JP5439098B2 - 自動二輪車用の乗員拘束装置 - Google Patents

自動二輪車用の乗員拘束装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5439098B2
JP5439098B2 JP2009213113A JP2009213113A JP5439098B2 JP 5439098 B2 JP5439098 B2 JP 5439098B2 JP 2009213113 A JP2009213113 A JP 2009213113A JP 2009213113 A JP2009213113 A JP 2009213113A JP 5439098 B2 JP5439098 B2 JP 5439098B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
occupant
vehicle body
vehicle
support member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009213113A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011063054A (ja
Inventor
徳次郎 木▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2009213113A priority Critical patent/JP5439098B2/ja
Priority to EP10176195A priority patent/EP2298594B1/en
Priority to AT10176195T priority patent/ATE533664T1/de
Priority to US12/879,120 priority patent/US20110062690A1/en
Publication of JP2011063054A publication Critical patent/JP2011063054A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5439098B2 publication Critical patent/JP5439098B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/20Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
    • B60R21/207Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in vehicle seats
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/48Control systems, alarms, or interlock systems, for the correct application of the belt or harness
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J1/00Saddles or other seats for cycles; Arrangement thereof; Component parts
    • B62J1/12Box-shaped seats; Bench-type seats, e.g. dual or twin seats
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J25/00Foot-rests; Knee grips; Passenger hand-grips
    • B62J25/06Bar-type foot rests
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J27/00Safety equipment
    • B62J27/10Safety belts specially adapted for motorcycles or the like
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J27/00Safety equipment
    • B62J27/20Airbags specially adapted for motorcycles or the like
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K11/00Motorcycles, engine-assisted cycles or motor scooters with one or two wheels
    • B62K11/02Frames
    • B62K11/04Frames characterised by the engine being between front and rear wheels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R2021/0065Type of vehicles
    • B60R2021/0088Cycles, e.g. motorcycles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/48Control systems, alarms, or interlock systems, for the correct application of the belt or harness
    • B60R2022/4808Sensing means arrangements therefor
    • B60R2022/4816Sensing means arrangements therefor for sensing locking of buckle

Description

本発明は、自動二輪車用の乗員拘束装置に関する。
従来、エアバッグやシートベルトを備える自動二輪車が各種提案されている(例えば、特許文献1(図1、図5)参照。)。
特許文献1の図1に示されるように、自動二輪車の車体(16)(括弧付き番号は特許文献1に記載されている符号を示す。以下同じ)の後部には、連結手段(29)が設けられ、この連結手段(29)のシートベルト(24)で、シート(12)に座る乗員の腰部が固定されている。次に自動二輪車の衝突時の作用を説明する。
自動二輪車が衝突すると、特許文献1の図5に示されるように、車体(16)の前部に備えるエアバッグ(19)が膨張展開するので、乗員が受ける衝撃力をエアバッグ(19)で吸収させることができる。また、エアバッグ(19)が膨張展開を開始してから所定時間が経過したとき、タング(27)がバックル(28)から自動的に外れるので、衝突後の転倒時にシートベルト(24)による乗員の固定を解除させることができる。
ところで、特許文献1の自動二輪車では、衝突後の転倒時にシートベルト(24)による乗員の固定が解除されるので、乗員は自動二輪車から離脱可能であるが、乗員をより円滑に離脱させることができれば更に好ましい。
そこで、乗員をより円滑に車体から離脱させることができる自動二輪車用の乗員拘束装置が求められる。
特開2003−276668公報
本発明は、転倒時に乗員を車体から円滑に離脱させることができる自動二輪車用の乗員拘束装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車体に設けられ乗員が座る乗員用シートと、この乗員用シートに設けられ乗員を固定するシートベルトとを備えている自動二輪車用の乗員拘束装置において、乗員用シートは、車両の転倒時に前記乗員と共に車体から離脱可能とする離脱機構を備え、離脱機構と共にともに、シート底板には当て部を備え、車体側にはシート支持部材に形成された当て部に当たる受け部とを備え、乗員用シートが車体前方に移動すると当て部が受け部に当たることでシート前方への離脱を規制し、かつ、車両が側方に転倒しはじめると、乗員用シートが受け部を乗り上げてシート支持部材から離脱するようにしたことを特徴とする。
請求項2に係る発明では、乗員用シートは、後部に衝撃吸収部材を内蔵し、この衝撃吸収部材は、前記乗員用シートが車体から離脱したときに、展開することを特徴とする。
請求項3に係る発明では、衝撃吸収部材は、エアバッグであることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、離脱機構は、車両の転倒検知により車体から離脱され、前記転倒検知は、前記車体の傾斜角度、シート荷重、又はステップ荷重の少なくとも1つを検出することによって、前記車体の傾斜と乗員の状態を前記車体に設けられている制御部で判定することを特徴とする。
請求項5に係る発明では、シートベルトに設けられるタングは、乗員用シートに備えるバックルに着脱可能に連結され、このバックルにシートベルト検知部が設けられ、このシートベルト検知部は、乗員がシートベルト未着用であることを検知したとき、車体に設けられる警告通知部に信号を送り、前記警告通知部は前記乗員にシートベルト着用警告を発することを特徴とする。
請求項1に係る発明では、乗員用シートは、車両の転倒時に乗員と共に車体から離脱可能とする離脱機構を備えているので、車両転倒時に乗員用シートを車体から円滑に離脱させることができる。請求項1によれば、転倒時に乗員を車体から円滑に離脱させることができる自動二輪車用の乗員拘束装置を提供することができる。
特に本発明では、離脱構と共にシート底板に当て部を備え、車体側にはシート支持部材に形成された受け部とを備え、乗員用シートが車体前方に移動すると当て部が受け部に当たることでシート前方への離脱を規制し、車両が側方に転倒しはじめると、乗員用シートが受け部を乗り上げてシート支持部材から離脱するようにした。
また、乗員用シートは、乗員を乗せたまま離脱するため、乗員用シートが地面に着地するときには、乗員と地面との間に乗員用シートを介在させることが期待できる。
請求項2に係る発明では、乗員用シートが車体から離脱したときに、乗員用シートの後部に内蔵した衝撃吸収部材を展開するので、乗員用シートと衝撃吸収部材によって乗員を覆うことができる。すなわち、乗員と地面等との間に衝撃吸収部材を介在させることができる。
請求項3に係る発明では、衝撃吸収部材は、エアバッグであるので、乗員用シートとエアバッグによって乗員を覆うことができる。すなわち、乗員と地面等との間にエアバッグを介在させることができる。
請求項4に係る発明では、転倒検知は、車体の傾斜角度、シート荷重、又はステップ荷重の少なくとも1つを検出することによって、車体の傾斜と乗員の状態を車体に設けられている制御部で判定するので、車両の転倒検知を確実に実施することができる。確実な転倒検知の実施により、車両の転倒時に乗員用シートを車体から確実に離脱させることができる。
請求項5に係る発明では、シートベルト検知部は、乗員がシートベルト未着用であることを検知したとき、車体に設けられる警告通知部に信号を送り、前記警告通知部は前記乗員に対してシートベルト着用警告を発するので、乗員に確実なシートベルトの装着を促すことができる。
自動二輪車の左側面図である。 乗員用シートと車体フレームの分解図である。 シートベルトの構造を説明する図である。 ステップの構造を説明する図である。 ステップの作用を説明する図である。 ステップ荷重検知機構の構造を説明する図である。 乗員用シートの離脱から着地までの作用を説明する図である。 シートロックが解放されるまでのフロー図である。 図2の変更実施例を示す図である。 衝撃吸収部材のスライド展開の作用を説明する図である。 衝撃吸収部材が展開されるまでのフロー図である。 図2の更なる変更実施例を示す図である。 衝撃吸収部材の回転展開の作用を説明する図である。 図2の更々なる変更実施例を示す図である。 エアバッグの膨張展開の作用を説明する図である。 別の乗員拘束装置と車体フレームの分解図である。 爪部材の構造を説明する図である。 別の乗員用シートと爪部材の作用を説明する図である。 図18の変更実施例を示す図である。 図18の更なる変更実施例を示す図である。 別の離脱機構の構成を説明する図である。 別の離脱機構を備えた乗員用シートが離脱して着地するまでの作用を説明する図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。また、前後、左右はシートに座った乗員を基準に定める。
先ず、本発明の実施例1を図面に基づいて説明する。
図1に示されるように、自動二輪車10は、車体フレーム11のヘッドパイプ12にフロントフォーク13を操舵可能に備え、このフロントフォーク13の下端に前輪14を回転自在に備え、フロントフォーク13の上端にステアリングハンドル15を備え、車体フレーム11の後部から下げたピボットプレート16にスイングアーム17を上下揺動可能に備え、ピボットプレート16にステップ18(詳細後述)を備え、スイングアーム17の後端に後輪19を回転自在に備え、車体フレーム11の下方にエンジン21を配置し、このエンジン21によりチェーン22を介して後輪19を駆動するようにし、ヘッドパイプ12を覆っているフロントカウル23の上部にメータパネル24を備え、車体フレーム11の後部上側からシートレール25を後方へ延ばし、このシートレール25上に車両転倒時に車体フレーム11から離脱可能である乗員拘束装置30を備えている車両である。
この乗員拘束装置30は、乗員が座る乗員用シート31(詳細後述)と、この乗員用シート31に設けられ乗員を固定するシートベルト32(詳細後述)とを備えている。乗員用シート31と車体フレーム11の組立構造を次図で説明する。
図2に示されるように、乗員用シート31は、底板33と、この底板33に載せられるクッション34と、このクッション34を覆うように底板33に取付けられる表皮35とからなる。また、乗員用シート31の上面には、乗員が着座する着座部36と、乗員の腰部が接する腰受け部37とが形成されている。
また、底板33の前端部には、前方へ延びているフック38が取付けられ、底板33の中間部には、着座部36に座った乗員の荷重を検出するシート荷重検知部39が取付けられている。さらに、底板33の後部に、自動二輪車(図1の符号10)の転倒時に乗員と共に右のシートレール25から離脱可能とする離脱機構40(詳細後述)を備えている。
この離脱機構40は、底板33から上方へ凹んだ凹み部41と、この凹み部41から下方へ延ばされ下端が底板33よりも上方に配置されると共に後述するシートロック部に着脱可能に取付けられるロックピン42とで構成される。
一方、右のシートレール25には、乗員用シート31の底板33が載るシート支持部材47が設けられている。このシート支持部材47の前端部には、乗員用シート31のフック38が挿入されるセットステイ48が設けられ、シート支持部材47の中間部には、シート荷重検知部39から延ばした雄端子49に嵌合する雌端子51が取付けられ、シート支持部材47の後端部には、離脱機構40のロックピン42が着脱可能に連結される周知のシートロック部52が設けられている。
また、シート支持部材47には、シートロック部52にワイヤ53を介して連結されているシリンダ錠54及びアクチュエータ55と、雄端子49及び雌端子51を介してシート荷重検知部39の信号を受け取ると共にアクチュエータ55に動作指令を出す制御部56とが設けられている。
すなわち、乗員用シート31と右のシートレール25は、フック38をセットステイ48に挿入させ、雄端子49をシート支持部材47の開口57を通して雌端子51に嵌合させ、ロックピン42をシートロック部52に連結させることで、組立てられる。
車両が走行中に転倒したとき、バンク角検知部(詳細後述)から制御部56に信号が送信され、制御部56はアクチュエータ55に動作指令を出す。アクチュエータ55がワイヤ53を前側へ引くと同時にシリンダ錠54を前側へ回転させるので、シートロック部52による離脱機構40のロックが解除される。なお、車両停車時にシリンダ錠54を手動で回しても、シートロック部52による離脱機構40のロックは解除される。
また、雄端子49及び雌端子51は、乗員用シート31がシート支持部材47から離脱するときに簡単に外れる構造の端子である。次に乗員用シートとシートベルトの構造を説明する。
図3において、(a)に示されるように、シートベルト32は、乗員用シート31の左側の内部に設けられている巻取り機構58と、この巻取り機構58から乗員用シート31の上方を経由して乗員用シート31の右側に延ばされている腰ウェビング59と、この腰ウェビング59の先端に設けられているタング61と、このタング61が着脱可能に連結され乗員用シート31の右側に取付けられているバックル62とで構成される。
バックル62の側面には、接触式のシートベルト検知部63が取付けられている。バックル62にタング61が完全に装着されると、タング61はシートベルト検知部63の検出片を押すので、シートベルト検知部63でタング61とバックル62の連結状態を検知することができる。
なお、バックル62に対するタング61の装着が不完全であるときには、シートベルト検知部63はタング61とバックル62の未連結状態を検知する。
シートベルト検知部63は、雄端子64を介して右のシートレール25に取付けた雌端子65に接続されている。雄端子64は、自動二輪車(図1の符号10)の転倒時に乗員用シート31がシートレール25、25から離脱するときに、雌端子65から簡単に外れる構造の端子である。
加えて、雌端子65は制御部56に接続され、この制御部56はメータパネル24に接続されている。シートベルト検知部63がタング61とバックル62の未連結状態を検知すると、シートベルト検知部63は、制御部56に信号を送り、制御部56は、メータパネル24に信号を送る。したがって、シートベルト未着用の警告がメータパネル24に表示される。
すなわち、(b)に示されるように、シートベルト32に設けられるタング61は、乗員用シート31に備えるバックル62に着脱可能に連結され、このバックル62の側面67に接触式のcが設けられ、このシートベルト検知部63は、乗員がシートベルト未着用であることを検知したとき、車体に設けられるメータパネル24に信号を送り、メータパネル24は乗員に対してシートベルト着用警告を表示する。
シートベルト着用警告の表示により、乗員に確実なシートベルトの装着を促すことができる。43はシートベルト検知部の検出片であり、シートベルト検知部63は、検出片43がタング61に押されているときにONとなる。次にステップの構造を説明する。
図4において、(a)に示されるように、左のステップ18に乗員の左足27が載っている。左のステップ18は、ピボットプレート16に設けられている支持部材73と、この支持部材73に回転可能に取付けられている回転部72(詳細後述)と、この回転部72に取付けられ乗員の左足27を載せる足乗せ部71と、この足乗せ部71から下方へ延ばされ地面に接触する接触端69を有する左のバンク角検出部材68と、足乗せ部71からピボットプレート16に接触するように延ばされ左のステップ18の回転を規制するストッパ74とを備える。
加えて、ピボットプレート16には、ステップ荷重を検知するステップ荷重検知機構171(詳細後述)が取付けられている。
(b)に示されるように、回転部72は、支持部材73を挟むフォーク部75を有し左側へ延ばして足乗せ部71が取付けられていると共に連結部79を備える連結部材76と、連結部材76及び支持部材73及びピボットプレート16に取付けた左のバンク角検知部77(詳細後述)に嵌められている軸78と、この軸78と連結部79を連結するピン81と、軸78と左のバンク角検知部77の連結部82を連結するピン83とからなる。なお、左のバンク角検知部77は、カバー84で囲われている。
左のバンク角検知部77は、自動二輪車(図1の符号10)が左側方へ倒れ、左のバンク角検出部材68の接触端69が地面に当たることで、バンク角を検出する。また、左のバンク角検知部77で検出されたバンク角は、制御部56へ送信される。次に左のステップ18の作用を説明する。
図5において、(a)に示されるように、自動二輪車10は、バンク角θ1を保った状態で運転され、左のバンク角検出部材68の接触端69が地面87に接触している。バンク角θ1は、自動二輪車10の車両中心線86と地面87との間の角度である。
自動二輪車10が矢印(1)のように更に傾くと、(b)に示されるように、左のバンク角検出部材68の接触端69が想像線の位置から矢印(2)のように移動する。このときの左のステップ18の回転角度をθ2とすれば、この回転角度θ2は、左のバンク角検出部材68の接触端69が地面87に接触した後の左のステップ18の角度変化を示す。また、回転角度θ2は、左のバンク角検知部77で検出される。
すなわち、自動二輪車10では、回転角度θ2を設定し、左のバンク角検知部77で回転角度θ2を超える角度を検出したら、制御部(図4の符号56)で自動二輪車10が転倒し得る角度に達したと判定するようにしている。次にステップ荷重検知機構171の構造を説明する。
図6において、(a)に示されるように、ステップ荷重検知機構171は、ピボットプレート16に取付けられているケース172と、ピボットプレート16に車幅方向(図左右方向)に移動可能に取付けられているステップ荷重検知部173(詳細後述)と、このステップ荷重検知部173とケース172内面との間に設けられステップ荷重検知部173に押出し作用を与える圧縮ばね174とで構成される。
ステップ荷重検知部173は、上側にガイドレール175を備え、下側にガイドレール176を備えている。ガイドレール175は、ピボットプレート16のガイド溝177に嵌り、ガイドレール176は、ピボットプレート16のガイド溝178に嵌っているので、ステップ荷重検知部173は車幅方向に移動することができる。
左のステップ18に乗員の左足27が載っているので、ステップ荷重検知部173の検出片179がストッパ74に押されていると同時に、ステップ荷重検知部173が圧縮ばね174を圧縮している。このときの検出片179の突出長さはL1であり、ステップ荷重検知部173はON状態である。また、ステップ荷重検知部173は、制御部56に接続されているので、ステップ荷重検知部173のON信号を制御部56へ送ることができる。
左足27が足乗せ部71から完全に離れると、圧縮ばね174はステップ荷重検知部173を介してストッパ74を左へ押すので、(b)に示されるように、足乗せ部71、左のバンク角検出部材68、連結部材76、軸78が反時計方向へ回転する。このときの検出片179の突出長さはL1+αであり、ステップ荷重検知部173はOFF状態となる。
すなわち、自動二輪車(図1の符号10)では、例えば車両が転倒し始めたとき、左のステップ18から乗員の左足27が離れたことを、ステップ荷重検知部173のOFF状態として検知することができる。ステップ荷重検知部173のOFF信号が制御部56に送られることにより、制御部56で自動二輪車10が転倒し得る角度に達したと判定するようにしている。
以上に述べた乗員拘束装置30の作用を次に述べる。
図7において、自動二輪車(図1の符号10)が左側方へ倒れているとき、(a)に示されるように、制御部56の指令でアクチュエータ55が作動してワイヤ53が前側へ引かれることにより、シートロック部52が離脱機構40との連結を解除するので、乗員用シート31は、乗員85を乗せたままシート支持部材47から矢印(3)のように左側方へ離脱する。
(b)において、乗員85は乗員用シート31に乗ったまま地面87に着地しているので、乗員85の腰部92及び大腿部93は乗員用シート31に覆われる。
乗員用シート31は、車両の転倒時に乗員85と共にシート支持部材47から離脱可能とする離脱機構40を備えているので、車両転倒時に乗員用シート31をシート支持部材47から円滑に離脱させることができる。したがって、転倒時に乗員85をシート支持部材47(車体)から円滑に離脱させることができる自動二輪車用の乗員拘束装置30を提供することができる。
また、乗員用シート31は、乗員85を乗せたまま離脱するため、乗員用シート31が地面87に着地するときには、乗員85と地面87との間に乗員用シート31を介在させることが期待できる。次に自動二輪車の転倒時にシートロックが開放されるまでのフローを説明する。
図8に示されるように、ステップ番号(以下STと記す。)01において、シートベルト検知部がONか否かを確認し、YESならST03に進み、NOならST02に進む。具体的には図3(b)に示すように、バックル62にタング61が完全に装着されているか否かを接触式のシートベルト検知部63で確認する。
ST02において、アラームを発令する。具体的には図3(a)に示すように、メータパネル24に乗員に対するシートベルト着用警告が表示される。
ST03において、バンク角検知部がONか否かを確認し、YESならST05に進み、NOならST04に進む。具体的には図5(b)に示すように、左のステップ18の回転角度を左のバンク角検知部77で検出する。
ST04において、シート荷重検知部がOFFか否かを確認し、YESならST05に進み、NOならST03に戻る。ST04では、バンク角が転倒と判断される所定角度まで検出されなかったとしても、シート荷重検知で運転者が車両から離れる方向に移動したと判断するようにシート荷重検知部(図2の符号39)がOFF状態を検出する。
ST05において、シートロックを解放する。具体的には図7(a)に示すように、アクチュエータ55の動作によりシートロック部52が離脱機構40との連結を解除する。
なお、ST04で実施される、シート荷重検知部がOFFか否かの確認は、ステップ荷重検知部(図6の符号173)がOFFか否かを確認することに代えてもよい。
図7(a)において、離脱機構40は、車両の転倒検知によりシート支持部材47から離脱され、転倒検知は、車体の傾斜角度、シート荷重、又はステップ荷重の少なくとも1つを検出することによって、車体の傾斜と乗員85の状態を車体に設けられている制御部56で判定する。車体の傾斜角度は、バンク角検知部(図4の符号77)で検出され、シート荷重は、シート荷重検知部39で検出され、ステップ荷重は、ステップ荷重検知部(図6の符号173)で検出される。
制御部56で車体の傾斜及び乗員85の状態を判定するので、車両の転倒検知を確実に実施することができる。確実な転倒検知の実施により、車両の転倒時に乗員用シート31をシート支持部材47から確実に離脱させることができる。
これまでに説明した乗員用シートは、車体から離脱した後、地面に着地して乗員の腰部及び大腿部を覆った。乗員の腰部及び大腿部に加えて、背部も覆うことができればなおよい。乗員の背部も覆うことができる乗員用シートを次の実施例2で説明する。
次に、本発明の実施例2を図面に基づいて説明する。
図9において、図2と共通の構造は符号を流用して説明を省略する。乗員用シート31Bは、後部に衝撃吸収部材94を内蔵し、この衝撃吸収部材94は、乗員用シート31Bが右のシートレール25に連結されているシート支持部材47から離脱したときに、スライド展開する。次に衝撃吸収部材94の展開装置を説明する。
展開装置95は、底板33に設けられ瞬時にガスを発生させることで衝撃吸収部材94の展開動力源の役目を果たすインフレータ96と、このインフレータ96に配管97を介して接続され上下方向に延びているシリンダ98と、このシリンダ98に内蔵されているピストン99と、このピストン99から延ばされ先端に衝撃吸収部材94を備えるピストンロッド101とで構成される。
シート支持部材47には、インフレータ96の雄端子102が嵌合する雌端子103が取付けられ、この雌端子103は制御部56に接続されている。雌端子103及び雄端子102は、乗員用シート31Bがシート支持部材47から離脱するときに簡単に外れる構造の端子である。
車両転倒時に、制御部56から雌端子103及び雄端子102を介してインフレータ96に指令が出されると、インフレータ96は瞬時にガスを発生する。このガスが配管97を通ってシリンダ98内の下室に流れ込むことで、ピストン99及びピストンロッド101が上方へ押し出されると共に衝撃吸収部材94が乗員用シート31Bの上方へ押し出される。次に衝撃吸収部材のスライド展開の作用を説明する。
図10において、(a)に示されるように、乗員用シート31Bは、車両転倒時に乗員85を乗せたままシート支持部材47から離脱し、矢印(4)のように左側方へ移動している。このとき、制御部56からインフレータ96へ展開指令が出されると、衝撃吸収部材94は矢印(5)のように上方へスライド展開する。
(b)において、乗員85は乗員用シート31Bに乗ったまま地面87に着地しているので、乗員85の腰部92及び大腿部93が覆われる。また、衝撃吸収部材94により、乗員85の背部104も覆われる。
乗員拘束装置30Bでは、乗員用シート31Bがシート支持部材47から離脱したときに、乗員用シート31Bの後部に内蔵した衝撃吸収部材94をスライド展開するので、乗員用シート31Bと衝撃吸収部材94によって乗員85を覆うことができる。すなわち、乗員85と地面87等との間に乗員用シート31Bを介在させると共に衝撃吸収部材94を介在させることができる。次に自動二輪車の転倒時に衝撃吸収部材が展開されるまでのフローを説明する。
図11に示されるように、ST11において、シートベルト検知部がONか否かを確認し、YESならST13に進み、NOならST12に進む。具体的には図3(b)に示すように、バックル62にタング61が完全に装着されているか否かを接触式のシートベルト検知部63で確認する。
ST12において、アラームを発令する。具体的には図3(a)に示すように、メータパネル24に乗員に対するシートベルト着用警告が表示される。
ST13において、バンク角検知部がONか否かを確認し、YESならST15に進み、NOならST14に進む。具体的には図5(b)に示すように、左のステップ18の回転角度を左のバンク角検知部77で検出する。
ST14において、シート荷重検知部がOFFか否かを確認し、YESならST15に進み、NOならST13に戻る。ST14では、バンク角が転倒と判断される所定角度まで検出されなかったとしても、シート荷重検知で運転者が車両から離れる方向に移動したと判断するようにシート荷重検知部(図2の符号39)がOFF状態を検出する。
ST15において、シートロックを解放する。具体的には図7(a)に示すように、アクチュエータ55の動作によりシートロック部52が離脱機構40との連結を解除する。
ST16において、衝撃吸収部材を展開させる。具体的には図10(a)に示すように、制御部56からインフレータ96へ展開指令が出されることによって、衝撃吸収部材94が矢印(5)のように上方へスライド展開される。
なお、ST14で実施される、シート荷重検知部がOFFか否かの確認は、ステップ荷重検知部(図6の符号173)がOFFか否かを確認することに代えてもよい。
ところで、実施例2の乗員用シートは、車体から離脱した後に衝撃吸収部材をスライド展開するように構成したが、衝撃吸収部材の展開方式はスライド以外であってもよい。衝撃吸収部材を回転展開する例を次の実施例3で説明する。
次に、本発明の実施例3を図面に基づいて説明する。
図12において、図2と共通の構造は符号を流用して説明を省略する。乗員用シート31Cは、後部に衝撃吸収部材105を内蔵し、この衝撃吸収部材105は、乗員用シート31Cがシート支持部材47から離脱したときに、回転展開する。衝撃吸収部材105は、乗員用シート31Cにピン106で回転可能に留められている。次に衝撃吸収部材105の展開装置を説明する。
展開装置107は、衝撃吸収部材105の展開動力源であるインフレータ108と、配管109と、シリンダ111と、ピストン112と、ピストンロッド113と、このピストンロッド113と衝撃吸収部材105とを繋ぐリンク114とで構成される。
シート支持部材47には、インフレータ108の雄端子115が嵌合する雌端子116が取付けられ、この雌端子116は制御部56に接続されている。雌端子116及び雄端子115は、乗員用シート31Cがシート支持部材47から離脱するときに簡単に外れる構造の端子である。
車両転倒時に、制御部56からインフレータ108に指令が出されると、インフレータ108は瞬時にガスを発生し、このガスはシリンダ111内の下室へ流れ込む。ガスによってピストン112、ピストンロッド113、リンク114が上方に押されるので、衝撃吸収部材105がピン106を回転中心として上方へ回転する。次に衝撃吸収部材の回転展開の作用を説明する。
図13において、(a)に示されるように、乗員用シート31Cは、車両転倒時に乗員85を乗せたままシート支持部材47から離脱し、矢印(6)のように左側方へ移動している。このとき、制御部56からインフレータ108へ展開指令が出されると、衝撃吸収部材105は矢印(7)のように上方へ回転展開する。
(b)において、乗員85は乗員用シート31Cに乗ったまま地面87に着地しているので、乗員85の腰部92及び大腿部93が覆われる。また、衝撃吸収部材105により、乗員85の背部104も覆われる。
乗員拘束装置30Cでは、乗員用シート31Cがシート支持部材47から離脱したときに、乗員用シート31Cの後部に内蔵した衝撃吸収部材105を回転展開するので、乗員用シート31Cと衝撃吸収部材105によって乗員85を覆うことができる。すなわち、乗員85と地面87等との間に乗員用シート31Cを介在させると共に衝撃吸収部材105を介在させることができる。
実施例2及び実施例3では、乗員用シートに衝撃吸収部材を内蔵したが、この衝撃吸収部材はエアバッグであってもよい。エアバッグを内蔵した乗員用シートを次の実施例4で説明する。
次に、本発明の実施例4を図面に基づいて説明する。
図14において、図2と共通の構造は符号を流用して説明を省略する。乗員用シート31Dは、後部に衝撃吸収部材を備え、この衝撃吸収部材は、エアバッグ117である。次に折り畳まれたエアバッグ117を備えるエアバッグモジュールの構成を説明する。
エアバッグモジュール118は、乗員用シート31Dの内部のクッション34に接している収納箱119と、この収納箱119の底部に取付けられているインフレータ121と、このインフレータ121を覆うように収納箱119の底部に取付けられていると共に折り畳まれているエアバッグ117と、収納箱119に連結され内部のエアバッグ117を覆っているリッド122とからなる。
リッド122の前側内面には、エアバッグ117が膨張展開したときに破断する切欠き部123が形成されている。また、リッド122の後側内面には、エアバッグ117の膨張展開によってリッド122が開放されたときにヒンジの役割を果たす連結部124が形成されている。
シート支持部材47には、インフレータ121の雄端子125が嵌合する雌端子126が取付けられ、この雌端子126は制御部56に接続されている。雌端子126及び雄端子125は、乗員用シート31Dがシート支持部材47から離脱するときに簡単に外れる構造の端子である。次にエアバッグの膨張展開の作用を説明する。
図15において、(a)に示されるように、乗員用シート31Dは、車両転倒時に乗員85を乗せたままシート支持部材47から離脱し、矢印(8)のように左側方へ移動している。このとき、制御部56からインフレータ121へ展開指令が出されると、エアバッグ117は矢印(9)のように上方へ膨張展開する。
(b)において、乗員85は乗員用シート31Dに乗ったまま地面87に着地しているので、乗員85の腰部92及び大腿部93が覆われる。また、膨張展開したエアバッグ117により、乗員85の背部104も覆われる。すなわち、乗員85と地面87等との間に乗員用シート31Dを介在させると共にエアバッグ117を介在させることができる。
これまでに説明した乗員拘束装置では、車両転倒時に乗員用シートを車体から側方へ離脱させる構造を説明してきたが、車両が前面で衝突したときには、乗員用シートが前方へ離脱する可能性もある。車両の前面衝突時に乗員用シートが前方へ離脱することを防ぐ例を次の実施例5で説明する。
次に、本発明の実施例5を図面に基づいて説明する。
図16において、図2と共通の構造は符号を流用して説明を省略する。乗員用シート131は、底板33と、クッション34と、表皮35とからなり、底板33の前部に、自動二輪車(図1の符号10)の転倒時に乗員と共に右のシートレール25から離脱可能とする離脱機構140を備えている。
なお、離脱機構140の構造は、離脱機構40(図2参照)と同様であるため、説明を省略する。
また、底板33の後部には、自動二輪車が前面で衝突した時に、後述する爪部材に当てる当て部147が設けられている。当て部147は、前側に設けられ上端148よりも下端149が前側に配置される傾斜部材151と、この傾斜部材151よりも後側に設けられ上端152よりも下端153が前側に配置される傾斜部材154と、傾斜部材154及び傾斜部材151を繋いでいる上側部材155と、傾斜部材154に接続され爪部材の形状に沿って形成される当て部材143とで構成される。
一方、右のシートレール25には、乗員用シート131の底板33が載るシート支持部材156が設けられ、このシート支持部材156の前部には、離脱機構140のロックピン142が着脱可能に連結される周知のシートロック部157が設けられている。
また、シート支持部材156には、シートロック部157にワイヤ158を介して連結されているシリンダ錠159及びアクチュエータ161と、雄端子49及び雌端子51を介してシート荷重検知部39の信号を受け取ると共にアクチュエータ161に動作指令を出す制御部162とが設けられている。
加えて、シート支持部材156の後部には、乗員用シート131の後部に備えた当て部147が当たる爪部材163(詳細後述)が設けられている。
すなわち、乗員用シート131と右のシートレール25は、フック38をセットステイ48に挿入させ、ロックピン142をシート支持部材156の開口164を通してシートロック部157に連結させ、雄端子49をシート支持部材156の開口165を通して雌端子51に嵌合させ、当て部147の内部に爪部材163を配置させることで、組立てられる。
なお、当て部147の当て部材143の表面形状と、爪部材163の受け面166の形状とは、一致するように形成させる。次に爪部材163の詳細構造を説明する。
図17において、(a)に示されるように、爪部材163は、シート支持部材156から後方に曲げて形成されている。また、後方に向かうほど車幅方向(図左右方向)の幅寸法が小さくなるように形成されている。
(b)に示されるように、爪部材163は、平面視にて台形に形成されている。乗員用シート(図16の符号131)の当て部(図16の符号147)の内面167を想像線で示すと、当て部の内面167に爪部材163の左側面168及び右側面169が接触していないので、接触しているときに比べて、乗員用シートが左又は右へ離脱しやすくなる。次に自動二輪車(図1の符号10)が前面衝突し、車両が側方へ転倒するときに、乗員用シートが車体から離脱する作用を説明する。
図18において、シートロックは解放されているものとして説明する。
(a)において、自動二輪車(図1の符号10)が前面衝突したとき、乗員用シート131が矢印(10)のように前方へ移動すると、(b)に示されるように、当て部147の当て部材143が爪部材163の受け面166に当たる。
乗員用シート131の底板33には、シート支持部材156上の爪部材163に当たる当て部147が設けられている。当て部147の当て部材143が爪部材163の受け面166に当たることで、乗員用シート131の前方への離脱を規制できる。
次に車両が側方へ転倒し始めると、(c)に示されるように、乗員用シート131は、爪部材163を乗り上げて、シート支持部材156から離脱し始める。
なお、実施例5では、図16に示されるように、乗員用シート131の底板33の前部にのみ離脱機構140を設けたが、底板33の前部及び後部の各々に離脱機構140を設けてもよい。
実施例5では、乗員用シート131が前方へ離脱することを規制する手段として、当て部147と爪部材163を用いたが、次の実施例6では、別の規制手段を説明する。
次に、本発明の実施例6を図面に基づいて説明する。
図19において、図18と共通の構造は符号を流用して説明を省略する。(a)に示されるように、乗員拘束装置190では、乗員用シート191の底板33の後部に当て部192が設けられている。
当て部192は、傾斜部材151と、この傾斜部材151よりも後側に設けられ上端193よりも下端194が前側に配置される傾斜部材195と、上側部材155と、この上側部材155から下方へ延ばされ更に車幅方向に延ばされている棒状の当て部材196とで構成される。
一方、シート支持部材156には、後方へ曲げて形成されると共に、当て部材196の前方への移動を規制する棒状部材197が設けられている。
自動二輪車(図1の符号10)が前面衝突したとき、シートロックが解放されていると、乗員用シート191は矢印(11)のように前方へ移動する。その結果、(b)に示されるように、当て部192の当て部材196がシート支持部材156上の棒状部材197に当たる。
乗員用シート191の底板33には、シート支持部材156上の棒状部材197に当たる当て部材196が設けられている。当て部材196が棒状部材197に当たることで、乗員用シート191の前方への離脱を規制できる。
次に車両が側方へ転倒し始めると、(c)に示されるように、乗員用シート191は、棒状部材197を乗り上げて、シート支持部材156から離脱し始める。
実施例6では、乗員用シート191が前方へ離脱することを規制する手段として、当て部材196と棒状部材197を用いたが、次の実施例7では、更に別の規制手段を説明する。
次に、本発明の実施例7を図面に基づいて説明する。
図20において、図18と共通の構造は符号を流用して説明を省略する。(a)に示されるように、乗員拘束装置200では、乗員用シート201の底板33の後部に当て部202が設けられている。
当て部202は、傾斜部材151と、この傾斜部材151よりも後側に設けられ上端203よりも下端204が前側に配置される傾斜部材205と、上側部材155とで構成される。
一方、シート支持部材156には、上端206よりも下端207が前側に配置される傾斜部材208が設けられている。
自動二輪車(図1の符号10)が前面衝突したとき、シートロックが解放されていると、乗員用シート201は矢印(12)のように前方へ移動する。その結果、(b)に示されるように、当て部202の傾斜部材205がシート支持部材156上の傾斜部材208に当たる。
乗員用シート201の底板33には、シート支持部材156上の傾斜部材208に当たる傾斜部材205が設けられている。傾斜部材205が傾斜部材208に当たることで、乗員用シート201の前方への離脱を規制できる。
次に車両が側方へ転倒し始めると、(c)に示されるように、乗員用シート201は、傾斜部材208を乗り上げて、シート支持部材156から離脱し始める。
これまでに説明した乗員用シートでは、ロックピンが底板よりも高い位置に配置されていたが、乗員が乗員用シートと共に車体側から離脱して着地するとき、乗員用シートの着地が安定すれば、ロックピンは底板よりも低く配置されても構わない。その具体例を次の実施例8で説明する。
次に、本発明の実施例8を図面に基づいて説明する。
図21において、図2と共通の構造は符号を流用して説明を省略する。乗員用シート211は、底板33と、クッション34と、表皮35とからなり、底板33の後部に、自動二輪車(図1の符号10)の転倒時に乗員と共に右のシートレール25から離脱可能とする離脱機構220(詳細後述)を備えている。
離脱機構220は、底板33から上方に凹んでいる凹み部221と、この凹み部221に上下動自在に設けられシート支持部材47に設けた周知のシートロック部212に着脱可能に取付けられるロックピン222と、このロックピン222の両端部に取付けられているストッパ223、224と、これらのストッパ223、224とクッション34との間に取付けられている圧縮ばね225、226とで構成される。
ロックピン222に上向きの力が作用すると、ロックピン222が上昇するので、圧縮ばね225、226は圧縮状態となる。すなわち、ロックピン222に上向きの力が作用したとき、ロックピン222は底板33よりも下に突出することがない。次に乗員用シート211の作用を説明する。
図22において、図7と共通の構造は符号を流用して説明を省略する。
自動二輪車(図1の符号10)が左側方へ倒れているとき、(a)に示されるように、制御部56の指令でアクチュエータ55が作動してワイヤ53が前側へ引かれることにより、シートロック部212が離脱機構220との連結を解除するので、乗員用シート211は、乗員85を乗せたままシート支持部材47から矢印(13)のように左側方へ離脱する。
(b)において、乗員85は乗員用シート211に乗ったまま地面87に着地しているので、乗員85の腰部92及び大腿部93は乗員用シート211に覆われる。このとき、離脱機構220のロックピン222は、地面87に接触していると共にばね225、226を圧縮している。乗員用シート211が地面87に着地したとき、ロックピン222が底板33より下方に出っ張ることがないため、転倒後の特異な乗員動作を防ぐことができる。
尚、本発明に係る乗員拘束装置は、実施の形態では自動二輪車に適用したが、バギー、ジープ等の三輪車や四輪車にも適用可能であり、一般の車両に適用することは差し支えない。
加えて、本発明に係る衝撃吸収部材の展開動力源は、実施の形態ではインフレータを適用したが、シリンダの内底面とピストンの下面との間に圧縮ばねを設ける構造を適用してもよい。この圧縮ばねを用いる構造では、乗員用シートの離脱前は、圧縮ばねが圧縮状態であり、乗員用シートの離脱後は、圧縮ばねを押さえていたストッパが外れるので、圧縮ばねの伸び作用によってピストンが上昇する。その結果、衝撃吸収部材が上方へ展開することになる。
また、本発明に係るシート荷重は、実施の形態では乗員用シートの底板に設けたシート荷重検知部で検知させたが、このシート荷重検知部をシート支持部材(車体側)に設けてシート荷重を検知させてもよい。シート荷重検知部をシート支持部材(車体側)に設けたとき、実施の形態で説明した雄端子及び雌端子は不要となる。
さらに、本発明に係るシートベルト検知部は、実施の形態では接触式を適用したが、非接触式を適用してもよい。
また、本発明に係る警告通知部は、実施の形態ではメータパネルに警告表示させる方式を採用したが、警告音を鳴らす方式を採用してもよい。
本発明の乗員拘束装置は、自動二輪車に好適である。
10…自動二輪車、11…車体フレーム(車体)、24…メータパネル(警告通知部)、25…シートレール(車体)、30、30B、30C、30D…乗員拘束装置、31、31B、31C、31D…乗員用シート、32…シートベルト、39…シート荷重検知部、40…離脱機構、47…シート支持部材(車体)、56…制御部、61…タング、62…バックル、63…シートベルト検知部、68…バンク角検出部材、77…バンク角検知部、85…乗員、94、105…衝撃吸収部材、117…エアバッグ、173…ステップ荷重検知部。

Claims (5)

  1. 車体に設けられ乗員が座る乗員用シート(31)と、この乗員用シート(31)に設けられ乗員を固定するシートベルト(32)とを備えている自動二輪車用の乗員拘束装置(30)において、
    前記乗員用シート(31)は、車両の転倒時に前記乗員と共に前記車体から離脱可能とする離脱機構(40)を備え、
    前記離脱機構(40)と共に、シート底板(33)には当て部を備え、車体側にはシート支持部材に形成され、前記当て部に当たる受け部とを備え、
    乗員用シート(31)が車体前方に移動すると前記当て部が前記受け部に当たることでシート前方への離脱を規制し、かつ、車両が側方に転倒しはじめると、乗員用シートが前記受け部を乗り上げて前記シート支持部材から離脱する、
    ようにしたことを特徴とする自動二輪車用の乗員拘束装置。
  2. 前記乗員用シート(31)は、後部に衝撃吸収部材(105)を内蔵し、この衝撃吸収部材(105)は、前記乗員用シート(31)が前記車体から離脱したときに、展開することを特徴とする請求項1記載の自動二輪車用の乗員拘束装置。
  3. 前記衝撃吸収部材(105)は、エアバッグであることを特徴とする請求項2記載の自動二輪車用の乗員拘束装置。
  4. 前記離脱機構(40)は、前記車両の転倒検知により前記車体から離脱され、前記転倒検知は、前記車体の傾斜角度、シート荷重、又はステップ荷重の少なくとも1つを検出することによって、前記車体の傾斜と前記乗員の状態を前記車体に設けられている制御部(162)で判定することを特徴とする請求項1記載の自動二輪車用の乗員拘束装置。
  5. 前記シートベルト(32)に設けられるタング(61)は、前記乗員用シートに備えるバックル(62)に着脱可能に連結され、このバックル(62)にシートベルト検知部(63)が設けられ、このシートベルト検知部(63)は、前記乗員がシートベルト未着用であることを検知したとき、前記車体に設けられる警告通知部(24)に信号を送り、前記警告通知部(24)は前記乗員にシートベルト着用警告を発することを特徴とする請求項1記載の自動二輪車用の乗員拘束装置。
JP2009213113A 2009-09-15 2009-09-15 自動二輪車用の乗員拘束装置 Expired - Fee Related JP5439098B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009213113A JP5439098B2 (ja) 2009-09-15 2009-09-15 自動二輪車用の乗員拘束装置
EP10176195A EP2298594B1 (en) 2009-09-15 2010-09-10 Occupant restraining apparatus for a motorcycle
AT10176195T ATE533664T1 (de) 2009-09-15 2010-09-10 Insassen-rückhaltevorrichtung für ein motorrad
US12/879,120 US20110062690A1 (en) 2009-09-15 2010-09-10 Occupant restraining apparatus for a motorcycle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009213113A JP5439098B2 (ja) 2009-09-15 2009-09-15 自動二輪車用の乗員拘束装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011063054A JP2011063054A (ja) 2011-03-31
JP5439098B2 true JP5439098B2 (ja) 2014-03-12

Family

ID=42941999

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009213113A Expired - Fee Related JP5439098B2 (ja) 2009-09-15 2009-09-15 自動二輪車用の乗員拘束装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20110062690A1 (ja)
EP (1) EP2298594B1 (ja)
JP (1) JP5439098B2 (ja)
AT (1) ATE533664T1 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102012203640A1 (de) * 2012-03-08 2013-09-12 Robert Bosch Gmbh Verfahren zum Lösen einer Rückhalteeinrichtung für einen Aufsaßen auf einem Fahrzeug und ein diesbezügliches Fahrzeug
US8783722B1 (en) * 2013-01-02 2014-07-22 Gerald F. Gallo Self-releasing vehicular harness
ES2680345T3 (es) * 2013-02-21 2018-09-06 Andras FENYVES Sistema de protección contra impactos
DE102013214298B4 (de) * 2013-07-22 2022-08-25 Robert Bosch Gmbh Rückhaltevorrichtung für einen Aufsassen eines Fahrzeugs, Verfahren zum Verwenden einer derartigen Rückhaltevorrichtung, Bekleidungsstück für einen Aufsassen eines Fahrzeugs und Sicherheitssystem zum lösbaren Anbinden eines Aufsassen an ein Fahrzeug
WO2015016951A1 (en) * 2013-08-02 2015-02-05 Day Roy Edward Jr Motor scooter wheelchair caddy
TWI613111B (zh) * 2013-11-29 2018-02-01 睿能創意公司 可收合腳踏板
KR101690754B1 (ko) * 2015-04-23 2016-12-28 삼성중공업 주식회사 에어백
DE102016209859A1 (de) * 2016-06-06 2017-12-07 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Trittbrettanordnung für ein Motorrad
JP6944111B2 (ja) * 2016-11-18 2021-10-06 テイ・エス テック株式会社 シート装置
JP7237593B2 (ja) * 2016-12-01 2023-03-13 ヤマハ発動機株式会社 傾斜車両
US11124177B2 (en) 2017-01-31 2021-09-21 Bombardier Recreational Products Inc. Electronic stability system for a vehicle having a straddle seat
WO2020191063A1 (en) 2019-03-18 2020-09-24 Fenyves Andras Airbag system and related methods of inflating an airbag
SG10201907758XA (en) * 2019-08-22 2021-03-30 Green 5 Holding Pte Ltd A self-releasable safety belt
CA3110171C (en) 2020-02-24 2023-11-07 Kimpex Inc. Accessory mounting system for a vehicle and method for using the same
WO2021199333A1 (ja) * 2020-03-31 2021-10-07 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両
JPWO2023007592A1 (ja) * 2021-07-27 2023-02-02

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2641586A1 (de) * 1976-09-16 1978-03-23 Kreidler Werke Gmbh Motorrad mit sitzbank
US4299406A (en) * 1980-01-21 1981-11-10 Thomas Warren R Motorcycle safety system
JP3431237B2 (ja) * 1993-09-22 2003-07-28 本田技研工業株式会社 自動2輪車の車両ロック装置収納構造
US6034594A (en) * 1998-10-20 2000-03-07 Gray; William R. Motorcycle warning device
US6237710B1 (en) * 1998-10-26 2001-05-29 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Locking arrangement for motorcycle
US6305744B1 (en) * 1999-10-13 2001-10-23 Michel Martin Ejectable safety seat structure for recreational-type vehicles
US6354476B1 (en) * 2000-08-17 2002-03-12 Leslie K. Alderman Snap-on motorcycle luggage
JP4357789B2 (ja) 2002-03-26 2009-11-04 本田技研工業株式会社 自動二輪車
US7132934B2 (en) * 2004-03-26 2006-11-07 Allison Iii Robert D Ignition safety device and method therefor
JP4469645B2 (ja) * 2004-03-31 2010-05-26 本田技研工業株式会社 二輪車シミュレーション装置
JP4452541B2 (ja) * 2004-04-01 2010-04-21 本田技研工業株式会社 シミュレーション装置
JP4422532B2 (ja) * 2004-04-01 2010-02-24 本田技研工業株式会社 自転車シミュレーション装置
JP4469644B2 (ja) * 2004-03-31 2010-05-26 本田技研工業株式会社 自転車シミュレーション装置
CA2517822C (en) * 2004-09-06 2009-10-27 Honda Motor Co., Ltd. Seat mount structure for saddle ride vehicle
JP4458420B2 (ja) * 2004-09-29 2010-04-28 本田技研工業株式会社 乗員制止装置
US7556114B2 (en) * 2005-01-24 2009-07-07 Hanagan Michael W Motorcycle with interchangeable rear components
JP2006274869A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Yamaha Motor Co Ltd 鞍乗り型輸送機器用操縦制御装置
JP2007237883A (ja) * 2006-03-08 2007-09-20 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車
US20080300754A1 (en) * 2007-06-04 2008-12-04 Hsiu-Ping Lin Protecting systems for vehicles
TW200918371A (en) * 2007-10-31 2009-05-01 Hsiu-Ping Lin Wearable airbag protecting system and method

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011063054A (ja) 2011-03-31
ATE533664T1 (de) 2011-12-15
EP2298594B1 (en) 2011-11-16
EP2298594A1 (en) 2011-03-23
US20110062690A1 (en) 2011-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5439098B2 (ja) 自動二輪車用の乗員拘束装置
JP4357789B2 (ja) 自動二輪車
KR102518180B1 (ko) 차량용 에어백
US5366241A (en) Automobile air bag system
CN105358417B (zh) 碰撞保护系统
US7588264B2 (en) Airbag system and motorcycle with airbag system
JP4636935B2 (ja) エアバッグ装置、エアバッグ装置付鞍乗り型車両
CN101213117A (zh) 乘员约束装置
KR20200043122A (ko) 차량 테이블용 에어백
JP4129136B2 (ja) 自動二輪車
US7686328B2 (en) Motorcycle airbag system and motorcycle
JP4709153B2 (ja) 腰部拘束用エアバッグ装置及びこれを用いたシートクッション装置
US7566070B2 (en) Airbag system and motorcycle with airbag system
JP4603439B2 (ja) ロールオーバ保護装置
JP4791862B2 (ja) 車両のシート構造
JP2009154819A (ja) 低床式車両
JP2007069779A (ja) エアバッグ装置、エアバッグ装置付オートバイ
JP5399139B2 (ja) 鞍乗型車両のエアバッグ装置
JP2008222154A (ja) 乗員保護装置
JPWO2019207780A1 (ja) 鞍乗り型車両のエアバッグ装置
WO2006121383A1 (en) A front seat passenger air-bag
JP4606243B2 (ja) エアバッグ装置、エアバッグ装置付オートバイ
JP7381772B2 (ja) シート内蔵エアバッグ装置
JP2007276567A (ja) 乗員拘束装置及び車両用シート
JP2024013069A (ja) 車両のエアバッグ装置、鞍乗り型車両のエアバッグ装置、および、立ち乗り型車両のエアバッグ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120518

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130430

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130507

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130705

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131001

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131210

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees