JP2009117286A - 端子金具とシールド電線の接続構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】カシメリングとカシメ片との間で編組線を挟む構造における接触信頼性の向上を図る。
【解決手段】シース14の前端部外周に、一対のカシメ片22が包囲するようにカシメ付けられ、編組線13におけるシース14の前端からの露出部分が後方へ折り返されて一対のカシメ片22に被せられ、編組線13の折返し部分の外周に金属製のカシメリング30がカシメ付けられることで、編組線13が、一対のカシメ片22とカシメリング30との間で径方向に挟み付けられる。カシメリング30は、その位置決め部31をカシメ片22とシース24の前端縁に係止させることにより位置決めされ、確実にカシメ付けられる。
【選択図】図6

Description

本発明は、端子金具とシールド電線の接続構造に関するものである。
特許文献1には、端子金具とシールド電線の編組線とを接続する手段として、シールド電線のシースを除去して編組線を露出させ、この露出させた編組線を折り返してシースの外周に被せ、この被せた編組線の外周に対し、端子金具のオープンバレル状のカシメ片を圧着させる構造が開示されている。
特開2000−323213公報
上記の構造では、編組線をカシメ片の内周とシースの外周との間で挟み付けることによって接触圧を確保するようになっているのであるが、シースは合成樹脂製であって金属よりも剛性が低いため、十分な接触圧が得られなくなることが懸念される。
その対策としては、シースの外周に端子金具のオープンバレル状のカシメ片を圧着しておき、その圧着済みのカシメ片の外周に編組線を折り返して被せ、この編組線の外周に金属製のカシメリングをカシメ付ける構造が考えられる。この構造によれば、編組線の内周と外周に対して金属が挟むように接触するので、接触圧を確保することができる。
ところが、一般に用いられるカシメリングは円筒形をなしているため、軸線方向においてカシメリングをカシメ片に対して位置決めすることが困難であり、カシメリングが軸線方向に位置ずれすることに起因して接触安定性が低下することが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、カシメリングとカシメ片との間で編組線を挟む構造における接触信頼性の向上を図ることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、基底部の左右両側縁から一対のカシメ片を延出させたオープンバレル状の圧着部を有する端子金具と、導体を包囲する筒状の編組線と、前記編組線を包囲するシースとを有するシールド電線とを備え、前記シースの前端部外周に、前記一対のカシメ片が包囲するようにカシメ付けられ、前記編組線における前記シースの前端からの露出部分が後方へ折り返されて前記一対のカシメ片に被せられ、前記編組線の折返し部分の外周に金属製のカシメリングがカシメ付けられることで、前記編組線が、前記一対のカシメ片と前記カシメリングとの間で径方向に挟み付けられた状態で、前記端子金具に導通可能に接続されている接続構造において、前記カシメリングの前端には、内周側へ屈曲した形態であって、前記カシメ片と前記シースとのうち少なくとも一方の前端縁に対して前方から係止可能な位置決め部が形成されているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記位置決め部が、全周に亘って連続した形態であるところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記カシメリングの後端には、内周側へ屈曲した形態であって、前記カシメ片に対して後方から係止可能な規制部が形成されているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記カシメ片の後端に、外周側へ屈曲した形態であって、前記カシメリングの後端に係止可能なストッパが形成されているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のものにおいて、前記一対のカシメ片のうち一方の前記カシメ片は、前記シールド電線の軸心を挟んだ径方向において前記基底部とは反対側に位置する受け部を有しており、前記カシメリングにおける前記基底部と前記受け部とに対応する2位置には、径方向に挟む方向のプレス加工により前記基底部及び前記受け部の外周に食い込む形態のエンボス部が形成されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
カシメリングは、その位置決め部をカシメ片とシースとのうち少なくとも一方の前端縁に対して前方から係止させることにより、カシメ片に対し前後方向において位置決めすることができる。これにより、編組線をカシメ片とカシメリングとの間で確実に挟み付けて、接触安定性を確保できる。
<請求項2の発明>
位置決め部が全周に亘って連続しているので、編組線の屈曲部が前方へはみ出す虞がない。
<請求項3の発明>
カシメリングは、その規制部をカシメ片の後端縁に対して後方から係止させることにより、カシメ片に対し前後方向において位置決めすることができる。
<請求項4の発明>
カシメリングは、位置決め部の係止作用に加え、カシメリングの後端をカシメ片のストッパに対して前方から係止させることにより、カシメ片に対し前後方向において確実に位置決めされる。
<請求項5の発明>
カシメリングのエンボス部が基底部とカシメ片の受け部とに食い込むことにより、カシメリングの固着強度が高められる。
<実施形態1>
以下、本発明の端子金具20とシールド電線10との接続構造を具体化した実施形態1を、図1乃至図8を参照して説明する。
まず、シールド電線10について説明する。シールド電線10は、撚り線からなる円形断面の導体11と、導体11を同心状に包囲する合成樹脂製の円筒形をなすコア12と、金属細線をメッシュ状に編み込んだ筒状をなしてコア12の外周に被せられた編組線13と、編組線13をコア12と同心状に包囲する円筒形の合成樹脂からなるシース14とを備えて構成されている。シース14は、難燃架橋ポリオレフィン等の比較的剛性の高い樹脂材料からなる。シールド電線10の前端部においては、シース14が除去され、残ったシース14の前端から編組線13が所定の長さだけ前方へ露出されている。編組線13の露出部分は、コア12の外周面から分離している。
端子金具20は、所定形状に打ち抜いた金属板材を曲げ加工したものであり、図2に示すように、基底部21と、一対のカシメ片22と、接続部23とを一体に形成したものである。基底部21は、前後方向に延びていて、その長さ方向と直角な横断面形状は円弧状に湾曲している。基底部21の前端部における左右両側縁には、左右対称な一対のカシメ片22が上方へほぼ平行に延出している。カシメ片22の前端縁は基底部21の前端縁に対して面一状に連なっている。この基底部21の前端部と一対のカシメ片22とによって圧着部24が構成されている。
基底部21におけるカシメ片22よりも後方の領域においては、方形板状をなす接続部23が、基底部21の一方の側縁部から水平に延出している。接続部23には長円形の接続孔25が形成されており、接続部23は、接続孔25に貫通したボルト等の図示しない接続部23材を利用して、アース部材(図示せず)に接続されるようになっている。また、基底部21の後端部には、その接続部23とは反対側の側縁から上方へ延出する形態であって円弧状に湾曲したアーム部26が形成されている。
端子金具20とシールド電線10とを接続する手段として、カシメリング30が用いられる。カシメリング30は、金属製であって、接続前の状態では、全体として円筒形をなしている。図4に示すように、カシメリング30には、その前端部から内周側へ略直角に同心円状に突出した形態の位置決め部31が形成されている。位置決め部31は全周に亘って連続した形態となっている。位置決め部31の内周縁の直径は、コア12の外径とほぼ同じ寸法である。また、カシメリング30の内径は、シールド電線10にカシメ付けられた状態の圧着部24の外径よりも少し大きい寸法となっている。
次に、端子金具20とシールド電線10とを接続する工程を説明する。
まず、端子金具20の基底部21に、シールド電線10におけるシース14の前端部を載せる。このとき、前後方向(シールド電線10の軸線方向)においてシース14の前端縁とカシメ片22の前端縁とが同じ位置で揃うように位置決めする。この状態で、図示しないアプリケータにより、一対のカシメ片22を、シース14の外周に対して密着して包囲するようにカシメ付ける。カシメ付けられた一対のカシメ片22の延出端同士は、周方向に離間した状態で対峙する。また、アーム部26もシース14の外面に密着させるようにカシメ付ける。これらのカシメ付け作用により、端子金具20が、シールド電線10に対し、軸線方向(前後方向)における相対移動、周方向における相対移動及び径方向における相対移動を規制された状態で固着される(図3を参照)。
この後、図5及び図7に示すように、編組線13におけるシース14からの露出部分を、拡開変形させながら後方へ折り返し、一対のカシメ片22の外周に被せる。このとき、編組線13は、ほぼ面一状に連なっているシース14の前端面とカシメ片22の前端面とに接触させる。この編組線13の折り返し部分の前後方向の寸法は、カシメ片22の前後方向の寸法とぼ同じである。したがって、編組線13の折返部分の後端縁(自由端)は、前後方向においてカシメ片22の後端縁と概ね揃うように位置する。
この状態で、カシメリング30を前方からカシメ片22及びへの折返部分に外嵌する。カシメリング30を外嵌した状態では、図6に示すように、位置決め部31が、シース14の前端縁及びカシメ片22の前端縁に対し編組線13を介して前方から当接(係止)した状態となる。この位置決め部31の係止により、カシメリング30は、シールド電線10及び端子金具20に対して後方への相対移動を規制され、この移動規制作用によってカシメリング30はシールド電線10及び端子金具20に対し、前後方向(シールド電線10の軸線方向)において位置決めすることができる。カシメリング30が位置決めされた状態では、前後方向において、カシメリング30の後端縁がカシメ片22の後端縁と揃うように位置する。つまり、カシメリング30の前後方向の寸法は、カシメ片22の前後方向と概ね同じ寸法となっている。
カシメ片22に被せられたカシメリング30は、図示しないアプリケータによりカシメ片22の外周に対してカシメ付けられる。カシメ付けに際しては、図8に示すように、カシメリング30は概ね正六角形をなすように塑性変形させられ、カシメ片22に被せられている編組線13は、カシメ片22の外周とカシメリング30の内周との間で径方向に挟み付けられる。これの挟み付け箇所においては、編組線13が、カシメ片22及びカシメリング30に対して所定の接触圧で導通可能に接続される。また、カシメ付けによる押圧力により、カシメリング30は、カシメ片22に対して軸線方向への相対移動、周方向への相対移動及び径方向への相対移動を規制された状態となる。
また、カシメリング30を概ね正六角形に変形させるカシメ付け工程では、シールド電線10の軸心を挟んだ径方向(上下方向)において上下から挟むようなプレス加工も同時に行われる。このプレス加工により、図8に示すように、一対のカシメ片22の隙間と対応する上面板状部32、及び、カシメリング30における基底部21と対応する下面板状部33が、前後方向の折り目34に沿って外面側が凹むように鈍角状に変形させられる。上面板状部32における鈍角状の折り目34の部分は、一対のカシメ片22の隙間に進入し、下面板状部33における鈍角状の折り目34の部分は、基底部21の外周に対して食い込む状態となる。この下面板状部33と基底部21との間では編組線13が強固に挟み付けられる。また、鈍角状に変形させる工程では、上面板状部32と下面板状部33の外面に対して、その折り目34における前後方向の略中央部分を内周側へ凹ませるような形態のエンボス部35が形成される。エンボス部35は、上面板状部32と下面板状部33の内面から突出するので、カシメ片22の外周に対して凹ませるように食い込むことになる。以上により、端子金具20とシールド電線10との接続工程が完了する。
上述のように本実施形態においては、カシメリング30は、その位置決め部31をカシメ片22とシース14とのうち少なくとも一方の前端縁に対して前方から係止させることにより、カシメ片22に対し前後方向において位置決めすることができる。これにより、編組線13をカシメ片22とカシメリング30との間で確実に挟み付けて、接触安定性を確保できる。
また、位置決め部31は全周に亘って連続しているので、編組線13の屈曲部がカシメリング30よりも前方へはみ出す虞がない。
<実施形態2>
次に、本発明を具体化した実施形態2を図9ないし図11を参照して説明する。本実施形態2は、カシメリング40の形状及びカシメリング40をシールド電線10と端子金具20に対して位置決めする手段を上記実施形態1とは異なる構成としたものである。その他の構成については上記実施形態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
本実施形態2のカシメリング40は、シールド電線10及び端子金具20に取り付ける前の状態における前後方向の寸法が、カシメ片22の前後寸法よりも大きく設定されている。かかるカシメリング40をカシメ片22と編組線13に外嵌し、位置決め部41をシース14及びカシメ片22の前端に突き当てて位置決めする。この状態で、カシメリング40を実施形態1と同様に六角形に塑性変形させ、同時に、カシメリング40の後端部を全周に亘って内側へ屈曲させ、カシメ片22の後端縁に対して後方から係止させる。屈曲させられたカシメリング40の後端部は、カシメリング40がカシメ片22に対して前方へ相対移動することを規制するための規制部42として機能する。
カシメ付けられたカシメリング40は、位置決め部41の係止作用と規制部42の係止作用とにより、カシメ片22及びシールド電線10に対して前方及び後方への相対移動を確実に規制される。特に、カシメ片22を位置決め部41と規制部42とによって前後から挟むようになっているので、振動等を受けるようなカシメリング40の固着力低下が懸念される環境下においても、カシメリング40がシールド電線10及び端子金具20に対して前後方向に位置ずれすることはない。
<実施形態3>
次に、本発明を具体化した実施形態3を図12ないし図15を参照して説明する。本実施形態3の端子金具50は、カシメ片22に、シールド電線10及び端子金具50に対するカシメリング30の位置決め手段を設けたものである。即ち、一対のカシメ片22には、夫々、その後端縁から外面側へ略直角に突出した形態のストッパ51が形成されている。カシメリング30を前方からカシメ片22に外嵌すると、位置決め部31がシース14及びカシメ片22の前端縁に対して前方から係止(当接)するとともに、カシメリング30の後端縁がストッパ51に対して前方から係止(当接)する。この位置決め部31の係止作用とストッパ51の係止作用とにより、シールド電線10及び端子金具50に対するカシメリング30の後方へ相対移動が確実に規制される。上記以外の構成については上記実施形態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
<実施形態4>
次に、本発明を具体化した実施形態4を図16ないし図18を参照して説明する。本実施形態4の端子金具60は、一対のカシメ片61A,61Bの形態を上記実施形態1とは異なる構成としたものである。その他の構成については上記実施形態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
実施形態4の端子金具60は、一対のカシメ片61A,61Bが左右非対称となっている。即ち、左右一対のカシメ片61A,61Bは、その基底部21から上端縁(延出端縁)よりも少し下方の高さに至る基端側領域62においては、対称な形状であるが、この基端側領域62よりも上方の延出端部においては、互いに非対称となっている。
一対のカシメ片61A,61Bのうち一方の第1カシメ片61Aの延出端部は、シールド電線10の軸心を挟んだ上下方向(径方向)においてシールド電線10を挟んで基底部21とは反対側に位置する受け部63を有する。前後方向において、受け部63の前端縁は、第1カシメ片61Aの基端側領域62の前端縁及び基底部21の前端縁と同じ位置にあり、受け部63の後端縁は、第1カシメ片61Aの基端側領域62の後端縁よりも前方に位置する。受け部63の前後方向の寸法は、カシメ片61A,61Bの基端側領域62の前後寸法の3/4〜2/3の寸法となっている。
これに対し、もう一方の第2カシメ片61Bの延出端部は、前後方向の寸法が受け部63よりも小さい幅狭部64となっている。幅狭部64は、受け部63と同様、シールド電線10の軸心を挟んだ上下方向(径方向)においてシールド電線10を挟んで基底部21とは反対側に位置する。前後方向において、幅狭部64の後端縁は、第2カシメ片61Bの基端側領域62の後端縁と同じ位置にあり、幅狭部64の前端縁は、受け部63の後端縁よりも少し後方に位置する。つまり、シールド電線10における基底部21とは反対側の上端部においては、受け部63と幅狭部64とが前後に並ぶように配置されている。
この一対のカシメ片61A,61Bに外嵌されたカシメリング30をカシメ変形させる際には、実施形態1と同様に、シールド電線10を上下に挟むようなプレス加工により、上面板状部32と下面板状部33にエンボス部35が形成される。上面板状部32に形成されるエンボス部35は、受け部63に対してその外面を凹ませるように食い込み、下面板状部33のエンボス部35は実施形態1と同じく基底部21に食い込む。
このようにカシメリング30の上下2箇所のエンボス部35が基底部21と第1カシメ片61Aの受け部63とに食い込むことにより、カシメリング30の固着強度が高められる。また、この2箇所のエンボス部35において、編組線13と圧着部24とが確実に接触する。また、金属製のカシメリング30と金属製の第1カシメ片61A(圧着部24)とが、上下2箇所においてエンボス部35による食い込み作用によって強固に固着されるので、シールド電線10及び端子金具60に対するカシメリング30の相対移動が確実に防止される。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態1〜4において、位置決め部は、周方向において離間した複数位置に配置されていてもよい。
(2)上記実施形態1〜4において、シースの前端縁がカシメ片の前端縁に対して前方又は後方にずれて位置するようにして、位置決め部を、シースとカシメ片のうちいずれか一方の前端縁のみに係止させてもよい。
(3)実施形態2のカシメリングの後端に規制部を形成する構成を、実施形態4に適用してもよい。
(4)実施形態3のカシメ片の後端に受け部を形成する構成を、実施形態4に適用してもよい。
(5)実施形態1〜4において、カシメリングにエンボス部を形成しない形態としてもよい。
(6)上記実施形態1〜4において、一対のカシメ片のうち一方のカシメ片が他方のカシメ片の外周に重ねられるようにしてもよい。このようにすれば、シールド電線に対するカシメ片のカシメ強度が向上する。
実施形態1の平面図 端子金具の平面図 シールド電線に端子金具を取り付けた状態をあらわす平面図 カシメリングの水平断面図 折り返した編組線をカシメ片に被せた状態をあらわす水平断面図 カシメリングをシールド電線に取り付けた状態をあらわす水平断面図 折り返した編組線をカシメ片に被せた状態をあらわす横断面図 図1のA−A線断面図 実施形態2において、カシメリングをシールド電線に取り付ける前の状態をあらわす水平断面図 カシメリングをシールド電線に取り付けた状態をあらわす水平断面図 カシメリングをカシメ付けた状態をあらわす水平断面図 実施形態3において、シールド電線に端子金具を取り付けた状態をあらわす水平断面図 カシメリングの水平断面図 折り返した編組線をカシメ片に被せた状態をあらわす水平断面図 カシメリングをシールド電線に取り付けた状態をあらわす水平断面図 実施形態4の平面図 シールド電線に端子金具を取り付けた状態をあらわす平面図 図16のB−B線断面図
符号の説明
10…シールド電線
11…導体
13…編組線
14…シース
20…端子金具
21…基底部
22…カシメ片
24…圧着部
30…カシメリング
31…位置決め部
40…カシメリング
41…位置決め部
42…規制部
50,60…端子金具
51…ストッパ
61A,61B…カシメ片
63…受け部

Claims (5)

  1. 基底部の左右両側縁から一対のカシメ片を延出させたオープンバレル状の圧着部を有する端子金具と、
    導体を包囲する筒状の編組線と、前記編組線を包囲するシースとを有するシールド電線とを備え、
    前記シースの前端部外周に、前記一対のカシメ片が包囲するようにカシメ付けられ、前記編組線における前記シースの前端からの露出部分が後方へ折り返されて前記一対のカシメ片に被せられ、前記編組線の折返し部分の外周に金属製のカシメリングがカシメ付けられることで、前記編組線が、前記一対のカシメ片と前記カシメリングとの間で径方向に挟み付けられた状態で、前記端子金具に導通可能に接続されている接続構造において、
    前記カシメリングの前端には、内周側へ屈曲した形態であって、前記カシメ片と前記シースとのうち少なくとも一方の前端縁に対して前方から係止可能な位置決め部が形成されていることを特徴とする端子金具とシールド電線の接続構造。
  2. 前記位置決め部が、全周に亘って連続した形態であることを特徴とする請求項1記載の端子金具とシールド電線の接続構造。
  3. 前記カシメリングの後端には、内周側へ屈曲した形態であって、前記カシメ片に対して後方から係止可能な規制部が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の端子金具とシールド電線の接続構造。
  4. 前記カシメ片の後端に、外周側へ屈曲した形態であって、前記カシメリングの後端に係止可能なストッパが形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の端子金具とシールド電線の接続構造。
  5. 前記一対のカシメ片のうち一方の前記カシメ片は、前記シールド電線の軸心を挟んだ径方向において前記基底部とは反対側に位置する受け部を有しており、
    前記カシメリングにおける前記基底部と前記受け部とに対応する2位置には、径方向に挟む方向のプレス加工により前記基底部及び前記受け部の外周に食い込む形態のエンボス部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の端子金具とシールド電線の接続構造。
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