JP4421852B2 - 仮設階段の施工法およびエスカレ−タの設置工法並びに仮設階段 - Google Patents

仮設階段の施工法およびエスカレ−タの設置工法並びに仮設階段 Download PDF

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Description

本発明は、例えば駅構内の階段をエスカレ−タに架け替える際に好適で、既設階段の上に仮設階段を架設し、乗降客の通行の安全性と円滑性、並びに快適性を確保しながら既設階段を撤去するとともに、仮設階段を順次エスカレ−タに架け替え、合理的な施工と利用を図り、しかも従来の仮囲いを廃止し若しくは仮囲い期間を大幅に短縮して、作業の迅速化と工期の短縮化並びに工費の低減を図れる、仮設階段の施工法およびエスカレ−タの設置工法並びに仮設階段に関する。
例えば駅構内の階段をエスカレ−タに架け替える場合、従来は階段周辺を長期間仮囲いし、該階段を全面または半分閉鎖して階段と床を撤去し、当該部にエスカレ−タを搬入して設置する方法が採られていた。
したがって、この場合はエスカレ−タと別所に代替階段または仮設階段を用意し、その設置スペ−スの確保を要する等して、工期が長期化し工費が嵩むという問題があった。
一方、前記架け替え工事の間、乗降客は代替階段または仮設階段に応じて、乗降位置を変え、通行位置を変えて通行することとなり、しかも狭隘で混雑する不便な乗降を余儀無くされていた。
従来、このような問題の解決に応じられるものとして、並設された二台のエスカレ−タを撤去し、新規に二台のエスカレ−タを設置する際、二台のエスカレ−タを撤去後、据付現場の上方階および下方階に固定した一方の新設エスカレ−タのフレ−ムに、階段状に配置した踏板を有する仮設用階段と、二台の新設エスカレ−タの据付現場を仕切る仕切板とを配置し、この後、仮設用階段を設置していない側の据付現場で、新設エスカレ−タの据付作業を行ない、既設エスカレ−タの撤去後、一方の新設エスカレ−タに設けた仮設用階段によって、利用者の通行を速やかに確保するようにしていた(例えば、特許文献1〜3)。
しかし、この従来の装置は、既設エスカレ−タの撤去時は、当該位置の通行が不可能になり、また他方の新設エスカレ−タの設置後、仮設用階段の取り外しと、一方の新設エスカレ−タの組み立てとを要し、それらの作業が煩雑で手間が掛かるとともに、前記仮設用階段は新設エスカレ−タの内側に設置しているため狭隘で、通行が窮屈な上に通行量に制約があり、しかも仮設用階段はフレ−ムに単に固定しているため、強度に不安があり、また揺れ易い等の問題があった。
特に、駅構内に設置したエスカレ−タを架け替える場合は、通常は線閉時下の限られた時間での作業となるため、迅速な作業が望まれ、かつその間の代替の仮設階段にしても、多数の利用客が見込まれるため、通行の安全性や円滑性、快適性を配慮する必要があり、前述の従来装置では対応できなかった。
特開平6−255967号公報 特開平7−10450号公報 特開平7−215647号公報
本発明はこのような問題を解決し、例えば駅構内の階段をエスカレ−タに架け替える際に好適で、既設階段の上に仮設階段を架設し、乗降客の通行の安全性と円滑性、並びに快適性を確保しながら既設階段を撤去するとともに、仮設階段を順次エスカレ−タに架け替え、合理的な施工と利用を図り、しかも従来の仮囲いを廃止し若しくは仮囲い期間を大幅に短縮して、作業の迅速化と工期の短縮化並びに工費の低減を図れる、仮設階段の施工法およびエスカレ−タの設置工法並びに仮設階段を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、既設階段と略同位置に、既設階段の全域または一部域の直上に仮設階段を設置し、該仮設階段の設置後、該仮設階段の全部または一部を一旦撤去し、既設階段の全域または一部域を解体撤去する仮設階段の施工法において、仮設階段を支持する複数の仮設ササラ桁を前記既設階段の直上に昇降方向に沿って互いに非連結状態で配置し、前記各仮設ササラ桁に上端部を支持したタ−ンバックルを有する複数の懸吊装置を設置し、該懸吊装置の下端部を前記仮設ササラ桁に連結後、相対する仮設ササラ桁間にステップ板を取り付け、この後前記タ−ンバックルを吊り上げ操作し、前記仮設階段を既設階段の直上に吊り上げて自立させ、仮設階段の主要な構成部材である複数の仮設ササラ桁を互いに非連結状態で配置し、その配置作業を容易かつ合理的に行なうとともに、仮設ササラ桁を懸吊装置に連結後、相対する仮設ササラ桁間にステップ板を取り付け、この後タ−ンバックルを吊り上げ操作して仮設階段を既設階段の直上に吊り上げて自立させ、仮設階段の施工を合理的かつ安全に行なうとともに、仮設階段の利用上の安全性を確保するようにしている。
請求項2の発明は、前記仮設階段の幅方向の両側と略中央に仮設ササラ桁を配置し、各仮設ササラ桁の上方に前記懸吊装置を設置し、一定規模の仮設階段に三つの仮設ササラ桁を設置して支持強度を強化し、仮設階段の利用と施工の安全性を確保するようにしている
請求項3の発明は、前記相対する仮設ササラ桁の間隔を後に施工するエスカレ−タと略同幅とし、仮設階段の施工とエスカレ−タの設置を合理的に行なうようにしている。
請求項4の発明は、前記仮設階段を既設階段の直上に微小な間隙を設けて吊り上げ、仮設階段の自立を図り、既設階段に対する重量負荷を防止し、既設階段と仮設階段の利用上の安全を確保するようにしている。
請求項5の発明は、前記仮設ササラ桁を上下に分割して施工現場に搬入し、各仮設ササラ桁の端部を仮設階段の中間位置で連結し、仮設階段の施工を合理的かつ安全に行なうようにしている。
請求項6の発明は、前記仮設ササラ桁に懸吊装置を連結後、相対する仮設ササラ桁の間にステップ板を着脱可能に取り付け、仮設ササラ桁に懸吊装置を連結後、ステップ板を取り付けて、仮設ササラ桁の配置とステップ板の取り付けを合理的かつ安全に行なうとともに、ステップ板を着脱可能に取り付けて、この後の既設階段の解体を合理的かつ容易に行なうようにしている。
請求項7の発明は、前記仮設ササラ桁間の全域または区画毎に前記ステップ板を取り付け、作業能力や作業条件に応じてステップ板の取り付けを合理的かつ容易に行なうようにしている。
請求項8の発明は、前記仮設ササラ桁間の区画に前記ステップ板を取り付け後、前記タ−ンバックルを吊り上げ操作し、前記仮設階段の吊り上げ位置を調整し、仮設階段の吊り上げを精密に行ない、仮設階段の利用上の安全性を確保するようにしている。
請求項9の発明は、各仮設ササラ桁の一側または両側に略L字形のステップ取付金具の一端を取り付け、この他端にステップ板の一端をボルト締め後、前記前記ステップ取付金具を介し、ステップ板の全部または一部を取り外して直下の既設階段を表出させ、該表出した既設階段を仮設階段上から解体し、ステップ板を既設階段に定着して固定することなく、ステップ取付金具に直接取り付ければ良く、その着脱作業を簡易かつ迅速に行なえ、既設階段の解体作業を容易かつ合理的に行なえるとともに、前記ステップ取付金具を介し、ステップ板の着脱を仮設ササラ桁毎に行なえるから、ステップ板の全部または一部の着脱を合理的かつ容易に行なえるようにしている。
請求項10の発明は、所定の既設階段を解体後、ステップ取付金具に前記ステップ板を取り付けて仮設階段の使用を復旧し、既設階段の使用を簡便に実現するようにしている。
請求項11の発明は、既設階段と略同位置に、既設階段の全域または一部域の直上に仮設階段を設置し、該仮設階段の設置後、既設階段の全部または一部を解体撤去し、解体後その解体部にステップ板を取付けて仮設階段を復旧するとともに、仮設階段の全部または一部を解体撤去し、その解体撤去部と略同位置にエスカレ−タを設置するエスカレ−タの設置工法において、仮設階段を支持する複数の仮設ササラ桁を前記既設階段の直上に昇降方向に沿って互いに非連結状態で配置し、前記各仮設ササラ桁に上端部を支持したタ−ンバックルを有する複数の懸吊装置を連結後、相対する仮設ササラ桁間にステップ板を着脱可能に取り付け、この後、前記懸吊装置を介して仮設階段を既設階段の直上に吊り上げて自立させ、該仮設階段の自立後、該仮設階段の全部または一部のステップ板を取り外して仮設階段上から既設階段の全部または一部を解体撤去し、解体後その解体部にステップ板を取付けて前記自立した仮設階段を復旧するとともに、この後仮設階段の仮設ササラ桁と懸吊装置とステップ板の全部または一部を解体撤去して空隙部を形成し、該空隙部の上方からエスカレ−タを設置し、仮設階段の骨格となる仮設ササラ桁の設置と、ステップ板の取付けを別々に行ない、これらの作業を容易かつ合理的に行なうとともに、仮設階段を自立させて支持し、その安全な利用を図る一方、エスカレ−タの設置に際して、仮設階段の全部または一部のステップ板を取り外して仮設階段上から既設階段を解体し、解体作業の
安全を図るとともに、解体後その解体部にステップ板を取付けて自立した前記仮設階段を復旧し、復旧作業を速やかに行なうとともに、復旧後の仮設階段の安全性を確保し、また仮設階段を解体撤去して形成した空隙部の上方からエスカレ−タを設置し、既設階段ないし仮設階段と略同位置にエスカレ−タを安全かつ確実に設置するようにしている。
請求項12の発明は、前記仮設階段の仮設ササラ桁間に取り付けたステップ板の全部または一部を取り外して直下の既設階段を表出させ、該表出した既設階段を仮設階段上から解体し、既設階段の解体作業を仮設ササラ桁の区画毎に合理的かつ安全に行なうようにしている。
請求項13の発明は、前記既設階段と仮設階段を仮設ササラ桁毎に複数に区画し、該区画毎に既設階段と仮設階段とを解体撤去し、既設階段と仮設階段との解体撤去作業を作業能力や作業条件に応じて合理的に行なうとともに、既設階段と仮設階段または仮設階段とエスカレ−タとの混用を図るようにしている。
請求項14の発明は、前記仮設階段の幅方向の両側と略中央に仮設ササラ桁を設置し、相対する仮設ササラ桁間のステップ板を取り外して二つの空隙部を隣接して形成し、各空隙部にエスカレ−タを隣接して設置し、既設階段ないし仮設階段の略同位置に二基のエスカレ−タを隣接して設置するようにしている。
請求項15の発明は、前記エスカレ−タを複数に分割して仮設階段の下端部周辺に搬入し、かつその一部を組み付け、エスカレ−タの搬入と組み付けの合理化を図り、エスカレ−タを合理的かつ容易に設置するようにしている。
請求項16の発明は、前記エスカレ−タの前記分割部と、組み付けたアセンブリとを上方から吊り下げて前記空隙部側へ移動し、これらを空隙部の所定位置に設置後、連結し、エスカレ−タを合理的かつ容易に設置するようにしている。
請求項17の発明は、着脱可能な複数のステップ板を備え、既設階段と略同位置で、かつ既設階段の全域または一部域の直上に設置し、その利用を可能にするとともに、設置後、その全部または一部を撤去し、既設階段の全域または一部域を解体撤去可能にした仮設階段において、仮設階段を支持する複数の仮設ササラ桁を前記既設階段の直上に昇降方向に沿って互いに非連結状態で配置し、各仮設ササラ桁の上方に上端部を支持したタ−ンバックルを有する複数の懸吊装置を設置し、該懸吊装置の下端部を前記仮設ササラ桁に連結し、前記タ−ンバックルの吊り上げ操作を介し、前記仮設ササラ桁を既設階段の直上に吊り上げ、かつ自立可能にし、仮設ササラ桁によって仮設階段の支持を強化するとともに、仮設ササラ桁の搬入ないし配置をステップ板の取付け前に行なって、この作業を容易かつ合理的に行ない、また、懸吊装置によって仮設ササラ桁の吊り上げとその位置調整、並びに自立を安全かつ確実に実現し、仮設階段の安全な利用と、既設階段の解体作業の安全性を確保するようにしている。
請求項18の発明は、幅方向の両側と略中央に仮設ササラ桁を配置し、各仮設ササラ桁の上方に前記複数の懸吊装置を設置し、一定規模の仮設階段の施工および利用上の安全を確保するようにしている。
請求項19の発明は、前記仮設階段を既設階段の直上に微小な間隙を設けて吊り上げ、仮設階段の自立を図り、既設階段に対する重量負荷を防止し、既設階段と仮設階段の利用上の安全を確保するようにしている。
請求項20の発明は、前記仮設ササラ桁間の区画毎に前記ステップ板を取り付け、前記タ−ンバックルの吊り上げ操作を介し、前記仮設階段の吊り上げ位置を調整可能にし、ステップ板を取り付け後の仮設階段の吊り上げ位置を調整し、仮設階段の確実な自立を図り、利用上の安全を確保するようにしている。
請求項1の発明は、仮設階段を支持する複数の仮設ササラ桁を前記既設階段の直上に昇降方向に沿って互いに非連結状態で配置し、前記各仮設ササラ桁に上端部を支持したタ−ンバックルを有する複数の懸吊装置を設置し、該懸吊装置の下端部を前記仮設ササラ桁に連結後、相対する仮設ササラ桁間にステップ板を取り付け、この後前記タ−ンバックルを吊り上げ操作し、前記仮設階段を既設階段の直上に吊り上げて自立させるから、仮設階段の主要な構成部材である複数の仮設ササラ桁を互いに非連結状態で配置し、その配置作業を容易かつ合理的に行なうとともに、仮設ササラ桁を懸吊装置に連結後、相対する仮設ササラ桁間にステップ板を取り付け、この後タ−ンバックルを吊り上げ操作して仮設階段を吊り上げて自立させるから、仮設階段の施工を合理的かつ安全に行なえるとともに、仮設階段の利用上の安全性を確保することができる。
請求項2の発明は、前記仮設階段の幅方向の両側と略中央に仮設ササラ桁を配置し、各仮設ササラ桁の上方に前記懸吊装置を設置するから、一定規模の仮設階段に三つの仮設ササラ桁を設置して支持強度を強化し、仮設階段の利用と施工の安全性を確保することができる。
請求項3の発明は、前記相対する仮設ササラ桁の間隔を後に施工するエスカレ−タと略同幅とし、仮設階段の施工とエスカレ−タの設置を合理的に行なうことができる。
請求項の発明は、前記仮設階段を既設階段の直上に微小な間隙を設けて吊り上げるから、仮設階段の自立を図れ、既設階段に対する重量負荷を防止し、既設階段と仮設階段の利用上の安全を確保することができる。
請求項の発明は、前記仮設ササラ桁を上下に分割して施工現場に搬入し、各仮設ササラ桁の端部を仮設階段の中間位置で連結するから、仮設階段の施工を合理的かつ安全に行なうことができる。
請求項6の発明は、前記仮設ササラ桁に懸吊装置を連結後、相対する仮設ササラ桁の間にステップ板を着脱可能に取り付けるから、仮設ササラ桁に懸吊装置を連結後、ステップ板を取り付けて、仮設ササラ桁の配置とステップ板の取り付けを合理的かつ安全に行なえるとともに、ステップ板を着脱可能に取り付けて、この後の既設階段の解体を合理的かつ容易に行なうことができる。
請求項の発明は、前記仮設ササラ桁間の全域または区画毎に前記ステップ板を取り付けるから、作業能力や作業条件に応じてステップ板の取り付けを合理的かつ容易に行なうことができる。
請求項の発明は、前記仮設ササラ桁間の区画に前記ステップ板を取り付け後、前記タ−ンバックルを吊り上げ操作し、前記仮設階段の吊り上げ位置を調整するから、仮設階段の吊り上げを精密に行ない、仮設階段の利用上の安全性を確保することができる。
請求項9の発明は、各仮設ササラ桁の一側または両側に略L字形のステップ取付金具の一端を取り付け、この他端にステップ板の一端をボルト締め後、前記ステップ板の全部または一部を取り外して直下の既設階段を表出させ、該表出した既設階段を仮設階段上から解体するから、ステップ板を既設階段に定着して固定することなく、ステップ取付金具に直接取り付ければ良く、その着脱作業を簡易かつ迅速に行なえ、既設階段の解体作業を容易かつ合理的に行なえるとともに、ステップ取付金具を介しステップ板の着脱を仮設ササラ桁毎に行なえるから、ステップ板の全部または一部の着脱を合理的かつ容易に行なうことができる。
請求項10の発明は、所定の既設階段を解体後、ステップ取付金具に前記ステップ板を取り付けて仮設階段の使用を復旧するから、仮設階段の使用を簡便に実現することができる。
請求項11の発明は、仮設階段を支持する複数の仮設ササラ桁を前記既設階段の直上に昇降方向に沿って互いに非連結状態で配置し、前記各仮設ササラ桁に上端部を支持したタ−ンバックルを有する複数の懸吊装置を連結後、相対する仮設ササラ桁間にステップ板を着脱可能に取り付け後、前記懸吊装置を介して仮設階段を既設階段の直上に吊り上げて自
立させ、前記仮設階段の自立後、該仮設階段の全部または一部のステップ板を取り外して仮設階段上から既設階段の全部または一部を解体撤去し、解体後その解体部にステップ板を取付けて前記自立した仮設階段を復旧するとともに、この後仮設階段の仮設ササラ桁と懸吊装置とステップ板の全部または一部を解体撤去して空隙部を形成し、該空隙部の上方からエスカレ−タを設置するから、仮設階段の骨格となる仮設ササラ桁の設置と、ステップ板の取付けを別々に行ない、これらの作業を容易かつ合理的に行なうとともに、仮設階段を自立させて支持し、その安全な利用を図る一方、エスカレ−タの設置に際して、仮設階段の全部または一部のステップ板を取り外して仮設階段上から既設階段を解体し、解体作業の安全を図るとともに、解体後その解体部にステップ板を取付けて前記自立した仮設階段を復旧し、復旧作業を速やかに行なえるとともに、復旧後の仮設階段の安全性を確保し、また仮設階段を解体撤去して形成した空隙部の上方からエスカレ−タを設置し、既設階段ないし仮設階段と略同位置にエスカレ−タを安全かつ確実に設置することができる。
請求項12の発明は、前記仮設階段の仮設ササラ桁間に取り付けたステップ板の全部または一部を取り外して直下の既設階段を表出させ、該表出した既設階段を仮設階段上から解体するから、既設階段の解体を仮設ササラ桁の区画毎に合理的かつ安全に行なうことができる。
請求項13の発明は、前記既設階段と仮設階段を仮設ササラ桁毎に複数に区画し、該区画毎に既設階段と仮設階段とを解体撤去するから、既設階段と仮設階段との解体撤去作業を作業能力や作業条件に応じて合理的に行なえるとともに、既設階段と仮設階段または仮設階段とエスカレ−タとの混用を図ることができる。
請求項14の発明は、前記仮設階段の幅方向の両側と略中央に仮設ササラ桁を設置し、相対する仮設ササラ桁間のステップ板を取り外して二つの空隙部を隣接して形成し、各空隙部にエスカレ−タを隣接して設置するから、既設階段ないし仮設階段の略同位置に二基のエスカレ−タを隣接して設置することができる。
請求項15の発明は、前記エスカレ−タを複数に分割して仮設階段の下端部周辺に搬入し、かつその一部を組み付けるから、エスカレ−タの搬入と組み付けの合理化を図れ、エスカレ−タを合理的かつ容易に設置することができる。
請求項16の発明は、前記エスカレ−タの前記分割部と、組み付けたアセンブリとを上方から吊り下げて前記空隙部側へ移動し、これらを空隙部の所定位置に設置後、連結するから、エスカレ−タを合理的かつ容易に設置することができる。
請求項17の発明は、仮設階段を支持する複数の仮設ササラ桁を前記既設階段の直上に昇降方向に沿って互いに非連結状態で配置し、各仮設ササラ桁の上方に上端部を支持した
タ−ンバックルを有する複数の懸吊装置を設置し、該懸吊装置の下端部を前記仮設ササラ桁に連結し、前記タ−ンバックルの吊り上げ操作を介し、前記仮設ササラ桁を既設階段の直上に吊り上げ、かつ自立可能にしたから、仮設ササラ桁によって仮設階段の支持を強化できるとともに、仮設ササラ桁の搬入ないし配置をステップ板の取付け前に行なって、この作業を容易かつ合理的に行ない、また懸吊装置によって仮設ササラ桁の吊り上げとその位置調整、並びに自立支持を安全かつ確実に実現し、仮設階段の安全な利用と、既設階段の解体作業の安全性を確保することができる。
請求項18の発明は、幅方向の両側と略中央に仮設ササラ桁を配置し、各仮設ササラ桁の上方に前記複数の懸吊装置を設置したから、一定規模の仮設階段の施工および利用上の安全を確保することができる。
請求項19の発明は、前記仮設階段を既設階段の直上に微小な間隙を設けて吊り上げたから、仮設階段の自立を図り、既設階段に対する重量負荷を防止して、既設階段と仮設階段の利用上の安全を確保することができる。
請求項20の発明は、前記仮設ササラ桁間の区画毎に前記ステップ板を取り付け、前記タ−ンバックルの吊り上げ操作を介し、前記仮設階段の吊り上げ位置を調整可能にしたから、ステップ板を取り付け後の仮設階段の吊り上げ位置を調整し、仮設階段の確実な自立を図り、利用上の安全を確保することができる。
以下、本発明を駅構内に設置した鉄筋コンクリ−ト製の乗降用階段をエスカレ−タへ架け替える工事に適用した図示の実施形態について説明すると、図1乃至図23において1はコンクリ−ト製のホ−ム床スラブ2を敷設したプラットホ−ムで、地面に立設した支持桁3に載置されている。
前記プラットホ−ム1の直下に、複数の上屋基礎4が所定位置に設置され、該上屋基礎4にホ−ム上屋支柱5がプラットホ−ム1を貫通して立設されている。前記支柱5の上端部に支持梁6,7が縦横に架設され、これら支柱5および支持梁6,7の上に、コンコ−ス8および後述する階段を挟んで配置した駅務室と休憩室(図示略)の床面を形成する階上床スラブ9が架設されている。
図中、10は支持梁7,7間に掛け渡した中間梁、11は前記駅務室と休憩室の階段側を区画する仕切壁で、前記コンコ−ス8とプラットホ−ム1との間に、既設階段である鉄筋コンクリ−ト製の一対の乗降用階段12が、コンコ−ス8を挟んで前後に架設されている。
前記乗降用階段12は、H型鋼製の上下一対のササラ桁13,14と、該ササラ桁13,14上に架設された鉄筋コンクリ−ト製の階段スラブ15とで構成され、このうち下側ササラ桁13は、下端部を地上に立設した基台16に支持され、上端部を地上に立設した基礎支柱17に支持されている。
また、上側ササラ桁14は、下端部を前記基礎支柱17に支持され、上端部を前記支持梁6に支持されていて、前記基礎支柱17上で上下側ササラ桁13,14の端部を接合している。
前記階段スラブ15は、上下側階段スラブ18,19と、それらの間に配置した水平な中間踊り場20とで構成され、このうち上下側階段スラブ18,19は、互いに対をなすステップ踏部15aと、ステップ段部15bの複数組からなり、前記上側階段スラブ18の上端部を前記コンコ−ス8に位置付け、下側階段スラブ19の下端部を前記プラットホ−ム1に位置付けている。
また、前記中間踊り場20は、前記上下側ササラ桁13,14の接合部上に設けられ、前記乗降用階段12上に微小な間隙21を設けて、仮設階段22が吊り下げられて架設されている。
前記仮設階段22は、前記乗降用階段12よりも若干幅狭に形成され、その昇降方向に沿う縦断面形状は乗降用階段12とのそれと略同形に形成され、これらが互いに咬合配置されている。
すなわち、前記仮設階段22の階段部は、前記乗降用階段12と実質的に同一に構成され、その幅方向の両側と略中央部とに鉄骨製の仮設ササラ桁23〜25を配置していて、該仮設階段22はその昇降方向の中間位置で分割して構成されている。
このうち、両側に配置した仮設ササラ桁23,24は、図10のようにコ字形断面の鉄骨を対称に配置し、また略中央に配置した仮設ササラ桁25は、前述と同様の鉄骨のフランジ部端縁に鉄板を溶接して略箱形に形成している。
前記仮設ササラ桁23,24は、上部仮設桁23a〜25aと下部仮設桁23b〜25bとに分かれ、その上下端部に張出桁部23c〜25c、23d〜25dと、23e〜25e、23f〜25fとを屈曲して形成している。
そして、前記張出桁部23c〜25cをコンコ−ス8上に配置し、また張出桁部23f〜25fをプラットホ−ム1上に配置し、更に張出桁部23d〜25dと23e〜25eとを前記中間踊り場20の直上に配置している。
前記仮設ササラ桁25は仮設階段22の幅を左右に区画し、該ササラ桁25で区画される仮設ササラ桁23,25の間隔と、仮設ササラ桁24,25との間隔は、共に後述するエスカレ−タの幅と略同幅か若干幅広に形成されている。
実施形態では、前記仮設ササラ桁25を仮設階段22の中心よりも若干偏心して配置し、該仮設ササラ桁23,25の間隔を、仮設ササラ桁24,25の間隔よりも若干幅広に形成していて、この幅広な仮設ササラ桁23,25間に、後述の並設する一方のエスカレ−タを最初に設置するようにしている。
前記上部仮設桁23a〜25aと、下部仮設桁23b〜25bの一側または両側に、複数のステップ取付金具26〜29が、既設の乗降用階段15のステップ踏部15aのピッチと等ピッチに配置され、かつ着脱可能に取り付けられていて、その相対するステップ取付金具26,27および28,29の屈曲片26a〜29a間に、ステップ板30,31が着脱可能に取り付けられている。
すなわち、前記上部仮設桁23a〜25aと、下部仮設桁23b〜25bの一側または両側の同高位置に複数の通孔(図示略)が形成され、該孔の開口部に同様なナット32が溶接等で固定され、該ナット32に同様なボルト33をねじ込んで、前記ステップ取付金具26〜29を着脱可能に取り付けている。
また、前記屈曲片26a〜29aの同高位置に複数の通孔(図示略)が形成され、該孔の開口部に同様なボルト34が下側から挿入されて溶接等で固定され、屈曲片26a〜29aの上面に突出した螺軸に同様な袋ナット35をねじ込んで、前記ステップ板30,31を着脱可能に取り付けている。
この場合、ナット32を固定する代わりにボルト33を固定しても良く、その場合は例えばナット35を屈曲片26a〜29aの裏面に固定し、上面からボルト34をねじ込むようにすれば良い。
前記ステップ板30,31は、図8のように略Z字形断面の鋼板で構成され、その表面に公知の凹凸状の滑り止めが形成され、その両端部に目隠し片30a,30b、31a,31bが互いに反対向きに屈曲されている。
そして、隣接するステップ板30,31の目隠し片30a,30b、31a,31bを上下に対向配置し、これらを継手板36,37で着脱可能に連結している。
すなわち、前記目隠し片30a,30b、31a,31bと継手板36,37の対応位置に通孔(図示略)が形成され、このうち目隠し片30a,30b、31a,31bの通孔の裏側開口部に同様なナット38,39が溶接等で固定され、該ナット38,39にボルト40,41をねじ込んで、目隠し片30a,30b、31a,31bを着脱可能に連結している。
この場合、ナット38,39を固定する代わりに、継手板36,37により目隠し片30a,30b、31a,31bを固定し、その変形を防ぐためにボルト40,41を固定しても良い。
一方、前記仮設ササラ桁23〜25の上下端部の張出桁部23c〜25cと、23f〜25fの一側または両側に、複数のステップ取付金具42〜49が着脱可能に取り付けられ、その相対する屈曲片の間に、ステップ板30,31よりも幅広な覆工板を兼ねるステップ板50〜53が着脱可能に取り付けられている。
前記取付金具42〜49は、前記取付金具26〜29よりも若干小形の相似形状に形成され、前記張出桁部23c〜25cと、23f〜25fの一側または両側に複数の通孔(図示略)が形成され、該孔の開口部に同様なナット(図示略)が溶接等で固定され、該ナットに同様なボルト54をねじ込んで、前記ステップ取付金具42〜49を着脱可能に取り付けている。
また、前記取付金具42〜49の屈曲片42a〜49aに通孔が形成され、該孔の開口部に同様なボルト55が下側から挿入されて溶接等で固定され、前記屈曲片の上面に突出した螺軸に同様な袋ナット56をねじ込んで、前記ステップ板50〜53を着脱可能に取り付けている。
この場合、袋ナットを固定する代わりにボルト55を固定しても良く、その場合は例えば通常のナット56を屈曲片42a〜49aの下面に固定し、上面からボルト55をねじ込むようにすれば良い。
前記ササラ桁23c〜23cと23f〜23fの端部は、コンコ−ス8またはプラットホ−ム1上に配置され、固定ボルト(図示略)を介して不動に設置されている。
前記ステップ板50〜53の一端に目隠し片50a〜53aが屈曲形成され、該目隠し片50a〜53aを近接の継手板36,37に着脱可能に連結している。
一方、前記張出桁部23d〜25dと23e〜25eの端部が、図8のように前記中間踊り場20の直上に水平に突き合わせて配置され、それらの両側面を一対の連結板56で当てがい、これをボルト・ナット57を介して連結している。
前記張出桁部23d〜25dと23e〜25eの一側または両側に、床板取付金具58〜61が着脱可能に取り付けられ、その相対する屈曲片の間に前記ステップ板50〜53と同大か若干幅広な踊り場用床板62,63が着脱可能に取り付けられている。
前記床板取付金具58〜61は、前記取付金具42〜49と略同大に形成され、前記張出桁部23d〜25dと23e〜25eの一側または両側に複数の通孔(図示略)が形成されている。
前記通孔の開口部に同様なナット(図示略)が溶接等で固定され、該ナットに同様なボルト64をねじ込んで、前記床板取付金具58〜61を着脱可能に取り付けている。
前記取付金具58〜61の屈曲片58a〜61aに通孔が形成され、該孔の開口部に同様なボルト65が下側から挿入されて溶接等で固定され、前記屈曲片の上面に突出した螺軸に同様な袋ナット66をねじ込んで、前記踊り場用床板62,63を着脱可能に取り付けている。
この場合、ボルト65を固定する代わりに袋ナット66を固定しても良く、その場合は通常のナット66を屈曲片の下面に固定し、屈曲片の上面からボルト65をねじ込むようにすれば良い。
前記仮設ササラ桁23〜25の上部仮設桁23a〜25aと下部仮設桁23b〜25b、およびその上下端部の張出桁部23c〜25c、23f〜25fに、懸吊装置67a,67b,67c〜74a,74b,74cの下端部が取り付けられ、その上端部が直上の架設梁84,85または支持梁7に取り付けられている。
前記懸吊装置67a,67b,67c〜74a,74b,74cは、各上下端部の取り付け位置と、その懸吊長さが相違する他は実質的に同一に構成され、これらは実施形態の場合、可搬性と取り扱いの便宜上、上部仮設桁23a〜25aと下部仮設桁23b〜25b、張出桁部23c〜25c、23f〜25fの長さ方向に近接配置した一対で構成されている。
これを仮設階段22の中間部に配置した懸吊装置71a,71b,71cで説明すると、図8および図11のように下部仮設桁23b,24b,25bの上端部に、一対の固定金具75と75を近接して溶接し、該金具75にボルト・ナット76を介して羽子板77を連結し、該羽子板77にタ−ンバックルを構成する一方のスクリュ−シャフト78を固定している。
実施形態では羽子板77に縦溝を形成し、該溝にスクリュ−シャフト78の下端部を挿入して溶接している。
一方、仮設階段22の上方に掛け渡した支持梁7,7間に中間梁79が架設され、該中間梁79の上端部に短小な架橋梁80が固定され、該架橋梁80に一対の羽子板81と81が取り付けられ、該羽子板81にタ−ンバックルを構成する他方のスクリュ−シャフト82が固定されている。
実施形態では羽子板81に縦溝を形成し、該溝にスクリュ−シャフト82の上端部を挿入して溶接している。
そして、前記上下一対のスクリュ−シャフト78,82間に、タ−ンバックル操作リンク83が回動可能に取り付けられ、該リンク83の回動操作を介して、スクリュ−シャフト78,82を近接離反変位させ、それらの張力を調節可能にしている。
前記架設梁84,85は、仮設階段22に臨む階上床スラブ9の開口部86上方に架設した、前記懸吊装置67a,67b,67c〜74a,74b,74cの支持部材である門型フレ−ム87を構成し、該フレ−ム87は前記階上床スラブ9上に立設した各一対の仮設支柱88,89と、これら各仮設支柱88,89間に架け渡した架設梁91と、前記架設梁91の略中央に直交して架け渡した架設梁85と、架設梁91の両端部に直交して架け渡した架設梁84と、架設梁84,84間に架け渡した複数の中間梁(図示略)とからなっている。
図中、90は前記門型フレ−ム87からコンコ−ス8寄りに張り出して立設した仮設支柱、90aは仮設支柱90と架設梁84との間に架け渡した仮設梁で、これらは中間梁(図示略)と共に門型フレ−ムを構成し、後述のエスカレ−タを吊り上げて設置する際に架設され、設置後は撤去可能にされている。
前記架設梁84,84は上部仮設桁23a,24aの上方に位置し、架設梁85は上部仮設桁25aの上方に位置し、架設梁84上に箱形の固定枠92が固定され、該固定枠92にスクリュ−シャフト82を溶接した羽子板93が取り付けられている。
この他、図中94,95は仮設階段22の仮設ササラ桁23〜25に沿って設けた手摺で、手摺94,94は仮設ササラ桁23,24の内側に架設され、手摺95は仮設ササラ桁25の中央に架設されていて、懸吊装置67b〜74bとの干渉を回避し、複数に分割されている。
96は前記開口部86の周縁の階上スラブ9に立設した仕切壁で、仮設支柱89,90の周囲を囲繞しており、97,98は前記仮設階段22の撤去後に並設したエスカレ−タで、該エスカレ−タ97,98は実質的に同一に構成されている。
前記エスカレ−タ97,98は、ステップ99,100と、ステップ99,100が周回動するスカ−トガ−ド101,102と、エスカレ−タ97,98の両側を区画する一対の欄干103,104とを備え、かつこれらをその長さ方向に沿って図17(a)〜(c)のように、上部フレ−ム97a,98aと中間フレ−ム97b,98bと下部フレ−ム97c,98cとに三分割可能にしている。
そして、前記三分割の状態で施工現場、つまりプラットホ−ム1に搬入し、その設置時に図17(d)のようにプラットホ−ム1上で、中間フレ−ム97b,98bと下部フレ−ム97c,98cとを組み立て、先ず上部フレ−ム97a,98aをチェ−ンブロック等で吊り上げて設置し、次いで下部フレ−ムアセンブリを吊り上げて上部フレ−ム97a,98aに連結し、設置するようにしている。この状況は図18乃至図21のようである
図中、105,106は前記エスカレ−タ97,98の上下端部に位置する階上スラブ9とプラットホ−ム1に形成したピットで、エスカレ−タ97,98の上下端部を収容可能にしており、常時は前記ステップ板50〜53で閉塞されている。
この他、109はプラットホ−ム1上に設置したホ−ム事務室、110は既設の乗降用階段12撤去後に仮設階段22の動揺を防止する揺れ止め部材で、複数の支柱を筋交いを交えて中間踊り場の直下に立設している。
111は前記エスカレ−タ97,98の各分割フレ−ムを載置可能な台車、112は支持梁7および架設梁84に取り付けたチェ−ンブロック(図示略)に掛け渡したワイヤで、該ワイヤ112に前記各エスカレ−タ97,98の各部を掛け止め可能にしている。
このように構成した本発明の仮設階段の施工法およびエスカレ−タの設置工法によって、図3に示す既設の乗降用階段12をエスカレ−タ97,98に架け替える場合は、これら一連の作業を乗降客のいない深夜の線閉時下で施工する。
先ず、既設の乗降用階段12の上部両側に面する間仕切壁(図示略)を一部撤去し、乗降用階段12の上部両側に仕切壁96を設置し、また施工現場の階上床スラブ9下にコンコ−ス床梁(図示略)を架設し、施工現場のコンコ−ス8の周辺を補強する。
次に、前記補強したコンコ−ス8上に門型フレ−ム87を架設する。この門型フレ−ム87の架設は、コンコ−ス8の開口部86に臨む階上床スラブ9上に各一対の仮設支柱88,89を立設し、これら各仮設支柱88,89間に架設梁91を架け渡し、該架設梁91の略中央と両端部に架設梁85,84を直交して架け渡し、架設梁84,84間に複数の中間梁(図示略)を架け渡す。また、前記門型フレ−ム87の架設と前後して、ホ−ム事務室109を撤去する。
このような状況の下で既設の乗降用階段12上の両側と略中央に、仮設階段22の仮設ササラ桁23〜25を設置する。これらの仮設ササラ桁23〜25は、それぞれ上下に二分割された状態で現場に搬入され、それらに固定金具75と手摺94,95が予め取り付けられている。
前記仮設ササラ桁23〜25は、それぞれ上下に二分割され、仮設階段22の一側に設置する仮設ササラ桁23の上部側は、上部仮設桁23aと張出桁部23c,23dとで一体に構成され、下部側は下部仮設桁23bと張出桁部23e,23fとで一体に構成され、これらを乗降用階段12の一側に配置し、それらの端部を仮設階段22の中高位置、つまり中間踊り場20上で突き合わせて、連結板56で連結する。
次に、仮設階段22の他側に設置する仮設ササラ桁24の上部側は、上部仮設桁24aと張出桁部24c,24dとで一体に構成され、下部側は下部仮設桁24bと張出桁部24e,24fとで一体に構成され、これらを乗降用階段12の他側に配置し、それらの端部を仮設階段22の中高位置、つまり中間踊り場20で突き合わせて、連結板56で連結する。
最後に、仮設階段22の略中央に設置する仮設ササラ桁25の上部側は、上部仮設桁25aと張出桁部25c,25dとで一体に構成され、下部側は下部仮設桁25bと張出桁部25e,25fとで一体に構成され、これらを乗降用階段12の略中央に配置し、それらの端部を仮設階段22の中高位置、つまり中間踊り場20上で突き合わせて、連結板56で連結する。
そして、前記仮設ササラ桁23〜25の全域に懸吊装置67a,67b,67c〜74a,74b,74cの下端部を取り付け、その上端部を支持梁7と架設梁85に取り付ける。
前記懸吊装置67a,67b,67c〜74a,74b,74cは、羽子板77,93と一体の上下一対のスクリュ−シャフト78,82に、予めタ−ンバックル操作リンク83を連結した状態で施工現場に搬入し、その下端部の羽子板77を固定金具75にボルト・ナット76で連結し、上端部の羽子板93を予め取り付けて置いた架橋梁80と固定梁92にボルト・ナットで連結する。
この後、前記仮設ササラ桁23〜25の対向位置に、ステップ取付金具26,27,46,47と床板取付金具58,59を取り付け、前記金具の屈曲片にステップ板30,52と踊り場用床板62を取り付ける。
その際、人手や作業時間が制約される作業条件の下で、前記取り付け作業を一時に行なうことは難しく、またその作業途中のままでは、既設の乗降用階段15や仮設階段22の何れの利用もできなくなって具合悪い。
そこで、実施形態では作業能力や作業条件に応じて、前記取り付け作業を仮設階段22の左右に分け、または更にそれらの上下側に分けて作業することとしている。
したがって、最も作業能力が低い場合は仮設階段22の左右何れか一方で、その上下側の何れか一方を作業する。
例えば、仮設階段22の前記幅広側の下側区域、つまり下部仮設桁23bおよび張出桁部23e,23fと、下部仮設桁25bおよび張出桁部25e,25fとで区画される下側半部域を作業する場合は、前記仮設ササラ桁23の下側半部と、仮設ササラ桁25の下側半部の相対する内面の所定位置に、ステップ取付金具26,27,46,47と床板取付金具58,59を取り付ける。
前記金具の取り付けは、各ボルト33,54,64を各ササラ桁23,25に予め固定したナット32にねじ込んで行なう。
この後、前記金具の屈曲片26a,27a間にステップ板30を取り付け、屈曲片46a,47a間にステップ板52を取り付け、屈曲片58a,59a間に踊り場用床板62を取り付ける。
前記ステップ板30,52と踊り場用床板62の取り付けは、各屈曲片に固定したボルト34またはナットに、袋ナット35,56またはボルトをねじ込んで行なう。この後、ステップ板52をプラットホ−ム1上にねじ止めする。
こうして取り付けたステップ板30,52と踊り場用床板62は、既設の乗降用階段22のステップ踏部15aと、中間踊り場20の直上に位置し、各ステップ段部15bの前部に一対の目隠し片30a,30bが上下に離間して位置し、また目隠し片52aと目隠し片30aが上下に離間して位置する。
そこで、継手板36を目隠し片30a,30b間の所定位置に配置し、前記目隠し片30a,30bに予め固定したナット38にボルト40をねじ込んで連結する。同様に、継手板37を目隠し片30a,52a間の所定位置に配置し、前記目隠し片30a,52aに予め固定したナット39にボルト41をねじ込んで連結する。
このように、ステップ取付金具26,27,46,47と床板取付金具58,59、およびステップ板30,52と踊り場用床板62,並びに継手板36,37の取り付けは、ボルト・ナットのねじ込み作業で簡便であり、しかもこの作業を既設の乗降用階段22の上方から行なえるから、不自然な作業姿勢を強いられることなく容易かつ迅速に行なえる
前記懸吊装置67a,67b,67c〜74a,74b,74cを取り付け後、各タ−ンバックル操作リンク83を回動操作し、スクリュ−シャフト78,82を近接変位させて、それらの張力を調節して、仮設階段22を既設の乗降用階段12上に吊り上げ、仮設階段22と乗降用階段12との間に微小な間隙21を設け、仮設階段22の自立を図る。
こうして下側の仮設ササラ桁23,25で区画される幅広側の下側半部域に、ステップ板30,52と踊り場用床板62を取り付け、また前記懸吊装置67a,67b,67c〜74a,74b,74cを介し、仮設階段22を吊り上げた状態で所定の作業を終了し、この状態で仮設階段22が使用される。
このように仮設階段22の工事途中で部分的な使用に供しても、前記下側半部域は既設の乗降用階段12より若干幅狭であるが、ステップ板30,52や踊り場用床板62は乗降用階段12と略同位置であり、また懸吊装置67a,67b,67c〜74a,74b,74cによって、上載荷重に十分堪えられ、振動や揺れにも堪えられるから、乗降用階段12の利用時と遜色なく利用できる。
この場合の仮設階段22と乗降用階段12の状況は、前記幅広側の下側区域のみが仮設階段22に覆工され、この他の幅広側の上側半部域と、仮設ササラ桁24,25で区画される幅狭側の上下側全域とは、仮設階段22の未着工域で既設の乗降用階段12が表出し、この乗降用階段12の利用が続行される。
したがって、この場合の利用状況は仮設階段22と乗降用階段12の利用が混在し、前記仮設階段22の未着工域は、既設の乗降用階段12より若干幅狭で、上下のスクリュ−シャフト78,82が林立する若干猥雑さはあるが、乗降用階段12は従来と略同様の利用が可能になる。
そして、前記のように仮設階段22と乗降用階段12の利用を混在しながらも、既設の乗降用階段12の位置で従来と略同様な通行を図れるから、従来のように乗降用階段12を閉鎖し、別所の代替階段の確保や、乗降客に対する乗降位置の変更や移動を強いる不具合がない。
このような利用状況を確保しながら、次期線閉下の作業時に前記幅広側の上側区域、つまり上部仮設桁23aおよび張出桁部23c,23dと、上部仮設桁25aおよび張出桁部25c,25dとで区画される上側半部域に、ステップ取付金具26,27,42,43と床板取付金具58,59を取り付け、これらにステップ板30,50と踊り場用床板62とを、前述同様にボルトまたはナットのねじ込みによって取り付け、ステップ板50を階上スラブ9にネジ止めする。
この後、各タ−ンバックル操作リンク83を回動操作し、スクリュ−シャフト78,82を近接変位させて、それらの張力を調節し直し、仮設階段22を既設の乗降用階段12上に吊り上げ、仮設階段22と乗降用階段12との間に微小な間隙21を設け、仮設階段22の自立を図る。
このようにすることで、既設の乗降用階段12の片側半部が仮設階段22に覆工され、当該部の利用が可能になる。したがって、この状況下での仮設階段22の利用は、仮設階段22と乗降用階段12の利用が混在するが、前述の場合に比べ仮設階段22の利用域が増加する分、円滑かつ違和感なく通行できる。
こうして、既設の乗降用階段12の片側半部を仮設階段22に覆工後、他側の幅狭側を前述と同様に施工する。
これを例えば上下側半部域づつ施工する場合は、施工後毎に各タ−ンバックル操作リンク83を回動操作し、スクリュ−シャフト78,82を近接変位させて、それらの張力を調節し直し、仮設階段22を既設の乗降用階段12上に吊り上げ、仮設階段22と乗降用階段12との間に微小な間隙21を設け、この状態で仮設階段22の利用に供する。
そして、既設の乗降用階段12の全域を仮設階段22に覆工後、各タ−ンバックル操作リンク83を回動操作し、スクリュ−シャフト78,82を近接変位させて、それらの張力を調節し直し、仮設階段22を既設の乗降用階段12上に吊り上げ、仮設階段22と乗降用階段12との間に微小な間隙21を設けて、仮設階段22の自立を図り、この状態で仮設階段22の利用に供する。この状況は図1のようである。
この場合は、仮設階段22だけの利用になり、前述のような既設の乗降用階段12との混在した利用から解消され、その円滑かつ快適な通行が可能になる。
このような状況の下で次期線閉下の作業時に、仮設階段22のステップ板30,31や踊り場用床板62,63を取り外し、その開口部からブレ−カ−やエア−ハンマ−、エア−ドライバ−(共に図示略)等の作業機器や工具を使用して、乗降用階段12の階段スラブ15を取り壊す。
この場合、上記取り壊し作業は、仮設階段22のステップ板30,31や踊り場用床板62,63の取り外し作業と、ブレ−カ−やエア−ハンマ−、エア−ドライバ−(共に図示略)等による取り壊し作業と、取り壊し後のステップ板30,31や踊り場用床板62,63の復旧作業を伴い、手間が掛かるため、作業能力や作業条件に応じて、前記一連の作業を仮設階段22ないし乗降用階段12を複数域に分けて作業することとしている
実施形態では仮設階段22ないし乗降用階段12の上側または下側、若しくはその両側から順次施工している。
すなわち、前記エア−ドライバ−を駆使して、仮設階段22ないし乗降用階段12の上側または下側、若しくはその両側の施工域に位置する継手板36,37を取り外し、相対するステップ取付金具26〜29を取り外して、ステップ板30,31を取り外し、直下の乗降用階段12を表出させる。
そして、前記ブレ−カ−やエア−ハンマ−を駆使し、施工域の階段スラブ15を取り壊し、その所定域を取り壊し後、前記ステップ取付金具26〜29を取り付け、また継手板36,37を取り付け、それらを復旧させたところで所定の作業を終了し、仮設階段22の利用に供する。
このように階段スラブ15を取り壊し途中で仮設階段22の使用に供しても、仮設階段22は懸吊装置67a,67b,67c〜74a,74b,74cによって支持され、また所定より自立を促されているから、上載荷重に十分堪えられ下方変位や変形もなく、通行の安全性を確保できる。
この後、次期線閉下の作業時に隣接する別の施工域を作業し、前述と同様の要領で階段スラブ15を取り壊し、ステップ板30,31や踊り場用床板62,63を復旧させて、仮設階段22の使用を図る。
以降、同様な取り壊し作業を繰り返し、階段スラブ15を全て取り壊したところで、既設支持梁6に代わる本設支持梁6aの設置と、既設支持梁6と上下側ササラ桁13,14を撤去し、同時に基礎支柱17を撤去して、仮設階段22のみの架設状態とし、その中間部に筋交いを交えて揺れ止め部材110を架設する。
この状況は図4のようで、この状態で仮設階段22が使用される。
この場合、仮設階段22は懸吊装置67a,67b,67c〜74a,74b,74cによって支持され、所期の自立を促されているから、上載荷重に十分堪えられ下方変位や変形もなく、また揺れ止め部材110で揺動を防止されているから、通行の安全性を確保できる。
こうして仮設階段22の利用を確保しながら、次期線閉下の作業時にエスカレ−タ97,98の設置に備えて、コンコ−ス8とプラットホ−ム1の所定位置、つまり前記ステップ板50〜53の直下にピット105,106を設置する。
このうち、ピット105は階上スラブ9の直下の所定位置を隔壁で囲繞して形成し、ピット106はプラットホ−ム1の所定のホ−ム床スラブ2aおよび基礎16を撤去して形成する。
この後、コンコ−ス8上に一対の仮設支柱90を立設し、これらと架設梁84との間に仮設梁90aを架け渡し、この架設フレ−ムを門型フレ−ム87に連結して、エスカレ−タ97,98の吊り上げ作業に備える。
このような状況の下で次期線閉下の作業時に、作業時間が拘束される条件の下では並設するエスカレ−タ97,98のうち、何れか一方のエスカレ−タ97をプラットホ−ム1上に搬入する。
前記エスカレ−タ97は予め工場等で三分割され、その上部フレ−ム97aと、中間フレ−ム97bと、下部フレ−ム97cをそれぞれ台車111の載せて、プラットホ−ム1上に搬入し、このうち中間フレ−ム97bと下部フレ−ム97cとを、図17(d)のようにプラットホ−ム1上で組み付けて、設置時期を待機させる。
したがって、従来のように種々の構成部品を施工現場に搬入し、これらを施工現場でいちいち組み付ける手間と煩雑を解消し、その設置作業を迅速に行なえる。
一方、エスカレ−タ97,98の設置に際して、仮設階段22の仮設ササラ桁23〜25と、ステップ板30,31、踊り場用床板62,63、懸吊装置67a,67b,67c〜74a,74b,74c等を取り外す必要がある。
その場合、作業時間が拘束される条件の下では、仮設階段22の左右の何れか一方の側、実施形態では前記幅広側の片側域、つまり仮設ササラ桁23,25で区画される片側域に前記エスカレ−タ97を設置している。
このため、前記幅広側の片側域に設置した一方の仮設ササラ桁23と、該ササラ桁23に取り付けた懸吊装置67a〜74aと、ステップ板30と、踊り場用床板62を取り外す。
すなわち、前記懸吊装置67a〜74aに対応する上下の羽子板77,93を取り外し、上下一対のスクリュ−シャフト78,82とタ−ンバックル操作リンク83とを一体に取り外し、また相対するステップ取付金具26,27,42,43,46,47と、床板取付金具58,59とを取り外し、これらと一体のステップ板30と、踊り場用床板62とを取り外し、前記幅広側の片側域を空隙部に形成する。
このような状況の下で、先ず前記エスカレ−タ97の上部フレ−ム97aを設置し、次いで中間フレ−ム97bと下部フレ−ム97cのアセンブリを設置し、これらを連結する
この設置状況は図18乃至図21のようで、支持梁7の所定位置に複数のチェ−ンブロック(図示略)を取り付け、これらにワイヤ112を掛け渡し、該ワイヤ112を上部フレ−ム97aの所定位置に掛け止め、チェ−ンブロックを操作して上部フレ−ム97aを吊り上げる。
そして、チェ−ンブロックを順次架け替えながら、上部フレ−ム97aを前記仮設階段22に形成した空隙部の上方に沿って移動し、その前端部が前記ピット105上に移動したところで、上部フレ−ム97aを下降し、ピット105上に設置する。
次に、中間フレ−ム97bと下部フレ−ム97cのアセンブリの所定位置に前記ワイヤ112を掛け止め、チェ−ンブロックを操作して前記フレ−ムアセンブリを吊り上げる。
そして、チェ−ンブロックを順次架け替えながら、前記フレ−ムアセンブリを前記仮設階段22に形成した空隙部の上方に沿って移動し、その後端部が前記ピット106上に移動したところで、前記フレ−ムアセンブリを下降し、ピット106上に設置する。
前記設置後、上部フレ−ム97aとフレ−ムアセンブリを連結し、それらを整備点検し、エスカレ−タ97の運転を可能にしたところで、所定の作業を終了し、エスカレ−タ97と仮設階段22の利用に供する。
この場合はエスカレ−タ97の利用と、仮設階段22の幅狭側の利用が混在した形になり、その利用形態に差異はあるが、応急的な利用に応じられる。
このようなエスカレ−タ97と仮設階段22の利用を確保しながら、次期線閉下の作業時に、前記幅狭側の片側域に設置した仮設ササラ桁24,25、該ササラ桁24,25に取り付けた懸吊装置67b〜74bと67c〜74c、ステップ板31と、踊り場用床板63を取り外す。
すなわち、前記懸吊装置67b〜74bと67c〜74cに対応する上下の羽子板77,93を取り外し、上下一対のスクリュ−シャフト78,82とタ−ンバックル操作リンク83とを一体に取り外し、また相対するステップ取付金具28,29,44,45,48,49と、床板取付金具60,61とを取り外し、これらと一体のステップ板31と、踊り場用床板63とを取り外し、前記幅狭側の片側域を空隙部に形成する。
このような状況の下で他方のエスカレ−タ98を施工現場に搬入する。すなわち、前記エスカレ−タ98は予め工場等で三分割され、これは前述のエスカレ−タ97と同様に上部フレ−ム98aと、中間フレ−ム98bと、下部フレ−ム98cをそれぞれ台車111の載せて、プラットホ−ム1上に搬入し、このうち中間フレ−ム98bと下部フレ−ム98cとを、図17(d)のようにプラットホ−ム1上で組み付けて、設置時期を待機させる。
前記エスカレ−タ98の設置は、前述のエスカレ−タ97と同様に行なわれ、この設置状況は図18乃至図21のようで、支持梁7の所定位置に複数のチェ−ンブロック(図示略)を取り付け、これらにワイヤ112を掛け渡し、該ワイヤ112を上部フレ−ム98aの所定位置に掛け止め、チェ−ンブロックを操作して上部フレ−ム98aを吊り上げる
そして、チェ−ンブロックを順次架け替えながら、上部フレ−ム98aを前記仮設階段22に形成した空隙部の上方に沿って移動し、その前端部が前記ピット105上に移動したところで、上部フレ−ム98aを下降し、ピット105上に設置する。
次に、中間フレ−ム98bと下部フレ−ム98cのアセンブリの所定位置に前記ワイヤ112を掛け止め、チェ−ンブロックを操作して前記フレ−ムアセンブリを吊り上げる。
そして、チェ−ンブロックを順次架け替えながら、前記フレ−ムアセンブリを前記仮設階段22に形成した空隙部の上方に沿って移動し、その後端部が前記ピット106上に移動したところで、前記フレ−ムアセンブリを下降し、ピット106上に設置する。
前記設置後、上部フレ−ム98aとフレ−ムアセンブリを連結し、それらを整備点検し、エスカレ−タ98の運転を可能にしたところで、所定の作業を終了し、エスカレ−タ97,98の利用に供する。この状況は図22および図23のようである。
この後、仮設支柱90と架設梁90aを撤去し、コンコ−ス8周辺を整備すれば、既設の乗降階段12に対するエスカレ−タ97,98の一連の架け替え工事が終了する。
この状況は図22および図23のようである。
なお、前述の実施形態の仮設階段22は仮設ササラ桁25を介して左右に二分割し、中間部に単一の踊り場を設けているが、既設の乗降用階段12が非常に幅広で、複数の踊り場を有する長尺の場合、これに応じて左右に複数分割し、かつ複数の踊り場を設け、その区画毎に複数のエスカレ−タを設置することが可能である。
このように本発明の仮設階段の施工法およびエスカレ−タの設置工法並びに仮設階段は、例えば駅構内の階段をエスカレ−タに架け替える際に好適で、既設階段の上に仮設階段を架設し、乗降客の通行の安全性と円滑性、並びに快適性を確保しながら既設階段を撤去するとともに、仮設階段を順次エスカレ−タに架け替え、合理的な施工と利用を図り、しかも従来の仮囲いを廃止し若しくは仮囲い期間を大幅に短縮して、作業の迅速化と工期の短縮化並びに工費の低減を図れるものである。
本発明を駅構内に設置した乗降用階段上に仮設階段を架設した状況を示す正面図である。 本発明を駅構内に設置した乗降用階段上に仮設階段を架設した状況を示す正面図で、前記仮設階段の中央部を示している。 本発明を適用した駅構内の乗降用階段に対する仮設階段の施工前の状況を示す正面図である。 本発明を適用した駅構内の乗降用階段に仮設階段を施工する際の状況を示す正面図で、前記乗降用階段の撤去後の状況を示している。 本発明を適用した仮設階段の階上側を示す正面図で、門型フレ−ムを付記している。 本発明を適用した仮設階段の上側半部を示す平面図である。
本発明を適用した仮設階段の下側半部を示す平面図である。 本発明を適用した仮設階段の中間踊り場付近を拡大して示す正面図である。 本発明を適用した仮設階段の中央部付近を拡大して示す正面図である。 本発明を適用した仮設階段のステップ取付金具とステップ板との取り付け状況を拡大して示す正面図である。 本発明を適用した仮設階段の下端部付近を拡大して示す正面図である。 本発明を適用した仮設階段の中央部の仮設ササラ桁の組み付け状況を拡大して示す正面図である。
本発明に適用した懸吊装置の一例の要部を拡大して示す正面図である。 図13の側面図である。 本発明に適用した懸吊装置の別の要部を拡大して示す正面図である。 図15の側面図である。 本発明に適用したエスカレ−タを三分割し、これらを施工現場に搬入する際の状況を示す正面図で、同図(a)は上部フレ−ムを示し、同図(b)は中間フレ−ムを示し、同図(c)は下部フレ−ムを示し、同図(d)は下部フレ−ムと中間フレ−ムの組付け状況を示している。 本発明に適用したエスカレ−タの上部フレ−ムの設置状況を示す正面図である。
本発明に適用したエスカレ−タのフレ−ムアセンブリの設置状況を示す正面図である。 本発明に適用したエスカレ−タのフレ−ムアセンブリの設置状況の中途状況を示す正面図である。 本発明に適用したエスカレ−タの上部フレ−ムと、フレ−ムアセンブリとの連結状況を示す正面図である。 本発明に適用したエスカレ−タの設置後の状況を示す正面図である。 図22の拡大平面図である。
符号の説明
12 既設階段
21 間隙
22 仮設階段
23〜25 仮設ササラ桁
30,31 ステップ板
67a,67b,67c〜74a,74b,74c 懸吊装置
87 支持部材(門型フレ−ム)
97,98 エスカレ−タ

Claims (20)

  1. 既設階段と略同位置に、既設階段の全域または一部域の直上に仮設階段を設置し、該仮設階段の設置後、該仮設階段の全部または一部を一旦撤去し、既設階段の全域または一部域を解体撤去する仮設階段の施工法において、仮設階段を支持する複数の仮設ササラ桁を前記既設階段の直上に昇降方向に沿って互いに非連結状態で配置し、前記各仮設ササラ桁に上端部を支持したタ−ンバックルを有する複数の懸吊装置を設置し、該懸吊装置の下端部を前記仮設ササラ桁に連結後、相対する仮設ササラ桁間にステップ板を取り付け、この後前記タ−ンバックルを吊り上げ操作し、前記仮設階段を既設階段の直上に吊り上げて自立させることを特徴とする仮設階段の施工法。
  2. 前記仮設階段の幅方向の両側と略中央に仮設ササラ桁を配置し、各仮設ササラ桁の上方に前記懸吊装置を設置する請求項1記載の仮設階段の施工法。
  3. 前記相対する仮設ササラ桁の間隔を後に施工するエスカレ−タと略同幅とする請求項1記載の仮設階段の施工法。
  4. 前記仮設階段を既設階段の直上に微小な間隙を設けて吊り上げる請求項記載の仮設階段の施工法。
  5. 前記仮設ササラ桁を上下に分割して施工現場に搬入し、各仮設ササラ桁の端部を仮設階段の中間位置で連結する請求項1または請求項2記載の仮設階段の施工法。
  6. 前記仮設ササラ桁に懸吊装置を連結後、相対する仮設ササラ桁の間にステップ板を着脱可能に取り付ける請求項1または請求項2記載の仮設階段の施工法。
  7. 前記仮設ササラ桁間の全域または区画毎に前記ステップ板を取り付ける請求項6記載の仮設階段の施工法。
  8. 前記仮設ササラ桁間の区画に前記ステップ板を取り付け後、前記タ−ンバックルを吊り上げ操作し、前記仮設階段の吊り上げ位置を調整する請求項記載の仮設階段の施工法。
  9. 各仮設ササラ桁の一側または両側に略L字形のステップ取付金具の一端を取り付け、この他端にステップ板の一端をボルト締め後、前記前記ステップ取付金具を介し、ステップ板の全部または一部を取り外して直下の既設階段を表出させ、該表出した既設階段を仮設階段上から解体する請求項7記載の仮設階段の施工法。
  10. 所定の既設階段を解体後、前記ステップ取付金具に前記ステップ板を取り付けて仮設階段の使用を復旧する請求項記載の仮設階段の施工法。
  11. 既設階段と略同位置に、既設階段の全域または一部域の直上に仮設階段を設置し、該仮設階段の設置後、既設階段の全部または一部を解体撤去し、解体後その解体部にステップ板を取付けて仮設階段を復旧するとともに、仮設階段の全部または一部を解体撤去し、その解体撤去部と略同位置にエスカレ−タを設置するエスカレ−タの設置工法において、仮設階段を支持する複数の仮設ササラ桁を前記既設階段の直上に昇降方向に沿って互いに非連結状態で配置し、前記各仮設ササラ桁に上端部を支持したタ−ンバックルを有する複数の懸吊装置を連結後、相対する仮設ササラ桁間にステップ板を着脱可能に取り付け、この後、前記懸吊装置を介し前記仮設階段を既設階段の直上に吊り上げて自立させ、該仮設階段の自立後、該仮設階段の全部または一部のステップ板を取り外して仮設階段上から既設階段の全部または一部を解体撤去し、解体後その解体部にステップ板を取付けて前記自立した仮設階段を復旧するとともに、この後仮設階段の仮設ササラ桁と懸吊装置とステップ板の全部または一部を解体撤去して空隙部を形成し、該空隙部の上方からエスカレ−タを設置することを特徴とするエスカレ−タの設置工法。
  12. 前記仮設階段の仮設ササラ桁間に取り付けたステップ板の全部または一部を取り外して直下の既設階段を表出させ、該表出した既設階段を仮設階段上から解体する請求項11記載のエスカレ−タの設置工法。
  13. 前記既設階段と仮設階段を複数に区画し、該区画毎に既設階段と仮設階段とを解体撤去する請求項11記載のエスカレ−タの設置工法。
  14. 前記仮設階段の幅方向の両側と略中央に仮設ササラ桁を設置し、その相対する仮設ササラ桁間のステップ板を取り外して二つの空隙部を隣接して形成し、各空隙部にエスカレ−タを隣接して設置する請求項12記載のエスカレ−タの設置工法。
  15. 前記エスカレ−タを複数に分割して仮設階段の下端部周辺に搬入し、かつその一部を組み付ける請求項12記載のエスカレ−タの設置工法。
  16. 前記エスカレ−タの前記分割部と、組み付けたアセンブリとを上方から吊り下げて前記空隙部側へ移動し、これらを空隙部の所定位置に設置後、連結する請求項15記載のエスカレ−タの設置工法。
  17. 着脱可能な複数のステップ板を備え、既設階段と略同位置で、かつ既設階段の全域または一部域の直上に設置し、その利用を可能にするとともに、設置後、その全部または一部を撤去し、既設階段の全部または一部を解体撤去可能にした仮設階段において、仮設階段を支持する複数の仮設ササラ桁を前記既設階段の直上に昇降方向に沿って互いに非連結状態で配置し、各仮設ササラ桁の上方に上端部を支持したタ−ンバックルを有する複数の懸
    吊装置を設置し、該懸吊装置の下端部を前記仮設ササラ桁に連結し、前記タ−ンバックルの吊り上げ操作を介し、前記仮設ササラ桁を既設階段の直上に吊り上げ、かつ自立可能にしことを特徴とする仮設階段。
  18. 幅方向の両側と略中央に仮設ササラ桁を配置し、各仮設ササラ桁の上方に前記複数の懸吊装置を設置した請求項17記載の仮設階段。
  19. 前記仮設階段を既設階段の直上に微小な間隙を設けて吊り上げた請求項17記載の仮設階段。
  20. 前記仮設ササラ桁間の区画毎に前記ステップ板を取り付け、前記タ−ンバックルの吊り上げ操作を介し、前記仮設階段の吊り上げ位置を調整可能にした請求項17記載の仮設階段。
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