JP5458599B2 - エピタキシャルシリコンウェーハ、およびその製造方法 - Google Patents

エピタキシャルシリコンウェーハ、およびその製造方法 Download PDF

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本発明は、薄厚化しても高いゲッタリング能力を発揮することが可能なエピタキシャルシリコンウェーハおよびその製造方法に関する。
近年、携帯電話、デジタルビデオカメラ等の大幅な薄型化に伴って、これらの機器へ内蔵する半導体デバイス、例えば半導体メモリの薄型化が進んでいる。こうした半導体メモリは、例えばエピタキシャル成長させたシリコン単結晶膜(以下、エピタキシャル層と称する)を備えたシリコン基板(シリコンウェーハ)の一面にデバイスを形成することにより製造される。
例えば、半導体メモリを薄型化するためには、シリコン単結晶膜にデバイスを形成した後、シリコン基板の裏面側を削って、例えば25μm程度まで厚みを薄厚化する。この薄厚化の要求レベルは、将来的に10〜15μm程度まで達するものとされている。このような、半導体デバイスの薄厚化工程においては、シリコン基板への重金属の混入が懸念されている。シリコン基板に重金属などの不純物が混入すると、リーク電流などにより、デバイス特性が著しく劣化する。このため、シリコン基板の薄厚化工程後におけるデバイス形成領域の重金属の分散を抑制することが重要になっている。
シリコン基板から重金属を除去する方法として、従来から、ゲッタリング法が一般的に知られている。これは、シリコン基板にゲッタリングサイトと呼ばれる重金属の捕捉領域を形成し、アニール処理などによってこのゲッタリングサイトに重金属を集めることによって、素子形成領域の重金属を低減させるものである。
こうしたゲッタリングサイトをシリコン基板に形成する方法として、例えば、シリコン基板に酸素析出物を形成するIG(イントリンシックゲッタリング)法(例えば、特許文献1)、シリコン基板の裏面側にバックサイドダメージなどのゲッタリングサイトを形成するEG(エキシントリックゲッタリング)法(例えば、特許文献2)などが知られている。
しかしながら、上述したように近年の半導体デバイスの薄厚化の進行によって、その厚みが25μm以下、更に将来的には10〜15μm程度が要求される。このようなレベルの厚みになると、IG法では、薄厚化工程において、シリコン基板に形成したゲッタリングシンクの大部分が削り取られてしまうため、充分なゲッタリング能力が得られないという課題があった。
一方、シリコン基板の裏面側にバックサイドダメージなどのゲッタリングサイトを形成するEG法では、近年主流となりつつある300mmウェーハなどの大口径基板の場合、両面研磨されているために、裏面側にゲッタリングシンクを形成すること自体が困難である。
このため、例えば、シリコン基板とエピタキシャル層との間にゲッタリング層を形成し、シリコン基板の厚みを薄膜化してもゲッタリング能力を低下させないエピタキシャルシリコンウェーハが知られている(例えば、特許文献3)。
特開平6−338507号公報 特開2006−313922号公報 特開2006−216934号公報
しかしながら、上述したようなエピタキシャルシリコンウェーハでは、エピタキシャル層と隣接して、このエピタキシャル層とは別にゲッタリング層を形成しているため、デバイス形成後の薄膜化工程において汚染された重金属を、完全に捕捉することは困難であった。特に、タイプの異なる複数のエピタキシャル層を形成したエピタキシャルシリコンウェーハの場合、エピタキシャル層の下層にゲッタリング層を形成しただけではゲッタリング能力が十分に発揮されず、最表面のデバイス形成領域の重金属を確実に捕捉することが難しいという課題があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、シリコン基板上に複数のエピタキシャル層を備えたエピタキシャルシリコンウェーハであっても、半導体デバイスの形成後に汚染された重金属を確実にデバイスの形成領域から除去可能なエピタキシャルシリコンウェーハを提供する。
また本発明は、シリコン基板上に複数のエピタキシャル層を備えたエピタキシャルシリコンウェーハであっても、半導体デバイスの形成後に汚染された重金属を確実にデバイスの形成領域から除去可能なエピタキシャルシリコンウェーハの製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は次のようなエピタキシャルシリコンウェーハを提供する。
すなわち、本発明のエピタキシャルシリコンウェーハは、シリコンウェーハの一面に互いにドーピング物質の濃度が異なる複数のシリコン単結晶層をエピタキシャル法によって形成したエピタキシャルシリコンウェーハの製造方法であって、
ボロン(B)を含有するガス、およびカーボン(C)を含有するガスを導入しつつ、エピタキシャル法によってシリコン単結晶層を成長させ、ボロン(B)濃度が2×10 17 atoms/cm 以上、5.5×10 19 atoms/cm 以下の第一のゲッタリング領域と、カーボン(C)濃度が1×10 17 atoms/cm 以上、1×10 21 atoms/cm 以下の第二のゲッタリング領域とが同一の領域に形成された第一エピタキシャル層を形成する工程と、
前記第一エピタキシャル層の表層に第二エピタキシャル層を形成する工程と、
を少なくとも備えたことを特徴とする。
本発明は、前記第一エピタキシャル層において、ボロン(B)およびカーボン(C)が固溶形態でシリコンに含有されて、シリコン格子中にボロン(B)およびカーボン(C)がシリコンと置換する形で導入されることができる。
本発明は、薄厚化された前記エピタキシャルシリコンウェーハを、100℃から450℃に加熱して、2層のエピタキシャル層に含まれる重金属などの汚染物を捕捉するアニール工程を有することが好ましい。
本発明は、前記第二エピタキシャル層にデバイスを形成した後に裏面側を削って10〜25μmまで薄厚化する工程を有することが可能である。
本発明のエピタキシャルシリコンウェーハは、上記のいずれか記載の製造方法によって製造されたことができる。
本発明は、シリコンウェーハの一面に、互いにドーピング物質の濃度が異なる複数のシリコン単結晶層を、エピタキシャル法によって形成したエピタキシャルシリコンウェーハであって、
前記シリコン単結晶層には、ボロン(B)濃度が2×1017atoms/cm以上、5.5×1019atoms/cm以下の第一のゲッタリング領域と、カーボン(C)濃度が1×1017atoms/cm以上、1×1021atoms/cm以下の第二のゲッタリング領域とを形成したことができる。
前記第一のゲッタリング領域と、前記第二のゲッタリング領域とは、前記複数のシリコン単結晶層のうち、互いに異なるシリコン単結晶層にそれぞれ形成されていればよい。また、前記第二のゲッタリング領域を形成したシリコン単結晶層は、前記第一のゲッタリング領域を形成したシリコン単結晶層よりも上層に配されているのが好ましい。
前記第一のゲッタリング領域と、前記第二のゲッタリング領域とは、前記複数のシリコン単結晶層のうち、いずれか1つのシリコン単結晶層に共に形成されていればよい。
また、本発明のエピタキシャルシリコンウェーハの製造方法は、
シリコンウェーハの一面に、互いにドーピング物質の濃度が異なる複数のシリコン単結晶層を、エピタキシャル法によって形成したエピタキシャルシリコンウェーハの製造方法であって、
ボロン(B)を含有するガス、および/またはカーボン(C)を含有するガスを導入しつつ、エピタキシャル法によってシリコン単結晶層を成長させ、ボロン(B)濃度が2×1017atoms/cm以上、5.5×1019atoms/cm以下の第一のゲッタリング領域、および/またはカーボン(C)濃度が1×1017atoms/cm以上、1×1021atoms/cm以下の第二のゲッタリング領域を備えたシリコン単結晶層を形成する工程を少なくとも備えたことを特徴とする。
本発明のエピタキシャルシリコンウェーハによれば、後工程でエピタキシャル層の表層にデバイスを形成した後、薄厚化のためにシリコンウェーハ(シリコン基板)を削って薄厚化しても、第一エピタキシャル層(シリコン単結晶層)の厚み範囲の中に形成した第一のゲッタリング領域や、第二エピタキシャル層の厚み範囲の中に形成した第二のゲッタリング領域(シリコン単結晶層)によって、重金属を確実にゲッタリングし、デバイスがリーク電流などによって特性が著しく劣化することを防止できる。
また、第一のゲッタリング領域や第二のゲッタリング領域を、それぞれ第一エピタキシャル層(シリコン単結晶層)や第二エピタキシャル層(シリコン単結晶層)の中に形成する事によって、エピタキシャル層とシリコン基板との間に、エピタキシャル層とは別個にゲッタリング層を形成した場合と比べて、エピタキシャル層の中に拡散した重金属をより高精度、かつ確実に捕捉する事が可能となる。
更に、ボロン(B)からなる第一のゲッタリング領域に加えて、カーボン(C)からなる第二のゲッタリング領域を形成することによって、デバイスの特性に影響を与える重金属のうち、特にニッケルも確実に捕捉し、デバイスの特性劣化を確実に防止する事ができる。
また、本発明のエピタキシャルシリコンウェーハの製造方法によれば、後工程でエピタキシャル層の表層にデバイスを形成した後、薄厚化のためにシリコンウェーハ(シリコン基板)を削って薄厚化しても、デバイスがリーク電流などによって特性が劣化することのないエピタキシャルシリコンウェーハを製造することができる。
本発明のエピタキシャルシリコンウェーハの一例を示す断面図である。 本発明のエピタキシャルシリコンウェーハの別な一例を示す断面図である。 本発明のエピタキシャルシリコンウェーハの製造方法の一例を示すフローチャートである。 本発明のエピタキシャルシリコンウェーハの製造方法の別な一例を示すフローチャートである。 本発明のエピタキシャルシリコンウェーハのボロン濃度、カーボン濃度の厚み方向の分布を示す模式図である。
以下、本発明に係るエピタキシャルシリコンウェーハおよびその製造方法の実施形態について、図面に基づき説明する。なお、本実施形態は発明の趣旨をより良く理解させるために、一例を挙げて説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。また、以下の説明で用いる図面は、本発明の特徴をわかりやすくするために、便宜上、要部となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
図1は、本実施形態のエピタキシャルシリコンウェーハの一例を示す断面図である。
本発明のエピタキシャルシリコンウェーハ10は、例えばCZ法によって引き上げられたシリコン単結晶インゴットをスライスしたシリコンウェーハ(シリコン基板)11の一面11aに、エピタキシャル法によって成長(成膜)した複数のシリコン単結晶層12,13を備えたものである。なお、本実施形態においては、複数のシリコン単結晶層の一例として、第一のシリコン単結晶層(以下、第一エピタキシャル層)12と、第二のシリコン単結晶層(以下、第二エピタキシャル層)13の2層のエピタキシャル層を備えたエピタキシャルシリコンウェーハ10について説明する。
シリコンウェーハ(シリコン基板)11は、例えば、結晶中の抵抗率がPタイプとなるようドーパントを添加する。また、例えば、第一エピタキシャル層12は、結晶中の抵抗率がP+タイプとなるようドーパントを添加し、第二エピタキシャル層13は、結晶中の抵抗率がPタイプとなるようドーパントを添加すればよい。これにより、P/P+/Pタイプのエピタキシャルシリコンウェーハ10となる。
なお、本発明において、P+タイプとは、抵抗率1mΩcm〜100mΩcmに相当する濃度であり、Pタイプとは抵抗率0.1〜1000Ωcmに相当する濃度である。また、P/P+/Pタイプとは、Pタイプ基板の上に、エピタキシャル成長によってP+タイプの第一エピタキシャル層12とPタイプの第二エピタキシャル層13とを順次重ねて積層したエピタキシャルシリコンウェーハを意味する。
第一エピタキシャル層12は、例えば、厚みt1が0.1〜5.0μm、好ましくは0.5〜3.0μm程度に成膜されれば良い。また、第二エピタキシャル層13も、例えば、厚みt2が0.1〜5.0μm、好ましくは0.5〜3.0μm程度に成膜されれば良い。第一エピタキシャル層12や第二エピタキシャル層13の厚みが上述した範囲よりも小さいと、後述するゲッタリング領域によるゲッタリング能力が充分に発揮されない虞がある。一方、第一エピタキシャル層12や第二エピタキシャル層13の厚みが上述した範囲よりも大きいと、平坦性を高く保つことが困難になるとともに、成膜時間も増大して生産性が低下する虞がある。
第一エピタキシャル層12には、ボロン(B)濃度が2×1017atoms/cm以上、5.5×1019atoms/cm以下の第一のゲッタリング領域15が形成される。なお、第一のゲッタリング領域15の形成方法は後述する。ボロン(B)濃度を上述したような範囲に高めた領域を形成すると、ボロン(B)は固溶形態でシリコンに含有されるので、シリコン格子中にボロン(B)がシリコンと置換する形で導入される。
一般的に、エピタキシャル層成長用としての高濃度ボロン基板は、ボロン(B)の原子半径はシリコン原子と比較して小さいため、置換位置にボロン(B)を配位した場合、結晶の応力場は圧縮応力場となる。これにより格子間の酸素および不純物が圧縮応力場に捕獲されやすくなる。この置換位置を起点に、転位を伴う酸素析出物が高密度で発現しやすくなり、強力なゲッタリング効果を発揮する。しかし、エピタキシャル層での高濃度ボロンの場合には、高濃度ボロン領域が薄いため上記効果が極端に低下する。しかしながら、薄い高濃度ボロン層でも鉄汚染に対しては、鉄とボロンの反応により鉄−ボロンペアを形成しゲッタリング効果を発揮できる。また、銅に関してもp基板とp+エピタキシャル層での電気的なポテンシャルバリアーのため銅のエピタキシャル層への拡散を抑制できる。第一エピタキシャル層12に高いゲッタリング効果を付与することができる。
このようなボロン(B)の添加濃度は、上述の効果を発揮させるためにボロン濃度の範囲を規制する必要がある。
一方、上記の範囲を超えると、第一のエピタキシャル層界面で格子不整合によるミスフィットと呼ばれる欠陥が発生する。
第二エピタキシャル層13には、カーボン(C)濃度が1×1017atoms/cm以上、1×1021atoms/cm以下の第二のゲッタリング領域14が形成される。なお、第二のゲッタリング領域14の形成方法は後述する。カーボン(C)濃度を上述したような範囲に高めた領域を形成すると、カーボン(C)は固溶形態でシリコンに含有されるので、シリコン格子中にカーボン(C)がシリコンと置換する形で導入される。
すなわち、カーボン(C)の原子半径はシリコン原子と比較して小さいため、置換位置にカーボン(C)を配位した場合、結晶の応力場は圧縮応力場となる。これにより格子間の酸素および不純物が圧縮応力場に捕獲されやすくなる。この置換位置を起点に、第二エピタキシャル層13に高いゲッタリング効果を付与することができる。
このカーボン(C)を含む第二のゲッタリング領域14は、ボロン(B)を含む第一のゲッタリング領域15よりも上層、即ちデバイス形成領域を含まない第二エピタキシャル層13の表層13aに近い位置に形成されるのが好ましい。ボロン(B)を含む第一のゲッタリング領域15は、重金属を捕捉(ゲッタリング)する能力に優れているが、ニッケル(Ni)を捕捉する能力が低い事が知られている。このため、カーボン(C)を含む第二のゲッタリング領域14を形成することによって、ニッケル(Ni)に対するゲッタリング能力を充分に確保する事ができる。
また、第二のゲッタリング領域14を第一のゲッタリング領域15よりも上層に形成することで、ボロン(B)が第二エピタキシャル層13の表層13a付近まで拡散することを阻止できる。デバイス形成領域の近傍にボロン(B)が存在すると、デバイスに悪影響を及ぼす虞があるためである。
第一エピタキシャル層12に形成した第一のゲッタリング領域15のゲッタリング能力は、ボロン(B)濃度が2×1017atoms/cm以上、5.5×1019atoms/cm以下の範囲においては、例えば、銅(Cu)に関してエピタキシャル層13aに銅を1×1012atoms/cm汚染させ、1000℃にて1時間処理を施した後にエピタキシャル表層13aに存在する銅の量から算出するとほぼ90%〜100%である。
第二エピタキシャル層13に形成した第二のゲッタリング領域14のゲッタリング能力は、カーボン(C)濃度が1×1017atoms/cm以上、1×1021atoms/cm以下の範囲においては、上述の手法にて銅に変わりニッケル汚染を施した結果でほぼ90%〜100%である。
以上のような構成のエピタキシャルシリコンウェーハ10によれば、後工程で第二エピタキシャル層13の表層13aにデバイスを形成した後、薄厚化のためにシリコンウェーハ(シリコン基板)11を削って、例えば25μm以下にしても、第一エピタキシャル層12の厚み範囲の中に形成した第一のゲッタリング領域15や、第二エピタキシャル層13の厚み範囲の中に形成した第二のゲッタリング領域14によって、重金属を確実にゲッタリングし、デバイスがリーク電流などによって特性が著しく劣化することを防止できる。
また、第一のゲッタリング領域15や第二のゲッタリング領域14を、それぞれ第一エピタキシャル層12や第二エピタキシャル層13の中に形成する事によって、エピタキシャル層とシリコン基板との間に、エピタキシャル層とは別個にゲッタリング層を形成した場合と比べて、エピタキシャル層の中に拡散した重金属をより高精度、かつ確実に捕捉する事が可能となる。
更に、ボロン(B)からなる第一のゲッタリング領域15に加えて、カーボン(C)からなる第二のゲッタリング領域14を形成することによって、デバイスの特性に影響を与える重金属のうち、特にニッケルも確実に捕捉し、デバイスの特性劣化を確実に防止する事ができる。
ボロン(B)を所定の濃度にした第一のゲッタリング領域と、カーボン(C)を所定の濃度にした第二のゲッタリング領域とは、複数のエピタキシャル層(シリコン単結晶層)のうち、何れか1つのエピタキシャル層に対して形成するのも好ましい。
図2は、本発明のエピタキシャルシリコンウェーハの別な実施形態を示す断面図であるる。この実施形態のエピタキシャルシリコンウェーハ20は、シリコンウェーハ(シリコン基板)21の一面21aに、エピタキシャル法によって成長(成膜)した複数のシリコン単結晶層22,23を備えたものである。そして、シリコンウェーハ(シリコン基板)21と接する第一エピタキシャル層22には、ボロン(B)濃度が2×1017atoms/cm以上、5.5×1019atoms/cm以下の第一のゲッタリング領域24と、カーボン(C)濃度が1×1017atoms/cm以上、1×1021atoms/cm以下の第二のゲッタリング領域25が、同一の領域に形成されている。
このような構成のエピタキシャルシリコンウェーハ20は、第一エピタキシャル層22において、ボロン(B)およびカーボン(C)が固溶形態でシリコンに含有されるので、シリコン格子中にボロン(B)およびカーボン(C)がシリコンと置換する形で導入される。これにより、ボロン・カーボン・酸素による複合欠陥形成が促進され、第一エピタキシャル層22に高いゲッタリング効果を付与することができる。
この実施形態のエピタキシャルシリコンウェーハ20においても、後工程で第二エピタキシャル層23の表層23aにデバイスを形成した後、薄厚化のためにシリコンウェーハ(シリコン基板)21を削って、例えば25μm以下にしても、第一エピタキシャル層22の厚み範囲の中に形成した第一のゲッタリング領域24、および第二のゲッタリング領域25によって、重金属を確実にゲッタリングし、デバイスがリーク電流などによって特性が著しく劣化することを防止できる。
また、第一のゲッタリング領域24や第二のゲッタリング領域25を、同一のエピタキシャル層(第一エピタキシャル層22)の中に形成する事によって、デバイスを形成する第二エピタキシャル層23に影響を与えずに、これらエピタキシャル層の中に拡散した重金属をより高精度、かつ確実に捕捉する事が可能となる。
この実施形態における第一エピタキシャル層22に形成した第一のゲッタリング領域24と第二のゲッタリング領域25とのゲッタリング能力は、ボロン(B)濃度が2×1017atoms/cm以上、5.5×1019atoms/cm以下の範囲、およびカーボン(C)濃度が1×1017atoms/cm以上、1×1021atoms/cm以下の範囲においては、銅およびニッケル同時汚染に対して上述のようにほぼ90%〜100%である。
図5に、シリコンウェーハから第一のゲッタリング領域、第二のゲッタリング領域に至るまでの厚み方向でのボロン(B)濃度の分布、およびカーボン(C)濃度の分布をイメージで示す。このうち、図5(a)は、図1に示したような、第一のゲッタリング領域と第二のゲッタリング領域とをそれぞれ別なエピタキシャル層に形成した例である。また、図5(b)は、図2に示したような、第一のゲッタリング領域と第二のゲッタリング領域とを同一のエピタキシャル層に形成した例である。
次に、本発明のエピタキシャルシリコンウェーハの製造方法を説明する。図3は、図1に示した構成のエピタキシャルシリコンウェーハを製造する手順を示すフローチャートである。
まず、例えば、ボロンなどのドーパントを導入し、CZ法によって引上げたシリコン単結晶インゴットをスライスして形成したPタイプのシリコンウェーハ(シリコン基板)を用意する(S1)。次に、このシリコンウェーハの一面に、CVD装置を用いて、ボロン(B)を含むガス、例えばBや(ジボラン)BCl(三塩化ボロン)を導入しつつ、P+型の第一エピタキシャル層を形成する(S2)。これによって、第一エピタキシャル層の中には、ボロン濃度が2×1017atoms/cm以上、5.5×1019atoms/cm以下の範囲の第一のゲッタリング領域が形成される。この第一エピタキシャル層は、例えば、厚みが0.1〜5.0μm、好ましくは0.5〜3.0μm程度に成膜されれば良い。
次に、この第一エピタキシャル層の一面に、CVD装置を用いて、カーボン(C)を含むガス、例えばメチルシランガスやトリメチルシランガスを導入しつつ、P型の第二エピタキシャル層を形成する(S3)。これによって、第二エピタキシャル層の中には、カーボン濃度が1×1017atoms/cm以上、1×1021atoms/cm以下の範囲の第二のゲッタリング領域が形成される。第二エピタキシャル層は、例えば、厚みが0.1〜5.0μm、好ましくは0.5〜3.0μm程度に成膜されれば良い。その後、更にデバイス活性層に必要な通常のシリコンエピタキシャル層を形成すればよい。
以上の工程を経て得られたエピタキシャルシリコンウェーハ(S4)は、その後のデバイス形成工程で第二エピタキシャル層の表層にデバイス、例えばメモリ回路が形成される(S5)。そして、薄厚化工程において、シリコンウェーハ(シリコン基板)の厚みを減じる事によって、2層のエピタキシャル層を含む全体の厚みを、例えば25μm以下にする(S6)。
そして、この薄厚化されたエピタキシャルシリコンウェーハをアニール工程で、例えばデバイス後工程(パッケージング工程など)で使用される100℃から450℃程度に加熱して熱処理を行う(S7)。これによって、2層のエピタキシャル層に含まれる重金属などの汚染物は、ボロン(B)を所定の濃度で含む第一のゲッタリング領域と、カーボン(C)を所定の濃度で含む第二のゲッタリング領域に捕捉される。そして、デバイス形成領域は、銅(Cu)や鉄(Fe)およびニッケル(Ni)を含む重金属の汚染の無い高い特性を備えた半導体デバイスが得られる(S8)。
次に、本発明のエピタキシャルシリコンウェーハの別な製造方法を説明する。図4は、図2に示した構成のエピタキシャルシリコンウェーハを製造する手順を示すフローチャートである。
まず、例えば、ボロンなどのドーパントを導入し、CZ法によって引上げたシリコン単結晶インゴットをスライスして形成したPタイプのシリコンウェーハ(シリコン基板)を用意する(S11)。次に、このシリコンウェーハの一面に、CVD装置を用いて、ボロン(B)を含むガス、例えばBや(ジボラン)BCl(三塩化ボロン)と、カーボン(C)を含むガス、例えばメチルシランガスやトリメチルシランガスとを導入しつつP+型の第一エピタキシャル層を形成する(S12)。
これによって、第一エピタキシャル層の中には、ボロン濃度が2×1017atoms/cm以上、5.5×1019atoms/cm以下の範囲の第一のゲッタリング領域と、カーボン濃度が1×1017atoms/cm以上、1×1021atoms/cm以下の範囲の第二のゲッタリング領域が、同一のエピタキシャル層の中に形成される。その後、デバイス活性層に必要な通常のシリコンエピタキシャル層を形成すればよい。
次に、この第一エピタキシャル層の一面に、CVD装置を用いて、P型の第二エピタキシャル層を形成する(S13)。
以上の工程を経て得られたエピタキシャルシリコンウェーハ(S14)は、その後のデバイス形成工程で第二エピタキシャル層の表層にデバイス、例えばメモリ回路が形成される(S15)。そして、薄厚化工程において、シリコンウェーハ(シリコン基板)の厚みを減じる事によって、2層のエピタキシャル層を含む全体の厚みを、例えば25μm以下にする(S16)。
そして、この薄厚化されたエピタキシャルシリコンウェーハをアニール工程で、例えばデバイス後工程(パッケージング工程など)で使用される100℃から450℃程度に加熱して熱処理を行う(S17)。これによって、2層のエピタキシャル層に含まれる重金属などの汚染物は、ボロン(B)を所定の濃度で含む第一のゲッタリング領域と、カーボン(C)を所定の濃度で含む第二のゲッタリング領域に捕捉される。そして、デバイス形成領域は、銅(Cu)や鉄(Fe)およびニッケル(Ni)を含む重金属の汚染の無い高い特性を備えた半導体デバイスが得られる(S18)。
本発明の効果を検証した。本発明例として、酸素濃度が9×1017atoms/cm、比抵抗20Ω・cmからなるシリコン基板上に2層のエピタキシャル層を形成したエピタキシャルシリコンウェーハを用意した。この2層のエピタキシャル層のうち、下層となるエピタキシャル層に、ボロン濃度が1×1019atoms/cmの第一のゲッタリング領域と、カーボン濃度が1×1020atoms/cmの第二のゲッタリング領域とを形成した。
一方、従来の比較例1として、カーボン濃度が1×1019atoms/cmのゲッタリング層をもつエピタキシャルシリコンウェーハを用意した。また、従来の比較例2として、ボロン濃度が1×1019atoms/cmのゲッタリング層をもつエピタキシャルシリコンウェーハを用意した。
これら本発明のエピタキシャルシリコンウェーハと、比較例1,2のエピタキシャルシリコンウェーハの表面に、銅(Cu)を5×1011atoms/cmの濃度で、またニッケル(Ni)を5×1011atoms/cmの濃度で、それぞれ汚染させた。
その後、本発明例と比較例1,2のエピタキシャルシリコンウェーハを、1000℃、1時間の熱処理を行って、銅(Cu)およびニッケル(Ni)のゲッタリング行い、エッチング後に表面欠陥の数を測定した。
その結果、本発明例ではエピタキシャル層の表面に欠陥は全く見られなかった。一方、比較例1は若干の欠陥が観察され、比較例2はニッケル起因と考えられる大量の欠陥が観察された。
次に、上述した本発明例と比較例1,2のエピタキシャルシリコンウェーハを350℃で60分間熱処理を行い、フッ化水素酸溶液で表面の酸化膜をエッチングして全量回収した。得られたそれぞれの回収液を高周波誘導結合プラズマ質量分析計(ICP−MS)を用いて銅およびニッケルの定量を行った。
その結果、本発明例と比較例2の回収液からは銅(Cu)は検出されなかった。しかし、比較例2のサンプルではニッケル(Ni)が検出された。一方、比較例1の回収液からは、銅が検出された。
10 エピタキシャルシリコンウェーハ、11 シリコンウェーハ(シリコン基板)、12 第一のシリコン単結晶層(第一エピタキシャル層)、13 第二のシリコン単結晶層(第二エピタキシャル層)、14 第一のゲッタリング領域、15 第二のゲッタリング領域。

Claims (5)

  1. シリコンウェーハの一面に互いにドーピング物質の濃度が異なる複数のシリコン単結晶層をエピタキシャル法によって形成したエピタキシャルシリコンウェーハの製造方法であって、
    ボロン(B)を含有するガス、およびカーボン(C)を含有するガスを導入しつつ、エピタキシャル法によってシリコン単結晶層を成長させ、ボロン(B)濃度が2×1017atoms/cm以上、5.5×1019atoms/cm以下の第一のゲッタリング領域と、カーボン(C)濃度が1×1017atoms/cm以上、1×1021atoms/cm以下の第二のゲッタリング領域とが同一の領域に形成され第一エピタキシャル層を形成する工程と、
    前記第一エピタキシャル層の表層に第二エピタキシャル層を形成する工程と、
    を少なくとも備えたことを特徴とするエピタキシャルシリコンウェーハの製造方法。
  2. 前記第一エピタキシャル層において、ボロン(B)およびカーボン(C)が固溶形態でシリコンに含有されて、シリコン格子中にボロン(B)およびカーボン(C)がシリコンと置換する形で導入されることを特徴とする請求項1記載のエピタキシャルシリコンウェーハの製造方法。
  3. 薄厚化された前記エピタキシャルシリコンウェーハを、100℃から450℃に加熱して、2層のエピタキシャル層に含まれる重金属などの汚染物を捕捉するアニール工程を有することを特徴とする請求項1または2記載のエピタキシャルシリコンウェーハの製造方法。
  4. 前記第二エピタキシャル層にデバイスを形成した後に裏面側を削って10〜25μmまで薄厚化する工程を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか記載のエピタキシャルシリコンウェーハの製造方法。
  5. 請求項1から4のいずれか記載の製造方法によって製造されたことを特徴とするエピタキシャルシリコンウェーハ。
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