JP5637364B2 - ボルト締結構造 - Google Patents
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Description
本発明の実施形態1について図1から図3を参照して説明する。
ボルト締結構造1は、主として、第1バスバー10と、第2バスバー40と、ボルト20とを備える。なお、本実施形態では、ボルト締結構造1は、更に、ボルト20の軸部22に装着されるばね座金30を備える。
第1バスバー10は、第1バスバー本体11(バスバー本体の一例)と、第1カシメナット14(案内部の一例)とを有する。第1バスバー本体11は、例えば導電性を有する金属製の平板であり、電気接続箱内に配置される先端側に第1挿通孔12が貫通形成されている。この第1挿通孔12の径は、ボルト20のボルト頭部21の径よりも小さく、且つ、軸部22の径よりも大きい寸法に設計されている。即ち、第1挿通孔12に、ボルト20の軸部22は挿通可能であるが、ボルト頭部21は挿通不能である。
第2バスバー40は、第2バスバー本体41と、第2カシメナット44(締結部の一例)とを有する。第2バスバー本体41は、例えば導電性を有する金属製の平板であり、電気接続箱内に配置される先端側に第2挿通孔42が貫通形成されている。この第2挿通孔42の径は、ボルト20のボルト頭部21の径よりも小さく、且つ、軸部22の径よりも大きい寸法に設計されている。即ち、第2挿通孔42に、ボルト20の軸部22は挿通可能であるが、ボルト頭部21は挿通不能である。
ボルト20は、ボルト頭部21(頭部の一例)と軸部22とを有する。軸部22は、小径部23及び大径部24を有する。小径部23は、ボルト頭部21よりも、第1カシメナット14への挿通方向(各図において紙面下方向)の先端側に位置し、大径部24は、小径部23よりも、上記挿通方向の先端側に位置する。
ボルト締結構造1は以上のような構成であって、続いてボルト締結構造1を利用して第1バスバー10と第2バスバー40とを締結する工程について説明する。
作業者は、まずボルト20の大径部24の先端を、第1カシメナット14の第1ねじ孔13内に挿入する。このとき、前述したように、大径部24の先端は先細り状にテーパ面25が形成されているから、大径部24の先端を第1ねじ孔13内に挿入することが容易である。そして、図1に示すように、ボルト20の軸部22を第1カシメナット14に螺合させる。ここで、前述したように第1カシメナット14は、第1バスバー本体11に一体化されており、その第1ねじ孔13は第1挿通孔12と略同軸上であって、当該第1ねじ孔13の中心軸は第1バスバー本体11に略直交する。このため、ボルト20を、正規の挿通方向に沿った姿勢(以下、「正規の挿通姿勢」という)で第1カシメナット14に螺合させることが容易である。
作業者は、図1に示すように、第1バスバー本体11と第2バスバー本体41とを、両者のねじ孔13,43(挿通孔12,42)同士が略同軸上になるように重ね合わせる。なお、仮に、ねじ孔13,43同士の中心軸がずれていたとしても、ボルト20を締め込む作業を続けると、大径部24の先端側のテーパ面25が第2カシメナット44の第2ねじ孔43の開口部に当接することにより、ねじ孔13,43同士の中心軸のずれが抑制されていく。
前述したように、第2カシメナット44は、第2バスバー本体41に一体化されており、その第2ねじ孔43は第2挿通孔42と略同軸上であって、当該第2ねじ孔43の中心軸は第2バスバー本体41に略直交する。このため、例えば上記挿通方向に対して斜め方向からの外力が加わる場合でも、第2カシメナット44が、その外力に抗して、ボルト20を正規の挿通姿勢で第2ねじ孔43内へと案内する。これにより、図3に示すように、大径部24が第1ねじ孔13を通り抜けた後でも、斜め締めの発生を抑制することができる。
本発明の実施形態2について図4を参照して説明する。上記実施形態1では、バスバー本体(第1バスバー本体11)と案内部(第1カシメナット14)とをカシメによって一体化し、被固定部(第2バスバー本体41)と締結部(第2カシメナット44)とをカシメによって一体化したが、これに限らず、バスバー本体及び案内部、被固定部及び締結部の少なくとも1組を、溶接により一体化した構成でもよい。本実施形態2では、溶接により一体化した構成を、第1バスバー10Aを例に挙げて説明する。以下の説明においては、実施形態1と同様の構成には同一の符号を付す。
本発明の実施形態3について図5を参照して説明する。上記実施形態1では、バスバー本体(第1バスバー本体11)と案内部(第1カシメナット14)とをカシメによって一体化し、被固定部(第2バスバー本体41)と締結部(第2カシメナット44)とをカシメによって一体化したが、これに限らず、バスバー本体及び案内部、被固定部及び締結部の少なくとも1組を、共通の金属部材から形成することで一体化した構成でもよい。本実施形態3では、共通の金属部材から形成することで一体化した構成を、第1バスバー10Bを例に挙げて説明する。以下の説明においては、実施形態1と同様の構成には同一の符号を付す。
本発明の実施形態4について図6を参照して説明する。上記実施形態1では、バスバー本体(第1バスバー本体11)と案内部(第1カシメナット14)とをカシメによって一体化し、被固定部(第2バスバー本体41)と締結部(第2カシメナット44)とをカシメによって一体化したが、これに限らず、バスバー本体及び案内部、被固定部及び締結部の少なくとも1組を、共通の金属平板に形成された貫通孔の周縁部分を、バーリングにより隆起させることで一体化した構成でもよい。本実施形態4は、共通の金属平板から形成することで一体化した構成を、第1バスバー10Cを例に挙げて説明する。以下の説明においては、実施形態1と同様の構成には同一の符号を付す。
本発明の実施形態5について図7を参照して説明する。上記実施形態1では、バスバー本体(第1バスバー本体11)と案内部(第1カシメナット14)とをカシメによって一体化し、被固定部(第2バスバー本体41)と締結部(第2カシメナット44)とをカシメによって一体化したが、これに限らず、バスバー本体及び案内部、被固定部及び締結部の少なくとも1組を、共通の金属平板から形成することで一体化した構成でもよい。本実施形態5では、共通の金属平板から形成することで一体化した構成を、第1バスバー10Dを例に挙げて説明する。以下の説明においては、実施形態1と同様の構成には同一の符号を付す。
(1)ハウジング
図8に示すように、ハウジング60は、合成樹脂により凹部に形成され、第2バスバー40の第2カシメナット44を収容するように設けられる。
本発明の実施形態7について図9を参照して説明する。図9は、上記実施形態7の図8と置き換えたものであり、以下の説明においては、実施形態7と同様の構成には同一の符号を付す。
本明細書に開示する技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような形態であってもよい。
(1)上記実施形態では、図1に示すように第2バスバー40の第2バスバー本体41が用いられたが、インサート端子台、組み立て端子台、または絶縁板を用いてもよい。
(2)案内部に用いられた、第1カシメナット14と、第1溶接ナット16と、第1カシメナット14と略同一の形状部分51,52,53とは、第1ねじ孔13,13B,13C,13Dが貫通形成されているが、第1ねじ孔13,13B,13C,13Dが形成されず、内面が通常の貫通孔の構成であっても良い。このような構成であっても、ボルトを第1ねじ孔13,13B,13C,13Dへと挿入する際、第1挿通孔12への挿通方向に対して例えば斜め方向からの外力がボルトに加わる場合でも、その外力に抗して挿通姿勢を維持しつつボルトを第2ねじ孔43に向けて案内することができ、これにより、斜め締めの発生を抑制することができる。
(3)上記実施形態においては、ボルト20の軸部22の全長に亘って大径部24と同じものが形成されたボルト20を使用してもよい。この場合には、第1カシメナット14を、ねじ溝を有しない貫通孔が形成されたカシメナットに代えることにより、ボルト20と第2カシメナット44との間で、第1バスバー本体11と第2バスバー本体41とを締結することができる。
11・・・第1バスバー本体
12・・・第1挿通孔
13・・・第1ねじ孔
14・・・第1カシメナット
20・・・ボルト
21・・・頭部
22・・・軸部
23・・・小径部
24・・・大径部
30・・・ばね座金
40・・・第2バスバー
41・・・第2バスバー本体
42・・・第2挿通孔
43・・・第2ねじ孔
44・・・第2カシメナット
Claims (2)
- 挿通孔を有し、当該挿通孔に挿通させたボルトのねじ部が被固定部側の固定用ねじ孔に螺合することにより当該被固定部に固定されるバスバーと、
前記ボルトと、
前記ボルトを挿通可能な挿通孔を有する被固定部と、を備え、
前記バスバーは、前記挿通孔が形成されたバスバー本体と、前記ボルトを、その先端が前記挿通孔への挿通方向に向いた挿通姿勢で前記挿通孔から前記固定用ねじ孔に向けて案内可能な案内部と、を備え、
前記案内部は、前記ボルトのねじ部と螺合可能であって、中心軸が前記挿通方向に沿った案内用ねじ孔を有し、
前記被固定部には、当該被固定部の挿通孔を挿通した前記ボルトのねじ部と螺合可能であって、かつ、中心軸が前記挿通方向に沿った固定用ねじ孔を有する締結部が一体的に形成され、
前記ボルトは、頭部と、当該頭部よりも前記挿通方向の先端側に位置する小径部と、当該小径部よりも前記挿通方向の先端側に位置し、かつ、前記小径部よりも径が大きい大径部とを有し、
前記大径部には、前記案内部及び前記締結部に螺合可能なねじ部が形成され、
前記小径部は、前記案内部と同等以上の長さを有するとともに、前記案内用ねじ孔および前記固定用ねじ孔と螺合不能とされ、
前記大径部が前記案内部を超えて前記締結部と螺合したとき、前記小径部が前記案内部の前記案内用ねじ孔内に位置するボルト締結構造。 - 前記大径部は、前記バスバー本体の前記挿通孔及び前記被固定部の前記挿通孔の合計長さと同等以上の長さを有する、請求項1に記載のボルト締結構造。
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