JP2018195893A - 画像処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 RAW動画のうちの所定の領域を適切なフレームレートで表示できるようにする。【解決手段】 RAW動画データのフレームの一部である第1の領域を表示するための第1のフレームレートをユーザの指示に応じて設定し、第1の領域以外の第2の領域を表示するための第2のフレームレートをユーザの指示に応じて設定し、RAW動画データを表示するための所定の処理を行うのに要する時間を取得し、第1の領域を設定された第1のフレームレートで表示し、第2の領域を設定された前記第2のフレームレートで表示するように、取得された時間に基づいて、第1の領域のサイズと第2の領域のサイズとを決定し、決定した第1の領域のサイズと第2の領域のサイズに応じて、RAW動画データに対し所定の処理を行う。【選択図】 図1
Description
本発明は画像処理方法に関する。
近年、RAW形式の動画(以下、RAW動画)を撮影可能なデジタルビデオカメラが注目されている。RAW動画は、カメラのイメージセンサから取得した情報に対し、いわゆる現像処理などを施されていない形式のデータである。そのため、パソコン(以下、PC)上でRAW動画の編集用のアプリケーションソフトウエアを用いることで、記録後に画質を自由に調整できるという特徴がある(特許文献1)。
また、近年、動画の高解像度(多画素)化、高フレームレート化も急速に進んでおり、1フレームが8K(水平8000画素×垂直4000画素)サイズの動画や、フレームレートが120フレーム毎秒(fps)の動画を再生するデバイスが登場している。
高解像度、高フレームレートのRAW動画をPC上のソフトウエアでリアルタイムに再生するには、GPU等の高速演算ユニットや、高速ストレージを搭載した高級なPCを用意する必要がある。これらのハードウエアは非常に高価であり、コストがかかるという課題がある。
本発明は、RAW動画のうちの所定の領域を適切なフレームレートで表示できるようにすることを目的とする。
RAW動画データのフレームの一部である第1の領域を前記表示装置に表示するための第1のフレームレートをユーザの指示に応じて設定し、前記前記RAW動画データのフレームにおける前記第1の領域以外の第2の領域を表示装置に表示するための第2のフレームレートを前記ユーザの指示に応じて設定し、前記RAW動画データを前記表示装置に表示するための所定の処理を行うのに要する時間を取得し、前記第1の領域を前記設定された前記第1のフレームレートで表示し、前記第2の領域を前記設定された前記第2のフレームレートで表示するように、前記取得された時間に基づいて、前記第1の領域のサイズと前記第2の領域のサイズとを決定し、前記決定した第1の領域のサイズと第2の領域のサイズに応じて、前記RAW動画データに対し前記所定の処理を行う。
RAW動画のうちの所定の領域を適切なフレームレートで表示できる。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
第1の実施例として、画像処理装置をPCに適用した場合について説明する。図1は本発明の実施形態としてのPCの機能構成を示すブロック図である。図1のPC100は、注目領域および非注目領域のフレームレートと、注目領域の表示条件を設定可能とするグラフィカルユーザインターフェイス(以下、GUI)を表示する
PC100は、CPU101と、CPU101の処理手順を記述した制御プログラムを記憶するためのROM102と、ワークメモリとして一時的に制御プログラムやデータを格納するRAM103を持つ。そして、アプリケーションソフトウエアやオペレーティングシステム(以下OS)などの各プログラムとデータを格納するためのハードディスクドライブ(以下HDD)104を備える。
PC100は、CPU101と、CPU101の処理手順を記述した制御プログラムを記憶するためのROM102と、ワークメモリとして一時的に制御プログラムやデータを格納するRAM103を持つ。そして、アプリケーションソフトウエアやオペレーティングシステム(以下OS)などの各プログラムとデータを格納するためのハードディスクドライブ(以下HDD)104を備える。
さらに、フラッシュメモリカード150や外付けハードディスク160等、外部の記憶媒体111と接続するためのインタフェースである外部IF105を備える。また、マウス113やキーボード114等の入力デバイス112からのユーザ入力を処理するユーザIF106を備える。さらに、PC100の表示する表示用の画像を記憶されているビデオRAM(VRAM)107を備える。また、画像処理部108と、表示制御部109と、液晶ディスプレイなどの表示装置としてのディスプレイ110を備える。これらは、各要素間の制御信号やデータ信号のための伝送路である内部バス116と接続されている。
PC100は、HDD104に記憶された、RAW動画を処理するためのアプリケーションソフトウエアをCPU101が実行することにより、HDD104或いは記憶媒体111に記憶されたRAW動画データを処理する。
次に、PC100上でユーザ操作を受け付けるアプリケーションの概要を、図2を用いて説明する。図2において、200はアプリケーションの全体の表示画面であり、表示エリア210は、PC100のHDD104に記憶された動画ファイルの一覧を表示するエリアである。HDD104には所定のファイスシステムに従い、RAW動画データを含むRAW動画ファイルが記録されている。
アイコン211は、各RAW動画ファイルが格納されているフォルダのツリー構造を表している。ここでは、CAMERA_Aフォルダに、4つの動画(AAAA、BBBB、CCCC、DDDDは動画名称)が格納されている。プレビューエリア220には、ユーザによって選択された動画の再生画面が表示される。再生コントロール部230は、プレビューエリア220に表示中の動画の再生制御を行う。再生コントロール部230には各種の操作ボタンが表示される。
設定部240は、プレビューエリア220に表示中の動画に対し、注目領域と非注目領域のフレームレートと、注目領域の表示条件を設定するための設定部である。フレームレート設定部241は、ユーザの指示により注目領域(第1の領域)のフレームレート(第1のフレームレート)を設定するための設定部である。フレームレート設定部242は、ユーザの指示により非注目領域(第2の領域)のフレームレート(第2のフレームレート)を設定するための設定部である。1フレームにおける、注目領域以外の領域が非注目領域として自動的に設定される。アスペクト比指定部243は、注目領域サイズのアスペクト比を指定する。ここでは、4:3、16:9、256:135等のアスペクト比が指定可能である。
解像度指定部244は、注目領域の解像度を指定する。ここでは、ユーザが具体的な注目領域の幅、高さを指定できる。幅のみ、高さのみの指定も可能である。注目領域表示ボタン245は、注目領域の枠を表示するための指示を行う。注目領域枠表示ボタン245が押下されると、設定部240で設定された条件を満たす注目領域枠がプレビューエリア220上に画像と重畳されて表示される。注目領域枠は、常にプレビューエリア220上に表示してもよいし、動画再生の一時停止中にのみ表示してもよい。また、ユーザがプレビューエリア220をクリックしたタイミングで表示するようにしてもよい。
設定部240において、ユーザが設定値を変更した場合は、再度、注目領域枠表示ボタン245を押下することで、注目領域枠サイズを更新して表示する。マウス113によりドラッグ操作を行うことにより、注目領域の位置を変更可能である。また、注目領域の枠の情報そのものをマウス113によりドラッグ操作することで、設定部240の条件を満たす範囲で、注目領域の枠のサイズ変更も可能である。
次に、PC100がアプリケーションを実行することによるRAW動画の処理を、図3を用いて説明する。図3(a)は、選択中の動画に対し、ユーザが設定した設定値で再生表示を行う際のフローチャートである。ユーザは入力デバイス112を操作することにより、表示エリア210に表示された動画ファイルのうち、何れかの動画ファイルを選択する。ここでは、動画ファイルAAAAが選択されている。動画ファイルAAAAは、解像度が水平7680画素x垂直4320画素、フレームレートが120fpsで撮影されたRAW動画であるものする。また、RAW動画の現像処理を含む、表示するために必要な処理は、CPU100がアプリケーションを実行することにより行うものとする。図1で図示してないGPUにRAW動画の現像処理を行わせるようにしてもよい。
図3(a)において、PC100は、動画一覧表示エリア210中の動画がユーザによって選択されたか否かを判定する(S301)。選択された場合にはステップS302へ進み、選択されていない場合にはS301へ戻り、ユーザ操作を待つ。ここでは、前記動画AAAAが選択されたものとする。
PC100は、動画AAAAの先頭フレームを読みだして現像処理を行い、結果をプレビューエリア220に表示する(S302)。PC100は、ユーザによって注目領域枠表示ボタン245が押下されたか否かを判定する(S303)。押下された場合、PC100は、設定部240において、ユーザによって設定された値を取得する(S304)。ここでは、注目領域フレームレート、非注目領域フレームレート、注目領域のアスペクト比がそれぞれ、120FPS、5FPS、16:9と設定されていたとする。また、解像度は指定されていないものとする。
PC100は、注目領域の実際のサイズを決定する処理を行う(S305)。決定方法の詳細は後述する。次に、PC100は、注目領域枠をプレビューエリア220上に表示し、本フローチャートを終了する(S306)。注目領域枠の初期表示位置は、プレビューエリア220の中央でもよいし、ユーザが指定した位置でもよい。
次に、S305の注目領域サイズの決定方処理を、図3(b)を用いて説明する。まず、注目領域を設定されたフレームレートで表示できるように注目領域のサイズを決定するための処理を行う。図3(b)において、PC100は、注目領域の初期サイズを設定する(S311)。ここでは、解像度指定部244により注目領域の解像度が指定されていない。そのため、動画AAAAの解像度である、7680x4320を初期サイズとして設定する。
また、解像度指定部244により注目領域の解像度が指定されていた場合には、指定された解像度を初期サイズとして設定する。また、解像度指定部244により注目領域の解像度として水平、或いは垂直の一方が指定されていた場合には、指定された解像度(画素数)とアスペクト比に基づいて、初期サイズを設定する。即ち、水平の解像度だけが設定され、アスペクト比が16:9である場合には、水平方向の画素数の9/16となる画素数が垂直方向の画素数として設定される。
次に、PC100は、注目領域に対して現像処理を行った場合に、1フレームの処理を完了するのに要する時間(T1とする)を測定する(S312)。ここでは、CPU101が実際に1フレームのRAW動画データを現像処理し、処理に要した時間を計測する。例えば、T1=20ミリ秒だったとする。PC100は、ユーザが設定した注目領域のフレームレートに基づいて、T1が、プレビューエリア220における注目領域の更新間隔(T0とする)以下であるか否かを判定する(S313)。例えば、ユーザにより設定された注目領域のフレームレートが120fpsの場合、注目領域の更新間隔は約8ミリ秒となる。T1がT0以下である場合は、S315に進み、T1がT0以下でない場合は、S314に進む。
T1がT0以下でない場合、PC100は、注目領域のサイズを現在のサイズから縮小する(S314)。ここでは、T0とT1の関係から、縮小の割合を算出する。T0/T1=40%となるため、現在のサイズから面積で40%のサイズになるように注目領域のサイズを縮小する。縮小方法については、この他に、一定の割合で縮小(例えば、面積比で5%分縮小等)する方法でもよい。注目領域のサイズを縮小した後、再度、この注目領域のサイズに基づいて、T1が、プレビューエリア220における注目領域の更新間隔(T0とする)以下か否かを判定する。
T1がT0以下である場合、PC100は、非注目領域フレームレートが0(非注目領域フレームレート設定部242に値が設定されていない場合もフレームレートを0とする)か否かを判定する。0の場合は、本フローチャートを終了する。非注目領域フレームレートが0でない場合、これ以降、非注目領域を設定されたフレームレートで表示できるように注目領域のサイズを決定する処理を行う。そのため、まず、PC100は、注目領域のサイズを現在のサイズから縮小する。ここでは、注目領域の幅、高さを、一定の割合で縮小するものとする。
次に、PC100は、現在の注目領域に対して現像処理を行った場合に、1フレームの処理が完了するのに要する時間(T2とする)を測定する(S317)。ここでは、T2=7.8ミリ秒だったとする。次に、PC100は、非注目領域に対して現像処理を行った場合に要する処理時間(T3とする)を測定する(S318)。ここでは、T3=12ミリ秒だったとする。
PC100は、T0−T2を計算する(S319)。ここでは、0.2ミリ秒となる。T0−T2は、注目領域の更新間隔(8ミリ秒)の中で、CPU100の演算能力を非注目領域の現像処理に割り当てることが可能な時間を表す。次に、PC100は、非注目領域のフレームレート(F2とする)と注目領域のフレームレート(F1とする)の比を計算する(S320)。ここでは、F2/F1=24となる。F2/F1は、非注目領域に対する1回(1フレーム分)の現像処理の間に、注目領域に対する現像処理が24回(24フレーム分)行われることを表す。
そして、T3が(T0−T2)x(F2/F1)以下となるか否かを判定する(S321)。(T0−T2)x(F2/F1)は、非注目領域の更新間隔(ここでは24フレーム)の間に、CPU100の演算能力を非注目領域の現像処理に割り当てることが可能な時間を表す。1フレームあたり0.2ミリ秒の場合、0.2ミリ秒×24フレームで、4.8ミリ秒となる。T3が(T0−T2)x(F2/F1)以下となる場合は、フローチャートを終了し、そうでない場合には、S316へ戻る。
このように、注目領域と非注目領域のフレームレートと、PC100のCPU101によるRAW動画データの処理性能に基づく処理時間とに基づいて、設定されたフレームレートで表示できるように、注目領域と非注目領域のサイズを決めている。
つぎに、このように注目領域と非注目領域のサイズが決定された後のRAW動画の再生処理を説明する。図6はRAW動画データの再生処理を示すフローチャートである。図6の処理は、CPU101が前述のアプリケーションを実行することにより行われる。図6(a)はRAW動画データの読み出しと表示の制御を示している。また、図6(b)は注目領域の現像処理を示し、図6(c)は非注目領域の現像処理を示している。図6(a)から図6(c)の処理はCPU101により並列に実行されている。
図2の操作制御部230の再生ボタンが操作され、RAW動画の再生が指示されると図6(a)の処理が開始される。CPU101はまず、指定されたRAW動画データの先頭から1フレームを読み出し、図6(b)、図6(c)の現像処理が行われる(S601)。次に、CPU101は、1フレームの注目領域の現像処理が完了したか否かを判別する(S602)。注目領域の現像処理が完了した場合、VRAM107から注目領域の画像を読みだして表示制御部109に送り、ディスプレイ110における、プレビュー画面220に表示することで、注目領域の表示を更新する(S603)。また、注目領域の現像処理が完了しない場合にはそのまま現像が完了するまで待つ。
注目領域の表示が更新されると、CPU101は、非注目領域の現像処理が完了したか否かを判別する(S604)。非注目領域の現像処理が完了した場合、CPU101は、VRAM107から非注目領域の画像を読みだして表示制御部109に送り、ディスプレイ110における、プレビュー画面220に表示することで、非注目領域の表示を更新する(S605)。また、非注目領域の現像処理が完了しない場合には表示画面を更新せず、再生停止の指示があったか否かを判別する(S606)。
再生停止の指示がない場合には、S601に戻り、処理を続ける。また、再生停止の指示があると、CPU101は、RAW動画の再生処理を停止する(S607)。
次に、注目領域の現像処理を説明する。図6(b)はCPU101による注目領域の現像処理を示すフローチャートである。S601で1フレームのRAW動画データが読み出されると処理が開始される。まず、CPU101は、読み出された1フレームのRAW動画データから、前述のように決定された注目領域の画像データを取り出し、現像処理を行う(S608)。そして、1フレーム分の注目領域の現像処理が完了したか否かを判別し(S609)、現像処理が完了し、VRAM107に現像済みの画像データを記憶すると、図6(a)の処理ルーチンに対して現像完了を通知して処理を終了する(S610)。
次に、非注目領域の現像処理を説明する。図6(c)はCPU101による非注目領域の現像処理を示すフローチャートである。S601で1フレームのRAW動画データが読み出されると処理が開始される。まず、CPU101は、前述のように設定された非注目領域のフレームレートに基づいて、今回読み出されたフレームが、非注目領域の表示フレームか否かを判別する(S611)。
今回読み出されたフレームが、非注目領域の表示フレームである場合、読み出された1フレームのRAW動画データから、前述のように決定された非注目領域の画像データを取り出し、現像処理を行う(S612)。注目領域の画像データの処理を行っていない期間を利用して、この1フレーム分の非注目領域の画像データの現像処理を行う。次に、現像処理が完了したか否かを判別し(S613)、現像処理が完了し、VRAM107に現像済みの画像データを記憶すると、図6(a)の処理ルーチンに対して、現像完了を通知して処理を終了する(S614)。また、S611において、今回読み出されたフレームが、非注目領域の表示フレームでない場合には、そのフレームについては非注目領域の現像処理を行わず、引き続き非注目領域の画像データの現像処理を行う。
前述のように、非注目領域は注目領域よりも更新間隔が長い。そのため、再生開始後、最初に非注目領域の現像処理が完了するまでは、注目領域のみが表示され、非注目領域が表示されないことになる。
そこで、再生開始後の先頭画面については、非注目領域の現像処理が完了するまでは注目領域の現像処理が完了しても表示せず、先頭フレームの非注目領域の現像処理が完了した後に、注目領域と非注目領域を同時に表示するようにしてもよい。
また、前述のように、注目領域が120fps、非注目領域が5fpsの場合、1フレームの注目領域を表示した後、同じフレームの非注目領域はその23フレーム後に表示されることになる。言い換えれば、同じフレームの注目領域に比べ、非注目領域が遅れて表示されることになる。
そこで、非注目領域として表示されるフレームをHDD104から先読みして現像処理を行い、同じフレームの注目領域の表示タイミングと同時に表示することで、このように遅れて表示されるのを防ぐことも可能である。
図7(a)はこのように非注目領域として表示されるフレームを先読みして現像処理を行う場合のRAW動画データの読み出しと表示の制御を示すフローチャートである。RAW動画の再生が開始されると、CPU101はまず、次の非注目領域の表示フレームを読み出し、非注目領域の現像処理を行う(S701)。続いて、図6(a)のS601〜S605と同じく、S702〜S706の処理を行い、S706において非注目領域の表示を更新した後、S707において、次の非注目領域の表示フレームを読み出し、非注目領域の現像処理を行う。
図7(b)は非注目領域の現像処理を示すフローチャートである。S701、或いはS707において、次の非注目領域の表示フレームが読み出されると、CPU101は、このフレームから非注目領域を取り出して現像処理を行う(S710)。以下の処理は図6(c)のS613、S614と同様である。
実施例1では、ユーザが設定した注目領域フレームレート、非注目領域フレームレート、注目領域サイズの条件から、注目領域枠のサイズを決定する例について説明した。実施例2では、さらに注目領域の最小サイズをユーザが設定できるようにした例について説明する。なお、実施例1と同じ符号のものは実施例1と同様の動作、処理を行い、説明は省略する。
本実施例におけるアプリケーションの概要を図4に示す。設定部240において、446は、注目領域の最小サイズを設定する、注目領域最小サイズ設定部である。
次に、本実施例における、PC100の動作を、図5を用いて説明する。図5(a)は、選択中の動画に対し、ユーザが設定した設定値で再生表示を行う際のフローチャートである。
図5(a)において、S501〜S505は、実施例1における図3(a)のステップS301〜S305と同様であるため、説明を省略する。S504において、設定部240には、注目領域フレームレート、非注目領域フレームレート、注目領域のアスペクト比、注目領域最小サイズがそれぞれ、120FPS、5FPS、16:9、1920x1080と設定されたとする。
S506では、PC100は、S505で決定した注目領域が、設定部240で設定された注目領域の最小サイズよりも小さいか否かを判定する。小さい場合はステップS508へ進み、そうでない場合にはS507へ進む。S507では、PC100は、注目領域枠をプレビューエリア220上に表示し、本フローチャートを終了する。S508では、PC100は、設定部240で設定された条件を満たす注目領域枠を表示できない旨のメッセージをディスプレイ110に表示し、本フローチャートを終了する。
図5(b)は、S505の注目領域サイズの決定処理を示すフローチャートである。図5(b)において、S511は、実施例1における図3(b)のS311と同様であるため、説明を省略する。S512では、PC100は、現在の注目領域サイズが最小サイズ以下か否かを判定する。最小サイズ以下である場合、本フローチャートを終了する。最小以下でない場合、S513へ進む。S513〜S517は、実施例1における図3(b)のS312〜316と同様であるため、説明を省略する。
S518では、PC100は、現在の注目領域サイズが最小サイズ以下か否かを判定する。最小サイズ以下である場合、本フローチャートを終了する。最小サイズ以下でない場合、S519へ進む。S519〜S523は、実施例1における図3(b)のS317〜S321と同様であるため、説明を省略する。
このように、本実施形態によれば、注目領域と非注目領域のフレームレートと、注目領域の表示条件を保証しながら、注目領域のサイズを自動的に決定することが可能となる。
なお、RAW動画の現像処理の現像設定(現像品質、シャープネス設定等)を任意に設定できるGUIをアプリケーション200に追加し、注目領域と非注目領域で別々に設定できるようにしてもよい。また、注目領域枠表示ボタン押下時ではなく、設定部240に値が入力されたタイミングで前記RAW動画データを現像処理するのに要する時間の測定を開始し、予め注目領域枠のサイズを決定しておいてもよい。
また、事前に、何パターンかの注目領域フレームレート、非注目領域フレームレートの組み合わせにおけるRAW現像処理時間を測定しておき、設定部240の設定値通りの動画再生が実現できない場合、設定値入力後直ちに警告を表示するようにしてもよい。
また、アプリケーション200のプレビューの表示方法に関して、ウインドウフィット表示(フレームの全画角が表示されるようにフレームを縮小して表示)と100%表示を切り替えるタイミングで、注目領域サイズを再決定するようにしてもよい。これは、100%表示時には、フレームの一部分だけが表示されることで、ウインドウフィット表示状態に対し、注目領領域あるいは非注目領域の大きさが変化する可能性があるためである。
また、注目領域枠表示時に、100%表示時に表示される部分画像の中心座標と、注目領域の中心座標を合わせるようにしてもよい。こうすることで、100%表示時に、注目領域を効率良く確認することが可能になる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。また、以下の様にして達成することも可能である。
まず、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、以下のようにして達成することも可能である。即ち、読み出したプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合である。ここでプログラムコードを記憶する記憶媒体としては、例えば、ハードディスク、ROM、RAM、不揮発性のメモリカードCD−ROM、CD−R、DVD、光ディスク、光磁気ディスク、MOなどが考えられる。また、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)やWAN(ワイド・エリア・ネットワーク)などのコンピュータネットワークを、プログラムコードを供給するために用いることができる。
Claims (9)
- RAW動画データのフレームの一部である第1の領域を表示装置に表示するための第1のフレームレートをユーザの指示に応じて設定し、前記RAW動画データのフレームにおける前記第1の領域以外の第2の領域を前記表示装置に表示するための第2のフレームレートを前記ユーザの指示に応じて設定し、
前記RAW動画データを前記表示装置に表示するための所定の処理を行うのに要する時間を取得し、
前記第1の領域を前記設定された前記第1のフレームレートで表示し、前記第2の領域を前記設定された前記第2のフレームレートで表示するように、前記取得された時間に基づいて、前記第1の領域のサイズと前記第2の領域のサイズとを決定し、
前記決定した第1の領域のサイズと第2の領域のサイズに応じて、前記RAW動画データに対し前記所定の処理を行うことを特徴とする画像処理方法。 - 1フレームの前記第1の領域に対して前記所定の処理を行うのに要する時間が、前記第1の領域を前記第1のフレームレートで表示する場合のフレームの更新間隔よりも短く、かつ、1フレームの前記第2の領域に対して前記所定の処理を行うのに要する時間が、前記第2の領域を前記第2のフレームレートで表示する場合のフレームの更新間隔よりも短くなるように、前記第1の領域のサイズと前記第2の領域のサイズとを決定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
- 前記決定した第1の領域を示す枠の情報を前記表示装置に表示される動画に重畳して表示することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理方法。
- ユーザの指示に応じて前記第1の領域の最小サイズを指定し、
前記設定された前記第1のフレームレートで表示することができる前記第1の領域のサイズが前記最小サイズよりも小さい場合に警告を表示することを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。 - ユーザの指示により前記第1の領域のサイズを指定し、
前記ユーザの指示により指定されたサイズの前記第1の領域を前記設定された第1のフレームレートで表示できるかどうか判別し、
表示できないと判別した場合に、前記指定されたサイズよりも小さいサイズを前記第1の領域のサイズとして決定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。 - ユーザの指示に応じて、前記決定した第1の領域のフレームにおける表示位置を変更することを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
- 記録媒体から前記RAW動画データを読み出し、
前記読み出したRAW動画データに対し前記所定の処理を行い、前記表示装置に表示することを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。 - RAW動画データを処理して表示装置に表示する画像処理装置であって、
前記RAW動画データのフレームの一部である第1の領域を前記表示装置に表示するための第1のフレームレートをユーザの指示に応じて設定し、前記前記RAW動画データのフレームにおける前記第1の領域以外の第2の領域を前記表示装置に表示するための第2のフレームレートを前記ユーザの指示に応じて設定する設定手段と、
前記RAW動画データを前記表示装置に表示するための所定の処理を行うのに要する時間を取得する取得手段と、
前記第1の領域を前記設定された前記第1のフレームレートで表示し、前記第2の領域を前記設定された前記第2のフレームレートで表示するように、前記取得された時間に基づいて、前記第1の領域のサイズと前記第2の領域のサイズとを決定する決定手段と、
前記決定した第1の領域のサイズと第2の領域のサイズに応じて、前記RAW動画データに対し前記所定の処理を行う処理手段とを備える画像処理装置。 - 請求項1に記載の画像処理方法をコンピュータで実行するためのプログラムを記憶した記憶媒体。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN117319815A (zh) * | 2023-09-27 | 2023-12-29 | 北原科技(深圳)有限公司 | 基于图像传感器的视频流识别方法和装置、设备、介质 |
CN117319815B (zh) * | 2023-09-27 | 2024-05-14 | 北原科技(深圳)有限公司 | 基于图像传感器的视频流识别方法和装置、设备、介质 |
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2017
- 2017-05-12 JP JP2017096002A patent/JP2018195893A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN117319815A (zh) * | 2023-09-27 | 2023-12-29 | 北原科技(深圳)有限公司 | 基于图像传感器的视频流识别方法和装置、设备、介质 |
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