JP5443728B2 - 新規フェノール化合物及び該化合物を含有する感熱記録材料 - Google Patents

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Description

本発明は、新規なフェノール化合物及び該化合物を含有する感熱記録材料に関する。
感熱記録材料は、通常無色ないし淡色の発色性物質と、熱の作用を受けると該発色性物質を発色させる顕色剤とを、増感剤、バインダー及びその他の添加剤とともに、紙、合成紙、プラスチックフィルム若しくはシート等の支持体表面に塗布することにより製造されている。そして、記録装置において、サーマルヘッドや熱ペン等の発熱素子が接触したときに、発色性物質と顕色剤が反応して黒色等に発色して記録される。かかる感熱記録材料は、他の記録材料に比較して現像や定着等の煩雑な処理を施すことなく、比較的な簡単な装置でしかも短時間で記録が得られること、騒音の発生が少ないことや環境汚染が少ないこと、コストが安いこと等の利点があるため、図書、文書等の複写ばかりでなく、各種計測用記録紙、コンピューター、ファクシミリ、乗車券等自動販売機、プリペイドカード、ラベル等の記録材料として広く使用されている。
従来の感熱記録材料においては、発色性物質(ロイコ染料)、これを熱的に発色させる顕色剤及び必要に応じて用いられる増感剤を適切に組み合わせて用いることにより、初期の発色感度及び地肌部の汚れ(地肌カブリ)の観点からは実用上満足しえるものが得られている。
しかしながら、これらの感熱記録材料を日光や照明等に長時間暴露した場合には、発色部がかすんだり或いは消えてしまったり、地肌部が黄変したりすることがあり、ファクシミリ受信紙やワープロ、パソコン等のプリントアウトしたものを卓上に放置した場合には、記録画像が不鮮明となり、文書保存面でも問題となっている。
さらに、従来の感熱記録材料は、耐光性に劣るばかりでなく、高温及び/又は多湿の条件下に保存した場合にも同様に、発色部が消色したり地肌カブリが発生したりすることがあり、感熱記録材料の保存性に関して、さらなる改善が望まれていた。
顕色剤として、一般的にはフェノール化合物が多く用いられているが、フェノール化合物は保存安定性を改善するためにも用いられる。下記特許文献1には、フェノール化合物を保存性改良剤として用いる例が記載されている。また、下記特許文献2や下記特許文献3にあるように、種々のフェノール化合物を顕色剤として用いて保存性を改良した感熱記録材料が開示されているが、これらの化合物を含有する感熱記録材料も、印字発色部の耐湿熱性、耐薬品性等の保存安定性で満足できなかった。
特開昭58−57990号公報 特開平7−164749号公報 特開平11−11022号公報
従って、本発明の目的は、保存安定性に優れた感熱記録材料を提供することにある。
本発明者等は、上記課題を解決するため検討を重ねた結果、特定の分子構造を有するフェノール化合物を用いることにより、保存安定性に優れた感熱記録材料が得られることを知見した。
本発明は、上記知見に基づいてなされたもので、下記一般式(I)又は(II)で表されるフェノール化合物を提供するものである。
Figure 0005443728
(式中、X及びYは、それぞれ独立して、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素原子数1〜10のアルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素原子数6〜20のアリール基、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素原子数7〜20のアリールアルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素原子数2〜20の複素環基又はハロゲン原子を表し、Zは、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素原子数1〜10のアルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素原子数6〜20のアリール基、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素原子数7〜20のアリールアルキル基又はハロゲン原子で置換されていてもよい炭素原子数2〜20の複素環基を表し、該アルキル基、アリール基、アリールアルキル基中のメチレン基は、不飽和結合、−O−又は−S−で中断されていてもよく、kは0〜4の数を表し、kが2以上の数であるとき、複数のXは、それぞれ異なる置換基であってもよく、複数のXは、X同士で環を形成していてもよく、それらの環は芳香環でもよく、p及びrは0〜4の数を表し、k+p+rは1以上の整数である。)
Figure 0005443728
(式中、X、Y及びZは、それぞれ独立して、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素原子数1〜10のアルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素原子数6〜20のアリール基、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素原子数7〜20のアリールアルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素原子数2〜20の複素環基又はハロゲン原子を表し、該アルキル基、アリール基、アリールアルキル基中のメチレン基は、不飽和結合、−O−又は−S−で中断されていてもよく、kは0〜4の数を表し、kが2以上の数であるとき、複数のXは、それぞれ異なる置換基であってもよく、複数のXは、X同士で環を形成していてもよく、それらの環は芳香環でもよく、rは0〜4の数を表す。)
また、本発明は、上記一般式(I)又は(II)で表されるフェノール化合物を含有する感熱記録材料を提供するものである。
本発明によれば、過酷な条件下に保存した後にも、印字部の消色の少ない、保存安定性に優れた感熱記録材料を提供できる。
以下、本発明について、その好ましい実施形態に基づき、詳細に説明する。
先ず、上記一般式(1)で表わされる本発明のフェノール化合物について説明する。
上記一般式(I)中、X、Y及びZで表わされるハロゲン原子で置換されていてもよい炭素原子数1〜10のアルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素原子数6〜20のアリール基及びハロゲン原子で置換されていてもよい炭素原子数7〜20のアリールアルキル中のメチレン基は、不飽和結合、−O−又は−S−で中断されていてもよく、ハロゲン基の置換位置、及び−O−又は−S−の中断位置は任意であり、−O−又は−S−が各環と直接結合するものも含む。ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素原子数1〜10のアルキル基としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、s−ブチル、t−ブチル、イソブチル、アミル、イソアミル、t−アミル、ヘキシル、ヘプチル、イソヘプチル、t−ヘプチル、n−オクチル、イソオクチル、t−オクチル、2−エチルヘキシル、n−ノニル、n−デシル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、モノフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、テトラフルオロエチル、トリフルオロエチル、ジフルオロエチル、ヘプタフルオロプロピル、ヘキサフルオロプロピル、ペンタフルオロプロピル、テトラフルオロプロピル、トリフルオロプロピル、パーフルオロブチル、メトキシ、メトキシエトキシ、メトキシエトキシエトキシ、メチルチオ、エトキシ、ビニルオキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、t−ブトキシ、t−ブトキシカルボニルメトキシ、ペンチルオキシ、イソペンチルオキシ、t−ペンチルオキシ、ネオペンチルオキシ、ヘキシルオキシ、シクロヘキシルオキシ、イソヘキシルオキシ、ヘプチルオキシ、オクチルオキシ、2−エチルヘキシルオキシ、ノニルオキシ、デシルオキシ、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロノニル、シクロデシル等の直鎖、分岐及び環状のアルキル基が挙げられ、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素原子数6〜20のアリール基としては、例えば、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、1−アントリル、1−フェナントリル、o−トリル、m−トリル、p−トリル、3−フルオレニル、9−フルオレニル、1−テトラヒドロナフチル、2−テトラヒドロナフチル、1−アセナフテニル、1−インダニル、2−インダニル、4−ビニルフェニル、3−イソプロピルフェニル、4−イソプロピルフェニル、4−ブチルフェニル、4−イソブチルフェニル、4−t−ブチルフェニル、4−ヘキシルフェニル、4−シクロヘキシルフェニル、4−オクチルフェニル、4−(2−エチルヘキシル)フェニル、2,3−ジメチルフェニル、2,4−ジメチルフェニル、2,5−ジメチルフェニル、2,6−ジメチルフェニル、3,4−ジメチルフェニル、3,5−ジメチルフェニル、2,4−ジ−t−ブチルフェニル、2,5−ジ−t−ブチルフェニル、2,6−ジ−t−ブチルフェニル、2,4−ジ−t−ペンチルフェニル、2,5−ジ−t−アミルフェニル、ビフェニル、2,4,5−トリメチルフェニル、4−クロロフェニル、3,4−ジクロロフェニル、4−トリクロロメチルフェニル、4−トリフルオロメチルフェニル、パーフルオロフェニル、フェノキシ、2−メチルフェノキシ、3−メチルフェノキシ、4−メチルフェノキシ、2,3−ジメチルフェノキシ、2,4−ジメチルフェノキシ、2,5−ジメチルフェノキシ、2,6−ジメチルフェノキシ、3,4−ジメチルフェノキシ、3,5−ジメチルフェノキシ、2,3,4−トリメチルフェノキシ、2,3,5−トリメチルフェノキシ、2,3,6−トリメチルフェノキシ、2,4,5−トリメチルフェノキシ、2,4,6−トリメチルフェノキシ、3,4,5−トリメチルフェノキシ、2,3,4,5−テトラメチルフェノキシ、2,3,4,6−テトラメチルフェノキシ基、2,3,5,6−テトラメチルフェノキシ、ペンタメチルフェノキシ、エチルフェノキシ、n−プロピルフェノキシ、イソプロピルフェノキシ、n−ブチルフェノキシ、sec−ブチルフェノキシ、tert−ブチルフェノキシ、n−ヘキシルフェノキシ、n−オクチルフェノキシ、n−デシルフェノキシ、n−テトラデシルフェノキシ、シクロヘキシルフェノキシ、1−ナフトキシ、2−ナフトキシ、1−アントリルオキシ、1−フェナントリルオキシ、o−トリルオキシ、m−トリルオキシ、p−トリルオキシ、9−フルオレニルオキシ、1−テトラヒドロナフトキシ、2−テトラヒドロナフトキシ、1−アセナフテニルオキシ、1−インダニルオキシ、2−インダニルオキシ、等が挙げられ、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素原子数7〜20のアリールアルキル基としては、例えば、ベンジル、フェネチル、2−フェニルプロピル、ジフェニルメチル、トリフェニルメチル、スチリル、シンナミル、4−クロロフェニルメチル、ベンジルオキシ基、1−ナフチルメトキシ基、2−ナフチルメトキシ基、1−アントリルメトキシ等が挙げられ、ハロゲン原子で置換されていてもよい複素環基としては、例えば、ピロリル、ピリジル、ピリミジル、ピリダジル、ピペラジル、ピペリジル、ピラニル、ピラゾリル、トリアジル、ピロリジル、キノリル、イソキノリル、イミダゾリル、ベンゾイミダゾリル、トリアゾリル、フリル、フラニル、ベンゾフラニル、チエニル、チオフェニル、ベンゾチオフェニル、チアジアゾリル、チアゾリル、ベンゾチアゾリル、オキサゾリル、ベンゾオキサゾリル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、インドリル、ユロリジル、モルフォリニル、チオモルフォリニル、2−ピロリジノン−1−イル、2−ピペリドン−1−イル、2,4−ジオキシイミダゾリジン−3−イル、2,4−ジオキシオキサゾリジン−3−イル等が挙げられ、ハロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素が挙げられ、X同士で形成していてもよい環構造としては、シクロペンタン環、シクロヘキサン環、シクロペンテン環、ベンゼン環、ピペリジン環、モルホリン環、ラクトン環、ラクタム環等の5〜7員環及びナフタレン環、アントラセン環、フルオレン環、アセナフテン環、インダン環、テトラリン環等の縮合環が挙げられる。
また、上記一般式(II)で表される本発明のフェノール化合物は、製造面で有利な化合物である
また、上記一般式(I)又は上記一般式(II)中、Yがフェニル基であるフェノール化合物や、kが0又は1であり、kが1の時、Xが炭素原子数1〜10のアルキル基又は炭素原子数6〜20のアリール基であるフェノール化合物は、薬品に対する耐性が良好であるという点で、より好ましい。
上記一般式(I)で表されるフェノール化合物としては、より具体的には、例えば、以下の〔化3〕〜〔化5〕で表される化合物が挙げられる。但し、本発明は以下の例示により何ら制限されるものではない。
Figure 0005443728
Figure 0005443728
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上記一般式(I)で表される本発明のフェノール化合物は、その製造方法によって特に制限されず、周知一般の反応を利用した方法で得ることができる。例えば、ベンゾ又はナフトシクロアルカノン誘導体(III)とフェノール誘導体とを酸性触媒存在下、20〜200℃の温度で1〜40時間反応させることによって本発明のフェノール化合物(I)を得ることができる。
Figure 0005443728
上記酸性触媒としては、例えば、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、m−キシレンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、ヒドロキシメチルスルホン酸、2−ヒドロキシエチルスルホン酸、ヒドロキシプロピルスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、スルホサリチル酸、スルホフタル酸等のスルホン酸類;硫酸、無水硫酸、発煙硫酸、クロロ硫酸、フルオロ硫酸、塩酸、塩化水素ガス、シュウ酸、ギ酸、リン酸、トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸、ケイタングステン酸、リンタングステン酸等のヘテロポリ酸、強酸性のイオン交換樹脂、活性白土、三フッ化ホウ素、無水塩化アルミニウム、塩化亜鉛等が挙げられる。該酸性触媒は、上記ベンゾ又はナフトシクロアルカノン誘導体(III)100質量部に対して、好ましくは0.1〜50質量部、より好ましくは10〜30質量部用いられる。
さらに、反応を促進するためにメルカプタン触媒を使用することもでき、該メルカプタン触媒としては、例えば、メチルメルカプタン、エチルメルカプタン、プロピルメルカプタン、ブチルメルカプタン、オクチルメルカプタン、ドデシルメルカプタン、1,6−ヘキサンジチオール等のアルキルメルカプタン類;チオフェノール、チオクレゾール等の芳香族メルカプタン類;メルカプト酢酸(チオグリコール酸)、3−メルカプトプロピオン酸、メルカプトウンデカン酸、チオ安息香酸等のメルカプト有機酸類;2−メルカプトベンゾチアゾール等の複素環族メルカプタン類等が挙げられる。
また、上記反応には、従来公知の溶媒を使用することができ、該溶媒としては、例えば、トルエン、キシレン、クメン等の芳香族炭化水素系溶媒;テレピン油、D−リモネン、ピネン等のテルペン系炭化水素油;ミネラルスピリット、スワゾール#310(コスモ松山石油(株))、ソルベッソ#100(エクソン化学(株))等のパラフィン系溶剤;メタノール、エタノール等のアルコール系溶媒;酢酸エチル等のエステル溶媒;ジクロロエタン、四塩化炭素、クロロホルム、トリクロロエチレン、塩化メチレン、クロロベンゼン等のハロゲン系溶媒;テトラヒドロフラン、ジオキサン等の環状エーテル系溶媒;エーテル類、セロソルブ系溶媒、ケトン系溶媒、アニリン、トリエチルアミン、ピリジン、ジオキサン、酢酸、アセトニトリル、二硫化炭素等が挙げられる。
本発明のフェノール化合物は、顕色剤として以下に説明する感熱記録材料に用いられる他、酸化防止剤、殺菌剤、防菌剤等に用いられる。

次に、本発明の感熱記録材料について説明する。
本発明の感熱記録材料は、感熱記録層及び支持体からなり、該感熱記録層中に、上記一般式(I)で表されるフェノール化合物の少なくとも一種を含有するものである。上記感熱記録層は、上記一般式(I)で表されるフェノール化合物と発色剤とにより形成され、更に必要に応じて、増感剤、上記一般式(I)で表されるフェノール化合物以外の他の顕色剤、保存安定剤、充填剤、結合剤、光安定剤、紫外線吸収剤、顔料、金属石けん類、ハイドロタルサイト類、可塑剤、アマイド類、ワックス類、酸化防止剤、耐水化剤、分散剤、消泡剤、界面活性剤、蛍光染料、抗菌剤、抗黴剤、防腐剤等を添加して形成することができる。本発明の感熱記録材料は、感熱記録層中に、上記一般式(I)で表されるフェノール化合物を、0.1〜50質量%、特に1.0〜10質量%含有させることが好ましく、且つ上記発色剤100質量部に対し、上記一般式(I)で表されるフェノール化合物を10〜1000質量部、特に100〜500質量部含有させることが好ましい。
上記発色剤としては、通常無色ないし淡色の各種周知の染料を挙げることができ、一般の記録材料等に用いられているものであれば特に制限を受けるものではない。該発色剤の具体例としては、例えば、(i)3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(2−フェニル−3−インドリル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(1,2−ジメチル−3−インドリル)フタリド、3,3−ビス(9−エチル−3−カルバゾリル)−5−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(2−フェニル−3−インドリル)−5−ジメチルアミノフタリド、3−(4−ジエチルアミノフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド、3,3−ビス〔2−(4−ジメチルアミノフェニル)−2−(4−メトキシフェニル)ビニル〕−4,5,6,7−テトラクロロフタリド等のトリアリールメタン系化合物;
(ii)4,4−ビス(ジメチルアミノ)ベンズヒドリンベンジルエーテル、N−2,4,5−トリクロロフェニルロイコオーラミン等のジフェニルメタン系化合物;
(iii)ローダミン−β−アニリノラクタム、3−(N−メチル−N−シクロヘキシルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−オクチルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(2−クロロアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(2−フルオロアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(2,4−ジメチルアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ジベンジルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−クロロ−7−(β−エトキシエチルアミノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−6−クロロ−7−(γ−クロロプロピルアミノ)フルオラン、3−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−エトキシエチルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−テトラヒドロフルフリルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジブチルアミノ−7−(2−クロロアニリノ)フルオラン、3−(N−エチル−N−トリルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N,N−ジブチルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジペンチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(4−アニリノ)アニリノ−6−メチル−7−クロロフルオラン等のキサンテン系化合物;
(iv)ベンゾイルロイコメチレンブルー、p−ニトロベンゾイルロイコメチレンブルー等のチアジン系化合物;
(v)3−メチルスピロジナフトピラン、3−エチルスピロジナフトピラン、3−ベンジルスピロジナフトピラン、3−メチルナフト−(3−メトキシベンゾ)スピロピラン、3−プロピルスピロジベンゾピラン等のスピロ系化合物;
(vi)その他、3,5’,6−トリス(ジメチルアミノ)−スピロ〔9H−フルオレン−9,1’−(3’H)−イソベンゾフラン〕−3’−オン、1,1−ビス〔2−(4−ジメチルアミノフェニル)−2−(4−メトキシフェニル)エテニル〕−4,5,6,7−テトラクロロ−3H−イソベンゾフラン−3−オン、3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−4−アザフタリド、3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−4−アザフタリド、フェノキサジン誘導体等が挙げられ、また、これらの発色剤は数種類を混合して用いることもできる。
これら(i)〜(vi)の例示のうち、3−(N,N−ジブチルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン等が好ましく用いられる。また、本発明の感熱記録材料には必要に応じて、脂肪族第二鉄等のキレート発色剤を併用してもよい。
上記発色剤の使用量は、感熱記録層中、0.1〜50質量%であることが好ましく、1.0〜10質量%であることがより好ましい。
本発明の感熱記録材料に必要に応じて添加することができる上記増感剤としては、例えば、酢酸亜鉛、オクチル酸亜鉛、ラウリン酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛、オレイン酸亜鉛、ベヘニン酸亜鉛、安息香酸亜鉛、サリチル酸ドデシルエステル亜鉛塩、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸アルミニウム等の有機酸の金属塩;ステアリン酸アミド、ベヘニン酸アミド、ステアリン酸メチロールアミド、ステアロイル尿素、アセトアニリド、アセトトルイジド、アセト酢酸アニリド、アセト酢酸−o−クロロアニリド、ベンゾイル酢酸アニリド、安息香酸ステアリルアミド、エチレンビスステアリン酸アミド、ヘキサメチレンビスオクチル酸アミド等のアミド化合物;1,2−ビス(3,4−ジメチルフェニル)エタン、m−ターフェニル、1,2−ジフェノキシエタン、1,2−ビス(3−メチルフェノキシ)エタン、p−ベンジルビフェニル、p−ベンジロキシビフェニル、ジフェニルカーボネート、ビス(4−メチルフェニル)カーボネート、ジベンジルオキザレート、ビス(4−メチルベンジル)オキザレート、ビス(4−クロロベンジル)オキザレート、1−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボン酸フェニル、1−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボン酸ベンジル、3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボン酸フェニル、メチレンベンゾエート、1,4−ビス(2−ビニロキシエトキシ)ベンゼン、2−ベンジロキシナフタレン、4−ベンジロキシ安息香酸ベンジル、ジメチルフタレート、テレフタル酸ジベンジル、テレフタル酸ジメチル、テレフタル酸ジエチル、テレフタル酸ジブチル、テレフタル酸ジ(2−ヒドロキシエチル)、テレフタル酸(2−ヒドロキシプロピル)、ジベンゾイルメタン、ジフェニルスルホン、p−トルエンスルホン酸アニリド、4−メチルフェノキシ−p−ビフェニル、4−クロロフェニルフェニルスルホン等を挙げることができる。これらのうち特にテレフタル酸ジメチル、テレフタル酸ジエチル、テレフタル酸ジブチル、テレフタル酸ジ(2−ヒドロキシエチル)、テレフタル酸(2−ヒドロキシプロピル)、ビス(4−メチルベンジル)オキザレート、ビス(4−クロロベンジル)オキザレート、アセト酢酸−o−クロロアニリド、ジフェニルスルホン、ステアリン酸アミド、ステアリン酸メチロールアミド等が好ましく用いられる。これらの増感剤は単独で用いてもよく、また発色感度を高めるために二種類以上を併用することも可能である。
上記増感剤を添加する場合、その添加量は、感熱記録層中、0.1〜50質量%であることが好ましく、1.0〜10質量%であることがより好ましい。
本発明の感熱記録材料に必要に応じて添加することができる上記のフェノール化合物以外の他の顕色剤としては、例えば、p−オクチルフェノール、p−第三ブチルフェノール、p−フェニルフェノール、p−ヒドロキシアセトフェノン、α−ナフトール、β−ナフトール、p−第三オクチルカテコール、2,2’−ジヒドロキシビフェニル、ビスフェノールA、1,1−ビス(p−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘプタン、2,2−ビス−((3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン)、2,2−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(3,4−ジヒドロキシフェニル)スルホン、2,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス〔2−(4−ヒドロキシフェニルチオ)エトキシ〕メタン、4−(4−イソプロポキシベンゼンスルホニル)フェノール、4−ヒドロキシフタル酸ジメチル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)酢酸ブチル、p−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、3,5−ジ第三ブチルサリチル酸、2,4−ジヒドロキシベンズアニリド、2,4−ジヒドロキシ−2’−メトキシベンズアニリド、2,4−ジヒドロキシ−2’,4’−ジメチルベンズアニリド、2,4−ジヒドロキシ−2’−メトキシ−5’−メチルベンズアニリド、ビス(4−(2,4−ジヒドロキシフェニルカルボニルアミノ)−3−メトキシフェニル)メタン、4−メチルベンゼンスルホン酸−2−ヒドロキシアニリド等のフェノール類、ノボラックフェノール等のフェノール樹脂類、レゾルシノール類、安息香酸等の有機カルボン酸又はその金属塩、サリチル酸誘導体又はその金属塩、N,N−ジアリールチオ尿素誘導体、スルホニルウレア誘導体、ウレタンウレア化合物、スルホンアミド化合物等が挙げられる。これらの他の顕色剤は単独で用いてもよく、また発色感度を高めるために二種類以上を併用することも可能である。
上記他の顕色剤を添加する場合、その添加量は、感熱記録層中、0.1〜50質量%であることが好ましく、1.0〜10質量%であることがより好ましく、また
上記一般式(I)で表されるフェノール化合物100質量部に対し、上記他の顕色剤を1〜10000質量部、特に10〜1000質量部含有させることが好ましい。
本発明の感熱記録材料に必要に応じて添加することができる上記保存安定剤としては、例えば、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−第三ブチルフェニル)ブタン、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフェニル)ブタン、4,4’−ブチリデンビス(2−第三ブチル−5−メチルフェノール)、4,4’−チオビス(2−第三ブチル−5−メチルフェノール)、2,2’−チオビス(6−第三ブチル−4−メチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(6−第三ブチル−4−メチルフェノール)等のヒンダードフェノール化合物、4−ベンジルオキシ−4’−(2−メチルグリシジルオキシ)ジフェニルスルホン、ナトリウム−2,2’−メチレンビス(4,6−ジ第三ブチルフェニル)ホスフェート等が挙げられる。これらの保存安定剤は単独で用いてもよく、また二種類以上を併用することも可能である。
上記保存安定剤を添加する場合、その添加量は、感熱記録層中、0.001〜10質量%であることが好ましく、0.1〜1.0質量%であることがより好ましい。
本発明の感熱記録材料に必要に応じて添加することができる上記充填剤としては、カオリン、シリカ、珪藻土、タルク、二酸化チタン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化アルミニウム、メラミン、ポリスチレン樹脂等が挙げられ、上記結合剤としては、ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、でんぷん類、ゼラチン、カゼイン、ポリアクリル酸ソーダ、アルギン酸ソーダ、ポリカルボン酸アンモニウム塩、ポリウレタン、スチレン−無水マレイン酸共重合体、酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体或いはこれらの変性物等の結合剤が挙げられる。
上記充填剤又は上記結合剤を添加する場合、上記充填剤の添加量は、感熱記録層中、0.1〜50質量%であることが好ましく、10〜30質量%であることがより好ましく、上記結合剤の添加量は、感熱記録層中、0.1〜50質量%であることが好ましく、1.0〜10質量%であることがより好ましい。
さらに、本発明の感熱記録材料に特に高度の耐光性や地肌部の保存安定性が要求される場合には、上記感熱記録層中に、公知のヒンダードアミン系光安定剤及び/又は紫外線吸収剤を一種類又は二種類以上添加することもできる。
上記ヒンダードアミン系光安定剤としては、例えば、2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルベンゾエート、N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ドデシルコハク酸イミド、1−〔(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシエチル〕−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル−(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)−2−ブチル−2−(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)マロネート、N,N−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミン、テトラ(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ブタンテトラカルボキシレート、テトラ(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)ブタンテトラカルボキシレート、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)・ジ(トリデシル)ブタンテトラカルボキシレート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)・ジ(トリデシル)ブタンテトラカルボキシレート、3,9−ビス〔1,1−ジメチル−2−{トリス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルオキシカルボニルオキシ)ブチルカルボニルオキシ}エチル〕−2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5.5〕ウンデカン、3,9−ビス〔1,1−ジメチル−2−{トリス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルオキシカルボニルオキシ)ブチルカルボニルオキシ}エチル〕−2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5.5〕ウンデカン、1,5,8,12−テトラキス〔4,6−ビス{N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ブチルアミノ}−1,3,5−トリアジン−2−イル〕−1,5,8,12−テトラアザドデカン、1−(2−ヒドロキシエチル)−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジノール/コハク酸ジメチル縮合物、2−第三オクチルアミノ−4,6−ジシクロ−s−トリアジン/N,N−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミン縮合物、N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミン/ジブロモエタン縮合物等が挙げられる。
上記ヒンダードアミン系光安定剤を添加する場合、その添加量は、感熱記録層中、0.001〜10質量%であることが好ましく、0.1〜1.0質量%であることがより好ましい。
上記紫外線吸収剤としては、例えば、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン、5,5’−メチレンビス(2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン)等の2−ヒドロキシベンゾフェノン類;2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−5−第三オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ第三ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3−第三ブチル−5−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジクミルフェニル)ベンゾトリアゾール、2,2’−メチレンビス(4−第三オクチル−6−ベンゾトリアゾリルフェノール)、2−(2−ヒドロキシ−3−第三ブチル−5−カルボキシフェニル)ベンゾトリアゾールのポリエチレングリコールエステル、2−〔2−ヒドロキシ−3−(2−アクリロイルオキシエチル)−5−メチルフェニル〕ベンゾトリアゾール、2−〔2−ヒドロキシ−3−(2−メタクリロイルオキシエチル)−5−第三ブチルフェニル〕ベンゾトリアゾール、2−〔2−ヒドロキシ−3−(2−メタクリロイルオキシエチル)−5−第三オクチルフェニル〕ベンゾトリアゾール、2−〔2−ヒドロキシ−3−(2−メタクリロイルオキシエチル)−5−第三ブチルフェニル〕−5−クロロベンゾトリアゾール、2−〔2−ヒドロキシ−5−(2−メタクリロイルオキシエチル)フェニル〕ベンゾトリアゾール、2−〔2−ヒドロキシ−3−第三ブチル−5−(2−メタクリロイルオキシエチル)フェニル〕ベンゾトリアゾール、2−〔2−ヒドロキシ−3−第三アミル−5−(2−メタクリロイルオキシエチル)フェニル〕ベンゾトリアゾール、2−〔2−ヒドロキシ−3−第三ブチル−5−(3−メタクリロイルオキシプロピル)フェニル〕−5−クロロベンゾトリアゾール、2−〔2−ヒドロキシ−4−(2−メタクリロイルオキシメチル)フェニル〕ベンゾトリアゾール、2−〔2−ヒドロキシ−4−(3−メタクリロイルオキシ−2−ヒドロキシプロピル)フェニル〕ベンゾトリアゾール、2−〔2−ヒドロキシ−4−(3−メタクリロイルオキシプロピル)フェニル〕ベンゾトリアゾール等の2−(2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール類;2−(2−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−ヘキシロキシフェニル)−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−オクトキシフェニル)−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−〔2−ヒドロキシ−4−(3−C12〜13混合アルコキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)フェニル〕−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−〔2−ヒドロキシ−4−(2−アクリロイルオキシエトキシ)フェニル〕−4,6−ビス(4−メチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2,4−ジヒドロキシ−3−アリルフェニル)−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス(2−ヒドロキシ−3−メチル−4−ヘキシロキシフェニル)−1,3,5−トリアジン等の2−(2−ヒドロキシフェニル)−4,6−ジアリール−1,3,5−トリアジン類;フェニルサリシレート、レゾルシノールモノベンゾエート、2,4−ジ第三ブチルフェニル−3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、ヘキサデシル−3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート等のベンゾエート類;2−エチル−2’−エトキシオキザニリド、2−エトキシ−4’−ドデシルオキザニリド等の置換オキザニリド類;エチル−α−シアノ−β,β−ジフェニルアクリレート、メチル−2−シアノ−3−メチル−3−(p−メトキシフェニル)アクリレート等のシアノアクリレート類;各種の金属塩又は金属キレート、特にニッケル又はクロムの塩又はキレート類等が挙げられるが、特に、2−(2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール類が好ましい。
上記紫外線吸収剤を添加する場合、その添加量は、感熱記録層中、0.001〜10質量%であることが好ましく、0.1〜1.0質量%であることがより好ましい。
本発明の感熱記録材料において、上記一般式(I)で表されるフェノール化合物、発色剤、必要に応じて用いられる増感剤、他の顕色剤、保存安定剤等は、通常、ボールミル、アトライター、サンドグラインダー等の磨砕機或いは適当な乳化装置により微粒子化され、目的に応じてさらに各種添加剤を加えて塗液として調製され、該塗液を、紙、不織布、金属箔或いは各種フィルム類等の任意の支持体に塗布することによって本発明の感熱記録材料を得ることができる。
本発明の感熱記録材料には、より高い保存安定性を付与する目的でオーバーコート層を設けてもよく、また、発色感度を向上させるためにアンダーコート層を設けてもよい。
上記オーバーコート層としては、例えば、光硬化性樹脂、電子線硬化性樹脂又は熱硬化性樹脂等を塗布した後、硬化させて皮膜を形成するか、皮膜の形成が可能なラテックスや水溶性高分子をコーティングして形成され、エポキシ化合物等の架橋剤又は硬化剤の他、上記の各種添加剤を併用してもよい。コーティングには、公知のいかなる方法を用いてもよく、コート層の厚さも何ら限定されるものではなく、所望の性能になるように適宣選択される。また、上記アンダーコート層としては、例えば、無機顔料及び/又は有機顔料と接着剤とを主成分とする層、発泡性フィラーと接着剤とを主成分とする層、粒状及び/又は繊維状の無機及び/又は有機中空材料と接着剤とを主成分とする層、水溶性高分子又は水分散性高分子化合物を含有する水溶液を機械的に発泡させて得た塗液で形成された発泡層等の断熱性に優れた素材を用いることにより、少ないエネルギーによる発色が可能となる。該アンダーコート層においてもそのコーティング方法やコート層の厚さは特に制限されるものではなく、所望の性能になるように適宣選択される。
本発明の感熱記録材料は、各種計測用記録紙、コンピューター、ファクシミリ、テレックス、乗車券等自動販売機、プリペイドカード、ラベル、レシート等の感熱記録材料が応用される各種用途に用いることができる。
以下、実施例及び比較例を示して本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例等に制限されるものではない。
尚、実施例1−1及び1−2は、本発明のフェノール化合物の製造例を示し、実施例2−1は、本発明の感熱記録材料の評価例を示す。
[実施例1−1]
1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3−フェニルインダン(化合物No.1)の製造
Figure 0005443728
攪拌装置、窒素導入管、還流冷却管及び温度計を付した1L四つ口フラスコに、窒素雰囲気下、3−フェニル−1−インダノン93.6g、フェノール254g、及び3−メルカプトプロピオン酸2.4gを仕込み、硫酸17.7gを滴下した。60℃で10時間反応後、水300g及び酢酸エチル800gを添加した。これに48%水酸化ナトリウム水溶液を中性になるまで添加した後、20%食塩水300gを用いて洗浄した。この有機層の酢酸エチルを留去し、トルエン200gを添加することで生じる沈殿を回収し、粗生成物135gを得た。この粗生成物を酢酸エチルとトルエンの混合溶媒により晶析し、白色結晶110g(収率65%)を得た。各種分析を行った結果、該白色結晶は目的物である化合物No.1であることが確認された。
(分析結果)純度99%
(1)融点:212℃
(2)1H−NMRのケミカルシフト:(ppm)
9.32(s:1H)、9.28(s:1H)、7.33(t:2H)、7.29〜7.19(m:4H)、7.19〜7.10(m:1H)、7.04(d:1H)、6.99(d:2H)、6.92(d:2H)、6.74(d:1H)、6.71〜6.64(m:4H)、4.15〜4.08(m:1H)、3.17〜3.09(m:1H)、2.69〜2.60(m:1H)
(3)IRの吸収(cm-1
3276、3062、3025、2960、2930、2878、1612、1596、1559、1506、1469、1450、1375、1350、1308、1231、1180、1150、1113、1073、1012、912、836、763、754、733
[実施例1−2]
1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,5−ジフェニルインダン(化合物No.2)の製造
Figure 0005443728
攪拌装置、窒素導入管、還流冷却管及び温度計を付した1L四つ口フラスコに、窒素雰囲気下、3,5−ジフェニル−1−インダノン92.8g、フェノール184g、3−メルカプトプロピオン酸1.73gを仕込み、硫酸12.8gを滴下した。60℃で15時間反応後、水300g及び酢酸エチル800gを添加した。これに48%水酸化ナトリウム水溶液を中性になるまで添加した後、20%食塩水300gを用いて洗浄した。この有機層の酢酸エチルを留去し、トルエン200gを添加することにより生じる沈殿を回収し粗生成物112.4gを得た。この粗生成物を酢酸エチルとトルエンの混合溶媒により晶析し、白色結晶61.7g(収率42%)を得た。各種分析を行った結果、該白色結晶は目的物である化合物No.2であることが確認された。
(分析結果)純度98%
(1)融点:197℃
(2)1H−NMRのケミカルシフト:(ppm)
9.32(s:1H)、9.28(s:1H)7.55〜7.48(m:3H)、7.41〜7.25(m:8H)、7.14(d:1H)、7.06(d:2H)、6.96〜6.93(m:3H)、6.70(t:4H)、4.22〜4.15(m:1H)、3.23〜3.15(m:1H)、2.68(t:1H)
(3)IRの吸収(cm-1
3592、3293、3025、2955、2930、2876、1608、1595、1509、1474、1441、1368、1350、1298、1252、1236、1177、1112、1012、901、864、831、765、703
〔実施例2−1並びに比較例1−1及び1−2〕
以下の手順により、感熱記録紙を作成して評価した。尚、以下において「%」とは「重量%」を示す。
『10%PVA溶液の作製』(顕色剤・保存剤・充填剤用)
2000mlビーカーに水900gを加え、約60℃まで昇温し、撹拌・保持した状態で、PVA(クラレ製クラレポバールKL−318)を少量ずつ計100g溶解させ、10%PVA溶液No.1とした。
『10%PVA溶液の作製』(染料用)
2000mlビーカーに水900gを加え、約60℃まで昇温し、撹拌・保持した状態で、PVA(クラレ製クラレポバールPVA405)を少量ずつ計100g溶解させ、10%PVA溶液No.2とした。
『顕色剤分散液の作製』
100ml細口ポリ瓶に10%PVA水溶液No.1の2g、10%花王製ペレックスSSH水溶液0.2g、水8.3g、顕色剤として4−(4−イソプロポキシフェニルスルホニル)フェノール2.0g、ガラスビーズ(平均粒径1.5〜2.5mm)20gを加え、サーモニクス(株)製サーモシェーカーMODEL・Z−1でSPEED3.5に設定し、12時間振動させ、顕色剤分散液とした。
『保存性改良剤分散液の作製』
100ml細口ポリ瓶に10%PVA水溶液No.1の2g、10%花王製ペレックスSSH水溶液0.2g、水8.3g、保存性改良剤として化合物No.1又は下記の比較化合物No.1をそれぞれ2.0g、ガラスビーズ(平均粒径1.5〜2.5mm)20gを加え、サーモニクス(株)製サーモシェーカーMODEL・Z−1でSPEED3.5に設定し、12時間振動させ、保存性改良剤分散液とした。
比較化合物No.1:1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン
『充填剤分散液の作製』
100ml細口ポリ瓶に10%PVA水溶液No.1の2g、10%花王製ペレックスSSH水溶液0.2g、水8.3g、充填剤(炭酸カルシウム)、ガラスビーズ(平均粒径1.5〜2.5mm)20gを加え、サーモニクス(株)製サーモシェーカーMODEL・Z−1でSPEED3.5に設定し、12時間振動させ、分散液とした。
『染料分散液の作製』
100ml細口ポリ瓶に10%PVA溶液No.2の2g、第一工業薬品製エパン420の0.02g、水8.48g、染料(発色剤)として3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン2g、ガラスビーズ(平均粒径1.5〜2.5mm)20gを加え、サーモニクス(株)製サーモシェーカーMODEL・Z−1でSPEED3.5に設定し、12時間振動させ、分散液とした。
『塗工液の作製』
以上で作製した顕色剤分散液2g、保存性改良剤分散液0.2g、充填剤分散液3g及び染料分散液1gをスクリュー管瓶No.2(6cc)に計量し、約1時間撹拌後、泡立ちが無くなるまで静置し、塗工液とした。
『感熱記録紙の作製及び評価』
上記塗工液を基紙上にバーコーターを用いて厚さ32μmで塗布し、乾燥し、感熱記録紙とした。該感熱記録紙にオオクラエンジニアリング製静発色試験機で220℃にて印字して評価片とした。この評価片の印字部の濃度を、マクベス濃度計(マクベス社製RD−933型)により測定した。この評価片を下記の耐熱保存試験条件、耐湿熱保存試験条件及び耐可塑剤性試験条件それぞれにて保存した後、再度印字部の濃度を測定し、濃度の残存率を算出した。その結果を〔表1〕に示す。
・耐熱保存試験条件
80℃、乾燥下、30分保存、装置:東京理科機械(株)製「EYRLAWFO−400」
・耐湿熱保存安定試験条件
60℃、90%RH、30分保存、装置:楠本化成(株)製「小型環境試験機JUINORシリーズSD−01」
・耐可塑剤性試験条件
評価片を塩化ビニルラップフィルム(三井化学ファブロ社製「ハイラップSAS」)を巻き、感熱記録体を挿入し、更に上記の塩化ビニルラップフィルムを巻き、20℃の環境下に30分保存。
Figure 0005443728
上記〔表1〕の結果より以下のことが明らかである。
保存性改良剤として、化合物No.1又は比較化合物No.1を加えたものは、保存性改良剤を加えないものに比べ、共に耐熱性が同程度まで向上した。
また、保存改良剤を加えないもの、比較化合物No.1を加えたもの、化合物No.1を加えたものは、この順に耐湿熱性及び耐可塑剤性が向上した。特に耐湿熱性は飛躍的に向上した。
以上のことから、本発明のフェノール化合物は、従来のフェノール化合物にはない保存性を有していることが明らかである。

Claims (5)

  1. 下記一般式(I)で表されるフェノール化合物。
    Figure 0005443728
    (式中、X及びYは、それぞれ独立して、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素原子数1〜10のアルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素原子数6〜20のアリール基、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素原子数7〜20のアリールアルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素原子数2〜20の複素環基又はハロゲン原子を表し、Zは、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素原子数1〜10のアルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素原子数6〜20のアリール基、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素原子数7〜20のアリールアルキル基又はハロゲン原子で置換されていてもよい炭素原子数2〜20の複素環基を表し、該アルキル基、アリール基、アリールアルキル基中のメチレン基は、不飽和結合、−O−又は−S−で中断されていてもよく、kは0〜4の数を表し、kが2以上の数であるとき、複数のXは、それぞれ異なる置換基であってもよく、複数のXは、X同士で環を形成していてもよく、それらの環は芳香環でもよく、p及びrは0〜4の数を表し、k+p+rは1以上の整数である。)
  2. 下記一般式(II)で表されるフェノール化合物。
    Figure 0005443728
    (式中、X、Y及びZは、それぞれ独立して、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素原子数1〜10のアルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素原子数6〜20のアリール基、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素原子数7〜20のアリールアルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素原子数2〜20の複素環基又はハロゲン原子を表し、該アルキル基、アリール基、アリールアルキル基中のメチレン基は、不飽和結合、−O−又は−S−で中断されていてもよく、kは0〜4の数を表し、kが2以上の数であるとき、複数のXは、それぞれ異なる置換基であってもよく、複数のXは、X同士で環を形成していてもよく、それらの環は芳香環でもよく、rは0〜4の数を表す。)
  3. 上記一般式(I)又は上記一般式(II)中、Yがフェニル基である請求項1又は2に記載のフェノール化合物。
  4. 上記一般式(I)又は上記一般式(II)中、kが0又は1であり、kが1の時、Xが炭素原子数1〜10のアルキル基又は炭素原子数6〜20のアリール基である請求項1〜3の何れか1項に記載のフェノール化合物。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載のフェノール化合物を含有することを特徴とする感熱記録材料。
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