JP5435487B2 - スロットマシン - Google Patents

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Description

本発明は、1つの通常遊技と、この通常遊技よりも遊技者にとって有利な(例えばBB等の特別役の当選確率を高く設定した)他の通常遊技とで、遊技媒体の投入数が異なる場合に、どちらの通常遊技に滞在しているのかをわかりにくくしたスロットマシンに関するものである。
従来のスロットマシンにおいて、メダル等の遊技媒体の投入数は、所定の範囲内(例えばメダル1枚以上、3枚以内)で遊技者が自由に選択できる場合と、遊技状態に応じて予め定められているものとが知られている。
一方、BB等の特別役の当選確率を通常確率に設定した通常確率遊技と、特別役の当選確率を高く設定した確率変動遊技とを設けたものが知られている。
そして、例えば、通常確率遊技における遊技媒体の投入数と、確率変動遊技における遊技媒体の投入数とを異ならせたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
すなわち、遊技媒体の投入数を異ならせたときに特別役の当選確率を異ならせることを利用して、通常確率遊技と確率変動遊技とを設けたものである。
特開2006−263029号公報
しかし、前述の従来のスロットマシンでは、例えばメダル投入枚数が3枚のときは通常確率遊技、メダル投入枚数が2枚のときは確率変動遊技としているので、投入可能なメダル枚数を見れば、遊技者は、当該遊技が通常確率遊技であるのか確率変動遊技であるのかを容易にわかってしまう。
このため、当該遊技が通常確率遊技であるのか確率変動遊技であるのかを明確する場合には何ら問題はないが、例えば潜伏確変(通常確率遊技と同一の演出を出力することにより、確率変動遊技であることを遊技者に告知しないが、スロットマシンの内部的には、特別役の当選確率を高く設定した遊技状態。「隠れ確変」とも称される。)を設けることができないという問題がある。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、1つの通常遊技と、この通常遊技よりも遊技者にとって有利となる例えば確率変動遊技とで、遊技媒体の投入数が異なる場合に、当該遊技の遊技状態をわかりにくくすることである。
本発明は、以下の解決手段によって、上述の課題を解決する。なお、かっこ書きで対応する実施形態を示す。
請求項1の発明は、
遊技者にとって有利となる特別遊技(BB遊技)に移行するための特別役P1(BB)を含む役の抽選を行う役抽選手段(61)と、
前記役抽選手段により特別役P1の抽選が行われる遊技であって、遊技媒体の投入数M(3枚)で遊技が行われる通常遊技A(非RT遊技)と、
前記役抽選手段により特別役P1の抽選が行われる遊技であって、遊技媒体の投入数N(N≠M)(2枚)で遊技が行われ、前記通常遊技Aよりも遊技者に有利な通常遊技B(RT1遊技)と、
遊技状態の移行条件を満たしたときに、前記通常遊技Aから前記通常遊技Bへの移行、及び前記通常遊技Bから前記通常遊技Aへの移行を制御する遊技状態制御手段(69)と
を備え、
前記役抽選手段は、少なくとも前記通常遊技Aでは、特別役P1の抽選を行わない不利益遊技(MB1遊技)に移行するための不利益役P2(MB1)を含めて役の抽選を行い、
前記遊技状態制御手段は、前記通常遊技Aにおいて不利益役P2に当選し、不利益役P2に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、前記不利益遊技を実行するとともに、前記不利益遊技の終了条件を満たしたときは、前記通常遊技Aに戻るように制御することにより、
前記通常遊技A以外の遊技であって遊技媒体の投入数がNである遊技として、遊技者にとって有利な前記通常遊技Bと、遊技者にとって不利な前記不利益遊技とを設け
前記不利益遊技は、少なくとも1つの特定リール(左リール31)について、ストップスイッチ(42)が操作された瞬間から前記特定リールが停止するまでの最大移動図柄数(1図柄)が前記通常遊技A及び前記通常遊技Bよりも少なく設定された遊技であり、
前記通常遊技Bでは、前記特定リールについて、前記ストップスイッチが操作された瞬間から前記特定リールが停止するまでの最大移動図柄数(4図柄)が、前記不利益遊技と同一になることを優先して、前記特定リールを停止制御する
ことを特徴とする。
(作用)
本発明においては、通常遊技Aでは、遊技媒体の投入数Mで遊技が行われる。これに対し、通常遊技B及び不利益遊技では、遊技媒体の投入数Nで遊技が行われる。
通常遊技Aでは、不利益役P2の抽選が行われ、この不利益役P2に当選・入賞すると不利益遊技に移行し、不利益遊技の終了条件を満たしたときは、通常遊技Aに戻る。
したがって、遊技媒体の投入数Nで遊技が行われる遊技として、通常遊技Aよりも遊技者に有利な通常遊技Bと、特別役P1の抽選を行わない不利益遊技とを有するので、遊技媒体の投入数Nであっても、有利な遊技と不利な遊技とが存在する。このため、遊技者は、投入可能な遊技媒体数だけでは、有利/不利を判断することができなくなる。
本発明によれば、遊技状態が移行して遊技媒体の投入数が変わっても、有利な遊技のときと不利な遊技のときとが存在するので、投入可能な遊技媒体数だけでは、有利/不利を判断することができなくなる。したがって、例えば遊技状態Bを潜伏確変として利用することができるようになる。
本実施形態におけるスロットマシンの制御の概略を示すブロック図である。 リールの図柄配列を示す図である。 表示窓とリールとの関係、及び有効ラインを示す図である。 役の種類、払出し枚数等、及び図柄の組合せを示す図である。 非RT遊技、RT遊技、BB1遊技、BB2遊技、及びRB遊技の役抽選テーブルを示す図である。 SB遊技、MB1遊技、及びMB2遊技の役抽選テーブルを示す図である。 遊技状態の移行を説明する図である。
以下、図面等を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態におけるスロットマシン10の制御の概略を示すブロック図である。スロットマシン10は、遊技(メイン)制御手段50と演出(サブ)制御手段70とを備える。
遊技制御手段50は、役の抽選、リール31の駆動制御、及び入賞時の払出し等の遊技の進行を制御するものであり、メイン制御基板(図示せず)上に設けられており、演算等を行うCPU、遊技の進行等に必要なプログラム等を記憶しておくROM、CPUが各種の制御を行うときに取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等を備える。
また、演出制御手段70は、遊技中及び遊技待機中における演出や遊技情報等の出力等を制御するものである。演出制御手段70は、サブ制御基板(図示せず)上に設けられており、演算等を行うCPU、演出用のデータ等(演出パターン等)を記憶しておくROM、CPUが各種の演出を出力するときに取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等を備える。
なお、サブ制御基板は、メイン制御基板の下位に属する制御基板である。そして、遊技制御手段50と演出制御手段70とは電気的に接続されており、遊技制御手段50から演出制御手段70に一方向で信号や情報(コマンド)が送信されるように形成されている。
図1に示すように、遊技制御手段50の入力側(図1中、左側)には、ベットスイッチ40、スタートスイッチ41、及び(左、中、右)ストップスイッチ42が電気的に接続されている。
ベットスイッチ40は、遊技者が貯留メダルを当該遊技のために投入するときに操作するスイッチである。なお、ベットスイッチ40としては、例えば1枚投入用、2枚投入用、及び3枚投入用(マックスベット)のように、メダル投入枚数ごとに設けられる場合があるが、本実施形態では1つのみが設けられている。
また、本実施形態では、遊技状態に応じて投入可能なメダル枚数が予め定められているが、ベットスイッチ40を操作すれば、当該遊技で予め定められた枚数のメダルが投入されるように設定されている。本実施形態では、遊技状態に応じて、1枚、2枚、又は3枚のいずれかに設定される(具体的な内容については後述する)。
さらにまた、メダル投入口43は、実際のメダルを遊技者が投入する部分であり、メダル投入口43からメダルを投入することは、ベットスイッチ40を操作することと同様の役割を果たす。
ここで、当該遊技で投入可能なメダル枚数を超えるメダルが投入されると、そのメダルについては、スロットマシン10内部に電気的に貯留される。最大貯留数は、例えば50枚に設定されている。
したがって、当該遊技で投入可能なメダル枚数が3枚の場合において、メダル投入口43から1枚又は2枚のメダルが投入されても、当該遊技を開始することができない。3枚のメダルが投入されて、初めて遊技が開始可能となる。
また、当該遊技で投入可能なメダル枚数が3枚の場合において、メダル投入口43から5枚のメダルが投入されると、そのうちの3枚のメダルについては当該遊技のためにベットされ、残り2枚については電気的に貯留される。
当該遊技で投入可能なメダル枚数が2枚の場合も同様に、メダル投入口43から2枚のメダルが投入されて当該遊技が開始可能となり、3枚以上投入された場合には、その分については電気的に貯留される。
当該遊技で投入可能なメダル枚数が1枚の場合も同様に、メダル投入口43から1枚メダルが投入されれば当該遊技が開始可能となり、2枚以上投入された場合には、その分については電気的に貯留される。
さらに、スタートスイッチ41は、(左、中、右のすべての)リール31を始動させるときに遊技者が操作するスイッチである。
さらにまた、(左、中、右)ストップスイッチ42は、3つ(左、中、右)のリール31に対応して3つ設けられ、対応するリール31を停止させるときに遊技者が操作するスイッチである。
遊技制御手段50の出力側(図1中、右側)には、3つのモータ32が電気的に接続されている。
モータ32は、リール31を回転させるためのものであり、各リール31の回転中心部に連結され、後述するリール制御手段64によって制御される。ここで、リール31は、左リール31、中リール31、右リール31からなり、左リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が左ストップスイッチ42であり、中リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が中ストップスイッチ42であり、右リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が右ストップスイッチ42である。
リール31は、リング状のものであって、その外周面には複数種類の図柄(役に対応する図柄の組合せを構成している図柄、又はその他の図柄)を印刷したリールテープを貼付したものである。図2は、本実施形態におけるリール31の図柄配列を示す図である。図2では、図柄番号を併せて図示している。図2に示すように、本実施形態では、各リール31ごとに、21個の図柄が等間隔で配置されている。
また、図3は、スロットマシン10のフロントマスク部(前面扉。図示せず。)に設けられた表示窓(透明窓)11と、各リール31との位置関係を示す図である。各リール31は、本実施形態では横方向に並列に3個(左リール31、中リール31、及び右リール31)設けられている。さらに、各リール31は、表示窓11から、上下に連続する3図柄が見えるように配置されている。よって、スロットマシン10の表示窓11から、合計3×3=9個の図柄が見えるように配置されている。
なお、本明細書では、図3中、左リール31の「RP1」の図柄、中リール31の「RP2」の図柄、及び右リール31の「青7」の図柄が停止している位置を「上段」と称し、左、中及び右リール31の「赤7」の図柄が停止している位置を「中段」と称し、左リール31の「スイカ」の図柄、中リール31の「チェリー」の図柄、及び右リール31の「RP2」の図柄が停止している位置を「下段」と称する。
また、図3に示すように、スロットマシン10の表示窓11を含む部分には、図柄組合せラインL1〜L5が設けられている。
ここで、「図柄組合せライン」とは、リール31の停止時における図柄の並びラインであって図柄の組合せを形成させるラインである。本実施形態では、水平方向の中段、上段、及び下段の3本の図柄組合せラインL1〜L3と、斜め右下がり方向及び斜め右上がり方向の2本の図柄組合せラインL4及びL5の合計5本の図柄組合せラインを有する。
また、図柄組合せラインは、有効ラインと無効ラインとを有する。
ここで、「有効ライン」とは、いずれかの役に対応する図柄の組合せがそのラインに停止したときに、その役の入賞となるラインである。
一方、「無効ライン」とは、図柄組合せラインのうち、有効ラインとして設定されないラインであって、いずれかの役に対応する図柄の組合せがそのラインに停止した場合であっても、その役に応じた利益の付与(メダルの払出し等)を行わないラインである。すなわち、無効ラインは、そもそも図柄の組合せの成立対象となっていないラインである。
有効ライン及び無効ラインは、メダルの投入枚数や遊技状態等に応じて設定されるが、本実施形態では、上述したように、メダル投入枚数は遊技状態に応じて1枚〜3枚のいずれかに設定される。そして、メダルの投入枚数が何枚であっても、5本すべての図柄組合せラインL1〜L5が有効ラインとなる。よって、本実施形態では無効ラインは存在しないように設定されている。
なお、これに限らず、メダルの投入枚数や遊技状態等に応じて、5本の図柄組合せラインL1〜L5のうち、一部のみを有効ライン(残りを無効ライン)に設定してもよい。
また、有効ラインは、図3で示した直線状のラインに限らず、V形(上段−下段−上段)、逆V形(下段−上段−下段)、L形(上段−下段−下段)等、種々の態様が挙げられる。
さらに、図1において、演出制御手段70の出力側には、ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23等の演出出力機器が電気的に接続されている。
ランプ21は、スロットマシン10の演出用のランプであり、所定の条件を満たしたときに、それぞれ所定のパターンで点灯する。なお、ランプ21には、各リール31の内周側に配置され、リール31に表示された図柄(表示窓11から見える上下に連続する3図柄)を背後から照らすためのバックランプ(図示せず)や、スロットマシン10の筐体前面に配置され、役の入賞時等に点滅する上部ランプ及びサイドランプ(図示せず)等が含まれる。
また、スピーカ22は、遊技中に各種の演出を行うべく、所定の条件を満たしたときに、所定のサウンドを出力するものである。
さらにまた、画像表示装置23は、液晶ディスプレイやドットディスプレイ等からなるものであり、遊技中に各種の演出画像等を表示するものである。
図4は、本実施形態における役(後述する役抽選手段61で抽選される役)の種類、払出し枚数等、及び図柄の組合せを示す図である。図4に示すように、役としては、特別役、小役、リプレイ、CBが設けられている。
そして、各役に対応する図柄の組合せ及び入賞時の払出し枚数等が定められている。これにより、すべてのリール31の停止時に、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止する(その役が入賞する)と、その役に対応する枚数のメダルの払出し等が行われる。
役において、まず、特別役とは、通常遊技等の特別遊技以外の遊技から特別遊技に移行させる役である。
本実施形態では、特別役として、BB(ビッグボーナス)、RB(レギュラーボーナス)、SB(シングルボーナス)、MB(ミドルボーナス)、及びCB(チャンレンジボーナス)が設けられている。これらの特別役が入賞すると、当該遊技におけるメダルの払い出しはないが、次遊技から、それぞれ特別遊技であるBB遊技、RB遊技、SB遊技、MB遊技、及びCB遊技に移行する。
図4に示すように、BBは、図柄の組合せが異なるBB1及びBB2の2種類が設けられている。そして、BB1が入賞するとBB1遊技に移行し、BB2が入賞するとBB2遊技に移行する。ただし、本実施形態では、BB1遊技とBB2遊技は、終了条件である払出し枚数や演出等が同一のBB遊技に設定されている。
また、MBは、図柄の組合せが異なるMB1及びMB2の2種類が設けられている。そして、MB1が入賞するとMB1遊技に移行し、MB2が入賞するとMB1遊技とは異なるMB2遊技に移行する。
さらにまた、CBは、後述するように、MB1遊技の一般遊技でのみ抽選され、この一般遊技でCBに当選・入賞すると、次遊技からCB遊技に移行する。
さらに、本実施形態の特別役のうち、MB1遊技を除くBB遊技、RB遊技、SB遊技、MB2遊技、及びCB遊技は、通常遊技以上に出玉率が高く(小役の当選確率が高い、又は小役が入賞しやすい)、遊技者にとって有利な遊技である。
これに対し、MB1遊技は、BBの抽選が行われない遊技であり、遊技者にとって不利な遊技(不利益遊技)に設定されている。
また、小役とは、予め定められた枚数のメダルが払い出される役であり、本実施形態では、小役1〜小役3を備えており、各小役ごとに異なる図柄の組合せが設定されている。なお、小役1における「any」とは、いずれの図柄でもよいことを意味している。
さらにまた、リプレイとは、再遊技役であって、当該遊技で投入したメダル枚数を維持した再遊技が行えるようにした役である。
上述した各役において、役に当選した遊技でその役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しなかったときは、次遊技以降に持ち越される役と、持ち越されない役とが定められている。
持ち越される役としては、特別役のうち、BB、RB、及びMB(SB、及びCBを除く特別役)が挙げられる。これらのBB、RB、MBに当選したときは、リール31の停止時に、その図柄の組合せが有効ラインに停止するまでの遊技において、当選を次遊技以降に持ち越すように制御される。
ただし、本実施形態では、MB(MB1及びMB2の双方)は、当該遊技で常に入賞するように各リール31の図柄が配列されているとともに各リール31が停止制御されるので、当選が次遊技以降に持ち越される場合はない。
このように、特別役のBB、RB、MBの当選は持ち越されるのに対し、それ以外の役(特別役のうちのSB及びCB、小役、並びにリプレイ)は、持ち越されない。役の抽選において、これらの役に当選したときは、当該遊技でのみその当選役が有効となり、その当選は次遊技以降に持ち越されない。すなわち、これらの役に当選した遊技では、その当選した役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止(入賞)可能なようにリール31が停止制御されるが、その当選役の入賞の有無にかかわらず、その遊技の終了時に、その当選役に係る権利は消滅する。
なお、SBやCBの当選は持ち越されないが、MBと同様に、当該遊技で常に入賞するように各リール31の図柄が配列されているとともに各リール31が停止制御されるので、非入賞となる場合はない。
なお、特別役であるBB、RB、及びMBのいずれにも当選していない遊技中(これらの特別役の当選が持ち越されていない遊技中)を、「非内部中」という。また、当該遊技以前の遊技において上記特別役に当選しているが、当選した上記特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止していない(入賞していない)遊技中(上記特別役の当選が持ち越されている遊技中)を「内部中」という。
遊技の開始時には、遊技者は、ベットスイッチ40を操作して予め貯留されたメダルのうち当該遊技で投入可能な所定枚数を投入するか、又はメダル投入口からメダルを投入し、スタートスイッチ41を操作(オン)する。スタートスイッチ41が操作されると、そのときに発生する信号が遊技制御手段50に入力される。遊技制御手段50(具体的には、後述するリール制御手段64)は、この信号を受信すると、すべてのモータ32を駆動制御して、すべてのリール31を回転させるように制御する。このようにしてリール31がモータ32によって回転されることで、リール31上の図柄は、所定の速度で表示窓11内で上下方向に移動表示される。
そして、遊技者は、ストップスイッチ42を押すことで、そのストップスイッチ42に対応するリール31(例えば、左ストップスイッチ42に対応する左リール31)の回転を停止させる。ストップスイッチ42が操作されると、そのときに発生する信号が遊技制御手段50に入力される。遊技制御手段50(具体的には、後述するリール制御手段64)は、この信号を受信すると、そのストップスイッチ42に対応するモータ32を駆動制御して、そのモータ32に係るリール31の停止制御を行う。そして、すべてのリール31の停止時に、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したとき(その役の入賞となったとき)は、入賞した役に対応するメダルの払出し等が行われる。
図1に示すように、遊技制御手段50は、以下の役抽選手段61等を備える。なお、本実施形態における以下の各手段は例示であり、遊技制御手段50は、本実施形態で示した手段に限定されるものではない。
役抽選手段61は、役(上述した特別役、小役、リプレイ)の抽選を行うものである。役抽選手段61は、例えば、役抽選用の乱数発生手段(ハードウェア乱数等)と、この乱数発生手段が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段と、乱数抽出手段が抽出した乱数値に基づいて、役の当選の有無及び当選役を判定する判定手段とを備えている。
乱数発生手段は、所定の領域(例えば10進法で0〜65535)の乱数を発生させる。乱数は、例えば200n(ナノ)secで1カウントを行うカウンターが0〜65535の範囲を1サイクルとしてカウントし続ける乱数であり、スロットマシン10の電源が投入されている間は、乱数をカウントし続ける。
乱数抽出手段は、乱数発生手段によって発生した乱数を、所定の時、本実施形態では遊技者によりスタートスイッチ41が操作(オン)された時に抽出する。判定手段は、乱数抽出手段により抽出された乱数値を、後述する役抽選テーブル62(62A〜62Fのいずれか)と照合することにより、その乱数値が属する領域に対応する役を決定する。例えば、抽出した乱数値がBB1の当選領域に属する場合は、BB1の当選と判定し、非当選領域に属する場合は、非当選と判定する。
役抽選テーブル62は、抽選される役の種類と、各役の当選確率とを定めたものである。図5及び図6は、本実施形態における役抽選テーブル62(62A〜62F)を示す図である。役抽選テーブル62は、遊技状態ごとに設けられている。役抽選テーブル62は、それぞれ所定の範囲の抽選領域を有し、この抽選領域は、各役の当選領域及び非当選領域に分けられているとともに、抽選される役が、予め設定された当選確率となるように所定の割合に設定されている。
まず、本実施形態の遊技状態としては、通常遊技(特別遊技以外の遊技)と特別遊技とを有する。
通常遊技には、上述の特別役の当選が持ち越されていない非内部中遊技と、当選が持ち越されている内部中遊技とを有する。
さらに、通常遊技には、リプレイの当選確率が通常確率に設定された非RT遊技と、リプレイの当選確率が高確率(非RT遊技よりも高い確率)に設定されたRT遊技とを有する。
なお、「RT(リプレイタイム)遊技」とは、広義にはリプレイの当選確率が非RT遊技と異なる遊技状態をいい、狭義にはリプレイの当選確率が非RT遊技よりも高い遊技状態をいう。そして、本実施形態のRT遊技は、後者である。
リプレイの当選確率の高いRT遊技では、頻繁にリプレイに当選・入賞するので、メダルの投入なく次遊技に進むことができる機会が増加する。また、リプレイの当選確率が高いと、それだけ出玉率(メダル投入枚数とメダル払出し枚数との比)が「1」に近づくので、遊技者は、RT遊技中は、メダル所有枚数を減らすことなく遊技を継続することができる。
さらに、本実施形態の非RT遊技は、BBの当選確率が通常確率に設定された遊技であり、RT遊技は、BBの当選確率が高確率に(非RT遊技のBB当選確率よりも高く)設定された遊技であり、いわゆる確率変動遊技としての役割を有する。よって、RT遊技は、非RT遊技よりも遊技者にとって有利な遊技である。
さらにまた、特別遊技(通常遊技以外の遊技)には、BB遊技(BB1遊技及びBB2遊技)、RB遊技、SB遊技、MB1遊技、MB2遊技、及びCB遊技を有する。
ここで、MB1遊技は、一般遊技とCB遊技とを有するが、MB2遊技は、CB遊技に相当する遊技のみを有する。
図5において、役抽選テーブル62Aは、非RT遊技で用いられる役抽選テーブル62である。
役抽選テーブル62Aでは、特別役(BB1、BB2、RB、SB、MB1、MB2)、小役1、小役2、小役3、及びリプレイの各単独当選が設けられている。
なお、特別役と小役やリプレイとが重複当選したり、複数種類の小役又はリプレイが重複当選するように設定することも挙げられるが、本実施形態では、説明の簡素化のため、単独当選のみとしている。
なお、実際には、特別役の当選確率は、設定値ごとに定められており、設定値が高くなるほど高くなるように設定されている(ただし、隣接する設定値では同一値に設定されている場合もある)。図5では、いずれか1つの設定値における当選確率を例示したものである。
また、役抽選テーブル62Bは、RT遊技で用いられる役抽選テーブル62であり、役抽選テーブル62Aと比較すると、第1に、リプレイの当選確率が異なる。RT遊技では、約3遊技に1回の割合でリプレイが当選するように設定されている。
さらにまた、役抽選テーブル62Bでは、BB1及びBB2の当選確率が役抽選テーブル62Aよりも高く設定されている。特に、BB2の当選確率が高く設定されている。どの程度高く設定するかは、出玉率の仕様に応じて異なるが、例えば3倍〜10倍の範囲に設定することが挙げられる。
上記の役抽選テーブル62A及び62Bにおいて、内部中の遊技となったときは、特別役は抽選されない。役抽選テーブル62A及び62Bが用いられている遊技において、特別役に当選し、当該遊技で特別役が入賞しなかったときは、次遊技から内部中遊技となるが、内部中の遊技では、役抽選テーブル62A及び62Bで設けられた特別役の当選領域は、すべて非当選領域となる。
さらにまた、役抽選テーブル62Cは、特別遊技のうち、BB1遊技、BB2遊技及びRB遊技で用いられる役抽選テーブル62である。役抽選テーブル62Cでは、小役のみが抽選されるとともに、小役3の当選確率が高く(ほぼ毎遊技、小役3に当選する程度に)設定されている。
また、図6において、役抽選テーブル62Dは、SB遊技で用いられる役抽選テーブル62である。役抽選テーブル62Dでは、CB以外の役が抽選されるとともに、小役3の当選確率が高く設定されている。
さらに、役抽選テーブル62Eは、MB1遊技で用いられる役抽選テーブル62である。役抽選テーブル62Eでは、BB1及びBB2は抽選されない。また、MB1遊技では、最初に、一般遊技が行われる。この一般遊技ではCBの抽選が行われ、CBに当選・入賞すると、次遊技からCB遊技が行われる。そして、CB遊技の終了条件を満たすと、再度、一般遊技に移行する。
MB1遊技の一般遊技では、小役及びリプレイの当選確率は、RT遊技と同一に設定されている。また、CBの当選確率は1/500に設定されており、滅多にCB遊技に移行しないように設定されている。このため、MB1遊技では、ほとんどの場合、一般遊技のみが行われるように設定されている(MB1遊技の終了条件については後述する)。
また、MB1遊技において、一般遊技からCB遊技に移行すると、RB、SB、小役及びリプレイの抽選が行われる。ただし、小役については、すべての小役1〜小役3の当選フラグ63a(後述)が強制的にオンとなり、小役1〜小役3のすべてに当選したときと同一の状態となる。したがって、小役1〜小役3を入賞可能な状態となる。なお、小役については、抽選を行わないようにすることが可能である。
さらに、役抽選テーブル62Fは、MB2遊技で用いられる役抽選テーブル62である。MB2に当選・入賞すると、次遊技から、MB2遊技が行われるが、このMB2遊技は、MB1遊技のCB遊技と同一の遊技状態である。すなわち、CB遊技と同様に、RB、SB、小役及びリプレイの抽選が行われる。そして、すべての小役1〜小役3の当選フラグ63aがオンとなる。
また、図5及び図6に示すように、各遊技ごとに、投入可能なメダル枚数が予め設定されている。本実施形態では、1つの遊技状態では、1つのメダル投入枚数が定められている。
例えば非RT遊技及びMB2遊技では、メダル投入枚数が3枚に設定されている(1枚又は2枚では遊技を行うことができない)。また、RT遊技及びMB1遊技では、メダル投入枚数が2枚に設定されている(1枚又は3枚では遊技を行うことができない)。さらに、BB遊技、RB遊技、及びSB遊技では、メダル投入枚数が1枚に設定されている(2枚又は3枚では遊技を行うことができない)。
説明を図1に戻す。
当選フラグ制御手段63は、役抽選手段61による役の抽選結果に基づいて、各役に対応する当選フラグ63aのオン/オフを制御するものである。本実施形態では、当選役に対応するように、BB1、BB2、RB、SB、MB1、MB2、CB、小役1、小役2、小役3、及びリプレイの各当選フラグ63aを備える。そして、役抽選手段61による役の抽選において当選したときは、対応する役の当選フラグ63aをオンにする(当選フラグ63aを立てる)。例えば、リプレイに当選したときは、リプレイに係る当選フラグ63aがオンとなり、それ以外の役の当選フラグ63aはオフのままである。
また、上述したように、SB、CB、小役及びリプレイの当選は持ち越されないので、当該遊技でこれらの役に当選し、これらの役の当選フラグ63aがオンにされても、当該遊技の終了時にその当選フラグ63aがオフにされる。
これに対し、SBとCB以外の特別役の当選は持ち越されるので、当該遊技でSBとCB以外の特別役に当選し、当選した特別役に係る当選フラグ63aがオンになったときは、その特別役が入賞するまでオンの状態が維持され、その特別役が入賞した時点でオフにされる。
例えば、当該遊技でBB1に当選したときは、BB1の当選フラグ63aがオンにされ、当該遊技でBB1が入賞しなかったときは、BB1に係る当選フラグ63aはオンの状態が維持される。そして、次遊技(内部中遊技)で、小役2に当選したときは、すでにオンであるBB1に係る当選フラグ63aのほか、小役2の当選フラグ63aがオンにされる。そして、当該遊技の終了時にBB1が非入賞のときは、BB1に係る当選フラグ63aのオンの状態が維持されるとともに、小役2の当選フラグ63aはオフにされる。
リール制御手段64は、リール31の回転開始命令を受信したとき、特に本実施形態ではスタートスイッチ41が操作されたとき(スタートスイッチ41が操作された旨の信号を受信したとき)に、すべて(3つ)のリール31の回転を開始するように制御するものである。
さらに、リール制御手段64は、役抽選手段61により役の抽選が行われた後、当該遊技における当選フラグ63aのオン/オフを参照して当選フラグ63aのオン/オフに対応する停止位置決定テーブル65を選択するとともに、ストップスイッチ42が操作されたときに、ストップスイッチ42が操作されたときのタイミングに基づいて、そのストップスイッチ42に対応するリール31の停止位置を決定するとともに、モータ32を駆動制御して、その決定した位置にそのリール31を停止させるように制御するものである。
例えば、リール制御手段64は、少なくとも1つの当選フラグ63aがオンである遊技では、リール31の停止制御の範囲内において、当選役(当選フラグ63aがオンになっている役)に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止可能にリール31を停止制御するとともに、当選役以外の役(当選フラグ63aがオフになっている役)に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないようにリール31を停止制御する。
ここで、「リール31の停止制御の範囲内」とは、ストップスイッチ42が操作された瞬間からリール31が実際に停止するまでのリール31の回転量(移動図柄数)の範囲内を意味し、本実施形態では、MB1遊技のCB遊技及びMB2遊技の左リール31を除き、ストップスイッチ42が操作された瞬間の図柄からの移動図柄数が4図柄以内(ストップスイッチ42が操作された瞬間の図柄を含めて5図柄以内)、いいかえればストップスイッチ42が操作された瞬間からリール31が停止するまでの時間が190ms以内に設定されている。
これに対し、MB1遊技のCB遊技及びMB2遊技の左リール31では、「リール31の停止制御の範囲内」とは、ストップスイッチ42が操作された瞬間の図柄からの移動図柄数が1図柄以内(ストップスイッチ42が操作された瞬間の図柄を含めて2図柄以内)、いいかえればストップスイッチ42が操作された瞬間からリール31が停止するまでの時間が75ms以内に設定されている。
これにより、ストップスイッチ42の操作を検知した瞬間の図柄から数えてリール31の停止制御の範囲内にある図柄のいずれかが有効ラインに停止させるべき図柄であるときは、ストップスイッチ42が操作されたときに、その図柄が有効ラインに停止するように制御されることとなる。
すなわち、役の当選時にストップスイッチ42が操作された瞬間に直ちにリール31を停止させると、当選した役に係るその図柄が有効ラインに停止しないときには、リール31の停止時に、リール31の停止制御の範囲内においてリール31を回転移動制御することで、当選した役に係る図柄ができる限り有効ラインに停止させるように制御するものである。
また逆に、ストップスイッチ42が操作された瞬間に直ちにリール31を停止させると、当選していない役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止してしまうときは、リール31の停止時に、リール31の停止制御の範囲内においてリール31を回転移動制御することで、当選していない役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しないように制御する。
さらに、リール制御手段64は、複数の当選フラグ63aがオンである遊技では、いずれか1つの役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるように制御し、複数の役に対応する図柄の組合せが同時に有効ラインに停止しないようにリール31を停止制御する。
なお、例えばMB1遊技のCB遊技や、MB2遊技において、例えばリプレイ当選時は、リプレイに係る当選フラグ63aと同時に、小役1〜小役3の当選フラグ63aもオンになっており、この場合には、リプレイと同時に小役1〜小役3の少なくとも1つが同時に入賞するように制御することも可能である。
停止位置決定テーブル65は、当選フラグ63aのオン/オフの状態ごとに対応して設けられており、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31の位置に対する、リール31の停止位置を定めたものである。具体的には、各停止位置決定テーブル65には、例えば0番の図柄(左リール31であれば「RP2」の図柄)が上段(中段又は下段でも可)を通過する瞬間にストップスイッチ42が操作されたときは、何図柄だけ移動制御して、何番の図柄を上段に停止させる、というように停止位置が定められている。
停止位置決定テーブル65は、以下のテーブルを備える。
BB1テーブルは、BB1(のみ)の当選フラグ63aがオンであるとき(非内部中遊技でBB1に当選したとき、又はBB1の内部中遊技で役の非当選時)に用いられ、リール31の停止制御の範囲内において、BB1に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、BB1に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができないときは、いずれの役に対応する図柄の組合せも有効ラインに停止させないように、リール31の停止位置が定められたものである。
BB2テーブル、RBテーブル、MB1テーブル、及びMB2テーブルについても、BB1テーブルと同様である。すなわち、BB2テーブル、RBテーブル、MB1テーブル、及びMB2テーブルは、それぞれ、BB1テーブル中、「BB1」を、「BB2」、「RB」、「MB1」、及び「MB2」と読み替えたものに相当する。
小役1テーブルは、小役1(のみ)の当選フラグ63aがオンであるときに用いられ、リール31の停止制御の範囲内において、小役1に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、小役1に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができないときは、いずれの役に対応する図柄の組合せも有効ラインに停止させないように、リール31の停止位置が定められたものである。
小役2テーブル、小役3テーブル、リプレイテーブル、SBテーブル、及びCBテーブルについても、小役1テーブルと同様である。すなわち、小役2テーブル、小役3テーブル、リプレイテーブル、SBテーブル、及びCBテーブルは、それぞれ、小役1テーブル中、「小役1」を、「小役2」、「小役3」、「リプレイ」、「SB」、及び「CB」と読み替えたものに相当する。
なお、後述するように、MB1テーブル、MB2テーブル、SBテーブル、CBテーブル、小役3テーブル、及びリプレイテーブルが用いられたときは、常に、それぞれMB1、MB2、SB、CB、小役3、及びリプレイが入賞するようにリール31が停止制御される。
これに対し、BB1テーブル、BB2テーブル、RBテーブル、小役1テーブル又は小役2テーブルが用いられたときは、それぞれ所定の図柄が有効ラインに停止するタイミングでストップスイッチ42が操作されなければ、それぞれこれらの役は入賞しない。
また、特別役の内部中遊技において、小役又はリプレイに当選したときは、当該遊技での当選役(小役又はリプレイ)の入賞が優先されるとともに、その当選役を入賞させることができないときは、次に、当選を持ち越している特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるようにリール31の停止位置が定められた停止位置決定テーブル65が用いられる。
なお、これに限らず、当選を持ち越している特別役を優先して入賞させるように制御することも可能である。
また、本実施形態では、図5及び図6に示すように、役はすべて単独当選するように設定しているが、上述したように、特別役と小役又はリプレイが当該遊技で同時に重複当選するように設定することも可能である。この場合には、特別役の内部中遊技において小役又はリプレイに当選したときに用いられる停止位置決定テーブル65と同様の停止位置決定テーブル65が用いられる。
さらにまた、非当選テーブルは、すべての当選フラグ63aがオフであるとき(すなわち、非内部中遊技又は特別遊技における役の非当選時)に用いられ、いずれの役に対応する図柄の組合せも有効ラインに停止しないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。したがって、非当選テーブルは、特別役の内部中に用いられることはない。
さらに、CB遊技中テーブルは、MB1遊技のCB遊技中又はMB2遊技中であって、小役1〜小役3のすべての当選フラグ63aがオンであるときに用いられ、リール31の停止制御の範囲内(左リール31については移動図柄数1図柄の範囲内、中及び右リール31については移動図柄数4図柄の範囲内)において、小役1〜小役3のいずれかに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、小役1〜小役3以外の役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しないように、リール31の停止位置が定められたものである。
なお、いずれかの小役に当選することなく小役1〜小役3のすべての当選フラグ63aがオンとなったときと、いずれかの小役に当選し、かつ小役1〜小役3のすべての当選フラグ63aがオンとなったときとで、リール31の停止制御(役の入賞態様等)を変えるようにすることも可能である。
次に、リール31の図柄配列と停止制御との関係について説明する。
図2に示すように、左リール31において、「RP1」の図柄は、5図柄以内の間隔で配置されている。同様に、左リール31において、「RP2」の図柄は、5図柄以内の間隔で配置されている。これにより、左リール31がどの瞬間に位置するときにストップスイッチ42が操作されても、リール制御手段64は、常に、所望の有効ラインに「RP1」又は「RP2」の図柄を停止させることができる。
また、図2に示すように、中リール31において、「ベル」の図柄は、5図柄以内の間隔で配置されている。同様に、中リール31において、「RP2」の図柄は、5図柄以内の間隔で配置されている。これにより、中リール31がどの瞬間に位置するときにストップスイッチ42が操作されても、リール制御手段64は、中リール31の停止時に、常に、所望の有効ラインに「ベル」又は「RP2」の図柄を停止させることができる。
さらにまた、右リール31についても中リール31と同様に、「ベル」及び「RP2」の図柄が配置されているので、リール制御手段64は、右リール31の停止時に、常に、所望の有効ラインに「ベル」又は「RP2」の図柄を停止させることができる。
よって、リール制御手段64は、SB、MB1、MB2、CB、小役3、及びリプレイの当選時には、常に、これらの図柄の組合せを有効ラインに停止させることができる。
さらに本実施形態では、左リール31について、移動図柄数1図柄の範囲内で常に「RP1」の図柄を表示窓11内に停止させることができる。そして、中及び右リール31については、移動図柄数4図柄の範囲内で常に「ベル」の図柄を所望の有効ラインに停止させることができるので、CB遊技中テーブルが用いられたときは、常に、小役3を入賞させることができる。
一方、「赤7」、「青7」、「白7」、「スイカ」、及び左リール31の「チェリー」の各図柄については、間隔が5図柄を超えて配置されている。これにより、BB1、BB2、RB、小役1及び小役2の当選時には、当選役に対応する図柄が有効ラインに停止するタイミングでストップスイッチ42が操作されなければ、当選役に対応する図柄の組合せは有効ラインに停止しない。
説明を図1に戻す。
停止図柄判断手段66は、リール31の停止時に、有効ラインに停止したリール31の図柄の組合せが、いずれかの役に対応する図柄の組合せと一致するか否かを判断するものである。停止図柄判断手段66は、例えばモータ32の停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ライン上の図柄を判断する。
ただし、停止図柄判断手段66は、ストップスイッチ42が操作され、停止位置決定テーブル65を用いて停止位置が決定された時に、そのリール31が停止したか否かにかかわらず、停止図柄を判断することが可能である。
払出し手段67は、停止図柄判断手段66により、リール31の停止時に有効ラインに停止した図柄の組合せがいずれかの役に対応する図柄の組合せと一致すると判断され、その役の入賞となったときに、その入賞役に応じて所定枚数のメダルを遊技者に対して払い出すか、又はクレジットの加算等の処理を行うものである。
特別遊技制御手段68は、本実施形態の各特別遊技の開始、特別遊技中の遊技の進行、及び特別遊技の終了を制御するものである。
遊技中に、BB1又はBB2に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、BB1又はBB2の入賞となり、特別遊技制御手段68は、次遊技からそれぞれBB1遊技及びBB2遊技を開始するように制御する。
BB1遊技及びBB2遊技では、上述した役抽選テーブル62Cを用いて役の抽選が行われる。これにより、BB1遊技及びBB2遊技中は、小役3の当選確率が高くなる。
また、本実施形態では、BB1遊技及びBB2遊技の終了条件として、BB1遊技及びBB2遊技中に払い出されたメダル枚数が所定枚数(本実施形態では、350枚)以上になったことに設定されている。すなわち、BB1遊技及びBB2遊技の終了条件は、同一に設定されている。
このため、特別遊技制御手段68は、BB1遊技及びBB2遊技中に払い出されたメダル枚数をカウントし、毎遊技、払い出された枚数を更新し続けるとともに、カウントされた払出し枚数が所定枚数以上となったと判断したときは、BB1遊技及びBB2遊技の終了条件を満たすと判断する。
また、遊技中に、RBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、RBの入賞となり、特別遊技制御手段68は、次遊技からRB遊技を開始するように制御する。
RB遊技においても、上述した役抽選テーブル62Cを用いて役の抽選が行われる。これにより、RB遊技中は、小役3の当選確率が高くなる。
また、本実施形態では、RB遊技の終了条件として、RB遊技中に払い出されたメダル枚数が所定枚数(本実施形態では、100枚)以上になったことに設定されている。
このため、特別遊技制御手段68は、RB遊技中に払い出されたメダル枚数をカウントし、毎遊技、払い出された枚数を更新し続けるとともに、カウントされた払出し枚数が所定枚数以上となったと判断したときは、RB遊技の終了条件を満たすと判断する。
さらにまた、遊技中に、SBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、SBの入賞となり、特別遊技制御手段68は、次遊技において(1遊技のみ)、SB遊技を開始するように制御する。
SB遊技では、上述した役抽選テーブル62Dを用いて役の抽選が行われる。これにより、SB遊技中は、小役3の当選確率が高くなる。また、SB遊技は、役の当選や入賞の有無にかかわらず、当該1遊技で終了する。
さらに、遊技中に、MB1に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、MB1の入賞となり、特別遊技制御手段68は、次遊技からMB1遊技を開始するように制御する。
MB1遊技では、図6の役抽選テーブル62Eを用いて役の抽選が行われる。
MB1遊技に移行すると、最初は、一般遊技が行われる。この一般遊技は、役抽選テーブル62Eを用いて役の抽選が行われる。さらに、この一般遊技中にCBに当選・入賞すると、次遊技からCB遊技に移行する。本実施形態のCB遊技は、SB遊技と同様に、1遊技で終了するものである。CB遊技が終了すると、再度、一般遊技に戻る。
以上のようにして、MB1遊技では、一般遊技とCB遊技とを行き来する。ただし、本実施形態では、一般遊技中のCBの当選確率を低く設定しているので、CBには滅多に当選しない。このため、MB1遊技に移行したときは、ほとんどが一般遊技となる。
また、本実施形態では、MB1遊技の終了条件として、MB1遊技中(CB遊技を含む)に払い出されたメダル枚数が所定枚数(本実施形態では、253枚)以上になったことに設定されている。
このため、特別遊技制御手段68は、MB1遊技中に払い出されたメダル枚数をカウントし、毎遊技、払い出された枚数を更新し続けるとともに、カウントされた払出し枚数が所定枚数以上となったと判断したときは、MB1遊技の終了条件を満たすと判断する。
さらに、MB1遊技の一般遊技では、図6に示すように、RB及びSBの抽選が行われる。そして、RB又はSBに当選したときは、当該遊技でMB1遊技を終了させる。RBに当選したときは、当該遊技でRBが入賞可能となり、当該遊技でRBが入賞しなかったときは、MB1遊技を終了して非RT遊技(内部中)に移行し、RBが入賞するまで継続される。また、SBに当選したときは、当該遊技で必ずSBが入賞し、次遊技でSB遊技が実行される。
また、遊技中に、MB2に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、MB2の入賞となり、特別遊技制御手段68は、次遊技からMB2遊技を開始するように制御する。
MB2遊技では、上述した役抽選テーブル62Fを用いて役の抽選が行われる。
また、本実施形態では、MB2遊技の終了条件として、MB2遊技中に払い出されたメダル枚数が所定枚数(本実施形態では、16枚)以上になったことに設定されている。したがって、例えば、小役3が2遊技連続で入賞すれば、この2遊技でMB2遊技の終了条件を満たし、当該遊技でMB2遊技を終了させる。
以上より、SB遊技は1遊技で終了し、MB2遊技はほぼ2遊技で終了するので、多くのメダル払出しはない。しかし、SB遊技又はMB2遊技に移行すれば、小役3が入賞してメダルが払い出されることが確実であるので、遊技者にとって有利な遊技ではある。
また、BB遊技又はRB遊技は、それぞれメダル払出し枚数が350枚又は100枚になるまで、小役3の当選確率が高確率に設定された遊技を継続できるので、遊技者にとって有利な遊技である。
これに対し、MB1遊技は、リプレイの当選確率はRT遊技と同等となるものの、BBの抽選が行われない遊技であるので、遊技者にとって不利な遊技(不利益遊技)として位置づけられる。
遊技状態制御手段69は、本実施形態で設けられている各遊技状態間の移行を制御する手段である。
図7は、各遊技状態間の移行を説明する図である。図7において、メダル投入枚数が1枚で遊技が行われるBB1遊技、BB2遊技、RB遊技、及びSB遊技は、一本線の直線で囲んでおり、メダル投入枚数が2枚で遊技が行われるRT遊技及びMB1遊技は、波線で囲んでおり、メダル投入枚数が3枚で遊技が行われる非RT遊技及びMB2遊技は、二重線で囲んでいる。
図7において、まず、非RT遊技では、メダル投入枚数が3枚で遊技が行われる。これに対し、RT遊技では、メダル投入枚数が2枚で遊技が行われる。これらの非RT遊技又はRT遊技は、いずれかの特別役、すなわちBB1、BB2、RB、SB、MB1、又はMB2のいずれかが入賞するまで継続される。
ここで、BB1、BB2、RB、又はSBに当選・入賞したときは、入賞時特有の演出が出力される。そして、BB1遊技、BB2遊技、RB遊技及びSB遊技中は、各遊技特有の演出が出力される。さらにこれらの遊技では、小役3の当選確率が大幅に高くなるので、遊技者は、当然、これらの遊技中であることを知ることとなる。
また、BB1遊技、BB2遊技、RB遊技及びSB遊技では、それまでのメダル投入枚数2枚又は3枚から1枚に変化するので、メダル投入枚数の変化によっても、遊技者は、BB1遊技、BB2遊技、RB遊技又はSB遊技が実行されていることを知ることができる。そして、BB1遊技、RB遊技、及びSB遊技が終了したときは、非RT遊技に移行する。
これに対し、BB2遊技が終了したときは、RT遊技に移行する。
また、非RT遊技又はRT遊技においてMB2が入賞すると、MB2遊技に移行する。MB2遊技は、上述したように、約2ゲーム程度継続する遊技である。そして、MB2遊技の終了後は、RT遊技に移行する。
本実施形態では、MB1、MB2、又はCBの入賞時には、入賞時特有の演出等は出力しないように制御する。また、図4に示すように、MB1の図柄の組合せは「RP2」−「ベル」−「ベル」であり、MB2の図柄の組合せは、「RP1」−「ベル」−「RP2」であり、CBの図柄の組合せは「RP1」−「RP2」−「RP2」であり、複数種類の図柄からなるとともに、小役3やリプレイの図柄を含む図柄から構成している。さらに、MB1、MB2、及びCB入賞時のメダル払出し枚数は、0枚に設定されている。
したがって、遊技者は、注意深く入賞時の図柄の組合せを観察していないと、MB1、MB2、及びCBの入賞を見過ごしやすいように設定されている。
さらに、MB2遊技中も、特有の演出を出力しないので、MB2遊技が実行されていることをわかりにくくしている。
したがって、メダル投入枚数が3枚の非RT遊技からMB2遊技に移行したときは、メダル投入枚数も変化しないので、遊技者は、気づかないでMB2遊技を消化することが多くなる。そして、このMB2遊技の終了後は、RT遊技に移行する。RT遊技に移行すると、突然、メダル投入枚数が2枚となる。よって、遊技者は、非RT遊技中に、突然、メダル投入枚数が2枚に切り替わったときは、MB2の当選・入賞、及びMB2遊技を経由してRT遊技に移行したかもしれないと期待を抱くようになる。
特に、MB2遊技の約2ゲーム間は、ほとんどの場合、小役3が入賞する。したがって、2ゲーム連続で小役3が入賞した後、メダル投入枚数が2枚に変化したときは、MB2遊技を経由してRT遊技に移行した可能性が高くなるので、遊技者は、RT遊技への移行を期待することができる。
なお、上述の通り、非RT遊技は遊技者にとって有利となるBB1遊技やBB2遊技に移行するためのBB1やBB2の当選確率が通常確率であるが、RT遊技はBB1及びBB2の当選確率が高確率なので、遊技者は、RT遊技である方が非RT遊技よりも有利となる。
また、RT遊技においてMB2が当選・入賞し、MB2遊技に移行すると、突然、それまでのメダル投入枚数が2枚から3枚に変化する。したがって、遊技者は、MB2遊技に移行したかもしれないと判断することができる。また、メダル投入枚数が突然3枚になり、かつ2ゲーム連続で小役3が入賞した後、再度、メダル投入枚数が2枚に変化すれば、遊技者は、MB2遊技を経由して再度RT遊技に戻った可能性が高いことを知ることができる。
一方、非RT遊技においてMB1が当選・入賞し、MB1遊技に移行すると、メダル投入枚数がそれまでの3枚から2枚に突然変化する。したがって、遊技者は、少なくとも遊技状態が移行したことを知ることができる。
しかし、MB1の図柄の組合せが有効ラインに停止したことを遊技者が確認できたときは、非RT遊技からMB1遊技に移行したと判断できるが、そうでない限りは、非RT遊技からMB1遊技に移行したことはわかりにくい。
すなわち、非RT遊技においてMB2に当選・入賞し、遊技者が気づかない間にMB2遊技が実行され、その後にRT遊技に移行したことでメダル投入枚数が2枚に変化したのか、それとも、非RT遊技においてMB1に当選・入賞し、MB1遊技の一般遊技に移行したことでメダル投入枚数が2枚になったのかは、判断しにくいからである。
特に、MB1遊技の一般遊技とRT遊技とでは、小役及びリプレイの当選確率が等しいため、小役やリプレイの入賞率から判断することはできない。
なお、MB1遊技のCB遊技及びMB2遊技では、上述したように、左リール31の停止時には、最大移動図柄数が1図柄で左リール31が停止制御される。
これに対し、RT遊技では、左リール31の停止時には、最大移動図柄数が4図柄で左リール31が停止制御される。
したがって、左リール31の停止時の移動図柄数を観察することで、スロットマシンの上級者であれば、当該遊技がMB1遊技のCB遊技又はMB2遊技であるのか、RT遊技であるのかを判断可能となる。しかし、スロットマシンの初級者では容易に判断することはできない。
さらに、例えばRT遊技での停止位置決定テーブル65を、非RT遊技での停止位置決定テーブルとは別個に持たせ、RT遊技の停止位置決定テーブル65では、左リール31の停止時には、極力、最大移動図柄数が1図柄となるように左リール31の停止位置を定めておくことも可能となる。このようにすれば、左リール31の停止制御時の移動図柄数を見ることで、当該遊技がMB1遊技のCB遊技又はMB2遊技であるのか、RT遊技であるのかの判断を困難にすることができる。
また、MB1遊技の一般遊技においてCBに当選・入賞し、CB遊技に移行しても、CB遊技でのメダル投入枚数は、一般遊技と同じ2枚である。さらにまた、CB遊技は、1遊技で終了し、再度、一般遊技に戻る。このため、遊技者から見れば、1遊技だけのCB遊技であるので、一般遊技からCB遊技への移行、及びCB遊技から一般遊技への移行は気づきにくい。ただし、CBの図柄の組合せが停止したことがわかれば、MB1遊技の一般遊技からCB遊技に移行したことを知ることができる。
なお、CBの図柄の組合せは、上述したように、遊技者は気づきにくくなっている。また、CBの入賞時のメダル払出し枚数は0枚であり、CB入賞やCB遊技特有の演出は出力しないように制御するので、よりわかりにくくしている。
また、MB1遊技の一般遊技において、CBの当選確率を比較的高く設定したとしても、CBの図柄の組合せを、入賞しにくい(引込みが悪い)図柄の組合せに設定しておけば、CB当選時にも非入賞となる可能性が高くなるので、一般遊技だけを行う確率を高くすることができる。
さらにまた、MB1遊技に移行すると、RB及びSBに当選したことを除き、メダル払出し枚数が253枚に到達するまで継続される。MB1遊技で253枚のメダルが払い出されると、MB1遊技が終了し、非RT遊技に移行する。
さらに、MB1遊技の一般遊技では、RB又はSBが抽選され、これらのRB又はSBに当選したときは、MB1遊技が終了(パンク)する。そして、RB遊技又はSB遊技を経て、非RT遊技に移行する。RB遊技又はSB遊技が実行されると、それが遊技者にわかるので、遊技者は、RB遊技又はSB遊技の終了後に非RT遊技に移行したことを知ることができる。
以上より、本実施形態では、3枚のメダルを投入して遊技を行う非RT遊技から、メダル投入枚数が2枚に切り替わると、遊技者にとって有利なRT遊技に移行したのか、遊技者にとって不利なMB1遊技に移行したのかを判断しにくくなっている。したがって、実際にはMB1遊技であっても、遊技者にとって有利なRT遊技であるかもしれないというフェイクとして利用することができる。
一方、メダル投入枚数が2枚であっても、必ず遊技者にとって有利な遊技状態とはいえないので、RT遊技を、潜伏確変遊技(確率変動遊技であるか否かが遊技者にはわからない又はわかりにくい遊技)として利用することもできる。
なお、RT遊技及びMB1遊技中に、現在の遊技状態が遊技者にとって有利であるか否かの演出を出力することも可能である。例えばRT遊技中は、約7〜8割の確率で、遊技者にとって有利な遊技状態であることを想定させる演出を出力し、MB1遊技中は、約3〜4割の確率で、遊技者にとって有利な遊技状態であることを想定させる演出を出力することが挙げられる。
このように制御することにより、メダル投入枚数が2枚となったときは、遊技者は、有利な遊技状態であることを期待できるようになる。
ただし、BB2が入賞してBB2遊技に移行し、このBB2遊技が終了すると、メダル投入枚数が2枚のRT遊技に移行するので、この場合には、遊技者にとって有利なRT遊技であることが確定する。
また、メダル投入枚数が2枚の遊技中にCBの入賞を知ったときは、遊技者にとって不利なMB1遊技中であることが確定する(CBはMB1遊技でしか当選・入賞しないため)。
説明を図1に戻す。
遊技制御手段50は、演出制御手段70に対し、各種の情報を送信するように制御する。送信される情報としては、メダルが投入された旨の情報、スタートスイッチ41が操作された旨(リール31の回転が開始された旨)の情報、役の抽選結果の情報、ストップスイッチ42が操作された旨(リール31が停止した旨)の情報、各リール31の停止位置の情報(有効ラインに停止した図柄及び図柄の組合せの情報)、メダルの払出しの情報、遊技状態の情報等が挙げられる。
図1において、演出制御手段70は、ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23からの演出の出力を制御するものである。
演出制御手段70の演出パターン記憶手段71は、複数種類の演出パターンを記憶しているものである。そして、演出制御手段70の演出パターン選択手段72は、遊技の開始時等に、役抽選手段61による役の抽選が行われた後、ソフトウェア乱数を用いた抽選によって、遊技状態に応じて、役の抽選結果に対応するいずれか1つの演出パターンを選択する。
また、演出パターンは、当選役に応じて、それぞれ複数種類が設けられている。例えば、特別役当選時、小役当選時、リプレイ当選時、非当選時等ごとに、それぞれ複数種類の演出パターンが設けられている。
演出パターンは、遊技の進行に伴って、どのようなタイミングで(スタートスイッチ41の操作時や各ストップスイッチ42の操作時等)、どのような演出を出力するか(ランプ21をどのように点灯、点滅又は消灯させるか、スピーカ22からどのようなサウンドを出力するか、及び画像表示装置23にどのような画像を表示させるか等)を定めたものである。
そして、演出制御手段70は、選択した演出パターンに従い、所定のタイミングで演出出力機器から演出を出力するように制御する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、以下のような種々の変形が可能である。
(1)RT遊技中は、MB1を抽選しないように制御することも可能である。すなわち、図4中、役抽選テーブル62Bでは、MB1を「抽選なし」とするか、実質的に当選しない確率(例えば1/65536)に設定してもよい。
これにより、RT遊技中にMB1に当選し、突然、遊技者にとって不利なMB1遊技に移行してしまうことをなくすことができる。
また、同時に、RT遊技ではMB2の抽選も行わないようにしてもよい。RT遊技中にMB2に当選・入賞しても、MB2遊技を経由して再度RT遊技に戻るだけだからである。
(2)MB1遊技を、規定遊技回数で終了するように制御してもよい。上記実施形態では、MB1遊技に移行すると、253枚の払出しがあるまでMB1遊技を継続するようにした。しかし、これに代えて、払出し枚数の制限はないが、遊技回数が規定回数(例えば150遊技)に到達するまでMB1遊技を継続することも可能である。これにより、遊技者にとって不利な不利益遊技(はまり遊技)を遊技回数で規定することができる。
なお、MB1遊技の終了条件を遊技回数で規定したとしても、その遊技回数の到達前に、RBやSBに当選したときは、MB1遊技は終了する。
(3)上記実施形態において、MB1遊技では、RB及びSBの双方の抽選を行ったが、これらの抽選を行わないように制御してもよい。このようにすれば、RBやSBの当選によってMB1遊技がパンクすることはなくなる。一方、RBのみ、又はSBのみを抽選することも可能である。
(4)RT遊技及びMB1遊技での小役の当選確率を、非RT遊技よりも高く設定することも可能である。小役及びリプレイの当選確率を高くすることで、例えば差枚数の期待値(メダル投入枚数に対する、払出し枚数の期待値(理論値))が「1」を超えるように設定する。
このようにしても、MB1遊技は、非RT遊技よりも出玉率が高くなるが、BBの抽選が行われないので、遊技者にとって不利な遊技であることに変わりはない。
(5)本実施形態では、非RT遊技及びMB2遊技のメダル投入枚数を3枚、RT遊技及びMB1遊技のメダル投入枚数を2枚に設定した。しかし、これに限らず、非RT遊技と、RT遊技及びMB1遊技のメダル枚数が異なれば、どのように設定してもよい。例えば、非RT遊技(及びMB2遊技)のメダル投入枚数を2枚、RT遊技及びMB1遊技のメダル投入枚数を1枚又は3枚に設定することも可能である。
同様に、BB遊技、RB遊技、SB遊技のメダル投入枚数についても、1〜3枚の任意の枚数に設定することが可能である。
(6)本実施形態では、RT遊技は1つのみを設けたが、これに限らず、複数種類のRT遊技(RT1遊技、RT2遊技、・・・)を設けることも可能である。そして、例えばRT2遊技はRT1遊技よりもさらに遊技者にとって有利な遊技状態(BBの当選確率が高い、出玉率が高い、AT(アシストタイム)が付加されている等)としてもよい。
(7)通常確率遊技である非RT遊技に対し、確率変動遊技であるRT遊技では、BBの当選確率のみを高く設定した。しかし、これに限らず、RBについても当選確率を高く設定してもよい。RT遊技では、非RT遊技に対し、少なくとも1つのBB又はRBの当選確率が高い遊技であればよい。
(8)本実施形態では、BB1遊技及びRB遊技の終了後は、非RT遊技に移行するようにした。しかし、これに限らず、BB1遊技及びBB2遊技の終了後は、いずれもRT遊技に移行するようにしてもよい。また、RB遊技の終了後はRT遊技に移行するようにしてもよい。
一方、本実施形態のBBは、BB1及びBB2の2種類設け、その種類に応じてBB遊技の終了後に非RT遊技又はRT遊技に移行するようにした。しかし、これに限らず、BBは1種類のみとし、BB遊技の終了後は必ずRT遊技に移行するようにしてもよい。
(9)本実施形態のMB1を、他のBBに変えることも可能である。例えばMB1に代えて、「BB3」を設ける。この場合、BB3の図柄の組合せは、MB1と同じとし、遊技者にとってわかりにい図柄の組合せであって、当選時には常に入賞するように設定する。
そして、BB3入賞時には、最初にBB3遊技の一般遊技に移行する。この一般遊技では、MB1遊技の一般遊技のCBと同様の機能を有するシフトRBの抽選を行う。このシフトRBに当選・入賞したら、次遊技からRB遊技に移行させる。
このRB遊技は、例えば1〜2遊技で終了するように制御する。そしてRB遊技が終了すると、再度、BB3遊技の一般遊技に移行するように制御する。さらにこのBB3遊技は、他のBB1遊技やBB2遊技と同様に、例えば350枚の払出しで終了するように制御する。
さらに、BB3遊技の一般遊技では、MB1遊技の一般遊技と同程度の出玉率とし、特別役の抽選を行わないように制御する。
このように設定すれば、MB1をBB3に置き換えたとしても、BB3遊技を、MB1遊技と同様の効果を持たせることができる。
(10)2枚投入の遊技から3枚投入の遊技に移行したときに、どの契機で移行したのかをわかりにくくするために、SBを用いることができる。SB遊技でのメダル投入枚数を2枚又は3枚に設定し、2枚投入のRT遊技中にSBに当選して2枚又は3枚投入のSB遊技を1ゲーム行った後、3枚投入の非RT遊技に移行した場合があれば、遊技者は、RT遊技中にSBに当選して(SB入賞、SBコボシ目表示、SB遊技終了のいずれかの契機で)非RT遊技に移行したのか、RT遊技中にMB1に当選してMB1遊技の終了後に非RT遊技に移行したのかがわかりにくくなる。
(11)MB1遊技中にCBに当選したときは、遊技者によってはCB入賞に気づく場合がある。したがって、CBに当選したときは、その時点(CB当選、CB入賞、CB遊技終了)で、確率変動遊技であるRT遊技に移行するようにしてもよい。
(12)本実施形態のRT遊技の遊技回数には制限を設けていないが、例えば50ゲーム消化したときは非RT遊技に移行するように制御してもよい。
(13)RT遊技において遊技状態移行役の抽選を行い、この遊技状態移行役が入賞したときは、非RT遊技に移行する(転落する)ように設定してもよい。
この場合に、遊技状態移行役の当選時には、ストップスイッチ42の押し順や図柄配列等によって遊技状態移行役の入賞を回避できるように設定する。
さらに、RT遊技において遊技状態移行役に当選したときは、その入賞を回避するためのアシスト(報知)機能を付与してもよい。これにより、RT遊技では、アシストに従うだけで、遊技状態移行役の入賞を回避してRT遊技に滞在できるようにする。そして、所定の条件を満たしたとき(例えば所定遊技回数を消化したとき)はアシストを終了させる。アシストが終了したときは、遊技状態移行役が入賞してしまう場合があり、遊技状態移行役の入賞により非RT遊技に移行する(転落する)ように制御する。
ここで、RT遊技ではアシストを行い、MB1遊技ではアシストを行わないようにすると、現在の遊技状態がRT遊技であるのかMB1遊技であるのかが、遊技者にわかってしまう。このため、MB1遊技においても、擬似的なアシストを行うように制御する。擬似的なアシストとしては、例えば、遊技状態移行役の非当選時にアシストを行い、そのアシストによって遊技状態移行役が入賞しなかったように装うことが挙げられる。なお、MB1遊技では、遊技状態移行役の入賞によっても遊技状態が移行しないように設定しておくこともできる。この場合には、遊技状態移行役の当選時にRT遊技と同じアシストを行えばよい。
(14)遊技制御手段50(メイン制御基板)から、外部端子(メイン制御基板と接続された中継基板等の端子。なお、この中継基板を介して後述の表示装置に信号が送られる。)に信号を送信する場合において、MB1及びMB2の当選時は、同じ種類の信号を送信し、遊技者が見ることができる表示装置(そのスロットマシン10の特別役の当選回数等を表示する装置)には、RB当選として表示するようにしてもよい。また、BB1、BB2及びRBの当選時は、同じ種類の信号を送信し、表示装置にはBBの当選として表示するようにしてもよい。あるいは、MB1及びMB2当選時には、外部端子には信号を送信しないように制御してもよい。
10 スロットマシン
11 表示窓
21 ランプ
22 スピーカ
23 画像表示装置
31 リール
32 モータ
40 ベットスイッチ
41 スタートスイッチ
42 ストップスイッチ
43 メダル投入口
50 遊技(メイン)制御手段
61 役抽選手段
62(62A〜62F) 役抽選テーブル
63 当選フラグ制御手段
63a 当選フラグ
64 リール制御手段
65 停止位置決定テーブル
66 停止図柄判断手段
67 払出し手段
68 特別遊技制御手段
69 遊技状態制御手段
70 演出(サブ)制御手段
71 演出パターン記憶手段
72 演出パターン選択手段
L1〜L5 有効ライン(図柄組合せライン)

Claims (1)

  1. 遊技者にとって有利となる特別遊技に移行するための特別役P1を含む役の抽選を行う役抽選手段と、
    前記役抽選手段により特別役P1の抽選が行われる遊技であって、遊技媒体の投入数Mで遊技が行われる通常遊技Aと、
    前記役抽選手段により特別役P1の抽選が行われる遊技であって、遊技媒体の投入数N(N≠M)で遊技が行われ、前記通常遊技Aよりも遊技者に有利な通常遊技Bと、
    遊技状態の移行条件を満たしたときに、前記通常遊技Aから前記通常遊技Bへの移行、及び前記通常遊技Bから前記通常遊技Aへの移行を制御する遊技状態制御手段と
    を備え、
    前記役抽選手段は、少なくとも前記通常遊技Aでは、特別役P1の抽選を行わない不利益遊技に移行するための不利益役P2を含めて役の抽選を行い、
    前記遊技状態制御手段は、前記通常遊技Aにおいて不利益役P2に当選し、不利益役P2に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、前記不利益遊技を実行するとともに、前記不利益遊技の終了条件を満たしたときは、前記通常遊技Aに戻るように制御することにより、
    前記通常遊技A以外の遊技であって遊技媒体の投入数がNである遊技として、遊技者にとって有利な前記通常遊技Bと、遊技者にとって不利な前記不利益遊技とを設け
    前記不利益遊技は、少なくとも1つの特定リールについて、ストップスイッチが操作された瞬間から前記特定リールが停止するまでの最大移動図柄数が前記通常遊技A及び前記通常遊技Bよりも少なく設定された遊技であり、
    前記通常遊技Bでは、前記特定リールについて、前記ストップスイッチが操作された瞬間から前記特定リールが停止するまでの最大移動図柄数が、前記不利益遊技と同一になることを優先して、前記特定リールを停止制御する
    ことを特徴とするスロットマシン。
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