JP2938829B2 - 仮設階段とその組み立て方法 - Google Patents

仮設階段とその組み立て方法

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JP2938829B2 JP12114797A JP12114797A JP2938829B2 JP 2938829 B2 JP2938829 B2 JP 2938829B2 JP 12114797 A JP12114797 A JP 12114797A JP 12114797 A JP12114797 A JP 12114797A JP 2938829 B2 JP2938829 B2 JP 2938829B2
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喜文 西部
正美 縁田
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Konoike Construction Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、工事現場に設置
される仮設階段とその組み立て方法に関する。
【0002】
【従来の技術】工事現場に設置される仮設階段の各階段
ユニットは、四角形の四隅に立設された少なくとも四本
の柱部材と、この柱部材をつなぐ水平の梁部材とによっ
て構成される階段架構の対向する二構面の高さ位置の異
なる梁部材に掛け渡して設置される。
【0003】ところで、従来、このような階段ユニット
として、上下端部に、踏み板よりも奥行き幅の大きい踊
り場板を、互いに逆向きに水平に張り出して設けたもの
がある(実開昭64−50558号、特開平8−199
796号)。
【0004】このような階段は、上下端部に踊り場板が
一体に設けられているため、踊り場用の足場板を、別途
階段架構に掛け渡す必要がなくなるという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種の階
段ユニットは、上下端部に、各段の踏み板よりも奥行き
幅の大きい踊り場板が逆向きに水平に張り出しているた
め、踊り場板がない踏み板だけの一般的な階段を設置す
る場合よりも、踊り場板の水平方向の張り出し分だけ設
置勾配が急になるという問題がある。
【0006】また、上下端部に踊り場板を設けた階段ユ
ニットの設置勾配を緩くしようとすると、踊り場板の幅
の増加分だけ、階段架構の前後の間隔を広げなければな
らず、階段架構の設置面積を大きくしなければならな
い。
【0007】そこで、この発明は、階段架構の前後の間
隔を広げることなく、上下端部に踊り場板を有する階段
ユニットを、よりゆるやかな角度で設置できるようにし
ようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するために、四角形の四隅に立設された少なくと
も四本の柱部材とこの柱部材をつなぐ水平の梁部材とに
よって構成される階段架構と、この架構の対向する二構
面の高さ位置の異なる梁部材に、折り返し状態に掛け渡
される複数の階段ユニットとからなる仮設階段におい
て、上記階段ユニットを、傾斜する左右一対のささら桁
と、このささら桁に取付けられた、複数段の踏み板及び
踏み板よりも奥行き幅の大きい上下の踊り板とによっ
て形成し、上記各階段ユニットの上下の踊り場板及び踏
み板の間隔を、上層に設置される階段ユニットの下方の
踊り場板の高さよりも踏み板一段分の高さだけ低くなる
ように規定したのである。
【0009】このように、各階段ユニットの上方の踊り
場板の位置を、踏み板一段分だけ一つ上の階段ユニット
の下方の踊り場板よりも低くすると、その分だけ階段の
傾斜勾配が緩くなるし、次の階の階段への移行も、踏み
板一段分だけの段差となるので、昇降にも何ら支障がで
ない。
【0010】
【実施の形態】図1及び図2は、この発明に係る階段ユ
ニットの第一の形態を示している。
【0011】この階段ユニットは、傾斜する左右一対の
ささら桁1に、複数段の踏み板2と、この複数段の踏み
板2を挟んだ上下に、踏み板2の約2倍の幅に形成され
た踊り場板3、4を取付けたものである。また、この階
段ユニットの幅は、階段架構の内部有効幅の二分の一以
下である。
【0012】上記ささら桁1の上下両端部分は、互いに
逆向きに水平に屈曲し、この屈曲部分に踊り場板3、4
が取付けられ、その先端に、階段架構を構成する建枠1
1の水平の梁部材12に対して引っ掛ける掛け金具5が
取付けられている。この掛け金具5の形態は、図示のも
のに限らず、梁部材12に対して取付けられるものであ
れば単管カプラーのようなものでもよい。
【0013】上下の踊り場板3、4と複数段の踏み板2
の間隔は、図2に示すように、階段ユニットを組立てた
場合に、下層に位置する階段ユニットの上方の踊り場板
4が、上層の階段ユニットの下方の踊り場板4よりも踏
み板2一段分だけ低くなるように規定されている。即
ち、階段架構に設置した状態において、下層の階段ユニ
ットの上方に位置する踊り場板4と、上層の階段ユニッ
トの下方に位置する踊り場板3との間に、踏み板2の一
段分の段差が形成されるようになっている。
【0014】この図1に示す形態の階段ユニットは、上
下の踊り場板3、4と同じ高さ位置に掛け金具5を設け
ている。
【0015】上記階段架構は、一階分が一組の架構ユニ
ットによって構成されている。
【0016】上記架構ユニットは、対向する一対の建枠
11と、この一対の建枠11を連結する筋違13、水平
材14によって形成されているが、水平材14は必ずし
も必要でない。そして、上下の階の架構ユニットは、下
階の建枠11の支柱15の上端にジョイント金具16を
挿し込み、このジョイント金具16の上部に、上階の建
枠11の支柱15の下端を挿し込むことによって順番に
組み立てられる。
【0017】上記建枠11には、上端の水平な梁部材1
7の下方に、踏み板2一段分の間隔をあけて上記の水平
な梁部材12が設置され、この水平な梁部材12に、階
段ユニットの上方の踊り場板4の先端の掛け金具5が引
っ掛けられるようになっている。一方、下方の踊り場板
4の先端の掛け金具5は、下層階の建枠11の上端の水
平な梁部材17に引っ掛けられている。
【0018】次に、図3及び図4は、この発明に係る階
段ユニットの第二の形態を示している。
【0019】この第二の形態の階段も、第一の形態の階
段と同様に、傾斜する左右一対のささら桁1に、複数段
の踏み板2と、この複数段の踏み板2を挟んだ上下に、
踏み板2の約2倍の幅の踊り場板3、4を取付けたもの
であり、図4に示すように、各階段ユニットの上方の踊
り場板4の位置が、階段架構内に取付けた状態で、一つ
上の階段ユニットの下方の踊り場板3よりも踏み板2一
段分だけ低くなるようにしている。
【0020】そして、この第二の形態の階段では、ささ
ら桁1の上部を、踊り場板4の上方に突き出し、一階分
の階段架構の上端位置で水平に屈曲させ、その先端に掛
け金具5を設け、掛け金具5を、建枠11の上端の梁部
17に引っ掛けるようにしている。したがって、この第
二の形態の階段の場合には、建枠11の上端に梁部材1
7を設けてあればよく、第一の形態の階段のように、建
枠11の上端の梁部材17の下方に、さらに掛け金具5
を引っ掛ける梁部材12を別途設ける必要がない。
【0021】また、上記ささら桁1の上端と、踊り場板
4との間には、補強用ステー6が取付けられている。
【0022】次に、この発明に係る仮設階段は、図5に
示すように、下層の架構ユニットを組み立てた後、その
下層の架構ユニットの上方の同じ高さ位置の梁部材に足
場板Aを掛け渡し、この足場板A上で一つ上の層の架構
ユニットを組み立てて継ぎ足しながら、下層から上層へ
と順次組み立てられる。
【0023】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る仮設階段
は、階段架構内に各階段ユニットを設置した状態におい
て、各階段ユニットの上方の踊り場板の位置が、踏み板
一段分だけ一つ上の階段ユニットの下方の踊り場板より
も低い位置になるので、傾斜勾配が緩く、作業員が安全
に昇降できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る階段ユニットの第一の形態を示
す斜視図
【図2】図1の使用状態を示す斜視図
【図3】この発明に係る階段ユニットの第二の形態を示
す斜視図
【図4】図3の階段の使用状態を示す斜視図
【図5】組み立て途中の状態を示す斜視図
【符号の説明】
1 ささら桁 2 踏み板 3、4 踊り場板 5 掛け金具 11 建枠 12 梁部材 13 筋違 14 水平材 15 支柱 16 ジョイント金具 17 梁部材 A 足場板

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四角形の四隅に立設された少なくとも四
    本の柱部材とこの柱部材をつなぐ水平の梁部材とによっ
    て構成される階段架構と、この架構の対向する二構面の
    高さ位置の異なる梁部材に、折り返し状態に掛け渡され
    る複数の階段ユニットとからなる仮設階段において、上
    記階段ユニットを、傾斜する左右一対のささら桁と、こ
    のささら桁に取付けられた、複数段の踏み板及び踏み板
    よりも奥行き幅の大きい上下の踊り板とによって形成
    し、上記各階段ユニットの上下の踊り場板及び踏み板の
    間隔を、一つ上の層に設置される階段ユニットの下方の
    踊り場板の高さよりも踏み板一段分の高さだけ低くなる
    ように規定したことを特徴とする仮設階段。
  2. 【請求項2】 上記階段架構の対向する二構面に、各階
    段ユニットの下方の踊り場板を掛ける梁部材と、この梁
    部材から踏み板一段分の高さだけ低い位置に設けられ
    た、一つ下の階段ユニットの上方の踊り場板を掛ける下
    段梁部材とを設けたことを特徴とする請求項1記載の仮
    設階段。
  3. 【請求項3】 各階段ユニットのささら桁を上方の踊り
    場板の上方に、踏み板一段分の高さだけ突出させ、その
    先端に、階段架構の梁部材に掛ける掛け金具を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の仮設階段。
  4. 【請求項4】 階段ユニットの幅がそれぞれ、階段架構
    の内部有効幅の二分の一以下であることを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれかに記載の仮設階段。
  5. 【請求項5】 階段架構を、複数組の架構ユニットによ
    って構成し、下層の架構ユニットを組み立てた後、この
    架構ユニットの対向する二構面の高さ位置の異なる梁部
    材に、請求項4に記載の階段ユニットを掛け渡すと共
    に、上方の同じ高さ位置に対向する二構面の梁部材に足
    場板を掛け渡し、この足場板上で、上層の架構ユニット
    を順次組み立てることを特徴とする仮設階段の組み立て
    方法。
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CN106869421A (zh) * 2017-01-10 2017-06-20 中国建筑第八工程局有限公司 组装式楼梯结构及其安装方法

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