JP2015002047A - フラットケーブルの接続構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】フラットケーブルの引き抜き方向に働く力に抗してフラットケーブルを簡単な固定作業で確実に保持できるフラットケーブルの接続構造を提供する。
【解決手段】圧接端子部73及びクランプ刃74と、複数の導体と被覆部82を有する第2フラットケーブル8とを備え、第2フラットケーブル8は、隣り合う導体間の被覆部82の箇所に切り込みによって舌片被覆部83が形成され、舌片被覆部83を隣り合う導体間の被覆部82上に折り返し、複数層の被覆部82、83にクランプ刃74を突き刺して第2フラットケーブル8をクランプした。
【選択図】図5

Description

本発明は、フラットケーブル(FC)を端子に接続する接続構造に関する。
フラットケーブルの接続構造の従来例として、特許文献1に開示されたものが提案されている。このフラットケーブル100の接続構造は、図16(a)の端子13を用いて接続される。端子103は、相手端子(図示せず)が挿入される端子接続部101と、この端子接続部101の後方に連結されたケーブル接続部102とから構成される端子103を備えている。端子103は、所望形状の導電性金属(図示せず)を折り曲げ加工して一体に形成されている。ケーブル接続部102は、長手方向の両側に間隔を置いて立設された複数の圧接端子部104と、互いに向かい合う1組の保持部105とを備えている。圧接端子部104及び保持部105は、端子103の長手方向に沿う向きに設けられている。圧接端子部104の上部は、刃形状に形成されている。フラットケーブル100は、図16(b)に示すように、間隔を置いて平行に配置された複数の導体106と、これらの導体106を被覆する絶縁性の被覆部107とから構成されている。
上記構成において、フラットケーブル100を端子103の上方から載置し、図16(c)に示すように、フラットケーブル100の被覆部107に対向する箇所で各圧接端子部104を突き刺し、被覆部107を突き抜けた各圧接端子部104の先端部を折曲げて円弧状に加締めて各圧接端子部104を導体106に導通させると共に、一対の保持部105をフラットケーブル100のスリット108に挿入し、各保持部105を加締めてフラットケーブル100にクランプすることにより、フラットケーブル100を端子103に接続していた(図16(b)参照)。
特開2003‐217721号公報
前記従来例では、端子103の圧接端子部104がフラットケーブル100の被覆部107を突き刺すと共に一対の保持部105を加締めているので、保持部105とフラットケーブル100間は、単に密着しているのみである。例えば、加締めが緩い場合、振動によって加締が後で緩くなる場合も想定され、かかる場合には、図16(b)に示すように、フラットケーブル100の引っ張り力Fに対して確実に保持(耐引張力)できない。
また、一対の保持部105を加締める必要があるため、端子103とフラットケーブル100間の固定作業が面倒である。
そこで、未発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、フラットケーブルの引き抜き方向に働く力に抗してフラットケーブルを簡単な固定作業で確実に保持でき、フラットケーブルの接続に関する信頼性を高めることができるフラットケーブルの接続構造を提供することを目的とする。
本発明は、ハウジングと、前記ハウジングに固定された圧接端子部及びクランプ刃と、間隔を置いて配置された複数の導体と複数の前記導体を被覆する被覆部を有するフラットケーブルとを備え、前記フラットケーブルに突き刺さった前記圧接端子部が前記導体に圧接し、前記クランプ刃が前記フラットケーブルの隣り合う前記導体間の前記被覆部に突き刺さって前記フラットケーブルをクランプしたフラットケーブルの接続構造であって、前記フラットケーブルは、隣り合う前記導体間の前記被覆部の箇所に切り込みによって舌片被覆部が形成され、前記舌片被覆部を隣り合う前記導体間の前記被覆部上に折り返すことで複数層の前記被覆部とし、複数層の前記被覆部に前記クランプ刃が突き刺されて前記フラットケーブルをクランプしたことを特徴とするフラットケーブルの接続構造である。
前記被覆部の切り込みは、前記圧接端子部が前記導体に圧接する領域を含む範囲に形成されることが好ましい。前記フラットケーブルを保持するホルダを有し、このホルダにより前記フラットケーブルを前記ハウジングに固定するものを含む。
本発明によれば、フラットケーブルに形成した舌片被覆部を隣り合う導体間の被覆部上に折り返すことで複数層の被覆部とし、この複数層の被覆部にクランプ刃を突き刺してフラットケーブルをクランプしたので、クランプ刃の切れ目における被覆部のせん断力の向上を図ることができると共に、クランプ刃を突き刺すという簡単な固定作業で良いため、フラットケーブルの引き抜き方向に働く力に抗してフラットケーブルを簡単な固定作業で確実に保持することができる。従って、フラットケーブルの接続に関する信頼性を高めることができる。
本発明の一実施形態を示し、(a)はコネクタの斜視図、(b)は(a)の反対側から見たコネクタの斜視図である。 本発明の一実施形態を示し、コネクタを後方から見た図である。 本発明の一実施形態を示し、(a)はロアハウジングの端子に第1フラットケーブルを接続する前の状態の斜視図、(b)はロアハウジングの端子に第1フラットケーブルを接続した状態の斜視図である。 本発明の一実施形態を示し、(a)は図2のA部の拡大断面図、(b)は舌片被覆部を被覆部に密着させる過程を説明する他の断面図である。 本発明の一実施形態を示し、(a)はアッパハウジングの端子に第2フラットケーブルを接続する前の状態の斜視図、(b)はアッパハウジングの端子に第2フラットケーブルを接続した状態の斜視図である。 本発明の一実施形態を示し、(a)は被覆部のスリット加工に用いられる切断刃付きの下金型の斜視図、(b)は(a)のB部の拡大斜視図である。 本発明の一実施形態を示し、(a)は被覆部のスリット加工に用いられる上下金型の斜視図、(b)は被覆部のスリット加工前の状態の正面図、(c)は被覆部のスリット加工時の正面図、(d)は被覆部のスリット加工後の正面図である。 本発明の一実施形態を示し、第1フラットケーブルの被覆部に切断刃が貫通した状態を示す要部斜視図である。 本発明の一実施形態を示し、(a)は被覆部にスリット加工が施されたフラットケーブルの斜視図、(b)は舌片被覆部を折り曲げる過程を説明する斜視図、(c)は舌片被覆部を被覆部上に折り重ねた状態の斜視図である。 本発明の一実施形態を示し、第1ホルダに第1フラットケーブルを取り付ける過程を説明する斜視図である。 本発明の一実施形態を示し、フラットケーブル付き第1ホルダをロアハウジングに装着する過程を説明する斜視図である。 本発明の一実施形態を示し、フラットケーブル付き第1ホルダを装着したロアハウジングの斜視図である。 本発明の一実施形態を示し、ロアハウジングにアッパハウジングを装着する過程を説明する斜視図である。 本発明の一実施形態を示し、一体化したロアハウジング及びアッパハウジングの斜視図である。 本発明の一実施形態を示し、アッパハウジングにフラットケーブル付き第2ホルダを装着する過程を説明する斜視図である。 一従来例を示し、(a)はフラットケーブルに接続する前の端子の斜視図、(b)はフラットケーブルに端子を接続した状態の斜視図、(c)はフラットケーブルに端子を突き刺した状態の斜視図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図15は本発明の一実施形態を示す。この実施形態のコネクタ1に、本発明に係る第1及び第2フラットケーブル(FC)4、8の接続構造が適用されている。以下、説明する。
コネクタ1は、ロアハウジング2と、ロアハウジング2に固定された複数の第1端子3と、複数の第1端子3に接続される第1フラットケーブル(FC)4と、この第1フラットケーブル4を保持する第1ホルダ5と、この第1ホルダ5の上面よりロアハウジング2に組み付けられたアッパハウジング6と、このアッパハウジング6に固定された複数の第2端子7と、複数の第2端子7に接続される第2フラットケーブル(FC)8と、この第2フラットケーブル8を保持する第2ホルダ9とを備えている。
ロアハウジング2には、複数の端子収容室2aが設けられている。複数の端子収容室2aは、等間隔に並列して配置されている。
複数の第1端子3は、ロアハウジング2の各端子収容室2aに収容されている。第1端子3は、相手端子(図示せず)が挿入される端子接続部(図示せず)と、この端子接続部の後方に連結されたケーブル接続部32とを有し、これらが所望形状の導電性金属(図示せず)を折り曲げ加工して一体に形成されている。ケーブル接続部32は、長手方向に間隔を置いて立設された2箇所の圧接端子部33と1箇所のクランプ刃34とを有する。
各圧接端子部33は、U字状の導体挿入孔35を有し、この導体挿入孔35を形成する内周面が刃形状に形成されており、その導体挿入孔35の内周部分が導体41に食い込むことにより電気的に接触する。また、圧接端子部33は、後述する導体41の長手方向とは直交する向きに設けられ、その上部が刃形状に形成されている。
クランプ刃34は、圧接端子部33と同様の形状に形成され、U字状の挿入孔36を有し、この挿入孔36を形成する内周面が刃形状に形成される。挿入孔36の幅が導体41の直径よりも広く設定されている。これにより、挿入孔36は後述する被覆部42にのみ食い込み、導体41自体には食い込まない。また、クランプ刃34は、圧接端子部33の後方に配置されると共に、圧接端子部33と同じ向きに設けられ、その上部が刃形状に形成されている。
第1ホルダ5は、フラットケーブル挿入室51を有する。このケーブル挿入室51に第1フラットケーブル4の先端部が挿入され、保持される。
アッパハウジング6には、ロアハウジング2と同様に、複数の端子収容室6aが設けられている。複数の端子収容室6aは、等間隔に並列して配置されている。
複数の第2端子7は、アッパハウジング6の各端子収容室6aに収容されている。第2端子7は、相手端子(図示せず)が挿入される端子接続部(図示せず)と、この端子接続部の後方に連結されたケーブル接続部72とを有し、後述する1箇所のクランプ刃74を除いて第1端子3と同様に構成されている。ケーブル接続部72は、長手方向に間隔を置いて立設された2箇所の圧接端子部73と1箇所のクランプ刃74とを有する。各圧接端子部73は、U字状の導体挿入孔75を有し、この導体挿入孔75を形成する内周面が刃形状に形成されている。クランプ刃74は、圧接端子部73の後方に配置され、圧接端子部73と異なる形状を有すると共に、圧接端子部73とは直交する向き、後述する導体81の長手方向に沿う向きに設けられ、その上端が鋭い刃形状に形成されている。
第2ホルダ9は、フラットケーブル挿入室91を有する。このケーブル挿入室91に第2フラットケーブル8の先端部が挿入され、保持される。
第1フラットケーブル4は、平行に並設され、間隔を置いて配置された複数の導体41と、これらの導体41を被覆する絶縁性の被覆部42とから扁平状に形成されている。この被覆部42の長手方向の端部には、切り込みにより形成され、隣り合う導体41間の被覆部42上に折り返される舌片被覆部43が設けられている。
また、被覆部42の長手方向の端部に前記舌片被覆部43を設けるため、図6(a)、(b)及び図7(a)〜(d)に示す下金型11及び上金型12を用いて、被覆部42の長手方向の端部にスリット加工を施すことにより、図8に示すスリット44が形成される。下金型11には、図6(a)、(b)に示すように、被覆部42の長手方向の端部近傍に切り込みを設ける短刃13と、この短刃13の両端からそれぞれ被覆部42の長手方向と直交する方向へ延び、被覆部42の両側に切り込みを設ける2本の長刃14とからなる切断刃15が設けられている。上金型12には、切断刃15の先端を受ける刃台部16が設けられている。なお、被覆部42の切り込みは、圧接端子部33が導体41に圧接する領域を含む範囲に形成される。
同様に、第2フラットケーブル8も、平行に並設され、間隔を置いて配置された複数の導体81と、これらの導体81を被覆する絶縁性の被覆部82とから扁平状に形成されている。この被覆部82の長手方向の端部には、切り込みによりスリット84が形成され、隣り合う導体81間の被覆部82上に折り返される舌片被覆部83が設けられている。なお、被覆部82の切り込みも、圧接端子部33が導体81に圧接する領域を含む。
上記構成において、第1及び第2フラットケーブル4,8の加工作業を説明する。まず、被覆部42のスリット加工として図7(b)に示すように、下金型11上に第1フラットケーブル4を載置し、図7(c)に示すように、上方より上金型12で押圧した後、図7(d)に示すように、下金型11及び上金型12による押圧状態を解除する。その結果、第1フラットケーブル4の被覆部42に切断刃15が貫通し(図8参照)、第1フラットケーブル4の被覆部42に図9(a)に示すように、スリット44が形成される。
このスリット44は、被覆部42の長手方向の端部近傍に形成され、被覆部42の長手方向と直交する方向へ延びる1本の短いスリット溝45と、このスリット溝45の両端よりそれぞれ被覆部42の長手方向に沿って所定距離延びる2本の長いスリット溝46とからなっている。これによって、被覆部42には、スリット溝45、46で囲まれる長方形の舌片被覆部43が形成される。2本のスリット溝46の後端部には打ち抜きがないため、長方形の舌片被覆部43の一辺は被覆部42と連続している。すなわち、各スリット溝46の後端間を連結するスリット溝は設けられていない。
次いで、長方形の舌片被覆部43の後端を折曲位置として、図9(b)に示すように、舌片被覆部43を起立させた後、図9(c)に示すように、舌片被覆部43を後方に折り返して、隣り合う導体41間の被覆部42上に折り重ねる。このとき、被覆部42と舌片被覆部43間に図示しない接着材を塗ることにより接着することが好ましい。
上記と同様の手順により、第2フラットケーブル8の加工を行う。
次に、コネクタ1の組み立て作業を説明する。まず、図10に示すように、第1ホルダ5に第1フラットケーブル4を取り付ける。次いで、図11に示すように、第1ホルダ5をロアハウジング2上に装着することにより、図12に示すように、第1ホルダ5で保持される第1フラットケーブル4を備えたロアハウジング2を得る。このとき、第1ホルダ5により、第1フラットケーブル4が複数の第1端子3に対して圧接されるので、積層した被覆部42及び舌片被覆部43が互いに密着されると共に、圧接端子部33は被覆部42を貫通して、その導体挿入孔35の内周部分が導体41に食い込むことにより電気的に接触する。同時に、クランプ刃34は、積層した被覆部42及び舌片被覆部43を貫通する。ここで、圧接端子部33の挿入孔36の内周部分は導体41の周囲の被覆部42に食い込むが、導体41自体には食い込まない。
次いで、図13に示すように、ロアハウジング2上にアッパハウジング6を装着して、図14に示すように、一体化したロアハウジング2及びアッパハウジング6を得る。その後、図15に示すように、アッパハウジング6上に第2フラットケーブル8付きの第2ホルダ9を装着する。このとき、図4(a)、(b)に示すように、第2ホルダ9により、第2フラットケーブル8が複数の第2端子7に対して圧接されるので、積層した被覆部82及び舌片被覆部83が互いに密着される。同時に、圧接端子部73は被覆部82を貫通し、その導体挿入孔75の内周部分が導体81に食い込むことにより電気的に接触する。同時に、クランプ刃74は、導体81間のブリッジ箇所の被覆部82に突き刺さるが、導体81自体には食い込まない。このように組立を行うことにより図1(a)、(b)及び図2に示すコネクタ1を得る。
上記組立過程にあって、圧接端子部33,73に第1及び第2フラットケーブル4,8が圧接される際に、各導体41,81がスリット44,84によって幅方向に独立して変移できるため、第1及び第2端子3,7の圧接端子部33,73間のピッチと第1及び第2フラットケーブル4,8の導体41,81間のピッチと異なる場合にもピッチ吸収でき、適正な電気的接続状態を得ることができる。
以上説明したように、2層に積層した被覆部82及び舌片被覆部83を第2端子7のクランプ刃74で突き刺して第2フラットケーブル8をクランプしたので、クランプ刃74による被覆部82、83の切れ目におけるせん断力の向上を図ることができると共に、クランプ刃74を突き刺すという簡単な固定作業で良い。従って、第2フラットケーブル8の引き抜き方向に働く力に抗して第2フラットケーブル8をより確実に保持することができる。同様に、2層に積層した被覆部42及び舌片被覆部43を第1端子3のクランプ刃34で突き刺して第1フラットケーブル4をクランプしたので、クランプ刃34の切れ目における被覆部42、47のせん断力の向上を図ることができ、第1フラットケーブル4の引き抜き方向に働く力に抗して第1フラットケーブル4を簡単な固定作業で確実に保持することができる。
被覆部42の切り込みは、第1端子3の圧接端子部33が導体41に圧接する領域を含む範囲に形成されるので、圧接端子部33間のピッチと導体41間のピッチのずれを吸収し、圧接端子部33に導体41を確実に圧接して適正な電気的接続ができる。同様に、第2端子7の圧接端子部73間のピッチと導体81間のピッチのずれを吸収し、圧接端子部73に導体81を確実に圧接して適正な電気的接続ができる。
第1及び第2フラットケーブル4、8をロアハウジング2及びアッパハウジング6に装着する際に、第1及び第2ホルダ5、9で第1及び第2フラットケーブル4、8を端子3、7に圧接させるので、第1及び第2フラットケーブル4、8を第1及び第2端子3、7に確実に取付けることができる。
第1及び第2端子3,7の各クランプ刃34,74は、2層に積層した被覆部42,82及び舌片被覆部43,83を突き刺すようにしたが、クランプ刃34,74を刺す箇所は3層以上に積層した被覆部としても良い。
第1端子3のクランプ刃34は、圧接端子部33と同じ方向(第1フラットケーブル4の幅方向)に立設されているが、第2端子7のクランプ刃74は、圧接端子部73に直交する方向(第2フラットケーブル8の長手方向)に立設されている。第1端子3のクランプ刃34は、クランプ刃34の前面全体で第1フラットケーブル4の引き抜き力を受けるため、保持力が高い。第2端子7のクランプ刃74は、構造がシンプルであるため、低コスト化、寸法安定化を図ることができる。
また、本実施形態では、フラットケーブルの接続構造がコネクタ1に適用されているが、これに限定されるものではない。例えば、フラットケーブルを車載搭載機器(車室照明機器等)に接続する接続構造に適用しても良い。
2 ロアハウジング(ハウジング)
4 第1フラットケーブル
6 アッパハウジング(ハウジング)
8 第2フラットケーブル
33、73 圧接端子部
34、74 クランプ刃
41、81 導体
42、82 被覆部
43、83 舌片被覆部
44、84 スリット

Claims (3)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジングに固定された圧接端子部及びクランプ刃と、
    間隔を置いて配置された複数の導体と複数の前記導体を被覆する被覆部を有するフラットケーブルとを備え、
    前記フラットケーブルに突き刺さった前記圧接端子部が前記導体に圧接し、
    前記クランプ刃が前記フラットケーブルの隣り合う前記導体間の前記被覆部に突き刺さって前記フラットケーブルをクランプしたフラットケーブルの接続構造であって、
    前記フラットケーブルは、隣り合う前記導体間の前記被覆部の箇所に切り込みによって舌片被覆部が形成され、
    前記舌片被覆部を隣り合う前記導体間の前記被覆部上に折り返すことで複数層の前記被覆部とし、
    複数層の前記被覆部に前記クランプ刃が突き刺されて前記フラットケーブルをクランプしたことを特徴とするフラットケーブルの接続構造。
  2. 請求項1記載のフラットケーブルの接続構造であって、
    前記被覆部の切り込みは、前記圧接端子部が前記導体に圧接する領域を含む範囲に形成されたことを特徴とするフラットケーブルの接続構造。
  3. 請求項1又は請求項2記載のフラットケーブルの接続構造であって、
    前記フラットケーブルを保持するホルダを有し、
    このホルダにより前記フラットケーブルを前記ハウジングに固定することを特徴とするフラットケーブルの接続構造。
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