JP5424197B2 - スロットマシン - Google Patents
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Description
また、従来より知られている2BB遊技は、メダル払出し枚数が所定枚数(例えば、253枚)に到達するまで実行される。
請求項1の発明は、
複数種類の図柄を表示した複数のリール(31)と、
役の抽選を行う役抽選手段(61)と、
前記リールの回転開始命令を受けたとき(スタートスイッチ41が操作されたとき)に前記リールを回転させるとともに、遊技者によりストップスイッチ(42)が操作されたときに、そのストップスイッチに対応する前記リールを前記役抽選手段による役の抽選結果に対応する位置で停止制御するリール制御手段(64)と
を備え、
前記役抽選手段で特定役(2BB)に当選し、前記特定役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、特定遊技(2BB遊技)に移行させるとともに、前記特定遊技の終了条件を満たす(特定遊技における遊技媒体の払出し数が210枚に到達する)まで前記特定遊技を実行し、
前記リール制御手段は、前記特定遊技では、少なくとも一つの前記リール(左リール31)について、前記特定遊技以外の遊技のときよりも、前記ストップスイッチが操作されたときから前記リールが停止するまでの最大移動図柄数が少なくなるように(最大移動図柄数が1図柄で)前記リールを停止制御し、
前記役抽選手段は、前記特定遊技では、特定のリプレイ(リプレイ2)の当選を含む一つの抽選結果となる場合(第1実施形態において、2BB遊技中にリプレイ1及びリプレイ2に重複当選するとき)と、少なくとも一つのリプレイ(リプレイ1)の当選を含むとともに前記一つの抽選結果に含まれる前記特定のリプレイの当選を含まない他の一つの抽選結果となる場合(第1実施形態において、2BB遊技中にリプレイ1に単独当選するとき)とを有するように役の抽選を行い、
前記リール制御手段は、前記特定遊技では、
前記役抽選手段の抽選結果にかかわらず、前記リールの停止制御の範囲内において、いずれかの小役(小役≠リプレイ)(第1実施形態では、小役1又は小役2)に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、
前記役抽選手段で前記一つの抽選結果となった場合において、所定の操作(中ストップスイッチ42を最初に操作)で前記ストップスイッチが操作されたときは、遊技媒体の払出し数が所定数(12枚)となる停止態様(中リール31の停止時に中段に「ベル」の図柄が停止)で小役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させ、前記所定の操作と異なる他の所定の操作(左ストップスイッチ42を最初に操作)で前記ストップスイッチが操作されたときは、遊技媒体の払出し数が前記所定数以外(4枚)となる停止態様(左リール31の停止時に上段又は下段に「チェリー」の図柄が停止)で小役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させ、
前記役抽選手段で前記他の一つの抽選結果となった場合において、前記所定の操作で前記ストップスイッチが操作されたときは、遊技媒体の払出し数が前記所定数以外(4枚)となる停止態様(中リール31の停止時に上段又は下段に「ベル」の図柄が停止)で小役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させる
ことを特徴とする。
本発明においては、特定遊技でないときに、特定役の抽選が行われ、この特定役に当選し、特定役が入賞したときは、特定遊技が実行される。
また、特定遊技では、役の抽選結果にかかわらず、小役の図柄の組合せが有効ラインに停止する。
そして、役抽選手段で一つの抽選結果となった場合において、所定の操作でストップスイッチが操作されたときは、遊技媒体の払出し数が所定数となる停止態様で小役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止し、所定の操作と異なる他の所定の操作でストップスイッチが操作されたときは、遊技媒体の払出し数が所定数以外となる停止態様で小役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止する。
また、役抽選手段で他の一つの抽選結果となった場合において、所定の操作でストップスイッチが操作されたときは、遊技媒体の払出し数が所定数以外となる停止態様で小役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態によるスロットマシン10の制御の概略を示すブロック図である。スロットマシン10の遊技制御手段60は、スロットマシン10の全体を制御する手段であり、役の抽選、リール31の駆動制御、入賞時の払出し、及び演出の出力等を制御するものである。遊技制御手段60は、制御基板(図示せず)上に設けられており、演算等を行うCPU、遊技の進行等や演出の出力に必要なプログラム等を記憶しておくROM、CPUが各種の制御を行うときに取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等を備える。
ベットスイッチ40は、遊技者が貯留メダルを当該遊技のために投入するときに操作するスイッチである。特に本実施形態のベットスイッチ40は、3枚投入専用のものである。すなわち、いずれも遊技中も3枚のメダルを投入して遊技を行うようになっている。
また、メダル投入口43は、実際のメダルを遊技者が投入する部分であり、メダル投入口43からメダルを投入することは、ベットスイッチ40を操作することと同様の役割を果たす。
さらにまた、(左、中、右)ストップスイッチ42は、対応するリール31を停止させるときに遊技者が操作するスイッチである。
モータ32は、リール31を回転させるためのものであり、各リール31の回転中心部に連結され、後述するリール制御手段64によって制御される。ここで、リール31は、左リール31、中リール31、右リール31からなり、左リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が左ストップスイッチ42であり、中リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が中ストップスイッチ42であり、右リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が右ストップスイッチ42である。
なお、本明細書では、図3中、例えば左リール31の「RP」の図柄が停止している位置を「上段」、「赤7」の図柄が停止している位置を「中段」、「BAR」の図柄が停止している位置を「下段」と称する。
ここで、「図柄組合せライン」とは、リール31の停止時における図柄の並びラインであって図柄の組合せを形成させるラインである。本実施形態では、水平方向の上段、中段、及び下段の3本の図柄組合せラインL1〜L3と、斜め右下がり方向及び斜め右上がり方向の2本の図柄組合せラインL4及びL5の合計5本の図柄組合せラインを有する。
ここで、「有効ライン」とは、いずれかの役に対応する図柄の組合せがそのラインに停止したときに、その役の入賞となるラインである。
一方、「無効ライン」とは、図柄組合せラインのうち、有効ラインとして設定されないラインであって、いずれかの役に対応する図柄の組合せがそのラインに停止した場合であっても、その役に応じた利益の付与(メダルの払出し等)を行わないラインである。すなわち、無効ラインは、そもそも図柄の組合せの成立対象となっていないラインである。
なお、これに限らず、メダルの投入枚数は、1枚又は2枚でもよい。さらに、メダル投入枚数や遊技状態等に応じて、5本の図柄組合せラインL1〜L5のうち、一部のみを有効ライン(残りを無効ライン)に設定してもよい。
ランプ21は、スロットマシン10の演出用のランプであり、所定の条件を満たしたときに、それぞれ所定のパターンで点灯する。なお、ランプ21には、各リール31の内周側に配置され、リール31に表示された図柄(表示窓11から見える上下に連続する3図柄)を背後から照らすためのバックランプ(図示せず)や、スロットマシン10の筐体前面に配置され、役の入賞時等に点滅する上部ランプ及びサイドランプ(図示せず)等が含まれる。
さらにまた、画像表示装置23は、液晶ディスプレイやドットディスプレイ等からなるものであり、遊技中に各種の演出画像等を表示するものである。
そして、各役に対応する図柄の組合せ及び入賞時の払出し枚数等が定められている。これにより、すべてのリール31の停止時に、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止する(役が入賞する)と、その役に対応する枚数のメダルが払い出される。ただし、特別役及び小役3の入賞時の払出し枚数は0枚に設定されている。また、リプレイの入賞時は、メダルが自動投入される。
1BB又は2BBがそれぞれ入賞すると、当該遊技におけるメダルの払い出しはないが、次遊技から、それぞれ特別遊技である1BB遊技又は2BB遊技に移行する。1BB遊技及び2BB遊技は、出玉率が1を超えるように設定されていることで、通常遊技以上にメダル獲得が期待できる、遊技者にとって有利な遊技である。
ここで、小役1及び小役2における「any」とは、任意の図柄を意味する。すなわち、左リール31の有効ラインに「チェリー」の図柄が停止した時点で、中リール31及び右リール31の停止図柄にかかわらず、小役1の入賞となる。
同様に、中リール31の有効ラインに「ベル」の図柄が停止した時点で、左リール31及び右リール31の停止図柄にかかわらず、小役2の入賞となる。
なお、小役3は、入賞時にメダルの払出しが0枚に設定されている。詳細は後述するが、小役3は、入賞すると遊技状態が移行する役(遊技状態移行役)に設定されている。
持ち越される役としては、特別役のうち、1BBが挙げられる。1BBに当選したときは、リール31の停止時に、1BBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するまでの遊技において、1BBの当選を次遊技以降に持ち越すように制御される。
以上のいずれかの役抽選テーブル62A〜62Fを用いて、役抽選手段61は、毎遊技、スタートスイッチ41が操作された時に役の抽選を行う。
当選フラグ制御手段63は、役抽選手段61による役の抽選結果及び遊技状態に基づいて、各役に対応する当選フラグ63aのオン/オフを制御するものである。本実施形態では、当選役に対応するように、1BB、2BB、小役1〜小役3、リプレイ1〜リプレイ3の各当選フラグ63aを備える。そして、役抽選手段61による役の抽選において当選したときは、対応する役の当選フラグ63aをオンにする(当選フラグ63aを立てる)。例えば、リプレイ1に単独当選したときは、リプレイ1に係る当選フラグ63aがオンとなり、それ以外の役の当選フラグ63aはオフのままである。また、例えばリプレイ2+リプレイ3(A〜Cのいずれか)に重複当選したときは、リプレイ2及びリプレイ3の2つの当選フラグ63aがオンとなり、それ以外の役に係る当選フラグ63aはオフのままである。
これに対し、1BBの当選は持ち越されるので、当該遊技で1BBに当選し、当選した1BBに係る当選フラグ63aがオンになったときは、その1BBが入賞するまでオンの状態が維持され、その1BBが入賞した時点でオフにされる。
1BBテーブルは、1BB(のみ)の当選フラグ63aがオンであるとき(非内部中の遊技で1BBに当選したとき、又は1BBの内部中の遊技で役の非当選時)に用いられ、リール31の停止制御の範囲内において、1BBに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、1BBに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができないときは、いずれの役に対応する図柄の組合せも有効ラインに停止させないように、リール31の停止位置が定められたものである。
小役3テーブルについても、上記2BBテーブルと同様であり、上記2BBテーブル中、「2BB」を「小役3」と読み替えたものに相当する。
これにより、小役1テーブルが用いられて小役1が入賞したときは、2本の有効ラインに小役1に対応する図柄の組合せが停止することとなるので、メダル払出し枚数は4枚となる。
図9は、以上のリプレイ2・リプレイ3テーブルA〜リプレイ2・リプレイ3テーブルCと、最初に操作されたストップスイッチ42と、入賞するリプレイとの関係を示す図である。
図2に示すように、各リール31において、「RP」及び「ベル」の図柄は、それぞれ、5図柄以内の間隔で配置されている。これにより、リール31がどの瞬間に位置するときにストップスイッチ42が操作されても、リール制御手段64は、常に、各リール31について、任意の位置に「RP」や「ベル」の図柄を停止させることができる。
また、小役3テーブルが用いられたときは、常に、小役3に対応する図柄の組合せ(「ベル」−「RP」−「ベル」)を有効ラインに停止させることができる。
さらに、小役2テーブルYが用いられたときは、常に、小役2に対応する図柄の組合せを有効ラインL2、L4及びL5(すなわち、中リール31の「ベル」の図柄を中段)に停止させることができる。
さらにまた、リプレイ1・リプレイ2テーブルが用いられたときは、常に、優先するリプレイ2に対応する図柄の組合せ(「ベル」−「RP」−「RP」)を有効ラインに停止させることができる。
さらにまた、2BB遊技中テーブルBが用いられたときは、常に、小役1又は小役2に対応する図柄の組合せをそれぞれ所定の有効ラインに停止させることができる。よって、リプレイ1が入賞する場合はない。
さらに、2BB遊技中テーブルCが用いられたときは、常に、小役1又は小役2に対応する図柄の組合せをそれぞれ所定の有効ラインに停止させることができる。よって、リプレイ1やリプレイ2が入賞する場合はない。
同様に、左リール31の「チェリー」の図柄については、間隔が5図柄を超えて配置されている。これにより、小役1の当選フラグ63aがオンであっても、「チェリー」の図柄が有効ラインに停止するタイミングで左ストップスイッチ42が操作されなければ、小役1に対応する図柄の組合せは有効ラインに停止しない。
停止図柄判断手段66は、リール31の停止時に、有効ラインに停止したリール31の図柄の組合せが、いずれかの役に対応する図柄の組合せと一致するか否かを判断するものである。停止図柄判断手段66は、例えばモータ32の停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ライン上の図柄を判断する。
ただし、停止図柄判断手段66は、ストップスイッチ42が操作され、停止位置決定テーブル65を用いて停止位置が決定された時に、そのリール31が停止したか否かにかかわらず、停止図柄を判断することが可能である。
例えば、小役1に対応する図柄の組合せは、「チェリー」−「any」−「any」であるが、左リール31の停止時に中段に「チェリー」の図柄が停止したときは(本実施形態ではそのような場合は設けられていないが)、有効ラインL2にのみ小役1に対応する図柄の組合せが停止したこととなる。したがって、この場合の払出し枚数は、2枚となる。
これに対し、小役2の当選時に、中リール31の停止時に中段に「ベル」の図柄が停止したときは、有効ラインL2、L4及びL5に小役2に対応する図柄の組合せが停止したこととなる。したがって、この場合の払出し枚数は、4枚×3(有効ライン数)=12枚となる。
通常遊技中に、1BBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、1BBの入賞となり、特別遊技制御手段68は、次遊技から1BB遊技を開始するように制御する。
1BB遊技では、上述した役抽選テーブル62Eを用いて役の抽選が行われる。これにより、1BB遊技中は、ほぼ毎毎遊技、小役2が当選するとともに、12枚のメダルの払出しを受けることができる。
このため、特別遊技制御手段68は、1BB遊技中に払い出されたメダル枚数をカウントし、カウント値が「365」以上となったと判断したときは、当該遊技をもって1BB遊技を終了するように制御する。
さらにまた、本実施形態では、2BB遊技の終了条件として、メダルの払出し枚数が210枚以上になったことに設定されている。
このため、特別遊技制御手段68は、2BB遊技中に払い出されたメダル枚数をカウントし、カウント値が「210」以上となったと判断したときは、当該遊技をもって2BB遊技を終了するように制御する。
上述したように、本実施形態の遊技状態としては、通常遊技と特別遊技とを備え、通常遊技には、非RT遊技、RT1遊技、RT2遊技、RT3遊技、及び非内部中遊技を備える。また、特別遊技には、1BB遊技及び2BB遊技を備える。
非RT遊技、RT1遊技、RT2遊技、RT3遊技のいずれにおいても1BBの抽選が行われ(図6及び図7参照)、これらのいずれかの遊技において1BBに当選し、当該遊技で当選した1BBが入賞したときは、(内部中遊技を経ずに)1BB遊技に移行する。また、上記いずれかの遊技において1BBに当選したが、当該遊技で当選した1BBが入賞しなかったときは、遊技状態制御手段69は、次遊技から遊技状態を内部中遊技に移行する。この内部中遊技で、当選した1BBが入賞すると、次遊技から1BB遊技に移行する。
1BB遊技の終了後は、遊技状態制御手段69は、遊技状態をRT3遊技に移行するように制御する。
また、RT3遊技において、所定ゲーム数を消化する前、かつ小役3が入賞する前に1BBに当選したときは、上記のように、入賞時は1BB遊技に移行し、当該遊技で当選した1BBが入賞しなかったときは内部中遊技に移行するように制御する。
RT3遊技から2BB遊技に移行したときは、「リプレイ1+リプレイ2」の当選確率が1/1.2を維持して役の抽選が行われる。なお、上述したように、2BB遊技では小役の抽選は行われないが、「リプレイ1+リプレイ2」の当選の有無にかかわらず、小役1又は小役2が入賞可能となる。
これに対し、「リプレイ1+リプレイ2」の当選時には、上述した2BB遊技中テーブルCが用いられる。したがって、左ストップスイッチ42よりも先に中ストップスイッチ42を操作することを条件として、当該遊技では、12枚のメダルの払出しを受けることができる。
12(枚)×1/1.2+4(枚)×0.2/1.2
≒10.67(枚)
となる。
また、1遊技あたりの差枚数(メダルの払出し枚数から投入枚数を引いた枚数)の期待値は、
10.67−3=7.67(枚)
となる。
したがって、RT3遊技から2BB遊技に移行したときに、その2BB遊技でのメダル獲得枚数(差枚数)の期待値は、
7.67×20=153.4(枚)
となる。
この2BB遊技では、リプレイ1の非当選時は2BB遊技中テーブルAが用いられ、リプレイ1の当選時は2BB遊技中テーブルBが用いられる。いずれの停止位置決定テーブル65が用いられても、小役1又は小役2が入賞し、かつ払出し枚数は、4枚となる。
また、1遊技あたりの差枚数の期待値は、
4−3=1(枚)
となる。
よって、差枚数が「+」、すなわちメダルの払出し枚数が投入枚数を上回っているため、上記2BB遊技においても、遊技の進行に伴ってメダルが徐々に増加していくこととなる。
したがって、RT1遊技から2BB遊技に移行したときに、その2BB遊技でのメダル獲得枚数(差枚数)の期待値は、
1×53=53(枚)
となる。
よって、この2BB遊技中におけるメダル獲得枚数の期待値は、RT1遊技から移行した2BB遊技でのメダル獲得枚数の期待値と同一となる。
また、図10に示すように、RT3遊技は、1BB遊技の終了後しか滞在する機会はない。さらにまた、RT2遊技に移行するためには、必ずRT1遊技を経由しなければならない。
演出制御手段70は、遊技ごとに、役抽選手段61による役の抽選結果に基づいて、演出パターンを選択する。特に本実施形態では、複数種類の演出パターンが予め設けられている。そして、演出制御手段70は、遊技の開始時等に、役抽選手段61による役の抽選が行われた後、ソフトウェア乱数を用いた抽選によっていずれか1つの演出パターンを選択する。
演出パターンは、遊技の進行に伴って、どのようなタイミングで(スタートスイッチ41の操作時や各ストップスイッチ42の操作時等)、どのような演出を出力するか(ランプ21をどのように点灯、点滅又は消灯させるか、スピーカ22からどのようなサウンドを出力するか、及び画像表示装置23にどのような画像を表示させるか等)を定めたものである。
そして、演出制御手段70は、選択した演出パターンに従い、所定のタイミングで演出出力機器から演出を出力するように制御する。
続いて、本発明の第2実施形態について説明する。
図11は、第2実施形態における各リール31の図柄配列を示す図である。第2実施形態では、第1実施形態(図2)と図柄配列が異なっている。特に、左リール31では、「チェリー」の図柄は0番のみに配置されている。さらに、この「チェリー」の図柄の下2つ(19番及び20番)が2連「赤7」図柄となっている。また、「赤7」の図柄は、19番及び20番のみに配置されている。
さらにまた、中リール31では、「赤7」の図柄は、20番のみに配置されている。
さらに、右リール31では、「赤7」の図柄は、15番及び16番(2連「赤7」)に配置されている。
役抽選テーブル62Gは、非RT遊技で用いられる役抽選テーブル62であり、リプレイとしてリプレイ1のみが抽選され、その当選確率は1/7.3である。また、第2実施形態では、RT遊技として、1つのRT遊技のみが設けられており、このRT遊技では、役抽選テーブル62Hを用いて役の抽選が行われる。
また、役抽選テーブル62Iは、内部中遊技で用いられる役抽選テーブル62であり、役抽選テーブル62Gと比較すると、特別役の抽選が行われない点で異なる。
さらにまた、役抽選テーブル62Jは、1BB遊技で用いられる役抽選テーブル62であり、小役1及び小役2のみが抽選され、特に小役2の当選確率が高く設定されている。
これに対し、2BB遊技では、図14(A)に示すように、有効ラインは、有効ラインL1の1本に設定される。
まず、2BB遊技中テーブルDは、2BB遊技においていずれのリプレイにも当選していないとき(小役1及び小役2の当選フラグ63aがオンであるとき)、すなわち2BB遊技中の役の非当選時に用いられ、リール31の停止制御の範囲内において、小役1又は小役2に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるように、リール31の停止位置が定められたものである。特に、左ストップスイッチ42が操作されたときは、左リール31の「チェリー」の図柄を有効ラインL1に停止させるように、左リール31の停止位置が定められている。
また、第2実施形態では、図11に示すように、左リール31において「チェリー」の図柄は、0番のみに配置されている。したがって、遊技者は、0番の「チェリー」の図柄が有効ラインL1に停止するように左ストップスイッチ42を操作する。
0番の「チェリー」の図柄が有効ラインL1に停止するタイミングで左ストップスイッチ42が操作されると、図14(A)に示すように、表示窓11内には、上段に「チェリー」の図柄、中段に「赤7」の図柄、下段に「赤7」の図柄が停止する。この結果、有効ラインL1に「チェリー」の図柄が停止して、6枚のメダルが払い出される。
さらに2BB遊技中テーブルFでは、図11中、中リール31の20番の「赤7」の図柄が有効ラインL1を通過する直前に中ストップスイッチ42が操作されると、1図柄だけ移動制御されて停止する。この結果、中リール31の停止態様は、2BB遊技中テーブルE(図14(B))と同様となる。
この場合、2BB遊技では有効ラインではない図柄組合せラインL11に、「赤7」−「赤7」−「赤7」(1BBと同じ図柄の組合せ)が停止する。
また、2BB遊技中テーブルGでは、図11中、中リール31の20番の「赤7」の図柄が有効ラインL1を通過する直前に中ストップスイッチ42が操作されると、1図柄だけ移動制御されて停止する。この結果、中リール31の停止態様は、2BB遊技中テーブルE及びF(図14(B)及び(C))と同様となる。
この場合、2BB遊技では有効ラインではない図柄組合せラインL11及びL12に、「赤7」−「赤7」−「赤7」(1BBと同じ図柄の組合せ)が停止する。
(1)第1実施形態では、小役2は、1本の有効ライン又は3本の有効ラインに停止するようにした。しかし、これに限らず、小役2に対応する図柄の組合せ及び停止可能な有効ライン数は、種々設定することができる。
(3)RT遊技中には、何種類のリプレイの抽選を行ってもよい。また、どのリプレイを単独当選させ、どのリプレイを重複当選させるかについても任意である。また、RT遊技中のリプレイの当選確率は、実施形態で示したものに限定されることなく、種々設定することができる。リプレイの当選確率を高くするほど、RT遊技中の出玉率を高く設定することができる。
また、第2実施形態では、リプレイ1〜リプレイ3の各単独当選のみを設けたが、これに限らず、第1実施形態ように複数種類のリプレイの重複当選を設けてもよいのはもちろんである。
11 表示窓
21 ランプ
22 スピーカ
23 画像表示装置
31 (左、中、右)リール
32 モータ
40 ベットスイッチ
41 スタートスイッチ
42 (左、中、右)ストップスイッチ
43 メダル投入口
60 遊技制御手段
61 役抽選手段
62(62A〜62K) 役抽選テーブル
63 当選フラグ制御手段
63a 当選フラグ
64 リール制御手段
65 停止位置決定テーブル
66 停止図柄判断手段
67 払出し手段
68 特別遊技制御手段
69 遊技状態制御手段
70 演出制御手段
L1〜L5 有効ライン(図柄組合せライン)
Claims (1)
- 複数種類の図柄を表示した複数のリールと、
役の抽選を行う役抽選手段と、
前記リールの回転開始命令を受けたときに前記リールを回転させるとともに、遊技者によりストップスイッチが操作されたときに、そのストップスイッチに対応する前記リールを前記役抽選手段による役の抽選結果に対応する位置で停止制御するリール制御手段と
を備え、
前記役抽選手段で特定役に当選し、前記特定役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、特定遊技に移行させるとともに、前記特定遊技の終了条件を満たすまで前記特定遊技を実行し、
前記リール制御手段は、前記特定遊技では、少なくとも一つの前記リールについて、前記特定遊技以外の遊技のときよりも、前記ストップスイッチが操作されたときから前記リールが停止するまでの最大移動図柄数が少なくなるように前記リールを停止制御し、
前記役抽選手段は、前記特定遊技では、特定のリプレイの当選を含む一つの抽選結果となる場合と、少なくとも一つのリプレイの当選を含むとともに前記一つの抽選結果に含まれる前記特定のリプレイの当選を含まない他の一つの抽選結果となる場合とを有するように役の抽選を行い、
前記リール制御手段は、前記特定遊技では、
前記役抽選手段の抽選結果にかかわらず、前記リールの停止制御の範囲内において、いずれかの小役(小役≠リプレイ)に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、
前記役抽選手段で前記一つの抽選結果となった場合において、所定の操作で前記ストップスイッチが操作されたときは、遊技媒体の払出し数が所定数となる停止態様で小役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させ、前記所定の操作と異なる他の所定の操作で前記ストップスイッチが操作されたときは、遊技媒体の払出し数が前記所定数以外となる停止態様で小役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させ、
前記役抽選手段で前記他の一つの抽選結果となった場合において、前記所定の操作で前記ストップスイッチが操作されたときは、遊技媒体の払出し数が前記所定数以外となる停止態様で小役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させる
ことを特徴とするスロットマシン。
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