JP5460182B2 - 自動二輪車のメータユニット - Google Patents

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Description

本発明は、自動二輪車のメータユニットに関するものであり、特に、新規な外観形状を与えることができる自動二輪車のメータユニットに関する。
従来の自動二輪車等の鞍乗り型車両では、例えば、特許文献1に記載されているように、メータユニットの外周部とメータユニットを装着するハンドルカバーの開口周縁部との間を覆うサブカバーを設けたものが知られている。この従来技術では、新規な外観を得るべくメータユニットの外形を変更する際に、サブカバーだけを変更するだけでメータユニットの外形変更に対応可能であり、ハンドルカバーを変更する必要がないのでメータユニットの形状変化に容易に対応することができる。
特開2006−96106号公報
一般に、メータユニットの表示面にデジタル表示部を備えるものにおいては、速度計や残燃料計等の計器の他に、トリップメータユニットのリセットスイッチや時計設定スイッチ等、各種操作スイッチを設けることがある。この各種スイッチは、メータの基板上での電気的スイッチとして設けられるため、スイッチをメータユニットの表示面内に設けることが電気的スイッチとしては配置しやすくなるが、このようなスイッチをメータユニットの表示面内に設けた場合、表示面を形成する文字板とスイッチとが同化して、乗員からの視認性が低下する可能性がある。しかし、特許文献1に記載されているような従来のサブカバーでは、メータユニットの外形変更に対応させるだけに留まり、表示面領域内におけるメータユニットの使い勝手については考慮されていなかった。
本発明の目的は、メータユニットの外観形状を新規なものにし、かつ表示面のスイッチの操作性を向上させることができる自動二輪車のメータユニットを提供することにある。
前記目的を達成するための本発明は、メータケースと、前記メータケース内に設けられる計器の文字板と、前記文字板に設けられるデジタル表示部と、前記メータケースに装着されるとともに前記文字板の上面を覆って表示面領域を構成するレンズとを有し、車両操向用のバーハンドルを覆うハンドルカバーに設けられたメータ用開口部に前記メータケースを配置した自動二輪車のメータユニットにおいて、前記メータケースには、前記レンズに張り出して前記表示面領域内まで延びる不透明部分を含み、前記不透明部分に、前記デジタル表示部に表示される表示態様を変化させるスイッチ操作子が取り付けられている点に第1の特徴がある。
また、本発明は、前記メータケースが、前記不透明部分を含む筒状の上ケースおよび該上ケースの下端部に結合されるとともに上面を開放させた下ケース含み、前記レンズが、前記上ケースの上端部に接合されている点に第2の特徴がある。
また、本発明は、前記文字板は複数の計器に共通するものであり、前記不透明部分によって複数の計器の表示領域間が区画されている点に第3の特徴がある。
また、本発明は、前記スイッチ操作子が、前記文字板の下方に配置される回路基板上のスイッチを操作するものであって、該スイッチ操作子と前記スイッチとの間に介在させるロッド部を含み、前記不透明部分が、前記文字板側に折り返されて前記ロッド部の側方を覆う見返し部分を含んでいる点に第4の特徴がある。
また、本発明は、前記文字板の一部に、切り欠き部を設け、前記ロッド部およびその支持部材が、前記切り欠き部を通って上下に延在している点に第5の特徴がある。
また、本発明は、前記複数の計器が、第1の計器と、第1の計器に対して左右前方で互いに離れて配置される第2および第3の計器とを含み、前記不透明部分の一つが、前記第1の計器と第2の計器との間に設けられ、前記不透明部分の他の一つが、前記第1の計器と第3の計器との間に設けられている点に第6の特徴がある。
さらに、本発明は、前記ハンドルカバーがブレーキマスタシリンダの油量確認用開口を有するとともに、前記油量確認用開口はハンドルカバーに形成された凹部の底部に設けられ、前記不透明部分の外形が該凹部を形成している周囲の稜線に連続している点に第7の特徴がある。
第1の特徴を有する本発明によれば、メータケースが、該メータケース上に取り付けられるレンズ側に張り出している不透明部分を有しており、この不透明部分にスイッチ操作子を設けたので、メータユニットの外形形状を変更することなく、不透明部分の形状を変更するだけでメータユニットの上面つまり表示面に新規な外観形状を与えることができる。さらに、表示面領域内にスイッチ操作子を設けた場合でも、不透明部分によって文字板とスイッチ操作子とを容易に区別して認識することができ、使い勝手を向上させることができる。また、積極的に表示面領域内のスペースを利用して操作子を配置できるのでメータユニットの小型化を図ることができる。
また、第2の特徴を有する本発明によれば、脆性部材であるレンズにスイッチ操作子を直接取り付けることを不要にでき、さらにレンズは接合によって上ケースに取り付けられるので、レンズと下ケースとを直接締め付けることもなく、レンズの耐久性が向上する。
また、第3の特徴を有する本発明によれば、メータユニットで、車速、冷却水温、残燃料等、複数の情報を表示させる場合に、不透明部分によって表示領域を区分できるので、共通の文字板を使用した場合に、個々の計器の視認性を向上できる。
また、第4の特徴を有する本発明によれば、不透明部分の見返し部によってスイッチ操作子とスイッチとの間の操作伝達部材としてのロッドが隠されるので、レンズを通した場合の文字板付近の外観がよくなる。
また、第5の特徴を有する本発明によれば、文字板の外周から内側に入った領域にスイッチ操作子を配置する場合、文字板の切り欠き部にスイッチ操作子の下部構造(つまりロッド部やロッド部の支持部材)を配することができるので、組み立て性が向上する。
また、第6の特徴を有する本発明によれば、メータユニットの上面において、左右に振り分けて不透明部分を配することによって複数のスイッチ操作子を設けた場合に、それぞれのスイッチ操作子を容易に認識することができる。
また、第7の特徴を有する本発明によれば、不透明部分の外形形状がハンドルカバーのうち、曲げ部分の稜線との連続性をもたせることで、不透明部分とハンドルカバーとに一体感を生じさせる新規な外観を提供することができる。これによって、メータユニットとは別部品上にスイッチ操作子を配置したような印象を与えることができる。
本発明の一実施形態に係るメータユニットを含む自動二輪車の要部を示す上面図である。 本発明の一実施形態に係るメータユニットを含む自動二輪車の左側面図である。 本発明の一実施形態に係るメータユニットを含む自動二輪車の要部を示す正面斜視図である。 本発明の一実施形態に係るメータユニットを含む自動二輪車の要部を示す後方斜視図である。 本発明の一実施形態に係るメータユニットを含む自動二輪車の要部を示す左側面図である。 メータバイザを取り除いた自動二輪車の要部を示す後方斜視図である。 前カバーを取り除いた自動二輪車の要部を示す左前方斜視図である。 前カバーに形成されたねじ止め用のボスを示す断面図である。 前カバーと後カバーの結合部の例を示す断面図である。 前カバーのボスと後カバーのボスとの対向部の断面図である。 メータユニットの正面図である。 メータユニットの底面図である。 図11のA−A矢視図である。 図11のB−B矢視図である。 図11のC−C矢視図である。 図11のD−D矢視図である。 図11のE−E矢視図である。 図11のF−F矢視図である。 メータバイザの左後方斜視図である。 ヘッドライトの側面断面図である。 文字板の要部を示す平面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。図2は、本発明の一実施形態に係るメータユニットを有するスクータ型自動二輪車の左側面図である。なお、以下の説明では、特に記載しない限り、前後左右等の向きは、車両における向きと同一とする。
図2において、自動二輪車1の車体フレームは、メインフレーム2とシートレール3とを有する。メインフレーム2は車体前部に位置するヘッドパイプ5に先端部を接合され、略垂直に下方に延びている縦部分21と、該縦部分21から水平に延びている水平部分22と、水平部分22から上後方に延びる斜め部分23とからなる側面視U字形状の部材である。このメインフレーム2の斜め部分23にシートレール3の前端が接合される。
ヘッドパイプ5は下端部にフロントフォーク6が結合されたステアリング軸7aを旋回自在に支持し、フロントフォーク6の下端部には前輪WFが軸支され、ステアリング軸7aの上端部にはバーハンドル7が取付けられる。ハンドル7の両端にはグリップ7bが取り付けられる。メインフレーム2の後部にはエンジン8を前部に備えたパワーユニット9の前部を枢軸10で上下揺動自在に支持させ、パワーユニット9の後部はシートレール3から懸架させたリアクッション11に連結される。
パワーユニット9は、エンジン8の出力を変速および減速する周知の構成を有する図示しない変速機および減速機を備え、減速機の出力軸(図示せず)には後輪WRが取り付けられる。シートレール3上には乗員シートおよび同乗者シートを一体に形成したタンデムシート12が載せられる。タンデムシート12の下方には燃料タンク13を配置すると共にヘルメット14を収納することができる収納ボックス15を配置する。
バーハンドル7は、左右端のグリップ部分を除いてハンドルカバー16で周囲を覆われる。ハンドルカバー16は、詳細を後述する前カバー17および後カバー18からなり、前カバー17にはヘッドライト20が組み込まれ、後カバー18にはメータユニット(後述)が組み込まれる。ハンドルカバー16の前カバー17にはヘッドライト20を装着するためのヘッドライト開口を有し、後カバー18には、メータユニットを装着するためのメータユニット開口が形成される。
メータユニットおよびヘッドライト20の両側(両サイド)には、前カバー17および後カバー18とは別体で形成された左右1対のサブカバー19が設けられる。つまり、前カバー17、後カバー18およびサブカバー19は、互いに別部品である。サブカバー19は、互いに車体前後に分離して配置されるメータユニットとヘッドライト20とに前後端が隣接するように前カバー17から後カバー18に亘る範囲で延在する部品である。
前カバー17の左右両端には、ミラー24が配置され、ヘッドライト20およびメータユニットの上辺に接するメータバイザ25の上には、ウィンドスクリーン26が配置される。このウィンドスクリーン26は、サブカバー19を上下に貫通して設けられる左右1対のウィンドスクリーンステー(図6、7を参照して後述)に取り付けられる。
ヘッドパイプ5およびメインフレーム2の一部を囲むフロントカバー27およびレッグシールド28が設けられ、メインフレーム2の残部を囲むステップフロア29およびアンダカバー31が設けられる。また、シートレール3を囲む車体サイドカバー32および車体リヤカバー33が設けられる。
フロントフォーク6には、ブレーキキャリパ30が設けられる。前輪WFの上側にはフロントフェンダ34が設けられ、後輪WRの上側にはリヤフェンダ36が設けられる。パワーユニット9の上方には、エンジン8に導入される空気を清浄にするエアクリーナ37が配置される。
次に、自動二輪車の要部つまりハンドル周りを、図面を参照して詳述する。図1はハンドルカバー16を含む自動二輪車1の要部上面図、図3は同正面斜視図、図4は同後方斜視図、図5は同左側面図である。これらの図において、同符号は同一部分を示す。ハンドルカバー16は、前カバー17および後カバー18からなり、ハンドルカバー16には、サブカバー19、ヘッドライト20、メータユニット38およびメータバイザ25が装着される。前カバー17の後端部と後カバー18の前端部とは突き合わされて境界線40を形成している(図1、図5参照)。
また、図1に示すように、サブカバー19は、左右外側面が前カバー17および後カバー18に面し、前端面がヘッドライト20の左右上端面に対向する。一方、左右内側面はメータバイザ25の側面に面し、後端面がメータユニット38の左右前端面に対向している。つまり、サブカバー19は、前後カバー17、18並びにヘッドライト20、メータユニット38およびメータバイザ25に隣接して配置されている。
すなわち、ハンドルカバー16を構成する前カバー17および後カバー18並びにヘッドライト20、メータユニット38およびメータバイザ25等、互いに別体の部品を、これらのすべてと隣接するサブカバー19を設けることによって、一つのまとまりを生じさせている。特に、サブカバー19の前後をヘッドライト20およびメータユニット19に対面当接させることにより、車体の前後方向で離間して配置されているこれら二つの部品に一体感をもたせることができる。
前カバー17および後カバー18の境界線40は、前カバー17の前傾面と後カバー18の後傾面とが会合して頂部(もしくは稜線)をなしており、サブカバー19も、この頂部を跨ぐように側面視で頂部を有した山形をなしている(図5参照)。
図4において、後カバー18の左側部分には、上方から順にディマースイッチ41、ホーンスイッチ42、および方向指示スイッチ43が設けられる。また、後カバー18の右側部分には、上部にエンジン停止スイッチ44、下部にスタータスイッチ45がそれぞれ設けられる。これらスイッチ41〜45は、後カバー18に形成される開口からスイッチの操作子が後方つまりシート12に座る乗員側に臨むように取り付けられる。
図1には、前記スイッチ41〜45を取り付ける前のハンドルカバー16を示しており、後カバー18に形成されたスイッチ41〜45の装着用開口のうち、ディマースイッチ41用の開口46、ホーンスイッチ42用の開口47、エンジン停止スイッチ44用の開口48が見られる。後カバー18には、ブレーキにブレーキオイルを供給するマスターシリンダ(図示しない)のオイル量確認用開口49、49が設けられる。
後カバー18の左右側面には、バーハンドル7が貫通して左右両側にグリップ部分が張り出せるようにハンドル用の開口50が形成される(図4参照)。バーハンドル7のグリップ部分には、それぞれグリップ7b、7bが取り付けられる(図3参照)。
また、前カバー17の左右側面には、図3、図5に示すように、ブレーキレバー51が貫通して左右両側に張り出せるようにブレーキレバー用の開口52が形成される。さらに、前カバー17の後部には、ミラー24を支持するミラーステー53が貫通可能な開口54が形成される。この開口は境界線40側に開いたU字型をなしている。
後カバー18は、図1、図4に示すように後方部(図中下部)が狭く、前方部(図中上部)方向に向けて左右方向幅が拡大されたV字型縁55を有し、後述するブリッジ72(図6参照)の縁とともにメータユニット装着用の開口を形成している。そして、このV字型縁55に後面(図中下側面)が沿うようにメータユニット38が配置される。
図3において、ヘッドライト20は、上縁がメータバイザ25およびサブカバー19の前縁に対面当接し、さらに左右および下方が前カバー17に対面当接している。ヘッドライト20は、リフレクタ56を備え、リフレクタ56の焦点位置にはバルブ57を配置している。ヘッドライト20の前面はレンズ58で覆われる。レンズ58は、図20から理解できるように、上端が下端に対して後方に位置しているレンズ面を有する。前カバー17および後カバー18には、両者を互いに結合する際に使用されるボスや、両者をそれぞれヘッドライト20やメータユニット38に結合する際に使用されるボス等が形成される。
ハンドルカバー16の下端寄りは、ステアリング軸7aを取り囲むように筒状体になっている。図4において、前記ハンドルカバー16の筒状体の後半分を形成する後カバー18の下端寄りには、前カバー17側に突出するボス59が形成されている。そして、図3に示すように、前カバー17には、後カバー18の前記ボス59に対向する位置に、後カバー18に向けて止めねじが貫通可能な孔を有する凹部60が形成される。
前カバー17の、ヘッドライト20の左右には、後カバー18側に突出するボス63が形成される。このボス63には、ヘッドライト20から左右に張り出すブラケット(図示せず)を後カバー18側から通すことができる止めねじ(図示せず)がねじ込まれる。また、前カバー17には、後カバー18側に突出するボス17aが形成され、このボス17aは、後カバー18から前カバー17側に突出するボス18a(後述)の先端部が対向する。また、前カバー17には、ヘッドライト20の上部に形成されるブラケット79の孔を通すことができる止めねじ(図20を参照して後述)がねじ込まれるボス67が形成される。
図4において、後カバー18には、メータユニット38の後方側壁に対応する位置に、メータユニット38側に突出するボス61が形成される。このボス61には、メータユニット38に形成されるステー38A(図11に関して後述)の孔にメータユニット38側から通すことができる止めねじがねじ込まれる。さらに、後カバー18には、オイル量確認開口49に隣接して、前カバー17側に突出するボス62が形成される。このボス62は、後カバー18をバーハンドル7に結合するために設けられる(結合態様は図7に関して後述)。
メータバイザ25は、2本の止めねじ66によって後カバー18に取り付けられる。図3に示すように、後カバー18には、止めねじ66がねじ込まれるねじ孔を有するステー77が左右一対設けられる(図3、図6参照)。
図6は、メータバイザ25および前カバー17を取り外した状態を示すハンドルカバー16の後方斜視図、図7は、後カバー18の要部内側を示す斜視図であり、図1〜5と同符号は同一部分を示す。図1、図5、および図6において、サブカバー19はメータバイザ25に面する側に張り出したステー19aを有しており、前カバー17および後カバー18に面する側には、下向きに張り出した垂下爪19b、19c、および19dを有している。ステー19aは孔64を有しており、この孔64には、図5に示すように下方から止めねじ65を通し、この止めねじ65をメータバイザ25に設けられたボス25aにねじ込んで、サブカバー19をメータバイザ25に結合する。前カバー17の、サブカバー19の左右外側に面する縁には、前記垂下爪19b、19cを上方から差し込める位置に、図示しない2つの溝が形成され、後カバー18の縁には前記垂下爪19dを上方から差し込める位置に、図示しない1つの溝が形成される。したがって、メータバイザ25とサブカバー19とが一体化されたアセンブリは、前記垂下爪19b、19c、19dを、それぞれに対応する前ケース17および後ケース18の溝に上方から差し込むことで、このアセンブリは前ケース17および後ケース18に係合させられる。
図6において、メータユニット38の上部には、インジケータ表示部68が設けられる。インジケータ表示部68は、左右方向に1列に配置された方向指示表示部69、70、および方向指示表示部69、70の間に配置されるヘッドライト20の点灯状態表示部71を備える。
後カバー18の一部分はメータユニット38の左右から中央部に延びてインジケータ表示部68の前方を横切るブリッジ72を有しており、このブリッジ72は、該ブリッジ72をメータユニット38の下ケース106のステー73(図12に関して後述)に結合するために使用されるボス74が前方に突出して形成される。ブリッジ72は、ボス74を貫通して前記ステー73にねじ込まれる止めねじ75を通す孔76と、メータバイザ25をブリッジ72に結合するため2個所に設けられ、止めねじ(図10参照)が貫通可能な孔付きのボス18aとを備える。
ボス18a、18aのさらに左右外側には、ステー77、77が立設されている。このステー77は、メータバイザ25を後カバー18に前記止めねじ66、66(図4参照)で取り付けるためのねじ孔を有している。
ヘッドライト20の一部を形成するヘッドライトハウジング78には、該ハウジング78をメータバイザ25に取り付けるためのブラケット79が突出している。また、サブカバー19には、ウィンドスクリーン26を支持するウィンドスクリーンステー80がそれぞれ貫通して設けられる。ウィンドスクリーンステー80は、前方に向けて4個所にウィンドスクリーン26を取り付ける留め具81を有している。
図7において、バーハンドル7には、前方に向けてブラケット82が接合されており、該ブラケット82には、さらに上方に伸びて別のブラケット83が接合されている。サブカバー19を貫通しているウィンドスクリーンステー80の下端部にはブラケット84が接合されており、このブラケット84をハンドル側のブラケット82にボルト結合することによって、ウィンドスクリーン26をバーハンドル7に結合させる。符号85はブラケット84側から挿入されるボルト、符号86はブラケット82の下面に接合されているナットである。
ブラケット83は、後カバー18に形成されているボス62の前端面に対向しており、ブラケット83を通して止めねじ87をボス62にねじ込むことにより、後カバー18をバーハンドル7に結合される。符号88は方向指示スイッチ43のための取付孔である。また、符号89は、ステアリング軸7aにバーハンドル7を連結するための連結部材である。
図8は、前カバー17のボス63の断面図である。ボス63には、止めねじ(タッピングねじ)をねじ込む孔63aが形成されている。
図9は、前カバー17に形成される凹部60の断面図であり、後カバー18のボス59を併せて示す。前カバー17の凹部60の底部には止めねじ90が貫通可能な孔が形成されており、一方、後カバー18に形成されているボス59には、この止めねじ90をねじ込むねじ孔が形成される。したがって、前カバー17側から止めねじ90を挿入して後カバー18のボス59にねじ込むことにより、前カバー17と後カバー18とを結合することができる。
図10は、前カバー17のボス17aと後カバーのボス18aとの対向部の断面図である。図10において、メータバイザ25で覆われた前カバー17の部分には、ボス17aが後カバー18側に突出している。このボス17aの先端は、後カバー18の側に形成されたボス18aの先端に対向している。後カバー18側のボス18aには止めねじ18cが貫通する孔が形成され、前カバー17側のボス17aには、止めねじ18cがねじ込まれるねじ孔が形成される。この構成により、止めねじ18cを後カバー18側からボス18aを通してボス17aのねじ孔にねじ込み、前カバー17と後カバー18とを結合することができる。
次に、メータユニット38およびメータバイザ25を詳述する。図11はメータユニット38の正面図、図12はメータユニット38の底面図、図13は図11のA−A矢視断面図、図14は図11のB−B矢視断面図、図15は図11のC−C矢視断面図、図16は図11のD−D矢視断面図、図17は図11のE−E矢視断面図である。
図11において、正面視で外形が略逆三角形に形成されるメータユニット38は、計器部91と、計器部91の前方に位置するインジケータ表示部68とからなる。計器部91には、第1の計器としての速度計92、第2の計器としての残燃料計93、第3の計器としての冷却水温計94、走行距離計95、および時計96を含む(走行距離計95および時計96はデジタル表示部である)。速度計92はメータユニット38の中央後方寄り(図11では下寄り)、残燃料計93はメータユニット38の右前方寄り(図11では右上寄り)、冷却水温計94はメータユニット38の左前方寄り(図11では左上寄り)、走行距離計95および時計96は残燃料計93および冷却水温計94のほぼ中間部に、それぞれ配置される。
したがって、メータユニット38は、全体的に速度計92が配置される後方部で左右幅が狭く、複数の計器が左右方向に整列されている前方部で左右幅が広い逆三角形をなしており、特に、計器部91は、残燃料計93と冷却水温計94の指針を旋回可能にするため、左右前方(図11では左右上方)に張り出させた表示領域38a、38bを有する変形逆三角形となっている。そして、表示領域38aおよび38bの間、つまり張り出し部間に、インジケータ表示部68が設けられる。
計器部91には、計器の他、オイル異常インジケータ97、およびABSインジケータ98、およびイモビライザインジケータ99が設けられる。また、メータユニット38の上面の左側には、走行距離計95にトリップ表示をさせるための操作子100が設けられ、右側には、時計設定用の操作子101が設けられる。
メータユニット38のケースは上ケース102および下ケース(後述)からなり、操作子100、101は、上ケース102のうち、左右縁から速度計92側に張り出した部分103、104に設けられるゴム製の部品である。また、上ケース102はインジケータ表示部68を形成するための張り出し部分105を有している。張り出し部分103、104および105は、メータユニット38の、上ケース102の側部から内側に向けて張り出している水平部(図11に表されている部分103、104)と、この水平部103、104から下方、つまり文字板110上に垂下している見返し部134を有する。水平部つまり張り出し部分103、104および105は、見返し部134を含めてメータユニット38の計器部91を覆う透明レンズ107とは異なり、不透明部材で形成される。不透明部材からなる張り出し部分103は、速度計92と冷却水温計94との間に設けられ、一方の張り出し部分104は、速度計92と残燃料計93との間に設けられる。なお、上ケース全体が不透明部材であってもよいし、見返し部分を含む張り出し部分103、104および105のみを不透明にしてもよい。
メータユニット38の下ケース106の側部には、一対のステー38Aが設けられる。このステー38Aは、後カバー18のボス62(図4参照)に対向し、ステー38A側から通すことができる止めねじ(図示せず)をボス62にねじ込んでメータユニット38を後カバー18に固定する際に利用される。
メータユニット38のレンズ107の周囲は、図11における上部(つまり車体前方側部分)が張り出し部分105に隣接しているとともに、左右および下部に、レンズ107上面から1段下がった段差面107aを有しており、ハンドルカバー16(サブカバー19、後カバー18)の縁部がこの段差面107aに重なるように構成されている。
後カバー18は、メータユニット38の表面に連続する面(V字型縁55に隣接する面)18hと、この面18hから1段下がっており、マスタシリンダのオイル量確認用開口49、49が形成されている凹部18jを有している。メータケースの張り出し部分103の前縁103a、103bおよび張り出し部分104の後縁103b、104bは、後ケース18の前記凹部18jを形成している曲がり部つまり稜線170、171や172、173と連続して、メータユニット38と後カバー18との連続性を感じさせる特有の外観を呈している。
メータユニットの構成を、断面図を参照してさらに説明する。図13〜16において、メータユニット38のケースは上ケース102、下ケース106および上ケース102に装着されるレンズ107からなる。上ケース102は、筒状つまり上面と下面とが開放された部材であり、上面は一部、前記不透明部材である張り出し部分103、104を含んでいる。下ケース106は、上面が開放されており、その開放端が上ケース102の下端部に結合されている。下ケース106の下面は、ソケット用開口147が設けられている他は、実質的に開放されていない。
レンズ107と上ケース102とは互いにインサート成形によって接合される。下ケース106の前上方(図13では右上側)には、ステー73が張り出しており、このステー73を後カバー18のブリッジ72に形成されたボス74を貫通させる止めねじ75を使って結合する。こうして、メータユニット38は、このステー73と前記ステー38Aとを後カバー18に止めねじで結合して後カバー18(ブリッジ72)に保持させる。
レンズ107は上ケース102に嵌合され、上ケース102と下ケース106との間の空間には、回路基板(以下、単に「基板」という)108、インナケース109、文字板110が設けられる。
なお、本実施形態において、メータユニット38の平面視で、レンズ107と、孔もしくは切り欠き部110aを含む文字板110とが重なる領域を表示面領域として定義する(図16参照)。すなわち、レンズ107は文字板110の上面を覆って表示面領域を構成している。なお、本実施形態では、操作子100、101をそれぞれ取り付けるため、表示面領域内のレンズ107側に上ケース102から水平部103、104が張り出している。
基板108は、下ケース106から上方に向けて突出しているリブ111上に保持され(図15、図16参照)、複数の止めねじ112によって下ケース106に取り付けられる。なお、止めねじ112は、基板108を貫通し、インナケース109にねじ込まれている。これによって、基板108とインナケース109は下ケース106に共締めされる。文字板110は、上方から止めねじ113を使ってインナケース109に取り付けられる。
基板108の上には、文字板110に光を裏面から照射して文字板110上の表示を明りょうにするLED(発光ダイオード)114、115、116、117、118、119、120、および121が設けられる。
図15において、LED114は、速度計92の外周部を照射するものであり、インナケース109に形成される導光路123で限定される領域に光を照射する。また、LED115は、速度計92の内周(つまり速度計指針124の中心部)に光を照射するものであり、インナケース109によって囲まれた導光路125で限定される領域に光を照射する。
図15において、基板108の裏面には、基板108上の部品に外部電源から給電したり、スイッチ132等の検知信号を出力したりするための端子145が設けられたソケット146が設けられる。ソケット146は、下ケース106に形成されたソケット用開口147を貫通しており、図示しないプラグと結合可能になっている。
図14、16において、LED116は、冷却水温計94の外周部を照射するものであり、インナケース109によって囲まれた導光路126で限定される領域に光を照射する。また、LED117は、冷却水温計94の内周(つまり冷却水温計指針127の中心部)に光を照射するものであり、インナケース109に形成される導光路128で限定される領域に光を照射する。
図14において、LED118は、オイル異常インジケータを照射するものであり、インナケース109によって囲まれた導光路129を通って文字板110に形成されたオイル異常表示用の透明部(図11に記載したオイル異常インジケータ)97を裏面から照明する。また、LED119は、走行距離計95および時計96のバックライトである。さらに、LED120は、文字板110上のABSインジケータ98を裏面から照明する。
図13において、LED121は、インナケース109によって囲まれた導光路122を通って文字板110上のイモビライザインジケータ99を裏面から照明する。
速度計92および冷却水温計94は、駆動部130、131および駆動部130、131でそれぞれ回動される指針124、127からなる。残燃料計93も同様の駆動部および指針を有する。
図15、図16において、基板108には、速度計92にトリップ表示をさせる操作を検知するスイッチ132が設けられる。スイッチ132の検知部上には、インナケース109で上下動自在に保持された操作伝達部材としてのロッド133が設けられ、このロッド133の上には、前記操作子100の下端が位置している。この構成により、操作子100を上方から押圧操作すると、操作子100は下方に変位してロッド133が押され、この動作でスイッチ132がオン動作する。図示しないが、同様のスイッチやロッドが、時計96の設定を行うため操作子101に対応して設けられる。
操作子100が設けられている上ケース102の張り出し部分103は、見返し部(つまり垂直壁)134を有しており、この垂直壁134があることによって、スイッチ132の操作子、つまり操作子100の下部分やロッド133およびロッド133を支持するインナケース109の部分等がレンズ107を通して外部から見えないようにして外観の煩雑さを回避している。
前記垂直壁134によって速度計92が設けられた領域38cと冷却水温計94が設けられた領域38aとを明りょうに区画することができる。操作子101が設けられる上ケース102の張り出し部分104やインジケータ表示部68にも、同様に見返し部が設けられ、垂直壁134と同様の機能を有する。
前記ロッド133を支持するインナケース109の部分は文字板110を上下に貫通する孔を有している。この孔は、文字板110の領域内に操作子100、101等を配置しやすいように、外周側から内側に向けて形成した切り欠き部(次に述べる)であってもよい。
図21は、切り欠き部を有する文字板110の要部平面図である。図21において、文字板110には、外周側から内側(計器が配置されている側)に向けて切り欠き部110aが形成される。切り欠き部110a内にロッド133およびロッド133を上下動自在に支持するインナケース109の一部分(支持部材)が位置している。図21からも理解できるように、ロッド133およびロッド133を支持するインナケース109の一部分は、不透明部材である上ケース102から水平に張り出した部分103と、部分103から垂直に延びている見返し部134とによって、レンズ107を通して外部から見通せないように囲まれている。
上ケース102の、張り出し部分105には、垂直壁135と、さらに内側の垂直壁136とが設けられ、これら垂直壁135、136および上ケース102の外壁137で囲まれた領域にインジケータ表示部68が形成される。つまり、張り出し部分105の水平部には、3つの開口部158、159、160(図13では160のみ図示、残りは図17、図19参照))にそれぞれレンズ138が嵌め込まれ、レンズ138の下方には、基板108とは別個に、基板108より上位にLED基板140が設けられ、該基板140上にLED139が装着される。
なお、図11、図13に示すように、インナケース109には、速度計92やイモビライザインジケータ99より後方(図11では下側、図13では左側)位置にエンブレム141が設けられる。エンブレム141は、インナケース109の上部に形成された凹部109aに収まるように凹部109aの底部に接着等によって取り付けられる。凹部109aに対応する位置では、文字板110は開口されている。そして、文字板110をインナケース109に取り付けた状態では、凹部109aの上端面が、文字板110の裏面に密着する。したがって、イモビライザインジケータ99用のLED121の光がエンブレム141側に漏れ出さない。また、エンブレム141の取り付けの際には、文字板110をインナケース109に取り付けた後、文字板110の開口を通してエンブレム141を凹部109aに貼り付けることができ、かつ、凹部109aの壁を利用してエンブレム141の位置合わせを容易にすることができる。
図17において、インジケータ表示部68を構成するLED基板140は、止めねじ142によって下ケース106に固定される。レンズ138およびLED139は、方向指示用およびヘッドライト点灯表示用にそれぞれ設けられる。上ケース102には、方向指示用およびヘッドライト点灯表示用の区画を限定するための垂直壁143が複数設けられる。そして、レンズ138の上方に対向する部分を除いてインジケータ表示部68を覆うように開口部158、159、160を有するメータバイザ25が装着される。つまり、開口部158、159は、方向指示表示部69、70を見通せるように、開口部160は点灯状態表示部71を見通せるように、各表示部69〜71に対応して設けられる。
図13〜図17において、上ケース102と下ケース106との合わせ部は、例えば、図16を参照すると、上ケース102の下縁に形成された減厚部148と、減厚部148を両面から挟むように下ケース106の上縁に形成された溝149と、溝149の底部に収められ、組み立てられた状態では溝149の底部に向けて減厚部148で押圧されるシール150とからなる。
図18は、図11のF−F矢視断面図であり、上ケースおよび下ケースの結合部を示す。図18において、上ケース102から外周に張り出して下ケース106側に延長されたボス151が形成され、下ケース106には上縁から下に延びて、かつその下端部が外側に水平に張り出したブラケット152が形成される。ボス151の下端面はブラケット152の水平張り出し部の上面に対向している。ボス151には、上下に延びたねじ孔153が形成され、ブラケット152の、水平張り出し部には止めねじ154が上下に貫通可能な孔が形成される。この構成により、ブラケット152の、水平張り出し部を下から上に向けて通される止めねじ154が、ボス151のねじ孔153にねじ込まれると、上ケース102と下ケース106はシール150を介して密閉状態で互いに組み立てられる。なお、水平張り出し部を含むブラケット152と止めねじ154は図12にも記載されている。
図19は、メータバイザ25の左後方斜視図である。図4、図13と併せてメータバイザ25の形状をさらに説明する。メータバイザ25は、前カバー17と後カバー18との境界線40の付近で頂部25pを有し、該頂部25pから前寄りに下がった前方面155と、前記頂部から後寄りに下がっている後方面156と、後方面156からメータユニット38側に張り出してインジケータ表示部68のカバーを構成する後縁部157とからなる。後方面156はほぼ鉛直に配置され、後縁部157はメータユニット38の文字板110とほぼ平行に配置される面である。後縁部157は方向指示表示部69、70と点灯状態表示部71の上面に対応する形状の開口158、159、および160を有している。
後方面156は、左右両側の部分161、161と両側部分161、161で挟まれた中央部分162とを含み、中央部分162は両側部分161、161から前方側に一段下がった凹部となっている。そして、後縁部157の、前記開口158〜160の前方領域は、後方面156の中央部分つまり凹部162にまで延長している。なお、両側部分161、161には、止めねじ66、66を挿入するための孔163と座164が形成されている。
このようにインジケータ表示部68から前方に一段下がった凹部162を有することにより、メータバイザ25の後方面156がインジケータ表示部68を見る視界を遮らないようにして、インジケータの視認性を高めることができる。
図20は、ヘッドライト20の縦断面図である。ヘッドライト20は、上述のように、リフレクタ56、バルブ57、レンズ58、およびバルブ57およびリフレクタ56を収容するヘッドライトハウジング78を有する。ヘッドライトハウジング78の頂部にはブラケット79が突出しており、ブラケット79の前面には、前カバー17に形成されているボス67が対向している。ブラケット79にはゴムブッシュ174が嵌め込まれ、このゴムブッシュ174に形成される孔を通して止めねじ175がボス67にねじ込まれる。ブラケット79と同様のブラケットがヘッドライトハウジング78の左右に張り出して設けられ、止めねじを使って前記ボス63と結合される。ヘッドライトハウジング78の前端部には、レンズ58の後端部が結合されている。
リフレクタ56は、左右に延びたエーミング軸176を有しており、リフレクタ56と、リフレクタ56に支持されたバルブ57は、エーミング軸176でヘッドライトハウジング78に上下揺動可能に支持される。ヘッドライトハウジング78の前部には、エーミングボルト177が螺挿されており、このエーミングボルト177の先端は球体に形成されている。一方、リフレクタ56の下部から下に向けて張り出したブラケット178が形成されており、このブラケット178に設けられた球体受け179にエーミングボルト177の先端球体部が嵌合されて自在継ぎ手を形成する。
この構成において、エーミングボルト177をヘッドライトハウジング78に対して出し入れすることにより、リフレクタ56はエーミングボルト177の送りに応じてエーミング軸176を中心に上下揺動してヘッドライト20の照射方向が調整される。図中、2点鎖線でリフレクタ56の揺動位置を示している。
バルブ57の後方を覆うキャップ180がヘッドライトハウジング78の後部に取り付けられる。キャップ180の下部には、バルブ57に給電するためのケーブル(図示しない)が貫通可能な筒状のケーブル保持部181が形成されている。
本発明を、具体的な実施形態を参照して説明したが、本発明はこの実施形態に限定されることなく、当業者は、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で変形または応用することができる。例えば、自動二輪車は、内燃エンジン駆動形式の車両にかぎらず、内燃エンジンと電動モータとを混成使用したハイブリッド型車両や電動車両などのバーハンドルにも同様に適用できる。したがって、ハンドルカバー16に設けたスイッチ、あるいはメータユニット38に設けられた計器やインジケータの種類や数は、車両の種類に適したものに変更できる。
1…自動二輪車、 7…バーハンドル、 8…エンジン、 16…ハンドルカバー、 20…ヘッドライト、 25…メータバイザ、 38…メータユニット、 40…境界線、 56…リフレクタ、 68…インジケータ表示部、 92…速度計、 93…残燃料計、 94…冷却水温計、 95…走行距離計、 96…時計、 100、101…スイッチ操作子、 102…上ケース、 103、104…不透明部材、 106…下ケース、 107…メータのレンズ、 108…回路基板、 110…文字板、 132…スイッチ、 133…ロッド、 134…見返し部

Claims (7)

  1. メータケース(102、106)と、
    前記メータケース(102、106)内に設けられる計器の文字板(110)と、
    前記文字板(110)に設けられるデジタル表示部(95、96)と、
    前記メータケース(102、106)に装着されるとともに前記文字板(110)の上面を覆って表示面領域を構成するレンズ(107)とを有し、
    車両操向用のバーハンドル(7)を覆うハンドルカバー(16)に設けられたメータ用開口部に前記メータケース(102、106)を配置した自動二輪車のメータユニットにおいて、
    前記メータケース(102、106)には、前記レンズ(107)に張り出して前記表示面領域内まで延びる不透明部分(103、104)を含み、
    前記不透明部分(103、104)に、前記デジタル表示部(95、96)に表示される表示態様を変化させるスイッチ操作子(100、101)が取り付けられており、
    前記スイッチ操作子(100、101)の一部が、前記不透明部分(103、104)の裏面側で前記文字板(110)との間の空間に配設されていることを特徴とする自動二輪車のメータユニット。
  2. 前記メータケース(102、106)が、前記不透明部分を含む筒状の上ケース(102)および該上ケース(102)の下端部に結合されるとともに上面を開放させた下ケース(106)含み、
    前記レンズ(107)が、前記上ケース(102)の上端部に接合されていることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車のメータユニット。
  3. 前記文字板(110)は複数の計器(92、93、94)に共通するものであり、前記不透明部分によって複数の計器(92、93、94)の表示領域間が区画されていることを特徴とする請求項1または2記載の自動二輪車のメータユニット。
  4. 前記スイッチ操作子(100、101)が、前記文字板(110)の下方に配置される回路基板(108)上のスイッチ(132)を操作するものであって、該スイッチ操作子(100、101)と前記スイッチ(132)との間に介在させるロッド部(133)を含み、
    前記不透明部分(103、104)が、前記文字板(110)側に折り返されて前記ロッド部(133)の側方を覆う見返し部分(134)を含んでいることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車のメータユニット。
  5. 前記文字板(110)の一部に、切り欠き部(110a)を設け、前記ロッド部(133)およびその支持部材(109)が、前記切り欠き部(110a)を通って上下に延在していることを特徴とする請求項4に記載の自動二輪車のメータユニット。
  6. 前記複数の計器が、第1の計器(92)と、第1の計器(92)に対して左右前方で互いに離れて配置される第2および第3の計器(93、94)とを含み、
    前記不透明部分(103、104)の一つが、前記第1の計器(92)と第2の計器(93)との間に設けられ、前記不透明部分の他の一つが、前記第1の計器(92)と第3の計器(94)との間に設けられていることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の自動二輪車のメータユニット。
  7. 前記ハンドルカバー(16)がブレーキマスタシリンダの油量確認用開口(49)を有するとともに、
    前記油量確認用開口(49)はハンドルカバー(16)に形成された凹部(18j)の底部に設けられ、
    前記不透明部分(103、104)の外形が該凹部(18j)を形成している周囲の稜線(170〜173)に連続していることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の自動二輪車のメータユニット。
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