JP3115908B2 - 鉄骨階段の建て込み方法 - Google Patents

鉄骨階段の建て込み方法

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JP3115908B2 JP03177483A JP17748391A JP3115908B2 JP 3115908 B2 JP3115908 B2 JP 3115908B2 JP 03177483 A JP03177483 A JP 03177483A JP 17748391 A JP17748391 A JP 17748391A JP 3115908 B2 JP3115908 B2 JP 3115908B2
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄骨階段の建て込み方
法に関し、詳しくは、床スラブをコンクリートの現場打
ちによって構築する建物に、段床部分の上下両側に夫々
踊り場部分を有する半階高分の鉄骨階段によって構成さ
れる中間踊り場を備えた折り返し式の鉄骨階段を建て込
む方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】床スラブをコンクリートの現場打ちによ
るRC造とした建物において、中間踊り場を備えた折り
返し式の鉄骨階段を建て込む場合、従来では、次のよう
な施工手順が採られていた。
【0003】即ち、予め、階段用開口を形成するように
床スラブの型枠を組んでコンクリートを打設し、それよ
って上側の床スラブを構築した後、下側の床スラブに組
み付ける下側の半階高分の鉄骨階段をクレーンで吊り下
げて上側の床スラブの階段用開口を通して挿入し、その
下側の鉄骨階段の下側踊り場部分をアンカーボルトによ
って下側の床スラブに組み付ける。
【0004】しかる後、上側の床スラブに組み付ける上
側の半階高分の鉄骨階段をクレーンで吊り下げて前記階
段用開口を通して挿入し、その上側の鉄骨階段の下側踊
り場部分を下側の鉄骨階段の上側踊り場部分と連接して
中間踊り場を構成すると共に、上側の鉄骨階段の上側踊
り場部分をアンカーボルトによって上側の床スラブに組
み付け、これらを順に繰り返すことにより鉄骨階段を建
て込んでいた。
【0005】しかしながら、上記の建て込み方法による
場合は、建物の周囲に外部足場を設けておかないと、床
スラブの型枠工事が完了した時点で、型枠上に昇り降り
するための作業通路がなくなることになり、外部足場が
必要不可欠とされていた。しかも、この場合、外部足場
に設けられた狭い作業通路を通って型枠上に昇り降りす
ることになるため、資材の運搬等に不便であった。
【0006】更に、上記の方法では、段床部分とその上
下両側に設けれた踊り場部分とから構成された鉄骨階段
を上側の床スラブに形成した狭い階段用開口を通して挿
入しなければならないため、挿入しづらくて作業に手間
を要する欠点があり、また、挿入の際に鉄骨階段を開口
の周囲に衝突させ、鉄骨階段や躯体を傷付ける虞があっ
た。
【0007】尚、RC造の建物において、階段室だけを
S造とすることにより、床スラブの型枠工事に先行して
鉄骨階段を建て込み、鉄骨階段を作業通路として利用す
ることが可能であるが、これによる場合は、低コスト化
を意図して建物をRC造としているにもかかわらず、鉄
骨使用量が多くなって、工費が高く付くことになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の点に
留意してなされたもので、その目的とするところは、鉄
骨階段を容易かつ安全に建て込むことができ、しかも、
鉄骨階段を床スラブの配筋やコンクリート打設等に際し
て作業通路として利用できるようにした工期の短縮、工
費の低減をも図り得る鉄骨階段の建て込み方法を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明が講じた技術的手段は次の通りである。即
ち、本発明による鉄骨階段の建て込み方法は、床スラブ
の型枠工事に先立って、既に構築された下階の床スラブ
に組み付けた第1の鉄骨階段の上側踊り場部分に第2の
鉄骨階段の下側踊り場部分を連接して中間踊り場を構成
し、前記中間踊り場A 1 を階段室のうちの一側部にのみ
立設された鉄骨柱5で支持すると共に、第2の鉄骨階段
の上側踊り場部分と当該上側踊り場部分に連ねる第3の
鉄骨階段の下側踊り場部分とを前記床スラブに連なる下
階踊り場に立設した仮設支持体で支持し、しかる後、前
記第2の鉄骨階段の上側踊り場部分と第3の鉄骨階段の
下側踊り場部分とで構成された上階踊り場に連なる床ス
ラブの型枠工事を行うことを特徴としている。
【0010】
【0011】
【作用】上記の構成によれば、コンクリートを打設しよ
うとする最上階部分において、既にコンクリートを打設
して構築された床スラブに組み付けられた第1の鉄骨階
段に第2の鉄骨階段を先組みし、その先組みした第2の
鉄骨階段、および、それに連なる第3の鉄骨階段を仮設
支持体によって支持し、しかる後、床スラブの型枠工
事、配筋作業、コンクリート打設を行い、先組みした第
2および第3の鉄骨階段を床スラブと一体化することに
なる。
【0012】
【実施例】図1および図2は本発明に係る鉄骨階段の建
て込み方法の一実施例を示す施工手順の説明図、図3は
要部の一部切欠拡大側面図、図4は要部の斜視図であ
る。先ず、これらの図を用いて鉄骨階段の建て込み方法
の一例を説明する。
【0013】図1の(a)に示すように、既に構築され
たRC造の床スラブ1のうちの最上階の床スラブ1aに
は、段床部分とその上下両側に設けられた踊り場部分と
から構成された半階高分の第1の鉄骨階段2が、その下
側の踊り場部分2aを前記床スラブ1aの階段室B側端
部に位置するRC造の梁3にアンカーボルト4により固
定された状態で組み付けられている。第1の鉄骨階段2
の上側の踊り場部分2bは、下方から2層分ずつ順次継
ぎ足して延ばされている鉄骨柱5に連結されて支持され
ている。
【0014】その第1の鉄骨階段2の横側上方に、図1
の(b)、図3、図4に示すように、同様な構成よりな
る半階分の第2の鉄骨階段6をクレーン等(図示せず)
により吊り下げて搬入すると共に、その下側の踊り場部
分6aを、第1の鉄骨階段2の上側の踊り場部分2bの
横側に位置させる状態で鉄骨柱5に連結し、この鉄骨柱
5を介して、第2の鉄骨階段6の下側の踊り場部分6a
を第1の鉄骨階段2の上側の踊り場部分2bに連接し
て、中間踊り場A1 を構成する。
【0015】図において、24は鉄骨柱5,5間に架設
された鉄骨梁、25…は鉄骨梁24に取り付けられたA
LC版であり、階段室BとエレベーターシャフトCとを
区画する耐火壁を構成している。26…は鉄骨柱5や鉄
骨梁24に溶接されたガセットプレートであり、前記鉄
骨階段2や鉄骨階段6は、これらのガセットプレート2
6…に両側のささら桁15…をボルト・ナット27…で
連結するように構成されている。
【0016】一方、図1の(c)に示すように、最上階
の床スラブ1aに連なる下階踊り場F1 に仮設支持体7
を立設し、この仮設支持体7で第2の鉄骨階段6の上側
の踊り場部分6bを支持する。
【0017】更に、図2の(a)に示すように、鉄骨柱
5に延長用の鉄骨柱5aを継ぎ足し、そこに同様な構成
よりなる半階高分の第3の鉄骨階段8をクレーン等(図
示せず)で吊り下げて搬入し、その下側の踊り場部分8
aを前記仮設支持体7に支持させると共に、上側の踊り
場部分8bを延長用の鉄骨柱5aに連結し、第3の鉄骨
階段8の下側踊り場部分8aと第2の鉄骨階段6の上側
踊り場部分6bとを互いに連接して上階踊り場F2 を構
成する。
【0018】そして、これらの上側踊り場部分6bおよ
び下側踊り場部分8aにそれぞれアンカーボルト9…を
取り付けておくと共に、前記上階踊り場F2 (上側踊り
場部分6bおよび下側踊り場部分8a)に連なる床スラ
ブ用型枠および梁用型枠(図示せず)を組み付け、これ
らの型枠内に配筋およびコンクリート打設を行って、図
2の(b)に示すように、床スラブ10および梁30を
構築する。床スラブ10の構築後には、仮設支持体7は
撤去し、上階へと転用していく。
【0019】次いで、構築した床スラブ10を最上階の
床スラブ1aとすると共に、第3の鉄骨階段8を第1の
鉄骨階段2として、前述同様の手順を繰り返し、順次、
鉄骨階段を上方に建て込んでいくのである。
【0020】次に、上述した鉄骨階段の建て込み方法に
用いた仮設支持体7について説明しておく。図3および
図5〜図7に示すように、(但し、分かりやすくするた
めに、図4では、第2および第3の鉄骨階段6,8それ
ぞれの段床部分を図面上省略している。)仮設支持体7
は、一対の仮設支柱11,11の上部に仮設梁12をピ
ン13で連結すると共に、一対のターンバックル式のブ
レース14,14をX字状に取り付けて構成され、第2
および第3の鉄骨階段6,8それぞれの踊り場部分6
a,8aの両側のささら桁15…の下向き端面を仮設梁
12に当接させて支持させるようになっている。
【0021】仮設梁12上には、補助支柱16,16を
介してチャンネル状の当て板17,17が設けられ、こ
の当て板17,17で踊り場部分6a,8aの裏面に設
けられた複数の補強リブ18,18の下向き端面を支持
するようになっている。チャンネル状の当て板17とし
ては、中央の水平板部を補強リブ18,18の下向き端
面に当接させるものでも、両側の立ち上がり板部の端面
を補強リブ18,18の下向き端面に当接させるもので
もよい。
【0022】仮設支柱11,11それぞれは、下側支柱
19と上側支柱20とを、図7に示すように、4本のア
ジャストボルト21…により長さを調節可能に連結して
構成されている。下側支柱19の下部は、床スラブ1a
側に設けられたプレート22上に載置支持されている。
このプレート22を下側支柱19に一体連接しておいて
もよい。上側支柱20の上部の横一側面に溶接によりブ
ラケット23が突設され、このブラケット23に仮設梁
12を前記ピン13で連結するようになっている。
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、床スラ
ブの型枠工事に先行して鉄骨階段を建て込むため、型枠
上での配筋作業やコンクリート打設等に際して鉄骨階段
を作業通路として利用することができ、建物周囲の外部
足場を省略することが可能であり、しかも、従来のよう
な床スラブに形成した狭い階段用開口を通じて鉄骨階段
を挿入する場合に比して、鉄骨階段の建て込みを広い作
業空間で容易かつ安全に行え、鉄骨階段の衝突による躯
体の損傷もなくなり、工期の短縮、工費の低減を図る上
でも非常に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鉄骨階段の建て込み方法の一実施
例を示す施工手順の説明図である。
【図2】図1に続く施工手順の説明図である。
【図3】要部の一部切欠拡大側面図である。
【図4】要部の斜視図である。
【図5】要部の正面図である。
【図6】要部の平面図である。
【図7】要部の横断平面図である。
【符号の説明】
1a…床スラブ、2…第1の鉄骨階段、2a…下側踊り
場部分、6…第2の鉄骨階段、6a…下側踊り場部分、
6b…上側踊り場部分、7…仮設支持体、8…第3の鉄
骨階段、8a…下側踊り場部分、F1 …下階踊り場、F
2 …上階踊り場、A1 …中間踊り場。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−202956(JP,A) 特開 昭62−160352(JP,A) 特開 昭63−277357(JP,A) 特公 昭48−5287(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 11/00 - 11/116

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床スラブの型枠工事に先立って、既に構
    築された下階の床スラブ1aに組み付けた第1の鉄骨階
    段2の上側踊り場部分2bに第2の鉄骨階段6の下側踊
    り場部分6aを連接して中間踊り場A1 を構成し、前記
    中間踊り場A 1 を階段室のうちの一側部にのみ立設され
    た鉄骨柱5で支持すると共に、第2の鉄骨階段6の上側
    踊り場部分6bと当該上側踊り場部分6bに連ねる第3
    の鉄骨階段8の下側踊り場部分8aとを前記床スラブ1
    aに連なる下階踊り場F1 に立設した仮設支持体7で支
    持し、しかる後、前記第2の鉄骨階段6の上側踊り場部
    分6bと第3の鉄骨階段8の下側踊り場部分8aとで構
    成された上階踊り場F2に連なる床スラブの型枠工事を
    行うことを特徴とする鉄骨階段の建て込み方法。
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