JP5455555B2 - 映像編集装置及び映像編集方法 - Google Patents

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Description

本発明は映像編集技術に関するもので、特に映像効果を付与するための映像編集技術に関するものである。
昨今のコンピュータを利用した映像編集技術の発達に伴い、専門知識のない一般のユーザでも簡単に映像編集ができる映像編集アプリケーションが製品化されるようになってきている。その中でも、テンプレートを用いた映像の自動編集が特に注目を集めている。
一般に映像編集は、素材映像から必要な部分の映像を切り出し、切り出した部分映像を繋げるカット編集と、前後の部分映像を効果的に繋げて再生するためのトランジション編集と、部分映像を効果的に見栄え良く再生するための映像効果編集とに分類される。
自動編集において用いられるテンプレートは、通常、このようなカット編集、トランジション編集、映像効果編集に係る情報が記述されており、従来より、様々な種類のテンプレートが開示されている。
例えば、特許文献1には、切り出した映像を配置する映像枠と、前後の映像枠に配置された部分映像に付与するトランジション編集に係る情報と、映像枠に配置された部分映像に付与する映像効果編集に係る情報とが定義されたテンプレートが開示されている。同文献によれば、当該テンプレートをテーマやイベントカテゴリに合わせて複数用意し、その1つをユーザに選択させることで、ユーザは、素材映像の配置からトランジション編集、映像効果の付与に至るまで、すべてを自動で行うことが可能となる。
特開2009−55152号
しかしながら、上記特許文献1に開示されたテンプレートを用いて映像の自動編集を行った場合、映像枠に配置された部分映像の状況によっては、映像効果を付与することで、かえって不自然になり、見づらい映像になってしまうことが考えられる。
具体的には、映像枠に配置された部分映像がズームアウトしている映像であるにも関わらず、映像効果により仮想ズームインを付与した場合等が挙げられる。この場合、カメラモーションとしてのズームアウトと映像効果としての仮想ズームインとが干渉し、両者のズーム速度の違いにより被写体が短い時間に大きくなったり小さくなったりする不自然な映像が出力される結果となり、視聴者に違和感を与えることとなる。
このため、テンプレートを用いて映像の自動編集を行うにあたっては、当該映像の撮影時のカメラモーションと、映像効果(特に、映像の表示領域を時間の経過とともに変化させるような映像効果)との干渉を回避させることが望ましい。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、映像の自動編集を行うにあたり、不自然な映像が出力されることを抑制することを目的とする。特に、撮影時のカメラモーションと、映像の表示領域を時間の経過とともに変化させるような映像効果との間の干渉を抑制することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明に係る映像編集装置は以下のような構成を備える。即ち、
映像に付与される映像効果が、予め定められた映像区間ごとに記載された定義情報に基づいて、映像を編集可能な映像編集装置であって、
前記定義情報より、前記映像区間ごとに記載された映像効果を読み出す読出手段と、
前記映像を撮影した際のカメラモーションに関する情報を前記映像区間ごとに取得する取得手段と、
前記読出手段により読み出された映像効果が、前記映像区間における映像の表示領域を時間の経過とともに変化させる映像効果である仮想カメラワークであるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段において、仮想カメラワークであると判定され、かつ、前記取得手段により、当該判定された映像区間において、前記カメラモーションに関する情報が取得されることを示す条件が満たされる場合に、当該判定された映像区間における映像に付与される映像効果を無効とする、もしくは映像効果に係るパラメータの変更を指示する変更指示手段と、
前記条件が満たさない場合には前記判定手段により判定された映像区間については前記読出手段で読出した映像効果を付与し、前記条件を満たす場合には前記変更指示手段による指示に応じて、前記判定手段により判定された映像区間における映像への映像効果を付与する付与手段とを備える。
本発明によれば、映像の自動編集を行うにあたり、不自然な映像が出力されることを抑制することが可能となる。特に、撮影時のカメラモーションと、映像の表示領域を時間の経過とともに変化させるような映像効果との間の干渉を抑制することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る映像編集装置を備える映像編集システムのシステム構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る映像編集装置のハードウェア構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る映像編集装置の機能構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る映像編集装置の機能構成の他の例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る映像編集装置が備えるテンプレートの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る映像編集装置における映像編集処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る映像編集装置が備えるテンプレートの一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る映像編集装置における映像編集処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の各実施形態について説明する。
[第1の実施形態]
<1.映像編集システムのシステム構成>
図1は、本実施形態に係る映像編集装置を備える映像編集システムのシステム構成の一例を示す図である。図1において、101は、映像を編集可能な映像編集装置である。102は、グラフィカルユーザインタフェースを表示したり、編集された映像を表示する表示装置である。103は、ユーザが映像編集装置101に対する操作を行う際に用いる操作入力装置である。
<2.映像編集装置のハードウェア構成>
図2は、映像編集装置101のハードウェア構成の一例を示す図である。図2において、201はCPU(Central Processing Unit)である。また、202はROM(Read Only Memory)、203はHDD(Hard Disk Drive)等に代表されるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、204はRAM(Random Access Memory)である。
CPU201は、ROM202、HDD203に格納された制御プログラム(OSや映像編集アプリケーション等)を実行するとともに、各デバイス(202〜205)を制御する。
ROM202およびHDD203は、各種の制御プログラムや情報を保持する。RAM204は、CPU201のワーク領域、エラー処理時の情報の退避領域、制御プログラムのロード領域等を提供する。
205はネットワークインタフェイス(Net−IF)であり、表示装置102や操作入力装置103等と有線又は無線を介して通信を行う。なお、各種の制御プログラムや情報は、Net−IF205を介して他の情報処理装置等から取得するようにしてもよい。206は、CPUバスであり、アドレスバス、情報バス及びコントロールバスを含む。
CPU201は制御プログラムを実行することにより後述する映像編集処理を実現する。具体的には、図3の機能構成図を用いて後述する映像編集装置101の映像編集機能の一部、又は図6のフローチャートを用いて後述する映像編集処理を実現する。
<3.映像編集装置において実現される映像編集機能の機能構成>
図3は、映像編集装置101において実現される映像編集機能の機能構成の一例を示す図である。図3において、301は、映像を記憶する映像用記憶媒体、302は、映像を配置する映像枠と、該映像枠により規定される映像区間ごとに映像に付与する映像効果とが記載された編集テンプレートファイル(定義情報。以下、テンプレートと称す。)を記憶するテンプレート用記憶媒体である。
303は、操作入力装置103を介して入力されたユーザ指示に基づいて、テンプレート用記憶媒体302よりテンプレートを読み出すテンプレート読出部である。304は、テンプレート読出部303により読み出されたテンプレートに基づいて、映像枠に配置する映像を選択して読み出す映像選択部である。305は、映像用記憶媒体301に記憶された映像についてのカメラモーション情報が記憶されたカメラモーション情報用記憶媒体である。なお、カメラモーション情報には、当該映像を撮影した際のカメラモーションの有無と、ズーム操作やパン、チルト操作および撮影位置の移動などのカメラモーションの種類とが含まれるものとする。
306は、映像選択部304で選択して読み出された映像(部分映像)についてのカメラモーション情報を取得するカメラモーション情報取得部である。なお、ここではカメラモーション情報取得部306は、カメラモーション情報用記憶媒体305よりカメラモーション情報を取得することとしたが、本発明はこれに限定されない。
例えば、映像用記憶媒体301に記憶された映像の各フレーム内の動きベクトルや近傍フレーム間の画像差分を用いてカメラモーションの有無及び種類を推察するといったように、演算によりカメラモーション情報を求め、取得するようにしてもよい。その場合、映像編集装置101は、カメラモーション情報用記憶媒体305を配する代わりに、図4に示すように、カメラモーション抽出部415を配する構成となり、カメラモーション情報は動的に取得されることとなる。
図3に戻る。311は、操作入力装置103を介してユーザにより指定された映像を、映像用記憶媒体301から読み出す映像読出部である。なお、カメラモーション抽出部415を配する構成とした場合、映像選択部304で選択され読み出された部分映像は、映像読出部311を介して、カメラモーション抽出部415に送信される。そして、カメラモーション抽出部415では、当該部分映像についてのカメラモーション情報を演算する。
なお、上記説明では、映像用記憶媒体301、テンプレート用記憶媒体302、カメラモーション情報用記憶媒体305を、それぞれ異なる記憶媒体としたが、ハードウェア上、同一の記憶媒体としてもよい。また、便宜上、映像編集装置101の内部に配する構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、映像編集装置101の外部の記憶装置に配し、Net−IF205を介してこれらの情報を取得するように構成してもよい。
308は、カメラモーション情報取得部306において取得したカメラモーション情報に基づいて、映像に付与される映像効果を変更する指示(映像効果を有効化または無効化するための指示)を出力する映像効果変更部(変更指示手段)である。312は、映像読出部311により読み出された映像に、テンプレート読出部303により読み出されたテンプレートに記載された映像効果(映像効果変更部308により変更する指示があった場合にあっては変更後の映像効果)を付与する映像効果付与部である。313は、映像効果付与部312により映像効果が付与された映像をレンダリングして表示装置102に出力する映像出力部である。
<4.テンプレート>
次に、テンプレート用記憶媒体302に記憶されたテンプレートについて説明する。図5は、テンプレートの記載内容を示す概念図である。図5に示すように、テンプレート501にはタイムライン上に記載された映像を配置する映像枠(510,520,530)が記載され、各映像枠(510,520,530)にはタイムライン情報として開始点と終了点とが予め定義されている。
更に、各映像枠(510,520,530)には、配置された映像のイン/アウト点などの情報を記載する映像情報枠(511,521,531)が空欄で定義されている。また、各映像枠(510,520,530)には、配置された映像に付与される映像効果についての情報(映像効果情報512,522,532)として、予め定義された映像効果種別と、映像効果種別に基づいて規定された制御パラメータとが記載されている。
<5.映像編集装置における映像編集処理の流れ>
図6は、映像編集装置101における映像編集処理の流れを示すフローチャートである。図6に示すように、映像編集処理が開始されると、ステップS601では、テンプレート読出部303が、テンプレート用記憶媒体302からテンプレートを読み出す。
続いて、ステップS602では、映像選択部304が、読み出されたテンプレートに記載された映像枠ごとに、映像用記憶媒体301に記憶された映像を選択して読み出し、該映像枠に該選択して読み出した部分映像を配置する。以降、各処理は映像枠単位に実行される。
ステップS603では、映像効果変更部308が、処理対象となる映像枠に記載された映像効果が、映像の表示領域を時間の経過とともに変化させる映像効果である仮想カメラワークであるか否かを判定する。ステップS603において、仮想カメラワークでないと判定した場合には、映像効果変更部308では、当該映像枠に配置された部分映像に対して、映像効果を変更せずに付与する旨(有効化指示)を映像効果付与部312に通知する。
ステップS621では、映像効果付与部312が、テンプレート読出部303により読み出されたテンプレートの当該映像枠に記載された映像効果の制御パラメータを認識する。そして、ステップS622において、当該認識した制御パラメータに基づいて、映像読出部311により読み出された映像に映像効果を付与する。更に、ステップS631において、映像出力部313が、当該映像効果が付与された映像を出力する。
ここで、仮想カメラワークとは、映像区間における部分映像の表示領域を時間の経過とともに変化させる映像効果を実現するための映像処理手法である。具体的には、表示上、ズームしたように見せる仮想ズーム映像効果と、パンおよびチルト操作したように見せる仮想パン映像効果及び仮想チルト映像効果とがある。
一方、ステップS603において、映像効果変更部308が、処理対象となる映像枠に記載された映像効果が、仮想カメラワークであると判定した場合には、ステップS604に進む。ステップS604では、カメラモーション情報取得部306が、当該映像枠に配置された部分映像についてのカメラモーション情報を取得する。
なお、カメラモーション情報の取得は、特に仮想カメラワークが仮想ズーム映像効果の場合にのみ行うように構成しても良い。これは、仮想パン映像効果や仮想チルト映像効果の場合、一般的にその映像処理は映像内の被写体の位置により決定されるため、カメラモーションの如何による影響は限定的なためである。例えば、仮想パン映像効果によって画面中央に被写体を表示する場合、映像フレーム内の被写体位置を抽出し、当該被写体位置が中央に配置されるよう表示領域を制御するように制御パラメータを設定することで必要かつ十分な映像効果を付与することができる。
ステップS605では、映像効果変更部308が、カメラモーション情報取得部306におけるカメラモーション情報の取得結果を判定し、処理対象の映像枠に配置された部分映像を撮影した際のカメラモーションの有無を判断する。
ステップS605における判定の結果、カメラモーション情報が取得されなかったと判定された場合には、映像効果変更部308が、当該映像枠に配置された部分映像に対して映像効果を変更せずに付与する旨(有効化指示)を映像効果付与部312に通知する。そして、ステップS606においてステップS621へと進む。
ステップS621では、映像効果付与部312が、テンプレート読出部303により読み出されたテンプレートの当該映像枠に記載された映像効果の制御パラメータを認識する。そして、ステップS622において、当該認識した制御パラメータに基づいて、映像読出部311により読み出された映像に映像効果を付与する。更に、ステップS631では、映像出力部313が、当該映像効果が付与された映像を出力する。
一方、ステップS605における判定の結果、カメラモーション情報が取得されたと判定された場合には(ステップS606のYes)、ステップS611に進む。ステップS611では、映像効果変更部308が、当該映像枠に配置された部分映像に対して付与する映像効果を無効にする旨(無効化指示)を映像効果付与部312に通知する。
この場合、映像読出部311により読み出された映像に映像効果が付与されることなくステップS631へと進む。
ステップS631では、映像出力部313が、当該映像効果が付与されていない映像を、映像出力部313が出力する。
ステップS632では、テンプレートのすべての映像枠について処理が完了したか否かを判定し、すべての映像枠について処理が完了していないと判定された場合には、ステップS602に戻る。一方、すべての映像枠について処理が完了したと判定された場合には、映像編集処理を終了する。
なお、上記説明では、ステップS605における判定の結果、カメラモーション情報が取得されたと判定された場合に、当該映像枠に配置された部分映像に対して付与する映像効果を無効にする旨(無効化指示)を映像効果付与部312に通知することとした。しかしながら、本発明はこれに限定されない。
例えば、カメラモーションの種別がズーム操作の場合にのみ、当該映像枠に配置された部分映像に対して付与する映像効果を無効にする旨(無効化指示)を映像効果付与部312に通知するようにしてもよい。
これは、ズーム操作は、被写体にズームインして大きく撮影する場合や、被写体を大きく撮影した状態からズームアウトして被写体の位置関係や周りの状況などを撮影する場合に用いられる撮影手法であり、多くの場合、注目すべき被写体が決まっている。このため、仮想パン映像効果や仮想チルト映像効果がズーム操作を行っている映像区間に付与された場合、注目している被写体の表示位置が上下左右に移動してしまい、視聴者は注目すべき被写体に集中できなくなってしまうからである。
また、ズーム操作がなされた映像区間中に仮想ズーム映像効果を付与してしまうと、カメラモーションのズーム操作と仮想カメラワークによる仮想ズーム映像効果とが干渉または重複し、見づらい映像になってしまうからである。例えば、ズームイン操作と仮想ズームアウト映像効果とが重複すると、被写体の大きさが大きくなったり小さくなったりすることとなる。また、ズームイン操作と仮想ズームイン映像効果とが重複すると、被写体が急に大きくなり過ぎてしまうこととなる。このため、特にカメラモーションの種別がズーム操作である場合に、当該映像枠に配置された部分映像に対して付与する映像効果を無効にする旨を通知することが有効であるといえる。
また、上記説明では、ステップS605における判定の結果、カメラモーション情報が取得されたと判定された場合に、当該映像枠に配置された部分映像に対して付与する映像効果を無効にする旨を映像効果付与部312に通知することとした。しかしながら、本発明はこれに限定されない。
例えば、映像効果の制御パラメータを変更する旨を通知するように構成しても良い。例えば、映像効果が仮想ズーム映像効果である場合、時間経過による拡大率の変化量を0にする、すなわち、映像効果の開始点と終了点とで同じ拡大率に変更することで映像効果を無効にした場合と同等の効果が得られるからである。
以上の説明から明らかなように、本実施形態によれば、選択された映像に映像効果を付与する際に、付与する映像効果の種類及びカメラモーション情報の取得に応じて映像効果を無効にすることが可能となる。この結果、撮影時のカメラモーションと映像効果との間の干渉がなくなり、見づらい映像が出力されることを回避することが可能となる。
なお、映像効果を無効にするための処理は、映像効果を付与する映像区間のうち、カメラモーション情報が取得された区間に対してのみ行うようにしてもよい。このようにすることにより、見づらい映像の出力のみを回避して、効果的な映像効果のみを付与することが可能となるからである。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、1つの映像枠において1つの映像効果を付与可能なテンプレートを前提としていたが、本発明はこれに限定されず、1つの映像枠において複数の映像効果を付与可能なテンプレートが前提であっても良い。以下、1つの映像枠において複数の映像効果を付与可能なテンプレートの場合について説明する。なお、映像編集システムのシステム構成、映像編集装置のハードウェア構成、映像編集機能の機能構成は、上記第1の実施形態における図1、図2、図3(または図4)と同様であるため、ここでは説明を省略する。
<1.テンプレート>
はじめに、本実施形態に係る映像編集装置において用いられるテンプレートについて図7を用いて説明する。なお、第1の実施形態において図5を用いて説明したテンプレートと共通する箇所については説明を省略する。
図7は、図5と同様のテンプレートの記載内容を示す概念図である。図5との差異は、テンプレートに記載された任意の映像枠に複数の映像効果が記載されている点である。当該テンプレートによれば、各映像枠に記載された全ての映像効果が、当該映像枠に配置された部分映像に対して付与されることとなる。
<2.映像編集装置における映像編集処理の流れ>
図8は、映像編集装置101における映像編集処理の流れを示すフローチャートである。図8に示すように、映像編集処理が開始されると、ステップS801では、テンプレート読出部303が、テンプレート用記憶媒体302からテンプレートを読み出す。
続いて、ステップS802では、映像選択部304が、読み出されたテンプレートに記載された映像枠ごとに、映像用記憶媒体301に記憶された映像を選択して読み出し、該映像枠に該選択して読み出した部分映像を配置する。以降、各処理は映像枠単位に実行される。
ステップS803では、映像効果変更部308が、処理対象となる映像枠に記載された複数の映像効果のいずれかが、映像の表示領域を時間の経過とともに変化させる映像効果である仮想カメラワークであるか否かを判定する。ステップS803において、いずれの映像効果も仮想カメラワークでないと判定した場合には、映像効果変更部308では、当該映像枠に配置された部分映像に対して、映像効果を変更せずに付与する旨(有効化指示)を映像効果付与部に通知する。
ステップS821では、映像効果付与部312が、テンプレート読出部303により読み出されたテンプレートの当該映像枠に記載された映像効果の制御パラメータを認識する。そして、ステップS822において、当該認識した制御パラメータに基づいて、映像読出部311により読み出された映像に映像効果を付与する。更に、ステップS831において、映像出力部313が、当該映像効果が付与された映像を出力する。
一方、ステップS803において、映像効果変更部308が、処理対象となる映像枠に記載された複数の映像効果のいずれかが仮想カメラワークであると判定した場合には、ステップS804に進む。ステップS804では、カメラモーション情報取得部306が、当該映像枠に配置された部分映像についてのカメラモーション情報を取得する。
ステップS805では、映像効果変更部308が、カメラモーション情報取得部306におけるカメラモーション情報の取得結果を判定し、処理対象の映像枠に配置された部分映像を撮影した際のカメラモーションの有無を判断する。
ステップS805における判定の結果、カメラモーション情報が取得されなかったと判定された場合には、映像効果変更部308が、当該映像枠に配置された部分映像に対して映像効果を変更せずに付与する旨(有効化指示)を映像効果付与部312に通知する。そして、ステップS806においてステップS821へと進む。
ステップS821では、映像効果付与部312が、テンプレート読出部303により読み出されたテンプレートの当該映像枠に記載された映像効果の制御パラメータを認識する。そして、ステップS822において、当該認識した制御パラメータに基づいて、映像読出部311により読み出された映像に映像効果を付与する。更に、ステップS831では、映像出力部313が、当該映像効果が付与された映像を出力する。
一方、ステップS805における判定の結果、カメラモーション情報が取得されたと判定された場合には(ステップS806のYes)、ステップS811に進む。ステップS811では、映像効果変更部308が、当該映像枠に配置された部分映像に対して映像効果の付与を無効にする旨(無効化指示)を映像効果付与部312に通知する。なお、このとき、当該映像枠に記載された複数の映像効果のうち、仮想カメラワークに関する映像効果の付与のみを無効にする旨(一部無効化指示)を通知する。
その結果、映像効果付与部312は、映像読出部311により読み出された映像に、テンプレート読出部303により読み出されたテンプレートに記載された映像効果のうち仮想カメラワークに関する映像効果以外の映像効果のみ付与しステップS831に進む。
ステップS831では、仮想カメラワークに関する映像効果以外の映像効果が付与された映像を、映像出力部313が出力する。
ステップS832では、テンプレートのすべての映像枠について処理が完了したか否かを判定し、すべての映像枠について処理が完了していないと判定された場合には、ステップS802に戻る。一方、すべての映像枠について処理が完了したと判定された場合には、映像編集処理を終了する。
以上の説明から明らかなように、本実施形態によれば、テンプレートの各映像枠に記載された複数の映像効果のうち、映像効果を付与することで不自然な映像となる映像効果を付与することなく、効果的な映像効果のみを付与することが可能となる。
[他の実施形態]
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (7)

  1. 映像に付与される映像効果が、予め定められた映像区間ごとに記載された定義情報に基づいて、映像を編集可能な映像編集装置であって、
    前記定義情報より、前記映像区間ごとに記載された映像効果を読み出す読出手段と、
    前記映像を撮影した際のカメラモーションに関する情報を前記映像区間ごとに取得する取得手段と、
    前記読出手段により読み出された映像効果が、前記映像区間における映像の表示領域を時間の経過とともに変化させる映像効果である仮想カメラワークであるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段において、仮想カメラワークであると判定され、かつ、前記取得手段により、当該判定された映像区間において、前記カメラモーションに関する情報が取得されることを示す条件が満たされる場合に、当該判定された映像区間における映像に付与される映像効果を無効とする、もしくは映像効果に係るパラメータの変更を指示する変更指示手段と、
    前記条件が満たさない場合には前記判定手段により判定された映像区間については前記読出手段で読出した映像効果を付与し、前記条件を満たす場合には前記変更指示手段による指示に応じて、前記判定手段により判定された映像区間における映像への映像効果を付与する付与手段と
    を備えることを特徴とする映像編集装置。
  2. 前記変更指示手段は、
    前記判定手段において仮想カメラワークであると判定された場合であって、かつ、当該判定された映像区間において取得されていた前記カメラモーションに関する情報がズーム操作であった場合に、当該判定された映像区間映像への映像効果の無効を指示することを特徴とする請求項1に記載の映像編集装置。
  3. 前記変更指示手段は、
    前記判定手段において仮想カメラワークであると判定された場合であって、かつ、当該仮想カメラワークが仮想ズーム映像効果であり、かつ、当該判定された映像区間において取得されていた前記カメラモーションに関する情報がズーム操作であった場合に、当該判定された映像区間映像への映像効果の無効を指示することを特徴とする請求項1または2に記載の映像編集装置。
  4. 前記取得手段は、
    前記判定手段において仮想カメラワークであると判定された場合に、当該判定された映像区間における前記カメラモーションに関する情報を取得することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の映像編集装置。
  5. 前記定義情報において、同一の映像区間に複数の映像効果が記載されていた場合、前記変更指示手段は、該複数の映像効果のうち、仮想カメラワークの映像効果のみを変更対象とすることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の映像編集装置。
  6. 映像に付与される映像効果が、予め定められた映像区間ごとに記載された定義情報に基づいて、映像を編集可能な映像編集装置における映像編集方法であって、
    読出手段が、前記定義情報より、前記映像区間ごとに記載された映像効果を読み出す読出工程と、
    取得手段が、前記映像を撮影した際のカメラモーションに関する情報を前記映像区間ごとに取得する取得工程と、
    判定手段が、前記読出工程において読み出された映像効果が、前記映像区間における映像の表示領域を時間の経過とともに変化させる映像効果である仮想カメラワークであるか否かを判定する判定工程と、
    記判定工程において、仮想カメラワークであると判定され、かつ、前記取得工程により、当該判定された映像区間において、前記カメラモーションに関する情報が取得されることを示す条件が満たされる場合に、変更指示手段が、
    当該判定された映像区間における映像に付与される映像効果を無効とする、もしくは映像効果に係るパラメータの変更を指示する変更指示工程と、
    付与手段が、前記条件が満たさない場合には前記判定工程により判定された映像区間については前記読出工程で読出した映像効果を付与し、前記条件を満たす場合には前記変更指示工程による指示に応じて、前記判定工程により判定された映像区間における映像への映像効果を付与する付与工程と
    を備えることを特徴とする映像編集方法。
  7. 映像に付与される映像効果が、予め定められた映像区間ごとに記載された定義情報に基づいて、映像を編集可能な映像編集装置のコンピュータに、
    前記定義情報より、前記映像区間ごとに記載された映像効果を読み出す読出工程と、
    前記映像を撮影した際のカメラモーションに関する情報を前記映像区間ごとに取得する取得工程と、
    前記読出工程において読み出された映像効果が、前記映像区間における映像の表示領域を時間の経過とともに変化させる映像効果である仮想カメラワークであるか否かを判定する判定工程と、
    記判定工程において、仮想カメラワークであると判定され、かつ、前記取得工程により、当該判定された映像区間において、前記カメラモーションに関する情報が取得されることを示す条件が満たされる場合に、当該判定された映像区間における映像に付与される映像効果を無効とする、もしくは映像効果に係るパラメータの変更を指示する変更指示工程と、
    前記条件が満たさない場合には前記判定工程により判定された映像区間については前記読出工程で読出した映像効果を付与し、前記条件を満たす場合には前記変更指示工程による指示に応じて、前記判定工程により判定された映像区間における映像への映像効果を付与する付与工程と
    を実行させるためのプログラム。
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