JP5448033B2 - マーキングユニット - Google Patents

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Description

本発明は、トルクレンチに装着されるマーキングユニットに関する。
特許文献1には、トルクレンチのチューブに取り付けられたヒンジと、トルクレンチのヘッド部に連結されてヒンジを支点として回転するリンクと、このリンクの先端に装着されたマーキング部とを有し、設定トルクに達したヘッドの動作に連動してマーキング部を作動させることでボルトあるいはナットにマーキングするトルクレンチが記載されている。
実開昭57−189780号公報
上記特許文献1では、ヒンジ、リンク及びマーキング部等の構成部品によってトルクレンチにマーキング機能が付加されている。
ここで、マーキング機能を実現するための構成部品は、トルクレンチの形状等によって種々様々であるため、形状等の異なる他のトルクレンチとの間で部品の共通化を図ることは難しい。従って、トルクレンチにマーキング機能を付加する場合、トルクレンチの形状等に応じて構成部品を個別に製造しなければならず、製造コストが増大してしまう。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、マーキング機能を付加することができ、且つ形状の異なる複数のトルクレンチに対して装着可能なマーキングユニットの提供を目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明は、被締付部材に係合する係合部が設けられたヘッド部と、ヘッド部にトグル機構を介して取り付けられ被締付部材に対する締付力が所定値に達したときにトグル機構が動作してヘッド部に対して変位する操作部と、を有するトルクレンチに装着されるマーキングユニットであって、リンク部とマーキング部と中継部とを備える。
リンク部は、操作部側に装着される。マーキング部は、ヘッド部側に装着される。中継部は、柔軟性及び耐座屈性を有する棒状部材により形成され、リンク部とマーキング部とに跨って配置されている。
リンク部は、操作部に対して固定される軸部材と、軸部材に回転自在に支持され、トグル機構の動作によるヘッド部と操作部との相対変位に応じて移動するリンク部材と、リンク部材をヘッド部に連結する連結部材と、を有する。マーキング部は、インクを保持するとともにヘッド部に支持されて、初期位置とマーキング位置との間を移動可能なインク保持部材を有する。中継部は、リンク部材とインク保持部材とを連結し、リンク部材の移動に連動して操作部及びヘッド部に沿って移動して、初期位置のインク保持部材をマーキング位置へ移動させる。マーキング位置に達したインク保持部材の一端は、被締付部材に当接して被締付部材に対してインクを塗布する。
上記構成では、リンク部とマーキング部とが、それぞれトルクレンチのヘッド部と操作部とに装着されて、中継部がリンク部とマーキング部とに跨って配置される。被締付部材の締付作業時、操作者は、係合部に被締付部材を係合し、操作部を回転させて被締付部材を締め付ける。被締付部材に対する締付力が所定値に達すると、トグル機構が動作してヘッド部に対して操作部が変位する。このヘッド部と操作部との相対変位に応じて、リンク部材が移動し、このリンク部材の移動に連動して、インク保持部材が初期位置からマーキング位置に移動し、インク保持部材の一端が被締付部材に当接して被締付部材に対してインクが塗布される。このように、リンク部とマーキング部とをトルクレンチの操作部とヘッド部とに装着して締付作業を行うことによって、被締付部材を所定の締付力で締め付けたことを示すマーキングが被締付部材に対してなされるので、適切な締め付けがなされているか否かを目視で確認できる。
また、中継部が柔軟性を有するため、操作部に装着されたリンク部に対して、マーキング部を移動させてヘッド部の任意の位置に装着することができる。すなわち、ヘッド部と操作部との位置関係に応じて、リンク部とマーキング部とを適宜装着することができる。一方で、中継部が耐座屈性を有するため、リンク部材とインク保持部材とを確実に連動させることができる。このように、中継部が柔軟性及び耐座屈性を有することにより、形状の異なる様々なトルクレンチにマーキング機能を付加できるため、トルクレンチにマーキング機能を付加する際の部品の共通化を図ることができる。従って、トルクレンチにマーキング機能を低コストで付加することができる。
本発明のマーキングユニットによれば、マーキング機能を付加することができ、且つ形状の異なる複数のトルクレンチに対して装着することができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。図1は本実施形態のマーキングユニットが装着されたトルクレンチを示す図、図2は本実施形態のマーキングユニットの一部断面図である。なお、以下の説明における上下方向は、図2中の上下を示している。
図1及び図2に示すように、本実施形態にかかるマーキングユニット1は、リングスパナ型のトルクレンチ2に装着される。
まず、トルクレンチ2の構成について説明する。
トルクレンチ2は、筒状のグリップ(操作部)3と、グリップ3の一端側に支軸4によって回転可能に取り付けられて一部がグリップ3内に挿入されたヘッド(ヘッド部)5等を有している。
グリップ3は、断面が略楕円形状の楕円筒部6と、断面が略円形状の円筒部7とを有する。楕円筒部6は、グリップ3の一端側に配置され、内部にトグル機構8が設けられている。
ヘッド5は、連結部9と、中間部10と、リング部(係合部)11とを有する。連結部9は、略楕円形状に形成され、楕円筒部6内に挿入されてトグル機構8に連結されている。連結部9の一端は、支軸4によって楕円筒部6に回転自在に支持されている。中間部10は、連結部9の一端から斜め下方に延びている。すなわち、中間部10は、連結部9の軸方向に対して傾斜して配置されている。リング部11は、環状の部材であり、中間部10の一端に接続されている。リング部11には、ボルト(被締付部材)12の頭部又はナット等と面接触する係合面13と、貫通孔(図示せず)とが形成されている。
トグル機構8は、ボルト12の締付作業時において、締付力が所定値に達するまでの間は、グリップ3とヘッド5との固定状態を保ち、締付力が所定値に達したときグリップ3とヘッド5との固定状態を解除する。トグル機構8によってグリップ3とヘッド5との固定状態が保たれているとき、グリップ3及びヘッド5は上方から視て略一直線上に並んでいる。一方、トグル機構8によってグリップ3とヘッド5との固定状態が解除されたとき、すなわち、トグル機構8が動作したとき、グリップ3に加わる締付力に対してヘッド5が追従せず、支軸4を中心として、グリップ3がヘッド5に対して一方向(図1中、時計回り)に所定角度変位する。
次に、マーキングユニット1の構成について説明する。
マーキングユニット1は、グリップ3側に装着されるリンク部14と、ヘッド5側に装着されるマーキング部15と、リンク部14とマーキング部15とに跨って配置される鋼線(中継部)16と、リンク部用カバー17と、マーキング部用カバー18等で構成されている。
リンク部14は、略円柱状のピボット(軸部材)19と、このピボット19に回転自在に支持されたリンクプレート(リンク部材)20と、連結ピン(連結部材)21と、ストロークピン22等を有している。
ピボット19は、マーキングユニット1をトルクレンチ2に装着した装着状態で、楕円筒部6の上面に固定されている。
リンクプレート20は、略L字状の板部材であり、一端部20aと他端部20bとを有する。リンクプレート20は、楕円筒部6の幅方向に沿って延びる初期位置と、初期位置からマーキング方向(図1中、時計回り)に回転したマーキング位置との間を移動可能である。リンクプレート20の他端部20bには、リンクプレート20に回転自在に支持された略円柱形状のストロークピン22が設けられている。
連結ピン21は、略円柱形状の部材であり、リンクプレート20の一端部20aと連結部9の他端に連結されている。連結ピン21は、ヘッド5とグリップ3との相対変位に伴って、初期位置のリンクプレート20をマーキング方向に回転させてマーキング位置へ移動させる。
マーキング部15は、一端側ガイド23と、他端側ガイド24と、ブッシュ25と、フック26と、インクカートリッジ(インク貯留部材)27と、スタンプブッシュ28等を有する。
一端側ガイド23は、一端側支持部29と、曲げ変形自在な略円筒形状の一端側鋼管30とを有する。一端側支持部29は、中間部10の一端側に固定されている。一端側鋼管30は、一端がリング部11の貫通孔に向かって延び、他端が一端側支持部29によって支持されている。
他端側ガイド24は、他端側支持部31と、曲げ変形自在な略円筒形状の他端側鋼管32とを有する。他端側支持部31は、略四角形状であり、中間部10の他端側に固定されている。他端側支持部31の一端側には、一端側貫通孔33が形成されている。また、他端側支持部31の他端側には、一端側貫通孔33と同心上に配置され、一端側貫通孔33よりも径の小さい他端側貫通孔34が設けられている。他端側鋼管32は、一端が他端側支持部31の他端側に接続されている。他端側鋼管32は、内径が他端側貫通孔34と略同じ大きさに設定されるとともに、他端側が緩やかに湾曲して延びている。
ブッシュ25は、略円筒形状であり、外径が一端側貫通孔33の径と略同じに設定され、内径が他端側貫通孔34の径と略同じ大きさに設定されている。ブッシュ25は、一端側貫通孔33に挿入されて、一端側貫通孔33内をスライド移動する。
フック26は、略環状の部材であり、ブッシュ25の一端側に接続されている。フック26の外径は、一端側貫通孔33の径よりも大きく設定され、内径は、他端側貫通孔34の径と略同じ大きさに設定されている。また、フック26の外側部には、フック26の軸方向と直交する方向に延びるイモネジ35が螺合され、フック26の一端面には凸部(図示せず)が設けられている。
インクカートリッジ27は、略円筒形状のインクカートリッジ本体36と、調整ネジ37と、中継芯38と、中継芯38の一端に設けられたスタンプ(一端)39等で構成されている。インクカートリッジ27は、フック26に支持されて、フック26の移動に連動して初期位置とマーキング位置との間を移動する。
インクカートリッジ本体36は、インクを染み込ませた略円柱状の中綿40を内装し、一端側支持部29と他端側支持部31との間に配置されている。インクカートリッジ本体36の他端部内側面には雌ネジが切られている。
調整ネジ37は、略円柱状の一端部41と、この一端部41よりも外径の大きい他端部42とを有する。一端部41の外側面には雄ネジが切られており、他端部42にはフック26の凸部と着脱自在に係合する凹部43が設けられている。調整ネジ37の一端部41は、インクカートリッジ本体36の他端部内側面に螺合され、インクカートリッジ本体36の他端を塞いでいる。調整ネジ37の他端部42は、フック26の一端側に対向配置されている。調整ネジ37とインクカートリッジ本体36とは、調整ネジ37をインクカートリッジ本体36に対して時計回り又は反時計回りに回転させることで、インクカートリッジ本体36の一端から調整ネジ37の他端までの長さを調整可能である。
中継芯38は、特に図示していないが、柔軟性及び耐座屈性を有する合成樹脂で形成された略円筒形状の外筒と、この外筒内に挿入されてインクを染み込ませた内芯とを有している。中継芯38は、一端側が一端側ガイド23内に挿入され、他端側が中綿40の一端部に挿通されている。内芯は、毛細管現象により中綿40のインクをスタンプ39に移動させる機能を有し、例えば、フェルトや繊維集束体や連通孔を有する合成樹脂等で形成されている。
スタンプ39は、フェルト等の柔軟性を有する素材で形成されて内芯から供給されたインクを貯留している。スタンプ39及び内芯のインクは、毛細管現象により中綿40のインクを吸引することで補充される。なお、スタンプ39は、インクを含有可能なスポンジ状の多孔質ゴムや細い樹脂を束ねた筆状のものであってもよい。
スタンプブッシュ28は、潤滑性(他の部材に対する滑動性)を備えた略環状の部材(例えば、真鍮)により形成されて中継芯38に固定されている。スタンプブッシュ28は、一端側鋼管30内に配置されて、中継芯38とともに一端側鋼管30内を移動可能である。
鋼線16は、柔軟性及び耐座屈性を有する略棒状の部材であり、一端がイモネジ35によってフック26と係合し、他端がストロークピン22に固定されている。鋼線16は、フック26とブッシュ25と他端側ガイド24とに挿通され、他端側ガイド24の他端側で湾曲してグリップ3に沿って配置された銅管44に挿入されている。すなわち、鋼線16は、フック26とブッシュ25と他端側ガイド24と銅管44とによってガイドされてヘッド5及びグリップ3に沿って延びている。鋼線16は、リンクプレート20の回転移動に連動してインクカートリッジ27を初期位置とマーキング位置との間で移動させる。
銅管44は、潤滑性を有する断面略円筒形状の部材であり、取付部材を介して楕円筒部6に固定されている。銅管44の内径は、軸方向と交差する方向への鋼線16の移動を最小限に抑えるため、鋼線16の外径と略同じ大きさに設定されている。銅管44内には鋼線16が挿入され、グリップ3に沿った鋼線16の移動をガイドする。
リンク部用カバー17は、断面略コ字状の樹脂部材であり、取付ネジ45によって楕円筒部6の上面に着脱自在に固定されている。リンク部用カバー17は、楕円筒部6の上面に固定された状態でリンク部14を上方から覆っている。
マーキング部用カバー18は、断面略コ字状の樹脂部材であり、ローレットネジ46,47によって一端側支持部29及び他端側支持部31に着脱自在に固定されている。マーキング部用カバー18は、一端側支持部及29び他端側支持部31に固定された状態でブッシュ25、フック26、調整ネジ37及びインクカートリッジ本体36等を覆っている。なお、マーキング部用カバー18は、樹脂部材である場合に限定されず、アルミニウムや銅等の他の材質であってもよい。
ローレットネジ46,47は、頭部側面にギザ状の滑り止めが形成され、マーキング部用カバー18の着脱の際に工具等を用いずに締緩が可能となっている。
このように構成されたマーキング部15において、インクカートリッジ27が初期位置のとき、ブッシュ25の他端が一端側貫通孔33の他端に配置されて、インクカートリッジ本体36の一端が一端側支持部29から離れて配置され、スタンプ39の一端がリング部11の貫通孔と対向する。一方、インクカートリッジ27がマーキング位置のとき、ブッシュ25の他端が一端側貫通孔33の一端側に配置されて、インクカートリッジ本体36の一端が一端側支持部29と当接し、スタンプ39の一端が係合面13から僅かに突出する。
次に、マーキングユニット1のトルクレンチ2への装着方法について説明する。
まず、リンク部14を楕円筒部6上に配置して、リンクプレート20の一端部20aと連結部9の他端とを連結ピン21で連結する。なお、楕円筒部6には、トグル機構8の動作に伴う連結ピン21の移動を許容する略楕円形状の貫通孔48が設けられている。次に、マーキング部15をヘッド5側に移動させて、一端側ガイド23及び他端側ガイド24を中間部10の取付位置に固定する。ここで、取付位置とは、一端側鋼管30の一端がリング部11の貫通孔に対向する位置である。そして、調整ネジ37を時計回り又は反時計回りに回転させて、インクカートリッジ本体36の一端から調整ネジ37の他端までの長さを調整し、リンクプレート20をマーキング位置に移動させたときにスタンプ39の一端がリング部11の貫通孔を貫通して係合面13から僅かに突出し得るように設定する。
マーキングユニット1が装着されたトルクレンチ2を用いてボルト12の締め付けを行う際の動作について説明する。
ボルト12の締め付けを行う際、操作者は、特に図示していないグリップ3側の締付トルク調整機構によって、締付トルクを所望の値にプレセットし、リング部11にボルト12を係合する。このとき、トグル機構8によってグリップ3とヘッド5との固定状態が保たれている。この状態では、ヘッド5及びグリップ3のそれぞれの中心軸が直線上に並び、リンクプレート20とインクカートリッジ27とが共に初期位置に設定されている。インクカートリッジ27が初期位置のとき、スタンプ39とボルト12とは離れて配置されている。すなわち、リング部11にボルト12を係合した状態では、ボルト12に対してインクが塗布されない。
グリップ3を一方向(図1中、時計回り)に回転させてボルト12を締め付けていくと、締付力がプレセットされたトルクに達し、トグル機構8が動作する。トグル機構8が動作すると、グリップ3とヘッド5との固定状態が解除され、ヘッド5に対してグリップ3が所定角度変位する。ヘッド5とグリップ3との相対変位に伴って、連結ピン21が初期位置のリンクプレート20をピボット19を中心にマーキング方向に回転させてマーキング位置へ移動させ、このリンクプレート20の回転移動に連動してストロークピン22に連結された鋼線16がグリップ3及びヘッド5に沿って移動して、初期位置のインクカートリッジ27がマーキング位置に設定される。なお、連結ピン21とピボット19との間の距離よりも、ピボット19からストロークピン22までの距離の方が大きくなるように設定しているため、ピボット19を中心としたリンクプレート20の回転移動によるストロークピン22の移動量は、連結ピン21の移動量よりも増大される。インクカートリッジ27がマーキング位置に設定されると、スタンプ39の一端が係合面13から僅かに突出し、リング部11に係合されたボルト12の側面に当接する。これにより、スタンプ39のインクがボルト12に塗布され、ボルト12に対してプレセットされた締付トルクで締付作業を行ったことを示すマーキングがなされる。
ボルト12の締め付けを終了すると、トグル機構8が動作前の状態(グリップ3とヘッド5との固定状態が保たれている状態)に戻り、ヘッド5及びグリップ3が上方から視て略一直線上に並ぶ。これにより、リンクプレート20とインクカートリッジ27とが共に初期位置に戻る。
また、ローレットネジ46,47を緩めてマーキング部用カバー18を取り外し、調整ネジ37とフック26との係合を解除して、インクカートリッジ本体36を一端側支持部29から離れる方向へ移動させ、中継芯38及びスタンプ39を一端側ガイド23から引き抜くことによって、インクカートリッジ27を取り外し可能である。
このように、本実施形態によれば、リンク部14を楕円筒部6に装着するとともにマーキング部15を中間部10に装着してボルト(又はナット)12の締付作業を行うことによって、ボルト12を所定の締付力で締め付けたことを示すマーキングがボルト12に対してなされるので、適切な締め付けがなされているか否かを目視で確認できる。
また、鋼線16が柔軟性を有するため、グリップ3に装着されたリンク部14に対して、マーキング部15を移動させてヘッド5の任意の位置に装着することができる。すなわち、ヘッド5とグリップ3との位置関係に応じて、リンク部14とマーキング部15とを適宜装着することができる。一方で、鋼線16が耐座屈性を有するため、リンクプレート20とインクカートリッジ27とを確実に連動させることができる。このように、鋼線16が柔軟性及び耐座屈性を有することにより、形状の異なる様々なトルクレンチ2にマーキング機能を付加できるため、トルクレンチ2にマーキング機能を付加する際の部品の共通化を図ることができる。従って、トルクレンチ2にマーキング機能を低コストで付加することができる。
また、操作者は、工具等を用いずにインクカートリッジ27を取り外し可能であるため、インクカートリッジ27を容易に交換することができる。
なお、本実施形態では、マーキングユニット1を、リングスパナ型のトルクレンチ2に装着した場合を説明したが、これは一例であって、形状の異なる他のトルクレンチに装着してもよい。例えば、グリップ3の軸方向に対して中間部10の傾きが種々異なるトルクレンチに装着する場合には、中間部10の傾きに合わせて鋼線16を変形させればよい。また、リング部11からグリップ3までの距離、すなわち、中間部10の軸方向の長さが種々異なる場合には、中間部10の軸方向の長さに合わせて鋼線16の長さを適宜調整すればよい。
また、リング部11に貫通孔を設けて一端側鋼管30の一端を貫通孔に向けて延ばし、スタンプ39の一端をボルト12の側面に当接させる場合を説明したが、一端側鋼管30の一端がリング部11の上方に位置するように一端側鋼30を変形させて、スタンプ39の一端をボルト12の上面に当接させてもよい。

以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、この実施形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論であることを付け加えておく。
本発明は、被締付部材に対する締付力が所定値に達したときにトグル機構が動作してヘッド部に対して操作部が変位するトルクレンチに適用可能である。
マーキングユニットが装着されたトルクレンチを示す図である。 マーキングユニットの一部断面図である。
符号の説明
1 マーキングユニット
2 トルクレンチ
3 グリップ(操作部)
5 ヘッド(ヘッド部)
8 トグル機構
11 リング部(係合部)
12 ボルト(被締付部材)
14 リンク部
15 マーキング部
16 鋼線(中継部)
19 ピボット(軸部材)
20 リンクプレート(リンク部材)
21 連結ピン(連結部材)
27 インクカートリッジ(インク貯留部材)
39 スタンプ(一端)

Claims (1)

  1. 被締付部材に係合する係合部が設けられたヘッド部と、該ヘッド部にトグル機構を介して取り付けられ前記被締付部材に対する締付力が所定値に達したときに前記トグル機構が動作して前記ヘッド部に対して変位する操作部と、を有するトルクレンチに装着されるマーキングユニットであって、
    前記操作部側に装着されるリンク部と、
    前記ヘッド部側に装着されるマーキング部と、
    柔軟性及び耐座屈性を有する棒状部材により形成され、前記リンク部と前記マーキング部とに跨って配置されている中継部と、を備え、
    前記リンク部は、前記操作部に対して固定される軸部材と、該軸部材に回転自在に支持され、前記トグル機構の動作による前記ヘッド部と前記操作部との相対変位に応じて移動するリンク部材と、該リンク部材を前記ヘッド部に連結する連結部材と、を有し、
    前記マーキング部は、インクを保持するとともに前記ヘッド部に支持されて、初期位置とマーキング位置との間を移動可能なインク保持部材を有し、
    前記中継部は、前記リンク部材と前記インク保持部材とを連結し、前記リンク部材の移動に連動して前記操作部及び前記ヘッド部に沿って移動して、前記初期位置の前記インク保持部材を前記マーキング位置へ移動させ、
    前記マーキング位置に達した前記インク保持部材の一端は、前記被締付部材に当接して該被締付部材に対して前記インクを塗布する
    ことを特徴とするマーキングユニット。
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