JP4011722B2 - 吊り階段 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は建築工事および土木工事を行う際に吊り下げられた状態で使用する吊り階段に関し、特に地中に立て坑を構築する際に適用して有用なものである。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、地中に立て坑を構築する際には、地表面あるいは地下一階程度の地上側面の位置に取り付けられた支持部材に吊り階段を吊り下げて、地中の掘削面と地上側面との間で作業者が上り下りするようにしている。また、地中に立て坑を構築する場合のみならず、中層ないし高層の建物や橋梁などの建築物を建築する際にも、建築途中の建築物の上部に吊り階段を吊り下げることにより、地表面から建築物の任意の階に対して作業者が上り下りする場合にも、吊り階段が使用されている。
【0003】
このような用途に使用される吊り階段としては、複数の長方形の足場床をチェーンにより所定の間隔毎に連結して吊り足場組立体を組み立て、それぞれの足場床の間に階段を配置するようにしたものがあり、たとえば、スーパーラダーという商品名で販売されている仮設用の吊り階段が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
地中に立て坑を掘削する場合などの土木作業にあっては、掘削面が堀り進むにしたがって、吊り階段をその最下段に足場床を継ぎ足して吊り階段を増設することにより長くすることができる。これにより、立て坑の深さがたとえば10mから数10m程度となる場合にも、吊り階段は立て坑の深さに対応するような長さに継ぎ足されることになる。
【0005】
吊り階段の最下段の足場床は、掘削面との間で作業者が上り下りするためには、吊り下げられた状態の吊り階段の最下段の位置はなるべく掘削面に近くに位置させることが望ましいが、掘削面をバックフォーなどの掘削機械を用いて掘削する際には、吊り階段が邪魔となる。このため、従来では、吊り階段を吊り上げたり、吊り階段を別の場所に移動させるようにしているが、長くなった吊り階段を移動することは容易な作業ではなく、しかも、吊り階段を吊り上げる場合には、階段や手摺を外さなければならず、掘削作業の作業性を向上させる上で、吊り階段の下方の掘削空間を確保することがネックとなっている。
【0006】
本発明の目的は、吊り階段を使用しないときには吊り階段の下方の作業位置から容易に移動し得るようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の吊り階段は、支持部材に上端側で吊り下げられて建築工事および土木工事に使用する吊り階段であって、相互にチェーンなどの吊り下用索条を介して上下方向に所定の間隔毎に連結された複数の足場床を有する吊り足場組立体と、上下方向に隣接する前記足場床の相互間にそれぞれ配置され、上端部が上側の前記足場床に回動自在に装着され、下端部が下側の前記足場床に沿って摺動自在の複数の階段と、前記支持部材側に設けられ、前記複数の足場床のうち下端側の足場床に連結されたワイヤロープなどの巻き上げ用索条を巻き上げる巻き上げ手段と、前記複数の足場床のうち少なくとも所定数の前記足場床の相互間における上下に隣り合う2つの前記足場床のうち上側の足場床に下方に突出して着脱自在に設けられる上側ストッパ部材、および下側の足場床に上方に突出して着脱自在に設けられ、かつ前記上側ストッパ部材に組付けられる下側ストッパ部材を備え、前記巻き上げ手段により巻き上げられる際における前記足場床の相互間の間隔を規制するストッパとを有し、前記吊り足場組立体を上下方向に収縮する際には、前記巻き上げ手段により所定数の前記足場床を前記ストッパにより上下間隔が規制されるまで接近移動させるようにしたことを特徴とする。また、本発明の吊り階段は、前記下側ストッパ部材と前記上側ストッパ部材の一方を他方の内部に摺動自在に嵌合させることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0009】
図1および図2は本発明の吊り階段を使用して地中に立て坑を掘削している状態を示し、図3〜図6はそれぞれ図1および図2に示された吊り階段の下端部を示す。
【0010】
図1に示す場合には、地上や地下一階程度の地上側の部分を掘削開始面11として、パワーシャベルやバックフォーなどの掘削機械12を用いて地中に立て坑13を掘削している状態を示しており、掘削が進行するに伴って堀り下げられた側面には壁面を形成する型枠14が順次取り付けられることになる。
【0011】
掘削作業や型枠設置作業などを行う際に、掘削開始面11と掘削面15との間で作業者が上り下りするため、立て坑13内には本発明の仮設用の吊り階段16が吊り下げられることになる。立て坑13内への資材の搬入は、水平梁17に設けられた図示しない昇降コンベアによって行われるようになっている。
【0012】
図示する吊り階段16は、掘削開始面11上に敷設されたH型鋼などからなる支持部材18により固定された最上段の足場床21と、これの下方に複数段となって吊り下げられた7つの足場床21とを有している。図1〜図6にあっては、符号21aが最上段の足場床を示し、これの下方の7つの足場床は順次下段側に向けて符号21b〜21hにより示されている。掘削面15が堀り下げられるに伴って、図示する最下段の足場床21hの下側にさらに他の足場床21が順次継ぎ足されることになる。
【0013】
図6は図1に示された吊り階段16の下側の3段の足場床21f〜21hを示す斜視図であり、図7は図1に示された8つの足場床のうちのいずれか1つの足場床21を示す平面図である。それぞれの足場床21は断面四辺形の金属製の角パイプにより形成された長方形の枠体22を有し、この枠体22にはその幅方向中央部分に長手方向に延びる梁部材23が取り付けられている。図示する場合には、枠体22の長さ寸法は約3.5m程度であり、幅寸法は約1.4m程度となっているが、それぞれの寸法は作業場所に応じて任意の値に設定することができる。枠体22の長手方向の一端部には梁部材23の両側にメッシュ状の床材が取り付けられて踊り場24が形成されている。図7において、梁部材23の一方側のうち踊り場24を除いた部分は開口部25となっている。
【0014】
枠体22の四隅には、下方に向けて突出した脚部26が取り付けられ、足場床21を地面などに載置する場合にはそれぞれの脚部26の部分で足場床21が支持される。枠体22の両端部の両側には、アイプレートとも言われる連結部材27が固定されており、1つの枠体22には合計4つの連結部材27が固定されている。それぞれの連結部材27には、シャックルとも言われる取付孔28が上下に2つずつ形成されている。
【0015】
したがって、図示するように、連結部材27の間を吊り下げ用のチェーン29により連結することにより、任意の数の足場床21を上下に所定の間隔毎に連結することができ、これにより、任意の上下方向の長さとなった吊り足場組立体31を形成することができる。図示する場合には、チェーン29により連結されて上下に隣接し合う足場床21の相互間の寸法は、約2m程度に設定されているが、その値は任意に設定することができる。吊り下げ用索条としては、図示する場合には金属製のリングを連結して形成されたチェーン29が使用されているが、上下に隣り合う足場床21を連結し得るとともに足場床相互の間隔を変化させることができるものであれば、鋼製の縒り線からなるワイヤロープなどのような種々のものを使用することができる。
【0016】
それぞれのチェーン29には、枠体22の両側のそれぞれに沿って上下に2本ずつ長手方向の手摺棒32が取り付けられ、枠体の両端のそれぞれに沿って上下に2本ずつの幅方向の手摺棒33が取り付けられている。したがって、上下に隣り合う2つの足場床21の間には、四辺を覆うようにして手摺32,33が設けられることになる。
【0017】
上下に隣接する2つの足場床の間には、それぞれ階段34が装着されるようになっており、それぞれの階段34は2本の支柱35と、これらの支柱35の間に支柱35の上端側から下端側に向けて所定の間隔置きに取り付けられた複数の踏み板36とを備えている。図7に示すように足場床21に設けられた踊り場24のうち一方側24aには、その足場床21の下側に配置される階段34の支柱35の上端がピン37により連結されるようになっており、支柱35の上端部にはピン37に係合するフック部35aが設けられている。その足場床21の他方側24bには、その足場床21の上側に配置される階段34の下端を摺動自在に案内するようになっている。
【0018】
複数の足場床21をチェーン29により上下方向に所定の間隔毎に連結することにより形成される吊り足場組立体31は、上下に隣接する足場床の相互が180度位相がずれた状態となって連結される。したがって、それぞれの階段34をその支柱35の上端部のフック部35aで上側の足場床21のピン37に対して回動自在に連結することにより、図1に示すように、吊り足場組立体31には各段毎に逆向きとなって全体的にジグザグとなって階段34が装着される。ただし、足場床21としては、図示する場合のみならず、足場床21の両端部に踊り場を有するものを使用すれば、上下方向に隣合う階段34がジグザグとならず、相互に平行となって吊り足場組立体31に配置することができる。
【0019】
それぞれの枠体22の両端面の両側には、図8に示すように連結金具38が固定されており、1つの枠体22に合計4つ固定された連結金具38にはボルトなどが貫通する取付孔39が形成されている。
【0020】
図示する場合には、吊り足場組立体31を構成する8つの足場床21のうち、下側の5つの足場床21d〜21hの相互間には、それぞれストッパ40が取り付けられており、1つのストッパ40を拡大して示すと、図9の通りである。
【0021】
図9に示すように、ストッパ40は上側ストッパ部材41と下側ストッパ部材42とからなり、上側ストッパ部材41は断面円形の金属製のパイプにより形成され、その内径は下側ストッパ部材42の外径より大きく設定されている。これにより、下側ストッパ部材42を上側ストッパ部材41の中に嵌合させて、下側ストッパ部材42を上側ストッパ部材41に対して上下方向に摺動させることができる。下側ストッパ部材42は、図示する場合には、軽量化のために上側ストッパ部材41よりも小径の金属製のパイプにより形成されているが、中実の棒材を下側ストッパ部材42として使用するようにしても良い。また、それぞれのストッパ部材41,42を断面四角形のパイプを使用するようにしても良い。
【0022】
上側ストッパ部材41の上端部には、取付孔43を有するジョイント部44が設けられており、下側ストッパ部材42の下端部には、取付孔45とこれから外方に離れた位置の連結孔46とを有するジョイント部47が設けられている。
【0023】
下側の5つの足場床21d〜21hにおいては、上下に相互に隣り合う2つの足場床のうち、上側に位置する足場床の連結金具38に上側ストッパ部材41のジョイント部44が連結され、下側に位置する足場床の連結金具38に下側ストッパ部材42のジョイント部47が連結されている。ジョイント部44と連結金具38は、それぞれの取付孔43,39に図9に示すボルト48を貫通させてナット48aを締め付けることにより連結され、ボルト48を外すことにより上側ストッパ部材41は足場床21から取り外すことができる。ジョイント部47と連結金具38は、それぞれの取付孔45,39に図9に示すボルト49を貫通させてナット49aを締め付けることにより連結され、ボルト49を外すことにより下側ストッパ部材42を足場床21から取り外すことができる。これらの連結が行われる際に、下側ストッパ部材42は上側ストッパ部材41の中に嵌合される。したがって、最下段の足場床21hの4つの連結金具38には、下側ストッパ部材42のみが連結され、それよりも上段側の足場床21e〜21gには、下側ストッパ部材42と上側ストッパ部材41とがそれぞれ連結されることになり、足場床21dには上側ストッパ部材41のみが連結されることになる。
【0024】
最下段の足場床21hに連結された下側ストッパ42のジョイント部47に設けられた連結孔46にはそれぞれ、図1に示すように、支持部材18に取り付けられた電動ウインチなどの巻き上げ機51により巻き上げられるワイヤロープ52が巻き上げ用の索条として連結されるようになっている。巻き上げ機51は、最下段の足場床21hの両端部に対応させて支持部材18に2つ取り付けられている。
【0025】
したがって、それぞれの巻き上げ機51によって最下段の足場床21hをその四隅の部分で巻き上げて水平状態に保持しながら上昇させると、まず、その上側の足場床21gに向けて足場床21hが上昇することになる。その上昇限位置は、図2に示すように、上側ストッパ部材41の下端面が下側ストッパ部材42の下端部に当接する位置で規制されることになり、これにより両方の足場床21hと21gとの間の相互間の間隔が規制される。さらに巻き上げ機51によりワイヤ52を巻き上げると、足場床21gがその上側の足場床21fに向けて上昇することになり、その足場床21fに対する上昇限位置は同様してストッパ40により規制されることになる。このようにして、吊り足場組立体31の下側4つの足場床21e〜21hが上昇した状態を示すと、図2の通りである。下側の足場床が上側の足場床に対して上昇するストロークは、図示する場合には約90cm程度に設定されているが、この値は任意に設定することができる。
【0026】
図示する場合には、巻き上げ用索条としてワイヤロープ52が使用されているが、チェーンを用いるようにしても良い。また、巻き上げ機51は最上段の足場床21aを支持する支持部材18に取り付けられているが、地上側に設けられた支持部材であれば、どのような部材に取り付けるようにしても良い。また、ストッパ40は、上側ストッパ部材41が下側ストッパ部材42よりも大径となっているが、下側ストッパ部材42を大径としてその中に上側ストッパ41が嵌合されるようにしても良い。
【0027】
下側の足場床がその上側の足場床に対して上昇移動する際には、下側の足場床が上昇すると、その上側の足場床に対してピン37により回動自在に連結された階段34は、ピン37を中心として回動し、階段34の下端は足場床に沿って移動することになる。階段34の下端が円滑に移動するように、足場床のうち階段34の下端が接触する部分には、図7に示すように案内部材53が取り付けられている。
【0028】
このように、所定の数の足場床を上昇させると、図2に示すように、作業面つまり掘削面15に対して吊り足場組立体31の最下段の足場床21hを上方に退避させることができ、足場床21hの下面と作業面との間に大きな空間を形成することができ、掘削機械12を用いて掘削面15を掘削作業する際に、吊り階段16が邪魔になることがなく、その作業を円滑に行うことができる。
【0029】
図7に示した案内部材53は階段34の支柱35の下端面に接触する帯状の部材により形成されているが、図8に示すように、支柱35の下端部の摺動方向に沿って延び、案内溝54が形成されたガイドレール55により案内部材53を形成するようにしても良い。この場合には、支柱35の下端部にボルトなどの部材を取り付けるとともに、ボルトを案内溝54に係合させることにより、階段34を足場床の間に配置することができる。
【0030】
次に、上述した吊り階段16を使用して地中に立て坑13を掘削構築する手順について説明する。
【0031】
足場床21やチェーン29などの吊り足場組立体31を構成するそれぞれの部材が作業現場に搬送され、現場において吊り階段16の組立が行われる。
【0032】
所定の深さにまで掘削面15が掘削された状態のもとで、支持部材18に最上段の足場床21aを固定し、これの下方に足場床21bをチェーン29により連結する。このようにして、所定の数の足場床が連結されて吊り足場組立体31が組み立てられた状態で、それぞれの足場床に階段34を配置する。その際には、階段34の支柱35の上端部に設けられたフック35aを足場床に設けられたピン37に引っ掛け、支柱35の下端面を案内部材53の上で支持させる。作業者は吊り階段16を使用して掘削開始面11と掘削面15との間を上り下りすることができ、型枠14の取付け作業や掘削作業が作業者により行われる。
【0033】
図1は吊り階段16が使用されて作業者が上り下りすることができる状態を示しており、掘削機械12を使用して掘削作業が行われる場合には、吊り階段16が邪魔となる。その際には、吊り階段16のうち下側から所定の数の足場床21に対してストッパ40が装着され、下端側の足場床にワイヤロープ52が連結される。図1に示す場合には、下側から5つの足場床の相互間にストッパ40を装着した状態が示されている。
【0034】
このようにして、ストッパ40が取り付けられた状態のもとで、巻き上げ機51によりワイヤロープ52を巻き上げると、図2に示すように、下側から4つの足場床21e〜21hがそれぞれ上側の足場床に向けて上昇接近移動することになる。図2に示すように、吊り足場組立体31を収縮させることにより、掘削面15の上側から吊り階段16を退避移動させることができ、掘削作業を容易に行うことができる。ストッパ40の収縮ストロークをたとえば90cmとすれば、図示する場合には吊り足場組立体31の収縮ストロークは3.6mとすることができ、下側から5つの足場床をそれぞれの上側の足場床に対して上昇移動させるようにすれば、4.5mのストロークで吊り足場組立体31を収縮させることができる。
【0035】
吊り足場組立体31を構成する複数の足場床21のうち、図示するように、下側の所定の数の足場床21を上昇移動させて収縮するようにしたので、足場床21を10段あるいはそれ以上連結して吊り階段16の長さがかなりの長さとなっていても、収縮移動させるのは、下側の部分のみで良く、収縮移動させる際における巻き上げ機51の負荷を高める必要がない。
【0036】
所定の掘削作業により掘削面15が下がった後に、吊り階段16の下端に他の足場床を継ぎ足して吊り階段16の全長を長くする。その際には、図1に示すように、吊り階段16を元の状態にまで延ばした状態で継ぎ足し作業を行うことになる。
【0037】
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0038】
たとえば、図示する場合には、吊り階段16の吊り足場組立体31を収縮させる際には、最下段から5つの足場床の相互間にストッパ40を装着するようにしたが、収縮させるストロークに応じて任意の足場床相互間にストッパ40を装着することができる。また、最下段側の足場床ではなく、吊り足場組立体31の中間側の所定の数足場床相互間にストッパを装着し、その部分を収縮させるようにしても良く、あるいは全ての足場床相互間にストッパを装着するようにしても良い。また、図示する場合には、本発明の吊り階段を掘削された立て抗に使用した場合を示すが、中層や高層の建物や橋梁などの建築物を建築する際にも本発明の吊り階段を使用することができる。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、所定の長さとなって吊り下げられた吊り階段を収縮させることができるので、吊り階段の下方の作業面から吊り階段の下面を退避移動させることができる。吊り階段の下方における作業を吊り階段を外したり、全体を水平移動させることなく、容易に吊り階段の下方の作業空間を確保することができ、吊り階段の下方における作業を迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】吊り階段を立て抗に吊り下げた状態を示す断面図である。
【図2】吊り階段を収縮移動させて、掘削面と吊り階段の最下面との間に作業空間を形成した状態を示す断面図である。
【図3】図1の吊り階段の下端部を拡大して示す正面図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】吊り階段を収縮移動させた状態における図3と同様の部分を示す正面図である。
【図6】図3の斜視図である。
【図7】1つの足場床を示す平面図である。
【図8】1つの足場床の端部を拡大して示す斜視図である。
【図9】ストッパを示す分解斜視図である。
【符号の説明】
11 掘削開始面
12 掘削機械
13 立て坑
15 掘削面
16 吊り階段
21 足場床
21a〜21h 足場床
22 枠体
23 梁部材
24 踊り場
25 開口部
26 脚部
27 連結部材
28 取付孔
29 チェーン
31 吊り足場組立体
32,33 手摺棒
34 階段
35 支柱
36 踏み板
38 連結金具
40 ストッパ
41 上側ストッパ部材
42 下側ストッパ部材
44 ジョイント部
45 取付孔
46 連結孔
47 ジョイント部
51 巻き上げ機
52 ワイヤロープ
53 案内部材
54 案内溝
55 案内部材

Claims (2)

  1. 支持部材に上端側で吊り下げられて建築工事および土木工事に使用する吊り階段であって、
    相互にチェーンなどの吊り下用索条を介して上下方向に所定の間隔毎に連結された複数の足場床を有する吊り足場組立体と、
    上下方向に隣接する前記足場床の相互間にそれぞれ配置され、上端部が上側の前記足場床に回動自在に装着され、下端部が下側の前記足場床に沿って摺動自在の複数の階段と、
    前記支持部材側に設けられ、前記複数の足場床のうち下端側の足場床に連結されたワイヤロープなどの巻き上げ用索条を巻き上げる巻き上げ手段と、
    前記複数の足場床のうち少なくとも所定数の前記足場床の相互間における上下に隣り合う2つの前記足場床のうち上側の足場床に下方に突出して着脱自在に設けられる上側ストッパ部材、および下側の足場床に上方に突出して着脱自在に設けられ、かつ前記上側ストッパ部材に組付けられる下側ストッパ部材を備え、前記巻き上げ手段により巻き上げられる際における前記足場床の相互間の間隔を規制するストッパとを有し、
    前記吊り足場組立体を上下方向に収縮する際には、前記巻き上げ手段により所定数の前記足場床を前記ストッパにより上下間隔が規制されるまで接近移動させるようにしたことを特徴とする吊り階段。
  2. 請求項1記載の吊り階段において、前記下側ストッパ部材と前記上側ストッパ部材の一方を他方の内部に摺動自在に嵌合させることを特徴とする吊り階段。
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