、
を設けた警報器に於いて、
連動元又は連動先を示す異常警報の履歴を保持する警報履歴保持部と、
外部指示操作部の警報履歴出力操作を検出した時に、警報履歴保持部に保持している少なくとも最新の異常警報の履歴を示す情報を報知部により出力させる警報履歴出力部と、
を設けたことを特徴とする。
ここで、警報履歴出力部は、操作部の警報履歴出力操作を検出した時に、警報履歴保持部に保持している少なくとも最新の連動元を示す異常警報の履歴を示す情報を報知部により出力させる。
警報履歴出力部は、操作部の警報履歴出力操作を検出した時に、警報履歴出力操作を示すイベント信号を他の警報器に送信させ、一方、他の警報器から警報履歴出力操作を示すイベント信号を受信した時に、警報履歴保持部に保持している少なくとも最新の異常警報の履歴を報知部により出力させる。
警報履歴出力部は、操作部の警報履歴出力操作を検出した時に、警報履歴出力操作を示すイベント信号を他の警報器に送信させ、一方、他の警報器から警報履歴出力操作を示すイベント信号を受信した時に、警報履歴保持部に保持している少なくとも最新の連動元を示す異常警報の履歴を報知部により出力させる。
警報履歴出力部は異常警報の履歴に基づき報知部から異常警報を再現させる。
警報履歴出力部は報知部の警報音、警報表示、若しくは警報音と警報表示の組合せにより異常警報の履歴を報知させる。
警報履歴出力部は、報知部による連動元と連動先を示す警報表示の表示パターン又は表示色を異ならせる。また警報履歴出力部は、報知部による連動元と連動先を示す出力周期又は音色を異ならせても良い。
警報履歴報知は、少なくとも所定期間繰り返し又は継続される。
警報履歴出力部は、操作部の警報停止操作による警報停止後、少なくとも所定期間内における操作部による初回の操作を警報履歴出力処理要求として受け付ける。
警報履歴出力部は、操作部の操作による警報履歴出力操作を検出した場合、若しくは他の住警器から警報履歴出力操作を示すイベント信号を受信した場合、自己の警報履歴から最新の警報履歴を読み出し、報知部により連動元であった場合には連動元を報知させ、連動先であった場合には連動先を報知させる。
警報履歴出力部は、最新の警報状態が連動先であった場合にのみ異常警報の履歴を報知部に出力させ、異常警報の履歴を報知しない警報器が連動元と分かるようにする。
本発明によれば、火災などの異常を検出して複数の警報器で連動警報が行われた場合に警報履歴を保存し、警報が全て停止した後であっても、火元の特定や、誤報又は非火災報を発した住警器を特定する必要が生じた場合、直前の警報時に連動元であった警報器に於いて、操作部により警報履歴出力操作を行うと、異常警報時に保存された異常警報履歴が読み出されて、少なくとも直前(最新警報時)の、連動元を示す異常警報の履歴報知が行われ、火元の特定や、誤報又は非火災報を発した住警器の特定が簡単且つ確実にできる。
また、任意の警報器で警報履歴出力操作を行うと、異常警報時に保存された異常警報履歴が読み出されて、直前の警報状態が連動元であった場合には連動元であった旨を、直前の警報状態が連動先であった場合には連動先であった旨を示す履歴報知が行われ、火元の特定や、誤報又は非火災報を発した住警器の特定が簡単且つ確実にできる。
また、任意の警報器で警報履歴出力操作を行うと、他の警報器に警報履歴出力操作を示すイベント信号が送信され、他の警報器においても保存している警報履歴が読み出されて、少なくとも直前(最新警報時)に於いて連動元であった旨もしくは連動先であった旨を示す異常警報の履歴報知が行われ、連動関係にある警報器を全て操作することなく、簡単に警報履歴を読出して報知することができる。
また、警報履歴報知は所定期間繰り返しまたは継続されるので、警報履歴出力操作を行った警報器のみならず、操作を行った警報器からの警報履歴出力連動信号受信により警報履歴が出力される他の警報器に於いても、確実に警報履歴を確認することができる。
住宅に対する本発明の警報システムの設置状態を示した説明図 本発明による無線式の住警器の外観を示した説明図 図1の警報システムに設けた住警器の実施形態を示したブロック図 本実施形態で使用するイベント信号のフォーマットを示した説明図 本実施形態における警報履歴報知の態様を一覧形式で示した説明図 図3の住警器による基本的な処理を示したフローチャート 図6のステップS3における検出イベント対応処理の詳細を示したフローチャート 図6のステップS5における受信イベント対応処理の詳細を示したフローチャート
図1は住宅に対する本発明による無線式の住警器(住宅用火災警報器)の設置状態を示した説明図である。図1の例にあっては、住宅24に設けられている台所、居間、主寝室、子供部屋のそれぞれに本実施形態の、火災を検出して警報する住警器10−1〜10−4が設置され、更に屋外に建てられたガレージ26にも住警器10−5が設置されている。住警器10−1〜10−5は、イベント信号を無線により相互に送受信する機能を備え、住宅全体の火災監視を行っている。
いま住宅24の子供部屋で万一、火災が発生したとすると、住警器10−4が火災を検出して警報を開始する。この火災を検出して警報を開始することを、住警器における「発報」という。住警器10−4が発報するとき、住警器10−4は連動元として機能し、連動先となる他の住警器10−1〜10−3,10−5に対し、火災発生を示すイベント信号を無線により送信する。他の住警器10−1〜10−3,10−5、連動元の住警器10−4からの火災発生を示すイベント信号を受信した場合に、警報音と警報表示により連動先としての警報動作を行う。
ここで連動元となった住警器10−4の警報音としては、例えば音声メッセージにより「ウーウー 火災警報器が作動しました 確認してください」を出力する。一方、連動先の住警器10−1〜10−3,10−5にあっては、「ウーウー 別の火災警報器が作動しました 確認してください」といった音声メッセージを出力する。
また連動元となった住警器10−4の警報に伴う表示としては、例えばLED22(後述)を点灯させる。一方、連動先の住警器10−1〜10−3,10−5にあっては、LED22を点滅させる。これによって、連動元警報と連動先警報におけるLED22による警報表示を区別できるようにしている。
なお、連動元のLED22を点滅とし、連動先のLED22を明滅としても良いし、連動元警報と連動先警報のいずれについても、同じLED22の明滅または点滅、点灯表示であっても良い。また例えば赤色LEDと黄色LEDを設け、連動元は赤色LEDを駆動し、連動先は黄色LEDを駆動するといった2色表示としても良い。もちろん、2つのLEDを一体として、赤色と黄色の両方を発光可能な2色LEDが採用できる。
住警器10−1〜10−5が警報音を出している状態で、警報停止スイッチ20(後述)を操作すると、警報音及び警報表示の停止処理が行われる。
図2は本発明による無線式の住警器の外観を示した説明図であり、図2(A)に正面図を、図2(B)に側面図を示している。
図2において、本実施形態の住警器10の筐体はカバー12と本体14で構成されている。カバー12の中央には、周囲に複数の煙流入口を開口し、その内部には検煙部16が配置され、火災による煙が所定濃度に達したときに火災を検出するようにしている。
カバー12に設けた検煙部16の左下側には音響穴18が設けられ、この背後にブザーやスピーカを内蔵し、警報音や音声メッセージを出力できるようにしている。検煙部16の下側には警報停止スイッチ20が設けられている。
警報停止スイッチ20は住警器の機能点検を指示する点検スイッチとしての機能を兼ねている。たとえば、火災警報時に警報停止スイッチ20が操作されると警報を停止し、通常状態で警報停止スイッチ20が操作されると機能点検を開始して結果を報知する。
また警報停止スイッチ20は、警報履歴出力操作のためのスイッチとしての機能も備えている。例えば通常監視状態で警報停止スイッチ20を所定時間例えば3秒以上長押し操作すると、警報履歴出力処理が行われる。
警報履歴出力操作の受付判別方法はこれに限定されず、例えば直前の警報停止後、少なくとも所定期間内における初回の警報停止スイッチ20の操作を警報履歴出力処理要求として受け付けるようにすることが出来る。このようにすれば、利用者がスイッチの押し分けを意識することなく、警報が行われた後に、単にスイッチ20を操作するだけで直前の警報状態を知ることが出来る。この他にも、警報履歴出力操作の受付判別方法は適宜他の方法に依ることが出来る。
警報停止スイッチ20は、半透明部材で形成されたスイッチカバーと、スイッチカバーの内部に配置されたタクトスイッチ(図示せず)とで構成されている。スイッチカバー内部のタクトスイッチ近傍には、点線で示すように警報表示を行うLED22が配置されており、LED22が点灯、点滅、明滅すると、警報停止スイッチ20のスイッチカバーの部分を透過してLED22の作動状態が外部から分かるようにしている。
また本体14の裏側上部には略中央部に挿通孔を有する取付フック15が設けられており、設置する部屋の壁にビスなどをねじ込み、この取付フック15の挿通孔にビスを通すことで、壁面に住警器10を固定設置することができる。
なお図1の住警器10にあっては、検煙部16を備え、火災による煙を検出する住警器を例に取っているが、これ以外に火災による熱を検出するサーミスタ等の温度検出素子を備えた住警器や火災に伴うその他の物理現象を検出する住警器、火災以外にガス漏れを検出する警報器、侵入者や地震その他の異常を検出する各種の警報器、これらを組み合わせて成る警報器についても、本発明の対象に含まれる。
図3は図2の警報システムに設けた住警器の実施形態を示したブロック図であり、図1に示した5台の住警器10−1〜10−5の内、住警器10−1について回路構成を示している。他の住警器10−2〜10−5についても同様の構成となる。
住警器10−1と他の住警器10−2〜10−5を結ぶ矢印は、それぞれが相互に通信することを示している。住警器10−1を親機として住警器10−2〜10−5を子機として、子機間の連動時は親機を介して通信させることで連動機能を実行させても良いし、たとえば住警器10−2と住警器10−5なども相互に通信させるようにすることにより、親機を介さずに(若しくは親機と子機の区別を設けずに)子機間の連動を実現させても良い。
住警器10−1はワンチップCPUとして知られたプロセッサ28を備え、プロセッサ28に対してはアンテナ31を備えた無線通信部30、記録回路部(メモリ)32、センサ部34、報知部36、操作部38及び電池電源40を設けている。
無線通信部30には送信回路42と受信回路44が設けられ、他の住警器10−2〜10−5との間でイベント信号を無線により送受信できるようにしている。無線通信部30としては、日本国内の場合には、例えば400MHz帯の特定小電力無線局の標準規格として知られたSTD−30(小電力セキュリティシステム無線局の無線設備標準規格)またはSTD−T67(特定小電力無線局テレメータ用、テレコントロール用及びデータ伝送用無線設備の標準規格)に準拠した構成を備える。
もちろん無線通信部30としては、日本国内以外の場所については、その地域の割当無線局の標準規格に準拠した内容を持つことになる。
記憶部としてのメモリ32には、イベント信号の順番を示す連続番号である連番48、各住警器を特定するID(識別子)となる送信元符号50、図1のように住宅に設置した住警器10−1〜10−5で連動警報を行う連動グループを構成するためのグループ符号52、及び警報履歴56が格納されている。
連番48は警報器間の通信に於いてイベント信号の中継処理等を管理するためのものであるが、本発明に直接関係しないので詳細な説明を省略する。
送信元符号50としては、国内に提供される住警器の数を予測し、例えば同一符号として重複しないように26ビットの符号コードが使用され、例えば、住警器のシリアル番号を利用する。
グループ符号52は連動グループを構成する複数の住警器に共通に設定される符号であり、無線通信部30で受信した他の住警器からのイベント信号に含まれるグループ符号がメモリ32に登録しているグループ符号52に一致したときに、このイベント信号を有効な信号として受信して処理することになるので、近隣の住宅等に設置された、連動を要しない他のグループに属する警報器との不要な連動を回避出来る。
警報履歴56は火災を検出したときの連動元を示す火災警報若しくは他の住警器からのイベント信号受信に基づく連動先を示す火災警報の履歴情報である。警報履歴56は最新の情報を上書きするもであっても良いし、所定数までの履歴情報を先入れ後出しで格納しても良い。
センサ部34には、煙を検出して信号を出力する検煙部16を設けている。センサ部34には検煙部16に代えて、火災による温度を検出するサーミスタ等の温度検出素子や、火災に伴うその他の物理現象変化を検出する各種素子を設けてもよい。
報知部36には警報音を出力するスピーカ58と警報表示を行うLED22が設けられている。スピーカ58は、図示しない音声合成回路部からの音声メッセージや警報音を、図示しない増幅部を介して出力する。LED22は点滅や明滅、点灯などにより、火災などの異常を表示する。スピーカ58に代えて、ブザー等を用いても良い。またLED22に代え、2色LEDや液晶表示器等を設けても良い。
操作部38には警報停止スイッチ20が設けられている。警報停止スイッチ20は、報知部36からスピーカ58により火災や障害の警報音を出力しているとき又はLED22により警報表示を行っているときにのみ警報停止スイッチとして機能する。例えば連動元を示す警報中に警報停止スイッチ20を操作すると、警報音及び警報表示は停止され、一方、連動先を示す警報中に警報停止スイッチ20を操作すると、警報音は停止するが、警報表示は停止または所定時間後に停止するといった警報停止処理が行われる。
一方、連動元または連動先を示す警報を行っていない通常監視状態においては、警報停止スイッチ20は点検スイッチとして機能し、この状態で警報停止スイッチ20を操作すると、所定の自己点検動作が実行されて報知部36から点検結果を示す音声メッセージなどが出力される。
なお、障害警報中に警報停止スイッチ20が操作された場合には、所定の自己点検動作を実施して結果を報知した後に障害警報停止処理を行うようにしても良い。このようにすれば、例えばセンサ故障等を再チェックした後に障害警報停止処理が行われるので、ユーザに対し、故障状態をより明確に認知させることが出来る。そして、このとき障害状態が解消している場合には、例えば「障害は解消しました」等のメッセージを出力して、障害停止処理に移行しても良い。
更に警報停止スイッチ20は連動元または連動先を示す警報を行っていない通常監視状態で警報履歴出力スイッチとしても機能し、警報停止スイッチ20を例えば3秒以上長押しすると、警報履歴出力操作が判別され、メモリ32に格納している警報履歴56を読出し、その中の最新の警報履歴に基づく警報内容、即ち連動元を示す警報または連動先を示す警報が警報停止の直前に行われたことを、例えば報知部36のスピーカ58からの音声メッセージ及び又はLED22の警報表示(連動元警報と同様のメッセージや表示、または連動先警報と同様のメッセージや表示)で行う。なお、警報停止スイッチ20を兼用せずに、専用の警報履歴出力スイッチを設けても良い。
電池電源40は、例えば所定セル数のリチウム電池やアルカリ乾電池を使用しており、電池容量としては住警器10−1における無線通信部30を含む回路部全体の低消費電力化により、例えば10年の電池寿命を保証している。
プロセッサ28にはプログラムの実行により実現される機能として、イベント検出部60、送信処理部62、受信処理部64、警報処理部66、警報停止部68、警報履歴保持部70及び警報履歴出力部72の機能が設けられている。
イベント検出部60は、センサ部34による異常(火災)検出、操作部38による警報停止他、センサ部34の異常検出がなくなる異常復旧等のイベントを検出する。
送信処理部62は、イベント検出部60によりセンサ部34による異常検出、操作部38による警報停止、センサ部34の異常検出がなくなる異常復旧等の自己のイベントを検出した時に、検出イベントを示すイベント信号を、無線通信部30から連動先の住警器に送信させる。受信処理部64は、他の住警器10−2〜10−5からのイベント信号を、無線通信部30を介して受信解読する。
警報処理部66は、イベント検出部60で自己の異常として火災を検出した時にスピーカ58から連動元を示す警報音を出力すると共に、LED22を駆動して連動元を示す警報表示を行い、更に、火災を示すイベント信号を他の住警器に送信する。
具体的に説明すると、警報処理部66は、センサ部34に設けた検煙部16の煙検出信号からイベント検出部60で火災を検出したときに、報知部36のスピーカ58から連動元を示す警報音例えば「ウーウー 火事です 火事です」を繰り返し出力させると共に、LED22を点灯して連動元を示す警報表示を行い、更に、火災を示すイベント信号を無線通信部30の送信回路42によりアンテナ31から他の住警器10−2〜10−5に向けて送信させる。
また警報処理部66は、他の住警器10−2〜10−5のいずれかから火災を示すイベント信号を無線通信部30の受信回路44により受信し、受信処理部64で有効となったときに、報知部36のスピーカ58から連動先を示す警報音例えば「ウーウー 別の火災警報器が作動しました 確認してください」となる警報音を繰り返し出力させ、同時にLED22を点滅して連動先を示す警報表示を行う。
またイベント検出部60はセンサ障害とローバッテリー障害を検出する。センサ障害の検出は、所定の測定時間間隔T1、例えばT1=1秒間隔でセンサ部34の検煙部16から出力される煙検出信号をA/D変換により読み込んでメモリ32のバッファ領域に保持し、例えば所定の時間間隔T2=10分毎に、メモリ32のバッファ領域に保持している10分間ぶんの検出データの平均値を求め、この平均値が所定の基準レベル(零点レベルという)を下回った時に出力停止状態である等としてセンサ部16の障害と判定する。
このように煙濃度検出信号の10分間平均値が零点レベルを下回る原因は、検煙部16に設けている受光素子の断線、受光アンプの停止などの障害が発生したことによるものである可能性が高い。なお、センサ部16にサーミスタなどの温度検出素子を設けた場合にも、同様にセンサ障害を検出することが出来る。
ローバッテリー障害の検出は、所定の測定時間間隔T3、例えばT3=4時間間隔で電池電源40の電源電圧をA/D変換により読み込んで所定の閾値電圧と比較し、この閾値電圧以下の時にローバッテリー障害と判定し、更にローバッテリー障害との判定が連続して所定回数続いたときにローバッテリー障害を確定する。
警報処理部66は、イベント検出部60でセンサ障害又はローバッテリー障害を検出した時に、報知部36のスピーカ58からの警報音とLED22の表示により連動元を示すセンサ障害又はローバッテリー障害警報を出力させる。また警報処理部66は、センサ障害又はローバッテリー障害を示すイベント信号を他の住警器10−2〜10−6に送信して連動先を示すセンサ障害又はローバッテリー障害警報を警報音および/または表示で行わせる。
更に警報処理部66は、他の住警器10−2〜10−6からセンサ障害又はローバッテリー障害を示すイベント信号を受信した時に、報知部36からの警報音と、LED22により連動先を示すセンサ障害又はローバッテリー障害警報を出力させる。
警報処理部66は、イベント検出部60でセンサ障害を検出した場合、報知部36のスピーカ58から連動元(障害元)を示すセンサ障害の警報音としてたとえば「ピッ 故障です」を複数回連続出力し、同時にLED22を例えば点灯し、その後は一定時間毎に「ピッ 故障です」の音声出力とLED22による表示を複数回行う処理を繰り返す。
また警報処理部66は、センサ障害を示すイベント信号を他の住警器10−2〜10−6に送信することで、連動先を示すセンサ障害警報を出力させる。このときたとえば、警報音として「ピッ 別の警報器が故障です」を出力させ、同時にLED22により連動元とは異なる点滅表示を行わせる。
また警報処理部66は、イベント検出部60でローバッテリー障害を検出した場合、報知部36のスピーカ58から連動元(障害元)を示すローバッテリー障害の警報音としてたとえば「ピッ 電池切れです」を複数回連続出力し、同時にLED22を例えば点灯し、その後は、一定時間毎に「ピッ 電池切れです」の音声出力とLED22による表示を複数回行う処理を繰り返す。
また警報処理部66は、ローバッテリー障害を示すイベント信号を他の住警器10−2〜10−6に送信することで、連動先を示すローバッテリー障害警報を警報音として「ピッ 別の警報器が電池切れです」を出力させ、同時にLED22により連動元とは異なる点滅表示を行わせる。
警報停止部68は連動元を示す火災警報または連動先を示す火災警報の出力中に、警報停止スイッチ20の操作を検出した時、又は他の住警器から警報停止を示すイベント信号受信を検出した時、スピーカ58からの音声メッセージとLED22の警報表示による火災警報の出力を停止する。このときはLED22による警報表示については、所定時間継続した後に停止しても良い。
また警報停止部68は、センサ障害又はローバッテリー障害警報の出力中に操作部38に設けた警報停止スイッチ20の警報停止操作を、連動元を示す障害警報出力中に検出した場合、自己の連動元を示す警報音を停止すると共に表示を所定時間継続させた後に停止し、更に連動先を示す障害警報出力中の警報器に警報停止信号を送信して警報音と表示を停止させる。
図4は本実施形態で連動警報に使用するイベント信号のフォーマットを示した説明図である。図4において、イベント信号46は連番48、送信元符号50、グループ符号52及びイベント符号54で構成されている。
連番48はイベント信号の順番を示す連続番号であり、イベント信号を送信する毎に1つずつ増加させる。また、連番48は住警器10−1〜10−5の各々で非同期に生成している。連番48は警報器間の通信に於いてイベント信号の中継処理等を管理するためのものであるが、本発明に直接関係しないので詳細な説明を省略する。
送信元符号50は例えば26ビットの符号である。グループ符号52は例えば8ビットの符号であり、同一グループを構成する例えば図1の住警器10−1〜10−5につき同じグループ符号が設定されている。
なおグループ符号52としては、同一グループの住警器に同一のグループ符号を設定する以外に、予め定めたグループを構成する住警器に共通な基準符号と、各住警器に固有な送信元符号との演算から求めた住警器ごとに異なるグループ符号であってもよい。
イベント符号54は、火災、ガス漏れなどのイベント内容を表す符号であり、本実施形態にあっては3ビット符号を使用しており、例えば「001」で火災、「010」でガス漏れ、「011」で警報停止、「100」で復旧、「101」でセンサ障害、「110」でローバッテリー障害、「111」で警報履歴出力としている。なおイベント符号42のビット数は、更に4ビット、5ビットと増加させることで、更に多くのイベント内容を表すことができる。例えば、復旧のイベント符号は火災復旧と障害復旧に分けても良い。
図5は図3の実施形態における警報履歴の報知の態様を一覧で示した説明図である。図5(A)は報知部36のスピーカ58による警報音とLED22による警報表示につき、火災警報と警報履歴報知モード1〜3についてパターンA〜Dで示したもので、パターンA〜Dの内容を図5(B)の一覧に示している。
警報履歴報知モード1は火災警報と同じ報知出力態様となるA〜Dであり、これは警報履歴に基づき元の警報をそのまま復元して警報履歴の報知を行っている。警報履歴報知モード2は、LED22にみによる警報履歴表示C,Dであり、スピーカ58による警報音による報知は行わない。警報履歴報知モード3は、LED22による連動元を示す警報履歴表示Cのみであり、連動先を示す警報表示Dは行っていない。このような警報履歴報知モード1〜3にあっては、少なくとも連動元の警報履歴を報知できるようにすれば良い。
なお、警報履歴報知モードはモード1〜3に限らず、それ以外の警報音と警報表示を組み合わせ又は単独で報知するようにしても良い。
また例えば、警報停止スイッチ20の操作による警報履歴出力の指示を受け付けた場合、若しくは他の住警器10−2〜10−5から警報履歴出力のイベント信号を受信した場合、即ちイベント検出部60で警報履歴出力のイベントを検出した場合に、自己の警報履歴56から最新の警報履歴を読み出し、連動元であった場合には「連動元です」、連動先であった場合には「連動先です」とのメッセージを出力させるようにしても良い。もちろん、メッセージに代えて連動元と連動先が識別出来る表示を用いても良いし、メッセージと共にこれら表示を出力するようにしても良い。
図6は図2の住警器10−1における基本的な処理例を示したフローチャートである。図6において、住警器10−1の電池電源40による電源供給が開始されると、ステップS1で初期化および自己診断を実行し、異常がなければステップS2に進み、イベント検出の有無を判別し、イベント検出を判別するとステップS3に進み、災などの異常を報知する警報処理を行った後、ステップS4で検出イベント対応処理を実行する。
続いてステップS4で他の住警器からのイベント信号受信を判別するとステップS5に進み、受信イベント対応処理を実行する。
図7は図6のステップS3における検出イベント対応処理の一例を示したフローチャートである。
図7において、検出イベント対応処理は、ステップS11で火災を監視しており、センサ部34から出力された煙検出信号が所定の火災レベルを超えると火災を判別してステップS12に進み、連番、送信元符号、グループ符号、火災を示すイベント符号を含むイベント信号を他の住警器に無線により送信した後、ステップS13でスピーカ58からの警報音とLED22の点灯による警報表示とにより連動元を示す火災警報を出力する。続いてステップS14でメモリ32の警報履歴56に連動元の火災警報を行ったことを示す連動元警報履歴を格納する。
続いて、ステップS15でセンサ部34からの煙検出信号が低下して火災状態が解消する火災復旧の有無を判別しており、火災復旧を判別するとステップS16で連番、送信元符号、グループ符号、火災復旧を示すイベント符号を含むイベント信号を他の住警器に送信した後、ステップS17でスピーカ58からの警報音とLED22の点灯による警報表示とによる連動元を示す火災警報を停止する。
続いてステップS18で警報停止スイッチ20の操作の有無を判別し、スイッチ操作が判別されるとステップS19で警報中の有無を判別する。ステップS19で警報中が判別されると、ステップS20に進んで連番、送信元符号、グループ符号、警報停止を示すイベント符号を含むイベント信号を他の住警器に送信し、ステップS21に進んで連動元を示すスピーカ58からの警報音を停止し、LED22の点灯による警報表示を消灯する。なお、LED22は所定時間経過後に消灯しても良い。
続いてステップS22で警報停止スイッチ20の長押し操作による警報履歴出力操作の有無を判別しており、警報履歴出力操作を判別するとステップS23に進んでメモリ32の警報履歴56の中の最新の警報履歴情報を読出して図5(B)に示した各態様の中から、その時選択している警報履歴報知モード1〜3のいずれかに対応した連動元を示す警報又は連動先を示す警報の報知を報知部36から行わせる。なお警報履歴報知モードは、出荷時に予め設定しておき、その上でディップスイッチ等のインターフェース手段により利用者が選択して切り替え可能とすることも出来る。
続いてステップS24で警報履歴出力操作を示すイベント信号を他の住警器に送信し、他の住警器においても、それぞれの警報履歴に基づき連動元を示す警報又は連動先を示す警報履歴の報知を報知部36から行わせる。
ステップS22で警報履歴出力操作なしを判別した場合はステップS25に進み、他の住警器からの警報履歴出力のイベント信号の受信の有無を判別し、イベント信号受信を判別した場合はステップS23,S24の処理を行う。
なお警報履歴出力について他の住警器と連動させない場合はステップS24、S25を省略する。また、報知部36からの連動元を示す警報履歴又は連動先を示す警報履歴の報知は、例えば所定時間継続した時に停止するか、警報停止スイッチ20を次回所定操作した時に停止すれば良い。
図8は図6のステップS5における受信イベント対応処理の詳細を示したフローチャートである。
図8において、ステップS31で他の住警器からの火災を示すイベント信号受信の有無を判別している。他の住警器からの火災を示すイベント信号受信を判別すると、ステップS32に進んで連動先を示す火災警報としてスピーカ58からの警報音とLED22の点滅による警報表示を行う。続いてステップS33でメモリ32の警報履歴56に連動先の火災警報を行ったことを示す連動先警報履歴を格納する。連動元の警報履歴のみ出力させる警報履歴モードを採用選択する場合には、このステップS32は省略出来る。このとき後述のステップS39、S40も同様に省略することが出来る。
次にステップS34で他の住警器からの火災復旧を示すイベント信号受信の有無を判別しており、火災復旧を示すイベント信号を受信すると、ステップS35に進んで連動先の警報として行っているスピーカ58からの警報音とLED22の点滅による警報表示を停止する。
次にステップS36で他の住警器からの警報停止を示すイベント信号の受信の有無をチェックしており、警報停止を示すイベント信号の受信を判別すると、ステップS37に進んで警報中の有無を判別し、警報中を判別するとステップS38に進んで連動先の警報音を停止し、警報表示も停止させる。
続いてステップS39で警報停止スイッチ20の長押し操作による警報履歴出力操作の有無を判別しており、警報履歴出力操作を判別するとステップS40に進んでメモリ32の警報履歴56の中の最新の警報履歴情報を読出して図5(B)に示した各態様の中から、その時選択している警報履歴報知モード1〜3のいずれかに対応した連動先を示す警報の報知を報知部36から行わせる。
ステップS39で警報履歴出力操作のイベント信号受信なしを判別した場合はステップS41に進み、警報停止スイッチ20の長押し操作による警報履歴出力操作の有無を判別し、警報履歴出力操作ありを判別した場合はステップS40の処理を行う。
なお、上記の実施形態は火災を検出して警報する住警器を例にとるものであったが、ガス漏れ警報器、CO警報器、各種の防犯用警報器を配置した警報システムについても同様に適用できる。
また上記の実施形態は火災などの異常を検出した時の警報履歴を保存し、その後のスイッチ操作で必要に応じて報知させているが、火災などの異常以外に、センサ障害やローバッテリー障害などの障害や点検結果等についても同様に障害履歴を保存し、その後、必要に応じて障害履歴をスイッチ操作で読出し報知させても良い。このようにすれば、警報器の過去の状態を知ることが出来、故障修理等の様々な対処が容易になる。
また警報停止スイッチ、点検スイッチ、履歴出力指示操作のためのスイッチは必ずしも全て兼用とする必要は無く、それらの全部または一部を適宜分離統合して設けることができる。
また警報履歴出力は少なくとも最新の連動元が判れば良く、他の出力方法を採用しても良い。例えば最新の警報状態が連動先であったものについてのみ警報履歴出力を行わせることによっても、警報履歴が出力されない警報器が、最新の警報状態が連動元であった警報器であることを特定することができる。
また、最新の警報状態だけでなく、例えば最新のものから所定の複数件について、履歴を出力させるようにしても良い。
また警報履歴出力部は音声メッセージやLEDによる表示に限らず、出力周期や音色等を異ならせて連動元と連動先を識別出来るようにしたブザー音や、LED以外の各種の表示によっても行うことができる。
また警報履歴出力は、各履歴の記録順や記録時刻情報若しくはイベント発生順やイベント発生時刻情報を付加して出力するようにしても良い。時刻情報を付加する場合には、警報器は時計機能等の時刻情報取得手段を備えるように構成すれば良い。このような情報を付加して出力(報知)することによって、利用者は、より詳細な履歴情報を把握することが可能になる。
また、上記の実施形態で警報停止スイッチ20として示した操作手段は、必ずしもスイッチである必要は無く、リモコン装置等を使用して外部からの通信によって警報履歴出力を指示するもの等、どのような手段や方法を適用しても良く、特許請求の範囲に於ける「操作部」はこれら他の手段や方法を含む。
また、本発明の警報履歴記憶及び出力機能は、連動動作を行う警報器に限らず、単体で動作する警報器にも適宜適用することが出来る。この場合の警報器は、無線通信部30等の、通信に係る構成を省略することが出来る。そしてこの場合は連動元と連動先の区別は無いので、異常(住宅用火災警報器の場合は火災)を検出又は異常警報を出力した旨の履歴、障害を検出又は障害警報を出力した履歴、点検を実施した履歴、点検結果の履歴を対象とすることが出来る。
また上記の実施形態におけるフローチャートは処理の概略例を説明したもので、処理の順番等はこれに限定されない。また各処理や処理と処理の間に必要に応じて遅延時間を設けたり、他の判定を挿入する等が出来る。
また上記の実施形態で述べた「受信がある」、「受信が無い」、「受信した場合」、「受信を判別」等は、受信した信号が有効なものとして認識されたか否かの判定も含んでいる。
また、警報器の規格等によっては、上記実施形態のLEDによる表示が「警報」と認められない場合があるが、本発明では規格上「警報」に含まれるか否かに関わらず、警報表示、警報に伴う表示、または単に表示として記載している。本発明の目的を達成できるものであれば、どのような表示手段を用いても構わない。そして、表示部は警報器と別体に設けられていても良い。
また、上記の実施形態では、電池電源によって動作する住警器を例に取ったが、電池電源以外の電源で動作するものにも本発明を適用できる。
また、上記の実施形態は住宅用に限らずビルやオフィス用など各種用途の警報器にも適用できる。
また、上記の実施形態は警報器にセンサ部と警報出力処理部を一体に設けた場合を例にとるが、他の実施形態として、センサ部と警報出力処理部を別体とした警報器であっても良い。
また本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10,10−1〜10−14:住警器
12:カバー
14:本体
16:検煙部
17:取付フック
18:音響孔
20:警報停止スイッチ
22:LED
24:住宅
26:ガレージ
28:CPU
31:アンテナ
30:無線通信部
32:メモリ
34:センサ部
36:報知部
38:操作部
40:電池電源
42:送信回路
44:受信回路
46:イベント信号
48:連番
50:送信元符号
52:グループ符号
54:イベント符号
56:警報履歴
58:スピーカ
60:イベント検出部
62:送信処理部
64:受信処理部
66:警報処理部
68:警報停止部
70:警報履歴保持部
72:警報履歴出力部

Claims (12)

  1. 監視エリアの物理的現象を検出して検出信号を出力するセンサ部と、
    異常警報を出力する報知部と、
    外部から所定の処理を指示する操作部と、
    前記センサ部の検出信号出力による異常の有無及び前記操作部による停止操作を含むイベントを検出するイベント検出部と、
    前記イベント検出部で検出したイベントを示すイベント信号を他の警報器へ送信する送信処理部と、
    他の警報器からのイベント信号を受信する受信処理部と、
    前記イベント検出部で異常を検出した時に、前記報知部から連動元を示す異常警報を出力させると共に、異常を示すイベント信号を他の警報器に送信させ、一方、他の警報器から異常を示すイベント信号を受信した時に、前記報知部から連動先を示す異常警報を出力させる警報処理部と、
    を設けた警報器に於いて、
    連動元および/又は連動先を示す異常警報の履歴を保持する警報履歴保持部と、
    前記操作部の警報履歴出力操作を検出した時に、警報履歴保持部に保持している少なくとも最新の異常警報の履歴を示す情報を前記報知部により出力させる警報履歴出力部と、
    を設けたことを特徴とする警報器。
  2. 請求項1記載の警報器に於いて、前記警報履歴出力部は、前記操作部の警報履歴出力操作を検出した時に、警報履歴保持部に保持している少なくとも最新の連動元を示す異常警報の履歴を示す情報を前記報知部により出力させることを特徴とする警報器。
  3. 請求項1記載の警報器に於いて、前記警報履歴出力部は、前記操作部の警報履歴出力操作を検出した時に、警報履歴出力操作を示すイベント信号を他の警報器に送信させ、一方、他の警報器から警報履歴出力操作を示すイベント信号を受信した時に、警報履歴保持部に保持している少なくとも最新の異常警報の履歴を報知部により出力させることを特徴とする警報器。
  4. 請求項1記載の警報器に於いて、前記警報履歴出力部は、前記操作部の警報履歴出力操作を検出した時に、警報履歴出力操作を示すイベント信号を他の警報器に送信させ、一方、他の警報器から警報履歴出力操作を示すイベント信号を受信した時に、前記警報履歴保持部に保持している少なくとも最新の連動元を示す異常警報の履歴を報知部により出力させることを特徴とする警報器。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の警報器に於いて、前記警報履歴出力部は前記異常警報の履歴に基づき前記報知部から前記異常警報を再現させることを特徴とする警報器。
  6. 請求項1乃至4のいずれかに記載の警報器に於いて、前記警報履歴出力部は前記報知部の警報音、警報表示、若しくは警報音と警報表示の組合せにより前記異常警報の履歴を報知させることを特徴とする警報器。
  7. 請求項6記載の警報器に於いて、前記警報履歴出力部は、前記報知部による連動元と連動先を示す警報表示の表示パターン又は表示色を異ならせることを特徴とする警報器。
  8. 請求項6記載の警報器に於いて、前記警報履歴出力部は、前記報知部による連動元と連動先を示す出力周期又は音色を異ならせることを特徴とする警報器。
  9. 請求項5乃至8のいずれかに記載の警報器に於いて、前記警報履歴の報知は、少なくとも所定期間繰り返し又は継続されることを特徴とする警報器。
  10. 請求項1記載の警報器に於いて、前記警報履歴出力部は、前記操作部の警報停止操作による警報停止後、少なくとも所定期間内における前記操作部による初回の操作を警報履歴出力処理要求として受け付けることを特徴とする警報器。
  11. 請求項1記載の警報器に於いて、前記警報履歴出力部は、前記操作部の操作による警報履歴出力操作を検出した場合、若しくは他の住警器から警報履歴出力操作を示すイベント信号を受信した場合、自己の警報履歴から最新の警報履歴を読み出し、前記報知部により連動元であった場合には連動元を報知させ、連動先であった場合には連動先を報知させることを特徴とする警報器。
  12. 請求項1記載の警報器に於いて、前記警報履歴出力部は、最新の警報状態が連動先であった場合にのみ異常警報の履歴を前記報知部に出力させることを特徴とする警報器。
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