JP3173386U - ロッドパッキン取り外し治具 - Google Patents
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Abstract
【課題】パッキンを取り外すために手前側に引き込む際に、パッキン装着溝部の角部を梃子の支点とする必要がなく、一度の操作で手軽で簡便且つ確実にパッキンを取り外すことができるロッドパッキン取り外し治具を提供すること。
【解決手段】シャフト部2の先端にロッドパッキンを突き刺すための刺通部3を有するロッドパッキン取り外し治具1において、前記シャフト部2に、前記シャフト部2の径方向に突出し、ロッドパッキンを取り外す際に梃子の支点とする大径部材5を有することを特徴とするロッドパッキン取り外し治具。
【選択図】図1
【解決手段】シャフト部2の先端にロッドパッキンを突き刺すための刺通部3を有するロッドパッキン取り外し治具1において、前記シャフト部2に、前記シャフト部2の径方向に突出し、ロッドパッキンを取り外す際に梃子の支点とする大径部材5を有することを特徴とするロッドパッキン取り外し治具。
【選択図】図1
Description
本考案はロッドパッキン取り外し治具に関し、詳しくは、シャフト部の先端にロッドパッキンを突き刺すための刺通部を有し、突き刺したロッドパッキンを梃子の要領で、手軽で簡便且つ確実に取り外しすることのできるロッドパッキン取り外し治具に関する。
従来、ハウジングに装着したロッドパッキンを溝部から取り出す際、パッキン自体を切断してしまうか、図3に示すように、パッキン200のU溝部201に先細りの棒、例えばマイナスドライバ300を突き刺し、ハウジング100のパッキン装着溝部101の角部102を支点とし、梃子の要領でマイナスドライバ300の先端を手前側に引き込むように操作することによって、パッキン200を溝部101から取り外すようにしている。
しかし、この方法では、梃子の支点となるパッキン装着溝部101の角部102と梃子の作用点となるドライバ先端との間の距離が極めて短いので、一度の操作でパッキン200を取り出せる領域まで手前側に引き込むことができない。このため、図4に示すように、最初のドライバ300でパッキン200を一旦ある程度内側に引き出しておき、もう一本別のドライバ400を用いて更に内側に引き込んで取り外すようにしなくてはならなかった。
しかも、パッキン装着溝部101の角部102を梃子の支点としているため、当該箇所を傷つけてしまうおそれがあった。
そこで、本考案は、パッキンを取り外すために手前側に引き込む際に、パッキン装着溝部の角部を梃子の支点とする必要がなく、一度の操作で手軽で簡便且つ確実にパッキンを取り外すことができるロッドパッキン取り外し治具を提供することを課題とする。
上記課題は、以下の各考案によって解決される。
(請求項1)
シャフト部の先端にロッドパッキンを突き刺すための刺通部を有するロッドパッキン取り外し治具において、前記シャフト部に、前記シャフト部の径方向に突出し、ロッドパッキンを取り外す際に梃子の支点とする大径部材を有することを特徴とするロッドパッキン取り外し治具。
シャフト部の先端にロッドパッキンを突き刺すための刺通部を有するロッドパッキン取り外し治具において、前記シャフト部に、前記シャフト部の径方向に突出し、ロッドパッキンを取り外す際に梃子の支点とする大径部材を有することを特徴とするロッドパッキン取り外し治具。
(請求項2)
前記大径部材は、前記シャフト部の長さ方向に移動可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載のロッドパッキン取り外し治具。
前記大径部材は、前記シャフト部の長さ方向に移動可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載のロッドパッキン取り外し治具。
(請求項3)
前記刺通部は、突き刺したロッドパッキンの抜け出しを防止するための抜け止め部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のロッドパッキン取り外し治具。
前記刺通部は、突き刺したロッドパッキンの抜け出しを防止するための抜け止め部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のロッドパッキン取り外し治具。
(請求項4)
前記抜け止め部は、前記刺通部の外周面に形成された雄ねじであることを特徴とする請求項3記載のロッドパッキン取り外し治具。
前記抜け止め部は、前記刺通部の外周面に形成された雄ねじであることを特徴とする請求項3記載のロッドパッキン取り外し治具。
本考案によれば、パッキンを取り外すために手前側に引き込む際に、パッキン装着溝部の角部を梃子の支点とする必要がなく、一度の操作で手軽で簡便且つ確実にパッキンを取り外すことができるロッドパッキン取り外し治具を提供することができる。
以下、本考案の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本考案に係るロッドパッキン取り外し治具の一例を示しており、(a)は側面図、(b)は先端側から見た底面図である。
ロッドパッキン取り外し治具1(以下、単に治具1という。)はシャフト部2の先端にロッドパッキンを突き刺すための刺通部3を有すると共に、後端に頭部4を有している。
シャフト部2は棒軸状に形成されており、先端側が徐々に小径となるテーパー状に形成され、その先端にシャフト部2よりも更に小径な刺通部3が形成されている。
刺通部3は、ロッドパッキンを突き刺した際に、該ロッドパッキンの抜け出しを防止するための抜け止め部となる雄ねじ3aが外周面に刻設されている。
頭部4は、治具1を手で握って取り外し操作するための部位であり、シャフト部2よりも太く、握り易く形成されている。特に硬質なパッキンを取り外す場合、治具1の先端を素手でねじ込むことが困難な場合があるが、刺通部3に雄ねじ3aが形成されていることと相俟って、取り外し操作の際にドライバ間隔で容易にねじ込み操作することができるようになっている。
これら刺通部3と頭部4との間のシャフト部2には、該シャフト部2の径方向に部分的に突出し、ロッドパッキンを取り外す際に梃子の支点とするための大径部材5が設けられている。
大径部材5は、シャフト部2が部分的に大径となるように径方向に一体に突出形成することもできるが、図示するように、シャフト部2とは別体に形成し、中央にシャフト部2を挿通させる貫通穴5aを有するリング状とし、この貫通穴5aシャフト部2を挿通させることによってシャフト部2の外周に取り付けるようにすることが好ましい。リング状とすることで、使用時に治具1の軸回りの向きを考慮する必要がない。
このようにシャフト部2と別体に形成された大径部材5は、シャフト部2の長さ方向に移動可能とすることが好ましい。シャフト部2の長さ方向に移動可能とすることで、ロッドパッキンの大きさやハウジング形状等によって、取り外しの際のシャフト部2の長さ方向における支点の位置を適宜調整することができる。
大径部材5をシャフト部2の長さ方向に移動可能に設ける手段としては、大径部材5自体をゴム等の弾性体によって形成するか、貫通穴5aの内周面の部分をゴム等の弾性体によって形成し、貫通穴5aの内径をシャフト部2の外径よりも若干小さくなるよう形成し、その貫通穴5aにシャフト部2を弾性体の弾性を利用してやや密に挿通させることで、大径部材5のシャフト部2の長さ方向における位置の保持とシャフト部2に沿う移動を可能とすることができる。
また、図示しないが、シャフト部2の外周面に刺通部3とは別に雄ねじを刻設し、大径部材5の貫通穴5aの内周面にこの雄ねじと螺合可能な雌ねじを刻設し、この大径部材5をシャフト部2に螺合させるようにしてもよい。大径部材5をシャフト部2に対して回転させることにより、大径部材5の位置をシャフト部2の長さ方向に適宜調整することができる。この場合は、大径部材5としてナットを使用することもできる。
なお、このように大径部材5を移動可能とする場合、図示するように、大径部材5と刺通部3との間のシャフト部2に、大径部材5の抜け出しを防止するためのストッパ部6が設けられる。
次に、このような治具1を用いて、ハウジング100のパッキン装着溝部101に装着されるロッドパッキン200を取り外す方法について図2を用いて説明する。
まず、パッキン装着溝部101に装着されているロッドパッキン200に対し、治具1の先端の刺通部3を突き刺す。このとき、刺通部3には雄ねじ3aが刻設されているため、治具1の頭部4を握ってドライバ間隔で回転させることで、容易に突き刺していくことができる。
刺通部3をロッドパッキン200に突き刺したら、大径部材5の外周面を、ハウジング100のパッキン装着溝部101よりも治具1の頭部4に近い部位の壁部103に当接させ、この当接部位を支点Fとして、白抜き矢印で示すように、治具1の頭部4側をハウジング100側に倒し込むと共に、刺通部3側を手前側に引き込むことにより、ロッドパッキン200をパッキン装着溝部101から取り外す。
このとき、治具1の大径部材5と壁部103との当接部位である支点Fから梃子の作用点である刺通部3までの距離は、パッキン装着溝部101の角部102を支点とする場合に比べて長くなり、それだけ治具1の先端の振り幅が大きくなるので、従来のようにもう一本別の治具を使用する必要がなく、一本の治具1のみを使用した1回の操作だけで、パッキン装着溝部101からロッドパッキン200を手軽で簡便に且つ確実に取り外すことができる。
しかも、本実施形態に示すように、刺通部3にパッキンの抜け止め部として雄ねじ3aが設けられているため、治具1の引き込み時に先端がロッドパッキン200から抜け出てしまうことが防止される。
このパッキンの抜け止め部は雄ねじ3aに限らず、例えばかえしを設けた銛状に形成することもできる。しかし、本実施形態に示すように雄ねじ3aとすれば、刺通部3の抜き方向の力が作用しても雄ねじ3aが大きな抵抗となるため、銛状の抜け止め部に比べて抜け出しを阻止する力が大きく、確実な抜け防止を図ることができる。
1:ロッドパッキン取り外し治具
2:シャフト部
3:刺通部
3a:雄ねじ(抜け止め部)
4:頭部
5:大径部材
5a:貫通穴
6:ストッパ部
2:シャフト部
3:刺通部
3a:雄ねじ(抜け止め部)
4:頭部
5:大径部材
5a:貫通穴
6:ストッパ部
Claims (4)
- シャフト部の先端にロッドパッキンを突き刺すための刺通部を有するロッドパッキン取り外し治具において、前記シャフト部に、前記シャフト部の径方向に突出し、ロッドパッキンを取り外す際に梃子の支点とする大径部材を有することを特徴とするロッドパッキン取り外し治具。
- 前記大径部材は、前記シャフト部の長さ方向に移動可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載のロッドパッキン取り外し治具。
- 前記刺通部は、突き刺したロッドパッキンの抜け出しを防止するための抜け止め部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のロッドパッキン取り外し治具。
- 前記抜け止め部は、前記刺通部の外周面に形成された雄ねじであることを特徴とする請求項3記載のロッドパッキン取り外し治具。
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JP2011006893U JP3173386U (ja) | 2011-11-22 | 2011-11-22 | ロッドパッキン取り外し治具 |
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JP (1) | JP3173386U (ja) |
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WO2020031683A1 (ja) * | 2018-08-10 | 2020-02-13 | 株式会社ネリキ | 導通口と配管端部との接続構造、開閉バルブ装置及び取外し治具 |
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2011
- 2011-11-22 JP JP2011006893U patent/JP3173386U/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2020031683A1 (ja) * | 2018-08-10 | 2020-02-13 | 株式会社ネリキ | 導通口と配管端部との接続構造、開閉バルブ装置及び取外し治具 |
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KR20210020116A (ko) * | 2018-08-10 | 2021-02-23 | 가부시키가이샤 네리키 | 도통구와 배관 단부의 접속 구조, 개폐 밸브 장치 및 제거 지그 |
CN112424512A (zh) * | 2018-08-10 | 2021-02-26 | 练木股份有限公司 | 导通口与配管端部的连接结构、开闭阀装置和拆卸夹具 |
JP7154495B2 (ja) | 2018-08-10 | 2022-10-18 | 株式会社ネリキ | 導通口と配管端部との接続構造、開閉バルブ装置及び取外し治具 |
CN112424512B (zh) * | 2018-08-10 | 2023-01-10 | 练木股份有限公司 | 导通口与配管端部的连接结构、开闭阀装置和拆卸夹具 |
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