JP5451354B2 - 制振複合フィラー及びそれを用いた制振材料 - Google Patents
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Description
ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル、ポリアミ
ド、ポリウレタン、スチレン−イソプレン−スチレンブロック重合体、スチレン−ブタジ
エン−スチレンブロック重合体、スチレン−エチレンブチレン−スチレンブロック重合体
、スチレン−エチレンプロピレン−スチレンブロック重合体、スチレン−イソブチレン−
スチレンブロック重合体などを挙げることができ、これらのポリマーから選ばれる1種若
しくは2種以上の混合物として使用することができる。
乾式粉体混合機(RMD−10、愛知電機株式会社製)内に炭酸カルシウム(SS♯30、日東粉化工業株式会社製)とオクチル化ジフェニルアミンとを、炭酸カルシウムが53重量%、オクチル化ジフェニルアミンが47重量%となる割合で投入し、75rpm/分の回転数で3時間混合し、複合フィラーを得た。
NBRを87重量%、複合化されていない炭酸カルシウムを10重量%、加硫剤を3重量%の割合で配合した以外は実施例1と同様にして試験片を得た。
NBRを87重量%、複合化されていない炭酸カルシウムを10重量%、オクチル化ジフェニルアミンを9重量%、加硫剤を3重量%の割合で配合した以外は実施例1と同様にして試験片を得た。
制振性アクリル樹脂エマルジョン(ペガールTT−475A、高圧ガス工業株式会社製)をベースとして、ベース81重量%に実施例1で用いたオクチル化ジフェニルアミン9重量%を含む複合フィラーを19重量%の割合で配合して制振エマルジョンを得た。得られた制振エマルジョンを鉄板に2mmの厚さに塗布し、乾燥させた後、得られた試験用塗膜の各温度における10Hzのtanδを測定し、図2に示した。
制振性アクリル樹脂エマルジョンのベース90重量%に複合化されていない炭酸カルシウムのフィラーを10重量%を配合した以外は実施例2と同様にして試験用塗膜を得た。
得られた試験用塗膜の各温度における10Hzのtanδを測定し、図2に示した。
制振性アクリル樹脂エマルジョンのベース81重量%に複合化されていない炭酸カルシウムのフィラーを10重量%及びオクチル化ジフェニルアミン9重量%を配合した以外は実施例2と同様にして試験用塗膜を得た。得られた試験用塗膜の各温度における10Hzのtanδを測定し、図2に示した。
アクリル樹脂エマルジョン(ペガールTT−417、高圧ガス工業株式会社製)をベースとした以外は、実施例2と同様にして試験用塗膜を得た。得られた試験用塗膜の各温度における10Hzのtanδを測定し、図3に示した。
アクリル樹脂エマルジョンをベースとした以外は、比較例3と同様にして試験用塗膜を得た。得られた試験用塗膜の各温度における10Hzのtanδを測定し、図3に示した。
アクリル樹脂エマルジョンをベースとした以外は、比較例4と同様にして試験用塗膜を得た。得られた試験用塗膜の各温度における10Hzのtanδを測定し、図3に示した。
アクリル樹脂(LA2140E、クラレ株式会社製)をベースとし、ベース81重量%に実施例1で用いたオクチル化ジフェニルアミン9重量%を含む複合フィラーを19重量%の割合で配合した以外は、実施例1と同様にして試験片を得た。得られた試験片の各温度における10Hzのtanδを測定し、図4に示した。
ベースを90重量%、複合化されていない炭酸カルシウムを10重量%の割合で配合した以外は実施例1と同様にして試験片を得た。得られた試験片の各温度における10Hzのtanδを測定し、図4に示した。
ベースを81重量%、複合化されていない炭酸カルシウムを10重量%、オクチル化ジフェニルアミンを9重量%の割合で配合した以外は実施例1と同様にして試験片を得た。
得られた試験片の各温度における10Hzのtanδを測定し、図4に示した。
ポリプロピレンをベースとし、ベース81重量%に実施例1で用いたオクチル化ジフェニルアミン9重量%を含む複合フィラーを19重量%の割合で配合した以外は、実施例1と同様にして試験片を得た。得られた試験片の各温度における10Hzのtanδを測定し、図5に示した。
ベースを90重量%、複合化されていない炭酸カルシウムを10重量%の割合で配合した以外は実施例1と同様にして試験片を得た。得られた試験片の各温度における10Hzのtanδを測定し、図5に示した。
ベースを81重量%、複合化されていない炭酸カルシウムを10重量%、オクチル化ジフェニルアミンを9重量%の割合で配合した以外は実施例1と同様にして試験片を得た。
得られた試験片の各温度における10Hzのtanδを測定し、図5に示した。
熱可塑性エラストマー(ハイブラー、株式会社クラレ製)をベースとし、ベース81重量%に実施例1で用いたオクチル化ジフェニルアミン9重量%を含む複合フィラーを19重量%の割合で配合した以外は、実施例1と同様にして試験片を得た。得られた試験片の各温度における10Hzのtanδを測定し、図6に示した。
ベースを90重量%、複合化されていない炭酸カルシウムを10重量%の割合で配合した以外は実施例1と同様にして試験片を得た。得られた試験片の各温度における10Hzのtanδを測定し、図6に示した。
ベースを81重量%、複合化されていない炭酸カルシウムを10重量%、オクチル化ジフェニルアミンを9重量%の割合で配合した以外は実施例1と同様にして試験片を得た。
得られた試験片の各温度における10Hzのtanδを測定し、図6に示した。
また本発明の複合フィラーは、制振材料に限らず、自動車、内装材、建材、精密機器、家電製品等の構成材、例えばケーシング材などに配合することで、該構成材に制振性を付与することができる。
Claims (9)
- ベースポリマー中に配合される制振複合フィラーであって、
該制振複合フィラーが、炭酸カルシウムからなるフィラーの表面の少なくとも一部に有機制振層を有し、該有機制振層が、p−(p−トルエンスルホニルアミド)ジフェニルアミン、4,4’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン、オクチル化ジフェニルアミン、2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−tert−ブチルフェノール)、4,4’−チオビス(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、及びN,N’−ジ−2−ナフチル−p−フェニレンジアミンから選択される1種もしくは2種以上のアミンからなることを特徴とする制振複合フィラー。 - 前記有機制振層が、フィラーの全重量に対して5〜80重量%の割合で含まれていることを特徴とする請求項1記載の制振複合フィラー。
- 請求項1または2に記載の制振複合フィラーが、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリスチレン、ポリウレタン、ポリアミド、ポリ弗化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリメタクリル酸メチル、スチレンアクリル樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体、アクリロニトリルスチレン共重合体、ポリイソプレン、アクロロニトリル−ブタジエンゴム、ポリブタジエン、ニトリルゴム、天然ゴム、ブチルゴム、スチレンブタジエンゴム、クロロプレンゴム、フッ素系ゴム及びシリコンゴムから選択される1種のベースポリマー中に配合されていることを特徴とする制振材料。
- 種類の異なる2種以上の前記制振複合フィラーがベースポリマー中に配合されていることを特徴とする請求項3記載の制振材料。
- 前記制振複合フィラーが、1〜80重量%の割合で配合されていることを特徴とする請求項3または4に記載の制振材料。
- 前記制振材料が、シート状、板状、ペレット状、或いは繊維状であることを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載の制振材料。
- 前記制振材料がホットメルト接着剤であることを特徴とする請求項3から6のいずれかに記載の制振材料。
- 前記制振材料が塗布型制振材料であることを特徴とする請求項3から7のいずれかに記載の制振材料。
- 前記制振材料が制振性エマルジョンであることを特徴とする請求項8記載の制振材料。
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