JP5446777B2 - バッテリーターミナル - Google Patents

バッテリーターミナル Download PDF

Info

Publication number
JP5446777B2
JP5446777B2 JP2009266511A JP2009266511A JP5446777B2 JP 5446777 B2 JP5446777 B2 JP 5446777B2 JP 2009266511 A JP2009266511 A JP 2009266511A JP 2009266511 A JP2009266511 A JP 2009266511A JP 5446777 B2 JP5446777 B2 JP 5446777B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery post
holding
battery
holding portion
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009266511A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011113669A (ja
Inventor
水谷  嘉宏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2009266511A priority Critical patent/JP5446777B2/ja
Publication of JP2011113669A publication Critical patent/JP2011113669A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5446777B2 publication Critical patent/JP5446777B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Description

本発明は、バッテリーの電極に電線を接続するためのバッテリーターミナルに関する。
従来、バッテリーポストに電線を接続するために用いられるバッテリーターミナルの一例として、特許文献1に記載されたものが知られている。
このバッテリーターミナルは、車両等のエンジンルームに搭載されるバッテリーのバッテリーポストと嵌合する円環状の抱持部と、その抱持部を締め付けるための締付部と、電線側の端子を接続させる電線接続部とから構成されている。締付部は、抱持部の両端から対向して延出され、ポスト締付ボルトとナットにより締め付けられる構造になっている。
電線接続部は、抱持部の締付部とは反対側に連続して形成され、スタッドボルトが上方に向けて突出して設けられており、スタッドボルトの軸線は、バッテリーポストの軸線と平行をなしている。このスタッドボルトには、電線側端子が挿通されてその上からナットを挿通し、締め付けることで固定される。
バッテリーポストは、バッテリーの上面に位置し、その上面から上端側に向けて次第に径の小さくなったテーパ状の側面を有する略円錐台形をなす。このバッテリーポストに抱持部を上部から嵌め込んで、締付部のボルトを締め付けることで、抱持部が縮径してバッテリーポスト側面に密着した状態で固定可能である。
ところで、このバッテリーターミナルを取り付けるには、まず抱持部をバッテリーポストに外嵌させ、ポスト締付ボルトを締め込んで固定した状態で、電線接続部のスタッドボルトに電線側端子を嵌合し、さらにスタッドボルトにナットを締め込んで端子を固定する。
特開2006−338999号公報
このような取付手順では、電線接続部のスタッドボルトに上記電線側端子をナット締結する際に、ナットとの間の摩擦力によってバッテリーターミナルに回転トルクが作用する。この回転トルクは、バッテリーポストの軸線を中心に略直角方向に作用する外力となり、この外力によってバッテリーポストを外嵌している抱持部が、抜け出てしまう虞がある。
また、電線側端子をスタッドボルトに締結後、電線が引っ張られることによっても、抱持部がバッテリーポストの軸中心に対していずれか一方向に回転しようとする力が作用することがある。これに加えて、バッテリーポストの外周面がテーパー状となっていることも手伝って、抱持部がバッテリーポストから回り外れてしまう虞がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、電線を電線接続部に固定する際及びその固定後に生じる外力が抱持部に伝達しても、抱持部がバッテリーポストに外嵌した状態を保つことのできるバッテリーターミナルを提供することを目的とする。
本発明は、上端側に向けて次第に径の小さくなるテーパ状の外周面を有するバッテリーポストに嵌合される有端環状をなす抱持部と、前記抱持部の両端から対向して延出された一対の締付片部と、前記抱持部に一体的に設けられて電線が接続される電線接続部と、前記一対の締付片部を互いに接近する方向に保持する締付手段と、を備えるバッテリーターミナルであって、前記抱持部には、バッテリーポストの周方向に対して下向きに傾斜する傾斜エッジ部が形成され、前記傾斜エッジ部は、前記抱持部の上側縁部とされており、前記抱持部の下側縁部は、バッテリーポストの周方向に延出していることに特徴を有する。
通常、バッテリーポストは抱持部よりも剛性の低い材料(鉛合金)により形成されている。このバッテリーポストに抱持部を外嵌させると、傾斜エッジ部がバッテリーポストに食い込むことで、傾斜エッジ部よりも上端側のバッテリーポストの肉が抱持部よりも外側にはみ出した状態となる。これにより、抱持部がかかる外力によりバッテリーポストの上方に抜け出ようとしても、はみ出したバッテリーポストの肉により形成された段差に傾斜エッジ部が引っ掛かかり阻止される。また、抱持部が傾斜エッジ部が下向きに傾斜する方向に沿って回ろうとする場合において、傾斜エッジ部の上側にはみ出すバッテリーポストの肉も下向きに傾斜した状態となっている。これにより、傾斜エッジ部がバッテリーポストに形成された下向きに延びる段差に引っ掛かりつつ、その段差に沿う下向きの方向に抱持部全体が誘導されるから、さらに抱持部がバッテリーポストから抜け出るのを阻止することができる。また、バッテリーポストから抱持部が抜け出る場合に最初に抜け出る部位である上側縁部を傾斜エッジ部とすることで、他の部位に傾斜エッジ部を設けるよりも効果的に抜け止めを図ることができる。
前記電線接続部は、前記電線の端末部に接続された電線側端子をねじ締め固定するための端子固定ボルトを備え、前記傾斜エッジ部は、前記端子固定ボルトの締付時における、前記抱持部のバッテリーポストに対する相対的回転方向の先方程下方となる傾斜形状とされていてもよい。
電線側端子をスタッドボルト等の端子固定ボルトにねじ締め固定する場合には、電線側端子が端子固定ボルトに固定後に電線が引っ張られる等して抱持部にかかる力よりも、このねじ締め固定時に抱持部に伝達する力の方が大きい。このねじ締め固定時に抱持部にかかる力に対する、抱持部のバッテリーポストからの抜け止めに特化したのが、この形態である。傾斜エッジ部は、端子固定ボルトのネジ締め方向と同じ回転方向に沿って下向きに傾斜している。抱持部がこのネジ締め方向と同方向に回転しようとすると、傾斜エッジ部の上側に肉がはみ出すことにより形成されたバッテリーポスト上の段差によって、その回転方向が下向きに誘導され、また、段差に傾斜エッジ部が引っ掛かることにより、上側に抜け出ようとする力を抑制することができる。
前記傾斜エッジ部は、前記抱持部の延出方向の略中間位置から両方向に対称をなして傾斜した形状であってもよい。このような構造によれば、抱持部がバッテリーポストに対して回ろうとする両方向の力に対して、傾斜エッジ部が抱持部全体を下向きに誘導する効果を発揮することができる。
前記抱持部には、バッテリーポストの周方向に対して下向きに傾斜する傾斜エッジ部が形成され、前記傾斜エッジ部は、前記抱持部の前記バッテリーポストの前記外周面に接する面に設けられた凹部の下側縁部とされており、前記凹部の上側縁部は、バッテリーポストの周方向に延出しているものとしてもよい。まず、バッテリーポストへの当接面に凹部を設けることで、回り止めとしての効果が期待できる。さらにその凹部の縁部を傾斜エッジ部とすることで、抱持部がバッテリーポストに対して回ろうとする方向に下向きに傾斜する傾斜エッジ部の一部がその回転方向を下向きに誘導する。これにより抱持部が例えバッテリーポスト回りを回転したとしても、バッテリーポストから抜け出ることを防止することができる。
前記抱持部には、バッテリーポストの周方向に対して下向きに傾斜する傾斜エッジ部が形成され、前記傾斜エッジ部は、前記抱持部の前記バッテリーポストの前記外周面に接する側面に貫通する穴の内周縁部における下側縁部とされており、前記穴の内周縁部における上側縁部は、バッテリーポストの周方向に延出しているものとしてもよい。効果としては、上記凹部を設ける場合と同様であるが、それに加えて、傾斜エッジ部を貫通穴で形成することにより、穴部とした分のバッテリーターミナルの軽量化を行うことができる。
本発明によれば、電線を電線接続部に固定する際及びその固定後に生じる外力が抱持部に伝達しても、抱持部がバッテリーポストに外嵌した状態を保つことのできるバッテリーターミナルを提供することができる。
本発明の実施形態1に係るバッテリーターミナルの斜視図 実施形態1に係るバッテリーターミナルの側面図 実施形態1に係るバッテリーターミナルの上面図 実施形態1に係るバッテリーターミナルの展開部品の平面図 関連技術1に係るバッテリーターミナルの展開部品の平面図 関連技術2に係るバッテリーターミナルの展開部品の平面図 実施形態2に係るバッテリーターミナルの斜視図 実施形態2に係るバッテリーターミナルの側面図 実施形態2に係るバッテリーターミナルの展開部品の平面図 実施形態2の変形例1に係るバッテリーターミナルの斜視図 実施形態2の変形例1に係るバッテリーターミナルの側面図 実施形態2の変形例1に係るバッテリーターミナルの展開部品の平面図 実施形態2の変形例2に係るバッテリーターミナルの展開部品の平面図 実施形態2の変形例3に係るバッテリーターミナルの展開部品の平面図 実施形態3に係るバッテリーターミナルの展開部品の平面図 実施形態3の変形例1に係るバッテリーターミナルの展開部品の平面図 実施形態3の変形例2に係るバッテリーターミナルの展開部品の平面図
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図4によって説明する。
本実施形態におけるバッテリーターミナル10は、自動車等の車両に搭載された図示しないバッテリーの電極であるバッテリーポスト50に外嵌する抱持部20と、車載用電装品に接続される図示しない電線側端子を接続する電線接続部11とを一体に有し、図示しない電線側端子をバッテリーターミナル10を介してバッテリーポスト50に電気的に接続する場合を例示している。
バッテリーターミナル10は、鉛よりも硬い銅合金等の金属製であって、図1に示すように、図示しない電線側端子を接続する電線接続部11が設けられている。電線接続部11は、端子接続ボルトに相当するスタッドボルト12を保持し、後述する抱持部20から延出された板片状の接続本体部13と、接続本体部13の上面に位置し、スタッドボルト12を保持するためのボルト保持部14と、から構成されている。ボルト保持部14には、スタッドボルト12を挿通するためのスタッドボルト挿通孔15が形成されている。ボルト保持部14は接続本体部13の上側に重なるように折り返した形態をなし、スタッドボルト12の上方からスタッドボルト挿通孔15を挿通させることで、接続本体部13とボルト保持部14との間にスタッドボルト12を挟み込むようにして保持している。
スタッドボルト12はボルト保持部14の板面に対して略直角をなすように保持されている。また、スタッドボルト12の中心軸は、図3に示すように抱持部20が外嵌するバッテリーポスト50の中心軸に対して、平行に配されている。このスタッドボルト12は、右ネジであって、図示しない電線側端子に設けられた挿通孔を挿通させ、その上から図示しないナットで締め付けることで、電線側端子をボルト保持部14上に固定している。
接続本体部13の一端には、連続して抱持部20が設けられている。先にこの抱持部20が外嵌するバッテリーポスト50について簡単に説明すると、当該バッテリーポスト50は、略箱形をなす図示しないバッテリー本体の上面に突設された鉛製の電極である。その形状は、図1から図3の破線で示すように、断面形状が真円となり、上端側が次第に縮径された先細のテーパをなす円錐台形となっている。
このようなバッテリーポスト50に外嵌する抱持部20は、図3に示すように上方から見るとC字型であって、バッテリーポスト50の外周形状に沿ったテーパをなしている。抱持部20の開放端部は互いに対向して電線接続部11とは反対方向に延出されており、その延出端部は互いに締付可能な締付片部30となっている。締付片部30には、ポスト締付ボルト31を挿通するボルト挿通孔32が各々形成されている。締付片部30の締付手段としては、ボルト挿通孔32にポスト締付ボルト31を挿通し、挿通したポスト締付ボルト31にナット33を螺合させることにより行う。この締付片部30を締め付けることで抱持部20を縮径させ、バッテリーポスト50に抱持部20を外嵌させる構造となっている。
ところで、バッテリーターミナル10を展開すると、図4に示すように、抱持部20は帯状になっている。抱持部20の上側縁部21は、図4の左方向に向かって下側縁部22に近づく方向に傾斜している。本実施形態では、この傾斜している上側縁部21が傾斜エッジ部に相当する。抱持部20をバッテリーポスト50に外嵌すると、図2に示すように、上側縁部21はバッテリーポスト50の周方向に対して交差した状態となる。また、その傾斜方向は、スタッドボルト12の締付方向a(右回転方向、図1参照)と同方向に、バッテリーポスト50を軸中心として、バッテリーポスト50の下端部に近づくように傾斜している。
本実施形態は以上のような構造であって、続いてバッテリーターミナル10の組付作業について説明する。まず、抱持部20をバッテリーポスト50に被せ、ボルト挿通孔32に挿通したポスト締付ボルト31にナット33を締め付ける。これにより、抱持部20はバッテリーポスト50の軸中心に向かって縮径され、バッテリーポスト50に外嵌状態で固定される。この際、抱持部20は、鉛製のバッテリーポスト50よりも硬いから、バッテリーポスト50に食い込んだ状態で保持されている。
次に、ボルト保持部14上に保持されたスタッドボルト12に図示しない電線側端子の挿通孔を挿通し、その上から図示しないナットを締め付けることで、図示しない電線側端子をバッテリーターミナル10に取り付けることができる。
ところで、スタッドボルト12に図示しないナットを締結する際には、スタッドボルト12側に締付方向aの回転トルクがかかる。この回転トルクは、電線接続部11を介して抱持部20にも伝わる。これにより、抱持部20はバッテリーポスト50周りを締付方向aと同方向のb方向に回ろうとする。また、抱持部20が外嵌しているバッテリーポスト50の側面はテーパ状となっているから、バッテリーポスト50の上側から抜け出ようとする分力も生じる。
この外力に対抗する部位として上側縁部21が挙げられる。上側縁部21は、バッテリーポスト50に食い込んだ状態となっている。この上側縁部21よりも上端側のバッテリーポスト50は、外嵌した抱持部20が食い込むことにより、抱持部20よりも外側にその肉がはみ出した状態となり、上側縁部21との境界部は段差状となっている。また、上側縁部21は、抱持部20が外力を受けて回転しようとする方向bに沿って下向きに傾斜している。このような形状により、抱持部20がバッテリーポスト50の上側から抜け出ようとすると、まず、上側縁部21が食い込むことにより生じた段差に上側縁部21がぶつかり、バッテリーポスト50の上端側に移動しようとする抱持部20の動きが規制される。さらに、抱持部20がb方向に回ろうとすると、下向きに傾斜した上側縁部21の形状がそのまま食い込むことにより生じた段差にぶつかることによって、下向きにその回転方向を誘導されながら回転する。
よって、抱持部20が、その抱持部20に形成された上側縁部21によって、バッテリーポスト50から上方へ抜け出ようとするのを阻止することができ、さらに、抱持部20のバッテリーポスト50回りを回ろうとする方向をバッテリーポスト50の下端側へと誘導することができる。
また、従来の、例えば抱持部の上側縁部がバッテリーポスト50の周方向に沿った形状の場合と比較して、本実施形態では、最も先にバッテリーポスト50から回り抜け出ようとする抱持部20の部位を切り取ったような形状となっている。これにより、例え抜け出る方向に回転したとしても、抱持部20が抜け出難い構造となっている。以上の構造により、電線側端子を電線接続部11に固定する際に生じる外力が抱持部20に伝達しても、抱持部20はバッテリーポスト50から抜け出ることなく、外嵌した状態を保つことができる。
以上、本発明の実施形態1を示したが、本発明は上記実施の形態に限られるものではなく、例えば以下のような変形例を含むこともできる。なお、以下の各変形例において、上記実施形態と同様の部材には、上記実施形態と同符号を付して図示及び説明を省略するものもある。
関連技術1〕
実施形態1に関連する関連技術1について図5を用いて説明する。ここでは、傾斜エッジ部としての機能を抱持部20の上側縁部21に持たせるのではなく、抱持部20のバッテリーポスト50への当接面に設けた凹状の抜け止め部40に持たせる場合を説明する。
抱持部20のバッテリーポスト50の外周に当接する内周面には、内周面を陥没させた直線的な溝状をなす抜け止め部40が形成されている。抜け止め部40は、実施形態1の上側縁部21と同様に、抱持部20が回転しようとする方向bに沿って全周にわたって下向きに傾斜して延出している。また、この抜け止め部40は複数条設けられ、互いに平行をなしている。
このような抜け止め部40を有する抱持部20がバッテリーポスト50に食い込んだ状態で外嵌されると、抜け止め部40は凹状になっているから、その凹部内にもバッテリーポスト50の肉が入り込む。この状態で、スタッドボルト12に電線側端子をナット締結する際に発生する回転トルクが抱持部20に伝達すると、実施形態1と同様に、抱持部20はb方向に回転しようとする。この回転方向bに対して、まず抜け止め部40内に入り込んだ肉が障壁となり、主に抜け止め部40の回転方向に直交する縁部40Aがぶつかる。また、バッテリーポスト50から抜け出ようとする分力に対しても、同様に抜け止め部40内に入り込んだバッテリーポスト50の肉が障壁となり、抜け止め部40の下側縁部40Bがぶつかる。さらに、抜け止め部40は回転方向bに下向きに傾斜して延びているから、上側に抜け出ようとする抜け止め部40の下側縁部40Bが入り込んだバッテリーポスト50の肉に当接しながらその回転方向を下向きに誘導される。このように抱持部20に抜け止め部40を設けることによっても、外力により抱持部20がバッテリーポスト50から抜け出ることを抑制することができる。
関連技術2〕
実施形態1に関連する関連技術2について図6を用いて説明する。ここでは、傾斜エッジ部としての機能を抱持部20のバッテリーポスト50への当接面に設けた貫通穴であるターミナル窓41に持たせた場合を説明する。
抱持部20のバッテリーポスト50の外周に当接する内周面には、内周面を打ち抜いて貫通させた穴状のターミナル窓41が形成されている。ターミナル窓41は、実施形態1の変形例1と同様に、抱持部20が回転しようとする方向bに沿って全周にわたって下向きに傾斜して延びる単一の穴である。
このようなターミナル窓41が形成された抱持部20がバッテリーポスト50に外嵌されると、変形例1と同様に、ターミナル窓41内にバッテリーポスト50の肉が入り込む。この状態で、スタッドボルト12に電線側端子をナット締結する際に発生する回転トルクが抱持部20に伝達すると、上記実施形態と同様に、抱持部20はb方向に回転しようとする。この回転方向bに対して、まずターミナル窓41内に入り込んだ肉にターミナル窓41の回転方向後端部となる縁部41Aが引っ掛かかり、抱持部20の移動が阻止される。
また、バッテリーポスト50から抜け出ようとする分力に対しても、ターミナル窓41内に入り込んだバッテリーポスト50の肉にターミナル窓41の下側縁部41Bが引っ掛かり、抜け出ようとする抱持部20の動きが阻害される。さらに、ターミナル窓41は回転方向bに向かって下向きに傾斜して延びているから、上側に抜け出ようとするターミナル窓41の下側縁部41Bが入り込んだバッテリーポスト50の肉に当接しながらその回転方向を下向きに誘導される。このように抱持部20にターミナル窓41を設けることによっても、変形例1の抜け止め部40と同様の効果を発揮し、外力により抱持部20がバッテリーポスト50から抜け出ないような構造とすることができる。加えて、ターミナル窓41を設けた分、バッテリーターミナル10を軽量化し、コスト削減に寄与できる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図7ないし図9によって説明する。
本実施形態は、実施形態1とは、電線接続部11の構造が相違し、傾斜エッジ部として機能する抱持部20の上側縁部21の形状が異なる。他の構成については実施形態1と同様であるため、説明を省略する。
電線接続部11は、抱持部20の締付片部30の延出方向に設けられている。詳しくは、一対の締付片部30のうち一方の締付片部30の突出端に、図示しない電線束の端末を接続するための圧着バレル11Aが設けられている。
抱持部20の上側縁部21は、図7及び図8に示すように、各締付片部30から各々遠ざかる方向に下側に傾斜している。詳しくは、図9に示すように抱持部20を展開してみると、抱持部20の上側縁部21は、抱持部20の略中央位置xから左側に向かって斜め上方向に延出する第1傾斜エッジ部21Aと、同じく略中央位置xから右側に向かってに斜め上方向に延出する第2傾斜エッジ部21Bと、から構成されており、略中央位置xを境に対称をなしている。
続いてそのバッテリーターミナル10の組み付け手順について説明すると、まず、図示しない電線束の端末を圧着バレル11Aに圧着する。次に、抱持部20をバッテリーポスト50に被せ、ボルト挿通孔32に挿通されたポスト締付ボルト31にナット33を締め付ける。これにより、抱持部20はバッテリーポスト50の軸中心に向かって縮径され、バッテリーポスト50に固定される。
さて、バッテリーターミナル10がバッテリーポスト50に組み付けられた状態において、他の部位における車両組み立て作業時に、或いは車両の点検作業時等に、圧着バレル11Aに圧着された図示しない電線束が押されたり、引かれたりすることがある。すると、バッテリーターミナル10にはバッテリーポスト50の軸を軸中心として抱持部20が、図7の右回転方向cあるいは、左回転方向dに回ろうとする回転トルクが作用する。さらに、抱持部20が外嵌しているバッテリーポスト50の側面はテーパ状となっているから、右回転方向c、左回転方向dの回転トルクに加えて、バッテリーポスト50の上側から抜け出ようとする分力もそれぞれ生じる。
ところで、本実施形態によれば、上側縁部21はバッテリーポスト50に食い込んだ状態となっており、上側縁部21よりも上端側のバッテリーポスト50は、外嵌した抱持部20が食い込むことにより、抱持部20よりも外側にその肉がはみ出した状態となり、上側縁部21との境界部は段差状となっている。このような形状により、抱持部20がバッテリーポスト50の上側から抜け出ようとすると、まず、上側縁部21が食い込むことにより生じた段差に上側縁部21がぶつかり、バッテリーポスト50の上端側に移動しようとする抱持部20の動きが規制される。
また、上側縁部21は、右回転方向cに沿うように第1傾斜エッジ部21Aが、左回転方向dに沿うように第2傾斜エッジ部21Bが各々下向きに傾斜している。この形状により、抱持部20が、例えば回転方向cに回ろうとした場合、下向きに傾斜した第1傾斜エッジ部21Aが食い込むことにより生じたバッテリーポスト50の段差に当接し、その段差に第1傾斜エッジ部21Aが沿うように回転することで、抱持部20全体の回転方向が下向きへと誘導される。なお、この回転方向がcである場合には、第2傾斜エッジ部21Bは、その第2傾斜エッジ部21Bが食い込むことにより生じたバッテリーポスト50の段差から離れる方向となるから、バッテリーホスト50との関係で上下のいずれの方向へも分力は生ずることはない。また、逆に、回転方向dについても同様に、第2傾斜エッジ部21Bによって抱持部20の回転方向が下向きへと誘導され、第1傾斜エッジ部21Aによっては上下のいずれの方向へも分力は生じない。
以上のような構造により、抱持部20が、その抱持部20に形成された上側縁部21によって、バッテリーポスト50から上方へ抜け出ようとするのを阻止することができ、さらに、抱持部20のバッテリーポスト50回りを回ろうとする方向をバッテリーポスト50の下端側へと誘導することができる。また本実施形態によると、実施形態1と同様の効果に加えて、右回転方向c及び左回転方向dの左右両回転に対応することができるから、左右両回転方向に外力がかかるような、例えば、電線束をバッテリーターミナル10に直接圧着して保持する圧着タイプ等において特に有用である。
以上、本発明の実施形態2を示したが、本発明は上記実施の形態に限られるものではなく、例えば以下のような変形例を含むこともできる。なお、以下の各変形例において、上記実施形態と同様の部材には、上記実施形態と同符号を付して図示及び説明を省略するものもある。
〔実施形態2の変形例1〕
実施形態2の変形例1について図10から図12を用いて説明する。本変形例では、実施形態2とは電線接続部11の構造が相違し、実施形態1と同様のスタッドボルト12タイプである。また、傾斜エッジ部として機能する抱持部20の上側縁部21の形状が異なる。他の構成については実施形態1及び実施形態2と同様であるため、説明を省略する。
抱持部20の上側縁部21は、図10及び図11に示すように、電線接続部11のスタッドボルト12から遠ざかる方向に下側に傾斜している。詳しくは、図12に示すように抱持部20を展開してみると、抱持部20の上側縁部21は、抱持部20の略中央位置xから左方向に向かって斜め下方向に延出する第3傾斜エッジ部21Eと、同じく略中央位置xから右方向に向かって斜め下方向に延出する第4傾斜エッジ部21Fと、から構成されており、互いに略中央位置xを境に対称をなしている。
上記バッテリーターミナル10をバッテリーポスト50に外嵌し、スタッドボルト12に図示しないナットを締結すると、スタッドボルト12側に締付方向aの回転トルクがかかり、抱持部20はバッテリーポスト50周りを締付方向cに回ろうとする。また、バッテリーターミナル10の組み付け完了後において、他の部位における車両組み立て作業時や車両の点検作業等に、電線側端子に接続された電線束が押されたり、引かれたりする。これにより、バッテリーターミナル10にはバッテリーポスト50の軸を軸中心として抱持部20が、図10の右回転方向cあるいは、左回転方向dに回転するトルクが作用する。また、抱持部20が外嵌しているバッテリーポスト50の側面はテーパ状となっているから、各回転方向に対して、バッテリーポスト50の上側から抜け出ようとする分力も生じる。
これに対して、本実施形態の抱持部20の上側縁部21は、実施形態2と同様の作用を示す。つまり、抱持部20がバッテリーポスト50の上側から抜け出ようとすると、実施形態1及び実施形態2と同様に、上側縁部21が食い込むことにより生じたバッテリーポスト50の段差に上側縁部21がぶつかり、バッテリーポスト50の上端側に移動しようとする抱持部20の動きが規制される。
さらに、抱持部20が、例えば回転方向cに回ろうとすると、下向きに傾斜した第3傾斜エッジ部21Eが食い込むことにより生じたバッテリーポスト50の段差に、第3傾斜エッジ部21Eが沿って回転することで、その回転方向が下向きへと誘導される。回転方向dについても同様に、第4傾斜エッジ部21Fによって抱持部20の回転方向を下向きへと誘導する。実施形態2も本変形例も、抱持部20をバッテリーポスト50回りに回転させようとする力が働く力点から遠ざかる方向に、傾斜エッジ部である上側縁部21が下向きに傾斜しているといった点で同じである。よって、効果も実施形態2と同様であると言える。
〔実施形態2の変形例2〕
実施形態2の変形例2について図13を用いて説明する。ここでは、傾斜エッジ部としての機能を抱持部20の上側縁部21に持たせるのではなく、関連技術1と同様に抱持部20のバッテリーポスト50への当接面に設けた凹状の抜け止め部40に持たせる場合を説明する。ただし、抜け止め部40の形状は、関連技術1とは相違する。
抱持部20のバッテリーポスト50の外周に当接する内周面には、内周面を陥没させた凹状の抜け止め部40が形成されている。その形状は、図13に示すように、抱持部20の略中央位置xから右方向に斜め下方向に延出する右側縁部40Eと、同じく略中央位置xから左方向に斜め下方向に延出する左側縁部40Fと、を含んだ凹状になっている。また、抜け止め部40の上側縁部21側の縁部は、当該上側縁部21に対して平行となるように設けられている。
このような抜け止め部40を有する抱持部20がバッテリーポスト50に外嵌されると、関連技術1と同様に、抜け止め部40は凹状になっているから、その凹部内にバッテリーポスト50の肉が入り込む。このような状態において、まず、バッテリーポスト50から抜け出ようとする分力に対しては、右側縁部40E及び左側縁部40Fの両方が、その上側に位置するバッテリーポスト50の抜け止め部40内に入り込んだ肉にぶつかることで、その抜け出ようとする力が抑制される。
抱持部20が回転方向cに回ろうとした場合、抜け止め部40内に入り込んだバッテリーポスト50の肉に当接した状態の左側縁部40Fがその肉に沿って回転方向を誘導される。これにより、抱持部20全体の動きが、バッテリーポスト50の下端側へと誘導される。逆の回転方向dについても同様の効果が抜け止め部40の右側縁部40Eによって発揮される。このような抜け止め部40によっても、実施形態2と同様に左右両回転方向の外力に対して、抱持部20はバッテリーポスト50から抜け出ることなく、外嵌した状態を保つことができる。
〔実施形態2の変形例3〕
実施形態2の変形例3について図14を用いて説明する。ここでは、傾斜エッジ部としての機能を、関連技術2と同様に、抱持部20のバッテリーポスト50への当接面に設けた貫通穴であるターミナル窓41に持たせた場合を説明する。ただし、ターミナル窓41の形状は、関連技術2とは異なる。
抱持部20のバッテリーポスト50の外周に当接する内周面には、内周面を打ち抜いて貫通させた穴状のターミナル窓41が形成されている。ターミナル窓41は、実施形態2と同様に、抱持部20が回転しようとする右回転方向c、左回転方向dに対応している。即ち、図14に示すように、抱持部20の略中央位置xから右方向に向かって斜め下方向に延出する右側縁部41Eと、同じく略中央位置xから左方向に向かって斜め下方向に延出する左側縁部41Fと、を含んだ穴状になっている。また、ターミナル窓41の上側縁部21側の縁部は、当該上側縁部21に対して平行となるように設けられている。
このようなターミナル窓41が形成された抱持部20がバッテリーポスト50に外嵌されると、実施形態2の変形例2と同様に、ターミナル窓41内にバッテリーポスト50の肉が入り込む。この状態で、抱持部20に右回転方向cの外力がかかると、ターミナル窓41内に入り込んだ肉に当接した状態の左側縁部41Fがその肉に沿って回転方向を誘導される。これにより、抱持部20全体の動きがバッテリーポスト50の下端側へと誘導される。逆の回転方向dについても右側縁部41Eが同様の効果を発揮する。また、抜け出ようとする分力に対しては関連技術2と同様に、ターミナル窓41内に入り込んだ肉に右側縁部41Eと左側縁部41Fとが引っ掛かることで抑えられる。このようなターミナル窓41によっても、実施形態2の変形例2と同様の効果を得ることができる。
<実施形態3>
次に、本発明の実施形態3を図15によって説明する。
本実施形態は、実施形態2の変形例1とは、抱持部20の上側縁部21の形状が異なる。他の構成については実施形態1及び実施形態2の変形例1と同様であるため、説明を省略する。
抱持部20の上側縁部21は、電線接続部11のスタッドボルト12から遠ざかる方向に上向きに傾斜している。詳しくは、図15に示すように、抱持部20の略中央位置xから右方向に向かって斜め上方向に延出する第5傾斜エッジ部21Gと、同じく略中央位置xから左方向に斜め上方向に延出する第6傾斜エッジ部21Hと、から構成されており、略中央位置xを境に互いに対称をなしている。
このような上側縁部21を有する抱持部20には、実施形態2と同様に、右回転方向c又は左回転方向dの外力がかかる。また、各回転方向c,dに対して、バッテリーポスト50の上側から抜け出ようとする分力も生じる。これに対して、本実施形態の抱持部20の上側縁部21は、実施形態2と同様の作用を示す。つまり、抱持部20がバッテリーポスト50の上側から抜け出ようとすると、実施形態1及び実施形態2と同様に、上側縁部21が食い込むことにより生じたバッテリーポスト50の段差に上側縁部21がぶつかり、バッテリーポスト50の上端側に移動しようとする抱持部20の動きが規制される。
さらに、抱持部20が、例えば回転方向cに回ろうとすると、下向きに傾斜した第5傾斜エッジ部21Gが食い込むことにより生じたバッテリーポスト50の段差に、第5傾斜エッジ部21Gが沿って回転することで、その回転方向が下向きへと誘導される。回転方向dについても同様に、第6傾斜エッジ部21Hによって抱持部20の回転方向を下向きへと誘導する。
このように、抱持部20の上側縁部21の展開形状が、谷形状であっても、山形状である実施形態2の変形例1と同様の効果を発揮する。しかしながら、例えば回転方向cに抱持部20が回転しようとする場合には、その外力は抱持部20のうち、第5傾斜エッジ部21Gが形成された側によりかかる。しかしながら、この回転しようとする外力は、抱持部20がバッテリーポスト50を締め付ける力とは比較にならないほど小さい。よって、実施形態2の変形例1と比較して大きな効果の差はないと思われるが、外力が主にかかる抱持部20の部位に、その外力の回転方向に沿った傾斜エッジ部が設けられている本実施形態の方が、理論的には好ましい。
以上、本発明の実施形態3を示したが、本発明は上記実施の形態に限られるものではなく、例えば以下のような変形例を含むこともできる。なお、以下の各変形例において、上記実施形態と同様の部材には、上記実施形態と同符号を付して図示及び説明を省略するものもある。
〔実施形態3の変形例1〕
実施形態3の変形例1について図16を用いて説明する。ここでは、傾斜エッジ部としての機能を抱持部20の上側縁部21に持たせるのではなく、関連技術1及び実施形態2の変形例2と同様に抱持部20のバッテリーポスト50への当接面に設けた凹状の抜け止め部40に持たせる場合を説明する。ただし、抜け止め部40の形状は、上述の抜け止め部40とは相違する。
抜け止め部40の形状は、図16に示すように、抱持部20の略中央位置xから右方向に向かって斜め上方向に延出する第1縁部40Gと、同じく略中央位置xから左方向に斜め上方向に延出する第2縁部40Hと、を含んだ凹状になっている。また、抜け止め部40の上側縁部21側の縁部は、上側縁部21に対して平行となるように設けられている。
このような抜け止め部40を設けることによっても、実施形態3と同様の効果が得られる。また、実施形態3と同様の理由で、実施形態2の変形例2よりも理論上効果的である。
〔実施形態3の変形例2〕
実施形態3の変形例2について図17を用いて説明する。ここでは、傾斜エッジ部としての機能を、関連技術2及び実施形態2の変形例3と同様に、抱持部20のバッテリーポスト50への当接面に設けた貫通穴であるターミナル窓41に持たせた場合を説明する。ただし、ターミナル窓41の形状は、上述のターミナル窓41とは相違する。
ターミナル窓41は、図17に示すように、抱持部20の略中央位置xから右方向に向かって斜め上方向に延出する第1縁部41Gと、同じく略中央位置xから左方向に斜め上方向に延出する第2縁部41Hと、を含んだ穴状になっている。また、ターミナル窓41の上側縁部21側の縁部は、当該上側縁部21に対して平行となるように設けられている。このようにしても、実施形態2の変形例3と同様の効果が期待できる。また、実施形態3と同様の理由で、実施形態2の変形例3よりも理論上効果的である。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態において、傾斜エッジ部としての機能を抱持部20の上側縁部21に持たせた場合、その上側縁部21の形状は、一方向に対して下向きに傾斜する形状、もしくは左右両方向に下向きに傾斜するエッジを一つずつ有する山形状あるいは谷形状とされていたが、これに限られず、例えば、のこぎり歯のような、山谷形状が複数連なる形状であってもよい。
10…バッテリーターミナル
11…電線接続部
11A…圧着バレル
12…スタッドボルト
20…抱持部
21…上側縁部(傾斜エッジ部)
22…下側縁部
30…締付片部
40…抜け止め部
41…ターミナル窓
50…バッテリーポスト

Claims (5)

  1. 上端側に向けて次第に径の小さくなるテーパ状の外周面を有するバッテリーポストに嵌合される有端環状をなす抱持部と、
    前記抱持部の両端から対向して延出された一対の締付片部と、
    前記抱持部に一体的に設けられて電線が接続される電線接続部と、
    前記一対の締付片部を互いに接近する方向に保持する締付手段と、を備えるバッテリーターミナルであって、
    前記抱持部には、バッテリーポストの周方向に対して下向きに傾斜する傾斜エッジ部が形成され
    前記傾斜エッジ部は、前記抱持部の上側縁部とされており、
    前記抱持部の下側縁部は、バッテリーポストの周方向に延出していることを特徴とするバッテリーターミナル。
  2. 前記電線接続部は、前記電線の端末部に接続された電線側端子をねじ締め固定するための端子固定ボルトを備え、
    前記傾斜エッジ部は、前記端子固定ボルトの締付時における、前記抱持部のバッテリーポストに対する相対的回転方向の先方程下方となる傾斜形状とされていることを特徴とする請求項1に記載のバッテリーターミナル。
  3. 上端側に向けて次第に径の小さくなるテーパ状の外周面を有するバッテリーポストに嵌合される有端環状をなす抱持部と、
    前記抱持部の両端から対向して延出された一対の締付片部と、
    前記抱持部に一体的に設けられて電線が接続される電線接続部と、
    前記一対の締付片部を互いに接近する方向に保持する締付手段と、を備えるバッテリーターミナルであって、
    前記抱持部には、バッテリーポストの周方向に対して下向きに傾斜する傾斜エッジ部が形成され、
    前記傾斜エッジ部は、前記抱持部の前記バッテリーポストの前記外周面に接する面に設けられた凹部の下側縁部とされており、
    前記凹部の上側縁部は、バッテリーポストの周方向に延出していることを特徴とするバッテリーターミナル。
  4. 上端側に向けて次第に径の小さくなるテーパ状の外周面を有するバッテリーポストに嵌合される有端環状をなす抱持部と、
    前記抱持部の両端から対向して延出された一対の締付片部と、
    前記抱持部に一体的に設けられて電線が接続される電線接続部と、
    前記一対の締付片部を互いに接近する方向に保持する締付手段と、を備えるバッテリーターミナルであって、
    前記抱持部には、バッテリーポストの周方向に対して下向きに傾斜する傾斜エッジ部が形成され、
    前記傾斜エッジ部は、前記抱持部の前記バッテリーポストの前記外周面に接する側面に貫通する穴の内周縁部における下側縁部とされており、
    前記穴の内周縁部における上側縁部は、バッテリーポストの周方向に延出していることを特徴とするバッテリーターミナル。
  5. 前記傾斜エッジ部は、前記抱持部の延出方向の略中間位置から両方向に対称をなして傾斜した形状であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のバッテリーターミナル。
JP2009266511A 2009-11-24 2009-11-24 バッテリーターミナル Expired - Fee Related JP5446777B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009266511A JP5446777B2 (ja) 2009-11-24 2009-11-24 バッテリーターミナル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009266511A JP5446777B2 (ja) 2009-11-24 2009-11-24 バッテリーターミナル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011113669A JP2011113669A (ja) 2011-06-09
JP5446777B2 true JP5446777B2 (ja) 2014-03-19

Family

ID=44235879

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009266511A Expired - Fee Related JP5446777B2 (ja) 2009-11-24 2009-11-24 バッテリーターミナル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5446777B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5667124B2 (ja) * 2012-06-01 2015-02-12 古河電気工業株式会社 バッテリー端子
JP2015088262A (ja) * 2013-10-29 2015-05-07 矢崎総業株式会社 バッテリー端子

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5087214A (en) * 1991-05-21 1992-02-11 United Technologies Automotive, Inc. Battery terminal connector
JP3489714B2 (ja) * 1997-02-13 2004-01-26 矢崎総業株式会社 バッテリーターミナル
JP3523046B2 (ja) * 1998-02-03 2004-04-26 矢崎総業株式会社 バッテリー接続用端子
JP3086755U (ja) * 2001-12-17 2002-07-05 世宗 梁 バッテリーコネクタ構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011113669A (ja) 2011-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9897128B2 (en) Part fitted with fastening member, and method of attaching the same
JP5733573B2 (ja) 機器用コネクタ
JP5092242B2 (ja) バッテリーターミナル
US7274341B2 (en) Antenna mounting structure
WO2015079988A1 (ja) アース端子
JPH1154183A (ja) バッテリーターミナル
JP5446777B2 (ja) バッテリーターミナル
JP2004235135A (ja) バッテリーターミナル
JP5560698B2 (ja) バッテリーターミナル
JP5637364B2 (ja) ボルト締結構造
JP4557590B2 (ja) バッテリーターミナル
JP5872888B2 (ja) ねじの緩み止め構造
JP2009117286A (ja) 端子金具とシールド電線の接続構造
JP2010015843A (ja) バッテリーターミナル
JP2008177041A (ja) バッテリー端子接続具および端子の接続方法
JP2003187884A (ja) アース端子金具
JP2011028889A (ja) バッテリーターミナル
JP3171082U (ja) 固着ボルト
JP2011028894A (ja) バッテリーターミナル
JP5109772B2 (ja) 端子金具
JP6212371B2 (ja) 固定手段のキャップ
JP2004100952A (ja) ボルト・ナットの緩み止め具及びボルトの締結具
JP5946693B2 (ja) ボルト固定構造
JP4198666B2 (ja) アンテナ取付構造
JP5063857B2 (ja) バッテリーターミナル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130822

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131003

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5446777

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees