JP5446246B2 - 歯磨剤組成物及び歯磨製品 - Google Patents
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Description
〔1〕
(A)ソルビットを15〜50質量%、
(B)平均粒径が120〜500μmの雲母チタンを0.04〜3.5質量%、
(C)プロピレングリコールを0.7〜5質量%、
(D)キサンタンガム、カラギーナン、アルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウムから選ばれる1種又は2種以上の粘結剤を0.2〜3質量%
含有してなることを特徴とする歯磨剤組成物。
〔2〕
練歯磨剤組成物である〔1〕に記載の歯磨剤組成物。
〔3〕
〔1〕又は〔2〕に記載の歯磨剤組成物がチューブ容器に充填された歯磨製品。
更に、雲母チタンは、酸化チタン被膜の厚みを変えることで反射光の干渉を起こさせ発色させることができるが、本発明では、酸化チタン被膜の厚みは10〜400nm、好適には20〜200nmである。
なお、平均粒径が120〜500μmの雲母チタンとしては、市販の雲母チタンをそのまま使用してもよいが、市販品を適宜寸法のふるいにかけて、上記範囲の平均粒径を有する雲母チタンを調製してもよい。例えば雲母チタン(PROMINENCE(登録商標)、日本光研(株))をステンレス製試験用ふるいの呼び寸法(網の1目の1辺の長さ)が600、425、300、212又は125μmのふるいにかけ、各平均粒径の雲母チタンを調製することができる。
プロピレングリコールの配合量は、雲母チタンの沈降防止、歯磨チューブ等の収容容器の口元での製剤の乾燥防止、及び良好な練肌を得る点から、組成全体の1.5〜5%、特に2〜4%が好ましい。1.5%未満では雲母チタンの沈降、収容容器口元での乾燥を防ぐことが難しく、5%を超えると練肌が劣る場合がある。
カルボキシメチルセルロースナトリウムは、エーテル化度0.5〜1.5、特に0.6〜1.3のものが好適である。エーテル化度0.5未満では、水への溶解性が低く、練歯磨剤とした場合に十分な粘性が得られなかったり、雲母チタンの沈降を十分に防ぐことができない場合があり、1.5を超えると、製造直後から十分な雲母チタンの沈降を防ぐことができない場合がある。
防腐剤としては、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン等のパラオキシ安息香酸エステル、安息香酸ナトリウム等の安息香酸又はその塩などが挙げられる。
白LDPE:白色低密度ポリエチレン
LLDPE:直鎖状低密度ポリエチレン
AL:アルミニウム
PET:ポリエチレンテレフタレート
EMAA:エチレン・メタクリル酸の共重合体樹脂
表1,2に示す組成の歯磨剤組成物を下記方法で調製し、歯磨き練肌の評価、メタリック感の評価、チューブ口元の乾燥を防ぐ評価、雲母チタンの沈降の評価を下記方法で行った。結果を表1,2に示す。
表1に示す組成の歯磨剤組成物を下記方法で調製し、最内層が直鎖状低密度ポリエチレンからなる直径26mm、口径5mmのラミネートチューブ(最外層よりLDPE55/PET12/LDPE20/白LDPE60/EMAA20/AL10/EMAA30/LDPE20/LLDPE30)に50g充填した。
(i)精製水中に水溶成分(粘結剤、プロピレングリコールを除く)、雲母チタンを常温で混合溶解させたA相を調製した。
(ii)プロピレングリコール中に粘結剤を常温で分散させたB相を調製した。
(iii)撹拌中のA相の中にB相を添加混合し、C相を調製した。
(iv)C相中に、香料、研磨剤等の水溶性成分以外の成分を1.5Lニーダー(石山工作所製)を用い常温で混合し、減圧(5.3kPa)による脱泡を行い、歯磨剤組成物1.2kgを得た。
歯磨剤組成物をわら半紙の上に15cm押し出し、目視にて歯磨剤表面のつやの有無、しわ及び粒感が認められるかを評価した。
(評価基準)
◎:歯磨剤表面につやがあり、しわ及び粒感が認められない。
〇:歯磨剤表面にややつやがあり、しわ及び粒感が認められない。
×:歯磨剤表面につやがなく、しわ及び粒感が認められる。
10名の被験者が、それぞれ歯磨剤組成物の適量を歯ブラシにとって観察し、歯磨剤組成物のメタリック感(単一な光の中で光に反射してきらきら輝く金属的な輝き)の程度について、以下の基準で絶対評価での官能試験を行い、平均値を求めた。
(評点)
3点:歯磨剤組成物中の表面に十分なメタリック感がある。
2点:歯磨剤組成物中の表面にややメタリック感がある。
1点:歯磨剤組成物中の表面にメタリック感がない。
(評価基準)
◎:メタリック感の平均点 2.5点以上
○:メタリック感の平均点 2.0点以上2.5点未満
×:メタリック感の平均点 2.0点未満
歯磨剤組成物を口部内径5mmのチューブに充填した状態で、50℃の温度条件で保存し、3ヶ月後のチューブ口元における歯磨剤組成物の乾燥の状態を観察して以下の基準で評価した。
(評価基準)
◎:チューブ口元が全く乾燥していない。
〇:チューブ口元に乾燥がやや認められる。
×:チューブ口元に乾燥が認められる。
歯磨剤組成物をバイアル瓶に充填した状態で、室温で保存し、3ヶ月後の歯磨剤組成物中の雲母チタンの沈降の状態を目視で観察して以下の基準で評価した。
(評価基準)
◎:雲母チタンの沈降が全く認められない。
〇:雲母チタンの沈降が一部で認められる。
×:雲母チタンの沈降が認められる。
雲母チタン(PROMINENCE(登録商標)、日本光研(株))をステンレス製試験用ふるいの呼び寸法(網の1目の1辺の長さ)が600、425、300、212、125μmのふるいにかけ、各平均粒径の雲母チタンを調製した。雲母チタンの平均粒径は、走査型電子顕微鏡(日立走査型電子顕微鏡S−3000N((株)日立ハイテクノロジーズ製))で雲母チタン粉末100個を撮影し、それぞれの長径を測り、この平均長さを平均粒径とした。
Claims (3)
- (A)ソルビットを15〜50質量%、
(B)平均粒径が120〜500μmの雲母チタンを0.04〜3.5質量%、
(C)プロピレングリコールを0.7〜5質量%、
(D)キサンタンガム、カラギーナン、アルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウムから選ばれる1種又は2種以上の粘結剤を0.2〜3質量%
含有してなることを特徴とする歯磨剤組成物。 - 練歯磨剤組成物である請求項1記載の歯磨剤組成物。
- 請求項1又は2記載の歯磨剤組成物がチューブ容器に充填された歯磨製品。
Priority Applications (1)
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JP2008327540A JP5446246B2 (ja) | 2008-12-24 | 2008-12-24 | 歯磨剤組成物及び歯磨製品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008327540A JP5446246B2 (ja) | 2008-12-24 | 2008-12-24 | 歯磨剤組成物及び歯磨製品 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2010150154A JP2010150154A (ja) | 2010-07-08 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008327540A Active JP5446246B2 (ja) | 2008-12-24 | 2008-12-24 | 歯磨剤組成物及び歯磨製品 |
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2008
- 2008-12-24 JP JP2008327540A patent/JP5446246B2/ja active Active
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