JP5609402B2 - 端子接続構造 - Google Patents
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Description
また、このような構成によると、ボルトのねじ部を、中心軸がナットの中心軸方向に沿った仮保持用ねじ孔に螺合させることでボルトを上記正規姿勢で端子に仮保持させることができる。
また、このような構成によると、ボルトは、小径部と、当該小径部よりも上記中心軸方向の先端側に位置し、かつ、当該小径部よりも径が大きい大径部とを有し、大径部が第1端子及び第2端子を超えてナットと螺合したとき、小径部が仮保持用ねじ孔内に位置する。このとき、小径部は大径部よりも径が小さく仮保持用ねじ孔と螺合しないため、大径部がナットに螺合することにより、第1端子と第2端子とを確実に締結することができる。
前記第2端子の左右の端面には、前記突部が1対設けられ、両突部は、前記中心軸方向から見て前記ナットの両側にそれぞれ位置し、前記延出部は1対設けられており、各延出部には前記案内溝が形成され、両案内溝は前記各突部にそれぞれ係合可能である構成としてもよい。
図1は端子接続構造1の部分的側断面図であり、図2は端子接続構造1を斜め上方から見た斜視図である。端子接続構造1では、機器側コネクタ10と電線側コネクタ30を接続する場合を例示している。機器側コネクタ10は、自動車用のインバータなどの機器(図示せず)と一体に形成されており、この機器は、図2に示すように、機器本体を収容してなる機器側ケース20を備えた構成とされている。この機器側ケース20は金属製で、自動車のボディ(図示せず)に固定されている。この機器側ケース20により、機器側ケース20内に収容された機器本体や導電路などから発生する電磁波を遮断することができる。
図3は電線側コネクタ30を斜め上方から見た斜視図である。電線側コネクタ30は合成樹脂製の電線側ハウジング31を有している。電線側ハウジング31は、横長の長円形状をなす嵌合部33を備えており、この嵌合部33の内部に、複数の電線側端子32(「第1端子」の一例)が装着されている。各電線側端子32の先端は、嵌合部33の嵌合面から前方に突出する態様で装着されており、この突出した部分には、第1ボルト挿通孔34(「第1挿通孔」の一例)が貫通形成されている。
機器側コネクタ10は合成樹脂製の端子ホルダ11を有している。図2に示すように、端子ホルダ11の左右両側面には、機器側ケース20に対する取付部17が張り出し形成されている。取付部17には、ボルト孔17Aが貫通形成されており、このボルト孔17Aにボルト(図示せず)を挿入して機器側ケース20に締め込むことにより、機器側コネクタ10が機器側ケース20に固定されている。また、機器側ケース20には、取付孔29が貫通形成されており、この取付孔29を介して電線側コネクタ30が機器側コネクタ10に接続されている。
端子ホルダ11は、略方形のブロック状をなした複数のナット収容部12(「端子台」の一例)が左右方向に連なった形状を有する(図2参照)。各ナット収容部12は、上方に開口したナット収容空間12Aが形成されており、この収容空間12A内にナット13が回り止めされた状態で収容されている。
図4は機器側端子21を斜め上方から見た斜視図である。各ナット収容部12には、機器側端子21が装着されている。具体的には、機器側端子21は、ナット13の上方に配されるナット側接続部分22、機器側に電気的に接続される機器側接続部分23、及び、両接続部分22、23を連結する連結部分24を有し、これらが導電性の金属部材によって一体形成されている。ナット側接続部分22は、ボルト50を挿通可能な第2ボルト挿通孔25(「第2挿通孔」の一例)が貫通形成されている。この第2ボルト挿通孔25は、ナット13のねじ孔13Aと略同軸上に配置される。ここで、「略同軸」とは、厳密な意味で同軸である場合に限らず、斜め締めによる悪影響が実質的に生じない範囲で軸ずれが生じた場合も含まれる(以下、同じ)。
図5はボルト50を斜め上方から見た斜視図である。ボルト50は、ボルト頭部51(「頭部」の一例)と軸部52とを有する。軸部52は、小径部53及び大径部54を有する。小径部53は、ボルト頭部51の下側に位置し、大径部54は、小径部53の下側に位置する。
図4に示すように、機器側端子21の機器側接続部分23の左右端面28(「接触部」の一例)には、1対の突部28Aが一体的に設けられている。各突部28Aは、下方に向かうほど機器側接続部分23から離間するよう傾斜する第1テーパ面28Bが形成されている。
端子接続構造1は以上のような構成であって、続いて端子接続構造1を利用して電線側端子32と機器側端子21とを締結する工程の一例について説明する。
図7は機器側コネクタ10部分を拡大した部分的側断面図(ボルト仮保持状態)であり、図8は端子接続構造1の側面図(ボルト仮保持状態)である。
作業者が、第2ボルト挿通孔25にボルト50を締め込む作業を続けると、大径部54が第2ボルト挿通孔25に螺合し始める。ここで、大径部54の上下方向における長さは、第2ボルト挿通孔25とナット13のねじ孔13Aとの離間距離よりも長いので、大径部54は、第2ボルト挿通孔25とナット13のねじ孔13Aとに同時に螺合した状態になる。これにより、ボルト50を、第2ボルト挿通孔25との螺合により正規姿勢のままで、ねじ孔13Aとの螺合に移行させることができ、より確実に斜め締めの発生を抑制することができる。
図9は機器側コネクタ10部分を拡大した部分的側断面図(ボルトと第2ボルト挿通孔との螺合解除時)であり、図10は端子接続構造1の側面図(ボルトと第2ボルト挿通孔との螺合解除時)である。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、2組の突部28A及び案内溝64が、ナット13を両側から挟むように配置される構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限られない。例えば突部28A及び案内溝64が1組、又は、3組以上備える構成でもよい。
11・・・端子ホルダ
12・・・ナット収容部
13・・・ナット
18・・・ばね座金
20・・・機器側ケース
21・・・機器側端子
25・・・第2ボルト挿通孔
28・・・左右端面
28A・・・突部
30・・・電線側コネクタ
32・・・電線側端子
34・・・第1ボルト挿通孔
50・・・ボルト
53・・・小径部
54・・・大径部
60・・・ガイド部材
61・・・延出部分
64・・・案内溝
Claims (3)
- 第1端子と第2端子とが、ボルトを介して接続される端子接続構造であって、
ねじ孔が形成されたナットと、
前記ナットを回り止めした状態で有する端子台と、
第1挿通孔を有し、当該第1挿通孔が前記ナットの前記ねじ孔の中心軸と同軸上に位置するように前記端子台に配置される前記第1端子と、
仮保持用ねじ孔を有し、当該仮保持用ねじ孔の中心軸が前記ナットの前記ねじ孔の前記中心軸と同軸上に位置するように前記第1端子に重ねられる前記第2端子と、
前記仮保持用ねじ孔に螺合可能であると共に前記第1挿通孔に挿入され前記ナットの前記ねじ孔に螺合可能な軸部と、前記軸部の端部に形成された頭部とを有する前記ボルトと、
前記ボルトに対し前記軸部と前記頭部との間に前記軸部の軸周りに回転可能に設けられ、前記ナットの前記ねじ孔の中心軸方向に沿って延びると共に前記ナットの側方に回り込むように延びる延出部を備えたガイド部と、を備え、
前記第2端子の端面は前記ナットの前記ねじ孔の中心軸方向から見て前記ナットの側方に位置して前記延出部と接触するようになっており、前記第2端子の端面には突部が設けられ、
前記延出部には前記突部と係合可能であって前記ナットの前記ねじ孔の中心軸方向に沿って延びる案内溝が形成され、
前記突部が前記案内溝に係合することにより前記ボルトが前記ナットの前記ねじ孔の中心軸方向に沿った正規姿勢で前記ナットへと案内可能とされており、
前記ボルトの前記軸部は、前記頭部よりも前記ナットの前記ねじ孔の中心軸方向の先端側に位置する小径部と、当該小径部よりも前記ナットの前記ねじ孔の中心軸方向の先端側に位置し、かつ、前記小径部よりも径が大きい大径部とを有し、
前記大径部は、前記第2端子の前記仮保持用ねじ孔及び前記ナットの前記ねじ孔に螺合可能なねじ部が形成され、
前記小径部は、前記仮保持用ねじ孔と同等以上の長さを有し、
前記大径部は、前記第2端子の前記仮保持用ねじ孔と前記ナットの前記ねじ孔と同時に螺合した状態になるようになっており、
前記大径部が前記第1端子及び第2端子を超えて前記ナットの前記ねじ孔と螺合したとき、前記小径部が前記仮保持用ねじ孔内に位置する、端子接続構造。 - 前記第2端子の左右の端面には、前記突部が1対設けられ、両突部は、前記中心軸方向から見て前記ナットの両側にそれぞれ位置し、
前記延出部は1対設けられており、各延出部には前記案内溝が形成され、両案内溝は前記各突部にそれぞれ係合可能である、請求項1に記載の端子接続構造。 - 前記端子台は、前記ナットを、前記第1端子及び前記第2端子側に付勢する付勢手段を有する、請求項1または請求項2に記載の端子接続構造。
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