JP2023175233A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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早紀 内田
Saki Uchida
潤 文屋
Jun Fumiya
雄一郎 伊藤
Yuichiro Ito
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Abstract

【課題】大型のヒートシンク、冷却用部品及び筐体内の空間を使用せずに、スイッチング素子及び加熱コイルの熱を放熱する。【解決手段】誘導加熱調理器は、外郭を構成する筐体と、筐体の上に配置され被加熱物が載置される天板と、天板の下に配置され、被加熱物を加熱する加熱コイルと、加熱コイルに高周波電流を発生させるためのスイッチング素子と、スイッチング素子を冷却するためのヒートシンクとを有するインバータ基板とを具備する。スイッチング素子は、ヒートシンクと接触し、ヒートシンクの少なくとも一部が、筐体と接触する。【選択図】図3

Description

本開示は、一般家庭等のキッチンで使用される、誘導加熱調理器に関する。
従来、誘導加熱調理器はインバータ基板と加熱コイルとを備える。これらインバータ基板と加熱コイルとは動作時に発熱を伴う。インバータ基板のスイッチング素子はヒートシンクを介して、また、加熱コイルは例えば冷却ファンなどの冷却用部品を用いて、筐体内部の空気中に放熱している(例えば特許文献1参照)。
特開2004-87305号公報
しかし、上記従来技術では、スイッチング素子の放熱に十分な表面積を有する、大型のヒートシンク及び加熱コイルの冷却用部品が必要となる。また、空気を流すための発熱部品周囲の空間が必要となる。従って、誘導加熱調理器の大型化及び重量化という問題が生じる。
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、誘導加熱調理器の大型化及び重量化を抑制して、スイッチング素子の熱を放熱する誘導加熱調理器を提供するものである。
本開示の誘導加熱調理器は、外郭を構成する筐体と、前記筐体の上に配置され被加熱物が載置される天板と、前記天板の下に配置され、前記被加熱物を加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルに高周波電流を発生させるためのスイッチング素子と、前記スイッチング素子を冷却するためのヒートシンクとを有するインバータ基板とを具備し、前記スイッチング素子は、前記ヒートシンクと接触し、前記ヒートシンクの少なくとも一部が、前記筐体と接触する。
本開示によれば、スイッチング素子はヒートシンクと接触し、ヒートシンクと筐体とは少なくとも一部が接触している。スイッチング素子の熱は、ヒートシンクから筐体を介して、筐体外の空気中に放熱される。従って、本開示の誘導加熱調理器は、誘導加熱調理器の大型化及び重量化を抑制して、スイッチング素子の熱を放熱できる。
実施の形態1における誘導加熱調理器の外観を示す図である。 実施の形態1における加熱コイルの構成を示す図である。 実施の形態1における誘導加熱調理器の、ヒートシンク近傍の断面拡大図である。 実施の形態1における誘導加熱調理器の機能ブロック図である。 実施の形態1に係る誘導加熱調理器の動作を説明するフローチャートである。 実施の形態1の変形例1における、誘導加熱調理器のヒートシンク近傍の断面拡大図である。 実施の形態1の変形例2における、取り外して移動可能な可搬式誘導加熱調理器のヒートシンク近傍の断面拡大図である。 実施の形態2における誘導加熱調理器の外郭を形成する筐体とインバータ基板との位置関係を示す図である。 実施の形態3における誘導加熱調理器の加熱コイル近傍の断面拡大図である。 実施の形態3における誘導加熱調理器の機能ブロック図である。 実施の形態3に係る誘導加熱調理器の動作を説明するフローチャートである。 実施の形態3に係る加熱コイルを示す図である。 実施の形態3の変形例2における、移動可能な可搬式誘導加熱調理器の加熱コイル近傍の断面拡大図である。
以下、本開示に係る誘導加熱調理器100の実施の形態を、図面を参照して説明する。本開示は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本開示の主旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、本開示は、以下の各実施の形態に示す構成のうち、組合せ可能な構成のあらゆる組合せを含むものである。また、図面に示す誘導加熱調理器100は、本開示の技術思想が適用される機器の一例を示すものであり、図面に示された態様によって本発明の適用機器が限定されるものではない。また、以下の説明において、理解を容易にするために方向を表す用語(例えば「右」、「左」、「前」、「後」など)を適宜用いるが、これらは説明のためのものであって、本開示を限定するものではない。また、各図において、同一の符号を付したものは、同一の又はこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。なお、各図面では、各構成部材の相対的な寸法関係又は形状等が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における誘導加熱調理器100の外観を示す図である。誘導加熱調理器100は、鍋又はフライパン等の被加熱物8が載置される天板1と、天板1の下に設けられた概ね箱形の筐体2とを有する。誘導加熱調理器100には、ユーザによる操作入力を受け付ける操作部6と、情報を表示する表示部7とが設けられている。天板1の下には、筐体2の中に、天板1の上に載置される被加熱物8を加熱する加熱コイル3が設けられている。また、加熱コイル3に高周波電流を供給するインバータ基板9が設けられる。
天板1は、耐熱性ガラス又はセラミック等の非金属材料で構成される。天板1には、被加熱物8が載置される領域である加熱口が設けられている。図1では、円形の3つの加熱口が設けられた例を示しているが、加熱口の形状及び数は、図示の例に限定されない。
操作部6は、加熱温度又は加熱時間等の加熱条件、及び加熱開始又は停止等の動作指示に関する入力を受け付ける入力装置である。図1では、誘導加熱調理器100の上面に設けられたタッチパネル式の操作部6を備えているが、操作部6の配置及び構造は図示の例に限定されない。
表示部7は、加熱口での加熱の有無、設定温度及び加熱モード、タイマー、並びにユーザに対する注意情報等を表示する。表示部7は、液晶ディスプレイ、LED(Light Emitting Diode)、又はこれらの組み合わせにより構成される。図1では、誘導加熱調理器100の上面に表示部7が設けられた例を示すが、上面に加えてあるいは上面に代えて、前面に表示部7が設けられていてもよい。図1では、誘導加熱調理器100は、キッチン天板10に載置されている例を示している。
図2は、実施の形態1における加熱コイル3の構成を示す図である。天板1の下方には加熱コイル3が設けられる。加熱コイル3は、コイル巻線3aと、コイル巻線3aの下に設けられた、コイル巻線3aから発生する磁束を吸収する、透磁性の高いフェライト3bで構成される。コイル巻線3aに流れる高周波電流によって発生した磁界は、天板1に載置した被加熱物8を誘導加熱する。図2ではコイル巻線3aは内周側と外周側の2つに分割されているが、コイル巻線3aの形状は、図示の例に限定されない。また、コイル巻線3aから発生した磁束の漏洩による磁性金属の誤加熱及び制御回路のノイズの発生防止のため、コイル巻線3aの周囲に、アルミニウムなどの非磁性金属で構成されたシールド部材3cが設けられる。図2では直方体のフェライト3bが放射状に8本備えられているが、フェライト3bの形状及び個数は、図示の例に限定されない。
図3は、実施の形態1における誘導加熱調理器100の、ヒートシンク9b近傍の断面拡大図である。図3は、誘導加熱調理器100の外郭を形成する筐体2とインバータ基板9との位置関係を示す。
本実施の形態のインバータ基板9は、その基板面が、筐体2の一面と対面するようにして、筐体2の内部に配置されている。インバータ基板9と筐体2の一面との間に、スイッチング素子9a及びヒートシンク9bが配置されている。図3の例では、筐体2の底に実装面が対面するようにインバータ基板9が配置され、インバータ基板9と筐体2の底との間に、スイッチング素子9a及びヒートシンク9bが配置されている。なお、筐体2の前後左右の側面と、インバータ基板9との間に、スイッチング素子9a及びヒートシンク9bが配置されていてもよい。
図3に示すスイッチング素子9aは加熱コイル3に供給する高周波電流を発生し、発熱を伴う。スイッチング素子9aに接続された配線の端子部は、インバータ基板9に下方から挿入され、インバータ基板9の上面に半田付けされている。スイッチング素子9aの背面は、ヒートシンク9bと接触する。あるいは、スイッチング素子9aの背面に接触する絶縁シートを設け、絶縁シートを介してスイッチング素子9aがヒートシンク9bに取り付けられていてもよい。このとき、絶縁シートは電気絶縁性が高く、かつ熱伝導率の高い材料で構成される。図3では、スイッチング素子9aはヒートシンク9bの側面に取り付けられているが、スイッチング素子9aを取り付ける位置は、図示の例に限定されない。
ヒートシンク9bは、インバータ基板9の下面に固定されている。また、ヒートシンク9bの下面は、筐体2の底と接触している。あるいは、ヒートシンク9bの下面に接触する絶縁シートを設け、絶縁シートを介してヒートシンク9bが筐体2の底に接触してもよい。このとき、絶縁シートは、電気絶縁性が高く、かつ熱伝導率の高い材料で構成される。また、ヒートシンク9bは筐体2とシリコーン樹脂などの接着剤を用いて接着されてもよい。この場合、接着剤は熱伝導率が高い材料で構成される。ヒートシンク9bの形状はブロック状でもよいし、フィンを有していてもよい。また、スイッチング素子9aを取り付ける面が、鉛直方向に対して傾斜した傾斜面でもよい。ヒートシンク9bは、例えばアルミニウムなどの熱伝導率の高い材料で構成される。
誘導加熱調理器100の筐体2は、キッチン台の上面であるキッチン天板10と接触してもよい。キッチン天板10は、誘導加熱調理器100が載置される設置台の一例である。
図4は、実施の形態1における誘導加熱調理器100の機能ブロック図である。温度センサ4aは、スイッチング素子9aの温度を検出する。図3では、温度センサ4aがスイッチング素子9aに取り付けられていて、温度センサ4aが直接的にスイッチング素子9aの温度を検出する例を示した。しかし、温度センサ4aをヒートシンク9bに取り付けられ、温度センサ4aがヒートシンク9bの温度を検出することにより、ヒートシンク9bに熱的に接続されたスイッチング素子9aの温度を検出してもよい。温度センサ4aは、赤外線センサ等の非接触式センサ、サーミスタ又は熱電対等の接触式センサ、もしくはこれらの組み合わせである。温度センサ4aが検出したスイッチング素子9aの温度に関する情報は、制御部5に入力される。また、図3では、温度センサ4cが筐体2に取り付けられる。温度センサ4cは、筐体2の温度を検出する。
制御部5は加熱コイル3による加熱及びその停止を制御する。温度センサ4aで検出したスイッチング素子9aの温度が閾値を超えると、制御部5により加熱コイル3による加熱が停止される。又は、温度センサ4aで検出したスイッチング素子9aの温度の、所定時間当たりの温度上昇率が閾値を超えると、制御部5により加熱コイル3による加熱が停止されてもよい。スイッチング素子9aが放熱されていないと判断した場合には加熱を停止することで、発熱によるスイッチング素子9aの故障を防ぐことができる。温度、又は、温度上昇率の閾値は、使用者によって操作部6に入力された設定火力ごとに設けられる。
制御部5は、表示部7の制御も行う。制御部5は、温度センサ4aで検出したスイッチング素子9aの温度に基づいて、加熱コイル3による加熱を停止した場合には、加熱コイル3による加熱を停止したことを、表示部7に表示させる。
図5は、実施の形態1に係る誘導加熱調理器100の動作を説明するフローチャートである。誘導加熱調理器100の電源がオンになっているものとして、図5に基づいて本実施の形態1における温度センサ4aで検出した温度が閾値以上であった場合の動作を説明する。
(ステップS1)
天板1に載置された被加熱物8の、加熱コイル3による加熱が開始される。
(ステップS2)
スイッチング素子9aの温度が、閾値以上であるか否かが判定される。この判定は温度センサ4aが検出したスイッチング素子9aの温度に基づいて、制御部5によって行われる。閾値は、スイッチング素子9aが正常に放熱されていないことを意味する温度である。閾値は設定火力ごとに設けられる。スイッチング素子9aの温度が閾値以上であれば(ステップS2のYES)、スイッチング素子9aが放熱されていないと判定され、ステップS3に進む。スイッチング素子9aの温度が閾値未満であれば(ステップS2のNO)、ステップS2を繰り返す。
(ステップS3)
制御部5により、加熱コイル3による加熱が停止される。
(ステップS4)
表示部7は、放熱されていない旨のエラーを表示する。
また、温度センサ4aは、スイッチング素子9aの温度を検出することに加えて、あるいはこれに代えて、筐体2に取り付けられた温度センサ4cで筐体2の温度を検出する。温度センサ4aで検出した筐体2の温度が閾値以上であるときに、制御部5が加熱コイル3による加熱を停止する。又は、筐体2の温度の所定時間当たりの温度上昇率が閾値を超えると、制御部5により加熱コイル3による加熱が停止されてもよい。
以上のように本実施の形態1の誘導加熱調理器100は、外郭を構成する筐体2と、筐体2の上に配置され被加熱物が載置される天板1と、天板1の下に配置され、被加熱物を加熱する加熱コイル3と、加熱コイル3に高周波電流を発生させるためのスイッチング素子9aと、スイッチング素子9aを冷却するためのヒートシンク9bとを有するインバータ基板9とを具備する。スイッチング素子9aは、ヒートシンク9bと接触し、ヒートシンク9bの少なくとも一部が、筐体2と接触する。
本実施の形態1によれば、スイッチング素子9aの発熱は、ヒートシンク9bから筐体2を介して、筐体外の空気中に放熱される。ヒートシンク9bは、スイッチング素子9aから筐体2へ伝熱を行う部品であるため、スイッチング素子9aが接触可能な大きさであればよい。このため、ヒートシンク9bを小型化することができる。これにより、誘導加熱調理器100を、小型化と軽量化することができる。
また、ヒートシンク9bが筐体2の端に配置され、ヒートシンク9bの側面と筐体2の側面とが接触してもよい。また、ヒートシンク9bの下面と筐体2の底、及び、ヒートシンク9bの側面と筐体2の側面の、合計2面が接触してもよい。あるいは、ヒートシンク9bを筐体2の角に配置し、ヒートシンク9bの下面と筐体2の底、及び、ヒートシンク9bの側面の2面と筐体2の側面の2面の、合計3面が接触してもよい。ヒートシンク9bと筐体2の接触面積を増加させることで、スイッチング素子9aの冷却効率を向上させることができる。
また、筐体2をキッチン天板10に接触させると、スイッチング素子9aの熱は筐体2を介してキッチン天板10にも放熱することができる。これにより、放熱の効率を向上することができる。
(実施の形態1の変形例1)
図6は、実施の形態1の変形例1における、誘導加熱調理器100のヒートシンク9b近傍の断面拡大図である。図6は、誘導加熱調理器100の外郭を形成する筐体2とインバータ基板9の位置関係と形状を示す図である。本実施の形態1は、おおむね箱型の筐体2の底とヒートシンク9bの下面とが接触することを説明した。この変形例1として、筐体2の底とヒートシンク9bの下面とが凹凸形状である態様を説明する。凹凸形状の一例は、図6に示す、凹凸の頂部が曲面の波型の形状である。このとき筐体2の底とヒートシンク9bの下面は同じ形状とし、両者は接触する。筐体2の底とヒートシンク9bの下面とを凹凸形状とすると、ヒートシンク9bと筐体2との接触面積が増加するため、スイッチング素子9aの冷却性が向上する。また、筐体2の形状に合わせてヒートシンク9bを配置可能であり、ヒートシンク9bの取り付け時の作業性が向上する。なお、凹凸形状の頂部は平坦であってもよいし、角錐又は円錐形状であってもよい。
(実施の形態1の変形例2)
図7は、実施の形態1の変形例2における、移動可能な可搬式誘導加熱調理器200のヒートシンク9b近傍の断面拡大図である。図7は、可搬式誘導加熱調理器200の外郭を形成する筐体2とインバータ基板9の位置関係を示す図である。実施の形態1では、概ね箱形の筐体2とヒートシンク9bとが接触することを説明した。この変形例として、可搬式誘導加熱調理器200において、筐体2の底に設けられた窪み2aに、ヒートシンク9bが配置されている例を説明する。
図7に示すように、筐体2の底には、下へ窪んだ窪み2aが設けられている。この窪み2aの中に、ヒートシンク9bが収容されている。ヒートシンク9bは、筐体2の窪み2aを形成する部分と、接触している。ヒートシンク9bの下面と筐体2の底のみが接触してもよいし、あるいは、ヒートシンク9bの下面、かつヒートシンク9bの側面が筐体2と接触してもよい。
可搬式誘導加熱調理器200の底には、筐体2を支える、複数の脚11が設けられる。脚11は、上下に弾性変形する弾性体の一例であるばねを有している。可搬式誘導加熱調理器200がキッチン天板10に配置される際に、筐体2の底の窪み2aがキッチン天板10と触れる高さとなるように、ばねを伸縮させる。このようにすることで、可搬式誘導加熱調理器200を移動した場合にも、常に筐体2の窪み2aとキッチン天板10との接触状態を保つことができる。従って、ヒートシンク9bからの熱を、筐体2を介してキッチン天板10に放熱することができる。また、筐体2に窪み2aを設けることで、ヒートシンク9bを配置し易くなるので、ヒートシンク9bの取り付けの作業性が向上する。
実施の形態2.
図8は、実施の形態2における誘導加熱調理器100の外郭を形成する筐体2とインバータ基板9との位置関係を示す図である。以下、実施の形態1と構成の異なる点について説明し、他の構成は、実施の形態1と同様の構成であるので説明を省略する。
本実施の形態のインバータ基板9は、その基板面が、筐体2の一面と対面するようにして、筐体2の内部に配置されている。実施の形態1の図3とは異なり、インバータ基板9の実装面が、上に向くようにして、インバータ基板9が筐体2内に配置されている。
図8に示すように、スイッチング素子9aに接続された配線は、インバータ基板9に上方から挿入され、インバータ基板9の下面に半田付けされる。スイッチング素子9aは、背面がヒートシンク9bと接触するように取り付けられる。あるいは、スイッチング素子9aは、スイッチング素子9aの背面に絶縁シートを介してヒートシンク9bに取り付けられても良い。また、スイッチング素子9aを取り付ける面が傾斜面になっていてもよい。図8ではスイッチング素子9aはヒートシンク9bの上面に取り付けられているが、スイッチング素子9aを取り付ける位置は、図示の例に限定されない。
ヒートシンク9bはインバータ基板9の外側に配置されている。ここで、インバータ基板9の外側とは、インバータ基板9の基板面を正面に見たときのインバータ基板9の外側、を意味する。ヒートシンク9bは、筐体2の底と接触して固定されている。あるいは、ヒートシンク9bの下面に接触する絶縁シートを設け、絶縁シートを介して、ヒートシンク9bが筐体2の底に接触してもよい。このとき、絶縁シートは、電気絶縁性が高く、かつ熱伝導率の高い材料で構成される。ヒートシンク9bの形状はブロック状でもよいし、フィンを有していてもよい。ヒートシンク9bは、例えばアルミニウムなどの熱伝導率の高い材料で構成される。
温度センサ4aは、スイッチング素子9aの温度を検出する。図3では、温度センサ4aがスイッチング素子9aに取り付けられていて、温度センサ4aが直接的にスイッチング素子9aの温度を検出する例を示した。しかし、温度センサ4aをヒートシンク9bに取り付けられ、温度センサ4aがヒートシンク9bの温度を検出することにより、ヒートシンク9bに熱的に接続されたスイッチング素子9aの温度を検出してもよい。温度センサ4aは、赤外線センサ等の非接触式センサ、サーミスタ又は熱電対等の接触式センサ、もしくはこれらの組み合わせである。温度センサ4aが検出したスイッチング素子9aの温度に関する情報は、制御部5に入力される。
制御部5は加熱コイル3による加熱及びその停止を制御する。温度センサ4aで検出したスイッチング素子9aの温度が閾値を超えると、制御部5により加熱コイル3による加熱が停止される。又は、温度センサ4aで検出したスイッチング素子9aの温度の、所定時間当たりの温度上昇率が閾値を超えると、制御部5により加熱コイル3による加熱が停止されてもよい。スイッチング素子9aが放熱されていないと判断した場合には加熱を停止することで、発熱によるスイッチング素子9aの故障を防ぐことができる。温度、又は、温度上昇率の閾値は、使用者によって操作部6に入力された設定火力ごとに設けられる。
制御部5は、表示部7の制御も行う。制御部5は、温度センサ4aで検出したスイッチング素子9aの温度に基づいて、加熱コイル3による加熱を停止した場合には、加熱コイル3による加熱を停止したことを、表示部7に表示させる。
また、温度センサ4aは、筐体2の温度を検出してもよい。温度センサ4aで検出した筐体2の温度が閾値以上であるときに、制御部5が加熱コイル3による加熱を停止する。又は、所定時間当たりの温度上昇率が閾値を超えると、制御部5により加熱コイル3による加熱が停止されてもよい。
以上のように本実施の形態2の誘導加熱調理器100は、天板1と、加熱コイル3と、スイッチング素子9aとヒートシンク9bとを有するインバータ基板9と、スイッチング素子9aの温度を検出する温度センサ4aと、制御部5とを備える。加熱コイル3は、筐体2と接触する。スイッチング素子9aは、ヒートシンク9bと接触する。ヒートシンク9bと筐体2とは少なくとも一部が接触する。
本実施の形態2によれば、スイッチング素子9aの発熱は、ヒートシンク9bから筐体2を介して、筐体外の空気中に放熱される。ヒートシンク9bは、スイッチング素子9aから筐体2へ伝熱を行う部品であるため、スイッチング素子9aが接触可能な大きさであればよい。このため、ヒートシンク9bを小型化することができる。これにより、誘導加熱調理器100を、小型化と軽量化することができる。また、ヒートシンク9bはインバータ基板9の外側に配置されるため、インバータ基板9上をヒートシンク9bが占める面積が削減し、基板が小型化できる。
また、ヒートシンク9bを筐体2の端に配置し、ヒートシンク9bの側面と筐体2の側面が接触してもよいし、ヒートシンク9bの下面と筐体2の底、ヒートシンク9bの側面と筐体2の側面の、合計2面を接触してもよい。あるいは、ヒートシンク9bが筐体2の角に配置され、ヒートシンク9bの下面と筐体2の底、及びヒートシンク9bの側面の2面と筐体2の側面の2面の、合計3面を接触してもよい。ヒートシンク9bと筐体2の接触面が増加すると、ヒートシンク9bと筐体2の接触面積が増加するため、スイッチング素子9aの冷却性が向上する。
また、筐体2をキッチン天板10に接触させると、スイッチング素子9aの熱は筐体2を介してキッチン天板10にも放熱することができる。これにより、放熱の効率を向上することができる。
(実施の形態2の変形例1)
本実施の形態2は、おおむね箱型の筐体2の底とヒートシンク9bの下面とが接触することを説明した。この変形例として誘導加熱調理器100において、図6で示した筐体2と同様に、筐体2の底とヒートシンク9bの下面とが波型の形状とする。このとき筐体2の底とヒートシンク9bの下面は同じ形状とし、これらは接触する。筐体2の底とヒートシンク9bの下面を凹凸形状とすると、ヒートシンク9bと筐体2の接触面積が増加するため、スイッチング素子9aの冷却性が向上する。また、筐体2の形状に合わせてヒートシンク9bを配置可能であり、ヒートシンク9bの取り付け時の作業性が向上する。なお、凹凸形状の頂部は平坦であってもよいし、角錐又は円錐形状であってもよい。
(実施の形態2の変形例2)
実施の形態2では、概ね箱形の筐体2とヒートシンク9bとが接触することを説明した。この変形例として、図7で示した筐体2と同様に、可搬式誘導加熱調理器200において、図7に示すように、筐体2の底には、下へ窪んだ窪み2aが設けられている。この窪み2aの中に、ヒートシンク9bが収容されている。ヒートシンク9bは、筐体2の窪み2aを形成する部分と、接触している。ヒートシンク9bの下面と筐体2の底のみが接触してもよいし、あるいは、ヒートシンク9bの下面、かつヒートシンク9bの側面が筐体2と接触してもよい。
また、可搬式誘導加熱調理器200の脚11が、ばね式である。可搬式誘導加熱調理器200を配置する際に、脚11は、筐体2の底の窪み2aがキッチン天板10と触れる高さとなるように、ばねが伸縮される。このようにすることで、可搬式誘導加熱調理器200を移動した場合にも、常に筐体2とキッチン天板10の接触を保つことができる。また、筐体2の窪み2aに合わせてヒートシンク9bを配置可能であり、ヒートシンク9bの取り付けの作業性が向上する。
実施の形態3.
本実施の形態では、加熱コイル3の放熱を促進する構造について説明する。実施の形態3は、実施の形態1及びその変形例、並びに実施の形態2及びその変形例と組み合わせることも可能である。図9は、実施の形態3における誘導加熱調理器100の加熱コイル3近傍の断面拡大図である。図9は、誘導加熱調理器100の外郭を形成する筐体2と加熱コイル3の位置関係を示す図である。以下、実施の形態1と構成の異なる点について説明し、他の構成は、実施の形態1と同様の構成であるので説明を省略する。
加熱コイル3のコイル巻線3aとフェライト3bは接触している。あるいは、コイル巻線3aの下に接触する絶縁シートを設け、絶縁シートがフェライト3bと接触してもよい。このとき、絶縁シートは、電気絶縁性が高く、かつ熱伝導率の高い材料で構成される。
また、フェライト3bの下面は筐体2の底に接触する。あるいは、フェライト3b下面に絶縁シートを接触し、絶縁シートと筐体2が接触してもよい。このとき、絶縁シートは、電気絶縁性が高く、かつ熱伝導率の高い材料で構成される。また、フェライト3bは筐体2とシリコーン樹脂などの接着剤を用いて接着されてもよい。この場合、接着剤は熱伝導率が高い材料で構成される。筐体2のフェライト3bが接触する箇所は、放熱のためアルミニウムなどの熱伝導率の高い材料とする。
また、誘導加熱調理器100の筐体2は、キッチン天板10と接触してもよい。
図10は、実施の形態3における誘導加熱調理器100の機能ブロック図である。温度センサ4bは、加熱コイル3の温度を検出する。温度センサ4bは、赤外線センサ等の非接触式センサ、サーミスタ又は熱電対等の接触式センサ、もしくはこれらの組み合わせである。温度センサ4bが検出した加熱コイル3の温度に関する情報は、制御部5に入力される。
制御部5は加熱コイル3による加熱及びその停止を制御する。温度センサ4bで検出した加熱コイル3の温度が閾値を超えると、制御部5より加熱コイル3による加熱が停止される。又は、所定時間当たりの温度上昇率が閾値を超えると、制御部5により加熱コイル3による加熱が停止されてもよい。温度、又は、温度上昇率の閾値は使用者の設定火力ごとに設けられる。これにより、加熱コイル3が放熱されていないと判断した場合には加熱を停止することで、発熱による加熱コイル3の故障を防ぐことができる。
図11は、実施の形態3に係る誘導加熱調理器100の動作を説明するフローチャートである。誘導加熱調理器100の電源がオンになっているものとして、図11に基づいて本実施の形態3における温度センサ4bが閾値以上であった場合の動作を説明する。図11は、図5のフローチャートに対して、ステップS2の内容が変更されたものである。図11は、ステップS2以外のステップは、図5と同じであるため、ステップS2についてのみ説明する。
(ステップS2)
加熱コイル3の温度が、閾値以上であるか否かが判定される。この判定は温度センサ4bが検出した加熱コイル3の温度に基づいて、制御部5によって行われる。閾値は、加熱コイル3が正常に放熱されていないことを意味する温度である。閾値は使用者の設定火力ごとに設けられる。加熱コイル3の温度が閾値以上であれば(YES)、加熱コイル3が放熱されていないと判定され、ステップS3に進む。加熱コイル3の温度が閾値未満であれば(NO)、ステップS2を繰り返す。
また、温度センサ4bは、筐体2の温度を検出してもよい。温度センサ4bで検出した筐体2の温度が閾値以上であるときに、制御部5が加熱コイル3による加熱を停止する。又は、所定時間当たりの温度上昇率が閾値を超えると、制御部5により加熱コイル3による加熱が停止されてもよい。
以上のように本実施の形態3の誘導加熱調理器100は、天板1と、天板1の下に配置され、コイル巻線3aとフェライト3bとシールド部材3cを備える加熱コイル3と、インバータ基板9と、温度センサ4bと、制御部5とを備える。フェライト3bは、筐体2と少なくとも一部が接触する。
本実施の形態3によれば、加熱コイル3の発熱は筐体2を介して、誘導加熱調理器100が配置されたキッチン天板10に放熱される。このため、冷却ファンなどの加熱コイル3の冷却用部品及び筐体2内に放熱するための空間が不要になる。これにより、誘導加熱調理器100の小型化と軽量化が可能になる。
また、筐体2をキッチン天板10に接触させると、加熱コイル3の熱は筐体2を介してキッチン天板10にも放熱することができる。これにより、放熱の効率を向上することができる。
(実施の形態3の変形例1)
図2では、直方体のフェライト3bをコイル巻線3aの下に放射状に配置することを説明した。しかし、フェライト3bは、コイル巻線3aの全体を覆う形状としてもよい。このようにすることで、コイル巻線3aとフェライト3bの接触面積が増加するため、コイル巻線3aの放熱の効率が向上することができる。このような態様を変形例として説明する。
図12は、実施の形態3の変形例に係る加熱コイル3を示す図である。図12は、フェライト3bの形状、及び、加熱コイル3と筐体2との位置関係を示す図である。図12に示すように、フェライト3bのうち、コイル巻線3aの中心部の下の設けられたものは、コイル巻線3aの全体を覆っている。また、フェライト3bのうち、コイル巻線3aの外側部分の下に設けられたものは、当該コイル巻線3aの一部を覆う形状となっている。コイル巻線3aの中心部はコイル巻線3aから発生する磁束が集中し、発熱が大きくなり、コイル巻線3aの外側は発熱が小さくなる。よって、フェライト3bをこのような形状にすることで、発熱が大きいコイル巻線3aの中心部を効率的に放熱しながら、フェライト3bを小型化し、コストを低減することができる。図12では加熱コイル3の中心部に円形状のフェライト3bが、加熱コイル3の外側に直方体のフェライト3bが4本備えられているが、フェライト3bの形状及び個数は、図示の例に限定されない。
図12に示したフェライト3bは、コイル巻線3aの面積に占めるフェライト3bの面積の割合が、加熱コイル3の中心部から外側にかけて減少する形状であるの一例である。
なお、図12に示すように、コイル巻線3aの下にフェライト3bが存在しない箇所にシリコーン樹脂などの充填材12を充填し、加熱コイル3と筐体2とを接触させてもよい。この場合、充填材12は熱伝導性が高い材料で構成される。このようにすることで、コイル巻線3aを、充填材12を介して、筐体2に接触させることができ、加熱コイル3の冷却性を向上させることができる。
(実施の形態3の変形例2)
実施の形態3では、概ね箱形の筐体2の底と加熱コイル3に備えるフェライト3bの下面とが接触することを説明した。この変形例として、図7に示した筐体2と同様に、可搬式誘導加熱調理器200において、加熱コイル3が配置される場所のみ、筐体2が窪む形状とする。図13は、実施の形態3の変形例2における、移動可能な可搬式誘導加熱調理器200の加熱コイル3近傍の断面拡大図である。図13に示すように、筐体2の底には、下へ窪んだ窪み2aが設けられている。この窪み2aの中に、フェライト3bが収容されている。フェライト3bは、筐体2の窪み2aを形成する部分と、接触している。フェライト3bの下面と筐体2の底のみが接触してもよいし、あるいは、フェライト3bの下面及びフェライト3bの側面が筐体2と接触してもよい。また、可搬式誘導加熱調理器200の脚11をばね式とする。脚11のばねは、可搬式誘導加熱調理器200を配置する際に、筐体2の底の窪み2aがキッチン天板10の触れる高さとなるように、伸縮される。このようにすることで、可搬式誘導加熱調理器200を移動した場合にも、常に筐体2とキッチン天板10の接触を保つことができる。また、筐体2の窪み2aに合わせて加熱コイル3を配置可能であり、加熱コイル3の取り付けの作業性が向上する。
以上、好ましい実施の形態等について詳説したが、上記した実施の形態等に制限されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲を逸脱することなく、上記した実施の形態等に種々の変形及び置換を加えることができる。
(付記1)
外郭を構成する筐体と、
前記筐体の上に配置され被加熱物が載置される天板と、
前記天板の下に配置され、前記被加熱物を加熱する加熱コイルと、
前記加熱コイルに高周波電流を発生させるためのスイッチング素子と、前記スイッチング素子を冷却するためのヒートシンクとを有するインバータ基板と
を具備し、
前記スイッチング素子は、前記ヒートシンクと接触し、
前記ヒートシンクの少なくとも一部が、前記筐体と接触する
誘導加熱調理器。
(付記2)
前記インバータ基板は、前記筐体の一面と対向するように配置されており、
前記ヒートシンク及び前記スイッチング素子は、前記インバータ基板と前記筐体の前記一面との間に配置されている
付記1に記載の誘導加熱調理器。
(付記3)
前記ヒートシンクは、前記インバータ基板の外側に配置されている
付記1に記載の誘導加熱調理器。
(付記4)
前記スイッチング素子の温度を検出する温度検出手段と、
前記温度検出手段により検出された前記スイッチング素子の温度が閾値以上である場合に、前記加熱コイルの動作を停止する制御部と
を具備する付記1~3のいずれか一項に記載の誘導加熱調理器。
(付記5)
前記スイッチング素子の温度を検出する温度検出手段と、
前記温度検出手段により検出された前記スイッチング素子の所定時間当たりの温度上昇率が閾値以上である場合に、前記加熱コイルの動作を停止する制御部と
を具備する付記1~3のいずれか一項に記載の誘導加熱調理器。
(付記6)
前記筐体の温度を検出する温度検出手段と、
前記温度検出手段により検出された前記筐体の温度が閾値以上である場合に、前記加熱コイルの動作を停止する制御部と
を具備する付記1~3のいずれか一項に記載の誘導加熱調理器。
(付記7)
前記筐体の温度を検出する温度検出手段と、
前記温度検出手段により検出された前記筐体の所定時間当たりの温度上昇率が閾値以上である場合に、前記加熱コイルの動作を停止する制御部と
を具備する付記1~3のいずれか一項に記載の誘導加熱調理器。
(付記8)
前記筐体と接触する前記ヒートシンクとの接触面、及び前記ヒートシンクと接触する前記筐体の接触面は、凹凸形状である
付記1~3のいずれか一項に記載の誘導加熱調理器。
(付記9)
前記凹凸形状は、波形である
付記8に記載の誘導加熱調理器。
(付記10)
前記筐体を支え、高さ方向に伸縮可能な脚を具備し、
前記筐体の底には、下へ窪んだ窪みが設けられており、
前記ヒートシンクは、前記窪みに配置されており、
前記脚が設置台に載置された状態において、前記窪みの外面が前記設置台に接触する
付記1~3のいずれか一項に記載の誘導加熱調理器。
(付記11)
外郭を構成する筐体と、
前記筐体の上面に配置され被加熱物が載置される天板と、
前記天板の下に配置され、前記被加熱物を加熱するコイル巻線及び前記コイル巻線に接触するフェライトを備えた加熱コイルと、
前記加熱コイルに高周波電流を発生させるためのインバータ基板と
を備え、
前記フェライトの少なくとも一部が、前記筐体と接触する
誘導加熱調理器。
(付記12)
前記加熱コイルの温度を検出する温度検出手段と、
前記温度検出手段により検出された前記加熱コイルの温度が閾値以上である場合に、前記加熱コイルの動作を停止する制御部と
を具備する付記11に記載の誘導加熱調理器。
(付記13)
前記加熱コイルの温度を検出する温度検出手段と、
前記温度検出手段により検出された前記加熱コイルの所定時間当たりの温度上昇率が閾値以上である場合に、前記加熱コイルの動作を停止する制御部と
を具備する付記11に記載の誘導加熱調理器。
(付記14)
前記筐体の温度を検出する温度検出手段と、
前記温度検出手段により検出された前記筐体の温度が閾値以上である場合に、前記加熱コイルの動作を停止する制御部と
を具備する付記11に記載の誘導加熱調理器。
(付記15)
前記筐体の温度を検出する温度検出手段と、
前記温度検出手段により検出された前記筐体の所定時間当たりの温度上昇率が閾値以上である場合に、前記加熱コイルの動作を停止する制御部と
を具備する付記11に記載の誘導加熱調理器。
(付記16)
前記フェライトは、前記コイル巻線の面積に占める前記フェライトの面積の割合が、前記加熱コイルの中心部から外側にかけて減少する形状である
付記11~15のいずれか一項に記載の誘導加熱調理器。
(付記17)
前記加熱コイルは、前記コイル巻線に前記フェライトが接触しない箇所に充填材が充填され、前記充填材が前記筐体に接触する
付記11~15のいずれか一項に記載の誘導加熱調理器。
(付記18)
前記筐体を支え、高さ方向に伸縮可能な脚を具備し、
前記筐体の底には、下へ窪んだ窪みが設けられており、
前記フェライトは、前記窪みに配置されており、
前記脚が設置台に載置された状態において、前記窪みの外面が前記設置台に接触する
付記11~15のいずれか一項に記載の誘導加熱調理器。
1 天板、2 筐体、2a 窪み、3 加熱コイル、3a コイル巻線、3b フェライト、3c シールド部材、4a、4b、4c 温度センサ、5 制御部、6 操作部、7 表示部、8 被加熱物、9 インバータ基板、9a スイッチング素子、9b ヒートシンク、10 キッチン天板、11 脚、12 充填材、100 誘導加熱調理器、200 可搬式誘導加熱調理器。

Claims (18)

  1. 外郭を構成する筐体と、
    前記筐体の上に配置され被加熱物が載置される天板と、
    前記天板の下に配置され、前記被加熱物を加熱する加熱コイルと、
    前記加熱コイルに高周波電流を発生させるためのスイッチング素子と、前記スイッチング素子を冷却するためのヒートシンクとを有するインバータ基板と
    を具備し、
    前記スイッチング素子は、前記ヒートシンクと接触し、
    前記ヒートシンクの少なくとも一部が、前記筐体と接触する
    誘導加熱調理器。
  2. 前記インバータ基板は、前記筐体の一面と対向するように配置されており、
    前記ヒートシンク及び前記スイッチング素子は、前記インバータ基板と前記筐体の前記一面との間に配置されている
    請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  3. 前記ヒートシンクは、前記インバータ基板の外側に配置されている
    請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  4. 前記スイッチング素子の温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段により検出された前記スイッチング素子の温度が閾値以上である場合に、前記加熱コイルの動作を停止する制御部と
    を具備する請求項1~3のいずれか一項に記載の誘導加熱調理器。
  5. 前記スイッチング素子の温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段により検出された前記スイッチング素子の所定時間当たりの温度上昇率が閾値以上である場合に、前記加熱コイルの動作を停止する制御部と
    を具備する請求項1~3のいずれか一項に記載の誘導加熱調理器。
  6. 前記筐体の温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段により検出された前記筐体の温度が閾値以上である場合に、前記加熱コイルの動作を停止する制御部と
    を具備する請求項1~3のいずれか一項に記載の誘導加熱調理器。
  7. 前記筐体の温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段により検出された前記筐体の所定時間当たりの温度上昇率が閾値以上である場合に、前記加熱コイルの動作を停止する制御部と
    を具備する請求項1~3のいずれか一項に記載の誘導加熱調理器。
  8. 前記筐体と接触する前記ヒートシンクとの接触面、及び前記ヒートシンクと接触する前記筐体の接触面は、凹凸形状である
    請求項1~3のいずれか一項に記載の誘導加熱調理器。
  9. 前記凹凸形状は、波形である
    請求項8に記載の誘導加熱調理器。
  10. 前記筐体を支え、高さ方向に伸縮可能な脚を具備し、
    前記筐体の底には、下へ窪んだ窪みが設けられており、
    前記ヒートシンクは、前記窪みに配置されており、
    前記脚が設置台に載置された状態において、前記窪みの外面が前記設置台に接触する
    請求項1~3のいずれか一項に記載の誘導加熱調理器。
  11. 外郭を構成する筐体と、
    前記筐体の上面に配置され被加熱物が載置される天板と、
    前記天板の下に配置され、前記被加熱物を加熱するコイル巻線及び前記コイル巻線に接触するフェライトを備えた加熱コイルと、
    前記加熱コイルに高周波電流を発生させるためのインバータ基板と
    を備え、
    前記フェライトの少なくとも一部が、前記筐体と接触する
    誘導加熱調理器。
  12. 前記加熱コイルの温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段により検出された前記加熱コイルの温度が閾値以上である場合に、前記加熱コイルの動作を停止する制御部と
    を具備する請求項11に記載の誘導加熱調理器。
  13. 前記加熱コイルの温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段により検出された前記加熱コイルの所定時間当たりの温度上昇率が閾値以上である場合に、前記加熱コイルの動作を停止する制御部と
    を具備する請求項11に記載の誘導加熱調理器。
  14. 前記筐体の温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段により検出された前記筐体の温度が閾値以上である場合に、前記加熱コイルの動作を停止する制御部と
    を具備する請求項11に記載の誘導加熱調理器。
  15. 前記筐体の温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段により検出された前記筐体の所定時間当たりの温度上昇率が閾値以上である場合に、前記加熱コイルの動作を停止する制御部と
    を具備する請求項11に記載の誘導加熱調理器。
  16. 前記フェライトは、前記コイル巻線の面積に占める前記フェライトの面積の割合が、前記加熱コイルの中心部から外側にかけて減少する形状である
    請求項11~15のいずれか一項に記載の誘導加熱調理器。
  17. 前記加熱コイルは、前記コイル巻線に前記フェライトが接触しない箇所に充填材が充填され、前記充填材が前記筐体に接触する
    請求項11~15のいずれか一項に記載の誘導加熱調理器。
  18. 前記筐体を支え、高さ方向に伸縮可能な脚を具備し、
    前記筐体の底には、下へ窪んだ窪みが設けられており、
    前記フェライトは、前記窪みに配置されており、
    前記脚が設置台に載置された状態において、前記窪みの外面が前記設置台に接触する
    請求項11~15のいずれか一項に記載の誘導加熱調理器。
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