JP5447765B2 - スロットマシン - Google Patents

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Description

本発明は、特定小役の当選時に当選した特定小役を入賞させるための情報を報知する報知遊技(AT遊技及びART遊技を含む。以下同じ。)を実行する場合に、報知遊技の実行の有無や報知回数を、所定の自由度をもって遊技者が調整できるようにしたスロットマシンに関するものである。
従来のスロットマシンにおいて、役の抽選でBB(ボーナス役の1つであるビッグボーナス)に当選したときは、色なし「7」と色付き「7」とのいずれかを遊技者が選択して有効ラインに停止させる(入賞させる)ことができるようにしたスロットマシンが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−306681号公報
この特許文献1における発明では、BB遊技の終了後の通常遊技において、AT遊技を実行するか否かの抽選が行われる。ここで、色なし「7」を有効ラインに停止させてBB遊技に移行したときは、AT遊技を実行することに当選する確率は高いが、当選したときのAT遊技の遊技回数が少なくなるように設定されている。これに対し、色付き「7」を有効ラインに停止させてBB遊技に移行したときは、AT遊技を実行することに当選する確率は低いが、当選したときのAT遊技の遊技回数が多くなるように設定されている。
この発明により、遊技をハイリスク・ハイリターンなものとするか、又はローリスク・ローリターンなものとするかを遊技者が自分の好みで選択することができ、遊技の興趣を向上させることができる。
前述の従来の技術では、AT遊技の当選確率とその遊技回数の多さを遊技者が決定できるという点では優れている。しかし、遊技者は、BB当選時ごとに色なし「7」又は色付き「7」を選択するだけであり、遊技者の意思に基づいてAT遊技が開始されるものではない。
また、ローリスク・ローリターンの色なし「7」を選択した場合には、遊技回数の少ないAT遊技が実行される機会が多くなるので、AT遊技でメダルを大幅に増やすという感覚を遊技者が十分に味わうことができないという問題がある。
なお、遊技回数の多いAT遊技の当選確率を高くすれば、上記のような問題はないが、スロットマシンで定められているスペック(いたずらに射幸心を煽ることのない適切な出玉率)との関係上、遊技回数の多いAT遊技の当選確率をむやみに高くすることはできない。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、報知遊技を実行する場合において、報知遊技の実行の有無や、報知回数を遊技者がある程度決定できるようにすることである。
本発明は、以下の解決手段によって上述の課題を解決する。なお、かっこ書きで、対応する実施形態の構成を示す。
請求項1の発明(第1実施形態)は、特定役A(小役3A、小役3B、及び小役3C)及び特定役B(BB)を含む役の抽選を行う役抽選手段と、リールを停止させるときに遊技者が操作するストップスイッチと、前記ストップスイッチが操作されたときに、前記役抽選手段による役の抽選結果に基づいて、当選役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるように制御するリール制御手段とを備え、前記特定役Bに対応する図柄の組合せとして、少なくとも2種類の図柄の組合せP1(「赤7」揃い)及び図柄の組合せP2(「青7」揃い)を有し、前記役抽選手段で前記特定役Bに当選したときは、遊技者は、前記図柄の組合せP1を有効ラインに停止させるか、又は前記図柄の組合せP2を有効ラインに停止させるかを選択可能であり、前記リール制御手段は、前記役抽選手段で前記特定役Bに当選したときに、前記図柄の組合せP1又は前記図柄の組合せP2のいずれか一方を有効ラインに停止可能であり、前記特定役Aは、遊技者による前記ストップスイッチの操作(ストップスイッチ42の押し順)に応じて、前記特定役Aに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止する場合と停止しない場合とを有し、かつ、前記特定役Aに関する情報が報知されたときは、その情報が報知されないときよりも、前記特定役Aに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させる又は停止させない確率を高めることができる役であり、前記役抽選手段で前記特定役Aに当選したときに、前記情報を報知する報知制御手段を備え、前記報知制御手段は、前記情報の報知回数の貯留数として、貯留数X1及び貯留数X2を有し、貯留数X1を決定又は更新するための条件を満たしたとき(小役1A入賞したとき)に、貯留数X1を決定又は更新し、貯留数X2を決定又は更新するための条件を満たしたとき(小役1Bが入賞したとき)に、貯留数X2を決定又は更新し、前記図柄の組合せP1有効ラインに停止したときは貯留数X1に基づいて、前記図柄の組合せP2が有効ラインに停止したときは貯留数X2に基づいて、報知の実行回数を決定し、報知を開始する条件を満たしたとき(BB遊技の終了後)は、決定した前記実行回数だけ、前記役抽選手段で前記特定役Aに当選したときに前記情報を報知し、貯留数X1に基づいて前記実行回数を決定したときは、決定した前記実行回数に基づいて貯留数X1の値を更新し、貯留数X2に基づいて前記実行回数を決定したときは、決定した前記実行回数に基づいて貯留数X2の値を更新することを特徴とする。
請求項2の発明は、特定役を含む役の抽選を行う役抽選手段と、リールを停止させるときに遊技者が操作するストップスイッチと、前記ストップスイッチが操作されたときに、前記役抽選手段による役の抽選結果に基づいて、当選役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるように制御するリール制御手段とを備え、前記特定役は、遊技者による前記ストップスイッチの操作に応じて、前記特定役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止する場合と停止しない場合とを有し、かつ、前記特定役に関する情報が報知されたときは、その情報が報知されないときよりも、前記特定役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させる又は停止させない確率を高めることができる役であり、前記役抽選手段で前記特定役に当選したときに、前記情報を報知する報知制御手段を備え、前記報知制御手段は、前記情報の報知回数の貯留数として、貯留数X1及び貯留数X2を有し、貯留数X1を決定又は更新するための条件を満たしたときに、貯留数X1を決定又は更新し、貯留数X2を決定又は更新するための条件を満たしたときに、貯留数X2を決定又は更新し、遊技者による所定の操作に応じて、貯留数X1又は貯留数X2を選択可能であり、貯留数X1が選択されたときは貯留数X1に基づいて、貯留数X2が選択されたときは貯留数X2に基づいて、報知の実行回数を決定し、報知を開始する条件を満たしたときは、決定した前記実行回数だけ、前記役抽選手段で前記特定役に当選したときに前記情報を報知し、貯留数X1に基づいて前記実行回数を決定したときは、決定した前記実行回数に基づいて貯留数X1の値を更新し、貯留数X2に基づいて前記実行回数を決定したときは、決定した前記実行回数に基づいて貯留数X2の値を更新することを特徴とする。
(作用)
本発明においては、情報の報知回数の貯留数として、貯留数X1及び貯留数X2を有する。貯留数X1を決定又は更新するための条件を満たしたときは、貯留数X1が決定又は更新(加算等)され、貯留数X2を決定又は更新するための条件を満たしたときは、貯留数X2が決定又は更新(加算等)される。また、特定役Bに当選し、図柄の組合せP1有効ラインに停止したときは、その時点における貯留数X1に基づいて、報知の実行回数が決定される。さらにまた、特定役Bに当選し、図柄の組合せP2が有効ラインに停止したときは、その時点における貯留数X2に基づいて、報知の実行回数が決定される。例えば、その時点における貯留数X1又は貯留数X2の全部又は一部と、有効ラインに停止した図柄の組合せによって付与される値とを加算した数が報知の実行回数に決定される。そして、報知を開始する条件を満たしたときは、決定した実行回数だけ、特定役Aの当選時に情報が報知される。また、貯留数X1に基づいて実行回数が決定されると、決定した実行回数に基づいて貯留数X1が更新され、貯留数X2に基づいて実行回数が決定されると、決定した実行回数に基づいて貯留数X2が更新される。
したがって、例えば、有効ラインに停止した図柄の組合せが図柄の組合せP1であるときと、図柄の組合せP2であるときとで、報知の実行回数が異なるようになる。
本発明によれば、遊技者は特定役Bの当選時に、有効ラインに停止させる図柄の組合せを選択することで、貯留数X1又は貯留数X2を選択することができ、これにより、報知遊技の実行の有無や報知回数をある程度決定することができる。
以下、図面等を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明によるスロットマシン10の制御の概略を示すブロック図である。
スロットマシン10の遊技制御手段60は、スロットマシン10の全体を制御する手段であり、役の抽選、リール31の駆動制御、入賞時の払出し、及び演出の出力等を制御するものである。遊技制御手段60は、制御基板(図示せず)上に設けられており、演算等を行うCPU、遊技の進行等や演出の出力に必要なプログラム等を記憶しておくROM、CPUが各種の制御を行うときに取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等を備える。
なお、本実施形態では、遊技制御手段60を1つとして図示しているが、これに限らず、遊技の進行を制御する遊技制御手段60を有するメイン制御基板と、演出の出力を制御する演出制御手段69を有するサブ制御基板とを別体で備え、メイン制御基板からサブ制御基板に対し、演出の出力に必要な情報を送信するように構成しても良い。
図1に示すように、遊技制御手段60の入力側(図1中、左側)には、ベットスイッチ40、スタートスイッチ41、及びストップスイッチ42が電気的に接続されている。
ベットスイッチ40は、遊技者が貯留メダルを当該遊技のために投入するときに操作するスイッチである。本実施形態でのベットスイッチ40は、3枚(max)投入専用のスイッチである。
なお、メダル投入口43は、実際のメダルを遊技者が投入する部分であり、メダル投入口43からメダルを投入することは、ベットスイッチ40を操作することと同様の役割を果たす。
また、スタートスイッチ41は、(全ての)リール31を始動させるときに遊技者が操作するスイッチである。
さらにまた、ストップスイッチ42は、3つのリール31に対応して3つ設けられ、対応するリール31を停止させるときに遊技者が操作するスイッチである。
遊技制御手段60の出力側(図1中、右側)には、モータ32が電気的に接続されている。
モータ32は、リール31を回転させるためのものであり、リール31の回転中心部に連結され、後述するリール制御手段64によって制御される。ここで、リール31は、左リール31、中リール31、右リール31からなり、左リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が左ストップスイッチ42であり、中リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が中ストップスイッチ42であり、右リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が右ストップスイッチ42である。
リール31は、リング状のものであって、その外周面には複数種類の図柄(役に対応する図柄の組合せを構成している図柄等)を印刷したリールテープを貼付したものである。図2は、第1実施形態における各リール31の図柄配列を示す図である。図2では、図柄番号を併せて図示している。図2に示すように、本実施形態では、各リール31ごとに、21個の図柄が等間隔で配置されている。なお、図2では、一部に空欄を有するが、実際には、この空欄にも所定の図柄が表示されている。
また、図3は、スロットマシン10のフロントマスク部(前面扉。図示せず。)に設けられた表示窓(透明窓)11と、リール31との位置関係を示す図である。リール31は、本実施形態では横方向に並列に3つ(左リール31、中リール31、及び右リール31)設けられている。また、各リール31は、表示窓11から、上下に連続する3図柄が見えるように配置されている。よって、スロットマシン10の表示窓11から、合計9個の図柄が見えるように配置されている。
さらにまた、図3に示すように、スロットマシン10の表示窓11を含む部分には、図柄組合せライン(有効ライン)L1〜L5が設けられている。
ここで、「図柄組合せライン」とは、リール31の停止時における図柄の並びラインであって図柄の組合せを形成させるラインである。本実施形態では、水平方向の中段、上段、及び下段の3本の図柄組合せラインL1〜L3と、斜め右下がり方向及び斜め右上がり方向の2本の図柄組合せラインL4及びL5の合計5本の図柄組合せラインを有している。
また、図柄組合せラインは、有効ラインと無効ラインとを有する。
ここで、「有効ライン」とは、本実施形態では、いずれかの役に対応する図柄の組合せがそのラインに停止したときに、その役の入賞となるラインである。
一方、「無効ライン」とは、図柄組合せラインのうち、有効ラインとして設定されないラインであって、いずれかの役に対応する図柄の組合せがそのラインに停止した場合であっても、その役に応じた利益の付与(メダルの払出し等)を行わないラインである。すなわち、無効ラインは、そもそも図柄の組合せの成立対象となっていないラインである。
有効ライン及び無効ラインは、メダルの投入枚数に応じて設定されるが、本実施形態では、いずれの遊技中においても、3枚のメダルを投入して遊技を行うように設定されている。そして、全ての遊技において、5本の図柄組合せラインL1〜L5の全てが有効ラインとなり、無効ラインは存在しないように設定されている。
なお、これに限らず、メダル投入枚数を1枚又は2枚にして遊技可能としても良く、メダル投入枚数が1枚又は2枚のときは、5本全てを有効ラインにするのではなく、一部の図柄組合せラインL1〜L5を有効ラインに設定して遊技を行うようにしても良い。
さらに、図1において、遊技制御手段60の出力側には、ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23等の演出出力機器が電気的に接続されている。
ランプ21は、スロットマシン10の演出用のランプであり、所定の条件を満たしたときに、それぞれ所定のパターンで点灯する。なお、ランプ21には、各リール31の内周側に配置され、リール31に表示された図柄(表示窓11から見える上下に連続する3図柄)を背後から照らすためのバックランプ(図示せず)や、スロットマシン10の筐体前面に配置され、役の入賞時等に点滅する上部ランプ及びサイドランプ(図示せず)等が含まれる。
また、スピーカ22は、遊技中に各種の演出を行うべく、所定の条件を満たしたときに、所定のサウンドを出力するものである。
さらにまた、画像表示装置23は、液晶ディスプレイやドットディスプレイ等からなるものであり、遊技中に各種の演出画像や所定の情報等を表示するものである。
図4は、第1実施形態における役(後述する役抽選手段61で抽選される役)の種類、払出し枚数等、及び図柄の組合せ等を示す図である。図4に示すように、役としては、特別役、小役、及びリプレイが設けられている。
そして、各役に対応する図柄の組合せ及び入賞時の払出し枚数等が定められている。これにより、全てのリール31の停止時に、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインL1〜L5に停止する(その役が入賞する)と、その役に対応する枚数のメダルが払い出される(ただし、特別役を除く)。
役において、先ず、特別役とは、通常遊技から特別遊技(出玉率が1を超え、通常遊技以上にメダルの獲得が期待できる遊技)に移行させる役である。本実施形態では、図4に示すように、特別役として、1BB(第1種ビッグボーナス)及びRB(レギュラーボーナス)が設けられている。
1BBが入賞すると、当該遊技におけるメダルの払い出しはないが、次遊技から、特別遊技の1つであるBB遊技に移行する。また、本実施形態の1BBは、役(フラグ)としては1種類であるが、図柄の組合せは2種類設けられている。そして、1BBに当選したときは、遊技者は、有効ラインに停止させる図柄の組合せを2種類の中から選択することができる。
さらに、RBが入賞すると、当該遊技におけるメダルの払い出しはないが、次遊技から、特別遊技の他の1つであるRB遊技に移行する。
なお、他の特別役としては、MB(ミドルボーナス。2BB(第2種ビックボーナスともいう。)、及びSB(シングルボーナス)が挙げられるが、本実施形態では設けられていない。
また、小役とは、予め定められた枚数のメダルが払い出される役であり、本実施形態では、小役1A、小役1B、小役2、小役3A、小役3B、及び小役3Cが設けられており、それぞれ、入賞時のメダル払出し枚数及び図柄の組合せが設定されている。なお、小役1A及び小役1Bにおいて、「any」とは、任意の図柄(どの図柄でも良いこと)を意味する。また、小役3A〜小役3Cは、入賞時の払出し枚数及び図柄の組合せは同一に設定されている。
また、リプレイとは、再遊技役であって、当該遊技で投入したメダル枚数を維持した再遊技が行えるようにした役である。
上述した各役において、役に当選した遊技でその役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しなかったときは、次遊技以降に持ち越される役と、持ち越されない役とが定められている。
持ち越される役としては、特別役である1BB及びRBが挙げられる。1BB又はRBに当選したときは、リール31の停止時に、1BB又はRBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するまでの遊技において、1BB又はRBの当選を次遊技以降に持ち越すように制御される。
このように、1BB及びRBの当選は持ち越されるのに対し、1BB及びRB以外の役は、持ち越されない。役の抽選において、1BB及びRB以外の役に当選したときは、当該遊技でのみその当選役が有効となり、その当選は次遊技以降に持ち越されない。すなわち、これらの役に当選した遊技では、その当選した役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止(入賞)可能なようにリール31が停止制御されるが、その当選役の入賞の有無にかかわらず、その遊技の終了時に、その当選役に係る権利は消滅する。
なお、1BB又はRBに当選していない遊技中(1BB又はRBの当選が持ち越されていない遊技中)を、「非内部中」という。また、当該遊技又はそれ以前の遊技において1BB又はRBに当選しているが、当選した1BB又はRBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止していない(入賞していない)遊技中(1BB又はRBの当選が持ち越されている遊技中)を「内部中」という。
遊技の開始時には、遊技者は、ベットスイッチ40を操作して予め貯留されたメダルを投入するか、又はメダル投入口43からメダルを投入し、スタートスイッチ41を操作(オン)する。スタートスイッチ41が操作されると、そのときに発生する信号が遊技制御手段60に入力される。遊技制御手段60(具体的には、後述するリール制御手段64)は、この信号を受信すると、全てのモータ32を駆動制御して、全てのリール31を回転させるように制御する。このようにしてリール31がモータ32によって回転されることで、リール31上の図柄は、所定の速度で表示窓11内で上下方向に移動表示される。
そして、遊技者は、ストップスイッチ42を押すことで、そのストップスイッチ42に対応するリール31(例えば、左ストップスイッチ42に対応する左リール31)の回転を停止させる。ストップスイッチ42が操作されると、そのときに発生する信号が遊技制御手段60に入力される。遊技制御手段60(具体的には、後述するリール制御手段64)は、この信号を受信すると、そのストップスイッチ42に対応するモータ32を駆動制御して、そのモータ32に係るリール31の停止制御を行う。そして、全てのリール31の停止時に、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したとき(その役の入賞となったとき)は、入賞した役に対応するメダルの払出し等が行われる。
図1に示すように、遊技制御手段60は、以下の役抽選手段61等を備える。なお、本実施形態における以下の各手段は例示であり、遊技制御手段60は、本実施形態で示した手段に限定されるものではない。
役抽選手段61は、役(上述した特別役、小役、及びリプレイ)の抽選を行うものである。役抽選手段61は、例えば、役抽選用の乱数発生手段(ハードウェア乱数等)と、この乱数発生手段が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段と、乱数抽出手段が抽出した乱数値に基づいて、役の当選の有無及び当選役を判定する判定手段とを備えている。
乱数発生手段は、所定の領域(例えば10進法で0〜65535)の乱数を発生させる。乱数は、例えば200n(ナノ)secで1カウントを行うカウンターが0〜65535の範囲を1サイクルとしてカウントし続ける乱数であり、スロットマシン10の電源が投入されている間は、乱数をカウントし続ける。
乱数抽出手段は、乱数発生手段によって発生した乱数を、所定の時、本実施形態では遊技者によりスタートスイッチ41がオンされた時に抽出する。判定手段は、乱数抽出手段により抽出された乱数値を、後述する役抽選テーブル62と照合することにより、その乱数値が属する領域に対応する役を決定する。例えば、抽出した乱数値が1BBの当選領域に属する場合は、1BBの当選と判定し、非当選領域に属する場合は、非当選と判定する。
役抽選テーブル62は、抽選される役の種類と、各役の当選確率とを定めたものである。図5及び図6は、第1実施形態における役抽選テーブル62(役抽選テーブル62A〜役抽選テーブル62C)を示す図である。役抽選テーブル62は、遊技状態ごとに設けられている。役抽選テーブル62は、それぞれ所定の範囲の抽選領域を有し、この抽選領域は、各役の当選領域及び非当選領域に分けられているとともに、抽選される役が、予め設定された当選確率となるように所定の割合に設定されている。
先ず、図5に示すように、役抽選テーブル62Aは、通常遊技(非内部中)で用いられる役抽選テーブル62であり、1BB、RB、小役1A、小役1B、小役2、小役3A、小役3B、小役3C、及びリプレイの各当選領域(残りは非当選領域)を有する。
さらにまた、役抽選テーブル62Bは、通常遊技(内部中)で用いられる役抽選テーブル62であり、役抽選テーブル62Aと比較すると、特別役(1BB及びRB)の当選領域が存在しない(非当選領域に設定されている)点で役抽選テーブル62Aと相違する。すなわち、一旦、1BB又はRBのいずれかに当選したときは、少なくとも当選した特別役が入賞するまで、特別役(1BB及びRBの双方)の抽選は行われない。
さらに、役抽選テーブル62Cは、BB遊技及びRB遊技で用いられる役抽選テーブル62である。役抽選テーブル62Cでは、小役のみが抽選されるとともに、特に、小役3Aの当選確率が極めて高く(ほぼ毎遊技当選するように)設定されている。
説明を図1に戻す。
特別役当選持越し手段63は、特別役である1BB又はRBに当選したときに、その1BB又はRBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するまで(1BB又はRBが入賞するまで)の遊技において、1BB又はRBの当選を次遊技以降に持ち越すように制御するものである。
図示しないが、1BB及びRBの各当選フラグが設けられており、例えば1BBの当選時には、1BBに係る特別役フラグがオンとなり、1BBが入賞したときは、その時点でオフにされる。
リール制御手段64は、先ず、スタートスイッチ41が操作されたときに、全て(3つ)のリール31の回転を開始するように制御するものである。さらに、リール制御手段64は、ストップスイッチ42が操作されたときに、役抽選手段61による役の抽選結果と、ストップスイッチ42が操作されたときのタイミングとに基づいて、後述する停止位置決定テーブル65を参照してそのストップスイッチ42に対応するリール31の停止位置を決定するとともに、モータ32を駆動制御して、その決定した位置にそのリール31を停止させるように制御するものである。
例えば、リール制御手段64は、役に当選した遊技では、リール31の停止制御の範囲内において、当選役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるようにリール31を停止制御するとともに、当選役以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないようにリール31を停止制御する。
ここで、「リール31の停止制御の範囲内」とは、ストップスイッチ42が操作された瞬間からリール31が実際に停止するまでのリール31の回転量(移動図柄数)の範囲内を意味し、本実施形態では、ストップスイッチ42が操作された瞬間の図柄からの移動図柄数が4図柄以内(ストップスイッチ42が操作された瞬間の図柄を含めて5図柄以内)に設定されている
これにより、ストップスイッチ42の操作を検知した瞬間の図柄から数えてリール31の停止制御の範囲内にある図柄のいずれかが有効ラインに停止させるべき図柄であるときは、ストップスイッチ42が操作されたときに、その図柄が有効ラインに停止するように制御されることとなる。
すなわち、役の当選時にストップスイッチ42が操作された瞬間に直ちにリール31を停止させると、当選した役に係るその図柄が有効ラインに停止しないときには、リール31の停止時に、リール31の停止制御の範囲内においてリール31を回転移動制御することで、当選した役に係る図柄ができる限り有効ラインに停止させるように制御するものである。
また逆に、ストップスイッチ42が操作された瞬間に直ちにリール31を停止させると、当選していない役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止してしまうときは、リール31の停止時に、リール31の停止制御の範囲内においてリール31を回転移動制御することで、当選していない役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しないように制御する。
また、リール制御手段64は、押し順検出手段64aを備える。押し順検出手段64aは、役抽選手段61による役の抽選で小役3A〜小役3Cに当選したときに、ストップスイッチ42の押し順(操作順番)、特に本実施形態では最初に操作されたストップスイッチ42を検出する。
左、中、又は右ストップスイッチ42が操作されると、それぞれ異なる信号が押し順検出手段64aに入力される。そして、押し順検出手段64aは、最初にどの信号が入力されたかを判断することによって、最初にどのストップスイッチ42が操作されたかを検知する。
停止位置決定テーブル65は、役抽選手段61による役の抽選結果と、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31の位置とから、リール31の図柄の停止位置を定めたものである。
停止位置決定テーブル65は、以下の1BBテーブル等を備える。
1BBテーブルは、当該遊技で1BBに当選したこと、又は当該遊技以前の遊技で1BBに当選し、かつ当該遊技では非当選であることを条件として用いられ、リール31の停止制御の範囲内において1BBに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、1BB以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。なお、1BBテーブルでは、「赤7」−「赤7」−「赤7」、又は「青7」−「青7」−「青7」のいずれか一方を有効ラインに停止させることができ、どちらの図柄の組合せを有効ラインに停止させるかは、遊技者の自由である。
例えば、1BBに当選している遊技では、左リール31を例に挙げると、4番〜6番の図柄が表示窓11内に位置する瞬間から、10番〜12番の図柄が表示窓11内に位置する瞬間までの間に左ストップスイッチ42が操作されたときは、10番の「赤7」の図柄が有効ラインに停止する。また、18番〜20番の図柄が表示窓11内に位置する瞬間から、3番〜5番の図柄が表示窓11内に位置する瞬間までの間に左ストップスイッチ42が操作されたときは、3番の「青7」の図柄が有効ラインに停止する。なお、上記以外の位置で左ストップスイッチ42が操作されたときは、10番の「赤7」の図柄及び3番の「青7」の図柄のいずれも有効ラインに停止しない。
中リール31及び右リール31についても同様に停止制御される。
また、RBテーブルは、当該遊技でRBに当選したこと、又は当該遊技以前の遊技でRBに当選し、かつ当該遊技では非当選であることを条件として用いられ、リール31の停止制御の範囲内においてRBに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、RB以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
また、小役1Aテーブルは、当該遊技で小役1Aに当選したことを条件として用いられ、リール31の停止制御の範囲内において小役1Aに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、小役1A以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
さらに、小役1Bテーブル、小役2テーブル、及びリプレイテーブルについても、小役1Aテーブルと同様であり、小役1Aテーブルにおける「小役1A」を、それぞれ「小役1B」、「小役2」、及び「リプレイ」と読み替えたものに相当する。
例えば、小役1Aテーブルが用いられた場合において、リール31の停止制御の範囲内において、図2中、20番の「2粒チェリー」の図柄が有効ラインに停止可能に左ストップスイッチ42が操作されたときは、この「2粒チェリー」の図柄が有効ラインに停止するように制御される。この結果、小役1Aの入賞となる。
なお、上記の位置で左ストップスイッチ42が操作された場合において、当該遊技では小役1Bに当選していた場合(小役1Bテーブルが用いられた場合)には、6番の「3粒チェリー」の図柄は、リールの停止制御の範囲内において有効ラインに停止させることができない。すなわち、小役1Aの非入賞となる。
同様に、小役1Bテーブルが用いられた場合において、リール31の停止制御の範囲内において、図2中、6番の「3粒チェリー」の図柄が有効ラインに停止可能に左ストップスイッチ42が操作されたときは、この「3粒チェリー」の図柄が有効ラインに停止するように制御される。この結果、小役1Bの入賞となる。
なお、上記の位置で左ストップスイッチ42が操作された場合において、当該遊技では小役1Aに当選していた場合(小役1Aテーブルが用いられた場合)には、20番の「2粒チェリー」の図柄は有効ラインに停止しない。すなわち、小役1Aの非入賞となる。
さらにまた、小役3Aテーブルは、当該遊技で小役3Aに当選したことを条件として用いられ、最初に左ストップスイッチ42が操作されたとき(押し順検出手段64aにより検出されたとき)は、リール31の停止制御の範囲内において小役3Aに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、小役3A以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。一方、最初に中ストップスイッチ42又は右ストップスイッチ42が操作されたとき(押し順検出手段64aにより検出されたとき)は、いずれの役に対応する図柄の組合せも有効ラインに停止させないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めている。
同様に、小役3Bテーブルは、当該遊技で小役3Bに当選したことを条件として用いられ、最初に中ストップスイッチ42が操作されたとき(押し順検出手段64aにより検出されたとき)は、リール31の停止制御の範囲内において小役3Bに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、小役3B以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。一方、最初に左ストップスイッチ42又は右ストップスイッチ42が操作されたときは、(押し順検出手段64aにより検出されたとき)は、いずれの役に対応する図柄の組合せも有効ラインに停止させないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めている。
さらに同様に、小役3Cテーブルは、当該遊技で小役3Cに当選したことを条件として用いられ、最初に右ストップスイッチ42が操作されたとき(押し順検出手段64aにより検出されたとき)は、リール31の停止制御の範囲内において小役3Cに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、小役3C以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。一方、最初に左ストップスイッチ42又は中ストップスイッチ42が操作されたときは、(押し順検出手段64aにより検出されたとき)は、いずれの役に対応する図柄の組合せも有効ラインに停止させないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めている。
以上より、図4で示すように、小役3A〜小役3Cに当選したときは、備考欄に記載されたストップスイッチ42を最初に操作すれば、当選した小役3A〜小役3Cを入賞させることができる。例えば、小役3Aの当選時は、最初に操作すべきストップスイッチ42を左ストップスイッチ42とすれば、当選した小役3Aを入賞させることができる。
また、非当選テーブルは、通常遊技(非内部中)で役の非当選時の遊技、並びにBB遊技及びRB遊技において非当選時の遊技で用いられ、いずれの役に対応する図柄の組合せも有効ラインに停止しないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
なお、特別役の当選を持ち越している遊技中にいずれかの小役に当選したときは、当選している特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることを優先し、特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができないときは、次に、当選した小役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるようにし、さらに、当選した小役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができない場合には、いずれの役に対応する図柄の組合せも有効ラインに停止させないようにリール31の停止位置を定めた停止位置決定テーブル65が用いられる。
同様に、特別役の当選を持ち越している遊技中にリプレイに当選したときは、当選したリプレイに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることを優先し、リプレイに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができないときは、次に、当選している特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるようにし、さらに、特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができない場合には、いずれの役に対応する図柄の組合せも有効ラインに停止させないようにリール31の停止位置を定めた停止位置決定テーブル65が用いられる。
次に、リール31の図柄配列と停止制御と御関係について説明する。
図2に示すように、全てのリール31において、「RP」の図柄は、5図柄以内の間隔で配置されている。これにより、リール31がどの瞬間に位置するときにストップスイッチ42が操作されても、リール制御手段64は、いずれかの有効ラインに「RP」の図柄を停止させることができる。よって、リプレイテーブルが用いられたときは、常に、当選したリプレイに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができる。
このことは、「ベル」の図柄についても当てはまる。図2に示すように、全てのリール31において、「ベル」の図柄は、5図柄以内の間隔で配置されている。これにより、リール31がどの瞬間に位置するときにストップスイッチ42が操作されても、リール制御手段64は、いずれかの有効ラインに「ベル」の図柄を停止させることができる。よって、小役3Aテーブル、小役3Bテーブル及び小役3Cが用いられた場合において、最初に操作されたストップスイッチ42が正しければ、いずれも、常に、「ベル」−「ベル」−「ベル」を有効ラインに停止させることができる。
説明を図1に戻す。
停止図柄判断手段66は、リール31の停止時に、有効ラインに停止したリール31の図柄の組合せが、いずれかの役に対応する図柄の組合せと一致するか否かを判断するものである。停止図柄判断手段66は、例えばモータ32の停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ライン上の図柄を判断する。
ただし、停止図柄判断手段66は、ストップスイッチ42が操作され、停止位置決定テーブル65を用いて停止位置が決定された時に、そのリール31が停止したか否かにかかわらず、停止図柄を判断することが可能である。
払出し手段67は、停止図柄判断手段66により、リール31の停止時に有効ラインに停止した図柄の組合せがいずれかの役に対応する図柄の組合せと一致すると判断され、その役の入賞となったときに、その入賞役に応じて所定枚数のメダルを遊技者に対して払い出すか、又はクレジットの加算等の処理を行うものである。
特別遊技制御手段68は、特別遊技の開始、特別遊技中の遊技の進行、及び特別遊技の終了を制御するものである。
先ず、通常遊技中に、1BBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、1BBの入賞となり、特別遊技制御手段68は、次遊技からBB遊技を開始するように制御する。
BB遊技では、上述した役抽選テーブル62Cを用いて役の抽選が行われる。これにより、高確率で、小役3Aに当選する遊技状態となる。
そして、本実施形態では、BB遊技の終了条件として、BB遊技中に払い出されたメダル枚数が350枚以上になったことに設定されている(図4の備考欄参照)。
そして、特別遊技制御手段68は、BB遊技中に払い出されたメダル枚数をカウントし、毎遊技、払い出された枚数を更新し続けるとともに、カウントされた払出し枚数が350以上となったと判断したときは、BB遊技の終了条件を満たすと判断する。そして、BB遊技の終了後は、通常遊技(非内部中)に移行する。
また、通常遊技中に、RBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、RBの入賞となり、特別遊技制御手段68は、次遊技からRB遊技を開始するように制御する。
RB遊技では、上述した役抽選テーブル62Cを用いて役の抽選が行われる。これにより、高確率で、小役3Aに当選する遊技状態となる。
そして、本実施形態では、RB遊技の終了条件として、RB遊技中に払い出されたメダル枚数が100枚以上になったことに設定されている(図4の備考欄参照)。
そして、特別遊技制御手段68は、RB遊技中に払い出されたメダル枚数をカウントし、毎遊技、払い出された枚数を更新し続けるとともに、カウントされた払出し枚数が100以上となったと判断したときは、RB遊技の終了条件を満たすと判断する。そして、RB遊技の終了後は、通常遊技(非内部中)に移行する。
演出制御手段69は、上述したランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23からの演出の出力を制御するものである。
演出制御手段69は、遊技ごとに、役抽選手段61による役の抽選結果に基づいて、演出パターンを選択する。特に本実施形態では、複数種類の演出パターンが予め設けられている。そして、演出制御手段69は、遊技の開始時等に、役抽選手段61による役の抽選が行われた後、ソフトウェア乱数を用いた抽選によっていずれか1つの演出パターンを選択する。
また、演出パターンは、当選役に応じて、それぞれ複数種類が設けられている。例えば、特別役当選時、小役当選時、リプレイ当選時、非当選時等ごとに、それぞれ複数種類の演出パターンが設けられている。
演出パターンは、遊技の進行に伴って、どのようなタイミングで(スタートスイッチ41の操作時や各ストップスイッチ42の操作時等)、どのような演出を出力するか(ランプ21をどのように点灯、点滅又は消灯させるか、スピーカ22からどのようなサウンドを出力するか、及び画像表示装置23にどのような画像を表示させるか等)を定めたものである。
そして、演出制御手段69は、選択した演出パターンに従い、所定のタイミングで演出出力機器から演出を出力するように制御する。
また、演出制御手段69は、報知制御手段69aを備える。
報知制御手段69aは、報知遊技(AT(Assist Time )遊技)を実行する条件を満たしたときに、報知遊技を実行するように制御する。ここで、「報知遊技」とは、役を入賞させるための情報が報知されたときは、その情報が報知されないときよりも、その役の入賞確率を高めることができる役を設けるとともに、その役に当選したときは、前記情報を遊技者に対して報知するものである。
第1実施形態では、報知遊技に係る小役として、小役3A〜小役3Cが設けられている。そして、これらの小役を入賞させるための情報としては、最初に操作すべきストップスイッチ42である。
報知制御手段69aは、報知遊技において小役3Aに当選したときは、最初に左ストップスイッチ42を操作すべきことを画像表示装置23(あるいは、左リール31の内周側に配置されたバックランプ)を用いて報知する。遊技者は、この報知に従い、最初に左ストップスイッチ42を操作すれば、当選した小役3Aを入賞させることができる。
同様に、小役3Bに当選したときは、最初に中ストップスイッチ42を操作すべきことを報知する。遊技者は、この報知に従い、最初に中ストップスイッチ42を操作すれば、当選した小役3Bを入賞させることができる。
さらに同様に、小役3Cに当選したときは、最初に右ストップスイッチ42を操作すべきことを報知する。遊技者は、この報知に従い、最初に右ストップスイッチ42を操作すれば、当選した小役3Cを入賞させることができる。
以上より、報知遊技では、小役3A〜小役3Cの当選時には、報知に従い、100%の確率で、当選した小役3A〜小役3Cを入賞させることができる。
これに対し、非報知遊技では、当該遊技において小役3A〜小役3Cのいずれに当選しているかがわからないので、最初に操作すべきストップスイッチ42を知ることができない。よって、毎遊技、左、中又は右ストップスイッチ42をランダムに選択して操作したとしても、小役3A〜小役3Cの当選時には、1/3の確率でしか当選した小役3A〜小役3Cを入賞させることができない。
よって、非報知遊技と報知遊技とで、小役3A〜小役3Cの入賞率に3倍の差が付くこととなり、報知遊技は、非報知遊技と比較すれば、遊技者にとって有利な遊技(報知という特典を有する遊技)となる。
また、報知制御手段69aは、小役1A又は小役1Bが入賞したとき(当選のみであっても良い)に、報知回数の貯留数(将来の報知遊技での報知実行回数として保障されるストック数)を決定又は更新(加算)する。報知制御手段69aは、毎遊技、小役1A又は小役1Bが入賞したか否かを判別し続ける。そして、小役1A(2粒チェリー)が入賞したと判別したときは、貯留数X1に「2」を加算する処理を行う。また、小役1B(3粒チェリー)が入賞したと判別したときは、貯留数X2に「3」を加算する処理を行う。以上のようにして、通常遊技中は、小役1A又は小役1Bが入賞するごとに、貯留数X1及びX2が増加していく。
さらに、報知制御手段69aは、1BBに当選し、「赤7」揃いが有効ラインに停止したときは、貯留数X1に「6」を加算する(X2の加算はなし)。同様に、「青7」揃いが有効ラインに停止したときは、貯留数X2に「3」を加算する(X1の加算はなし)。
そして、報知制御手段69aは、BB遊技の終了後に報知遊技を実行する。ここで、報知制御手段69aは、「赤7」揃いが有効ラインに停止してBB遊技に移行し、そのBB遊技が終了したときは、そのBB遊技の終了後の報知遊技での報知の実行回数をX1(実行回数=貯留数X1)に設定する。一方、「青7」揃いが有効ラインに停止してBB遊技に移行し、そのBB遊技が終了したときは、そのBB遊技の終了後の報知遊技での報知の実行回数をX2(実行回数=貯留数X2)に設定する。
具体的に説明すると、スロットマシン10の電源が投入されて遊技が開始された後、最初の1BBが入賞する前に、小役1Aが5回、小役1Bが7回入賞していたものとする。このとき、「X1=2×5=10」、及び「X2=3×7=21」となる。この状態において、遊技者が「赤7」揃いを有効ラインに停止させたときは、「X1=10+6=16」となる(なお、「X2=21+0=21」である。)。そして、このBB遊技が終了すると、報知の実行回数を16回、すなわち小役3A〜小役3Cのいずれかに当選した回数が16回になるまで、報知遊技が実行される。また、貯留数X1の全て(16回)が実行回数に設定されるので、貯留数X1=0に更新される。なお、貯留数X2=21はそのままである。
報知制御手段69aは、報知が行われるごとに、報知の実行回数から1を減算する処理を行う。具体的には、最初に実行回数が「16」に設定されて遊技が行われ、最初に小役3Cに当選して報知が行われると、実行回数は、「16−1=15」に更新される。
また、報知遊技の実行中に小役1Aが入賞したときは、「X1=X1+2」の処理が行われる。同様に、小役1Bが入賞した時は、「X2=X2+3」の処理が行われる。
報知遊技が開始されてから、報知遊技が終了し、次の1BBが当選・入賞するまで、小役1Aが1回入賞し、小役1Bが2回入賞したと仮定する。このとき、「X1=2」、「X2=21+3×2=27」となっている。この状態において、遊技者が「青7」揃いを有効ラインに停止させたときは、「X2=27+3=30」となる(X1は、「X1=2」のままである)。そして、このBB遊技が終了すると、報知の実行回数が30回に設定された報知遊技が実行される。そして、貯留数X2=0に更新される。
以上のようにして、遊技者は、1BBに当選したときは、「赤7」又は「青7」の好きな方を選択して1BBを入賞させることができる。例えば、1BBの入賞時に、貯留数X1<貯留数X2であったときは、数の多い貯留数X2の回数だけ報知を行わせるために「青7」を選択しても良いし、貯留数X2を貯留しておきたい(後でまとめて放出したい)と考える遊技者は、数の少ない貯留数X1の回数だけ報知を行わせるために「赤7」を選択しても良い。
なお、当該遊技までの貯留数X1やX2は、本実施形態では報知(画像表示装置23に画像表示等)されない。したがって、遊技者は、貯留数を把握しておきたい場合には、貯留数X1及びX2をカウントしておくことが要求される。貯留数X1やX2を報知しないときは、そのスロットマシンで遊技者が遊技をやめた後、別の遊技者がそのスロットマシン10で遊技を開始するときは、その時点で貯留されている貯留数X1やX2の値を知ることができないので、貯留数X1やX2を見て立ち回ることはできなくなる。
なお、これに限らず、貯留数X1やX2を画像表示装置23に画像表示等しておくことももちろん可能である。このようにした場合には、遊技者は、そのスロットマシン10で遊技を行うか否かの判断材料にすることができる。貯留数X1やX2が多いほど、そのスロットマシン10で遊技を行うメリットがあるからである。
(第2実施形態)
続いて、第2実施形態について説明する。
図7は、第2実施形態におけるリール31の図柄配列を示す図である。また、図8は、第2実施形態における役の種類、払出し枚数等、及び図柄の組合せ等を示す図である。さらにまた、図9は、第2実施形態における通常遊技の非内部中の役抽選テーブル62Dを示す図である。なお、第2実施形態における通常遊技の内部中、並びにBB遊技中及びRB遊技中の役抽選テーブルについては図示を省略する。
第2実施形態では、第1に、図8に示すように、1BBの図柄の組合せが3種類設けられている。ただし、第1実施形態と同様に、1BBの役としては1つのみである。よって、遊技者は、1BBに当選したときは、3種類の図柄の組合せのうち、いずれか1つを選択して有効ラインに停止させることができる。
また、図7に示すように、全てのリール31において、「赤7」、「青7」、及び「黒7」の図柄は、7図柄間隔で配置されている。このため、「赤7」、「青7」、及び「黒7」の図柄のうち、いずれか1つしか有効ラインに停止させることができないように設定されている。
さらにまた、第2実施形態では、図8に示すように、小役1は1種類であり、図柄の組合せは「チェリー」−「any」−「any」に設定され、払出し枚数は6枚、当選確率は1/15(図9)に設定されている。
さらに、第2実施形態では、第1実施形態のように貯留数X1及びX2に分けられておらず、貯留数はX(1つ)である。
そして、第2実施形態における報知制御手段69aは、小役1が入賞するごとに、貯留数Xに「2」を加算していく。
また、報知制御手段69aは、第1実施形態と同様にBB遊技の終了後に報知遊技を実行するように制御する。さらに、報知遊技における報知の実行回数は、以下のようにして決定する。
先ず、「赤7」揃いが有効ラインに停止してBB遊技に移行したときは、そのBB遊技の終了後は、貯留数Xの全てを実行回数に設定する。例えば、1BBの入賞時のXが「20」であるときは、報知の実行回数は「20」に設定される。
これに対し、「青7」揃いが有効ラインに停止してBB遊技に移行したときは、そのBB遊技の終了後は、貯留数Xの1/2を実行回数に設定する。例えば、1BBの入賞時のXが「20」であるときは、実行回数を「10」に設定する。そして、実行回数に設定されなかった10回分は、貯留数X=10として残り、次回以降の報知遊技での実行回数に割り当てられる。
また、「黒7」揃いが有効ラインに停止してBB遊技に移行したときは、そのBB遊技の終了後は、報知遊技を実行しないように制御する。すなわち、実行回数=0に設定されるとともに、貯留数Xが「20」であるときは、その20回分は、次回以降の報知遊技での実行回数に割り当てられる。
以上のように、第2実施形態では、遊技者は、全ての貯留数を実行回数に割り当てるか、一部(第2実施形態では半分)を実行回数に割り当てるか、又は報知遊技を行わないか(実行回数を「0」とし、次回以降の報知遊技のために保留しておくか)を、自由に選択することができる。
例えば、BB遊技の終了後は、毎回、報知遊技を実行したいと考える遊技者であれば、1BBの入賞には、「赤7」揃いを有効ラインに停止させれば良い。
一方、1BBが連チャンする等して貯留数Xが少なく、次のBB遊技の終了後はあえて報知遊技を実行しなくて良いと考える遊技者であれば、「黒7」揃いを有効ラインに停止させれば良い。
なお、第2実施形態では、1BB入賞時の貯留数Xの加算は行わない。
(第3実施形態)
第3実施形態では、基本的な特徴は、第1実施形態と同様であるが、以下の点で第1実施形態と異なる。
先ず、第3実施形態では、第1実施形態と同様に、「赤7」揃いで1BBが入賞したときは、貯留数X1に「6」を加算するとともに、「青7」揃いで1BBが入賞したときは、貯留数X2に「3」を加算する。すなわち、1BBの入賞時に加算される貯留数は、X1>X2である。
さらに、第3実施形態では、BB遊技中に、貯留数X1及びX2の加算を行う。
第3実施形態において、BB遊技中の有効ラインは、L1(水平方向中段)のみに設定されている。したがって、BB遊技中では、図柄組合せラインL2〜L5は無効ラインに設定されている。なお、BB遊技中の有効ラインを1本に設定したときは、BB遊技中の1遊技でのメダル投入枚数は、1〜3枚のいずれでも良い。
また、BB遊技中の非当選の確率は、1/20に設定されている。
そして、BB遊技中において役抽選手段61による役の抽選で非当選となったときは、特別遊技用非当選テーブルが用いられる。
特別遊技用非当選テーブルは、有効ラインL1にいずれの役に対応する図柄の組合せも停止しないようにリール31の停止時の図柄の組合せを定めているとともに、リール31の停止制御の範囲内において、無効ラインL2〜L5に、特別役に対応する図柄の組合せ、すなわち「赤7」揃い又は「青7」揃いが停止するように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めている。
さらに、演出制御手段69は、BB遊技中に非当選となった遊技では、その旨、すなわち特別役に対応する図柄の組合せが無効ラインL2〜L5に停止可能であることを遊技者に報知する。
また、報知制御手段69aは、BB遊技中に非当選となった遊技において、特別役に対応する図柄の組合せが無効ラインL2〜L5に停止したか否かを判別する(停止図柄判別手段66により判別する)。そして、報知制御手段69aは、無効ラインL2〜L5に、「赤7」揃い又は「青7」揃いが停止したと判別した場合において、そのBB遊技が「赤7」揃いで移行したものであるときは貯留数X1に「2」を加算するとともに、そのBB遊技が「青7」揃いで移行したものであるときは貯留数X2に「4」を加算するように制御する。
以上のように制御すれば、遊技者は、BB遊技中の非当選の遊技において、特別役に対応する図柄の組合せを無効ラインL2〜L5に停止させることで、貯留数X1又はX2を上乗せすることができる。また、1BB入賞時に加算される貯留数は、X1>X2であるが、BB遊技中の貯留数の加算は、X1<X2となる。
(第3実施形態の変形例)
上記のように、BB遊技中の非当選の遊技で、無効ラインに「赤7」揃い又は「青7」揃いを停止させるのではなく、小役3Aの当選時であっても、無効ラインに「赤7」揃い又は「青7」揃いを停止させることも可能である。
例えば、BB遊技中は、毎遊技、1/20程度の確率で当選する抽選(以下、「特定抽選」という。)を行う。そして、この特定抽選で当選したときは、有効ラインL1に小役3Aに対応する図柄の組合せを停止させるとともに、無効ラインL2〜L5に、「赤7」揃い又は「青7」揃いを停止させることが挙げられる。なお、特定抽選に当選していない遊技では、無効ラインに「赤7」揃い又は「青7」揃いを停止させないように制御する。
図10は、上記のように設定した場合のリール31の図柄配列を示す図である。例えば、当該遊技では小役3Aに当選し、かつ特定抽選に当選していないと仮定する。
この場合に、左リール31の2番の「ベル」の図柄が有効ラインL1を通過する直前に左ストップスイッチ42が操作されたときは、左リール31の2番の「ベル」の図柄を有効ラインL1に停止させるように制御する。この場合には、無効ラインL2に3番の「青7」の図柄が停止する。
次に、中リール31の10番の「ベル」の図柄が有効ラインL1を通過する直前に中ストップスイッチ42が操作されたときは、中リール31の10番の「ベル」の図柄を有効ラインL1に停止させるように制御する。この場合には、無効ラインL2に11番の「青7」の図柄が停止する。
さらに次に、右リール31の17番の「ベル」の図柄が有効ラインL1を通過する直前に右ストップスイッチ42が操作されたときは、右リール31については、3図柄だけ移動制御させ、20番の「ベル」の図柄を有効ラインL1に停止させるように制御する。
これにより、有効ラインL1には小役3Aに対応する図柄の組合せである「ベル」−「ベル」−「ベル」が停止する。一方、無効ラインL2上の停止形は、「青7」−「青7」−「RP」となり、無効ラインL2には「青7」揃いは停止しない。
これに対し、当該遊技で小役3Aに当選し、かつ特定抽選に当選したと仮定する。この場合の左リール31及び中リール31の停止位置は上記と同一であるが、右リール31については、17番の「ベル」の図柄を有効ラインL1に停止させる。
これにより、有効ラインL1には小役3Aに対応する図柄の組合せが停止するとともに、無効ラインL2には「青7」揃いが停止する。
以上は、「青7」が無効ラインL2に停止する場合であるが、「赤7」の図柄についても同様に当てはまる。
先ず、当該遊技では小役3Aに当選し、かつ特定抽選に当選していないと仮定する。
この場合に、左リール31の11番の「ベル」の図柄が有効ラインL1を通過する直前に左ストップスイッチ42が操作されたときは、11番の「ベル」の図柄を有効ラインL1に停止させるように制御する。この場合には、無効ラインL3に10番の「赤7」の図柄が停止する。
次に、中リール31の19番の「ベル」の図柄が有効ラインL1を通過する直前に中ストップスイッチ42が操作されたときは、19番の「ベル」の図柄を有効ラインL1に停止させるように制御する。この場合には、無効ラインL3に18番の「赤7」の図柄が停止する。
さらに次に、右リール31の5番の「ベル」の図柄が有効ラインL1を通過する直前に中ストップスイッチ42が操作されたときは、2図柄だけ移動制御させ、7番の「ベル」の図柄を有効ラインL1に停止させるように制御する。
これにより、有効ラインL1には小役3Aに対応する図柄の組合せである「ベル」−「ベル」−「ベル」が停止する。一方、無効ラインL3上の停止形は、「赤7」−「赤7」−「RP」となり、「赤7」−「赤7」−「赤7」は停止しない。
これに対し、当該遊技で小役3Aに当選し、かつ特定抽選に当選したと仮定する。この場合の左リール31及び中リール31の停止位置は上記と同一であるが、右リール31については、17番の「ベル」の図柄を有効ラインL1に停止させる。
これにより、有効ラインL1には小役3Aに対応する図柄の組合せが停止するとともに、無効ラインL2には「青7」−「青7」−「青7」が停止する。
(第4実施形態)
第4実施形態では、第1実施形態と異なり、1BB入賞時に、貯留数X1やX2の加算を行わないように制御する。
さらに第4実施形態では、通常遊技中(非内部中及び内部中)のステージ(遊技状態)として、ハイモード、ミドルモード、及びローモードからなる3つのモードを有する。そして、ミドルモードに滞在中は、毎遊技、ハイモード又はローモードに移行するか否かの抽選を行い、この抽選に当選したときは、ハイモード又はローモードに移行する。また、ハイモードでは、毎遊技、ミドルモードに移行するか否かの抽選を行い、この抽選に当選したときは、ミドルモードに移行する。同様に、ローモードでは、毎遊技、ミドルモードに移行するか否かの抽選を行い、この抽選に当選したときは、ミドルモードに移行する。そして、滞在率が最も高いのは、ミドルモードに設定されている。
第4実施形態では、第1実施形態と同様に、貯留数X1及びX2を有する。そして、1BBに当選し、「赤7」揃いが有効ラインに停止したときは、貯留数X1に基づいて実行回数が決定され、「青7」揃いが有効ラインに停止したときは、貯留数X2に基づいて実行回数が決定される。
さらに、1BB入賞時の滞在モードがミドルモードであるときは、貯留数X1又はX2がそのまま実行回数に設定される(実行回数=貯留数×1.0)。これに対し、1BB入賞時の滞在モードがハイモードであるときは、「実行回数=貯留数×1.5(倍率)」に設定される(端数は切り上げる)。一方、1BB入賞時の滞在モードがローモードであるときは、「実行回数=貯留数×0.7(倍率)」に設定される(端数は切り上げる)。
そして、「赤7」揃いで1BBが入賞し、実行回数が設定されたときは、いずれのモードでも貯留数X1が「0」に設定される(貯留数X2はそのままである)。同様に、「青7」揃いで1BBが入賞し、実行回数が設定されたときは、いずれのモードでも貯留数X2が「0」に設定される(貯留数X1はそのままである)。
以上より、遊技者は、当選した1BBを入賞させるときの遊技の滞在モードに応じて、入賞させる図柄を変えることができる。例えば、1BB入賞時の滞在モードがハイモードであるときは、貯留数X1及びX2のうち、数の多い方に対応する図柄で1BBを入賞させた方が得となる。より具体的には、1BB入賞時がハイモードである場合において、貯留数X1=10、X2=5であるときは、「赤7」揃いを有効ラインに停止させて、実行回数を、「10×1.5=15(回)」とする方が有利となる。
一方、1BB入賞時がローモードであるときは、「青7」揃いを有効ラインに停止させて、実行回数を、「5×0.7=3.5(すなわち4回)」とし、貯留数X1は、次回以降に残しておく方が有利となる。
なお、第4実施形態において、倍率を予め設定しておくのではなく、倍率が、ハイモード≧ミドルモード≧ローモードとなる範囲内において、抽選によって決定しても良い。
また、遊技者は、1BBに当選した時点ではミドルモードであるが、そろそろハイモードに切り替わるかも知れないと判断したとき(そのような判断要素が設けられている場合)は、ハイモードに移行してから1BBを入賞させることも可能となる。
(第5実施形態)
上記第1実施形態では、小役1A又は小役1Bの入賞時に、貯留数X1及びX2を決定(更新)するようにした。これに対し、第5実施形態では、小役2が入賞したときに、貯留数X1及びX2を決定するものである。
役抽選手段61による役の抽選で小役2に当選したときは、上述した小役2テーブルが用いられる。ここで、小役2に対応する図柄の組合せである「スイカ」−「スイカ」−「スイカ」が停止する有効ラインとしては、遊技者のストップスイッチ42の操作タイミング(ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31の位置)に応じて、有効ラインL1〜L5のいずれかに決定される。
この場合に、小役2に対応する図柄の組合せが水平方向の有効ラインL1〜L3に停止したときは、貯留数X1の加算を行い、斜め方向の有効ラインL4又はL5に停止したときは、貯留数X2の加算を行うようにする。
また、小役2に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、その都度、抽選によって、加算する貯留数X1及びX2を決定する。例えば、小役2に対応する図柄の組合せが水平方向の有効ラインL1〜L3に停止したときは、「2」、「3」、「4」の中から貯留数X1を抽選によって決定し、それまでの貯留数X1に加算する。一方、小役2に対応する図柄の組合せが斜め方向の有効ラインL4又はL5に停止したときは、「3」、「5」、「7」の中から貯留数X2を抽選によって決定し、それまでの貯留数X2に加算する。
さらにまた、1BBの入賞時に、「赤7」揃いが有効ラインに停止したときは貯留数X1が実行回数に設定され、「青7」揃いが有効ラインに停止したときは、貯留数X2が実行回数に設定される。なお、第5実施形態では、第1実施形態と異なり、1BB入賞時の貯留数X1及びX2の加算は行わない。
以上の場合には、遊技者は、1BBの入賞時に、貯留数X1及びX2がどの程度であるかを正確に知ることはできないが(貯留数X1及びX2は抽選によって決定されるため)、小役2の入賞時ごとに、どの有効ラインに小役2に対応する図柄の組合せが停止したかをカウントすることによって、おおよそ推測することができる。
なお、小役2の単独当選に加えて、小役1Aと小役2との重複当選を設けても良い。そして、小役2の単独当選の場合には、小役2に対応する図柄の組合せを有効ラインL1〜L3のいずれかに停止させる小役2テーブルを用いる。これに対し、小役1Aと小役2との重複当選時には、小役1Aが入賞する場合を除き、小役2に対応する図柄の組合せを有効ラインL4又はL5に停止させる小役1A・小役2テーブルを用いる。
このようにすれば、小役1Aと小役2との重複当選時には、当該遊技におけるメダル払出し枚数が多く、かつ貯留数X2が加算される小役2を入賞させた方が有利となる。また、小役2の単独当選と、小役1Aと小役2との重複当選とのそれぞれの回数に応じて、遊技者は、「赤7」揃いを有効ラインに停止させるか、又は「青7」揃いを有効ラインに停止させるかを決定することができる。
さらにまた、小役2の当選時には、ストップスイッチ42の押し順に応じて小役2に対応する図柄の組合せが停止する有効ラインが異なるように制御しても良い。
役抽選手段61で小役2に当選したときは、押し順検出手段64aにより最初に操作されたストップスイッチ42の検出を行う。そして、最初に操作されたストップスイッチ42が左又は中ストップスイッチ42であるときは、小役2に対応する図柄の組合せを有効ラインL1〜L3のいずれかに停止させる小役2テーブルを用い、最初に操作されたストップスイッチ42が右ストップスイッチ42であるときは、小役2に対応する図柄の組合せを有効ラインL4又はL5に停止させる小役2テーブルを用いることが挙げられる。
(第6実施形態)
上記実施形態では、報知制御手段69aは、小役3A〜小役3Cのいずれかに当選したときに、当選役を入賞させるために最初に操作すべきストップスイッチ42を報知するように制御した。
これに対し、第6実施形態では、上記報知に代えて、あるいは上記報知とともに、小役1A又は小役1Bの当選時に、当選役の図柄の種類(左リール31の図柄が、「2粒チェリー」であるか「3粒チェリー」であるか)を報知するように制御する。
そして、1BBの入賞図柄が「赤7」揃いであったときは、そのBB遊技の終了後は、小役1Aの当選時に、「2粒チェリー」に係る小役1Aに当選したことを報知するとともに、小役1Bの当選時には報知を行わない。一方、1BBの入賞図柄が「青7」揃いであったときは、そのBB遊技の終了後は、小役1Bの当選時に、「3粒チェリー」に係る小役1Bに当選したことを報知するとともに、小役1Aの当選時には報知を行わないように制御する。以上のように、報知は、ストップスイッチ42の押し順に限らず、当選図柄の種類であっても良い。
なお、第6実施形態のように設定する場合には、小役1Aの「当選確率×メダル払出し枚数」と、小役1Bの「当選確率×メダル払出し枚数」とを同一に設定することが挙げられる。
あるいは、「赤7」揃いで1BBが入賞したときは、貯留数X1(実行回数)に「M1」を加算し、「青7」揃いで1BBが入賞したときは、貯留数X2(実行回数)に「M2(M2<M1)」を加算する。
そして、小役1Aと小役1Bの当選確率を等しく設定するとともに、小役1Aの入賞時の払出し枚数を、小役1Bの入賞時の払出し枚数を少なく設定する。
あるいは、小役1Aの入賞時の払出し枚数と小役1Bの入賞時の払出し枚数とを等しく設定するとともに、小役1Aの当選確率を小役1Bの当選確率よりも低く設定する。
なお、小役1A又は小役1Bの報知回数は、任意に設定できる。
例えば第1に、報知遊技であるか否かにかかわらず、次に1BBが入賞するまで、小役1A又は小役1Bの当選時に報知をすることが挙げられる。また第2に、報知遊技中(残り実行回数が1以上のとき)に限り、実行回数にかかわらず、小役1A又は小役1Bの当選時に報知をすることが挙げられる。さらにまた第3に、小役1A又は小役1Bの当選時の報知も実行回数に含まれる(小役1A又は小役1Bの報知を行ったら、残り実行回数から1を減算する)ようにすることが挙げられる。
(第7実施形態)
第7実施形態では、BB遊技の終了後は、報知遊技(AT遊技)とともに、RT(Replay Time )遊技を実行するように制御する。
ここで、RT遊技とは、リプレイの当選確率を非RT遊技よりも高く設定することで、出玉率(リプレイの入賞時の払出し枚数を3枚とみなしたときの払出し枚数の期待値)を高く設定したものである。例えば、非RT遊技におけるリプレイの当選確率は、図5に示したように1/7.3に設定されているが、RT遊技におけるリプレイの当選確率は、例えば1/1.5程度に設定する。これにより、RT遊技では、頻繁にリプレイが当選・入賞する遊技となり、遊技の進行によってもメダル所有枚数があまり減らないか、ほとんど減らないか、ほぼ現状維持されるか、あるいは少しずつ増加する遊技状態となる。
なお、報知遊技(AT遊技)とRT遊技とを組み合わせたものを、「ART遊技」と称する場合もある。
報知の実行回数の決定は、第1実施形態と同様である。したがって、報知の残り実行回数が「0」となったときは、報知遊技を終了するように制御する。
また、RT遊技の終了条件は、小役1A又は小役1Bが入賞したことに設定されている。すなわち、小役1A及び小役1BがいわゆるRT遊技パンク役となる。
図11は、第7実施形態における左リール31の図柄配列を示す図である。なお、図11では、「2粒チェリー」及び「3粒チェリー」以外の図柄の図示を省略している。
第1実施形態では、小役1A及び小役1Bの双方の入賞を回避するような左ストップスイッチ42の操作位置が存在した。例えば、図2中、7番〜9番の図柄が表示窓11内に存在する瞬間に左ストップスイッチ42を操作したときは、小役1Aに当選している遊技でも20番の「2粒チェリー」の図柄は有効ラインせず、かつ、小役1Bに当選している遊技でも6番の「3粒チェリー」の図柄は有効ラインしない。
これに対し、第7実施形態では、小役1A及び小役1Bの双方の入賞を回避するような左ストップスイッチ42の操作位置は存在しない。
具体的には、小役1Aが当選している遊技において、4番〜6番の図柄が表示窓11内に位置する瞬間から、16番〜18番の図柄が表示窓11内に位置する瞬間に左ストップスイッチ42が操作されたときは、10番又は16番の「2粒チェリー」がいずれかの有効ラインに停止する。
また、小役1Bが当選している遊技において、15番〜17番の図柄が表示窓11内に位置する瞬間から、5番〜7番の図柄が表示窓11内に位置する瞬間に左ストップスイッチ42が操作されたときは、5番又は21番の「3粒チェリー」がいずれかの有効ラインに停止する。
また、報知制御手段69aは、報知遊技中に小役1A又は小役1Bに当選したときは、当選している小役1A又は小役1Bの入賞の回避を促す報知を行うように制御する。例えば、当該遊技で小役1Aに当選したときは、「2粒チェリーを外せ」等のような報知を行う。そして、遊技者は、「2粒チェリー」の図柄が有効ラインに停止しないように左ストップスイッチ42を操作すれば、小役1Aの入賞を回避することができる。これにより、RT遊技が終了してしまうことを防止することができる。小役1Bの当選時にも同様に、「3粒チェリー」が有効ラインに停止しないように左ストップスイッチ42を操作すれば、小役1Bの入賞を回避することができる。
なお、報知の残り実行回数が「0」となったとき、すなわち報知遊技が終了したときは、RT遊技のみとなるが、RT遊技のみの場合には、小役1A又は小役1Bの当選時に上記報知は行われない。したがって、小役1A又は小役1Bが入賞してRT遊技が終了するか否かは、運次第となる。
また、報知遊技かつRT遊技中、すなわち小役1A又は小役1Bの当選時に報知が行われたにもかかわらず、当選している小役1A又は小役1Bを入賞させてしまったときは、報知遊技及びRT遊技の双方を終了するように制御する。ただし、RT遊技のみを終了し、報知遊技のみを継続する仕様に設定しても良いのはもちろんである。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、以下のような種々の変形が可能である。
(1)例えば、本実施形態では遊技媒体としてメダルを用いたが、遊技球を用いたスロットマシン(パロット)等、メダル以外の遊技媒体を用いるスロットマシンであっても本発明を適用することができる。
(2)上述した第1実施形態〜第7実施形態は、それぞれ独立して実施するのではなく、第1実施形態〜第7実施形態の内容のうち、任意の1以上の内容を組み合わせて実施することも可能である。
(3)第1実施形態では、小役1A又は小役1Bの当選時に貯留数を決定したが、これに限らず、例えば毎遊技、ソフトウエア乱数を用いて所定の抽選を行い、この抽選に当選したときは、報知回数の貯留数を決定又は更新(加算等の演算)するようにしても良い。
第1実施形態において、スロットマシンの制御の概略を示すブロック図である。 第1実施形態におけるリールの図柄配列を示す図である。 表示窓とリールとの関係を示す図である。 第1実施形態における役の種類、払出し枚数等、及び図柄の組合せを示す図である。 通常遊技における役抽選テーブルを示す図である(第1実施形態)。 特別遊技における役抽選テーブルを示す図である(第1実施形態)。 第2実施形態におけるリールの図柄配列を示す図である。 第2実施形態における役の種類、払出し枚数等、及び図柄の組合せを示す図である。 第2実施形態における通常遊技(非内部中)用の役抽選テーブルを示す図である。 第3実施形態の変形例におけるリールの図柄配列を示す図である。 第7実施形態における左リールの図柄配列を示す図である。
符号の説明
10 スロットマシン
11 表示窓
21 ランプ
22 スピーカ
23 画像表示装置
31 リール
32 モータ
40 ベットスイッチ
41 スタートスイッチ
42 ストップスイッチ
43 メダル投入口
60 遊技制御手段
61 役抽選手段
62(62A〜62D) 役抽選テーブル
63 特別役当選持越し手段
64 リール制御手段
64a 押し順検出手段
65 停止位置決定テーブル
66 停止図柄判断手段
67 払出し手段
68 特別遊技制御手段
69 演出制御手段
69a 報知制御手段
L1〜L5 図柄組合せライン(有効ライン、無効ライン)

Claims (2)

  1. 特定役A及び特定役Bを含む役の抽選を行う役抽選手段と、
    リールを停止させるときに遊技者が操作するストップスイッチと、
    前記ストップスイッチが操作されたときに、前記役抽選手段による役の抽選結果に基づいて、当選役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるように制御するリール制御手段と
    を備え、
    前記特定役Bに対応する図柄の組合せとして、少なくとも2種類の図柄の組合せP1及び図柄の組合せP2を有し、
    前記役抽選手段で前記特定役Bに当選したときは、遊技者は、前記図柄の組合せP1を有効ラインに停止させるか、又は前記図柄の組合せP2を有効ラインに停止させるかを選択可能であり、
    前記リール制御手段は、前記役抽選手段で前記特定役Bに当選したときに、前記図柄の組合せP1又は前記図柄の組合せP2のいずれか一方を有効ラインに停止可能であり、
    前記特定役Aは、遊技者による前記ストップスイッチの操作に応じて、前記特定役Aに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止する場合と停止しない場合とを有し、かつ、前記特定役Aに関する情報が報知されたときは、その情報が報知されないときよりも、前記特定役Aに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させる又は停止させない確率を高めることができる役であり、
    前記役抽選手段で前記特定役Aに当選したときに、前記情報を報知する報知制御手段を備え、
    前記報知制御手段は、
    前記情報の報知回数の貯留数として、貯留数X1及び貯留数X2を有し、
    貯留数X1を決定又は更新するための条件を満たしたときに、貯留数X1を決定又は更新し、
    貯留数X2を決定又は更新するための条件を満たしたときに、貯留数X2を決定又は更新し、
    前記図柄の組合せP1有効ラインに停止したときは貯留数X1に基づいて、前記図柄の組合せP2が有効ラインに停止したときは貯留数X2に基づいて、報知の実行回数を決定し、
    報知を開始する条件を満たしたときは、決定した前記実行回数だけ、前記役抽選手段で前記特定役Aに当選したときに前記情報を報知し、
    貯留数X1に基づいて前記実行回数を決定したときは、決定した前記実行回数に基づいて貯留数X1の値を更新し、貯留数X2に基づいて前記実行回数を決定したときは、決定した前記実行回数に基づいて貯留数X2の値を更新する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  2. 特定役を含む役の抽選を行う役抽選手段と、
    リールを停止させるときに遊技者が操作するストップスイッチと、
    前記ストップスイッチが操作されたときに、前記役抽選手段による役の抽選結果に基づいて、当選役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるように制御するリール制御手段と
    を備え、
    前記特定役は、遊技者による前記ストップスイッチの操作に応じて、前記特定役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止する場合と停止しない場合とを有し、かつ、前記特定役に関する情報が報知されたときは、その情報が報知されないときよりも、前記特定役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させる又は停止させない確率を高めることができる役であり、
    前記役抽選手段で前記特定役に当選したときに、前記情報を報知する報知制御手段を備え、
    前記報知制御手段は、
    前記情報の報知回数の貯留数として、貯留数X1及び貯留数X2を有し、
    貯留数X1を決定又は更新するための条件を満たしたときに、貯留数X1を決定又は更新し、
    貯留数X2を決定又は更新するための条件を満たしたときに、貯留数X2を決定又は更新し、
    遊技者による所定の操作に応じて、貯留数X1又は貯留数X2を選択可能であり、
    貯留数X1が選択されたときは貯留数X1に基づいて、貯留数X2が選択されたときは貯留数X2に基づいて、報知の実行回数を決定し、
    報知を開始する条件を満たしたときは、決定した前記実行回数だけ、前記役抽選手段で前記特定役に当選したときに前記情報を報知し、
    貯留数X1に基づいて前記実行回数を決定したときは、決定した前記実行回数に基づいて貯留数X1の値を更新し、貯留数X2に基づいて前記実行回数を決定したときは、決定した前記実行回数に基づいて貯留数X2の値を更新する
    ことを特徴とするスロットマシン。
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