JP5439079B2 - 電子管 - Google Patents

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Description

この発明は、電子管に関するものである。
特許文献1には、面板と側管との間を封止部材であるインジウムで封止した電子管が開示されている。
米国特許第6020684号明細書
電子管において所望の特性を得るためには、面板と側管との間の封止を確実に行うことが非常に重要となる。上記電子管においては、確実な封止を行うために、面板と側管との対向部である側管の端面に凹凸を形成する等によって、封止部材と側管端面との接触面積を大きくしている。そこで、本発明は、特に面板と側管との対向部に隣接する側面部において、より確実に封止された電子管を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明の第1側面に係る電子管は、ガラスからなる側管部と、前記側管部の一方の開口を塞いでおり、ガラスからなる板状部材と、を備える真空容器と、前記側管部の端面上に設けられた第1金属膜と、前記第1金属膜に対向配置され、前記板状部材の真空側の面における周縁部分上に設けられた第2金属膜と、前記端面に隣接する前記側管部の外壁面上、及び、前記周縁部分に隣接する前記板状部材の側面上の少なくとも一方に設けられた第3金属膜と、前記第1金属膜、前記第2金属膜及び前記第3金属膜に接触しながら前記側管部と前記板状部材との間を封止する、低融点金属からなる金属部材と、を備える。
本発明の第1側面に係る電子管では、第1金属膜と第2金属膜との間に加えて、第3金属膜上にも金属部材による封止領域が形成される。このため、金属部材によって側管部と板状部材との間を確実に封止できる。
また、前記側管部の前記外壁面が、前記板状部材の前記側面よりも外側又は内側に配置されており、前記第3金属膜が、前記側管部の前記外壁面、及び、前記板状部材の前記側面のうち内側に位置する面上に設けられていることが好ましい。
この場合、第3金属膜上に接触する金属部材を増やすことができる。よって、側管部と板状部材との間をより確実に封止できる。
前記周縁部分では、外側に向かうに連れて、前記端面を含む仮想平面と前記周縁部分との距離が大きくなることが好ましい。
この場合、端面と周縁部分との間により多くの金属部材を保持できるので、側管部と板状部材との間をより確実に封止できる。
前記第1金属膜、前記第2金属膜及び前記第3金属膜のうち少なくとも一つが、Cr膜と、前記Cr膜上のNi膜と、前記Ni膜上のAu膜と、を含むことが好ましい。また、前記第1金属膜、前記第2金属膜及び前記第3金属膜のうち少なくとも一つが、Cr膜と、前記Cr膜上のNi膜と、前記Ni膜上のCu膜と、を含むことも好ましい。
この場合、側管部および板状部材と金属部材とのなじみが良くなり、側管部と板状部材との間をより確実に封止できる。
前記側管部及び前記板状部材が合成石英からなることが好ましい。
この場合、合成石英に含まれる放射性不純物の含有量は少ないので、側管部及び板状部材から発生する放射線量が少なくなり、放射線検出時のノイズの発生を抑制することができる。
第1実施形態に係る電子管を模式的に示す一部破断斜視図である。 図1に示されるII−II線に沿った断面図である。 図1に示されるII−II線に沿った断面の一部を拡大した図である。 第1実施形態に係る電子管の平面図である。 図2の一部を拡大した図である。 第2実施形態に係る電子管の一部を示す縦断面図である。 第3実施形態に係る電子管の一部を示す縦断面図である。 第4実施形態に係る電子管の一部を示す縦断面図である。 第5実施形態に係る電子管の一部を示す縦断面図である。 第6実施形態に係る電子管の一部を示す縦断面図である。 第7実施形態に係る電子管の一部を示す縦断面図である。 第8実施形態に係る電子管の一部を示す縦断面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の参照番号を附し、重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る電子管を模式的に示す一部破断斜視図である。図2は、図1に示されるII−II線に沿った断面図である。図3は、図1に示されるII−II線に沿った断面の一部を拡大した図である。図4は、第1実施形態に係る電子管の平面図である。図5は、図2の一部を拡大した図である。図1〜図5に示されるように、電子管10は、内部を真空に保持する真空容器12と、真空容器12内に配置された突起部14と、突起部14上に配置された電子検出部としての電子検出器16と、電子検出器16に電気的に接続された第1導電膜27及び第2導電膜29とを備える。
真空容器12は、一方面12p上に光電面18が設けられた面板部12aと、側管部(バルブ)12bと、光電面18に対向配置されたステム部(ベース)12cとを備えることができる。面板部12aは、側管部12bの一方の開口を塞いでいる。ステム部12cは、側管部12bの他方の開口を塞いでいる。面板部12a、側管部12b及びステム部12cは、合成石英からなることが好ましい。この場合、合成石英に含まれる放射性不純物の含有量は少ないので、面板部12a、側管部12b及びステム部12cから発生する放射線量が少なくなり、放射線検出時のノイズの発生を抑制することができる。
面板部12aは、例えばドーム、半球殻、平板等の板状部材である。面板部12aの厚み方向における断面は、電子管10の管軸Ax上であって電子検出器16と光電面18との間の所定の位置Pを中心とする円弧に沿って延びていることが好ましい。この場合、光電面18の全体に亘って、光電面18と電子検出器16との距離が略一定になる。光電面18は、面板部12aの真空側に配置され、外部から面板部12aを通過して光電面18に到達した光を光電子に変換して、電子検出器16に向けて放出することができる。光電面18は、光電陰極として機能することができる。光電面18の電圧は例えば−8kVである。光電面18は、例えばK2CsSbといったバイアルカリ光電面である。
側管部12bは、例えば、面板部12aの外周部分12qに接続された一端13aと、ステム部12cの外周部分12rに接続された他端13bとを有する。側管部12bは、例えば円筒である。側管部12bの内壁面13eには、光電面18と電気的に接続された金属膜20が蒸着されていることが好ましい。これにより、電子収束のために好ましい電界を電子管10内に形成できる。金属膜20は、例えばアルミニウムからなる。光電子の収束が十分であれば、金属膜20は形成されなくてもよい。
ステム部12cは、例えば円盤等の板状部材である。ステム部12cには、複数の開口17が形成されていることが好ましい。複数の開口17のそれぞれには、封止体30を取り付けることができる。開口17の開口面は、例えば円形である。
封止体30は、開口17を封止するように、アルミニウムからなる接合部材32を介してステム部12cに接続された蓋部34を有することが好ましい。開口17の封止は、例えば400〜600℃の温度下で加圧されることによって実現されることが好ましい。接合部材32は例えばアルミニウムからなるリングである。蓋部34は、開口17において真空側にへこんだ凹部34aを有し、コバールからなることが好ましい。凹部34aは、蓋部34における開口17に対応する部分の表面積が、開口17の断面積よりも大きいことが好ましいので、真空側とは反対側(大気側)にへこんでいてもよい。凹部34aは、例えば蓋部34の中央部に形成される。凹部34aの底面は平坦であることが好ましい。蓋部34の形状は、例えば皿状である。
蓋部34は、例えば、凹部34aを取り囲む周縁部34bを有する。周縁部34bは、接合部材32を介してステム部12cに接続されることが好ましい。蓋部34は、真空容器12外に配置され、開口17の内面17pから離間していることが好ましい。
封止体30は、蓋部34の真空側の面34pに電気的に接続された導電性の第1管状部材36と、第1管状部材36に挿入されると共に電気的に接続される第1電極ピン38とを備えることが好ましい。第1電極ピン38は、凹部34aの底面から離間していることが好ましい。第1管状部材36は、例えばニッケル製ハトメである。第1電極ピン38は、例えばニッケル、コバール等の金属からなる。第1管状部材36は、蓋部34に電気的に接続されるフランジ部36aを第1管状部材36の一端に有することが好ましい。第1管状部材36のフランジ部36aは、例えば溶接によって凹部34aの底面に接続される。第1電極ピン38は、例えば溶接によって第1管状部材36に接続される。封止体30は、別途給電部材を設ければ、第1管状部材36及び第1電極ピン38を備えなくてもよい。
封止体30は、蓋部34の真空側の面34pとは反対側の面34qに電気的に接続された導電性の第2管状部材40と、第2管状部材40に挿入されると共に電気的に接続される第2電極ピン42とを備えることが好ましい。第2電極ピン42は、凹部34aの底面から離間していることが好ましい。第2管状部材40は、例えばニッケル製ハトメである。第2電極ピン42は、例えばニッケル、コバール等の金属からなる。第2管状部材40は、蓋部34に電気的に接続されるフランジ部40aを第1管状部材40の一端に有することが好ましい。第2管状部材40のフランジ部40aは、例えば溶接によって凹部34aの底面に接続される。第2電極ピン42は、例えば溶接によって第2管状部材40に接続される。封止体30は、別途給電部材を設ければ、第2管状部材40及び第2電極ピン42を備えなくてもよい。
また、ステム部12cには、複数の開口17aが形成されていることが好ましい。複数の開口17aのそれぞれは、封止体30aによって封止されることが好ましい。封止体30aは、例えば封止体30と同様の構成を有している。複数の封止体30aは、真空容器12内において、電極ピン38に取り付けられた給電線に固定されたゲッター44によって、接続される。封止体30及び30aは、例えば、突起部14を取り囲む円周上に交互に配置されている。
突起部14は、ステム部12cの中央部分からステム部12cに対して略垂直に光電面18に向かって延びており、電子管10内の所望の位置に電子検出器16を配置することができる。また、突起部14は、絶縁材料からなり、合成石英からなることが好ましい。合成石英に含まれる放射性不純物の含有量は少ないので、突起部14から発生する放射線量が少なくなり、放射線検出時のノイズの発生を抑制することができる。突起部14は、ステム部12cと一体化されてもよいし、別体であってもよい。突起部14は、例えば側管部12bと略同軸の円柱状である。
電子検出器16は、シリコン等の半導体からなり、p型領域16p(第1導電型領域)及びn型領域16n(第2導電型領域)を有する。電子検出器16がシリコンからなると、シリコンに含まれる放射性不純物の含有量は少ないので、電子検出器16から発生する放射線量が少なくなり、放射線検出時のノイズの発生を抑制することができる。p型領域16pは、例えばp型不純物がドープされた半導体からなり、n型領域16nは、例えばn型不純物がドープされた半導体からなる。p型領域16pは、光電面18から放出された光電子を検出する電子入射面を有することが好ましい。電子検出器16は、例えば四角形の平板である。電子検出器16は、例えばアバランシェフォトダイオードであるが、他のフォトダイオードであってもよい。電子検出器16がアバランシェフォトダイオードであると、電子検出器6の出力が増加する。
第1導電膜27及び第2導電膜29は、突起部14の表面14cを覆っており、電子検出器6に対する配線として機能することができる。第1導電膜27及び第2導電膜29のうちいずれか一方を金属線に置き換えてもよい。
第1導電膜27は、突起部14の頂面14b上に形成された電極パッド部27aを有することが好ましい。電極パッド部27aは、例えば金ワイヤ46等によって、p型領域16pに電気的に接続されることが好ましい。
第2導電膜29は、突起部14の頂面14b上に形成された電極パッド部29aを有することが好ましい。電極パッド部29aの大きさは、例えば、電極パッド部27aの大きさよりも大きい。電極パッド部29aは、例えば導電性接着剤19によって、n型領域16nに電気的に接続されている。電極パッド部29aの形状は、例えば四角形である。電極パッド部29aの形状は、位置合わせを精度良く行うために、電子検出器16の形状と略同じであることが好ましい。
第1導電膜27及び第2導電膜29は、突起部14の根元から開口17にかけて延びる部分27p及び29pを有してもよい。これらの部分27p及び29pは、ステム部12cの真空側の面12t上に形成される。
第2導電膜29は、第1導電膜27と離間して配置されている。第1導電膜27と第2導電膜29との離間距離Dは、相互間で電流リーク又は放電が発生しない程度であることが好ましく、第1導電膜27と第2導電膜29との電位差(バイアス電圧)をVb(V)とした場合に、離間距離DはVbμm以上であることが好ましい。バイアス電圧は、+300〜500Vであることが好ましい。離間距離Dは300μm以上であることが好ましく、500μm以上であることがより好ましい。
第1導電膜27及び第2導電膜29は、突起部14の表面14c全体(側面14a及び頂面14b)を実質的に覆っていることが好ましい。第1導電膜27によって覆われる突起部14の表面積S1は、第2導電膜29によって覆われる突起部14の表面積S2よりも大きいことが好ましい。第1導電膜27の電位は接地電位(0V)であることが好ましい。
第1導電膜27は、突起部14の表面14c上のCr膜と、Cr膜上のNi膜と、Ni膜上のAu膜とを含むことが好ましい。第2導電膜29は、突起部14の表面14c上のCr膜と、Cr膜上のNi膜と、Ni膜上のAu膜とを含むことが好ましい。第1導電膜27及び第2導電膜29の膜厚は、それぞれ約1μmであることが好ましい。金ワイヤ46を形成する場合、金ワイヤ46と第1導電膜27とを良好に接続するために、最表面はAu膜であることが好ましい。
第1導電膜27及び第2導電膜29は、突起部14の表面14c上のTi膜と、Ti膜上のPt膜と、Pt膜上のAu膜とを含んでもよいし、突起部14の表面14c上のCr膜と、Cr膜上のAu膜とを含んでもよいし、突起部14の表面14c上のCr膜と、Cr膜上のNi膜と、Ni膜上のCu膜とを含んでもよい。
ステム部12cの真空側の面12tから突起部14の側面14aにかけて、金属線26を第1導電膜27及び第2導電膜29上に配置してもよい。金属線26を用いると、電気抵抗を低減できると共に、ステム部12cと突起部14との境界においても確実に電気的接続を維持できる。金属線26の一端は、例えば封止体30の電極ピン38に溶接される。さらに、金属線26と第1導電膜27及び第2導電膜29との電気的な接続を確実にするために、半田28を金属線26上に形成してもよい。金属線26は、例えばコバールからなる。
面板部12a、側管部12b及びステム部12cは、互いに別体であってもよいし、隣り合う部材同士が一体化されてもよい。本実施形態では、面板部12aと側管部12bとが一体化されており、側管部12bとステム部12cとは互いに別体である。側管部12bの端面13c上には第1金属膜23が蒸着により設けられていることが好ましい。ステム部12cの真空側の面12tにおける周縁部分15上には、第1金属膜23に対向配置された第2金属膜25が蒸着により設けられていることが好ましい。側管部12bの端面13cに隣接する側管部12bの外壁面13d上には、第3金属膜23aが蒸着により設けられていることが好ましい。第1金属膜23は、第3金属膜23aと一体化されてもよいし、別体でもよい。第1金属膜23及び第3金属膜23aと、第2金属膜25には、例えば半田(InSn、In)等の低融点金属からなる封止部材22が接触しており、封止部材22によって、側管部12bとステム部12cとの間が封止される。封止部材22は低融点金属からなるので、第1金属膜23と第2金属膜25との間に加えて、第3金属膜23a上にも這い上がるように封止領域が形成される。このため、封止部材22によって側管部12bとステム部12cとの間を確実に封止できる。
側管部12bの外壁面13dは、ステム部12cの側面15aよりも内側(電子管10の管軸Ax寄り)に配置されていることが好ましい。この場合、第3金属膜23a上に這い上がる封止部材22を増やすことができる。よって、側管部12bとステム部12cとの間をより確実に封止できる。ステム部12cの真空側の面12tにおける周縁部分15では、外側(電子管10の管軸Axから離れる方向)に向かうに連れて、側管部12bの端面13cを含む仮想平面と周縁部分15との距離が大きくなっていることが好ましい。この場合、端面13cと周縁部分15との間により多くの封止部材22を保持できるので、側管部12bとステム部12cとの間をより確実に封止できる。また、真空容器12内に封止部材22がはみ出すことを抑制できる。例えば、ステム部12cの真空側の面12tにおける周縁部分15が、外側に向かうに連れてステム部12cの厚みが徐々に薄くなるように傾斜していることが好ましい。
側管部12bの端面13cにおける外壁面13d側には面取り部13pが形成されてもよい。面取り部13pを形成すると、端面13cと周縁部分15との間により多くの封止部材22を保持できるので、側管部12bとステム部12cとの間をより確実に封止できる。側管部12bの端面13cにおける内壁面13e側には面取り部13qが形成されてもよい。面取り部13qを形成すると、面取り部13q上の金属膜とあいまって、端面13cと周縁部分15との間により多くの封止部材22を保持できるので真空容器12内に封止部材22がはみ出すことを更に抑制できる。
第1金属膜23は、側管部12bの端面13c上のCr膜と、Cr膜上のNi膜と、Ni膜上のAu膜とを含むことが好ましい。この場合、側管部12bとステム部12cとの間をより確実に封止することができる。第1金属膜23は、端面13c上のTi膜と、Ti膜上のPt膜と、Pt膜上のAu膜とを含んでもよいし、端面13c上のCr膜と、Cr膜上のNi膜と、Ni膜上のCu膜とを含んでもよいし、端面13c上のCr膜と、Cr膜上のAu膜とを含んでもよい。
第2金属膜25は、ステム部12cの真空側の面12tにおける周縁部分15上のCr膜と、Cr膜上のNi膜と、Ni膜上のAu膜とを含むことが好ましい。この場合、側管部12bとステム部12cとの間をより確実に封止することができる。第2金属膜25は、周縁部分15上のTi膜と、Ti膜上のPt膜と、Pt膜上のAu膜とを含んでもよいし、周縁部分15上のCr膜と、Cr膜上のNi膜と、Ni膜上のCu膜とを含んでもよい。
第3金属膜23aは、側管部12bの外壁面13d上のCr膜と、Cr膜上のNi膜と、Ni膜上のAu膜とを含むことが好ましい。この場合、側管部12bとステム部12cとの間をより確実に封止することができる。第3金属膜23aは、外壁面13d上のTi膜と、Ti膜上のPt膜と、Pt膜上のAu膜とを含んでもよいし、外壁面13d上のCr膜と、Cr膜上のNi膜と、Ni膜上のCu膜とを含んでもよいし、端面13c上のCr膜と、Cr膜上のAu膜とを含んでもよい。
本実施形態の電子管10では、金属部材としての封止部材22が低融点金属からなるので、第1金属膜23と第2金属膜25との間に加えて、第3金属膜23a上にも這い上がるように封止部材22が形成され、封止領域となる。このため、封止部材22によって側管部12bとステム部12cとの間を確実に封止できる。
電子検出器16に接続される配線として第1導電膜27及び第2導電膜29を用いることが好ましい。この場合、配線を確実に電子検出器16に接続させることができるとともに、安定的に配線を設置できる。第1導電膜27及び第2導電膜29が突起部14の表面14cを覆っているので、光電面18からの光電子やそれらが反射、散乱した電子が突起部14に入射しても、その帯電を抑制できる。その結果、突起部14周囲の電界を安定させることができる。
第1導電膜27及び第2導電膜29が突起部14の表面14c全体を実質的に覆っていることが好ましい。この場合、突起部14の帯電をより抑制できるので、突起部14周囲の電界を更に安定させることができる。
第1導電膜27によって覆われる突起部14の表面積S1が、第2導電膜29によって覆われる突起部14の表面積S2よりも大きく、第1導電膜27の電位が接地電位であることが好ましい。この場合、突起部14の表面14c全体のうち大部分が、電圧変動の少ない接地電位となるので、突起部14周囲の電界をより安定させることができる。
第1導電膜27及び第2導電膜29が、それぞれ、突起部14の表面14c上のCr膜と、Cr膜上のNi膜と、Ni膜上のAu膜とを含むことが好ましい。この場合、第1導電膜27及び第2導電膜29の厚さを厚くできる。よって、第1導電膜27及び第2導電膜29の電気抵抗を小さくできる。
電子管10では、蓋部34が接合部材32を介して開口17を封止することによって、真空を維持できる。また、合成石英の熱膨張率とコバールの熱膨張率とは異なっているので、蓋部34が平板状であると、蓋部34における開口17に対応する部分の表面積が、開口17の断面積と略等しくなるために、冷却時に蓋部34が応力によって破損して真空を維持できなくなるおそれがある。しかしながら、電子管10では、蓋部34は凹部34aを有しているので、蓋部34における開口17に対応する部分の表面積が、開口17の断面積よりも大きくなるので、凹部34aで応力を吸収することによって真空を維持できる。また、凹部34aが真空側にへこんでいるので、真空容器12の内外圧力差によっても蓋部34に無理な力がかかり難い。さらに、蓋部34は、第1導電膜27及び第2導電膜29を介して電子検出器16に電気的に接続されているので、蓋部34に電位を付与することによって、その電位を電子検出器16に付与できる。
蓋部34が、凹部34aを取り囲む周縁部34bを有しており、周縁部34bが接合部材32を介してステム部12cに接続されていることが好ましい。この場合、凹部34a全体で応力を吸収できるので、より確実に真空を維持できる。
蓋部34が、真空容器12外に配置され、開口17の内面17pから離間していると、蓋部34が開口17の内面17pに接触している場合に比べて、蓋部34と隣接する電位付加部材(例えば隣の第1電極ピン38)との沿面距離が長くなる。その結果、電流リークの発生を抑制できる。
凹部34aの底面が平坦であることが好ましい。この場合、第1管状部材36及び第2管状部材40を凹部34aの底面に接合し易い。
電子管10は第1管状部材36、第2管状部材40、第1電極ピン38及び第2電極ピン42を備えることが好ましい。第1管状部材36及び第2管状部材40によって、第1電極ピン38及び第2電極ピン42をそれぞれ蓋部34に確実に固定することができる。また、第1電極ピン38及び第2電極ピン42が蓋部34を貫通する必要がないので、真空をより確実に維持できる。
第1管状部材36及び第2管状部材40が、蓋部34に電気的に接続されるフランジ部36a及びフランジ部40aを第1管状部材36及び第2管状部材40の一端に有することが好ましい。この場合、フランジ部36a及びフランジ部40aによって、第1管状部材36及び第2管状部材40を蓋部34に確実に固定することができる。
電子管10は、放射線の入射によって発光するシンチレータと組み合わせて放射線検出器として用いることができる。その場合、電子管10から発生する放射線量が少なくなるので、放射線検出時のノイズが少なくなる。特に、電子管10の構造は、金属からなる電子増倍部であるダイノードを有さないので、電子管10を用いることによって電子管10から発生する放射線量がさらに少なくなる。そのため、電子管10の使用は、微量の放射線を検出する場合に特に有効である。シンチレータを取り囲むように、複数の電子管10を配置することが好ましい。シンチレータとしては、Xeを用いてもよいし、Arを用いてもよい。
電子管10は、以下のように製造される。まず、平板状のステム部に開口17及び17aを形成して、ステム部12cを得る。また、平板状の蓋部に凹部34aを形成して、蓋部34を得る。さらに、第1電極ピン38及び第2電極ピン42を第1管状部材36及び第2管状部材40にそれぞれ挿入して溶接し、第1管状部材36及び第2管状部材40を蓋部34の両面にそれぞれ溶接する。その後、ステム部12cと蓋部34との間に接合部材32を介在させ、加熱及び加圧により、開口17及び17aを封止する。このようにして、ステム部12cに取り付けられた封止体30及び30aが得られる。
さらに、第1導電膜27及び第2導電膜29を突起部14及びステム部12c上に蒸着する。第1金属膜23を側管部12bの端面13c上に、第3金属膜23aを側管部12bの外壁面13d上にそれぞれ蒸着する。第2金属膜25をステム部12cの真空側の面12tにおける周縁部分15上に蒸着する。その後、導電性接着剤19を介して電子検出器16を電極パッド部29a上に設置する。その後、金ワイヤ46をワイヤボンディングする。さらに、金属線26を電極ピン38に溶接し、半田28によって金属線26と第1導電膜27及び第2導電膜29とを接着する。
続いて、真空中で、第2金属膜25上に低融点金属を載せて、低融点金属の融点以上、例えば200℃に加熱する。その後、溶融した低融点金属を整形する。さらに、光電面18を面板部12aに形成する。封止装置にステム部12c及び側管部12bをセットする。ステム部12cがセットされたテーブルを押し上げて、真空中で、ステム部12cと側管部12bとを接合する。これにより、低融点金属からなる封止部材22が形成される。封止温度は、例えば200℃であることが好ましい。この場合、光電面18への影響が少ない。
(第2実施形態)
図6は、第2実施形態に係る電子管の一部を示す縦断面図である。図6に示される電子管10aでは、図1〜5に示される電子管10において、面取り部13p及び面取り部13qが形成されておらず、ステム部12cの真空側の面12tにおける周縁部分15が傾斜していない。周縁部分15におけるステム部12cの厚みは略一定である。この場合でも、封止部材22は低融点金属からなるので、第1金属膜23と第2金属膜25との間に加えて、第3金属膜23a上にも封止部材22が這い上がるように形成され、封止領域となる。このため、封止部材22によって側管部12bとステム部12cとの間を確実に封止できる。
(第3実施形態)
図7は、第3実施形態に係る電子管の一部を示す縦断面図である。図7に示される電子管10bでは、図1〜5に示される電子管10において、面取り部13p及び面取り部13qが形成されておらず、端面13cが内壁面13eと鋭角をなすように、内側に向かって傾斜している。このため、外側に向かうに連れて、側管部12bの端面13cを含む仮想平面と周縁部分15との距離が、電子管10に比べて更に大きくなっている。よって、端面13cと周縁部分15との間により多くの封止部材22を配置できるので、側管部12bとステム部12cとの間をより確実に封止できる。
(第4実施形態)
図8は、第4実施形態に係る電子管の一部を示す縦断面図である。図8に示される電子管10cでは、図1〜5に示される電子管10において、面取り部13p及び面取り部13qが形成されておらず、側管部12bの外壁面13dが、ステム部12cの側面15aと同一平面上に配置されており、ステム部12cの側面15a上に第4金属膜25aが形成されている。この場合、封止部材22は低融点金属からなるので、第1金属膜23と第2金属膜25との間に加えて、第3金属膜23a及び第4金属膜25a上にも封止部材22が這い上がるように形成され、封止領域となる。このため、封止部材22によって側管部12bとステム部12cとの間を確実に封止できる。
(第5実施形態)
図9は、第5実施形態に係る電子管の一部を示す縦断面図である。図9に示される電子管10dでは、図8に示される電子管10cにおいて、端面13cが内壁面13eと鋭角をなすように、内側に向かって傾斜している。このため、外側に向かうに連れて、側管部12bの端面13cを含む仮想平面と周縁部分15との距離が、電子管10cに比べて更に大きくなっている。よって、端面13cと周縁部分15との間により多くの封止部材22を配置できるので、側管部12bとステム部12cとの間をより確実に封止できる。
(第6実施形態)
図10は、第6実施形態に係る電子管の一部を示す縦断面図である。図10に示される電子管10eでは、図6に示される電子管10aにおいて、側管部12bの内壁面13e上に第5金属膜23bが形成されている。この場合、封止部材22は低融点金属からなるので、第1金属膜23と第2金属膜25との間に加えて、第3金属膜23a及び第5金属膜23b上にも封止部材22が這い上がるように形成され、封止領域となる。このため、封止部材22によって側管部12bとステム部12cとの間を確実に封止できる。また、第2金属膜25は、側管部12bの内壁面13eを含む平面より内側にも形成されている。このため、より多くの封止部材22を第5金属膜23b上に形成できる。
(第7実施形態)
図11は、第7実施形態に係る電子管の一部を示す縦断面図である。図11に示される電子管10gでは、図1〜5に示される電子管10において、面板部12aは平板とした上で、面板部12aと側管部12bとが別体となっている。側管部12bとステム部12cとは一体化されてもよいし、別体でもよい。
側管部12bの端面113c(端面13cとは反対側の端面)上には、第1金属膜123が設けられている。面板部12aの真空側の面12pにおける周縁部分115には、第2金属膜125が設けられている。周縁部分115に隣接する面板部12aの側面115a上には、第3金属膜125aが設けられている。第1金属膜123、第2金属膜125及び第3金属膜125aには、低融点金属からなる金属部材としての封止部材122が接触している。封止部材122は低融点金属からなるので、第1金属膜123と第2金属膜125との間に加えて、第3金属膜125a上にも封止部材122が這い上がるように形成され、封止領域となる。このため、封止部材122によって側管部12bと面板部12aとの間を確実に封止できる。
側管部12bの外壁面13dは、面板部12aの側面115aよりも外側に配置されている。この場合、第3金属膜125a上に多くの封止部材122を形成できる。
(第8実施形態)
図12は、第8実施形態に係る電子管の一部を示す縦断面図である。図12に示される電子管10hでは、図11に示される電子管10gにおいて、側管部12bの外壁面13dが、面板部12aの側面115aと同一平面上に配置されており、側管部12bの外壁面13d上に第4金属膜123aが形成されている。この場合、封止部材122は低融点金属からなるので、第1金属膜123と第2金属膜125との間に加えて、第3金属膜125a及び第4金属膜123a上にも封止部材122が這い上がるように形成され、封止領域となる。このため、封止部材122によって側管部12bと面板部12aとの間を確実に封止できる。
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないし、上記種々の作用効果を奏する構成に限定されるものではない。例えば、電子管10,10a,10b,10c,10d,10eにおける側管部12bとステム部12cとの接合構造を、側管部12bと面板部12aとの接合構造に適用してもよい。電子管10g,10hにおける側管部12bと面板部12aとの接合構造を、側管部12bとステム部12cとの接合構造に適用してもよい。電子管10,10a,10b,10c,10d,10eにおいて、側管部12bの外壁面13dをステム部12cの側面15aよりも外側にしてもよい。この場合、内側となるステム部12cの側面15a上に第3金属膜を形成することが好ましい。また、ステム部12cを側管部12bの上方に配置して封止部材22を形成することが好ましい。面板部12a、ステム部12c、側管部12b及び突起部14のうち少なくとも一つが合成石英ではなく溶融石英等の石英やそれら以外のガラスからなってもよい。電子検出器16の代わりに、電子検出部として、ダイノードからなる電子増倍部と、増倍された電子が収集されるアノードとを備えていてもよい。この場合、電子増倍部やアノードと封止体30とが電気的に接続され、通常の光電子増倍管として動作する。電子検出器16からの信号をよりノイズを抑えて取り出す点を重視する場合は、第1導電膜27及び第2導電膜29に与えられる電位は逆でも良い。第1導電膜27のみで突起部14の側面全体を覆い、n型領域16nへは別途配線を設けても良いし、その逆でも良い。
ここで、合成石英では放射線の発生量が少ないことを確認するため、コバールガラス(ホウケイ酸ガラス)、コバール(Fe−Ni−Co合金)及び合成石英について、放射線の発生量を測定した。測定では、コバールガラスのサンプルとしてCorning7056、コバールのサンプルとしてKV-2、合成石英のサンプルとしてESグレードを用いた。具体的には、EG&G社製のゲルマニウム放射線検出器を用いて、サンプルに含まれる放射性不純物が放出するγ線のエネルギー及びカウントを測定した。測定した放射性不純物は、40K(カリウムの放射性同位体)、ウラン系列(ウラン238から鉛206に至る崩壊系列)及びトリウム系列(トリウム232から鉛208に至る崩壊系列)であった。
測定結果を表1に示す。表中の数値の単位はBq/kgである。
Figure 0005439079
10,10a,10b,10c,10d,10e,10g,10h…電子管、12…真空容器、12a…面板部(板状部材)、12b…側管部、12c…ステム部(板状部材)、12t…板状部材の真空側の面、13c…側管部の端面、13d…側管部の外壁面、15…周縁部分、15a…板状部材の側面、22…封止部材(金属部材)、23…第1金属膜、23a…第3金属膜、25…第2金属膜。

Claims (6)

  1. ガラスからなる側管部と、前記側管部の一方の開口を塞いでおり、ガラスからなる板状部材と、を備える真空容器と、
    前記側管部の端面上に設けられた第1金属膜と、
    前記第1金属膜に対向配置され、前記板状部材の真空側の面における周縁部分上に設けられた第2金属膜と、
    前記端面に隣接する前記側管部の外壁面上、及び、前記周縁部分に隣接する前記板状部材の側面上の少なくとも一方に設けられた第3金属膜と、
    前記第1金属膜、前記第2金属膜及び前記第3金属膜に接触しながら前記側管部と前記板状部材との間を封止する、低融点金属からなる金属部材と、
    を備え、
    溶融した前記金属部材は、前記第3金属膜上に這い上がるように封止領域を形成する、電子管。
  2. 前記側管部の前記外壁面が、前記板状部材の前記側面よりも外側又は内側に配置されており、
    前記第3金属膜が、前記側管部の前記外壁面、及び、前記板状部材の前記側面のうち内側に位置する面上に設けられている、請求項1に記載の電子管。
  3. 前記周縁部分では、外側に向かうに連れて、前記板状部材の厚みが徐々に薄くなる、請求項1又は2に記載の電子管。
  4. 前記第1金属膜、前記第2金属膜及び前記第3金属膜のうち少なくとも一つが、Cr膜と、前記Cr膜上のNi膜と、前記Ni膜上のAu膜と、を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子管。
  5. 前記第1金属膜、前記第2金属膜及び前記第3金属膜のうち少なくとも一つが、Cr膜と、前記Cr膜上のNi膜と、前記Ni膜上のCu膜と、を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子管。
  6. 前記側管部及び前記板状部材が合成石英からなる、請求項1〜5のいずれか一項に記載の電子管。
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