JP5444709B2 - 高炉用コークスの製造方法 - Google Patents

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本発明は、非粘結炭や微粘結炭(以下、総称して「非微粘結炭」という)等の低品質炭を改質して、コークス製造用の原料炭として用い、高炉用コークスを製造する方法に関する。
高炉操業においては、炉内の通気性を確保し、安定操業を維持するために、還元材として、高強度のコークスが必要である。高強度のコークスを製造するには、原料炭として、粘結性が高い良質な石炭を必要とするが、このような良質炭は、世界的に枯渇状態にあり、これまで、低品質の非微粘結炭を原料炭として用い、高強度コークスを製造する方法が、数多く提案されている(例えば、特許文献1〜3、参照)。
低品質炭を、コークス製造用の原料炭として用いる場合、通常、低品質炭を粉砕して、灰分を除去し、微粉炭と粗粒炭に分級し、微紛炭には粘結材を添加して混練し、粒子化又は擬似粒子化し、粗粒炭に配合する(特許文献4〜7、参照)。
一方、低品質炭の粘結成分を溶剤で抽出して得た炭材(溶剤精製炭)を、コークス製造用の原料炭又は粘結補填材として用いる方法も、これまで、数多く提案されている(特許文献8〜13、参照)。
例えば、特許文献8には、微粉石炭を溶剤と混合して常圧又は加圧下で、場合によっては、水素雰囲気中で加熱して得られる石炭改質物を調製し、60〜25%の揮発分、かつ、90%以上の粘結力指数を有するように調整したコークス用石炭の粘結成分補填材とその製造方法が開示されている。
また、特許文献13には、石炭粒子と非水素供与性溶剤とを混合し、石炭の可溶成分を溶剤中に抽出する抽出工程と、抽出工程後の抽出残分の一部と抽出液との混合物から溶剤を除去する溶剤除去工程を有する改質石炭の製造方法が開示されている。
いずれの方法も、高強度(DI150 15で、84.5以上)のコークスを安定的に製造し得るものであるが、溶剤精製炭(Solvent Refined Coal[SRC])の製造方法は、高温高圧設備で水素を使用するため、設備費及びランニングコストが非常に高いという欠点がある。
また、特許文献13に開示の方法は、石炭の性状に適した改質方法とはいえず、この方法から、多数の種類の石炭を対象として、コークス製造用に適する石炭に改質する改質方法は想起し得ない。
粘結性が高く、コークス製造に適する良質な石炭が枯渇している現状においては、多種多様な性状又は銘柄の低品質炭を、大量に、コークス製造用の原料炭として用いざるを得ず、このような低品質炭から、より高強度の高炉用コークスを安定的に製造することができる工業的なコークスの製造方法が、強く求められている。
特開2003−226879号公報 特開2006−283008号公報 特開2007−002052号公報 特開平10−183136号公報 特開平11−116970号公報 特開2001−072982号公報 特開2003−226879号公報 特開昭51−107301号公報 特開昭51−107302号公報 特開昭55−075485号公報 特開2004−307714号公報 特開2006−070183号公報 特許第3920899号公報
本発明は、上記要請を踏まえ、非微粘結炭等の低品質炭の性状を、高炉用コークスの製造に適した性状に改質する手法を開発し、さらに、該手法によって改質した石炭を用いて、より高強度の高炉用コークスを製造する方法を提供することを課題とする。
高強度のコークスを製造するためには、当然のことながら、粘結性が高い良質な石炭が必要である。本発明者らは、石炭の粘結性が、石炭の化学構造に依るとの発想のもとに、粘結性が高く、高強度のコークスを製造するのに適した石炭の化学構造を、核磁気共鳴(NMR)を用いて調査した。
その結果、粘結性が高く、高強度のコークスを製造するのに適した石炭の化学構造は、「石炭中の酸素、特に、芳香族分子を構成する酸素の量が少なく、炭素の量が多い」という特徴を備えていることが判明した。
溶剤精製炭(SRC)を原料炭として用いる従来のコークス製造方法においては、石炭の化学構造が考慮されていないところ、本発明者らは、上記発想のもとに、鋭意研究した結果、石炭中の酸素の量、特に、芳香族分子を構成する酸素官能基の量が、石炭の軟化溶融時の粘結性の良否と密接に関係し、コークス強度に大きく影響していることを見いだした。
本発明は、上記知見に基づいてなされたもので、その要旨は以下のとおりである。
(1)非微粘結炭を含むコークス製造用の原料炭を配合した配合炭を用い、非微粘結炭の少なくとも一部を改質して配合して、コークス強度DI150 15が84.5を超える高炉用コークスを製造する方法であって、
石炭の化学構造において芳香族分子を構成する酸素の量を石炭の改質指標として用い、
前記配合炭を乾留した後のコークス強度DI 150 15 と、配合炭中の前記改質指標とした酸素量との間の相関関係を予め求めておき、
前記相関関係から、目標とするコークス強度DI150 15 が得られる配合炭中の前記改質指標とした酸素量を求め、
配合炭中の前記改質指標とした酸素量が、前記相関関係から求められた酸素量以下となるように前記改質した非微粘結炭を配合することを特徴とする高炉用コークスの製造方法。
)前記原料炭の改質を、溶媒抽出法で行うことを特徴とする上記(1)に記載の高炉用コークスの製造方法。
)前記溶媒抽出法における抽出温度を、目標とする改質指標に基づいて設定することを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の高炉用コークスの製造方法。
本発明によれば、乾留してもコークス強度が低いため、コークス製造用の原料炭には適さないとされている低品質炭(非微粘結炭等)を改質して、コークス製造用の原料炭として使用し、DI150 15で、84.5を超える高炉用コークスを製造することができる。
本発明者らは、まず、表1に元素分析値(%、daf)を示す3種の石炭、A炭、B炭、及び、C炭について、NMR法で、石炭の化学構造において、芳香族分子を構成する酸素(以下「芳香族酸素」ということがある)の量(%)を調査した。
石炭の化学構造は複雑であり、NMRスペクトルによる構造解析においては、波形分離を適確に行うことが必要である。本発明者らは、新たなパルスシーケンス(K.Saito et al:Annual Reports on NMR Spectroscopy,vol.44(2001),24〜77頁、参照)を適用し、CH3、CH2、CH、及び、Cの明確なピークを拾い出し、適正な半値幅を算出して、波形分離を行った。
本発明者らの新NMR法によれば、従来、明確な半値幅を引き出すことができなかった、芳香族周辺の4級炭素についても、適正な半値幅を算出することができ、酸素を含む官能基とそれ以外を明確に分離することができる。
その結果を、表1に、併せて示す。炭素量が87.7%のB炭は、コークス製造用の原料炭として好適な粘結炭であるが、炭素量が82.7%のA炭、及び、炭素量が83.6%のC炭は、いずれも、非微粘結炭である。
Figure 0005444709
次に、A炭(非微粘結炭)、B炭(粘結炭)、及び、C炭(非微粘結炭)を、それぞれ乾留してコークスを製造し、コークス強度DI150 15を測定した。その結果、コークス強度は、B炭>C炭>A炭の順で小さいことを確認したが、表1から、芳香族酸素の量は、B炭(4.0%)<C炭(6.6%)<A炭(7.7%)の順で大きいことが解る。
このことから、石炭中の酸素の量、特に、芳香族酸素の量が、石炭の粘結性に大きく影響していることが解る。
本発明者らは、このことを踏まえ、次に、A炭(原炭)を、表2に示す改質条件(ただし、抽出圧力は、溶剤が揮発しない約1MPa)で改質し、改質した改質A1炭〜改質A4炭につき、成分元素を分析するとともに、芳香族酸素の量(%)をNMR法で測定した。その結果を、表2に併せて示す。なお、A炭(原炭)の元素分析値及び芳香族酸素の量(%)も併せて示した。
Figure 0005444709
図1に、表2に示すA炭(原炭A0)及び改質炭(A1〜A4)の粘結性の温度依存性を、膨張率(%)又は収縮率(%)で示す。膨張率(%)又は収縮率(%)は、JIS M 8801の膨張性試験方法(ジラトメーター法)で測定した値である。
図1から、A炭(原炭A0)は、加熱しても膨張せず、粘結性が極端に劣るものであるが、溶剤抽出処理の改質により芳香族酸素の量を低減した改質炭においては、膨張率(%)が著しく上昇していることが解る。即ち、芳香族酸素の量(%)が、コークス強度の向上に大きく関与していることが解る。
本発明者らは、以上の試験結果を踏まえ、多種多様の性状又は銘柄の石炭、及び、改質した石炭を対象にし、これら石炭を乾留して製造したコークスのコークス強度DI150 15と石炭中の炭素量の関係、及び、同コークスのコークス強度DI150 15と石炭中の芳香族成分中の酸素の量(以下「芳香族酸素の量」又は「芳香族酸素量」ということがある)の関係を調査した。その結果を、図2に示す。
図2(a)に、コークス強度DI150 15と石炭中の炭素量の関係を示し、図2(b)に、コークス強度DI150 15と芳香族酸素量の関係を示す。
炭素量、及び、芳香族酸素量は、核磁気共鳴(NMR)法で測定した。DI150 15は、JIS K2151に規定されているドラム強度試験法で測定した値である。即ち、内径、長さが、ともに1.5mのドラム試験機にコークスを10kg入れて、150回転させた後に、15mmの篩で篩い分けして、篩上に残存するコークスの質量の試料質量に対する百分率で求めた値である。
図2(a)に示すように、DI150 1582以上において、炭素量(%)とDI150 15の間に明確な相関はないが、図2(b)に示すように、芳香族酸素量(%)が減少するのに伴い、DI150 15は増大する。
図2(b)によれば、芳香族酸素量(%)を5%以下に低減すれは、DI150 15:85以上のコークス強度を得ることができ、また、芳香族酸素量(%)を4%以下に低減すれば、DI150 15:85.5以上のコークス強度を得ることができることが解る。
以上、説明したように、石炭中の酸素の量、特に、芳香族酸素の量は、石炭の粘結性、及び、コークス強度に影響を及ぼす要因であるので、本発明では、石炭中の芳香族酸素の量を改質指標として定義し、石炭の性状を示す指標として採用する。
したがって、本発明は、非微粘結炭を改質して、コークス製造用原料炭として用い、高炉用コークスを製造する高炉用コークスの製造方法において、「石炭中に存在する酸素のうち、石炭の化学構造において、芳香族分子を構成する酸素の量を改質指標として、非微粘結炭を改質する」ことを第一の特徴とする。
常に、石炭中の酸素の量>芳香族酸素の量であるので、通常、石炭中の酸素の量を、改質指標として採用してもよいが、高強度、例えば、DI150 15で86以上のコークス強度を得ようとする場合は、所望のコークス強度を安定的に確保するため、改質指標として、芳香族酸素の量を採用することが好ましい。
改質指標を適用すれば、石炭の改質の要否を判断できるので、改質指標の適用は、特定の性状又は銘柄の石炭に限定されないが、非微粘結炭は、そもそも改質を必要とする石炭であるので、改質指標は、特に、非微粘結炭を含む石炭に適用するのが好ましい。
改質した石炭は、コークス製造用の原料炭として有用なものであるが、量的に限度がある場合、他のコークス製造用の原料炭と混合して用いてもよい。改質指標が所要値以下の改質炭を所要量配合すれば、乾留時に、改質炭の優れた膨張性が、コークス強度の向上に寄与するので、全体として高強度のコークスを製造することができる。
ここで、表3に、表1に示すB炭(粘結炭):47.5質量%、及び、C炭(非微粘結炭):47.5質量%に、表2に示す改質A1炭、改質A2炭、改質A3炭、改質A4炭、及び、A炭(原炭)を、それぞれ、5.0質量%配合した配合炭の芳香族酸素の量(改質指標)と、これら配合炭を乾留して製造したコークスのコークス強度DI150 15を示す。
図3に、配合炭の芳香族酸素量(改質指標)と、配合炭を乾留して製造したコークスのコークス強度D150 15の関係を示す。
Figure 0005444709
表3及び図3から、配合炭が改質指標の高い非微粘結炭を含んでいても、改質指標の低い改質炭を所要量配合し、配合炭の改質指標を低レベルに維持すれば、高強度のコークスを製造できることが解る。
改質炭の配合量は、改質炭の配合によるコークス強度DI 150 15の向上代を考慮して設定する。即ち、「改質炭を、目標とするコークス強度DI 150 15 が得られるように配合する」ことが、本発明における第二の特徴である。そのため、改質炭中の芳香族酸素量とコークス強度DI 150 15の向上代との相関を、予め実験的に求めておく。
各種の石炭を配合した配合炭に、改質炭の優れた膨張特性を最大限活用するために、5質量%以上配合するのが好ましい。配合率の上限は、特に限定されないが、石炭の膨張率が過多になるとコークス塊内に欠陥が生成するため、30質量%以下が好ましい。
石炭の改質には、特定の改質方法によらず、公知の方法を広く適用できるが、溶媒抽出法で行うことが好ましい。
溶媒抽出法を用いる場合、抽出温度が重要である。最適な抽出温度は、溶媒にもよるので、予め、目標とする改質指標と抽出温度との関係を調べておき、この関係に基づいて、抽出温度を設定することが好ましい。
前記溶媒としては、非水素供与性の溶媒、炭化水素系溶媒等、公知の溶媒を使用する。炭化水素系溶媒を用いる場合、溶媒抽出を、水素雰囲気中で実施してもよい。
コークスは、例えば、図4に示す通常の製造工程に従って製造する。石炭槽1から切り出した低品質炭と、溶媒槽2から供給する溶媒(例えば、テトラリン、1−メチルナフタレン、クレオソート油、アントラセン油、水素化したクレオソート油、水素化したアントラセン、水素化したクレオソート油と水素化したアントラセン油の混合物等)を、混合槽3で混合してスラリーとし、改質塔4へ送給する。
ここで、目標とする改質指標に併せ抽出温度を設定し、石炭の改質を行う。なお、抽出圧力は、1〜20MPaの範囲内で、適宜、調整する。
改質塔4から排出される改質炭5と、コークス製造用石炭槽6から切り出した原料炭を、適宜の割合で、配合層7で配合し、原料炭を調製する。この原料炭を、コークス炉8に装入し乾留し、コークス9を製造する。
図4に示す製造工程において、改質塔4における抽出温度の設定は重要である。本発明においては、予め原料炭の芳香族分子中の酸素の量を測定し、抽出温度と、改質後の原料炭の芳香族分子中の酸素の量及びコークス強度DI150 15との関係を求めておき、所定のコークス強度DI150 15を得るための改質炭の芳香族酸素量の目標値に基づいて、抽出温度を200〜400℃の範囲内で調整する。
次に、本発明の実施例について説明するが、実施例の条件は、本発明の実施可能性及び効果を確認するために採用した一条件例であり、本発明は、この一条件例に限定されるものではない。本発明は、本発明の要旨を逸脱せず、本発明の目的を達成する限りにおいて、種々の条件を採用し得るものである。
(実施例)
表1に示すB炭、及び、C炭と、表2に示す改質A1〜A4炭を、表4に示す割合で配合し、コークス製造用の原料炭を調製した。原料炭の改質指標(芳香族酸素量[%])と、原料炭を乾留して得たコークスのコークス強度DI150 15を、表4に併せて示す。
Figure 0005444709
表4に示すように、改質指標が低い原料炭を乾留して製造したコークスのコークス強度DI150 15は、84.5を超え、著しく高いことが解る。
また、表4から、配合炭中の改質炭の配合割合の調整により、配合炭の芳香族酸素量(%)を5%以下に低減すれば、粘結成分含有量が少ない非微粘結炭を原料炭として使用して、DI150 15:85.0以上のコークス強度を得ることができることが解る。
さらに、芳香族酸素量(%)を4%以下に低減すれば、粘結成分含有量が少ない非微粘結炭を原料炭として使用して、DI150 15:85.5以上のコークス強度を得ることができることが解る。
前述したように、本発明によれば、乾留してもコークス強度が低いため、コークス製造用の原料炭には適さないとされている低品質炭(非微粘結炭等)を改質して、コークス製造用の原料炭として使用し、DI150 15で、84.5を超える高炉用コークスを製造することができる。したがって、本発明は、コークス製造産業において、利用可能性が大きいものである。
A炭(原炭)及び改質炭(A1〜A4)の粘結性の温度依存性を、膨張率(%)又は収縮率(%)で示す図である。 コークス強度DI150 15と、石炭中の炭素量、及び、芳香族成分中の酸素量の関係を示す図である。(a)は、コークス強度DI150 15と石炭中の炭素量の関係を示し、(b)は、コークス強度DI150 15と石炭中の芳香族成分中の酸素量の関係を示す。 配合炭の芳香族酸素の量(%)と、配合炭を乾留して製造したコークスのコークス強度DI150 15の関係を示す図である。 コークスの製造工程を示す図である。
符号の説明
1 石炭槽
2 溶媒槽
3 混合槽
4 改質塔
5 改質炭
6 コークス製造用石炭槽
7 配合槽
8 コークス炉
9 コークス

Claims (3)

  1. 非微粘結炭を含むコークス製造用の原料炭を配合した配合炭を用い、非微粘結炭の少なくとも一部を改質して配合して、コークス強度DI150 15が84.5を超える高炉用コークスを製造する方法であって、
    石炭の化学構造において芳香族分子を構成する酸素の量を石炭の改質指標として用い、
    前記配合炭を乾留した後のコークス強度DI 150 15 と、配合炭中の前記改質指標とした酸素量との間の相関関係を予め求めておき、
    前記相関関係から、目標とするコークス強度DI150 15 が得られる配合炭中の前記改質指標とした酸素量を求め、
    配合炭中の前記改質指標とした酸素量が、前記相関関係から求められた酸素量以下となるように前記改質した非微粘結炭を配合することを特徴とする高炉用コークスの製造方法。
  2. 前記非微粘結炭の改質を、溶媒抽出法で行うことを特徴とする請求項1に記載の高炉用コークスの製造方法。
  3. 前記溶媒抽出法における抽出温度を、目標とする改質指標に基づいて設定することを特徴とする請求項1または2に記載の高炉用コークスの製造方法。
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