JP2022123626A - 電気接続箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成でバスバーの熱を効率的に低減させることができ、かつ低コストで製造できる電気接続箱を提供する。【解決手段】ボルト60及びナット514を用いて固定されたバスバー40を備える車両用の電気接続箱であって、ボルト60とバスバー40との間に介在しており、バスバー40と同材料からなる座金70を備える。【選択図】図5

Description

本開示は、バスバーを備える車両用の電気接続箱に関する。
従来、比較的大きな電流を導通させるためにバスバーを用いた回路を有する電気接続箱が車両に搭載されている。また、近年は、車両機能の拡大と共に、バスバーに流れる電流値も大きくなりつつある。
特許文献1には、開閉可能な接点と、該接点の開閉を切り替える励磁コイルとを有するリレーを備え、該リレーの接点をバスバーと電気的に接続し、該バスバーに放熱機構を備えることで、バスバーを電流経路と放熱経路とに兼用できる電源装置が開示されている。
特開2014-79093号公報
ところで、バスバーに流れる電流値の上昇は電気抵抗による発熱量の増加を招く。これに対しては、バスバーの耐熱性を高めるために、バスバーの幅を広げる手法、若しくは厚みを厚くする手法、又はいわゆるサーマルマス(熱を奪って蓄えること)を上げる別部材を用いる手法が一般に採用されている。
しかしながら、幅が広いバスバー又は厚みが厚いバスバーは加工が困難であるので、大量生産が容易ではなく、加工費が高くなるうえに、歩留まりも低い。また、サーマルマスを上げる別部材を用いる場合、部品点数が増えて複雑な構成となるうえ、組立の工程数も増えるという問題がある。
しかしながら、特許文献1に係る電源装置は、このような問題に対して考慮されておらず、解決できない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、簡単な構成でバスバーの熱を低減させることができ、かつ低コストで製造できる電気接続箱を提供することにある。
本開示の実施形態に係る電気接続箱は、ボルト及びナットを用いて固定されたバスバーを備える車両用の電気接続箱であって、前記ボルトと前記バスバーとの間に介在しており、前記バスバーと同材料からなる座金を備える。
本開示によれば、簡単な構成でバスバーの熱を効率的に低減させることができ、かつ低コストで製造できる電気接続箱を提供できる。
実施形態1に係る電気接続箱の平面図である。 実施形態1に係る電気接続箱の側面図である。 実施形態1に係る電気接続箱においてロウアーケースを取り外した状態を示す底面図である。 実施形態1に係る電気接続箱に取り付けられるバスバーの一例を示す斜視図である。 バスバーを台座に取り付けた状態を示す斜視図である。 実施形態1に係る電気接続箱の変形例を示す例示図である。 実施形態2に係る電気接続箱において、バスバーを台座に取り付けた状態を示す斜視図である。 実施形態3に係る電気接続箱において、バスバーを台座に取り付けた状態を示す斜視図である。 実施形態4に係る電気接続箱において、バスバーを台座に取り付けた状態を示す斜視図である。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列挙して説明する。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
(1)本開示の実施形態に係る電気接続箱は、ボルト及びナットを用いて固定されたバスバーを備える車両用の電気接続箱であって、前記ボルトと前記バスバーとの間に介在しており、前記バスバーと同材料からなる座金を備える。
本実施形態にあっては、前記ボルトと前記バスバーとの間に介在する座金が前記バスバーと同材料からなるので、前記バスバーから発生する熱を素早く吸収できる。
(2)本開示の実施形態に係る電気接続箱は、前記座金の厚みは前記バスバーの厚みの1.5倍以上である。
本実施形態にあっては、前記座金の厚みが前記バスバーの厚みの1.5倍以上であるので、前記バスバーから発生する熱を多く吸収して蓄えることができる。
(3)本開示の実施形態に係る電気接続箱は、前記座金は銅製である。
本実施形態にあっては、前記座金が前記バスバーと同じ銅からなるので、前記バスバーから発生する熱を素早く吸収して蓄えることができる。
(4)本開示の実施形態に係る電気接続箱は、前記座金は表面に凹凸の形状を有する。
本実施形態にあっては、前記座金が表面に凹凸の形状を有するので、より広い表面積を確保できる。よって、前記バスバーから発生し、前記座金によって吸収された熱が前記座金の表面を介して放熱される際、放熱効率を高めることができる。
(5)本開示の実施形態に係る電気接続箱は、前記ボルトは表面に凹凸の形状を有する。
本実施形態にあっては、前記ボルトが表面に凹凸の形状を有するので、より広い表面積を確保できる。よって、前記バスバーから発生し、前記ボルトによって吸収された熱が前記ボルトの表面を介して放熱される際、放熱効率を高めることができる。
(6)本開示の実施形態に係る電気接続箱は、前記ナットは表面に凹凸の形状を有する。
本実施形態にあっては、前記ナットが表面に凹凸の形状を有するので、より広い表面積を確保できる。よって、前記バスバーから発生し、前記ナットによって吸収された熱が前記ナットの表面を介して放熱される際、放熱効率を高めることができる。
[本発明の実施形態の詳細]
本開示の実施形態に係る電気接続箱を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(実施形態1)
以下においては、バスバーが装着された車両用の電気接続箱を例として本実施形態を説明する。
図1は、実施形態1に係る電気接続箱100の平面図であり、図2は、実施形態1に係る電気接続箱100の側面図である。
電気接続箱100は、例えば、EV(Electric Vehicle)の電池パックの外側に取り付けられる。電気接続箱100は、例えば、リレー等の電気部品が装着される筐体50を備える。
筐体50は、例えば樹脂からなり、ロウアーケース52と、ロウアーケース52を覆うアッパーケース51とからなる。筐体50は、ロウアーケース52の底板521がEVの電池パックに面するよう、電池パックに取り付けられる。この際、ロウアーケース52の底板521が電池パックの外側面と対向する。
以下、説明の便宜上、電気接続箱100と電池パックとの対向方向において、電気接続箱100側を上側とし、電池パック側を下側とする。
図3は、実施形態1に係る電気接続箱100においてロウアーケース52を取り外した状態を示す底面図である。
アッパーケース51は一面が開放された筐体の形状をなしており、アッパーケース51の内側には、バスバー40、回路素子等が取り付けられている。
アッパーケース51は、ロウアーケース52の底板521と対向する天井板30を有している。天井板30の外側面には、リレー等の電気部品を装着するための装着部11が2箇所に設けられている。また、天井板30には、外部のヒューズ、コネクタ等と接続を行う接続部(図示せず)が複数設けられている。
アッパーケース51には、有底筒状の脚部511が四ヶ所に設けられている。より詳しくは、天井板30の隅又は隅の付近であって、装着部11及び前記接続部と干渉しない位置に、脚部511が天井板30と直交する方向にそれぞれ突設されている。各脚部511の底には貫通孔512が形成されている。例えば、脚部511の貫通孔512にネジを挿通させてEVの電池パックのネジ孔に螺合させることによって、筐体50(電気接続箱100)を電池パックに取り付けることができる。
天井板30の内側面には、複数箇所にリブ(図示せず)が形成されており、バスバー40、回路素子等を取り付けるための台座513が複数形成されている。バスバー40、回路素子等は対応する台座513に取り付けられている。
図4は、実施形態1に係る電気接続箱100に取り付けられるバスバー40の一例を示す斜視図である。図4においては、便宜上、バスバー40が台座513から取り外された状態を示している。
図示を省略するが、バスバー40の少なくとも一端は、前記接続部又は装着部11に電気的に接続されており、バスバー40には比較的に高い電圧(例えば、300V以上)が印加される。
バスバー40は、導電性金属(例えば、銅)の薄板材からなる。例えば、実施形態1においては、バスバー40の厚みは1.5mmである。バスバー40は、短冊状の薄板材を複数箇所にて屈曲させてなり、倒立のU字形状をなす中心部41と、中心部41の両端から夫々延設された矩形の扁平鍔43とからなる。中心部41及び扁平鍔43は一体形成されている。各扁平鍔43には、バスバー40をアッパーケース51の台座513に固定するための固定孔42が夫々形成されている。固定孔42は扁平鍔43を厚み方向に貫通する貫通孔である。
台座513には、四角ナット514が埋設されている。バスバー40の固定孔42にボルト60が挿通され、台座513の四角ナット514のネジ孔515に螺合されることによって、バスバー40が台座513に固定される。
この際、ボルト60と、バスバー40の扁平鍔43との間には、座金70が介在している。即ち、ボルト60は一端に六角柱状の抜け止め頭部61を有しており、抜け止め頭部61と扁平鍔43との間に座金70が介在している。
座金70は円筒形状を成しており、ボルト60の抜け止め頭部61の径(対向頂点間寸法)よりも小さく、ボルト60の円柱形状のネジ部62の径よりも大きい内径を有している。また、座金70では、軸心に沿う方向における寸法(以下、厚みと称する)L1が、バスバー40の厚みL2の1.5倍以上である。
更に、座金70はバスバー40と同じ材料からなる。即ち、本実施形態ではバスバー40が銅からなるので、座金70もバスバー40と同じ材料の銅からなる。
実施形態1に係る電気接続箱100において、バスバー40は、薄板の銅材を順送金型のプレス加工で曲げ位置を板材の厚み分だけオフセットして一括加工することができる。斯かる順送金型にて薄板の銅材に対して打ち抜き及びブリッジカットを行い、屈曲させることによって、バスバー40が得られる。
ところで、車両における機能の多様化と共に車両に搭載される電装部品が増えつつあり、これに伴って電気接続箱(バスバー)に流れる電流の値も高くなっている。このような電流値の上昇はバスバーにて電気抵抗による発熱量の増加を招く。これに対しては、バスバーの耐熱性を高めるために、バスバーの幅を広げる手法、若しくは厚みを厚くする手法、又はいわゆるサーマルマスを上げる別部材を用いる手法が採用されている。ここで、サーマルマスとは、熱を奪って蓄えることを言う。
しかしながら、幅が広いバスバー又は厚みが厚いバスバーは順送金型のプレス加工が使用できない等、大量生産が容易ではなく、加工費が高くなるうえに、歩留まりも低い。
また、サーマルマスを上げる別部材を用いる場合、部品点数が増えると共に、組立の工程数も増えるので、製造コストが高まる。
これに対して、実施形態1に係る電気接続箱100は、座金70を備えるので、上述の問題を解決できる。以下、図5を用いて詳しく説明する。図5は、バスバー40を台座513に取り付けた状態を示す斜視図である。図5では、説明の便宜上、台座513を二点鎖線にて示している。
図5に示すように、実施形態1に係る電気接続箱100ではバスバー40とボルト60の抜け止め頭部61との間に座金70が介在しており、バスバー40は座金70と接触している。更に、上述の如く、座金70はバスバー40と同じ銅からなっており、座金70の厚みL1は、バスバー40の厚みL2の1.5倍以上である(図4参照)。
望ましくは、座金70の厚みL1は、バスバー40の厚みL2の2-5倍である。座金70の厚みL1が厚すぎる場合、組み立て作業の妨げになるおそれがあるうえ、製造コストが上昇するからである。
即ち、座金70がバスバー40と同じ材料からなるので、通電時にバスバー40にて発生する熱が素早く座金70に伝わり、吸収される。かつ、座金70の厚みL1がバスバー40の厚みL2の1.5倍以上であるので、座金70は、バスバー40の熱を相当量蓄えることができる。座金70によって吸収された熱は座金70の表面を介して空冷される。
なお、座金70によって吸収された熱の一部は、座金70と接触しているボルト60及び四角ナット514を介しても放熱される。
これによって、実施形態1に係る電気接続箱100においては、通電時に発生する熱に耐え、放熱する為に、バスバー40の幅又は厚みを大きくする必要がなくなり、サーマルマスを上げる別部材も不要である。よって、バスバー40の大きさを抑制しつつ、簡単な構成にて、バスバー40で発生する熱を低減させ、放熱できる。
また、バスバー40の大きさを抑制でき、順送金型のプレス加工が可能になるので、大量生産が可能となって加工費が抑制でき、歩留まりも高くなる。また、サーマルマスを上げる別部材が不要となり、部品点数が増えないので、電気接続箱100の製造コストを抑えることができる。
以上においては、座金70の厚みL1がバスバー40の厚みL2の1.5倍以上となるように構成した場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、座金70の外径を、扁平鍔43からはみ出ない限度内で広げる構成であっても良い。
また、以上においては、バスバー40の両扁平鍔43のうち一方のみが座金70を用いて台座513に取り付けられている場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。バスバー40の両扁平鍔43が座金70を用いて台座513に取り付けられている構成であっても良い。
更に、以上においては、実施形態1に係る電気接続箱100が四角ナット514を用いる場合を例に挙げて説明したがこれに限定されるものではなく、例えば、六角ナット、蝶ナット等であっても良い。
なお、以上においては、バスバー40から熱を奪って蓄える為に、座金70を通常の座金よりも大きくした構成について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、他の部材を大きくしても良い。以下に、一例としてナットを大きくした場合を説明する。
図6は、実施形態1に係る電気接続箱100の変形例を示す例示図である。図6には、取り付けられた状態のバスバー40が例示されており、説明の便宜上、台座513の図示を省略している。
バスバー40の固定孔42(図4参照)にボルト60が挿通され、四角ナット514Aと螺合することによって、バスバー40(扁平鍔43)が台座513に固定されている。図6においては、バスバー40の両扁平鍔43のうち一方のみにボルト60が挿通され、四角ナット514Aと螺合している場合を示す。
また、ボルト60の六角形の抜け止め頭部61と扁平鍔43との間に座金70Aが介在している。変形例に係る電気接続箱100において、座金70Aは通常の座金であって、厚みの寸法がバスバー40の厚みの寸法と略等しいリング形状を成しており、バスバー40と同じ材料からなる。
一方、変形例に係る電気接続箱100は、図6の如く、通常のナットよりも大きい六方体形状の四角ナット514Aを備えており、四角ナット514Aは扁平鍔43と接する一面の大きさが扁平鍔43の主面の大きさよりも大きい。
四角ナット514Aは扁平鍔43と接触しているので、通電時にバスバー40にて発生する熱を多く吸収して蓄えることができる。四角ナット514Aによって吸収された熱は四角ナット514Aの表面を介して空冷される。
変形例に係る電気接続箱100の四角ナット514Aは、上述の如く、通常の座金よりも体積が大きく、表面積が広い。よって、四角ナット514Aは、バスバー40からの熱を相当量を蓄えて、表面を介してより素早く空冷できる。
以上の例では、バスバー40が発する熱を奪って蓄える為に、座金70の代わりに四角ナット514を大きくした構成について説明したが、これに限定されるものではなく、ボルト60の抜け止め頭部61を大きくしても良い。
(実施形態2)
図7は、実施形態2に係る電気接続箱100において、バスバー40を台座513に取り付けた状態を示す斜視図である。図7では、説明の便宜上、台座513を二点鎖線にて示している。
実施形態2に係る電気接続箱100において、バスバー40の固定孔42(図4参照)にボルト60が挿通され、台座513の四角ナット514と螺合することによって、バスバー40(扁平鍔43)が台座513に固定されている。図7においては、バスバー40の両扁平鍔43のうち一方のみが台座513に取り付けられている場合を示す。
また、ボルト60と、バスバー40の扁平鍔43との間には、座金70Bが介在している。ボルト60の六角形の抜け止め頭部61と扁平鍔43との間に座金70Bが介在している。
座金70Bは円筒形状を成しており、ボルト60の抜け止め頭部61の径よりも小さく、円柱形状のネジ部62の径よりも大きい内径を有している。また、座金70Bでは、厚みL1が、バスバー40の厚みL2の1.5倍以上である。更に、座金70Bはバスバー40と同じ材料からなる。
更に、実施形態2に係る電気接続箱100では、座金70Bの表面にローレット加工が施され、座金70Bの表面が凹凸形状を有している。
以上の如く、実施形態2に係る電気接続箱100においては、座金70Bがバスバー40と同じ材料からなるので、通電時にバスバー40にて発生する熱が素早く座金70Bに伝わり、吸収される。かつ、座金70Bの厚みL1がバスバー40の厚みL2の1.5倍以上であるので、座金70Bは、バスバー40の熱を相当量蓄えることができる。座金70Bによって吸収された熱は座金70Bの表面を介して空冷される。
そして、実施形態2に係る電気接続箱100においては、座金70Bが表面に凹凸形状を有しているので、座金70Bの比表面積が広く確保されており、空気と触れる面積がより広くなっている。よって、座金70Bは蓄えている熱の空冷(放熱)をより効率的に行うことができる。
以上のことから、実施形態2に係る電気接続箱100においては、通電時に発生する熱に耐え、放熱する為に、バスバー40の寸法を大きくする必要がなくなり、順送金型のプレス加工が可能な程度にバスバー40の寸法を抑えることができるので、大量生産が可能となって加工費が抑制でき、歩留まりも高くなる。サーマルマスを上げる別部材も不要であり、部品点数を低減させて電気接続箱100の製造コストを抑えることができる。
実施形態1と同様の部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
(実施形態3)
図8は、実施形態3に係る電気接続箱100において、バスバー40を台座513に取り付けた状態を示す斜視図である。図8では、説明の便宜上、台座513を二点鎖線にて示している。
実施形態3に係る電気接続箱100において、バスバー40の固定孔42(図4参照)にボルト60が挿通され、台座513の四角ナット514Bと螺合することによって、バスバー40(扁平鍔43)が台座513に固定されている。図8においては、バスバー40の両扁平鍔43のうち一方のみが台座513に取り付けられている場合を示す。
また、ボルト60と、バスバー40の扁平鍔43との間には、座金70が介在している。即ち、ボルト60の六角形の抜け止め頭部61と扁平鍔43との間に座金70が介在している。
座金70は円筒形状を成しており、ボルト60の抜け止め頭部61よりも小さく、円柱形状のネジ部62の外径よりも大きい内径を有している。また、座金70では、厚みL1が、バスバー40の厚みL2の1.5倍以上である。更に、座金70はバスバー40と同じ材料からなる。
更に、実施形態3に係る電気接続箱100では、四角ナット514Bの表面にローレット加工が施され、四角ナット514Bの表面が凹凸形状を有している。
以上の如く、実施形態3に係る電気接続箱100においては、座金70がバスバー40と同じ材料からなるので、通電時にバスバー40にて発生する熱が素早く座金70に伝わり、吸収される。かつ、座金70の厚みL1がバスバー40の厚みL2の1.5倍以上であるので、座金70は、バスバー40の熱を相当量蓄えることができる。座金70によって吸収された熱は座金70の表面を介して空冷される。
そして、実施形態3に係る電気接続箱100においては、四角ナット514Bが表面に凹凸形状を有しているので、四角ナット514Bの比表面積が広く確保されており、空気と触れる面積がより広くなっている。
従って、座金70によって吸収された熱の一部が四角ナット514Bを介して空冷される際、より効率的に空冷が行われる。
以上のことから、実施形態3に係る電気接続箱100においては、通電時に発生する熱に耐え、放熱する為に、バスバー40の寸法を大きくする必要がなくなり、順送金型のプレス加工が可能な程度にバスバー40の寸法を抑えることができるので、大量生産が可能となって加工費が抑制でき、歩留まりも高くなる。サーマルマスを上げる別部材も不要であり、部品点数を低減させて電気接続箱100の製造コストを抑えることができる。
実施形態1と同様の部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
(実施形態4)
図9は、実施形態4に係る電気接続箱100において、バスバー40を台座513に取り付けた状態を示す斜視図である。図9では、説明の便宜上、台座513を二点鎖線にて示している。
実施形態4に係る電気接続箱100において、バスバー40の固定孔42(図4参照)にボルト60Aが挿通され、台座513の四角ナット514と螺合することによって、バスバー40(扁平鍔43)が台座513に固定されている。図9においては、バスバー40の両扁平鍔43のうち一方のみが台座513に取り付けられている場合を示す。
また、ボルト60Aと、バスバー40の扁平鍔43との間には、座金70が介在している。即ち、ボルト60Aの六角形の抜け止め頭部61Aと扁平鍔43との間に座金70が介在している。
座金70は円筒形状を成しており、ボルト60Aの抜け止め頭部61Aよりも小さく、円柱形状のネジ部62Aの外径よりも大きい内径を有している。また、座金70では、厚みL1が、バスバー40の厚みL2の1.5倍以上である。更に、座金70はバスバー40と同じ材料からなる。
更に、実施形態4に係る電気接続箱100では、ボルト60Aの抜け止め頭部61Aの表面にローレット加工が施され、抜け止め頭部61Aの表面が凹凸形状を有している。
以上の如く、実施形態4に係る電気接続箱100においては、座金70がバスバー40と同じ材料からなるので、通電時にバスバー40にて発生する熱が素早く座金70に伝わり、吸収される。かつ、座金70の厚みL1がバスバー40の厚みL2の1.5倍以上であるので、座金70は、バスバー40の熱を相当量蓄えることができる。座金70によって吸収された熱は座金70の表面を介して空冷される。
そして、実施形態4に係る電気接続箱100においては、ボルト60Aの抜け止め頭部61Aが表面に凹凸形状を有しているので、抜け止め頭部61Aの比表面積が広く確保されており、空気と触れる面積がより広くなっている。
従って、座金70によって吸収された熱の一部が抜け止め頭部61Aを介して空冷される際、より効率的に空冷が行われる。
以上のことから、実施形態4に係る電気接続箱100においては、通電時に発生する熱に耐え、放熱する為に、バスバー40の寸法を大きくする必要がなくなり、順送金型のプレス加工が可能な程度にバスバー40の寸法を抑えることができるので、大量生産が可能となって加工費が抑制でき、歩留まりも高くなる。サーマルマスを上げる別部材も不要であり、部品点数を低減させて電気接続箱100の製造コストを抑えることができる。
実施形態1と同様の部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
以上においては、座金70Bの表面、ボルト60Aの抜け止め頭部61Aの表面、又は四角ナット514Bの表面に凹凸が形成されている場合について説明したが、本実施形態に係る電気接続箱100はこれに限定されるものではない。座金70Bの表面、ボルト60Aの抜け止め頭部61Aの表面、及び四角ナット514Bの表面に全て凹凸が形成された構成であっても良い。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
11 装着部
30 天井板
40 バスバー
41 中心部
42 固定孔
43 扁平鍔
50 筐体
51 アッパーケース
52 ロウアーケース
60,60A ボルト
61,61A 抜け止め頭部
62,62A ネジ部
70,70A,70B 座金
100 電気接続箱
511 脚部
512 貫通孔
513 台座
514,514A,514B 四角ナット
515 ネジ孔
521 底板

Claims (6)

  1. ボルト及びナットを用いて固定されたバスバーを備える車両用の電気接続箱であって、
    前記ボルトと前記バスバーとの間に介在しており、前記バスバーと同材料からなる座金を備える電気接続箱。
  2. 前記座金の厚みは前記バスバーの厚みの1.5倍以上である請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記座金は銅製である請求項1又は2に記載の電気接続箱。
  4. 前記座金は表面に凹凸の形状を有する請求項1から3のいずれか一項に記載の電気接続箱。
  5. 前記ボルトは表面に凹凸の形状を有する請求項1から3のいずれか一項に記載の電気接続箱。
  6. 前記ナットは表面に凹凸の形状を有する請求項1から3のいずれか一項に記載の電気接続箱。
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