JP6345723B2 - 車両のメータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のメータ装置に係り、特に、複数の計器を配置してなる車両のメータ装置に関する。
従来から、車両の前方に取り付けられるメータ装置において、速度計や燃料計等の各計器の表示範囲を計器毎に区画して配置した構成が知られている。
特許文献1には、速度計、回転計、燃料計、水温計および液晶表示をそれぞれ略円形の区画に分けて配置した自動二輪車のメータ装置が開示されている。
特開2009−83674号公報
しかし、特許文献1に開示されたメータ装置は、各計器の表示範囲が区画されていることで視認性を向上させることができる一方、表示範囲を区画するためのカバー部材の配置範囲が大きくなってメータ装置全体が大型化しやすいという課題があった。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、各計器の視認性を向上させつつメータ装置の小型化を可能とする車両のメータ装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、第1計器(41)と、指針(60)および目盛表示(61)によって計測値を示す第2計器(42)と、前記第1計器(41)の表示範囲である第1表示範囲(A)および前記第2計器(42)の表示範囲である第2表示範囲(B)を区画する区画カバー(35)とを有し、車両(1)に取り付けられる車両のメータ装置(40)において、前記第1計器(41)および前記第2計器(42)が横方向に隣接配置されており、前記第1表示範囲(A)が、前記第2表示範囲(B)側に突出する第1突出範囲(C)を含み、前記第2表示範囲(B)が、前記第1突出範囲(C)の形状に沿うために第1表示範囲(A)側に突出する第2突出範囲(D)を含み、前記目盛表示(61)の一部が前記第2突出範囲(D)に配置されている点に第1の特徴がある。
また、前記目盛表示(61)は、前記指針(60)の揺動角度に合わせた複数の線状表示を含み、前記複数の線状表示のうち、前記第2突出範囲(D)に配置される端部線状表示(E)の長さが最も長い点に第2の特徴がある。
また、前記第2計器(42)は、車両の燃料量を示す燃料計であり、前記端部直線表示(E)は、前記燃料量が残り少ないことを示すエンプティ表示である点に第3の特徴がある。
また、前記メータ装置(40)が、前記車両(1)の操向ハンドル(4)に固定されるハンドルカバー(11)に取り付けられている点に第4の特徴がある。
さらに、前記区画カバー(35)に囲まれた第3表示範囲(F)を有し、前記第3表示範囲(F)は、前記第2突出範囲(D)の上部の位置で、前記区画カバー(35)を挟んで前記第1表示範囲(A)および前記第2表示範囲(B)に沿うように形成されている点に第5の特徴がある。
第1の特徴によれば、前記第1計器(41)および前記第2計器(42)が横方向に隣接配置されており、前記第1表示範囲(A)が、前記第2表示範囲(B)側に突出する第1突出範囲(C)を含み、前記第2表示範囲(B)が、前記第1突出範囲(C)の形状に沿うために第1表示範囲(A)側に突出する第2突出範囲(D)を含み、前記目盛表示(61)の一部が前記第2突出範囲(D)に配置されているので、第1表示範囲の面積を拡大して第1計器の視認性を高めると共に、第2計器の目盛表示の一部を目立たせることで第2計器の視認性も確保することができる。これにより、区画カバーの配置面積を大きくすることなく第1計器および第2計器の視認性を高め、メータ装置の小型化を図ることができる。
第2の特徴によれば、前記目盛表示(61)は、前記指針(60)の揺動角度に合わせた複数の線状表示を含み、前記複数の線状表示のうち、前記第2突出範囲(D)に配置される端部線状表示(E)の長さが最も長いので、第2突出範囲に配置される線状表示を際立たせて、第2計器の視認性を高めることが可能となる。
第3の特徴によれば、前記第2計器(42)は、車両の燃料量を示す燃料計であり、前記端部直線表示(E)は、前記燃料量が残り少ないことを示すエンプティ表示であるので、燃料計のうち、特に乗員に重要な情報であるエンプティ表示の視認性を高くすることが可能となる。
第4の特徴によれば、前記メータ装置(40)が、前記車両(1)の操向ハンドル(4)に固定されるハンドルカバー(11)に取り付けられているので、メータ装置をいわゆるハンドルマウント式とする車両において、限られたスペースでメータ装置の視認性を高めることができる。
第5の特徴によれば、前記区画カバー(35)に囲まれた第3表示範囲(F)を有し、前記第3表示範囲(F)は、前記第2突出範囲(D)の上部の位置で、前記区画カバー(35)を挟んで前記第1表示範囲(A)および前記第2表示範囲(B)に沿うように形成されているので、限られたスペースで視認性の高い第3表示範囲を得ることができる。
本発明の一実施形態に係る車両のメータ装置を適用した自動二輪車の左側面図である。 乗員の視点からみたメータ装置まわりの正面図である。 図2の一部拡大図である。 メータ装置を構成するメータユニットの正面図である。 図4の一部拡大図である。 車体前方から見たメータ装置まわりの構造図である。 図3の7−7線断面図である。 図4の8−8線断面図である。 図5の状態からアッパーケースを取り外したロアケースの正面図である。 図9の状態から文字板等を取り外したロアケースの正面図である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る車両のメータ装置40を適用した自動二輪車1の左側面図である。自動二輪車1は、乗員が両足を揃えて載せる低床フロア15が設けられたスクータ型の鞍乗型車両である。前輪WFを支持するボトムリンク式サスペンション14は、車体フレームに揺動自在に軸支された左右一対のフロントフォーク13に取り付けられている。フロントフォーク13の上端には操向ハンドル4が固定されており、操向ハンドル4の前後は、ポジションライト5を支持する前側ハンドルカバー3および乗員に対向する後側ハンドルカバー11で覆われている。前側ハンドルカバー3の左右には、バックミラー2が取り付けられている。前輪WFの上部を覆うフロントフェンダ12はフロントフォーク13に固定されている。本願発明に係るメータ装置40は、後側ハンドルカバー11の上部に配設されている。
自動二輪車1の車体後部には、駆動源としてのエンジンおよび自動変速機を一体に構成したユニットスイング式のパワーユニットPが揺動自在に軸支されている。エアクリーナボックス21が取り付けられたパワーユニットPの後端部には、駆動輪としての後輪WRが回転自在に軸支されている。
低床フロア15の車幅方向両端部には下部カウル23が連結されている。下部カウル23の後方には、シート17を支えるシートパネル16および左右一対のリヤカウル18が配設されている。リヤカウル18の後端上部に取り付けられるリヤグリップ19の下方には、尾灯装置20およびリヤフェンダ22が取り付けられている。乗員の足に対向するフロアパネル9の前方側は、ヘッドライト8およびウインカ装置7を支持するフロントカバー6および左右一対のサイドカバー10で覆われている。
図2は、乗員の視点からみたメータ装置40まわりの正面図である。また、図3は図2の一部拡大図である。乗員が把持するグリップが左右端部に取り付けられた操向ハンドル4は、前側ハンドルカバー3および後側ハンドルカバー11によって車体前後方向から覆われている。メータ装置40は、後側ハンドルカバー11に取り付けられており、この後側ハンドルカバー11が操向ハンドル4に固定される。前側ハンドルカバー3は、操向ハンドル4を挟んで後側ハンドルカバー11に固定されている。
後側ハンドルカバー11の上部に配設されるメータ装置40には、揺動指針式とされる第1計器としての速度計41、揺動指針式とされる第2計器としての燃料計42、ヘッドライト8のハイビーム作動灯43および左右一対のウインカ作動灯44が設けられている。メータ装置40の上面には、各計器および作動灯の表示範囲を区画する区画カバー35が取り付けられている。
後側ハンドルカバー11の右端部には、ヘッドライトスイッチ29およびスタータスイッチ30が配設されており、一方の左端部にはヘッドライト8のハイビーム/ロービームを切り換えるディマースイッチ26、ウインカスイッチ27およびホーンスイッチ28が配設されている。右側ハンドルグリップの前方には前輪ブレーキレバー24が配設されており、左側ハンドルグリップの前方には後輪ブレーキレバー25が配設されている。フロアパネル9には、キーシリンダ31およびチョークレバー32が配設されている。
図3を参照して、速度計41は、区画カバー35の外枠35bおよび中央枠35aで囲まれた多角形状の第1表示範囲A(点描部)を有する。また、速度計41に隣接する燃料計42は、区画カバー35の外枠35bおよび中央枠35aで囲まれた多角形状の第2表示範囲B(点描部)を有する。ハイビーム作動灯43は、燃料計42の左上に位置する略三角形の第3表示範囲Fを有する。
速度計41は、車速に応じて時計回りに揺動動作する指針50と、指針50の揺動範囲に示された速度目盛表示51と、アナログ式のオドメータ52とを有する。燃料計42は、燃料残量に応じて時計回りに揺動動作する指針60と、左端のエンプティ位置から右端の満タン位置までを示す燃料目盛表示61とを有する。左右方向に隣接配置される速度計41と燃料計42との間は、一定幅の中央枠35aで区切られている。
メータ装置40をいわゆるハンドルマウント式とした場合には、その配置スペースに限りがあるため、各計器の表示面積にも限りがある。この課題に対し、本願発明に係るメータ装置40では、メータ装置40を限られたスペースのなかで各計器の視認性を高めるため、速度計41および燃料計42の表示範囲の形状が工夫されている。
具体的には、速度計41の右側に燃料計42を隣接配置するにあたり、速度計41の第1表示範囲Aに図示右方側(燃料計42側)へ突出する第1突出範囲Cを設けると共に、燃料計42の第2表示範囲Bの左側部を速度計41の第1表示範囲Aの形状に沿って形成することにより、第2表示範囲Bの左側部に図示左方側(速度計41側)に突出する第2突出範囲Dが設けられるように構成している。これにより、区画カバー35の配置面積を大きくすることなく、速度計41(第1表示範囲A)の拡大を可能としている。
このレイアウトによれば、第1突出範囲Cが右方に突出する分だけ第2表示範囲Bの面積が小さくなる。これに対応し、本実施形態では、燃料計42の燃料目盛表示61の左端部、すなわちエンプティ表示が第2突出範囲Dに配設されるように延長し、燃料計42の機能として重要度が高いエンプティ表示を特に目立たせることで燃料計42の視認性をも確保している。
また、区画カバー35で囲まれるハイビーム作動灯43の第3表示範囲Fは、第2突出範囲Dの上部の位置で、区画カバー35を挟んで第1表示範囲Aおよび第2表示範囲Bに沿うように形成されている。これにより、メータ装置40の上面の限られたスペースで視認性の高い第3表示範囲Fを得ることができる。
図4は、メータ装置40を構成するメータユニット40aの正面図である。車載状態におけるメータ装置40の外観は、メータユニット40aの表示面に区画カバー35が被さることで形成されている。区画カバー35は、各計器および作動灯の表示範囲を構成する複数の貫通窓が設けられた樹脂製の薄板部材とされる。
メータユニット40aのアッパーケース87は、各計器および作動灯の貫通窓が形成された有色樹脂製の板状部材と、貫通窓の部分にインサート成型された無色透明の各レンズとからなる。速度計41のレンズ41a、燃料計42のレンズ42a、ハイビーム作動灯43のレンズ43a、ウインカ作動灯44のレンズ44aは、無色透明の樹脂等で形成され、それぞれの表示面が乗員側に隆起した形状とされる。
速度計41のレンズ41aおよび燃料計42のレンズ42aの外形は、それぞれ第1表示範囲Aおよび第2表示範囲B(図3参照)とほぼ同じ形状とされている。詳しくは、レンズ41aとレンズ42aとの間の仕切部87aの形状は、区画カバー35の中央枠35aの形状に正面視でほぼ合致しており、また、レンズ41aとレンズ44aとの間の仕切部87bおよびレンズ42aとレンズ44aとの間の仕切部87bは、区画カバー35の外枠35bの形状に正面視でほぼ合致している。
メータユニット40aの内部には、速度計ユニット80、速度計41の照明電球71、燃料計ユニット86、燃料計42の照明電球73のほか、ハイビーム作動灯光源72、ウインカ作動灯光源70が配設されている。
アッパーケース87は、5本の締結部材82によって、有色樹脂製のロアケース46(図7参照)に固定されている。メータユニット40aは、ロアケース46に設けられた上部ステー83、下部ステー84、左右一対の側部ステー85によって、後側ハンドルカバー11に固定される。
図5は、図4の一部拡大図である。前記したように、本実施形態では、速度計41側に第1突出範囲Cを設け、かつ燃料計42側に第2突出範囲Dを設けたことに合わせて、燃料計42の燃料目盛表示61の左端部を第2突出範囲Dまで延長している。具体的には、指針60の指示方向に沿った複数の線状部のうち、燃料目盛表示61の左端部で太くなってエンプティ表示をなす端部線状表示Eを最も太く長くすることで、エンプティ表示の視認性を高めている。さらに、端部線状表示Eを第2表示範囲Bの外形に平行に配置することで、デザイン性の向上も図られている。
図6は、車体前方から見たメータ装置40まわりの構造図である。この図では、後側ハンドルカバー11から前側ハンドルカバー3を取り外した状態を示している。操向ハンドル4を構成する左右対称形状のハンドルパイプ4aは、車体フレームに回動自在に軸支されるステムシャフトの上端に固定されている。メータユニット40aが取り付けられた後側ハンドルカバー11は、パイプハンドル4aに設けられた取付ステー47を介してハンドルパイプ4aに固定される。
ハンドルパイプ4aは、ステムシャフトとの連結部から上方に大きく立ち上がってから左右方向に伸びる形状とされる。速度計ケーブルの接続部81を有する速度計ユニット80はロアケース46の下方に突出するが、この突出部分をハンドルパイプ4aの立ち上がり部分の間に収めることで前後ハンドルカバー3,11の上下寸法が抑えられる。後輪ブレーキレバー25の基部には、レバーを引いた状態でロックするためのパーキングレバー48が設けられている。バックミラー2は、ブレーキレバー24,25をハンドルパイプ4aに支持するためのレバーホルダに固定される。
図7は、図3の7−7線断面図である。また、図8は図4の8−8線断面図である。メータユニット40aのロアケース46には、速度計ユニット収納凹部90、燃料計ユニット収納凹部91、左右一対のウインカ作動灯光源収納凹部92が形成されている。なお、ハイビーム作動灯43の位置には、ハイビーム作動灯光源72の収納凹部が形成されている。速度計ユニット収納凹部90および燃料計ユニット収納凹部91とウインカ作動灯光源収納凹部92との間は、それぞれ側壁44cで仕切られている。
速度計ユニット収納凹部90および燃料計ユニット収納凹部91の開口部には、速度目盛表示51および燃料目盛表示61が示された文字板62が配設される。また、ウインカ作動灯光源収納凹部92の開口部には、緑色等の有色透明の樹脂からなる拡散板44bが配設される。これと同様に、ハイビーム作動灯光源72の収納凹部には、青色等の拡散板が配設される。
速度計41のレンズ41aおよび燃料計42のレンズ42aの上面は、アッパーケース87の仕切部87aより乗員側に隆起している。そして、区画カバー35の中央枠35aは、各レンズ41a,42aの上面よりさらに乗員側に隆起して、第1表示範囲Aと第2表示範囲Bとを区画する機能を有する。
ウインカ作動灯44のレンズ44aの上面は、速度計41のレンズ41aおよび燃料計42のレンズ42aの上面より高く、かつ車幅方向外側に向かって高さが低くなる形状で乗員側に隆起している。また、区画カバー35の外枠35bは、レンズ44aの傾斜に合わせた形状で乗員側に隆起するように形成されている。これにより、区画カバー35に対して速度計41および燃料計42のみが奥まった位置に配置されることとなり、メータ装置40の外観に奥行感が与えられている。
図8を参照して、速度計ユニット収納凹部90と燃料計ユニット収納凹部91との間には、照明電球の光が互いの収納凹部に漏れるのを防ぐ仕切壁64が設けられている。この仕切壁64は、レンズ41a,42aの隆起方向に沿って傾斜して延出することで外観しにくくされると共に、文字板62の位置決め部材として機能する。
図9は、図の状態からアッパーケース87を取り外したロアケース46の正面図である。また、図10は図9の状態から文字板62等を取り外したロアケース46の正面図である。ロアケース46の外周縁部には、防水パッキンを収める収納溝46aが形成されている。ハイビーム作動灯収納凹部93は、側壁93aで周囲を囲まれることで形成されている。
速度計ユニット収納凹部90と燃料計ユニット収納凹部91との間に配設される仕切壁64は、区画カバー35の中央枠35a(図3参照)の形状に合わせて湾曲した形状とされる。しかし、図10に示すように、仕切壁64は、メータユニット40a内部の曇り等を防ぐ通気口95を設けるために、ロアケース64の後方側の壁との間に隙間Gを有するように形成されている。
一方、速度計41の照明電球71および燃料計42の照明電球73を覆う導光カバー71a,73aは、照明電球71,73の図示後方のロアケース46から延出して照明電球71,73の頂部までを覆う形状とされる。これにより、照明電球71,73の照射光は、主に速度計収納凹部90および燃料計収納凹部91の前方側の壁に反射して後方側に照射されることとなり、第1表示範囲Aおよび第2表示範囲Bの全体が均一に発光するように構成されている。

このような構成によれば、照明電球71,73の形状が外観されにくく高級感が高まると共に、照明電球71,73と隙間Gとがロアケース46内で離間して配置されているため、照明電球の光が隙間Gから互いの収納凹部に漏れる量も最低限に抑えられる。
上記したように、本発明に係る車両のメータ装置によれば、速度計41の右側に揺動指針式の燃料計42を隣接配置する構成において、速度計41側に第1突出範囲Cを設け、かつ燃料計42側に第2突出範囲Dを設けたことに合わせて、燃料計42の燃料目盛表示61のエンプティ表示としての端部線状表示Eを第2突出範囲Dまで延長したので、燃料計42の高い視認性を維持したまま、限られたスペースの中で第1表示範囲Aの面積を拡大して速度計41の視認性を高めることが可能となる。これにより、メータ装置40を大型化することなく、速度計41および燃料計42の視認性が高められる。
なお、メータユニットの構成、アッパーケースおよびロアケースの形状、計器の種類等は上記実施形態に限られず、種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では速度計が左側で燃料計が右側にある構成を示したが、第1表示範囲としての速度計が右側で第2表示範囲としての燃料計が左側の構成としてもよい。その他、第1計器を揺動指針式の回転計としたり、第1表示範囲および第2表示範囲に時計等の他の計器を加えたり、第1計器および第2計器をそれぞれセグメント式の液晶表示や液晶モニタ式とすることもできる。本発明に係る車両のメータ装置は、スクータ型の自動二輪車に限られず、鞍乗型の三/四輪車等の各種車両に適用することが可能である。
1…自動二輪車(車両)、3…前側ハンドルカバー、4…操向ハンドル、4a…ハンドルパイプ、11…後側ハンドルカバー、35…区画カバー、35a…中央枠、35b…外枠、40…メータ装置、40a…メータユニット、41…速度計(第1計器)、42…燃料計(第2計器)、50…指針、51…速度目盛表示、52…オドメータ、60…指針、61…燃料目盛表示、A…第1表示範囲、B…第2表示範囲、C…第1突出範囲、D…第2突出範囲、E…端部線状表示(エンプティ表示)、F…第3表示範囲、G…隙間

Claims (4)

  1. 第1計器(41)と、指針(60)および目盛表示(61)によって計測値を示す第2計器(42)と、前記第1計器(41)の表示範囲である第1表示範囲(A)および前記第2計器(42)の表示範囲である第2表示範囲(B)を区画する区画カバー(35)とを有し、車両(1)に取り付けられる車両のメータ装置(40)において、
    前記第1計器(41)および前記第2計器(42)が横方向に隣接配置されており、
    前記第1表示範囲(A)が、前記第2表示範囲(B)側に突出する第1突出範囲(C)を含み、
    前記第2表示範囲(B)が、前記第1突出範囲(C)の形状に沿うために第1表示範囲(A)側に突出する第2突出範囲(D)を含み、
    前記目盛表示(61)の一部が前記第2突出範囲(D)に配置されており、
    前記目盛表示(61)は、前記指針(60)の揺動角度に合わせた複数の線状表示を含み、
    前記複数の線状表示のうち、前記第2突出範囲(D)に配置される端部線状表示(E)の長さが最も長く、
    前記第2計器(42)は、車両の燃料量を示す燃料計であり、
    前記端部線状表示(E)は、前記燃料量が残り少ないことを示すエンプティ表示であり、
    前記第1計器(41)の車幅方向右側に前記第2計器(42)が配設されており、
    前記第1突出範囲(C)の右側縁部および前記第2突出範囲(D)の左側縁部が、それぞれ直線基調の山形をなす凸形状とされており、
    前記第1計器(41)が、指針(60)が時計回りに回動するにつれて高い車速を示す速度計であり、
    前記第1突出範囲(C)の凸形状をなす部分に、前記第1計器(41)の高速度領域および前記端部線状表示(E)が近接配置されていることを特徴とする車両のメータ装置。
  2. 前記メータ装置(40)が、前記車両(1)の操向ハンドル(4)に固定されるハンドルカバー(11)に取り付けられていることを特徴とする請求項に記載の車両のメータ装置。
  3. 前記区画カバー(35)に囲まれた第3表示範囲(F)を有し、
    前記第3表示範囲(F)は、前記第2突出範囲(D)の上部の位置で、前記区画カバー(35)を挟んで前記第1表示範囲(A)および前記第2表示範囲(B)に沿うように形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両のメータ装置。
  4. 前記第2計器(42)の指針(60)が、前記燃料量が少ないエンプティ状態において、前記第2突出範囲(D)の左側縁部をなす凸形状の一辺に沿うように構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の車両のメータ装置。
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