JP5452697B2 - プランター及び農業用ベッド - Google Patents

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Description

本発明は、砂栽培等に用いられる業務用又は家庭用のプランター及び農業用ベッドに関する。
図11は、従来より使用されている園芸用又は農業用プランターの構造を模式的に示す図である。
図11に示すように、従来のプランター100は、木製又は樹脂等により作成された、上方が開口されるとともに底面に水抜き用の網101aが設けられた箱形の籠部101と、籠部101をその上面に載置するための金属製の台座部102とから構成される。利用者は籠部101の内部に腐葉土や肥料等を投入し、そこに苗床を形成して植物を栽培することができる。
又、同図に示すように、台座部102は籠部101及びそこに投入される土壌部分の重量を支えるために、複数の部材を組み合わせて一定の強度を確保した構成としている。なお、安定性を更に確保するために籠部101と台座部102とを固定した構成も用いられている。
しかしながら、上記従来のプランター100には、以下のような課題があった。すなわち、籠部101は箱型形状の部材であり、使用しない場合であっても保管場所をとり、運搬も容易でないといった不具合があった。更に、台座部102は強度確保のために複数の部材どうしを、図中ネジ103に例示されるような別途専用部材を用いて固定して作成するもので、部品点数の増加、組み立てが容易ではない、等の不具合があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、プランターにおいて部品点数を削減し、ひいては運搬、組み立てを容易にすることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の側面は、棚板と、前記棚板の周囲に設けられた、前記棚板を支持する複数の支柱と、前記棚板の上方かつ前記複数の支柱の間に設けられる横架材と、少なくとも前記棚板、前記横架材及び前記棚板と前記横架材との間隙を覆い、凹部を形成する被覆布とを備え、前記支柱は、その表面に設けられた、前記棚板の端部又は前記横架材の端部と脱着可能に係合するための窪みを有する係合部を備え、前記棚板及び前記横架材は、それぞれの前記端部に、前記窪みに対応した突起を有し、前記係合部は、前記支柱に直交する複数の平面上にそれぞれ配置された、プランターであることを特徴とする。
かかる構成によれば、各部材をくさび式に組むこともできるので、ビス等で連結する場合に比して、農業用ベッドの組み付けを強固且つスピーディーに行うことができ、更には部品点数の節約、省資源、コストダウン等の利点が得られる。また、複数のプランターを自由に延設可能になり、業務用に用いられる大規模栽培にも耐え得るプランターが得られる。
又、本発明の第2の側面は、棚板と、前記棚板の周囲に設けられた、前記棚板を支持する複数の支柱と、前記棚板の上方かつ前記複数の支柱の間に設けられる横架材と、少なくとも前記棚板、前記横架材及び前記棚板と前記横架材との間隙を覆い、凹部を形成する被覆布とを備え、前記支柱は、その表面に設けられた突起を有し、前記横架材は、前記支柱の突起と脱着可能に係合する窪みを有する係合部を備え、前記係合部は、前記支柱に直交する複数の平面上にそれぞれ配置された、プランターであることを特徴とする。
又、本発明の第の側面は、前記棚板と前記支柱とは、前記支柱の側面が前記棚板の端部に加わる力を受けるように係合することにより脱着可能に結合しており、前記横架材と前記支柱とは、前記支柱の側面が前記横架材の端部に加わる力を受けるように係合することにより脱着可能に結合している、本発明の第1又は第2の側面のプランターであることを特徴とする。
脱着可能な構成とすることにより、農業用ベッドの運搬及び組み付けを更に容易に行うことができる。
又、本発明の第4の側面は、前記支柱の長さが調節可能である、本発明の第1から第3のいずれかの側面のプランターであることを特徴とする。
この構成によれば、植物の実の成り方や作業者の身長等に合わせて高さを調節できるので、作業者の腰痛等のリスクを回避しつつ1台で変幻自在な使い分けが可能となる。
又、本発明の第5の側面は、棚板と、前記棚板の周囲に設けられた、前記棚板を支持する複数の支柱と、前記棚板の上方かつ前記複数の支柱の間に設けられる横架材とからなる、本発明の第1から第4のいずれかの側面のプランターに用いることのできる農業用ベッドであることを特徴とする。
以上のような本発明によれば、プランターにおいて部品点数を削減し、ひいては運搬、組み立てを容易にすることが可能となる。
本発明の実施の形態にかかるプランターの構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態にかかるプランターの骨格部の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態において、支柱と上下の横架材との結合の仕方を説明するための図である。 本発明の実施の形態にかかるプランターの構成を示す模式的断面図である。 (a)本発明の実施の形態にかかるプランターの支柱の主柱部の構成を示す模式的断面図である。(b)本発明の実施の形態にかかるプランターの支柱の主柱部の構成の他の一例を示す模式的断面図である。(c)本発明の実施の形態にかかるプランターの支柱の主柱部の構成の他の一例を示す模式的断面図である。(d)本発明の実施の形態にかかるプランターの支柱の主柱部の構成の他の一例を示す模式的断面図である。 本発明の実施の形態にかかるプランターのレイアウトの一例を示す斜視図である。 (a)本発明の実施の形態にかかるプランターのレイアウトの他の一例を示す斜視図である。(b)本発明の実施の形態にかかるプランターの他の構成例及びそのレイアウトの一例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態にかかるプランターの骨格部の構成の他の一例を示す図である。 (a)本発明の実施の形態にかかるプランターの支柱の構成の他の一例を示す図である。(b)本発明の実施の形態にかかるプランターの支柱の構成の他の一例を示す図である。 本発明の実施の形態にかかるプランターのメッシュシートの固定方法の構成の他の一例を示す図である。 従来のプランターの構成を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るプランターの斜視図である。図1に示すように、本実施の形態に係るプランター1は、金属製の骨格部10、骨格部10の上部に位置する、袋状に縫製された化学繊維等の布製のメッシュシート20とから主に構成される。その他、特に業務用に用いるプランター1においては、水や肥料等を供給するためのパイプや自動灌漑システム等も任意に設けられるが、これらに関する詳細な説明は省略する。
図2は、骨格部10の構成を示す斜視図である。図1及び図2に示すように、骨格部10は、矩形の頂点位置に配置された4本の支柱11と、支柱11どうしを短手方向に接続するそれぞれ一対の上側横架材12及び下側横架材14と、支柱11どうしを長手方向に接続するそれぞれ一対の上側横架材13及び下側横架材15と、下側横架材14の直上に脱着可能に配置された棚部材16とから構成される。
なお、上側横架材12、13とそれに対応する下側横架材14、15との間に、例えば略均等間隔に垂直方向に走るスチール棒等を補強部材として設けることは自由である。
以上の構成において、プランター1は本発明のプランターに相当し、上側横架材12、13は本発明の横架材に相当する。又、支柱11は本発明の支柱に相当し、メッシュシート20は本発明の被覆布に相当する。下側横架材14及び棚部材16は、本発明の棚板を構成し、骨格部10は本発明の農業用ベッドに相当する。
次に各部の詳細について説明を行う。
支柱11は、中空の円柱形状の部材である主柱部11aと、主柱部11aと同軸上に設けられ、その表面にネジが切られた脚部11b、脚部11bの底部に接続された、地表に接するための底板部11eから主に構成される。主柱部11aの表面には、上側横架材12、13及び下側横架材14、15と結合するための係合部11fが設けられている。なお、上側横架材12、13及び下側横架材14、15も主柱部11a同様、中空の円柱形状の部材である。
図3は、支柱11と上側横架材12及び下側横架材14との結合状態を説明するための図である。図3に示すように、上側横架材12の両端には、上側横架材12の延伸方向と交差するよう鉤状に折れ曲がりくさび型の先端を有する鉤部12aがそれぞれ設けられている。
一方、支柱11の主柱部11aの側面には、鉤部12aの先端と対向するように、係合部11fが突出しており、係合部11fの表面には、鉤部12aのくさび型の先端の断面形状に対応して矩形の開口形状を有するスリット11f1が設けられている。スリット11f1内に鉤部12aのくさび型の先端が進入することにより、主柱部11aと上側横架材12とは結合され、図中矢印C方向に沿ってハンマー等により鉤部12aの近傍に打撃を加えることにより、スリット11f1内に鉤部12aを食い込ませ、結合を完成する。
下側横架材14は上側横架材12と同一の形状を有し、鉤部12aと同一の形状の鉤部14aを有するため、上側横架材12の場合と同様にして主柱部11aと結合させることができる。
図3に示した例は、骨格部10の短手方向の構成についての説明であるが、長手方向の構成についても同様である。すなわち、上側横架材13及び下側横架材15は、上側横架材12及び下側横架材14と同様の端部を備えた構成を有している。したがって、これら端部を主柱部11aの対応する係合部11fと係合させることにより、主柱部11aと結合させることができる。
なお、上側横架材12、13及び下側横架材14、15のそれぞれと支柱11との分離は、図3に示す矢印Cと逆方向に沿って、各横架材の端部近傍にハンマー等によって打撃を加えることによって行う。
又、上記の説明において、係合部11fは本発明の係合部に相当し、鉤部12aは本発明の突起に相当する。
ところで、図3を参照した説明においては、上側横架材12と主柱部11aとの結合を例に説明を行ったが、実際の組み立てにおいては、下側横架材14と主柱部11aとの結合を先に行うことが望ましい。先に上側横架材12と主柱部11aとを結合させてしまうと、下側横架材14に係合に必要な打撃を加えることができない虞があること、及び、図2に示すように、対向する下側横架材14の間に、棚部材16を配置する必要があることによる。
ここで図2に示すように、棚部材16は、上側横架材12及び13の配置により形成される矩形より一回り小さい程度の矩形上のフレーム16aと、フレーム16aの主面上に溶接等により固定されたメッシュ部16bと、及びフレーム16aの長手方向端部に、溶接等により固定されたフック部16cとから構成される。左記のように棚部材16を構成するフレーム16a、メッシュ部16b及びフック部16cは一体的に構成されており、フック部16cを下側横架材14に引っかけるように載置することで、支柱11の上端よりの位置に固定される。したがって、上側横架材12及び13は、棚部材16のほぼ直上に位置していることになる。
以上説明したように、本実施の形態のプランター1において、骨格部10は上側横架材12、13及び下側横架材14、15のそれぞれと支柱11との結合を、それぞれの横架材12〜15の端部と支柱11の表面に設けた係合部11fとの係合によって実現するとともに、棚部材16を下側横架材14上に架けるように配置することで実現しており、ネジ、ボルト等の、部材固定のための専用部品を省略した構成とすることを可能としている。
次に、支柱11の他の部分の構成について、再び図1及び図2を参照して説明する。主柱部11aの下端には、主柱部11aに対し回転自在に結合したリング部11cが設けられている。リング部11cの表面には利用者が把持するためのハンドル11dが設けられており、更に裏面には脚部11bの表面形状に対応したネジが切られている。
したがって、利用者がハンドル11dを把持してリング部11cを回転させると、脚部11bは回転に応じてリング部11c内を上下に移動する。具体的には、図2に示すように、図中矢印A方向に回転させた場合は、脚部11bは図中矢印A´方向に移動し、主柱部11aに対して延伸する。又、図中矢印B方向に回転させた場合は、脚部11bは図中矢印B´方向に移動し、主柱部11a内部に収納される。
このように、支柱11は、ハンドル11dの操作によってリング部11cを回転させることで全体長が伸縮することとなり、これによりプランター1の高さを調整することが可能となっている。
少量の水で育つ、日持ちが良い、濃厚な味の作物が得られる等の利点から、現在では砂栽培が広く一般に普及しているが、本実施の形態に係るプランター1によれば、植物の実の成り方や作業者の身長等に合わせて高さを微調節できるので、立ちながらの農作業からくる腰痛の回避、更には作業効率の向上を図ることができる。
本実施の形態のプランター1は、上述した構成を有する骨格部10に、メッシュシート20を組み合わせることで完成している。以下、図1、図2及び図4を参照して、詳細な説明を行う。ただし図4は、図1に示すプランター1の長手方向を直交する向きによる模式的断面図である。
図1に示すように、メッシュシート20は、四隅が縫合部21として縫い付けられていることで、袋状の形状を有し、その底面22は、骨格部10の棚部材16の主面とほぼ同一の大きさ、形状を有する。メッシュシート20の縁部23は、骨格部10の外縁に向かってまくれて、下方へ垂れ下がる程度の大きさを有する。このとき、メッシュシート20の底面22を囲む壁面は、図2に示す上側横架材13と棚部材16のフレーム16aの長手方向との間隙S1、及び上側横架材12と棚部材16のフレーム16aの短手方向との間隙S2の双方を塞ぐこととなる。
したがって、図4に示すように、棚部材16上に配置した状態では、メッシュシート20は、上側横架材12及び13、棚部材16によって囲まれた空間内に凹部31を形成する。この凹部31を内部空間として、腐葉土や肥料等を投入することができる。
メッシュシート20の網の目は、水捌け及び通気性を考慮したうえで、土や砂は通さず、水等の粒子の細かい液体は透過させる構成とすることが望ましい。ここでのメッシュシート20の表面は一定の水分や空気を透過できる程度の編み目を有する織布等を材料とし、又、棚部材16の主面にもメッシュ部16bが設けられていることから、通気性、通水性は十分に確保され、農作物の栽培、園芸等に好適な環境を構築することができる。なお、凹部31は、本発明の凹部に相当する。
また、メッシュシート20と骨格部10との固定は、上側横架材12及び13に沿って設けたシートクリップ30によって行う。シートクリップ30は、図4に示すように、上側横架材12及び13の外形寸法に対応した内径を有する、側面の一部が切りとられた円筒形の形状を有する樹脂製の部材である。シートクリップ30は弾性力によって変形して、切りとられた部分からメッシュシート20越しに上側横架材12及び13に嵌合する。これによって、メッシュシート20が上側横架材12及び13上で位置ずれしたり、縁部23が凹部31側へまくれたりすることを防ぐ役割を果たす。
又、プランター1を使用しない場合、メッシュシート20は一枚の織布として折りたたむことができ、運搬も容易であり、保管場所も小さくて済むという利点を有する。
以上のように、本発明の実施の形態に係るプランター1によれば、骨格部10を、支柱と各横架材との係合により脱着自在に結合する構成としたこと、及びメッシュシート20と骨格部10との組合せによって凹部31を内部空間として形成したことにより、部品点数を削減するとともに運搬、組み立てを容易にすることが可能となっている。
さらに、本実施の形態に係るプランター1においては、支柱11の主柱部11aの周囲に係合部11fを設けているが、係合部11fの配置によって複数のプランター1を結合したレイアウトとすることができる。以下、主柱部11aの要部断面図である図5(a)〜(d)等を参照して説明を行う。
図5(a)に示す例は、図1に示したのと同じく、主柱部11aの周囲に、90度角毎に係合部11fを配置した構成である。
この構成とした場合、図6に示すように、プランター1を長手方向又は短手方向のいずれにも連結したレイアウトとすることが可能となる。なお、図6において、支柱11(イ)〜(ハ)は、隣接するプランター1どうしにおいて共有されている支柱である。かような構成によると大規模な栽培を行うことができ、農業的利用に好適である。
なお、複数のプランター1を連結する必要が無い場合は、図5(b)に示す例のように、係合部11fを一部省略して、90度角で交差する一対のみの構成としてもよい。図5(b)に示す例はプランター1を単体で用いる場合に好適な構成である。主柱部11aの製造時における部品点数を削減することができる。
更に、係合部11fの配置角を異ならせた構成としてもよい。図5(c)に示す例は、主柱部11aの周囲に、120度角毎に係合部11fを配置した構成である。この構成とした支柱11を用いてプランター1どうしを連結した場合、図7(a)に示すように、プランター1どうしを120度の開き角でレイアウトすることが可能となる。なお、図7において、支柱11(ト)〜(リ)が図5(c)に示す係合部11fを有する支柱であり、その他の支柱11は図5(a)、(b)等の構成である。
このように、係合部11fの配置角を異ならせることによって、プランター1を斜めに交差して配置させることが可能になり、これは配置環境に応じて複雑なレイアウトを行わせる場合に好適である。
更にまた、係合部11fの個数を異ならせた構成としてもよい。図5(d)に示す例は、主柱部11aの周囲に60度角毎に係合部11fを合計6つ配置した構成である。この構成とした支柱11を用いた場合、図7(b)に示すように、略正三角形の棚部材160を有する、プランター1´を形成することができる。プランター1´は三角形の一辺どうしが隣接するように連結させることができ、図7(b)に示すように直線上に略平行四辺形を呈するようレイアウトしていくこともできる。さらに六角形状など、より複雑な形状のレイアウトも実現することが可能となる。なお、図7(a)、(b)においては説明の便宜上、メッシュシート20は省略して示した。
要するに、本発明の係合部は、支柱に直交する複数の平面上にそれぞれ配置される構成として、各横架材どうしを脱着可能に結合できればよく、その個数や配置角によって限定されるものではない。また、これに対応して、本発明の棚板の形状も、矩形、三角形以外の多角形形状、更には円形、楕円形等の形状であってよく、支柱の本数も3本以上等、任意の本数であってよい。
又、上記の説明においては、係合部11fは、鉤部12aのくさび型の先端が進入する開口形状が矩形のスリット11f1を有する構成であるとしたが、スリット11f1は係合部11fの底面まで貫通した貫通孔の形状であっても、鉤部12aの先端が収納可能な程度の窪みであってもよい。これら貫通孔又は窪みのいずれのスリット11f1も、本発明の窪みに含まれる。
又、支柱11と各横架材との結合は図8に示すような構成により実現してもよい。図8は、上側横架材12の両端に、開口形状が矩形のスリット12b1を開口した端部12bを形成するとともに、主柱部11aにおいては、上側横架材12に対応する箇所に、スリット12b1に進入できるように、主柱部11aから突出し、上方に折れ曲がりくさび型の先端を有する鉤部11gを設けた例である。この場合、係合の対応関係は図3に示す構成と逆であるが、同様に、図中矢印Cに示す向きに沿って上側横架材12の両端に打撃を加えることにより、上側横架材12と支柱11とを結合することができる。
又、下側横架材14の両端に、主柱部11aの延伸方向から見てT字状に成型した端部14bを形成するとともに、主柱部11aにおいては、上側横架材12に対応する箇所に、端部14bの反転形状であるT字状のスリット11h1を形成した係合部11hを設けた例も示す。この場合も上側横架材12と同様にして、支柱11と結合することができる。
なお、上述した上側横架材12及び下側横架材14の形状は例示であって、他の横架材の端部の形状に用いてよいことは言うまでもない。要するに、本発明の支柱と横架材とは、支柱の側面が前記横架材の端部に加わる力を受けるように係合することにより脱着可能に結合していればよく、その結合のための具体的な構成によって限定されるものではない。
又、上記の説明においては、本発明の棚板は、下側横架材14と棚部材16との組合せにより実現するものとしたが、これら各部を一体化した構成として実現してもよい。要するに、本発明の棚板は、支柱の側面が前記棚板の端部に加わる力を受けるように係合することにより、支柱に脱着可能に結合していればよく、その結合のための具体的な構成によって限定されるものではない。
又、上記の説明においては、長手方向側に一対の下側横架材13、15を備えた構成としたが、これは本発明の横架材には相当しない。すなわち、本発明のプランター及び農業用ベッドにおいて、骨格部10に十分な強度があれば、下側横架材13及び15は省略した構成であるとしてもよい。
又、上記の説明においては、支柱11は、ネジ状の脚部11bを備えたことにより、ハンドル11dの操作によってリング部11cを回転させることで全体長が伸縮することで、プランター1の高さを調整するものとした。しかしながら、本発明の支柱は、図9(a)に示すように、それぞれ二重筒構造を有するジョイント部41及び底板部42を有する支柱40として実現してもよい。ジョイント部41の個数、又は長さを変えることにより、支柱40全体の長さが調節可能である。
又、図9(b)に示すように、スライドして伸縮可能な複数の同心筒を形成する円筒51a〜51c、及び底板部53を備えた支柱50として実現してもよい。各円筒51a〜51cには係止用の棒部材52a〜52cが貫通しており、例示するように、例えば棒部材52aを貫通孔51a1から引き抜くことにより、円筒51aより外形の大きい主柱部50aが下方にスライドすることにより全体の長さが調節可能である。
以上のように、本発明の支柱は、長さが調節可能とするものであれば、任意の構成を用いてもよい。
又、上記の説明においては、メッシュシート20は、樹脂製のシートクリップ30によって骨格部10に固定されるものとしたが、図10に示すように、例えばメッシュシート20が上側横架材13に巻き付いた状態で、縁部23を貫通するようにひも24により縛り付けて固定するようにしてもよい(図中左側)。
又、メッシュシート20に一組の面ファスナー25・25を適当な数だけ設けて、縁部23が外側に折り返された状態で面ファスナー25・25を結合して固定するようにしてもよい(図中右側)。
以上はプランター1の長手方向側における固定方法の説明であるが、短手方向側の場合も同様である。
更に、シートクリップ30又はそれに相当するメッシュシート20の固定のための部材を省略した構成としてもよい。又、メッシュシート20は袋状に縫製されておらず、一枚の布状であってもよい。
要するに、本発明の被覆布は、少なくとも棚板、横架材及び棚板と横架材との間隙を覆い、土砂を投入可能な内部空間となる凹部を形成することができれば、素材、縫製、織り方、編み方、その固定方法その他の具体的な構成によって限定されるものではない。
以上説明したように、本発明のプランターは、脱着可能に結合された支柱、横架材及び棚板と、被覆布とを備えたことにより、部品点数を削減し、ひいては運搬、組み立てを容易とすることを実現している。
このようなプランターは、一般の園芸用のみならず、大規模農作業用、例えば、土壌として砂を利用し、外部から点滴方式で肥料を供給する砂栽培システムにおいて好適である。
殊に本実施の形態の場合、支柱11が一定の高さを有しており、メッシュシート20及び棚部材16もメッシュ構造を備えたことにより、透水性及び通気性に優れた根圏環境を維持することができる。
作業者の身長にもよるが、葉菜類(サラダ菜、レタス、小松菜、ほうれん草、チンゲン菜等)の栽培に用いる場合は、メッシュシート20の地上高を70〜95センチ程度に設定することが作業者の作業効率及び腰痛予防の観点から望ましい。又、果菜類、花弁類(メロン、トマト、キュウリ、ピーマン、イチゴ等)の栽培に用いる場合は、メッシュシート20の地上高を20〜40センチ程度に設定することが望ましい。
なお、業務用として用いる場合は、プランター1単体としては、例えば棚部材16の寸法を基準として、平面寸法が長手方向180センチ×短手方向120センチ程度有ることが望ましい。この場合、特に長手方向に複数連結した場合は30メートル以上の十分な大きさをとることができ、大規模栽培に好適な構成を得ることができる。
なお、上記寸法にて砂栽培を試みる場合には、砂の重量も考慮したうえで、骨格部10は300kg以上の耐荷重を備えることが望ましい。
一方で、家庭用として用いる場合は、同平面寸法は長手方向90センチ×短手方向60センチ程度であることが望ましい。この場合、コンパクト性を重視して、図5(b)に示すような連結する構成としなくともよい。又、支柱11の長さが調整できない構成としてもよい。
しかしながら、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲内であれば、上記実施の形態に種々の変更を加えてもよく、上記の寸法、大きさ等によって限定されるものでないことは言うまでもない。
以上のような本発明によれば、部品点数を削減し、ひいては運搬、組み立てを容易とする顕著な効果を有し、一例としては、屋外又は屋内における農作業、園芸用プランターに好適である。
1、1´、100 プランター
10 骨格部
11、11(イ)〜(リ)、40、50 支柱
11a、50a 主柱部
11b 脚部
11c リング部
11d ハンドル
11e、42、53 底板部
11f、11h 係合部
11f1、11h1 スリット
11g、12a、14a 鉤部
12b、14b 端部
12、13 上側横架材
14、15 下側横架材
12b1 スリット
16、160 棚部材
16a フレーム
16b メッシュ部
16c フック部
20 メッシュシート
21 縫合部
22 底面
23 縁部
24 ひも
25・25 面ファスナー
30 シートクリップ
31 凹部
41 ジョイント部
51a〜51c 円筒
51a1 貫通孔
52a〜52c 棒部材
101 籠部
101a 網
102 台座部
103 ネジ

Claims (5)

  1. 棚板と、
    前記棚板の周囲に設けられた、前記棚板を支持する複数の支柱と、
    前記棚板の上方かつ前記複数の支柱の間に設けられる横架材と、
    少なくとも前記棚板、前記横架材及び前記棚板と前記横架材との間隙を覆い、凹部を形成する被覆布とを備え
    前記支柱は、その表面に設けられた、前記棚板の端部又は前記横架材の端部と脱着可能に係合するための窪みを有する係合部を備え、
    前記棚板及び前記横架材は、それぞれの前記端部に、前記窪みに対応した突起を有し、
    前記係合部は、前記支柱に直交する複数の平面上にそれぞれ配置されていることを特徴とするプランター。
  2. 棚板と、
    前記棚板の周囲に設けられた、前記棚板を支持する複数の支柱と、
    前記棚板の上方かつ前記複数の支柱の間に設けられる横架材と、
    少なくとも前記棚板、前記横架材及び前記棚板と前記横架材との間隙を覆い、凹部を形成する被覆布とを備え、
    前記支柱は、その表面に設けられた突起を有し、
    前記横架材は、前記支柱の突起と脱着可能に係合する窪みを有する係合部を備え、
    前記係合部は、前記支柱に直交する複数の平面上にそれぞれ配置されていることを特徴とするプランター。
  3. 前記棚板と前記支柱とは、前記支柱の側面が前記棚板の端部に加わる力を受けるように係合することにより脱着可能に結合しており、
    前記横架材と前記支柱とは、前記支柱の側面が前記横架材の端部に加わる力を受けるように係合することにより脱着可能に結合している、請求項1又は2に記載のプランター。
  4. 前記支柱の長さが調節可能である、請求項1ないし3のいずれかに記載のプランター。
  5. 棚板と、
    前記棚板の周囲に設けられた、前記棚板を支持する複数の支柱と、
    前記棚板の上方かつ前記複数の支柱の間に設けられる横架材とからなる、
    請求項1ないし4のいずれかに記載のプランターに用いることのできる農業用ベッド。
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