JP3626242B2 - 踊場付き仮設階段の立坑内での多段構築方法 - Google Patents

踊場付き仮設階段の立坑内での多段構築方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、建設現場等で使用する踊場付き仮設階段の立坑内での構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
建設現場の足場には、昇降用に階段が仮設されている。階段は、所定スパンで縦横に組み上げられた軸組足場等に、所定間隔で高さ方向に平行に足場板が設けられ、この足場板間を上下方向に連絡するように仮設されている。階段は、支柱間の一スパン分の上方の足場板を外して掛けたり、場合によっては中間階を飛ばして、例えば2階部分を一気に一本の階段で連結する等して掛けられている。図10に示すように、従来の階段は足場支柱間の一スパン内に斜めに掛け渡されており、階段を掛け渡した上記スパンとは別の隣接スパン内の足場板部分が階段の踊場に相当する部分として利用されている。また、上記足場を利用した階段は、掘削立坑の地底部分と地上部分とを連絡するのにも使用されている。各段に階段を掛け渡したかかる足場は、従来地底の下段部分から地上に向け組み上げて構築している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
建設現場の足場等に仮設される階段は、上記のように所定スパンで立脚させられた足場支柱間の一つのスパン内に、斜めに掛け渡すように構成されている。そのため、足場の一つのスパンの支柱間に階段と、階段の上下端に続く踊場とを一緒に設けることができなかった。従って、踊場を設けた階段を仮設する場合には、階段を掛け渡すスパン以外に、踊場用のスパンをも考慮に入れて支柱を立脚しなければならなかった。そのため、仮設足場の間口がどうしても広くなり、小規模の現場によっては足場間口を広くとれず、階段が仮設できない場合も多かった。しかし、仮設階段は、作業員が資材を持って安全に昇降するためには不可欠であり、現場規模の大小に拘らず必要なものである。さらに、階段の踊場も、特に狭い階段等では、階段利用者が互いに相手を交わすための待避場所等として必要である。かかる観点から、小規模な足場においても手軽に設置できるように、一スパン内に仮設できる踊場付きの階段が要望されていた。
【0004】
また、現場作業等の省力化が叫ばれている昨今、足場の組立・分解に要する手間及び人件費も決して無視できず、かかる観点からも足場支柱間の一スパン内に踊場を設けた階段仮設ができることが好ましい。特に、既存の足場に併設、又は既存の足場に組み込み可能であれば、既存設備の有効利用等の点からもなお望ましい。また、掘削立坑で地底部分と地上部分とを連絡するために設ける従来の足場に仮設する階段では、地底側の最下段から足場を組み始め、上段を下段の上に組み上げる手順で行われている。そのため、組み上げ工程が進むにつれて上段での高所作業が必要となり、作業の危険度が増す。そこで、本発明は上記問題点に鑑み提案されたもので、立坑内での高所組み上げ作業を不要とした踊場付き仮設階段の多段構築方法とを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の踊場付き仮設階段の立坑内での多段構築方法は、支柱を四隅に立脚させて各支柱の上端及び下端を梁材で連結した枠組みを適数段組み立て、各段で対向する2つの梁材の間に、踊場用床部分と吹き抜け部分とを隣り合わせに有する足場板を、上下で踊場部分が前後になるように掛け渡すとともに、前記上下の踊場部分の間に階段を掛け渡して先組み仮設階段を組み上げ、前記先組み仮設階段を予め掘削しておいた立坑内に入れるとともに、前記先組み仮設階段をその上端側が地上面付近にくるようにして前記立坑内の切梁に設けた連結用梁部材に固定し、前記固定した先組み仮設階段の下方に、四隅の立脚した支柱の下端を梁材で連結した枠組みの対向する梁材間に、前記構成の足場板が、前記先組み仮設階段の下側の足場板と、踊場部分同士が上下で前後になるように掛け渡され、且つ上下の足場板の踊場部分間に階段を掛け渡す構成の継ぎ足し用仮設階段を、前記立坑の地底部分で組み上げながら或は組み上げた状態で継ぎ足して、目的深度に至るまで継ぎ足し用仮設階段の一段相当分の深さずつ前記立坑の地底部分を掘削しては、それまで組み上げた仮設階段の下方に継ぎ足し用仮設階段を一段ずつ継ぎ足すことを繰り返して多段の仮設階段を立坑内に構築することを特徴とする。
【0006】
本発明の踊場付き仮設階段の立坑内での多段構築方法は、支柱を四隅に立脚させて各支柱の上端及び下端を梁材で連結した枠組みを適数段組み立て、斜め上下で対向する2つの梁材の間に、踊場用床部分を上下端に水平に張り出した階段の両端を掛け渡して先組み仮設階段を組み上げ、前記先組み仮設階段を予め掘削しておいた立坑内に入れるとともに、前記先組み仮設階段をその上端側が地上面付近にくるようにして前記立坑内の切梁に設けた連結用梁部材に固定し、前記固定した先組み仮設階段の下方に、四隅の立脚した支柱の下端を梁材で連結した枠組みの前記梁材と、斜め上下で対向する先組み仮設階段の梁材との間に、前記構成の階段を掛け渡す構成の継ぎ足し用仮設階段を、前記立坑の地底部分で組み上げながら或は組み上げた状態で継ぎ足して、目的深度に至るまで継ぎ足し用仮設階段の一段相当分の深さずつ前記立坑の地底部分を掘削しては、それまで組み上げた仮設階段の下方に継ぎ足し用仮設階段を一段ずつ継ぎ足すことを繰り返して多段の仮設階段を立坑内に構築することを特徴とする。
【0007】
本発明の踊場付き仮設階段の立坑内での多段構築方法は、支柱を四隅に立脚させて各支柱の上端及び下端を梁材で連結した枠組みを適数段組み立て、各段でそれぞれ対向する2つの梁材間に、第一の細幅足場板と、踊場用床部分と吹き抜け部分とを隣り合わせに有する第二の細幅足場板とを並べて掛け渡すとともに、斜め上下で対向する梁材と第二の足場板の踊場用床部分との間に、別途踊場用床部分を上下端のいずれか一方に水平に張り出した階段を、前記階段の踊場用床部分の張り出し端側を前記梁材に、階段端側を前記第二の細幅足場板の踊場用床部分に掛け渡して先組み仮設階段を組み上げ、前記先組み仮設階段を予め掘削しておいた立坑内に入れるとともに、前記先組み仮設階段をその上端側が地上面付近にくるようにして前記立坑内の切梁に設けた連結用梁部材に固定し、前記固定した先組み仮設階段の下方に、四隅の立脚した支柱の下端を梁材で連結した枠組みの対向する梁材間に、前記構成の第一の細幅足場板と第二の足場板とを並べて掛け渡して継ぎ足し段を形成するとともに、この継ぎ足し段と前記先組み仮設階段の下段との斜め上下に対向する梁材と第二の足場板の踊場用床部分との間に、前記構成の階段を掛け渡す構成の継ぎ足し用仮設階段を、前記立坑の地底部分で組み上げながら或は組み上げた状態で継ぎ足して、目的深度に至るまで継ぎ足し用仮設階段の一段相当分の深さずつ前記立坑の地底部分を掘削しては、それまで組み上げた仮設階段の下方に継ぎ足し用仮設階段を一段ずつ継ぎ足すことを繰り返して多段の仮設階段を立坑内に構築することを特徴とする。
【0008】
【作用】
本発明の方法では、適数段の先組み仮設階段を地上部分で完成し、その後先組み仮設階段を立坑内に入れて、立坑内の切梁に設けた連結用梁部材に固定する。固定した上で、先組み仮設階段の下方に継ぎ足し用仮設階段を継ぎ足す。継ぎ足しに際しては、継ぎ足し用仮設階段の一段相当分ずつ地底部分を掘削しては、地底部分で継ぎ足し用仮設階段を一段ずつ継ぎ足す。そのため、多段の仮設階段を立坑の地底部分から地上に向けて組み上げ構築する方法に比べ、地底部分で組み上げ作業が行えるため、従来のような上段の組み上げに係る危険な高所作業が避けられる。
【0009】
【実施例】
本発明の実施例を図により説明する。
【0010】
(実施例1)
本実施例1は、図1に示すように、四隅に立脚した支柱の上端を連結した梁材に、踊場用床部分と吹き抜け部分と隣り合わせに有する足場板を、各階に二枚づつ並べて掛け渡し、上下方向の足場板間に階段を掛けたものである。本実施例で使用する支柱10は、従来の足場組みで使用される支柱で、適宜上下方向に継ぎ足し可能に構成されている。かかる支柱10が、四隅に立脚して設けられている。この支柱10に、従来の足場組立の要領で梁材20が渡されている。支柱10及び梁材20の材質、寸法、或はそれらの組み付け間隔等は、本実施例では全て従来の足場規格に合わせて設定されているが、踊場用床部分40を設けるために、従来の足場規格より長めに設定しても構わない。本実施例では、既存の足場部材等の規格に合わせることにより、足場部材との共用性を高め、既存の生産ラインを使用して製造できるように配慮した。さらに、このように設定することにより、既存の足場に本発明の仮設階段Aを組み込んだり、或は併設したりすることができる。
【0011】
足場板30は、2枚並べて梁材20に掛け渡せるように、その幅が梁材20の長さaの約半分程度で、長さが支柱10間の一スパンbに合わせた長さの略矩形枠状の独立した2枚の細幅足場板30aから構成されている。図2(a)に示すように、その長手方向の一端に適宜幅の平板な踊場用床部分40が設けられている。細幅足場板30aの前記踊場用床部分40が設けられていない部分は、そのまま吹き抜け部分50になっている。踊場用床部分40が階段60の上端側又は下端側に続く所謂踊場の機能を果たすとともに、吹き抜け部分50で階段60の上り下りの際に必要な空間が確保されている。上記踊場用床部分40の周囲には手摺70(或はフェンス等)が脱着自在に設けられている。また、踊場用床部分40の吹き抜け部分50側に面した端辺の両端には、階段60の上端側の取り付けに際して使用する小さい係止穴41が設けられている。
【0012】
さらに、細幅足場板30aの四隅には略鉤状の係止部材31が設けられ、前記の梁材20に掛け渡せるようになっている。かかる構成の細幅足場板30aが、所定高さに複数段組み上げられた各段の梁材20に、掛け渡し方向に向けて2枚づつ水平に並べて掛け渡されている。このようにして、各段に細幅足場板30aが、高さ方向に所定間隔で互いに平行に掛け渡されている。同一段の2枚の細幅足場板30aは、それぞれの踊場用床部分40が並ぶように掛け渡されている。また、階段60が後記するように踊場用床部分40間に上下方向にジグザグに掛けられるように、踊場用床部分40同士の位置が上下段で交互に前後になるように足場板30が掛け渡されている。尚、かかる支柱10及び梁材20等の組み上げに際しては、支柱10下端にジャッキ・ベースを設けたり、各支柱10間に斜めに筋違を設けたり等、足場組み等で従来より用いられている組み上げ手段が使用されている。
【0013】
一方本実施例で使用する階段60は、図2(b)に示すように、二本の平行な桁部材61間に、所定間隔でステップ62が設けられている。二本の桁部材61の間隔は、上記構成の細幅足場板30aの幅に合わせて設定され、その長さは上下階に平行に設けた細幅足場板30aのそれぞれの踊場用床部分40部分を斜めに掛け渡せる程度に設定されている。二本の桁部材61には、脱着自在に手摺64が設けられている。また、階段60の上端側に当たる二本の桁部材61の一端には略鉤状の係止部材63が設けられ、前記踊場用床部分40の係止穴41に係止できるようになっている。さらに、階段60の下端側に相当する二本の桁部材61の他端には、階段60の下端側が安定して踊場用床部分40上等に載置できるように、平板な接地部材65が、接地角度がある程度変えられるようにして取り付けられている。尚、上記係止部材63は、本実施例では桁部材61に固定したが、桁部材61に、例えばねじ込み式に設けてある程度伸縮調整ができるようにしても構わない。さらに、接地部材65は、接地角度が変えられない固定式でも構わない。
【0014】
このような構成を有した階段60が、前記高さ方向に掛け渡した細幅足場板30aの踊場用床部分40間に、階段60の上端側を係止部材63で踊場用床部分40の係止穴41部分に係止するとともに、下端側を下方の細幅足場板30aの踊場用床部分40上に載置して設けられている。本実施例では、各段に掛け渡された2枚の細幅足場板30a間に、例えば手前側に位置する各段の細幅足場板30a間には、それぞれの踊場用床部分40間を右上りになるように、奥の側に位置する細幅足場板30a間には左上りになるように、階段60が上下方向にジグザグに形成されるように掛けられている。さらに、地上部分から2階部分への階段60の仮設は、2階部分の細幅足場板30aの踊場用床部分40に、階段60の上端側が上記要領で係止されるとともに、下端側の接地部材65が地上部分にそのまま、或は、適宜安定に載置できるように板材等を介して接地されている。
【0015】
(実施例2)
本実施例は、実施例1で使用した2枚の細幅足場板30aからなる足場板30を、幅広の一枚構成とすることにより、各段に1枚づつ掛け渡すようにしたものである。足場板30の他の構成は、実施例1の細幅足場板30aと略同様になっている。本実施例で使用する足場板30は図3に示すように、その幅が梁材20の長さaに合わせて設定され、その長さは実施例1と同様に支柱10間の一スパンの長bさに合わせた略矩形枠状に形成されている。さらに、長手方向の一端に踊場用床部分40が実施例1と同様に形成され、踊場用床部分40の周囲には、手摺70等が脱着自在に取り付けられるようになっている。
【0016】
また、階段60の係止部材63が係止できるように、踊場用床部分40の吹き抜け部分50側に面した端辺の両端、及び端辺の略中央部分に隣接させて2個、合計4個の係止穴41が設けられている。このように構成された足場板30が、実施例1と同様に組み上げられた支柱10の各段の梁材20に、足場板30の四隅に設けた係止部材31で、上下段の各足場板30が平行になるように掛け渡されている。さらに、この各段の足場板30の踊場用床部分40間に、実施例1で使用したと同じ構成の階段60が、実施例1と同様の要領で上下方向にジグザグに掛けられている。尚、必要に応じて階段60の桁長を長くすれば、中間階の足場板30の吹き抜け部分50を通して、例えば一気に一階から3階まで階段を掛けることも基本的には可能である。
【0017】
(実施例3)
本実施例は、種々の現場状況に合わせて、上記実施例1又は2に記載の構成を有する仮設階段Aの仮設状況を示したものである。図4(a)は、建設現場等で、独自に支柱10を立脚するとともに梁材20で連結して、上記実施例1又は2に示した要領で仮設階段を単独で設けた場合の正面図を示している。このようにして、仮設階段Aのみを単独で設けることにより、例えば高架部分と地上部分との臨時の昇降用通路の確保が手軽に行える。図4(b)は、従来の足場の横に、所定スパンで支柱10を立脚し、適宜足場の支柱11との間を梁材20で連結して、前記実施例1又は2に記載した要領で仮設階段Aを設けた場合の正面図を示している。
【0018】
図4(c)は、左右の足場部分に挟まれるようにして、前記実施例又は2に記載の要領で階段60を仮設した場合の正面図である。このように足場部分に挟むようにして階段60を仮設すれば、特に足場を長い間口で組みあげる場合には、中央部分の階段60で昇降を左右に振り分けられるため便利である。図4(d)は、足場部分の所望箇所に、適宜足場の梁材20を使用して、階段60を組み込んだ場合である。実施例1で述べたように、使用部材の寸法等を既成の足場部材に合わせておけば、従来の足場板を本発明に係る足場板30等に適宜交換することにより、必要に応じて階段60を既設の足場組み内部に応急仮設することができる。
【0019】
(実施例4)
本実施例は、上記実施例1の構成を有する多段の仮設階段を、地底部分と地上部分との連絡用に立坑内に構築する方法である。本実施例では、図5(a)に示すように、四隅に立脚した支柱10の上端及び下端を梁材20で連結した二段構成の先組み仮設階段A1の枠組みを形成する。各段の上端及び下端でそれぞれ対向する梁材20間に、踊場用床部分40と吹き抜け部分50とを隣り合わせに有する足場板30を掛け渡す。本実施例では、足場板30として細幅足場板30aを使用し、掛け渡しに際しては、細幅足場板30aの両端側の係止部材31を梁材20に掛けるようにして、 図1(b)に示す要領でそれぞれ二枚づつ並べて掛け渡す。並べて掛け渡す二枚の細幅足場板30aは、踊場用床部分40同士が並ぶように掛け渡す。さらに、上下の細幅足場板30a同士は、それぞれの踊場用床部分40が、上下で交互になるように掛け渡す。上下の細幅足場板30aの間に、階段60を掛け渡して先組み仮設階段A1を地上で組み上げる。
【0020】
一方、仮設階段を内部に構築しようとする立坑を、上記先組み仮設階段A1の高さに匹敵する程度の深さに別途掘削しておく。かかる立坑内に上記完成した先組み仮設階段A1を、図5(a)に示すように、クレーン等の揚重装置Bで吊り下げて、立坑内の地底部分に降ろす。降ろした状態では、先組み仮設階段A1の上端側が、本実施例では地上面と略同様の高さになるようになっている。先組み仮設階段A1の上端側は、地上面付近にくればよく、地上面と多少高低差があっても構わない。さらに、先組み仮設階段A1の下の段の支柱10を、取付金具C1を使用して切梁間に設けた連結用梁部材Dに固定する。本実施例では、図5に示すように、連結用梁部材Dとして、切梁間に掛け渡した渡し梁を使用する。また、本実施例では、取付金具C1を、図6(a)に示すように、渡し梁を締め付け固定できるクランプ状に形成し、その側面にパイプクランプを設けて、パイプクランプで上下に支柱10を保持固定できるようにしている。
【0021】
その後、さらに地底部分を、 図5(b)に示すように、継ぎ足し用仮設階段A2の高さに見合った深さに掘削する。掘削した時点で、先組み仮設階段A1の支柱10の下側に、支柱10の上端を差し込み固定するとともに、この差し込んだ支柱10の下端側を梁材20で連結して継ぎ足し用仮設階段A2の枠組みを形成する。この梁材20の対向する梁材20間に、細幅足場板30aを、先組み仮設階段A1の下側の細幅足場板30aと、踊場用床部分40が上下で交互になるように掛け渡す。さらに、この上下の細幅足場板30a間に、階段を60を掛け渡す。このようにして、立坑の地底部分で、先組み仮設階段A1の下方に継ぎ足し用仮設階段A2を継ぎ足す。
【0022】
さらに、立坑の地底部分を上記と同様に、継ぎ足し用仮設階段A3の高さに見合った深さに掘削し、その後上記要領で継ぎ足し用仮設階段A2の下に、図5(d)に示すように、継ぎ足し用仮設階段A3を継ぎ足す。併せて、立坑内の渡し梁に継ぎ足し用仮設階段A3を固定する。このようにして、立坑内の地底部分と地上部分とを連絡する4段に組み上げた仮設階段を立坑内部に構築することができる。また、本実施例では4段構成の仮設階段を構築したが、上記要領で地底部分を掘削しては、継ぎ足し用仮設階段を継ぎ足すという作業を必要な回数繰り返せば、所望深度の立坑内に所望段数の仮設階段の構築ができる。
【0023】
また、上記実施例では、先組み仮設階段A1、継ぎ足し用仮設階段A3を立坑内の切梁間に設けた連結用梁部材Dである渡し梁に取付金具C1を介して固定したが、 図7(a)に示すように、切梁間に仮設階段の幅相当分の間をあけて平行に掛け渡した渡し梁間に仮設階段を固定するようにしても構わない。また、 図7(b)に示すように、切梁から直交方向に突き出した連結梁を連結用梁部材Dとして、この連結梁間に上記構成の仮設階段を固定するようにしても構わない。連結梁と仮設階段の支柱の固定には、例えば図6(b)に示すように、連結梁の側面に予め仮設階段の幅に合わせて側面にパイプクランプを設けた取付金具C2を溶接しておき、このパイプクランプに仮設階段の支柱10を保持固定させればよい。
【0024】
さらに、図7(c)に示すように、切梁間に連結用梁部材Dとして一本の渡し梁を渡しておき、この渡し梁と平行な切梁との間に上記構成の仮設階段を固定するようにしても構わない。上記実施例では、連結用梁部材Dの渡し梁に固定した仮設階段A1の下方に、継ぎ足し用仮設階段A2を組み上げながら継ぎ足したが、予め継ぎ足し用仮設階段A2をユニット状に地底部分で組み上げておいて、先組み仮設階段A1と継ぎ足し用仮設階段A2との支柱10同士を連結してもよい。継ぎ足し用仮設階段A3についても同様である。また、組み上げながら継ぎ足し用仮設階段A2を継ぎ足すにしても、四隅の支柱10を一本ずつ組み上げるのではなく、組み付け作業が少しでも行い易いように、予め所定間隔に2本ずつ支柱を連結しておいても構わない。2本ずつ連結された支柱10を左右に立て、その間を梁材で連結すれば容易に枠組みが組み上げられる。
【0025】
また、上記実施例では、先組み仮設階段A1を予め二段に構成したが、一段構成にしても構わない。基本的には、地上部分で組み上げ且つ揚重装置Bでの立坑内への吊り降ろしに支障がなければ、現場状況や施工規模に合わせた適数段に先組み仮設階段A1を組み上げておけばよい。本実施例の 図5(d)では、最下段の継ぎ足し用仮設階段A3は下側に細幅足場板30aを設けた場合を示したが、継ぎ足し用仮設階段A3をそのまま地底部分に据えつける場合には、この細幅足場板30aを省き、階段60の上端側を継ぎ足し用仮設階段A2の足場板30aに掛け渡して、階段60の下端側を地底部分の上に設置すればよい。また、本実施例では、実施例1の細幅足場板30aを使用した仮設階段を多段に構築する場合について示したが、実施例2に係る一枚構成の足場板30を使用しても上記実施例と同様の方法で仮設階段を多段に構築できる。さらに、本実施例では、踊場用床部分40及び階段60の周囲には、実施例1と同様に手摺64、70を脱着自在に設けた。
【0026】
また、本発明の構築方法を採用すれば、先組み仮設階段A1を立坑内の地底部分に吊り降ろし固定した段階から、先組み仮設階段A1の地上側に、例えば一段足場組を連続して組み上げ、この足場組の天井部分に養生シート等を掛けて屋根を設けることができる。このようにして、仮設階段の施工時期の早い段階から屋根を設けて、雨によるスリップ事故等を未然に防止することかできる。さらには、本発明の方法では、立坑の掘削深度に合わせて仮設階段を下に継ぎ足す構築方法であるため、掘削工程の途中でも仮設階段の下方は立坑の地底部分と連絡しているため、常に地上部分と立坑の地底部分との行き来を確保することができる。従来法では、立坑を所定深度まで掘削して、その後に地底部分から仮設階段を組み上げるまで仮設階段を使用することかできず、本発明の方法にはかかる不便がない。
【0027】
(実施例5)
本実施例は、階段の上下端に踊場用床部分を水平に張り出した階段を使用して、実施例4と同様の方法によって掘削立坑内に多段の仮設階段を構築する方法である。本実施例で使用する階段100は、 図8(a)に示すように、その上端及び下端に踊場用床部分110を水平に張り出した階段である。踊場用床部分110の張り出し端側には、前記実施例4の細幅足場板30aに設けた係止部材13と同様の係止部材120が設けられている。また、階段100は上記実施例4の細幅足場板30aと同様の幅に形成されている。
【0028】
本実施例では、図8(a)に示すように、四隅に立脚した支柱10の上端及び下端を梁材20で連結した二段に組み上げた先組み仮設階段A10の枠組みを形成する。斜め上下で対向する梁材20の間に、上記構成の階段100を上下でジクザグになるように掛け渡す。階段100の掛け渡し方向は、実施例1で使用した細幅足場板30aを併用することにより、図8(b)に示すように、掛け渡し方向を上下で同じ方向に揃えることもできる。この場合は、各段に細幅足場板300を並べて掛け渡すようにすればよい。尚、 図8(a)、(b)では、階段100の掛け渡し状況が見やすいように、手摺が省かれている。
【0029】
一方、仮設階段を内部に構築しようとする立坑を、上記先組み仮設階段A10の高さに匹敵する程度の深さに別途掘削しておく。かかる立坑内に上記完成した先組み仮設階段A10を、図8(c)に示すように、クレーン等の揚重装置Bで吊り下げて、立坑内の地底部分に降ろす。降ろした状態では、先組み仮設階段A10の上端側が、地上面と略同様の高さになるようになっている。先組み仮設階段A10の上端側は地上面付近にくればよく、地上面と多少高低差があっても構わない。さらに、先組み仮設階段A10の下の段の支柱10を、実施例4と同様にして、取付金具C1で切梁間に設けた連結用梁部材Dに固定する。本実施例では、連結用梁部材Dとして、切梁間に掛け渡した渡し梁を使用する。また、取付金具C1は、上記実施例4と同様に構成されている。
【0030】
その後、さらに地底部分を、実施例4の図5(b)に合わせて説明したと同様の要領で、継ぎ足し用仮設階段A20の高さに見合った深さに掘削する。掘削した時点で、先組み仮設階段A10の支柱10の下側に、支柱10の上端を差し込み連結するとともに、この差し込んだ支柱10の下端側を梁材20で連結して継ぎ足し用仮設階段A20の枠組みを形成する。継ぎ足し用仮設階段A20の梁材20と、これと斜め上下で対向する先組み仮設階段のA10の下段の梁材20との間に、既に掛け渡した階段100と掛け渡し方向がジクザグになるように別途階段100を掛け渡す。このようにして、立坑の地底部分で、先組み仮設階段A10の下方に継ぎ足し用仮設階段A20を継ぎ足す。
【0031】
さらに、立坑の地底部分を上記と同様に、継ぎ足し用仮設階段A30の高さに見合った深さに掘削し、その後上記要領で継ぎ足し用仮設階段A20の下に、図8(d)に示すように、継ぎ足し用仮設階段A30を継ぎ足す。併せて、立坑内の渡し梁に継ぎ足し用仮設階段A30を固定して、立坑内の地底部分と地上部分とを連絡する4段の仮設階段を立坑内部に構築する。本実施例では4段構成の仮設階段を構築したが、上記要領で地底部分を掘削しては、継ぎ足し用仮設階段を継ぎ足すという作業を必要な回数繰り返せば、実施例4と同様に、所望深度の立坑内に所望段数の仮設階段の構築ができる。
【0032】
また、立坑内での仮設階段の固定には、実施例4の 図7で示すと同様に、連結用梁部材Dとして、渡し梁、連結梁或は切梁を適宜現場状況に合わせて使用すればよい。さらに、先組み仮設階段A10も、本実施例では2段組としたが、一段でも、或は3段以上でも基本的には構わない。また、継ぎ足し用仮設階段を予め組み立てておいて既に組み上げた仮設階段の下方に継ぎ足したり、或は四隅の支柱を予め2本ずつ所定間隔に組み上げておいたり、或は手摺を取り付けたり、さらには仮設階段の地上側に屋根を仮設したり等の点は、本実施例5でも実施例4と同様に行える。
【0033】
(実施例6)
本実施例は、階段の上下端のいずれか一方に踊場用床部分を水平に張り出した階段を使用して、実施例5と同様の方法によって掘削立坑内に多段の仮設階段を構築する方法である。本実施例で使用する階段200は、図9(a)に示すように、その下端に踊場用床部分210を水平に張り出した階段である。階段200の下端から水平に張り出した踊場用床部分210端には、実施例5と同様の係止部材220を設けて係止できるようになっている。さらに、階段200の幅は、後記する細幅足場板300aより少し幅が狭く設定されている。尚図9(a)、(b)では、図が見やすいように手摺が取り付けられていない状況を示している。本実施例でも、上記実施例5と同様に四隅に立脚した支柱10の上端及び下端を梁材20で連結した二段構成の先組み仮設階段A100の枠組みを形成する。
【0034】
この枠組みの各段の対向する梁材20間に、第一の細幅足場板300と、踊場用床部分400と吹き抜け部分500とを隣り合わせに有する第二の細幅足場板300aとを並べて掛け渡す。第二の細幅足場板300aは、前記実施例の細幅足場板30aと同様に形成する。さらに、各段の第二の細幅足場板300aの踊場用床部分400端と、これと斜め上下に対向する下の段の梁材20との間に、階段200を掛け渡す。掛け渡しに際しては、階段200の上端側の係止部材220を第二の細幅足場板300aの踊場用床部分400の端部に係止し、階段200下端の踊場用床部分210の係止部材220を梁材20に係止する。このようにして、先組み仮設階段A100を組み上げる。
【0035】
その後は、実施例5と同様に所定深さに掘削した立坑内に先組み仮設階段A100を入れて、図9(c)に示すように、立坑内の連結用梁部材Dである渡し梁等に固定する。固定後、さらに、継ぎ足し用仮設階段A200の高さ相当分程度立坑の地底部分を掘削し、支柱10を前記先組み仮設階段A100の下方に取り付け、さらにこの支柱10の下端側を梁材で連結して継ぎ足し段を形成する。継ぎ足し段の梁材20と、先組み仮設階段A100の下段の第二の細幅足場板300aの踊場用床部分400端との間に、図9(d)に示すように、上記要領で階段200を掛け渡す。このようにして、先組み仮設階段A100の下方に、継ぎ足し用仮設階段A200を継ぎ足す。かかる継ぎ足し作業を繰り返しながら、継ぎ足し用仮設階段A300を継ぎ足して、4段構成の仮設階段を構築する。また、踊場用床部分210を階段の上端側に水平に張り出した階段を使用する場合にも、本実施例と同様に行えばよい。
【0036】
【発明の効果】
本発明の方法では、立坑の掘削深度に合わせて仮設階段を下に延ばしていくため、掘削途中でも仮設階段を使用して立坑の地底部分と地上部分との行き来を確保することができる。従来の方法では、立坑を所定深度まで掘削した後、地底部分から仮設階段を組み上げるまで仮設階段を使用することかできず、かかる不便が本発明の方法では解消されている。さらに、本発明の構築方法を使用すれば、多段の仮設階段の各段の組み上げ及び継ぎ足し作業を地上部分或は立坑の地底部分で行えるため、組み上げ作業に係る危険な高所作業が回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係る仮設階段の正面図(a)及び側面図(b)。
【図2】実施例1に係る細幅足場板の梁材への掛け渡し状況を示した平面図(a)及び階段(b)。
【図3】実施例2に係る足場板の平面図。
【図4】実施例3の階段の仮設状況を示す正面図(a)、(b)、(c)、(d)。
【図5】実施例4に係る構築方法の工程手順を示す断面図(a)、(b)、(c)、(d)。
【図6】取付金具による連結用梁部材への固定状況を示す斜視図(a)、(b)。
【図7】仮設階段の連結用梁部材への固定状況を示す平面図(a)、(b)、(c)。
【図8】実施例5に係る先組み仮設階段の階段の掛け渡し状況を示す斜視図(a)、(b)、及び仮設階段の構築手順を示す断面図(c)、(d)。
【図9】実施例6に係る階段の斜視図(a)、階段の掛け渡し状況を示す斜視図(b)、及び仮設階段の構築手順を示す断面図(c)、(d)。
【図10】従来例を示す図。
【符号の説明】
10 支柱
20 梁材
30 足場板
30a 細幅足場板
40 踊場用床部分
50 吹き抜け部分
60 階段
70 手摺
100 階段
110 踊場用床部分
200 階段
210 踊場用床部分
A 仮設階段
A1 先組み仮設階段
A2 継ぎ足し用仮設階段
A3 継ぎ足し用仮設階段
B 揚重装置
D 連結用梁部材

Claims (3)

  1. 支柱を四隅に立脚させて各支柱の上端及び下端を梁材で連結した枠組みを適数段組み立て、各段で対向する2つの梁材の間に、踊場用床部分と吹き抜け部分とを隣り合わせに有する足場板を、上下で踊場部分が前後になるように掛け渡すとともに、前記上下の踊場部分の間に階段を掛け渡して先組み仮設階段を組み上げ、
    前記先組み仮設階段を予め掘削しておいた立坑内に入れるとともに、前記先組み仮設階段をその上端側が地上面付近にくるようにして前記立坑内の切梁に設けた連結用梁部材に固定し、
    前記固定した先組み仮設階段の下方に、四隅の立脚した支柱の下端を梁材で連結した枠組みの対向する梁材間に、前記構成の足場板が、前記先組み仮設階段の下側の足場板と、踊場部分同士が上下で前後になるように掛け渡され、且つ上下の足場板の踊場部分間に階段を掛け渡す構成の継ぎ足し用仮設階段を、前記立坑の地底部分で組み上げながら或は組み上げた状態で継ぎ足して、目的深度に至るまで継ぎ足し用仮設階段の一段相当分の深さずつ前記立坑の地底部分を掘削しては、それまで組み上げた仮設階段の下方に継ぎ足し用仮設階段を一段ずつ継ぎ足すことを繰り返して多段の仮設階段を立坑内に構築することを特徴とする踊場付き仮設階段の立坑内での多段構築方法。
  2. 支柱を四隅に立脚させて各支柱の上端及び下端を梁材で連結した枠組みを適数段組み立て、斜め上下で対向する2つの梁材の間に、踊場用床部分を上下端に水平に張り出した階段の両端を掛け渡して先組み仮設階段を組み上げ、
    前記先組み仮設階段を予め掘削しておいた立坑内に入れるとともに、前記先組み仮設階段をその上端側が地上面付近にくるようにして前記立坑内の切梁に設けた連結用梁部材に固定し、
    前記固定した先組み仮設階段の下方に、四隅の立脚した支柱の下端を梁材で連結した枠組みの前記梁材と、斜め上下で対向する先組み仮設階段の梁材との間に、前記構成の階段を掛け渡す構成の継ぎ足し用仮設階段を、前記立坑の地底部分で組み上げながら或は組み上げた状態で継ぎ足して、目的深度に至るまで継ぎ足し用仮設階段の一段相当分の深さずつ前記立坑の地底部分を掘削しては、それまで組み上げた仮設階段の下方に継ぎ足し用仮設階段を一段ずつ継ぎ足すことを繰り返して多段の仮設階段を立坑内に構築することを特徴とする踊場付き仮設階段の立坑内での多段構築方法。
  3. 支柱を四隅に立脚させて各支柱の上端及び下端を梁材で連結した枠組みを適数段組み立て、各段でそれぞれ対向する2つの梁材間に、第一の細幅足場板と、踊場用床部分と吹き抜け部分とを隣り合わせに有する第二の細幅足場板とを並べて掛け渡すとともに、斜め上下で対向する梁材と第二の足場板の踊場用床部分との間に、別途踊場用床部分を上下端のいずれか一方に水平に張り出した階段を、前記階段の踊場用床部分の張り出し端側を前記梁材に、階段端側を前記第二の細幅足場板の踊場用床部分に掛け渡して先組み仮設階段を組み上げ、
    前記先組み仮設階段を予め掘削しておいた立坑内に入れるとともに、前記先組み仮設階段をその上端側が地上面付近にくるようにして前記立坑内の切梁に設けた連結用梁部材に固定し、
    前記固定した先組み仮設階段の下方に、四隅の立脚した支柱の下端を梁材で連結した枠組みの対向する梁材間に、前記構成の第一の細幅足場板と第二の足場板とを並べて掛け渡して継ぎ足し段を形成するとともに、この継ぎ足し段と前記先組み仮設階段の下段との斜め上下に対向する梁材と第二の足場板の踊場用床部分との間に、前記構成の階段を掛け渡す構成の継ぎ足し用仮設階段を、前記立坑の地底部分で組み上げながら或は組み上げた状態で継ぎ足して、目的深度に至るまで継ぎ足し用仮設階段の一段相当分の深さずつ前記立坑の地底部分を掘削しては、それまで組み上げた仮設階段の下方に継ぎ足し用仮設階段を一段ずつ継ぎ足すことを繰り返して多段の仮設階段を立坑内に構築することを特徴とする踊場付き仮設階段の立坑内での多段構築方法。
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