JP4846340B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、誘導加熱コイルを利用して調理器本体のトッププレート上に載置される被加熱調理器具(被調理物)を加熱する加熱調理器に関する。
この種誘導加熱調理器においては、アルミ製や銅製の鍋のように低透磁率で電気伝導度が高い材料で構成される被加熱調理器具を如何にして加熱するかが課題となっている。この課題を解決するための従来技術として、例えば誘導加熱を行なう場合に発生する反発力による鍋の浮きや移動を検出し、加熱コイルに供給する電流を制限する手段(例えば、特許文献1参照)、或は、加熱コイルと鍋との間にアルミ板を挿入し、そのアルミ板を誘導加熱することで鍋を間接的に加熱するようにした手段(例えば、特許文献2参照)などが提案されている。
特開昭61−230289号公報 特許第3465712号公報
しかしながら、特許文献1に開示された手段では、鍋の重量が軽いため反発力を抑制しにくい場合には電流の供給を大幅に制限することになり、結果として火力が低下し、十分な加熱を行なうことができなくなるという問題を有する。
また、特許文献2に開示された手段では、アルミ板を介して鍋を間接的に加熱するので加熱効率が低下する。即ち、アルミ板は鍋と同様に誘導加熱されるので、その分だけインバータや加熱コイルにおける損失が増加する。特に、アルミには大きな電流が流れることから、加熱コイルの巻き数を3倍程度に増加させたり交流電流の周波数を高めるようにする必要があり、鉄製の鍋などを加熱する場合に比較して損失が大きくなる。その加熱効率は65%程度であり、一般的な誘導加熱調理器の加熱効率85%に比べると非常に悪い。因みに、特許文献2記載の手段について具体数値例を挙げると、入力電力3kW,アルミ鍋を直接加熱する電力を800W,アルミ板による間接加熱の電力を2.2kWとすれば、その35%として770W分だけ効率が低下することになる。
本発明は上記問題を解決するために、低透磁率の材料で構成される被加熱調理器具に対しても、効率よく加熱可能とした加熱ユニットを備えた加熱調理器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願発明の加熱調理器は、調理器本体と、この調理器本体の上面を構成し、被加熱調理器具を載置するトッププレートと、このトッププレートの下面側に設けられ前記被加熱調理器具を加熱する加熱手段や、この加熱手段などを冷却する冷却ファンを備えたものにおいて、前記加熱手段は、通電発熱する伝熱性の発熱体と、高周波電流を供給する誘導加熱コイルとから構成するとともに、前記発熱体と該発熱体の下方に空隙を介して前記誘導加熱コイルを、所定位置に一体的に支持固定するベースプレートを具備してなる加熱ユニットを設け、前記加熱ユニットは、前記ベースプレートに該加熱ユニットを上方向に付勢する付勢手段が施され、前記発熱体を前記トッププレートの下面に圧接するとともに、前記空隙を前記冷却ファンによる冷却風が流れる風路として機能するように前記調理器本体内に組込まれたことを特徴とする。

上記手段によれば、誘導加熱コイルに加え伝熱性の発熱体による加熱手段により低透磁率の被加熱調理器具に対しても加熱できて使い勝手が向上するとともに、これら加熱手段のユニット化により組込み容易となり、しかも上記発熱体は常にトッププレートに密着する方向に付勢され、伝熱性の発熱体による効率の良い加熱が期待できる加熱調理器を提供できる。
図1乃至図4は、本発明の一実施例を示すもので、まず図2に示す加熱調理器の全体構成を示す縦断側面図を参照して、その概略構成につき説明する。調理器本体1は、主たる外殻を形成する本体ケース2と、この本体ケース2の上方を覆うように配設されたトッププレート3とから構成される。そして、斯かる調理器本体1をシステムキッチンのカウンタートップ4に組込み、前記トッププレート3のみがカウンタートップ4上に露呈し、この上面に被加熱調理器具として例えば二点鎖線で示す鍋13を載置し、本体ケース2内の加熱手段(後述する)を介して加熱可能としている。尚、前記トッププレート3は、例えば強化耐熱ガラス製により矩形平板状に形成され、後方(図示右方側)の左側に排気用開口部(図示せず)を、右側に給気用開口部3aを形成している。
そして、この図2には本体ケース2内に前記した加熱手段として、一つの誘導加熱コイル5を開示している。つまり、この種加熱調理器では一般的に複数の誘導加熱コイルや、他の加熱手段であるシーズヒータからなるロースター機能等の複数の加熱手段を備えたものが多いが、斯かる構成に限定されるものではなく、且つその図示及び説明とも省略する。しかるに、本実施例における加熱手段は通常有する前記誘導加熱コイル5の他に、伝熱性の発熱体6を平面視して同一位置に備えるとともに、これら誘導加熱コイル5及び発熱体6は、加熱ユニット7として所定位置に一体的に取付支持された構成としている。そして詳細は後述するが、この加熱ユニット7には全体に上方に持ち上げる付勢手段が施され、例えば圧縮コイルばねからなる弾性体8が複数個設けられ、前記発熱体6を前記トッププレート3の下面に弾力的に圧接して密着させる手段を備えている。
また、前記本体ケース2内には、前記開口部3aに連通して冷却ファン装置9が設けられている。この冷却ファン装置9は、冷却ファン10とファンモータ11とからなり、この冷却ファン10の回転により発生した風を冷却風として、前記誘導加熱コイル5などの加熱手段を駆動し制御する加熱制御装置12(加熱制御手段)を冷却し、及び詳細は後述するが前記誘導加熱コイル5自体を直接冷却するようにしている。従って、前記開口部3aからの給気は、図2中の矢印方向に示すように誘導加熱コイル5や加熱制御装置12を冷却する風路を備え、トッププレート3の図示しない他方の開口部から排気可能としている。
因みに、前記加熱制御装置12には高周波電流供給手段を構成するインバータ18(図4参照)や、その回路基板にはインバータ18の主回路などを構成するIGBTなどの発熱性スイッチング素子を備えている。そのため、これら制御部品からなる加熱制御装置12を冷却するようにしている。尚、図2中、トッププレート3のほぼ中央部の下面側に接して温度検知部19が設けられている。
ここで、前記加熱手段及び加熱ユニット7の具体構成につき、要部を断面して拡大して示す図1に基づき説明する。まず、誘導加熱コイル5は周知のように中空円盤状に構成され、高周波電流が供給されて鍋13に渦電流が発生しジュール熱が発生するように、前記トッププレート3と離間した所定位置に、耐熱樹脂製によるベースプレート14に支持固定されている。このベースプレート14は、外周部の複数箇所に下方に突出する筒状の脚部14aを備え、該脚部14aと本体ケース2内の内枠部材2aとの間に前記した圧縮コイルばねからなる弾性体8が装着され、ベースプレート14全体を上方に付勢可能に支持している。
これに対し、もう一つの加熱手段である発熱体6は、例えば非磁性SUSなどの高抵抗の非磁性体で帯状をなす発熱用の導体にて構成されている。この発熱体6の形状は、下方に位置する誘導加熱コイル5に誘導加熱されにくいように、例えば図3に示すように、反時計回りに円弧を描くと、その円弧端で折り返して今度は時計回りに円弧を描き、再びその円弧端で折り返して反時計回りに円弧を描く、という手順を数回繰り返して平面状で交差することなく中空環状に形成されている。従って、この発熱体6に通電されるとジュール熱を発生することで、所謂伝熱性のヒータ加熱として機能するものである。斯かる構成の発熱体6は、前記誘導加熱コイル5と離間し前記トッププレート3の下面に密着するよう前記ベースプレート14に支持固定される。
以下更に詳述すると、本実施例では前記発熱体6の下面側に高剛性材料の例えばファインセラミックからなる補強板15を宛がって支持し、更にこの補強板15の下面側に、例えばシリカアルミナ系のファインセラミックからなる断熱部材16を宛がい、これら3者を積層した状態で前記ベースプレート14上に支持固定するようにしている。すなわち、ベースプレート14の上面は、中空円盤状の誘導加熱コイル5を収容した内外周縁を上方に突出して支持突部14b,14cを夫々環状に形成している。この支持突部14b,14cの上面に、積層した最下部の断熱部材16を直接載置した状態で、最上部の発熱体6から一体に垂下延出した係合片6a,6bを複数箇所に設け、その先端鉤部をベースプレート14の下面側に弾性的に引っ掛けて取付固定している。尚、この係合片6a,6bには電流は流れ難く発熱作用は生じない。
この結果、発熱体6,補強板15,断熱部材16は、誘導加熱コイル5を収容したベースプレート14に一体的に取付固定され、調理器本体1内に組込み状態では発熱体6がトッププレート3の下面に弾接するよう前記弾性体8が圧縮された状態で組込まれる。従って、弾性体8は発熱体6を、ベースプレート14を介してトッププレート3の下面に圧接する方向に付勢する付勢手段として機能し、また加熱手段たる発熱体6及び誘導加熱コイル5をベースプレート14に一体的に支持してなる加熱ユニット7が構成され、このことは前記弾性体8により該加熱ユニット7全体を上方に持ち上げた形態にある。
尚、上記補強板15の下面には断熱部材16が宛がわれているが、該断熱部材16と前記誘導加熱コイル5とは所定の空隙Aを確保し、この空隙Aに連通してベースプレート14の支持突部14b,14cの上面にも該断熱部材16との間に間歇的に空隙Bを形成し、これら空隙A,Bを通した通気路が形成される。この通気路は、冷却ファン10が回転駆動され図中に示す矢視方向への冷風が流れる風路17として機能する。
ここで、図4は制御系の構成を示す機能ブロック図である。加熱制御手段としての前記加熱制御装置12は、鍋13など被加熱調理器具の材質判定手段としても機能し、前記調理器本体1の内部に設けられ、図示しないマイクロコンピュータによって構成されている。この加熱制御装置12には、調理器本体1の外表面に配置されている操作部26(図4のみ示す)から操作信号が入力されるとともに、前記温度検知部19から温度検知信号が入力される。そして、加熱制御装置12は、これらの入力並びに予め記憶された制御プログラムに基づいて、前記インバータ(高周波電流供給手段)18を制御し、誘導加熱コイル5にインバータ18を介して高周波電流を供給して制御する。
また、誘導加熱コイル5には共振コンデンサ20が直列に接続されている。これらのコイル5またはコンデンサ20は、鍋13などの材質に応じて出力調整を行なうため、コイル5の巻数が可変となるように構成し(例えば、多段コイル構成)、或はコンデンサ20の容量が可変となるように構成しても良い。
前記インバータ18には、商用交流電源21を整流回路22を介して直流に変換したものが駆動用電源として供給されるとともに、発熱体通電制御部(通電手段)23にも供給されている。この発熱体通電制御部23は、発熱体6に交流電源を通電するもので、その通電量は、発熱体通電制御部23を介し加熱制御装置12によって制御されるようになっている。また、整流回路22の入力側と、インバータ18の出力側とには、夫々電流トランス24,25が配置されており、それらの検知信号は加熱制御装置12に与えられている。そして、加熱制御装置12は、加熱調理器への入力電流とインバータ18の出力電流(コイル電流)とを検出するようになっている。
尚、加熱制御装置12における材質判定手段としては、鍋13など非加熱調理器具が高抵抗金属材料か否かを判定するもので、詳細は省略するが例えば一定の高周波電流を誘導加熱コイル5に供給して入力電流とインバータ18の出力電流であるコイル電流との関係に基づいて判定を行う。例えば、鉄などの磁性体の場合、誘導加熱コイル5が発生した磁束は被加熱調理器具を介して流れ易くなり、表皮効果(鍋底の誘導加熱コイル5側に渦電流が集中する効果)も大きいのでコイル5の等価抵抗も大きくなる。一方、アルミや銅のように非磁性で比抵抗が小さい材料の場合、コイル5が発生した磁束は被加熱調理器具に届き難くなり、漏れ磁束が多くなる。そして、比抵抗が小さく表皮効果も小さいので等価抵抗も小さくなる。この結果、入力電流と出力電流との大小の変化に基づき、材質を判定するとともに、予め設定された入力電力設定値に基づき誘導加熱及びヒータ加熱を実行可能としている。
次に、上記構成の加熱調理器の作用について説明する。
被調理物を収容した鍋13をトッププレート3の所定位置に載置し、操作部26で必要な入力操作を行ないスタートする。今、加熱制御装置12が有する材質判定手段に基づき材質が高抵抗金属材料であると判断された場合、加熱制御装置12は、通常の入力電力に基づき誘導加熱コイル5による誘導加熱調理を実行する。一方、材質が高抵抗金属材料でない場合、加熱制御装置12は、材質がアルミや銅或いは非磁性SUSのような低抵抗の非磁性金属材料か、或いは土鍋のような非金属材料(若しくは無負荷)かを判断する。そして、低抵抗金属材料であれば、加熱制御装置12は、鍋13の底がトッププレート3より反発移動する所謂「鍋浮き」現象を生じないように、予め設定された火力調整に基づく誘導加熱調理が実行される。
しかるに、上記火力調整した加熱電力が通常の入力電力設定値より小さくなった場合には、加熱制御装置12は、その差の電力分を発熱体通電制御部23に供給して発熱体6によるヒータ加熱を行なう。また、低抵抗の非磁性金属材料の場合は誘導加熱コイル5の等価抵抗が小さくなるので、インバータ18を介して誘導加熱コイル5に出力する電圧を高抵抗の磁性金属材料の場合よりも低下させるか、又は電圧の周波数を上昇させるなどして、加熱効率を向上させるようにする。
更に、材質が非金属材料か或いは無負荷の場合は、誘導加熱コイル5による誘導加熱は行なわず、通常の入力電力設定値に等しい電力を発熱体通電制御部23に供給して発熱体6のみによるヒータ加熱を行なう。尚、この場合、非金属材料か無負荷かの判別が必要となる。そこで、温度検知部19によって、ヒータ加熱開始からの温度上昇度合いを検出し、例えば緩やかな温度上昇であれば土鍋などが設置されており、比較的急激な温度上昇であれば無負荷であると判別する。
このように、鍋13などの材質に応じて誘導加熱コイル5、或は発熱体6による加熱調理、更には両者による加熱調理が実行される。そのうち、伝熱性の発熱体6を利用したヒータ加熱では、この通電発熱時の温度はほぼ500度Cまでに達し、図3に示した帯状の非磁性SUSは熱膨張し、且つその剛性も低下して熱変形し易い。しかるに、本実施例によれば誘導加熱コイル5を収容支持するベースプレート14を利用して、最上部に配置した発熱体6も一体的に支持固定し、所謂加熱ユニット7を構成し該ユニット7を上方に付勢する弾性体8を装着した。このため、発熱体6はトッププレート3の下面に常に圧接する付勢作用を受けて密着し、伝熱性のヒータ加熱を良好に行なうことができ、併せて該発熱体6の熱変形も抑えることができる。
しかも、発熱体6の下面に高剛性の補強板15を宛がって支持し、ベースプレート14との間に挟持固定したので、該発熱体6の熱変形を有効に防止でき、特に下方への熱変形はトッププレート3との間に隙間を形成することになって、伝熱性によるヒータ加熱の性能を大きく低下させるおそれがあるが、そのような憂いを解消し常に効率のよいヒータ加熱を継続して実行できる。
更には、上記補強板15の下面には断熱部材16を宛がったので、発熱体6による輻射熱により誘導加熱コイル5を加熱することがなく、該コイル5による所期の加熱出力が期待できる。加えて、この断熱部材16の下面側において誘導加熱コイル5との間に所定の空隙Aを確保し、且つベースプレート14の支持突部14b,14cの上面にも断熱部材16との間に間歇的に空隙Bを形成し、これら空隙A,Bを通した風路17を形成し、図1及び図2中に示す矢視方向への冷風の流れを可能とした。従って、誘導加熱コイル5の冷風による冷却作用も有効に行なわれる。
以上説明したように、本実施例によれば次の効果を奏する。
加熱調理器の加熱手段として、通常行なう誘導加熱コイル5のほかに伝熱性の発熱体6を備えた構成とした。これにより、鍋13などの材質により誘導加熱コイル5による誘導加熱が好適でない場合には、発熱体6によるヒータ加熱で補うことができ、使い勝手が向上する。しかも、これら加熱手段をベースプレート14に一体的に支持固定し、加熱ユニット7として固定したので、加熱手段を所定位置に確実に支持固定でき、且つ本体ケース2内に組込む作業性の向上も大いに期待できる。
そして、上記加熱ユニット7を上方に付勢する弾性体8を介して支持固定して、上部に配置した発熱体6をトッププレート3に弾力的に圧接し密着維持できるようにしたので、トッププレート3との間に隙間が生じることがなく、伝熱性のヒータ加熱として効率の良い加熱調理ができる。特に、発熱体6の通電発熱時には熱膨張などにより撓み変形し易いが、これを有効に阻止できる。しかも、本実施例では発熱体6の下面側に高剛性の補強板15を宛がい支持するようにしているので、該発熱体6の熱変形を一層確実に抑えることができ、この場合、上記弾性体8の付勢力を小さくすることが可能となり、従って組込み作業を容易にする利点も期待できる。
更に、上記補強板15の下面側には、誘導加熱コイル5との間に位置して断熱部材16を設けたので、上部の発熱体6が下部の誘導加熱コイル5を加熱することを防止でき、誘導加熱コイル5の冷風による冷却効果を妨げたり、誘導加熱の効率を悪化させるおそれもない。
また、上記補強板15の下面側において、誘導加熱コイル5との間の空隙A、及びベースプレート14の支持突部14b,14cとの間の空隙Bを通して形成された風路17を、冷却ファン10による冷風が通過できるようにしたので、誘導加熱コイル5の冷却効果は十分に達成できる。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく種々展開可能で、例えば弾性体は弾力性に富むゴム部材であってもよいし、ばね部材との複合構成としてもよい。また、補強板と断熱部材は、両機能を有する材料にて一つの部材で対応してもよいし、この断熱材の下方における誘導加熱コイルの冷却用風路も必要に応じ形成すればよい。更に、加熱ユニットを構成すべく発熱体や補強板等を積層した状態で一体的に支持し固定する手段として、発熱体の一部を延出した係合片にてベースプレートに弾性的に係合し固定するようにしたが、これに限らず別部材の固定手段を採用してもよいなど、実施に際して本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実施できる。
本発明の要部を拡大して示す縦断側面図 加熱調理器の全体構成を概略的に示す縦断側面図 発熱体の形状の一例を示す平面図 制御系の構成を示す機能ブロック図
符号の説明
図面中、1は調理器本体、2は本体ケース、3はトッププレート、5は誘導加熱コイル(加熱手段)、6は発熱体(加熱手段)、7は加熱ユニット、8は弾性体、9は冷却ファン装置、10は冷却ファン、12は加熱制御装置(加熱制御手段,材質判定手段)、13は鍋(被加熱調理器具)、14はベースプレート、15は補強板、16は断熱部材、及び17は風路を示す。

Claims (3)

  1. 調理器本体と、
    この調理器本体の上面を構成し、被加熱調理器具を載置するトッププレートと、
    このトッププレートの下面側に設けられ前記被加熱調理器具を加熱する加熱手段や、この加熱手段などを冷却する冷却ファンを備えたものにおいて、
    前記加熱手段は、通電発熱する伝熱性の発熱体と、高周波電流を供給する誘導加熱コイルとから構成するとともに、
    前記発熱体と該発熱体の下方に空隙を介して前記誘導加熱コイルを、所定位置に一体的に支持固定するベースプレートを具備してなる加熱ユニットを設け、
    前記加熱ユニットは、前記ベースプレートに該加熱ユニットを上方向に付勢する付勢手段が施され、前記発熱体を前記トッププレートの下面に圧接するとともに、前記空隙を前記冷却ファンによる冷却風が流れる風路として機能するように前記調理器本体内に組込まれたことを特徴とする加熱調理器。
  2. 発熱体には、該発熱体の下面側を支持するように補強板を設けたことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  3. 補強板の下面側には、誘導加熱コイルとの間に位置して断熱部材を設けたことを特徴とする請求項2記載の加熱調理器。
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