JP5455513B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、着脱交換可能なトナーボトルを備えた画像形成装置に関する。
近年、画像形成装置では、記録紙上に像を形成するための現像剤(トナー)を、着脱交換可能な専用のトナーボトル又はトナーカートリッジにより補給する方式が広く採用されている。その一方、トナーボトルやトナーカートリッジは消耗品であり、それらをユーザ又はサービスマンが交換するため、誤装着や未装着での画像形成の実行が危惧される。例えば、カラー画像形成装置では、一般的にY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の4種類のトナーが使用されるが、Y用のトナーカートリッジがK用の装着箇所に誤装着される場合がある。また、トナーボトル交換の際に、一旦外したトナーボトルを新品のトナーボトルと取り違え、再度装着してしまう場合もある。
トナーボトル等の誤装着や未装着等を防止するために、例えば、識別情報が記憶されたメモリをトナーボトルに組み込み、該トナーボトルが画像形成装置に装着された際に、該メモリから識別情報を読み出す方式が実用化されている。このような方式は、装着されたトナーボトル等が可動しない場合には有効である。
しかしながら、画像形成装置の中には、装着されたトナーボトルやトナーカートリッジが可動する方式を採用しているものがある。例えば、トナー補給動作又は内部のトナーを撹拌するために、装着されたトナーボトル自体が回転駆動する方式が実用化されている。このような回転する物体に対して電気的接触を維持するのは難しく、また誤検知の可能性も高くなる。
そこで、トナーカートリッジの回転軸上に着磁間隔が相互に異なる磁性体を設け、回転する磁性体の磁極により磁性体検出信号発生部から発生するパルス信号に基づいて、トナーカートリッジの種別を検出する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、フィルムカートリッジにおいて、検出信号をバーの濃淡で表現したバーコードを用いる技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。これは、濃度の異なるバーで論理値「0」、「1」を表現し、それらをフォトセンサで読み取ることでバーの濃度信号の立ち上がりをクロック信号として検出する構成であり、フィルム送り速度の変動によらずフィルム固有の情報を読み取ることが可能となる。
特開2001−183904号公報 特開平6−51448号公報
トナーボトルは、トナー残量又はトナーの偏りなどの内部状態によりトナーボトルを回転駆動するモータなどへの負荷が大きく変動するため、回転速度が一定にならないという特徴がある。そのため、特許文献1に記載された技術を利用して、磁気センサによる検出信号のパルス幅によってトナーボトルの識別を行う場合、トナーボトルの回転速度が変動すると、誤検知のおそれがある。
ここで、トナーボトルの回転方向に沿って配置された磁気パターンを磁気センサにより一定周波数の基準信号の立ち上がりエッジで読み取った場合の磁気パターンとトナーボトルの回転速度の変動について図5(a)〜図5(c)を用いて説明する。
一般的に、磁気センサによる磁気パターンの読取方法は、例えば、制御装置内の水晶発振器等から生成された一定の周波数の基準信号により読み出される。図5(a)に示す場合、トナーボトルが一定の回転速度で回転駆動されていることから、回転速度は図5(c)における点線となる。このとき、磁気センサの出力に基づく論理値(1または0)は、図5(a)のようになり、それらの論理値から求めたトナーボトルの識別情報は正しい情報である。一方、図5(b)に示す場合、トナーボトルの回転速度が変動していることから、回転速度は図5(c)における実線となる。トナーボトルの回転速度が変動した場合、前半の回転速度が速くなり、後半の回転速度が逆に遅くなる。
図5(b)の場合、図5(a)の場合と同じように、一定周波数の基準信号に同期して磁気パターンを読み取っているが、回転速度が増減しているために、磁気パターンが伸縮しているように見える。具体的には、前半は目標速度よりも速く回転しているために、磁気パターンの幅が見かけ上、短くなっているが、後半は目標速度よりも遅く回転しているために、磁気パターン幅が長くなってしまっている。これに伴い、同一の磁気パターンを同一の基準信号で読み取っているにも拘わらず、その論理値が図5(b)に示すようになり、それら論理値から求めたトナーボトルの識別情報が正しい識別情報にならない。したがって、回転速度が変動する場合には、回転速度変動に合わせてデータの読み出しを行う必要がある。
特許文献2に記載された技術を利用する場合、反射率の異なるバーを検知するために、光学センサを用いる必要があるが、トナー汚れなどが懸念される箇所では、汚れによる誤検知の発生が高いので、光学センサを用いるのは好ましくない。また、反射率の異なる2種類のバーを形成するために2種類の濃度の材料が必要となるため、製造上のコストアップにつながる。
本発明は、上記問題に鑑みて成されたものであり、トナーボトルの回転速度の変動に拠らず、トナーボトルの表面に形成された磁気パターンから正確に識別情報を読み取ることが可能となる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、像担持体上に形成された静電潜像を現像するための現像剤が充填された現像剤格納容器と、前記現像剤格納容器を回転駆動するための駆動手段と、前記現像剤格納容器の表面に磁性材料により形成された磁気パターンと、前記磁気パターンに対向する位置に配置され、前記磁気パターンから磁気を検知する磁気検知手段と、前記駆動手段により駆動されて回転する現像剤格納容器から前記磁気検知手段によって検知された磁気パターンに基づいて、前記現像剤格納容器の識別情報の読み取りを行う制御手段とを備え、前記磁気パターンは、前記現像剤格納容器の回転方向に対して垂直方向に長さが異なる複数の磁性材料のバーから成り、前記複数のバーを組み合わせて配置された、前記識別情報を示す第一の磁気パターンと、前記識別情報の読み取り開始タイミングを示す第二の磁気パターンとで構成され、前記磁気検知手段は、前記現像剤格納容器の回転方向に対して垂直方向における前記磁性材料のバーの長さに応じた出力電圧を前記制御手段に出力し、前記制御手段は、前記磁気検知手段から出力された出力電圧の大きさに応じて前記第一の磁気パターンと前記第二の磁気パターンとを識別することを特徴とする。
本発明によれば、トナーボトルの回転速度の変動に拠らず、トナーボトルの表面に形成された磁気パターンから正確に識別情報を読み取ることができる。また、本発明によれば、1つの磁気検知手段で異なる種類の磁気パターンを識別して検出することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の要部の構成を概略的に示した構成図である。 トナーボトル表面上の磁気パターンから識別情報を読み取るための読取部の概略構成を示す図である。 (a)は磁気パターンの構成例を示す図、(b)は磁気センサによる磁気パターンの読取方法を説明するための図、(c)は磁気パターンと磁気センサ出力の関係を示す図である。 磁気パターンの読取処理の一例を示すフローチャートである。 (a)、(b)は回転駆動するトナーボトル上の磁気パターンを磁気センサにより読み取った場合の磁気パターンと磁気センサからの出力に基づく論理値の関係を示す図、(c)はそれらの回転速度を比較した図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の要部の構成を概略的に示した構成図である。
画像形成装置100は、カラー画像形成装置であり、画像制御部38と、画像制御部38で生成された画像信号に基づいてレーザ光を変調し、このレーザ光を走査しながら感光ドラム1上に照射する露光装置8とを備える。像担持体である感光ドラム1は、不図示のモータにより図中の矢印Aの方向に回転駆動される。感光ドラム1の周囲には、前露光ランプ90、一次帯電器7、回転現像体13、濃度センサ91、転写装置10、クリーナ装置12が配置されている。
回転現像体13は、フルカラー現像のための4色分の現像装置13Y,13M,13C,13Kと、像担持体上に形成された静電潜像を現像するための現像剤(トナー)が充填されたトナーボトル14Y,14M,14C,14Kとを内蔵する。トナーボトル(現像剤格納容器)14Y〜14Kは、回転現像体13に対して着脱交換が可能な構造を有する。
モータ42は、回転現像体13を回転駆動するためのステッピングモータである。ソレノイド43は、回転現像体13の位置固定のロック機構を動作させる。ロック検センサ72は、回転現像体13のロック機構の動作を検出するためのフォトインタラプタである。位置検出フラグ73は、回転現像体13の位置を検出するために回転現像体13に取り付けられた位置検出フラグである。回転現像体ホームポジションセンサ60は、位置検出フラグ73を検知することで回転現像体13の位置検知を行う。トナー濃度検出センサ(不図示)は、現像装置13Y〜13Kの現像スリーブ(不図示)上に担持された現像剤のトナー濃度を光学的に検知する。
現像装置13Y〜13Kは、感光ドラム1上の静電潜像をそれぞれY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)のトナーで現像する。各色のトナーを現像する場合、まず、モータ42の駆動によって回転現像体13を矢印R方向に回転させる。そして、回転現像体13に設置された位置検出フラグ73を回転現像体ホームポジションセンサ60で検出することで回転現像体13の基準位置を検出した上で、所定の回転位置まで回転させ、当該色の現像装置が感光ドラム1に当接するように位置合わせされる。
感光ドラム1上に現像された各色のトナー像は、転写装置10によって中間転写体としてのベルト2に順次転写されて、4色のトナー像が重ね合わされる。ベルト2は、ローラ17,18,19に張架されている。ローラ17はベルト2を駆動する駆動ローラとして機能し、ローラ18はベルト2の張力を調節するテンションローラとして機能し、ローラ19は二次転写装置としての転写ローラ21のバックアップローラとして機能する。ベルト2を挟んでローラ17と対向する位置には、ベルトクリーナ22が当接又は離間可能に設けられていて、二次転写後のベルト2上の残留トナーがクリーナブレードで掻き落とされる。
記録紙カセット23内に収容された記録紙は、リフタモータ40の動作により、ピックアップローラ24に当接する位置まで引き上げられる。記録紙カセット23からピックアップローラ24で搬送路に引き出された記録紙は、ローラ対25,26によってニップ部つまり転写ローラ21とベルト2との当接部に給送される。ベルト2上に形成されたトナー像は、ニップ部で記録紙上に転写され、定着装置5で熱定着処理がなされる。そして、定着装置5で処理された記録紙は、外排紙ローラ対59を通り、装置外へ排出される。
記録紙の両面に画像形成を行う場合、フラッパ32が動作して、記録紙が搬送ローラ27の方向へ搬送される。搬送ローラ28でフラッパ33を越えるまで記録紙の搬送が行われた後、搬送ローラ28が逆回転しフラッパ33が動作することで、記録紙が搬送ローラ29の方向へ搬送される。さらに、搬送ローラ30,31が記録紙を記録紙カセット23からの搬送路に合流させることで、1面目とは反対の面への画像形成を可能とする。
紙面高さセンサ50は、記録紙カセット23内での紙面高さを検知する。搬送センサ51,52,53,54,55,56,57,58は、搬送路上に配置された搬送センサであり、各ポイントでの記録紙の有無又は記録紙の搬送タイミングを検知する。センサ80は、搬送路を搬送される記録紙の水分量を測定するセンサである。カセット着脱センサ70は、記録紙カセット23の着脱を検知する。
ドア開閉スイッチ71は、画像形成装置100の前面部に開閉可能に取り付けられたドア41の開閉を検知するためのスイッチである。ドア開閉スイッチ71のON/OFFに応じて、画像形成装置内の駆動負荷への電力供給が接続/遮断される。これにより、装置内部の通電箇所等に操作者が誤って接触した場合でも、操作者を保護することができる。
次に、画像形成装置100における画像形成動作について説明する。
まず、一次帯電器7に電圧が印加されると、一次帯電器7により感光ドラム1の表面が所定の帯電部電位で一様にマイナス帯電される。続いて、帯電された感光ドラム1上の画像部分が所定の露光部電位になるように、レーザースキャナからなる露光装置8が露光を行い、潜像が形成される。露光装置8は、画像制御部38で生成される画像信号に基づいて露光をON/OFFすることにより、画像に対応した潜像を形成する。
画像形成装置100における画像形成タイミングは、ベルト2上の所定位置を基準とする信号ITOPを基準に制御されている。ローラ17とローラ19との間には、ベルト2上の基準位置を検知するための反射型位置センサ36が配置されている。現像装置13Y〜13Kの現像スリーブ(不図示)に、色毎に予め設定された現像バイアスが印加されると、感光ドラム1上に形成された潜像が現像装置13Y〜13K上を通過時にトナーで現像され、トナー像として可視化される。トナー像は、転写装置10でベルト2に転写され、さらに転写ローラ21で記録紙に転写され、その後、記録紙が定着装置5に送給される。
フルカラープリント時は、ベルト2上で4色のトナーが重ね合わされた後、記録紙に転写される。感光ドラム1上に残留したトナーは、クリーナ装置12で除去・回収される。その後、感光ドラム1は、前露光ランプ90で一様に0ボルト付近まで除電されて、次の画像形成サイクルに備える。
次に、画像形成装置100における、トナーボトル表面に設けられた磁気パターンからトナーボトル固有の識別情報を読み取るための読取部について図2を参照して説明する。
図2は、トナーボトル表面上の磁気パターンから識別情報を読み取るための読取部の概略構成を示す図である。
図2において、トナーボトル200は、図1のトナーボトル14Y〜14Kの1つに相当する。トナーボトル200は、図示の回転方向に駆動されると、内部の現像剤(トナー)が現像装置に供給される構造を有する。
DCブラシモータ203は、トナーボトル200を回転駆動するための駆動手段であり、モータ駆動回路204を介してCPU206に接続され、CPU206からモータ駆動回路204に出力される駆動制御信号によりON/OFF制御される。なお、トナーボトル200の駆動手段には、DCブラシレスモータやステッピングモータなどの他のアクチュエータを用いても構わない。
トナーボトル200の表面には、図3(a)に示すような、磁性インク等により形成された磁気パターン201がトナーボトルの回転方向に沿って設けられている。磁気パターン201は、そのパターン形状によりトナーボトル固有の識別情報が表されている。
磁気センサ202は、例えば、ホール素子で構成され、トナーボトル200近傍の磁気パターン201に対向する位置に配置されている。磁気センサ202は、磁気検知手段として、回転駆動するトナーボトルの表面の磁気パターン201から複数の磁気を検知して信号を出力する。磁気センサ202からの出力信号は、A/D変換器205でA/D変換され、CPU206に入力される。なお、磁気センサ202は、回転するトナーボトルの表面上の磁気パターン201から磁気を検知することが可能なものであればホール素子に限らず、コイルや半導体磁気抵抗素子等であっても構わない。
メモリ207は、RAM等から成り、CPU206に接続されている。メモリ207には、磁気センサ202で磁気パターン201から読み取ったトナーボトル固有の識別情報が格納される。
次に、図2の磁気パターン201の詳細について説明する。
図3(a)は磁気パターンの構成例を示す図、図3(b)は磁気センサによる磁気パターンの読取方法を説明するための図、図3(c)は磁気パターンと磁気センサ出力の関係を示す図である。
磁気パターン201におけるバー201a,201b,201cは、トナーボトル200の表面上に形成(または印刷)された磁性インク等の磁性材料であり、トナーボトル200の回転方向に対して垂直方向にパターン長が異なるように形成されている。バー201aは、トナーボトル200の回転方向に対する垂直方向の長さ(パターン長)L=Lmaxとする。バー201bは、パターンの長さ(パターン長)L=0、すなわち磁性インクが形成されていないものとする。バー201cは、パターンの長さ(パターン長)L=Lsampleとする。これらバー201a〜201cが交互に配置されることで、磁気パターン201が構成される。
バー201a,201bは、同様の磁性インクにより形成されているため、パターン長に比例して磁界は強くなる。図3(b)の磁気パターン201を磁気センサ202で読み取ったときの磁気センサ202の出力は、図3(c)に示すように、パターン長に比例する。
磁気センサ202は、パターン長が最長のバー201aを読み取るために、その磁気検知部分がバー201aのパターン長Lmaxよりも長くなければならない。本実施形態では、磁気センサ202における、トナーボトル200の回転方向に対する垂直方向の長さをLmaxより長く設定しているが、同じ長さでも構わない。
磁気パターン201を磁気センサ202により検知して、該磁気センサ202から得られた出力電圧は、A/D変換器205により3種類に識別される。バー201aを読み取って得られる磁気センサ202の出力電圧Vmaxは、バー201cのそれよりも高く、その出力電圧値に基づいてA/D変換器205により識別された結果は論理値「1」である。バー201bを読み取って得られる磁気センサ202の出力電圧が0であり、その出力電圧値に基づいてA/D変換器205により識別された結果は論理値「0」である。バー201cを読み取って得られる磁気センサ202の出力電圧はVsample(<Vmax)であり、その出力電圧値に基づいてA/D変換器205により識別された結果は基準信号である。
本実施形態では、3種類のパターン長Lmax、Lsample、0を有する磁性材料を磁気パターンに用いることで3種類の信号(論理値「1」、「0」の信号及び基準信号)の検知が可能であるが、それらに限られるものではない。例えば、パターン長をL=Lmaxとしたものを基準信号としてもよい。本実施形態では、磁気パターン201の読み取り時の誤検知防止のため、できるだけS/Nを大きく取ることを目的とし、上に述べた構成にしている。
なお、磁気センサ202の出力を識別するためにA/D変換器を用いたが、3種類のパターン長の識別が可能であればコンパレータ等の比較回路を用いてよい。
磁気パターン201において、5つのバー201aと4つのバー201cが交互に配置された部分が、識別情報の開始位置を示すスタートビット部(第二の磁気パターン)である。また、磁気パターン201において、バー201a〜201cが所定の方法で交互に配置された部分が、トナーボトル200の識別情報を示す識別情報部(第一の磁気パターン)である。スタートビット部と識別情報部との間には、磁気パターン201に設けられた識別情報の読み取り開始タイミングを示す基準信号部として、バー201cが配置されている。スタートビット部の論理値のデータ数は5bit、識別情報部の論理値のデータ数は16bitとする。
CPU206は、A/D変換器205の識別結果に基づく論理値「1」が5回連続した場合にスタートビット部と判断する。一方、識別情報部内に論理値「1」が連続5回となるバー201aを設けてはならない。磁気パターン201内にスタートビット部を設けることで、トナーボトル200に対してホームポジションセンサなどのセンサを別途設けることなく、CPU206が識別情報の読み取り開始タイミングを識別することができる。
次に、本実施形態における磁気パターン201の読み取りシーケンスについて図4を用いて説明する。
図4は、磁気パターン201の読取処理の一例を示すフローチャートである。本処理は、CPU206がメモリ207等から読み出した制御プログラムを実行することで成される処理である。
まず、CPU206は、モータ駆動回路204に駆動制御信号を送信して、トナーボトル200の駆動モータであるDCブラシモータ203をONにする(ステップS201)。これにより、トナーボトル200の回転が開始される。
次に、ステップS202では、CPU206は、磁気センサ202による磁気パターン201の読み取りを開始し、磁気パターンのサンプリングを行う。そして、磁気パターン201から識別情報の読み取り開始タイミングの基準となる基準信号部を検知するまで、磁気パターンのサンプリングを繰り返す(ステップS203でNO)。
CPU206は、磁気パターン201から基準信号部を検知したと判断したときは(ステップS203でYES)、ステップS202と同様に、再度、磁気パターンのサンプリングを行う(ステップS204)。そして、基準信号部以外の磁気データを検知するまで、磁気パターンのサンプリングを繰り返す(ステップS205)。これは、トナーボトル200の回転速度変動のため、基準信号部の次に検知した磁気データが識別情報であるとは限らず、再度同じ基準信号部を検知する可能性があるからである。
CPU206は、ステップS203で基準信号部を検知した後、ステップS205で基準信号部以外の磁気データを検知したときは(ステップS205でNO)、ステップS206へ進む。ステップS206では、CPU206は、磁気パターンのサンプリングにより得られた磁気データのA/D変換器205による識別結果が論理値「1」か否かを判別する(ステップS206)。論理値「1」である場合(ステップS206でYES)、CPU206は、変数Nを1カウントアップ(N=N+1)する(ステップS208)。ここで変数Nは、スタートビット部を識別するための変数である。
次に、CPU206は、変数Nが5に等しいか否かを判別する(ステップS209)。変数N=5である場合(ステップS209でYES)、論理値「1」が連続で5回得られたということであり、これまでに得られた5つの磁気データは、識別情報に対応するものではなく、スタートビット部であると判断する(ステップS210)。そして、CPU206は、変数Nをクリア(N=0)して(ステップS211)、ステップS212へ進む。
一方、ステップS206において、磁気パターンのサンプリングにより得られた磁気データのA/D変換器205による識別結果が論理値「0」である場合(ステップS206でNO)、ステップS207へ進む。ステップS207では、CPU206は、変数Nをクリア(N=0)し、ステップS212へ進む。
ステップS212では、CPU206は、磁気パターンのサンプリングにより得られた磁気データの数をカウントする(ステップS212)。そして、これまでにカウントした、スタートビット部を除くデータ数が必要数に達しているか否かを判別する(ステップS213)。本実施形態では、識別情報部のデータ数は16bitであるので、識別情報を認識するために必要なデータ数は16個となる。ステップS213の判別の結果、データ数が16個に達していないときは、ステップS202に戻り、上述した処理を再度繰り返して、磁気パターン201上の識別情報部のパターン読み取りを行う。
一方、データ数が16個に達した場合(ステップS213でYES)、CPU206は、磁気パターン201上の識別情報部のパターン読み取りが完了したと判断して、ステップS214へ進む。ステップS214では、CPU206は、認識した識別情報をメモリ207に格納し、モータ駆動回路204に駆動制御信号を送信して、トナーボトル200の駆動モータであるDCブラシモータ203をOFFにし(ステップS214)、本処理を終了する。
上記実施形態によれば、画像形成装置100は、トナーボトル200と、トナーボトル200の表面にトナーボトルの回転方向に対して垂直方向に長さが異なる複数の磁性材料で形成されたバーを組み合わせて配置された磁気パターン201を備える。そして、識別情報を示す識別情報部(第一の磁気パターン)と識別情報の読み取り開始位置を示すスタートビット部(第二の磁気パターン)を組み合わせた磁気パターン201を磁気センサ202により読み取って、トナーボトル200の識別情報の読み取りを行う。これにより、トナーボトルの回転速度の変動に拠らず、トナーボトルの表面に形成された磁気パターンから正確に識別情報を読み取ることができる。
また、磁気パターンは、トナーボトルの回転方向に対して垂直方向に長さが異なる複数の磁性材料を交互に配置したものが用いられている。この結果、同一の磁性インクでパターン長だけ変えればよいので、磁性パターンを形成しやすいという効果がある。
また、トナーボトル200の回転方向ではなく、回転方向に対して垂直な方向にパターン長が異なる磁性材料を利用しているため、トナーボトル200の回転速度変動時におけるトナーボトルの識別情報の読み取り時の誤検知を低減することができる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100 画像形成装置
200 トナーボトル
201 磁気パターン
202 磁気センサ
203 DCブラシモータ
204 モータ駆動回路
205 A/D変換器
206 CPU
207 メモリ

Claims (4)

  1. 像担持体上に形成された静電潜像を現像するための現像剤が充填された現像剤格納容器と、
    前記現像剤格納容器を回転駆動するための駆動手段と、
    前記現像剤格納容器の表面に磁性材料により形成された磁気パターンと、
    前記磁気パターンに対向する位置に配置され、前記磁気パターンから磁気を検知する磁気検知手段と、
    前記駆動手段により駆動されて回転する現像剤格納容器から前記磁気検知手段によって検知された磁気パターンに基づいて、前記現像剤格納容器の識別情報の読み取りを行う制御手段とを備え、
    前記磁気パターンは、前記現像剤格納容器の回転方向に対して垂直方向に長さが異なる複数の磁性材料のバーから成り、前記複数のバーを組み合わせて配置された、前記識別情報を示す第一の磁気パターンと、前記識別情報の読み取り開始タイミングを示す第二の磁気パターンとで構成され
    前記磁気検知手段は、前記現像剤格納容器の回転方向に対して垂直方向における前記磁性材料のバーの長さに応じた出力電圧を前記制御手段に出力し、
    前記制御手段は、前記磁気検知手段から出力された出力電圧の大きさに応じて前記第一の磁気パターンと前記第二の磁気パターンとを識別することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記磁気検知手段は、前記磁気パターンを形成する複数の磁性材料に応じて、異なる論理値を出力することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記第一の磁気パターンは、前記現像剤格納容器の回転方向に対して垂直方向の長さが同一の複数の磁性材料で形成されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記磁気検知手段による前記第二の磁気パターンの検知に応じて、前記第一の磁気パターンから前記識別情報の読み取りを開始することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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