JP5444808B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は一般家庭やレストラン及びオフィスなどで使用される温度検知素子を有する誘導加熱調理器に関するものである。
近年、誘導加熱調理器は、その加熱応答性の良さを生かして、負荷となる鍋等の近傍に温度検知素子等を配置して、鍋等の温度を検知して火力の調節を行うことで、きめ細かな調理を実現すると共に、炎を用いないことから、室内の空気を汚すことも少ないため、安全かつ清潔であるとう特性が注目され、その需要が急速に伸びてきている。
従来の誘導加熱調理器について図面を基に説明する。図11は従来の誘導加熱調理器の構成を示すブロック図であり、図12は同誘導加熱調理器の要部斜視図である。図11及び図12において、商用電源101と、整流回路102と、インバータ回路103にはスイッチング素子103aと加熱コイル103bとを有し、インバータ回路103が加熱コイル103bに高周波電流を供給することにより、負荷となる鍋104を誘導加熱する。また、ヒートシンク105は、スイッチング素子103aが取り付けられるアルミで形成された放熱体である。制御回路106は、スイッチング素子103aを駆動する駆動手段107と、取り付け金具108a、取り付けビス108bによりヒートシンク105に取り付けられた温度検知素子としてのサーモスタット108と、サーモスタット108の検知する温度Tに応じて、インバータ回路103への出力を制御する入力制御手段109とを有する。
以上のように構成される誘導加熱調理器において、通常加熱コイル103bに高周波電流を供給して鍋104を加熱するとインバータ回路103のスイッチング素子103aは、スイッチング損失により発熱するが、発熱した熱はヒートシンク105により放熱され、スイッチング素子103aの温度上昇は抑制される。何らかの要因、例えば、鍋4の種類によっては、スイッチング素子103aのスイッチング損失が増大し、スイッチング素子103aやヒートシンク105の温度がさらに上昇し、この温度が所定の温度、例えばスイッチング素子103aが熱破壊しない上限温度に達するとサーモスタット108が検知し、制御回路106の入力制御手段109に発信する。入力制御手段109はこの信号により駆動手段107に出力し、インバータ回路103への出力を停止し、スイッチング素子103aの熱破壊を防止し、安全性を高める構成となっている。また、スイッチング素子103aやヒートシンク105の温度が正常になれば、再び誘導加熱を開始し、原因が排除されなければこの動作を繰り返す。
特許第3257421号公報
前記従来の構成では、冷却効率を向上させるためスイッチング素子103a高電位側と同電位の金属部と、ヒートシンク105を接触させる構成であるため、ヒートシンク105の温度を検知するための温度検知素子として、絶縁性能の高いサーモスタット108を用いなければならない。さらに、サーモスタット108はヒートシンク105に取り付け金具108a、取り付けビス108bにて機械的に取り付けると共に、印刷配線板110に配置された制御回路106にサーモスタット108が検知した温度の信号を伝達するた
めの信号線108cやコネクタ108dを介して印刷配線板110に接続しなければならず、組み立て工数や部品点数、部品コストが増加するという課題を有していた。また、温度検知はサーモスタット1個につき1点のみ検知可能であるため、複数の温度点を検知する場合には、必要な温度検知点の数だけサーモスタット108を使用しなければならず、さらに組み立て工数や部品点数、部品コストが増加するという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、スイッチング素子の熱破壊を防止する装置を安価に構成する誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の誘導加熱調理器は、加熱コイルとスイッチング手段とを有し、直流を高周波交流に変換し、前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と前記インバータ回路の動作を制御する制御回路と、前記スイッチング手段取り付けられ前記スイッチング手段の高電位側と同電位である放熱体と、前記インバータ回路及び前記制御回路の一部または全部を搭載した絶縁部材と導体箔で形成された印刷配線板とを有し、前記放熱体の一部は、前記印刷配線板と接して取り付けられ、前記印刷配線板における前記放熱体の取り付け部分の裏側に温度検知手段を配置することにより前記スイッチング手段および前記放熱体と前記温度検知手段とを前記印刷配線板の表裏に分配するとともに前記放熱体の温度を前記印刷配線板の厚み方向を介して検知可能な構成としたものである。
また、温度検知手段が検知した温度または温度変化の少なくとも1つに応じて、インバータ回路の入力を制限する入力制限手段を有する構成であり、通常は、制御回路によりインバータ回路のスイッチング手段を駆動して、直流を高周波交流に変換し加熱コイルに高周波電流を供給し、加熱コイルから発生する磁束により負荷である鍋を誘導加熱する。
また、インバータ回路が作動している間スイッチング手段はスイッチング損失により発熱するが、発熱した熱はスイッチング手段が取り付けられた放熱体を介して放熱し、スイッチング手段や放熱体の温度上昇を抑制している。
さらに、何らかの原因、例えばスイッチング損失が増加する種類の鍋を使用した場合、スイッチング手段のスイッチング損失が増大することにより発熱量も増大し、スイッチング手段及びスイッチング手段が取り付けられた放熱体の温度が急激に増大する。このとき、放熱板の一部が接する印刷配線板の裏側に配置された温度検知手段が、放熱体の温度または温度変化を間接的に検知する。入力制限手段は、温度検知手段が検知した温度または温度変化の少なくともいずれか1つに応じてインバータ回路の入力を制限し、スイッチング手段のスイッチング損失を抑制することにより、スイッチング手段の熱破壊を防止する。また、温度検知手段を直接印刷配線板に回路部品と同様に搭載するため、従来例のように取り付け金具や取り付けビス、さらに信号線やコネクタを必要としない。
以上のように本発明の誘導加熱調理器は、スイッチング素子が取り付けられた放熱体が印刷配線板と接している箇所の裏側に、温度検知手段を配置することにより、放熱体(スイッチング手段)の温度を間接的に検知することができ、スイッチング素子の熱破壊を防ぐための装置を安価に実現できる。
本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の構成を示すブロック図 同誘導加熱調理器の要部斜視図 同誘導加熱調理器の要部上面図 同誘導加熱調理器の検知温度Tに対する入力動作図 同誘導加熱調理器の検知温度Tに対する冷却ファン動作図 本発明の実施の形態2における誘導加熱調理器の構成を示すブロック図 同誘導加熱調理器の要部斜視図 同誘導加熱調理器の要部上面図 同誘導加熱調理器の検知温度Tに対する入力動作図 同誘導加熱調理器の検知温度Tに対する冷却ファン動作図 従来の誘導加熱調理器の構成を示すブロック図 同誘導加熱調理器の要部斜視図
第1の発明は、加熱コイルとスイッチング手段とを有し、直流を高周波交流に変換し、前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と前記インバータ回路の動作を制御する制御回路と、前記スイッチング手段取り付けられ前記スイッチング手段の高電位側と同電位である放熱体と、前記インバータ回路及び前記制御回路の一部または全部を搭載した絶縁部材と導体箔で形成された印刷配線板とを有し、前記放熱体の一部は、印刷配線板と接して取り付けられ、前記印刷配線板における前記放熱体の取り付け部分の裏側に温度検知手段を配置することにより前記スイッチング手段および前記放熱体と前記温度検知手段とを前記印刷配線板の表裏に分配するとともに前記放熱体の温度を前記印刷配線板の厚み方向を介して検知可能な構成とすることにより、何らかの原因でスイッチング手段のスイッチング損失が増大し、スイッチング手段の温度が上昇すると、スイッチング素子が取り付けられている放熱体の温度が上昇するので、この放熱体の一部が印刷配線板に接して取り付けられて、その取り付け部分の裏側に温度検知手段が配置されているため、温度検知手段は、放熱体の温度を検知することができ、スイッチング素子の温度を間接的に検知することができる。温度検知手段を直接印刷配線板に回路部品と同様に搭載するため
、従来例のようにサーモスタットを放熱体に取り付けるための金具やビス、さらには信号線やコネクタを用いることなく、スイッチング手段の温度を放熱体を介して、間接的に検知可能であるため、スイッチング手段の熱破壊を防ぐための装置を安価に実現できる。さらに、スイッチング手段の高電位側と同電位である放熱体の温度を検知するためには、絶縁性の高いサーモスタットを使用する必要があるが、温度検知手段は印刷配線板を介して温度を検知しているため、温度検知手段として用いるサーモスタットは絶縁性の高いものではなく一般的に使用されているもので問題ない上に、必要以上の空間距離を確保する必要もないため、放熱板の温度を精度好く検知することができるため、スイッチング素子の温度を間接的にではあるが精度よく検知することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、温度検知手段が検知した温度または温度変化の少なくとも1つに応じて、インバータ回路の入力を制限する入力制限手段を有する構成とすることにより、従来例のようにインバータ回路への出力を中断するのではなく、入力を制限する制御であるため、誘導加熱調理器による調理を継続することができる。
第3の発明は、特に第1または第2の発明において、複数の温度検知手段を有し、前記各温度検知手段が検知した温度の差分または温度変化の差分の少なくとも1つに応じて、インバータ回路の入力を制限する入力制限手段を有する構成とすることにより、インバータ回路が複数のスイッチング素子を有し、各スイッチング素子が2つ以上の放熱体にそれぞれ取り付けられているとき、各放熱体が印刷配線板と接している部分の裏側それぞれに、温度検知手段が配置されており、各温度検知手段が検知した温度または温度変化の少なくとも1つに応じて入力制限手段がインバータ回路の入力を制限するだけでなく、各温度検知手段の温度差または温度変化の差の少なくとも1つに応じて入力制限手段がインバータ回路の入力を制限することにより、複数のスイッチング素子の中で、他のスイッチング素子よりも温度上昇が激しいスイッチング素子を発見しやすく、スイッチング素子の熱破壊防止をより精度良く行うことができる。
第4の発明は、特に第1〜第3のいずれか1つの発明において、入力制限手段が、インバータ回路の入力を所定回数以上制限すると、スイッチング手段の駆動を停止する駆動停止手段を有する構成とすることにより、何らかの原因でスイッチング手段のスイッチング損失が増大し、スイッチング手段の温度が上昇すると、温度検知手段が温度や温度変化を
検知し、温度検知手段が検知した温度または温度変化の少なくともいずれか1つに応じて入力制限手段がインバータ回路の入力を制限するが、原因が排除されない場合、この動作が繰り返し続くため、入力制限手段が所定回数以上入力制限した場合は、駆動停止手段によりスイッチング手段の駆動を停止して、スイッチング手段のスイッチング損失が増大するような使用状態が連続して継続することを防止し、スイッチング手段の熱ストレスを軽減することができる。
第5の発明は、特に第1〜第4のいずれか1つの発明において、放熱体を強制的に冷却する冷却ファンを有し、入力制限手段が、インバータ回路の入力を制限する際、前記冷却ファンの回転数を変化させるファン制御手段を有する構成とすることにより、冷却ファンの冷却風を主としてスイッチング手段が取り付けられた放熱体に当てることにより、放熱体を強制的に冷却し、スイッチング損失によるスイッチング手段の発熱を抑制することができる。さらにファン制御手段を有しているため、温度検知手段が検知した温度または温度変化の少なくともいずれか1つに応じて、冷却ファンの回転数を変化させ冷却ファンの風量を調節することができ、温度検知手段が検知した温度または温度変化の少なくともいずれか1つの値が大きい場合は、冷却ファンの風量を増加してスイッチング手段や放熱体を冷却し、スイッチング手段の発熱による温度上昇を抑制することができる。また、温度検知手段が検知した温度または温度変化の少なくともいずれか1つの値が小さい場合は、冷却ファンの風量を減少して、冷却ファンの消費電力や騒音を低減することができる。
第6の発明は、特に第1〜第5のいずれか1つの発明において、入力制限手段がインバータ回路の入力を所定回数制限したことを報知する報知手段を有する構成とすることにより、使用中の負荷である鍋の種類により、スイッチング手段のスイッチング損失が大きい場合、スイッチング手段の発熱が増加すると、温度検知手段が温度や温度変化を検知する。その温度または温度変化の少なくともいずれか1つに応じて入力制限手段がインバータ回路の入力を制限するが、原因が排除されない限り、この状態が継続してしまう。従って、入力制限手段が所定回数以上、入力を制限した場合には、報知手段により使用者に異常な状態が続いていることを知らせ、鍋の変更等の適切な改善を促す。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態の構成を示すブロック図、図2は同誘導加熱調理器の要部斜視図、図3は同誘導加熱調理器の要部上面図である。
図1、図2及び図3において、商用電源1、整流回路2、インバータ回路3はスイッチング手段3aと加熱コイル3cとを有し、加熱コイル3cに高周波電流を供給することにより負荷の鍋4を誘導加熱するものであり、制御回路5は、スイッチング手段3aを駆動する駆動手段6と、温度検知手段7と、温度検知手段7の検知する温度Tに応じてインバータ回路3の入力を制限する信号を駆動手段6に出力する入力制限手段8と、入力制限手段8がインバータ回路3の入力を制限した回数が所定の回数に達すると駆動手段6にスイッチング手段3aの駆動を停止する信号を出力する駆動停止手段9と、入力制限手段8がインバータ回路3の入力を制限した回数が所定の回数に達すると使用者にこれを報知する発光素子あるいは圧電素子等で構成された報知手段10と、温度検知手段7の検知する温度Tに応じて冷却ファン11の回転数を制御するファン制御手段12とを有する。放熱体13にはスイッチング手段3aが取り付けられ、冷却ファン11は放熱体13に冷却風を送るものである。また、印刷配線板14は放熱体13を含むインバータ回路3の一部または全部と、温度検知手段7を含む制御回路5の一部または全部を搭載し、印刷配線板14の導体箔は制御回路15及びインバータ回路3を構成する電子回路部品の必要なもの同士
を電気的に結合している。また、放熱体13の一部が印刷配線板14に接するように取り付けられており、放熱体13と印刷配線板14が接している部分の印刷配線板14の裏側、放熱体13が実装されていない側に温度検知手段7が配置されている。
以上の構成において動作、作用を説明する。駆動手段6がインバータ回路3のスイッチング手段3aを駆動して、商用電源1を整流回路2で整流した直流を高周波交流に変換し、加熱コイル3cに高周波電流を供給し、加熱コイル3cから発生する磁束により負荷である鍋4を誘導加熱する。鍋4の加熱火力は、駆動手段6の出力でスイッチング手段3aの駆動タイミングを変化させて、加熱コイル13bに供給する高周波電流を変化させて制御している。
インバータ回路3が動作している間は、スイッチング手段3aのスイッチング損失によってスイッチング手段3aは発熱するが、スイッチング手段3aはアルミニウム等からなる放熱体13に取り付けられ熱接続されているので、放熱体13を介して放熱される。さらにインバータ回路3の動作が続くとスイッチング手段3aの発熱が継続し、放熱体13の温度も上昇する。この状態が続きスイッチング手段3aの温度が上昇し続け、スイッチング手段3aの許容耐熱温度を超えるとスイッチング手段3aは熱暴走あるいは熱破壊を生じインバータ回路3は動作不能となる。そこでインバータ回路3の動作中はスイッチング手段3aの温度上昇を防止するために、ファン制御手段12により駆動される冷却ファン11により冷却風を主に放熱体13及びスイッチング素子3aに送り、放熱体13及びスイッチング素子3aの温度上昇を抑制している。
また、図2、及び図3に示すように、印刷配線板14上の放熱体13は印刷配線板14と接するように取り付けられており、サーミスタからなる温度検知手段7は、印刷配線板14と放熱体13が接している部分の印刷配線板14の裏側、放熱体13が実装されていない側にハンダ付け等により他の電気部品と取り付けられているため、スイッチング手段3aのスイッチング損失によって変化する放熱体13の温度Tを放熱体13と印刷配線板14を介して間接的に検知する。また、温度検知手段7に従来例のようなサーモスタットを用いた場合、放熱体13に取り付け金具や取り付けビスを用いて機械的に取り付けると共に、印刷配線板14に配置された制御回路5にサーモスタットが温度を検知した信号を伝達する信号線やコネクタを介して印刷配線板14に接続しなければならなかったが、本実施の形態では、温度検知手段7としてサーミスタを用いて印刷配線板14にハンダ付け等により取り付けることで、組み立て工数や部品点数及び、部品コストを削減することができる。
一般的にはインバータ回路3の入力Pの増加に伴ってスイッチング手段3aのスイッチング損失も増加して、これに伴う発熱も増加する。逆にインバータ回路3の入力Pが減少すれば、スイッチング手段3aのスイッチング損失も減少して、これに伴う発熱も減少する。このことを利用して入力制限手段8は次のような動作を行う。スイッチング手段3aのスイッチング損失が何らの原因で増大する。例えば、インバータ回路3の入力Pが同じでも負荷の鍋4の種類によってスイッチング手段3aのスイッチング損失は異なるため、スイッチング損失が大きい種類の鍋で誘導加熱している場合や冷却ファン11が故障等して冷却風が減少したり、止まった場合等、図4に示すように、スイッチング手段3aの温度を放熱体13及び印刷配線板14を介して温度検知手段7が検知した温度Tが所定の温度T1に到達すると、入力制限手段8は駆動手段6にインバータ回路3の入力Pを減少する信号を出力し、これを受けた駆動手段6はスイッチング手段3aのスイッチングタイミングを変化させてインバータ回路3の入力Pを所定入力P1まで減少させる。これによりスイッチング手段3aのスイッチング損失が減少するため、スイッチング手段3aと放熱体13の温度上昇も緩和されるため、温度検知手段7が検知した温度Tの温度上昇も緩和される。しかしながら、スイッチング手段7の発熱と、冷却ファン11による冷却のバラ
ンスが平衡していない場合には、インバータ回路3の入力Pを所定入力P1まで減少させても、スイッチング手段3aの発熱が治まらない場合も発生する。すなわち、温度検知手段7が検知した温度Tの温度がT1に到達したため、インバータ回路3の入力Pを所定入力P1まで減少させても温度検知手段7が検知した温度Tの温度が上昇する場合には、温度検知手段7が検知した温度TがT1より高いT2(>T1)に到達すると、インバータ回路3の入力PをP1より小さな所定入力P2(<P1)まで減少させる。以下、スイッチング手段7の発熱と、冷却ファン11による冷却のバランスが平衡状態になるまで、すなわち、温度検知手段7の温度Tの温度が減少に至るまで同様の処理を繰り返す。
逆に、スイッチング手段3aのスイッチング損失が増大する原因が取り除かれた場合には、上記処理の逆動作を行う。温度検知手段7が検知した温度がT2に到達していたため、インバータ回路3の入力Pを所定入力P2まで減少させた状態のときに、スイッチング手段3aのスイッチング損失が増大する原因が取り除かれた場合、スイッチング手段3aの温度が下がるため、温度検知手段7の温度Tも下がる。このとき、温度検知手段7の温度TがT2を下回るとインバータ回路3の入力Pを所定入力P1まで上昇させる。さらに、温度検知手段7の温度Tが減少した場合には同様の処理を繰り返し、最終的には温度検知手段7の温度がT1を下回ったときに、入力制限手段8は駆動手段6にインバータ回路3の入力を減少する信号を出力することを停止し、インバータ回路の入力Pを元の入力P0に戻す。
スイッチング手段3aの損失が増大した原因が改善されていれば、このまま入力P0にて誘導加熱が継続するが、改善されていない場合は、上記の動作を繰り返す。この繰り返しが所定の回数M1になると報知手段10、本実施の形態では圧電素子であるブザーを吹鳴させて、スイッチング手段3aの温度が高く異常状態が継続していることを使用者に報知し対策を促す。この繰り返しが所定の回数M2(>M1)になると、駆動停止手段9が駆動手段6にスイッチング手段3aの駆動を停止する信号を出力し、インバータ回路3の動作を停止する。
ファン制御手段12は、図5に示すように温度検知手段7が検知した温度TがTα以上及びTαより高いTβ(>Tα)未満の場合は、冷却ファン11の回転数NをN1で回転させている。スイッチング手段3aの損失が増大すると、スイッチング手段3a及び放熱体13の温度が上昇し、温度検知手段7の検知する温度Tが所定の温度Tβまで上昇するとファン制御手段12は、N1より速い回転数N2にて冷却ファン11を回転させて冷却ファン11の風量を増加させ、スイッチング手段3a及び放熱体13の温度上昇を抑制する。逆にスイッチング手段3aの損失が増大する原因が排除され、温度検知手段7の検知する温度Tが所定の温度Tβを下回ると、ファン制御手段12は、冷却ファン11の回転数を元の回転数N1に戻す。また、温度検知手段7の検知する温度Tが所定の温度Tαより低くなると、ファン制御手段12はN1より遅い回転数N3で冷却ファン11を回転させ、冷却ファン11の風量を減少させることにより、冷却ファン11の消費電力を低減させると共に、冷却ファン11が回転することにより生じる風きり音を低下させる。また逆に、温度検知手段7の検知する温度Tが所定の温度Tα以上になると、ファン制御手段12は、冷却ファン11の回転数を元の回転数N1に戻す。
以上のように本実施の形態によれば、スイッチング手段3aの温度を温度検知手段7が、放熱体13及び印刷配線板14を介して検知し、インバータ回路13の入力の制限や冷却ファン11の回転数制御をきめ細かく行うことができ、部品点数の削減や組み立て工数の低減が可能となると共に、検知温度に適した冷却風を主に放熱体13及びスイッチング手段3aに与えて、効率の良い冷却ができ、さらに冷却ファン11が回転することで生じる風きり音を低下させることができる。また、入力制限手段8は温度検知手段7が検知する温度または温度変化の少なくともいずれか1つに応じてインバータ回路3への出力を制
限する制御であり、従来例のような出力の中断がなく誘導加熱調理器による調理を続けることができる。
(実施の形態2)
以下本発明の第2の実施の形態を図面に基づいて説明する。図6は本発明の実施例の構成を示すブロック図、図7は同誘導加熱調理器の要部斜視図、図8は同誘導加熱調理器の要部上面図である。
図6、図7及び図8において、商用電源1と、整流回路2と、インバータ回路3は第1のスイッチング手段3aと第2のスイッチング手段3b及び、加熱コイル3cとを有し、加熱コイル3cに高周波電流を供給することにより負荷の鍋4を誘導加熱するものであり、制御回路5は、第1及び第2のスイッチング手段3a、3bを駆動する駆動手段6と、第1の温度検知手段7aと第2の温度検知手段7b、第1及び第2の温度検知手段7の検知した温度の温度差Tに応じてインバータ回路3の入力を制限する信号を駆動手段6に出力する入力制限手段8と、入力制限手段8がインバータ回路3の入力を制限した回数が所定の回数に達すると駆動手段6に第1及び第2のスイッチング手段3a、3bの駆動を停止する信号を出力する駆動停止手段9と、入力制限手段8がインバータ回路3の入力を制限した回数が所定の回数に達すると使用者にこれを報知する発光素子あるいは圧電素子等で構成された報知手段10と、第1及び第2の温度検知手段7a、7bの検知した温度の温度差Tに応じて冷却ファン11の回転数を制御するファン制御手段12とを有する。放熱体13aには第1のスイッチング手段3aが取り付けられ、放熱体13bは第2のスイッチング手段3bが取り付けられる構成であり、冷却ファン11は第1及び第2の放熱体13a、13bに冷却風を送るものである。また、印刷配線板14は第1及び第2の放熱体13a、13bを含むインバータ回路3の一部または全部と、第1及び第2の温度検知手段7a、7bを含む制御回路5の一部または全部を搭載し、印刷配線板14の導体箔は制御回路15及びインバータ回路3を構成する電子回路部品の必要なもの同士を電気的に結合している。また、第1及び第2の放熱体13a、13bの一部が印刷配線板14に接するように取り付けられており、第1の放熱体13aと印刷配線板14が接している部分の印刷配線板14の裏側に温度検知手段7aが、第2の放熱体13bと印刷配線板14が接している部分の印刷配線板14の裏側に温度検知素子7bが配置されている。
以上の構成において動作、作用を説明する。駆動手段6がインバータ回路3の第1及び第2のスイッチング手段3a、3bを駆動して、商用電源1を整流回路2で整流した直流を高周波交流に変換し、加熱コイル3cに高周波電流を供給し、加熱コイル3cから発生する磁束により負荷である鍋4を誘導加熱する。鍋4の加熱火力は、駆動手段6の出力で第1及び第2のスイッチング手段3a、3bの駆動時間を変化させて、加熱コイル13cに供給する高周波電流を変化させて制御している。
インバータ回路3が動作している間は、第1及び第2のスイッチング手段3a、3bのスイッチング損失により、第1及び第2のスイッチング手段3a、3bは発熱するが、第1のスイッチング手段3aはアルミニウム等からなる第1の放熱体13aに、第2のスイッチング手段3bも同様にアルミニウム等からなる第2の放熱体13bに取り付けられ熱接続されているので、第1及び第2の放熱体13a、13bを介して放熱される。さらにインバータ回路3の動作が続くと第1及び第2のスイッチング手段3a、3bの発熱が継続し、第1及び第2の放熱体13a、13bの温度も上昇する。この状態が続き第1及び第2のスイッチング手段3a、3bの温度が上昇し続け、第1或いは第2のスイッチング手段3a、3bの許容耐熱温度を超えると第1或いは第2スイッチング手段3a、3bは熱暴走あるいは熱破壊を生じインバータ回路3は動作不能となる。そこでインバータ回路3の動作中は第1及び第2のスイッチング手段3a、3bの温度上昇を防止するために、ファン制御手段12により駆動される冷却ファン11により冷却風を主に第1及び第2の
放熱体13a、13bと、第1及び第2のスイッチング素子3a、3bに送り、第1及び第2の放熱体13と、第1及び第2のスイッチング素子3a、3bの温度上昇を抑制している。
また、図7、及び図8に示すように、印刷配線板14上の第1及び第2の放熱体13a、13bの一部は印刷配線板14と接するように取り付けられており、サーミスタからなる第1及び第2の温度検知手段7a、7bは、印刷配線板14と第1及び第2の放熱体13a、13bが接している部分の印刷配線板14の裏側、放熱体13a、13bが実装されていない側にハンダ付け等により他の電気部品と取り付けられている、すなはち、第1の放熱体13aが接している印刷配線板14の裏側には第1の温度検知手段7aが、第2の放熱体13bが接している印刷配線板14の裏側には第2の温度検知手段7bが取り付けられている、ため、第1及び第2のスイッチング手段3a、3bのスイッチング損失によって変化する第1及び第2の放熱体3a、3bの温度を第1及び第2の放熱体13a、13bと印刷配線板14を介して間接的に検知する。また、第1及び第2の温度検知手段7に従来例のようなサーモスタットを用いた場合、第1及び第2の放熱体13に取り付け金具や取り付けビスを用いて機械的に取り付けると共に、印刷配線板14に配置された制御回路5にサーモスタットが温度を検知した信号を伝達する信号線やコネクタを介して印刷配線板14に接続しなければならなかったが、本実施の形態では、第1及び第2の温度検知手段7a、7bとしてサーミスタを用いて印刷配線板14にハンダ付け等により取り付けることで、組み立て工数や部品点数及び、部品コストを削減することができる。
一般的にはインバータ回路3の入力Pの増加に伴って第1及び第2のスイッチング手段3a、3bのスイッチング損失も増加して、これに伴う発熱も増加する。逆にインバータ回路3の入力Pが減少すれば、第1及び第2のスイッチング手段3a、3bのスイッチング損失も減少して、これに伴う発熱も減少する。このことを利用して入力制限手段8は次のような動作を行う。第1及び第2のスイッチング手段3aのスイッチング損失が何らの原因で増大する。例えば、インバータ回路3の入力Pが同じでも負荷の鍋4の種類によって第1及び第2のスイッチング手段3aのスイッチング損失は異なるため、スイッチング損失が大きい種類の鍋で誘導加熱している場合等、第1のスイッチング手段3a或いは、第2のスイッチング手段3bいずれか一方のスイッチング損失が増大する場合がある。このとき、図9に示すように、第1のスイッチング手段3aの温度を第1の放熱体13a及び印刷配線板14を介して第1の温度検知手段7aが検知した温度Ta、第2のスイッチング手段3bの温度を第1の放熱体13b及び印刷配線板14を介して第2の温度検知手段7bが検知した温度Tbとの差|Ta−Tb|が所定の温度T1に到達すると、入力制限手段8は駆動手段6にインバータ回路3の入力Pを減少する信号を出力し、これを受けた駆動手段6は第1及び第2のスイッチング手段3a、3bのスイッチング時間を変化させてインバータ回路3の入力Pを所定入力P1まで減少させる。これにより第1及び第2のスイッチング手段3a、3bのスイッチング損失が減少するため、第1及び第2のスイッチング手段3a、3bと第1及び第2の放熱体13a、13bの温度上昇も緩和されるため、第1及び第2の温度検知手段7a、7bが検知した温度Ta、Tbの温度上昇も緩和される。しかしながら、第1或いは第2のスイッチング手段7a、7bの発熱と、冷却ファン11による冷却のバランスが平衡していない場合には、インバータ回路3の入力Pを所定入力P1まで減少させても、第1或いは第2のスイッチング手段3a、3bの発熱が治まらない場合も発生する。すなわち、第1及び第2の温度検知手段7a、7bが検知した温度Ta、Tbの温度差|Ta−Tb|がT1に到達したため、インバータ回路3の入力Pを所定入力P1まで減少させても第1及び第2の温度検知手段7a、7bが検知した温度Ta、Tbの温度差|Ta−Tb|が上昇する場合には、第1及び第2の温度検知手段7a、7bが検知した温度Ta、Tbの温度差|Ta−Tb|がT1より高いT2(>T1)に到達すると、インバータ回路3の入力PをP1より小さい所定入力P2(<P1)まで減少させる。以下、第1或いは第2のスイッチング手段7a、7bの発熱と、冷
却ファン11による冷却のバランスが平衡状態になるまで、すなわち、第1及び第2の温度検知手段7a、7bが検知した温度Ta、Tbの温度差|Ta−Tb|が減少に至るまで同様の処理を繰り返す。
逆に、第1及び第2のスイッチング手段3a、3bのスイッチング損失が増大する原因が取り除かれた場合には、上記処理の逆動作を行う。第1及び第2の温度検知手段7a、7bが検知した温度Ta、Tbの温度差|Ta−Tb|がT2に到達していたため、インバータ回路3の入力Pを所定入力P2まで減少させた状態のときに、第1或いは第2のスイッチング手段3a、3bのスイッチング損失が増大する原因が取り除かれた場合、第1或いは第2のスイッチング手段3a、3bの温度が下がるため、第1及び第2の温度検知手段7a、7bの検知した温度Ta、Tbの温度差|Ta−Tb|も下がる。このとき、第1及び第2の温度検知手段7a、7bの検知した温度Ta、Tbの温度差|Ta−Tb|がT2を下回るとインバータ回路3の入力Pを所定入力P1まで上昇させる。さらに、第1及び第2の温度検知手段7a、7bの検知した温度Ta、Tbの温度差|Ta−Tb|が減少した場合には同様の処理を繰り返し、最終的には第1及び第2の温度検知手段7a、7bの検知した温度Ta、Tbの温度差|Ta−Tb|がT1を下回ったときに、入力制限手段8は駆動手段6にインバータ回路3の入力を減少する信号を出力することを停止し、インバータ回路の入力Pを元の入力P0に戻す。
第1及び第2のスイッチング手段3a、3bの損失が増大した原因が改善されていれば、このまま入力P0にて誘導加熱が継続するが、改善されていない場合は、上記の動作を繰り返す。この繰り返しが所定の回数M1になると報知手段10、本実施の形態では圧電素子であるブザーを吹鳴させて、第1及び第2のスイッチング手段3a、3bの温度が高く異常状態が継続していることを使用者に報知し対策を促す。この繰り返しがM1より多い所定の回数M2(>M1)になると、駆動停止手段9が駆動手段6に第1及び第2のスイッチング手段3a、3bの駆動を停止する信号を出力し、インバータ回路3の動作を停止する。
ファン制御手段12は、図10に示すように、第1及び第2の温度検知手段7が検知した温度Ta、Tbの温度差|Ta−Tb|がTα以上及びTαより高いTβ(>Tα)未満の場合は、冷却ファン11の回転数NをN1で回転させている。第1或いは第2のスイッチング手段3a、3bの損失が増大すると、第1或いは第2のスイッチング手段3a、3b及び第1或いは第2の放熱体13a、13bの温度が上昇し、第1及び第2の温度検知手段7a、7bの検知した温度Ta、Tbの温度差|Ta−Tb|が所定の温度Tβまで上昇するとファン制御手段12は、N1より速い回転数N2にて冷却ファン11を回転させて冷却ファン11の風量を増加させ、第1及び第2のスイッチング手段3a、3b及び第1及び第2の放熱体13a、13bの温度上昇を抑制する。逆に第1或いは第2のスイッチング手段3aの損失が増大する原因が排除され、第1及び第2の温度検知手段7a、7bが検知した温度Ta、Tbの温度差|Ta−Tb|が所定の温度Tβを下回ると、ファン制御手段12は、冷却ファン11の回転数を元の回転数N1に戻す。また、第1及び第2の温度検知手段7a、7bが検知した温度Ta、Tbの温度差|Ta−Tb|が所定の温度Tαより低くなると、ファン制御手段12はN1より遅い回転数N3で冷却ファン11を回転させ、冷却ファン11の風量を減少させることにより、冷却ファン11の消費電力を低減させると共に、冷却ファン11が回転することにより生じる風きり音を低下させる。また逆に、第1及び第2の温度検知手段7a、7bが検知した温度Ta、Tbの温度差|Ta−Tb|が所定の温度Tα以上になると、ファン制御手段12は、冷却ファン11の回転数を元の回転数N1に戻す。
以上のように本実施の形態によれば、第1及び第2のスイッチング手段3a、3bの温度を第1及び第2の温度検知手段7a、7bが、第1及び第2の放熱体13a、13b及
び印刷配線板14を介して検知し、インバータ回路13の入力の制限や冷却ファン11の回転数制御をきめ細かく行うことができ、部品点数の削減や組み立て工数の低減が可能となると共に、検知温度に適した冷却風を主に第1及び第2の放熱体13a、13b及び第1及び第2のスイッチング手段3a、3bに与えて、効率の良い冷却ができ、さらに冷却ファン11が回転することで生じる風きり音を低下させることができる。また、入力制限手段8は第1及び第2の温度検知手段7a、7bが検知した温度Ta、Tbの温度差|Ta−Tb|或いは温度変化の少なくともいずれか1つに応じてインバータ回路3への出力を制限する制御であり、第1或いは第2のスイッチング手段3a、3bのいずれか一方が、もう片方に比べて急激に損失が増大し、急激な温度変化が生じた場合などにおいて、第1及び第2のスイッチング手段3a、3bの温度上昇を抑制することができる。
本発明の誘導加熱調理器は、マイクロコンピュータ等を用いたシステムで構築され、スイッチング素子を取り付けられた放熱体が印刷配線板に取り付けられた構成を有する誘導加熱調理器に適用できる。
3 インバータ回路
3a スイッチング素子あるいは第1のスイッチング素子(スイッチング手段)
3b 第2のスイッチング素子(スイッチング手段)
3c 加熱コイル
7 温度検知手段
7a 第1の温度検知手段
7b 第2の温度検知手段
8 入力制限手段
9 駆動停止手段
10 報知手段
11 冷却ファン
12 ファン制御手段
13 放熱体
13a 第1の放熱体
13b 第2の放熱体
14 印刷配線板

Claims (6)

  1. 加熱コイルとスイッチング手段とを有し、直流を高周波交流に変換し、前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と前記インバータ回路の動作を制御する制御回路と、前記スイッチング手段取り付けられ前記スイッチング手段の高電位側と同電位である放熱体と、前記インバータ回路及び前記制御回路の一部または全部を搭載した絶縁部材と導体箔で形成された印刷配線板とを有し、前記放熱体の一部は、前記印刷配線板と接して取り付けられ、前記印刷配線板における前記放熱体の取り付け部分の裏側に温度検知手段を配置することにより前記スイッチング手段および前記放熱体と前記温度検知手段とを前記印刷配線板の表裏に分配するとともに前記放熱体の温度を前記印刷配線板の厚み方向を介して検知可能な構成とする誘導加熱調理器。
  2. 前記温度検知手段が検知した温度または温度変化の少なくとも1つに応じて、前記インバータ回路の入力を制限する入力制限手段を有する構成とする請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  3. 複数の前記温度検知手段を有し、前記各温度検知手段が検知した温度の差分または温度変化の差分の少なくとも1つに応じて、インバータ回路の入力を制限する入力制限手段を有する構成とする請求項1または2に記載の誘導加熱調理器。
  4. 前記入力制限手段が、前記インバータ回路の入力を所定回数以上制限すると、前記スイッチング手段の駆動を停止する駆動停止手段を有する構成とする請求項1から3のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
  5. 前記放熱体を強制的に冷却する冷却ファンを有し、前記入力制限手段が、前記インバータ回路の入力を制限する際、前記冷却ファンの回転数を変化させるファン制御手段を有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
  6. 前記入力制限手段が前記インバータ回路の入力を所定回数制限したことを報知する報知手段を有する請求項1〜5のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
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