JP5438411B2 - 吊り階段構造、建物ユニット、ユニット建物、ユニット建物の構築方法、及び吊りロッドパネルの製造方法 - Google Patents

吊り階段構造、建物ユニット、ユニット建物、ユニット建物の構築方法、及び吊りロッドパネルの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、吊り階段構造、この吊り階段構造を備えた建物ユニット、この建物ユニットを備えたユニット建物、このユニット建物の構築方法、及びこの吊り階段構造を構成する吊りロッドパネルの製造方法に関するものである。
従来から、吊り階段は周知のものであり、関連する技術は多数提案されている(例えば特許文献1を参照)。
特開2005−67844号公報
しかしながら、上記した特許文献1のような多くの吊り階段は、長期の使用に耐え得るだけの強度を有しないため、殆どが仮設用として使用されており、一般の建物には実施されていないのが実情である。
そこで、本発明は、長期の使用に耐え、一般の建物に実施することができる吊り階段構造、この吊り階段構造を備えた建物ユニット、この建物ユニットを備えたユニット建物、このユニット建物の構築方法、及びこの吊り階段構造を構成する吊りロッドパネルの製造方法を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の吊り階段構造は、複数の吊りロッドとこれら複数の吊りロッドの上端部が支持される支持材とこれら複数の吊りロッドの下端部に設けられた固定部材とから成る吊りロッドパネルと、前記吊りロッドパネルの前記固定部材に固定される段板とを備えていることを特徴とする。
ここで、前記段板の幅方向の両端部が前記吊りロッドパネルの前記固定部材に固定されていてもよい。
また、前記段板の幅方向の一方の端部が前記吊りロッドパネルの前記固定部材に固定されており、前記段板の幅方向の他方の端部は壁体に固定されていてもよい。
さらに、前記吊りロッドパネルの前記固定部材は、固定される前記段板の奥行き方向の長さに合わせて、その奥行きが長尺とされていてもよい。
また、前記吊りロッドパネルの前記固定部材に床構造体が固定され、踊り場又は中間床が形成されていてもよい。
本発明の建物ユニットは、上記した吊り階段構造による吊り階段の一部乃至全体を備えていることを特徴とする。
本発明のユニット建物は、上記した建物ユニットを備えていることを特徴とする。
本発明のユニット建物の構築方法は、上記した吊り階段構造による吊り階段の一部を予め備えた建物ユニット同士を組み付け、残りの吊り階段構造を現場で施工して、吊り階段の全体を構築することを特徴とする。
本発明の吊りロッドパネルの製造方法は、上記した吊り階段構造を構成する吊りロッドパネルの製造方法であって、前記支持材に、ロッド位置出し治具を設け、前記複数の吊りロッドの上端部と前記ロッド位置出し治具とに前記支持材の長手方向に設けた位置出し孔へ位置出し用の線材を通し、この線材を張設して前記支持材に対する前記複数の吊りロッドの位置出しを行った状態で、前記支持材と前記複数の吊りロッドとを固定することを特徴とする。
このような本発明の吊り階段構造は、複数の吊りロッドと複数の吊りロッドの上端部が支持される支持材と複数の吊りロッドの下端部に設けられた固定部材とから成る吊りロッドパネルと、吊りロッドパネルの固定部材に固定される段板とを備えた構成とされている。
こうした構成なので、吊りロッドパネルは、吊りロッドが支持材により拘束されるため、剛性のあるパネル部材として扱うことができ、作業用の床や足場などを設けなくとも、上階より固定することができ、施工性に優れる。
また、吊りロッドパネルが高い強度を有するため、長期の使用に耐え、一般の建物に実施可能な吊り階段を構築することができる。
そのうえ、設置位置の自由度が高いため、建物のリフォームで実施することにも適している。
ここで、段板の幅方向の両端部が吊りロッドパネルの固定部材に固定されている場合は、固定部に吊りロッドパネルを吊設し、段板の幅方向の両端部を固定部材に固定するだけで、施工性が良く、吊り階段を構築することができる。
また、段板の幅方向の一方の端部が吊りロッドパネルの固定部材に固定されており、段板の幅方向の他方の端部は壁体に固定されている場合は、固定部に吊りロッドパネルを吊設し、段板の幅方向の一方の端部を固定部材に固定し、段板の幅方向の他方の端部は壁体で支持するため、より施工性が良く、吊り階段を構築することができる。
さらに、吊りロッドパネルの固定部材は、固定される段板の奥行き方向の長さに合わせて、その奥行きが長尺とされている場合は、吊りロッドパネルは、吊りロッドの上端部が支持材で拘束され、下端部は固定部材で拘束されるため、より剛性のあるパネル部材となる。よって、この吊りロッドパネルは、搬入や取付が行い易く、施工後の吊り階段構造も剛性がある揺れ等の少ない構成となる。
また、吊りロッドパネルの固定部材に床構造体が固定され、踊り場又は中間床が形成されている場合は、床構造体の下に柱等の無い吊り構造の踊り場や中間床を簡易に構成することができる。
このような本発明の建物ユニットは、上記した吊り階段構造による吊り階段の一部乃至全体を備えた構成とされている。
こうした構成なので、工場などで、建物ユニットに、本発明の吊り階段構造を予め設けておけば、吊り階段を備えたユニット建物の施工性をより高めることができる。
このような本発明のユニット建物は、上記した建物ユニットを備えた構成とされている。
こうした構成なので、上記した吊り階段構造の効果を享受したユニット建物を構築することができる。
このような本発明のユニット建物の構築方法は、上記した吊り階段構造による吊り階段の一部を予め備えた建物ユニット同士を組み付け、残りの吊り階段構造を現場で施工して、吊り階段の全体を構築する構成とされている。
こうした構成なので、異なる建物ユニット間に跨って、上記した吊り階段構造を実施する際に、現場の施工段階で、容易に施工誤差を吸収する処置を行うことができる。
このような本発明の吊りロッドパネルの製造方法は、上記した吊り階段構造を構成する吊りロッドパネルの製造方法であって、支持材に、ロッド位置出し治具を設け、複数の吊りロッドの上端部とロッド位置出し治具とに支持材の長手方向に設けた位置出し孔へ位置出し用の線材を通し、線材を張設して支持材に対する複数の吊りロッドの位置出しを行った状態で、支持材と複数の吊りロッドとを固定する構成とされている。
こうした構成なので、複数の吊りロッドの下端部位置が略設計通りとなるため、寸法精度の高い吊りロッドパネルを製造することができる。
実施例1のユニット建物の概略構成を示す説明図である。 図1のA−A線矢視拡大断面図である。 実施例1の吊り階段に用いられる吊りロッドパネルの概略構成を示す斜視図である。 実施例1の吊り階段に用いられる吊りロッドパネルの概略構成を示す斜視図である。 実施例1の吊り階段に用いられる吊りロッドパネルの概略構成を示す斜視図である。 実施例1のユニット建物の構築方法を説明するための説明図である。 吊りロッドパネルと天井梁との接合部を示す拡大図である。 実施例1の吊りロッドパネルの製造方法を説明するための説明図である。 実施例2のユニット建物の概略構成を示す説明図である。 実施例2の段板と内壁との接合部を示す拡大斜視図である。 実施例3のユニット建物の概略構成を示す説明図である。 実施例4のユニット建物の概略構成を示す説明図である。 実施例4の床構造体の部分を示す拡大斜視図である。 固定部材がピースものである吊りロッドパネルの概略構成を示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面に示す実施例1〜4に基づいて説明する。
先ず、実施例1の構成について説明する。
図1は、実施例1のユニット建物U1の概略構成を示している。
このユニット建物U1は、基礎1B上に、1階部分の建物ユニット1a,1b,1c,1dと、2階部分の建物ユニット1e,1f,1g,1hとが組み付けられて、建物本体1Aが構築されている。
そして、1階部分の建物ユニット1c,1d内に連通して吊り階段2Aが設置されている。
ここで、建物ユニット1a,1b,1e,1fは、短辺側の長さが略2500mmで、長辺側の長さが略5400mmの建物ユニットである。
また、建物ユニット1c,1d,1g,1hは、短辺側の長さが略900mmで、長辺側の長さが2500mmの張出ユニットである。
さらに、吊り階段2Aと直交する1階部分の建物ユニット1c,1dの隣り合う部分の天井梁と、2階部分の建物ユニット1g,1hの隣り合う部分の床梁とは、この吊り階段2Aの設置の支障とならないように省略されている。
この実施例1の吊り階段構造は、図2に示したように、建物ユニット1c,1dの固定部としての溝形鋼の天井梁3に凹部を向かい合わせにしてスチフナー4が、溶接などによりそれぞれ固定して設けられている。
ここで、これらのスチフナー4に、吊りロッドパネル21,22,23がそれぞれ吊設されている。
これら吊りロッドパネル21,22,23は、図3〜図5に示したように、基本的には、立ち上がり部5Aにスチフナー4にボルト及びナットで固定するための複数のボルト孔5a,・・・が設けられたJ形断面の支持材5の水平部5Bに複数の吊りロッド6,・・・の上端部が溶接などにより固定されている。
そして、吊りロッド6に設けられたボルト孔6aの位置で、水平面部にビス孔8a,8aを有する断面L形の長尺の固定部材8が、各吊りロッド6の下端部で略水平となるように、ボルト7及びナット(図示せず)により固定されている。
なお、吊りロッドパネル21の最上段の固定部材8のみは、J形断面の支持材5の立ち上がりリップ部5Cにボルト7及びナット(図示せず)により固定されている。
また、全体の最上段から2段目の固定部材8Aは、天井梁3の上辺と略同じ高さ位置で、内壁面(図示せず)にボルト及びナット(図示せず)により固定されている。
そして、対向する固定部材8,8及び8A,8A間で、段板9の幅方向の両端部がビス孔8aの部分でビスなどの締結部材によりそれぞれ固定されている。
なお、全体の最上段の段板9Aは、2階部分の床材10に延設されて設けられている。
そして、複数の吊りロッド6,・・・に、吊り階段2Aの勾配に合わせた所要の高さ位置で、手摺り11が溶接などにより固定されて、吊り階段2Aが構成されている。
次に、実施例1のユニット建物U1の構築方法について説明する。
まず、工場において、建物ユニット1c,1dに、吊りロッドパネル21,23を予めそれぞれ固定しておく。
また、吊りロッドパネル21,23の固定部材8,8間に、段板9も予め固定しておく。
続いて、現場で建物ユニット1c,1dを組み付けると、図6に示したように、吊りロッドパネル22とこの吊りロッドパネル22の固定部材8,・・・に段板9,・・・が吊設されていない状態となる。
この状態で、二点鎖線で示したように、吊りロッドパネル22を吊設するとき、建物ユニット1c,1dの設置誤差などにより、吊りロッドパネル21,23間が広すぎたり、或いは狭すぎたりする場合がある。
このため、吊りロッドパネル21,22,23の支持材5の立ち上がり部5Aを取り付けるスチフナー4のボルト孔4aは、図7に示したように、スチフナー4の長手方向に長い長孔とされており、この誤差を吸収して補正することができるようになっている。
続いて、吊りロッドパネル22の支持材5の立ち上がり部5Aを、図7に示したように、スチフナー4に設けた切り欠き4bに手を入れて、ボルト12とナット(図示せず)により固定して、吊りロッドパネル22を吊設し、段板9,・・・を設置する。
そして、最後に手摺り11を、溶接などにより、吊りロッド6,・・・に固定すると、吊り階段2Aが構築される。
次に、実施例1の吊りロッドパネル21,22,23の製造方法について説明する。
まず、図8に示したように、吊りロッドパネル22を構成する支持材5の水平部5Bには、ロッド位置出し治具51,51が設けられており、3本の吊りロッド6,6,6の上端部61がそれぞれ貫通されている。
吊りロッド6,6,6の上端部61には、支持材5の長手方向に位置出し孔61aがそれぞれ設けられており、ロッド位置出し治具51,51には、支持材5の長手方向に位置出し孔51aがそれぞれ設けられている。
そして、吊りロッド6,6,6の位置出し孔61a,61a,61aとロッド位置出し治具51,51の位置出し孔51a,51aへ位置出し用の線材としてのワイヤーWを通し、このワイヤーWを張設し、支持材5に対する吊りロッド6,6,6の位置出しを行う。
ここで、吊りロッド6に設けられたボルト孔6a,・・・の位置が適切なことを確認したうえで、吊りロッド6,6,6の上端部61,61,61を、支持材5の水平部5Bに溶接などにより固定する。
そして、ワイヤーWを位置出し孔51a,51a,61a,61a,61aから抜き取り、吊りロッド6,6,6に、二点鎖線で示した固定部材8,・・・を取り付け固定することで、吊りロッドパネル22が製造される。
なお、残りの吊りロッドパネル21,23についても、同様な製造方法で製造される。
次に、実施例1の作用効果について説明する。
このような実施例1の吊り階段構造は、固定部としての天井梁3に吊設される複数の吊りロッド6,・・・と複数の吊りロッド6,・・・の上端部61が支持される支持材5と複数の吊りロッド6,・・・の下端部に設けられた固定部材8,・・・とから成る吊りロッドパネル21,22,23と、吊りロッドパネル21,22,23の固定部材8,・・・に固定される段板9,・・・とを備えた構成とされている。
こうした構成なので、吊りロッドパネル21,22,23は、吊りロッド6,・・・が支持材5によりそれぞれ拘束されるため、剛性のあるパネル部材として扱うことができ、作業用の床や足場などを設けなくとも、2階より固定することができ、施工性に優れる。
また、吊りロッドパネル21,22,23が高い強度を有するため、長期の使用に耐え、一般の建物に実施可能な吊り階段2Aを構築することができる。
そのうえ、設置位置の自由度が高いため、建物のリフォームで実施することにも適している。
ここで、段板9,・・・の幅方向の両端部が吊りロッドパネル21,22,23の固定部材8,・・・に固定されているので、天井梁3に吊りロッドパネル21,22,23を吊設し、段板9,・・・の幅方向の両端部を固定部材8,・・・に固定するだけで、施工性が良く、吊り階段2Aを構築することができる。
さらに、吊りロッドパネル21,22,23の固定部材8,・・・は、固定される段板9の奥行き方向の長さに合わせて、その奥行きが長尺とされている。
このため、吊りロッドパネル21,22,23は、吊りロッド6,・・・の上端部が支持材5でそれぞれ拘束され、下端部は固定部材8,・・・でそれぞれ拘束されるので、より剛性のあるパネル部材となる。よって、これらの吊りロッドパネル21,22,23は、搬入や取付が行い易く、施工後の吊り階段構造も剛性がある揺れ等の少ない構成となる。
このような実施例1の建物ユニット1c,1dは、上記した吊り階段構造による吊り階段2Aの一部を備えた構成とされている。
こうした構成なので、工場などで、建物ユニット1c,1dに、実施例1の吊り階段構造を予め設けておくため、吊り階段2Aを備えたユニット建物U1の施工性をより高めることができる。
このような実施例1のユニット建物U1は、上記した建物ユニット1c,1dを備えた構成とされている。
こうした構成なので、実施例1の吊り階段構造の作用効果を享受したユニット建物U1を構築することができる。
このような実施例1のユニット建物の構築方法は、実施例1の吊り階段構造による吊り階段2Aの一部を予め備えた建物ユニット1c,1d同士を組み付け、残りの吊り階段構造を現場で施工して、吊り階段2Aの全体を構築する構成とされている。
こうした構成なので、異なる建物ユニット1c,1d間に跨って、実施例1の吊り階段構造を実施する際に、現場の施工段階で、容易に施工誤差を吸収する処置を行うことができる。
このような実施例1の吊りロッドパネルの製造方法は、支持材5に、ロッド位置出し治具51,51を設け、複数の吊りロッド6,・・・の上端部61,・・・とロッド位置出し治具51,51とに支持材5の長手方向に設けた位置出し孔61a,・・・51a,51aへ位置出し用の線材としてのワイヤーWを通す。
そして、ワイヤーWを張設して支持材5に対する複数の吊りロッド6,・・・の位置出しを行った状態で、支持材5と複数の吊りロッド6,・・・とを固定して、吊りロッドパネル21,22,23を製造する構成とされている。
こうした構成なので、複数の吊りロッド6,・・・のボルト孔6aの位置や下端部位置が略設計通りとなるため、寸法精度の高い吊りロッドパネル21,22,23を製造することができる。
次に、実施例2について説明する。
なお、実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
図9は、実施例2のユニット建物U2の概略構成を示している。
この実施例2のユニット建物U2では、図9及び図10に示したように、吊り階段2Bの段板9,・・・の幅方向の一方の端部は、吊りロッドパネル21,22,23の固定部材8,・・・に固定されているが、段板9,・・・の幅方向の他方の端部が、ユニット建物U2の壁体としての内壁13に固定部材80,・・・に固定されていることが、実施例1のユニット建物U1と主に異なる。
このため、段板9,・・・の他方の端部が内壁13に簡易に支持されている分、より施工性が良く、吊り階段2Bを構築することができる。
なお、他の構成及び作用効果については、実施例1と略同様であるので説明を省略する。
次に、実施例3について説明する。
なお、実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
図11は、実施例3のユニット建物U3の概略構成を示している。
この実施例3のユニット建物U3では、吊り階段2Cを構成する吊りロッドパネル22の固定部材8の奥行きが他の固定部材8,・・・よりも長尺とされ、固定される段板90もこれに合わせて奥行きが長尺とされて、踊り場が形成されていることが、実施例1のユニット建物U1と主に異なる。
このため、吊り階段2Cの踊り場を簡易に構成することができる。
なお、他の構成及び作用効果については、実施例1と略同様であるので説明を省略する。
次に、実施例4について説明する。
なお、実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
図12は、実施例4のユニット建物U4の概略構成を示している。
この実施例4のユニット建物U4では、吊り階段2Dを構成する吊りロッドパネル22の固定部材81は、その奥行きが、実施例3の吊り階段2Cの踊り場を形成する吊りロッドパネル22の固定部材8よりもさらに長尺とされている。
ここで、固定部材81は、図13に示したように、溝形鋼のウェブに立ち上がり部を設けた断面ヒ字形状の部材とされている。
また、対向する断面ヒ字形状の固定部材81,81の凹部間に、床小梁91,・・・が架設され、その上面に床板92が貼設されて床構造体90Aが固定されて、中間床が形成されている。
このため、吊り階段2Dに、例えば書斎などにも利用できる中間床を簡易に構成することができる。
すなわち、これらのことが、実施例1のユニット建物U1と主に異なる。
なお、他の構成及び作用効果については、実施例1と略同様であるので説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明を実施するための形態について実施例1〜4をもとに詳述してきたが、具体的な構成は、上記した実施例1〜4に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、上記実施例1〜4では、ユニット建物U1,U2,U3,U4を、説明が簡単なように、単純な2階建てとしたが、これに限定されず、3階建て以上のものとして実施してもよい。
また、上記実施例1〜4では、建物ユニット1c,1dに、吊り階段2A,2B,2C,2Dの一部のみを予め設けて実施したが、これに限定されず、建物ユニットに吊り階段の全体を予め設けて実施してもよい。
さらに、上記実施例1〜4では、吊り階段2A,2B,2C,2Dをユニット建物U1,U2,U3,U4に設置して実施したが、これに限定されず、ユニット建物でない建物に実施してもよい。
また、上記実施例1〜4では、吊りロッドパネル21,22,23の固定部材8は、段板9の幅方向の端部を奥行き方向全体で固定する長尺物として実施したが、これに限定されない。
すなわち、吊りロッドパネル21,22,23は、図14に示したように、段板9の隅部のみを固定するピースものの固定部材82を用いて実施してもよい。
U1,U2,U3,U4 ユニット建物
1A 建物本体
1B 基礎
1a,1b,1c,1d 建物ユニット
1e,1f,1g,1h 建物ユニット
2A,2B,2C,2D 吊り階段
21,22,23 吊りロッドパネル
3 天井梁(固定部)
4 スチフナー
4a ボルト孔
4b 切り欠き
5 支持材
51 ロッド位置出し治具
51a 位置出し孔
5a ボルト孔
5A 立ち上がり部
5B 水平部
5C 立ち上がりリップ部
6 吊りロッド
61 吊りロッドの上端部
61a 位置出し孔
6a ボルト孔
7 ボルト
8 固定部材
8A 固定部材
80 固定部材
81 固定部材
82 固定部材
8a ビス孔
9,9A,90 段板
90A 床構造体
10 床材
11 手摺り
12 ボルト
13 内壁(壁体)
W ワイヤー(位置出し用の線材)

Claims (10)

  1. 複数の吊りロッドとこれら複数の吊りロッドの上端部が支持される支持材とこれら複数の吊りロッドの下端部に設けられた固定部材とから成る吊りロッドパネルと、前記吊りロッドパネルの前記固定部材に固定される段板とを備え
    前記吊りロッドパネルの前記固定部材は、固定される前記段板の奥行き方向の長さに合わせて、その奥行きが長尺とされていることを特徴とする吊り階段構造。
  2. 前記段板の幅方向の両端部が前記吊りロッドパネルの前記固定部材に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の吊り階段構造。
  3. 前記段板の幅方向の一方の端部が前記吊りロッドパネルの前記固定部材に固定されており、前記段板の幅方向の他方の端部は壁体に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の吊り階段構造。
  4. 前記吊りロッドパネルの前記固定部材に床構造体が固定され、踊り場又は中間床が形成されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の吊り階段構造。
  5. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の吊り階段構造による吊り階段の一部乃至全体を備えていることを特徴とする建物ユニット。
  6. 請求項に記載の建物ユニットを備えていることを特徴とするユニット建物。
  7. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の吊り階段構造による吊り階段の一部を予め備えた建物ユニット同士を組み付け、残りの吊り階段構造を現場で施工して、吊り階段の全体を構築することを特徴とするユニット建物の構築方法。
  8. 複数の吊りロッドとこれら複数の吊りロッドの上端部が支持される支持材とこれら複数の吊りロッドの下端部に設けられた固定部材とから成る吊りロッドパネルと、前記吊りロッドパネルの前記固定部材に固定される段板とを備えている吊り階段構造による吊り階段の一部を予め備えた建物ユニット同士を組み付け、残りの吊り階段構造を現場で施工して、吊り階段の全体を構築することを特徴とするユニット建物の構築方法。
  9. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の吊り階段構造を構成する吊りロッドパネルの製造方法であって、
    前記支持材に、ロッド位置出し治具を設け、前記複数の吊りロッドの上端部と前記ロッド位置出し治具とに前記支持材の長手方向に設けた位置出し孔へ位置出し用の線材を通し、この線材を張設して前記支持材に対する前記複数の吊りロッドの位置出しを行った状態で、前記支持材と前記複数の吊りロッドとを固定することを特徴とする吊りロッドパネルの製造方法。
  10. 複数の吊りロッドとこれら複数の吊りロッドの上端部が支持される支持材とこれら複数の吊りロッドの下端部に設けられた固定部材とから成る吊りロッドパネルと、前記吊りロッドパネルの前記固定部材に固定される段板とを備えている吊り階段構造を構成する吊りロッドパネルの製造方法であって、
    前記支持材に、ロッド位置出し治具を設け、前記複数の吊りロッドの上端部と前記ロッド位置出し治具とに前記支持材の長手方向に設けた位置出し孔へ位置出し用の線材を通し、この線材を張設して前記支持材に対する前記複数の吊りロッドの位置出しを行った状態で、前記支持材と前記複数の吊りロッドとを固定することを特徴とする吊りロッドパネルの製造方法。
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