JPH07102717A - 枠足場を使用する階段の構築方法 - Google Patents

枠足場を使用する階段の構築方法

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JPH07102717A
JPH07102717A JP5246679A JP24667993A JPH07102717A JP H07102717 A JPH07102717 A JP H07102717A JP 5246679 A JP5246679 A JP 5246679A JP 24667993 A JP24667993 A JP 24667993A JP H07102717 A JPH07102717 A JP H07102717A
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staircase
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】建築現場にて通常仮設で使用する門型の枠足場
(通称、ビディ足場)を使用して、躯体に先行して階段
を効率良く構築する。 【構成】階段構築予定位置26で、枠足場からなる支持部
材A1 、A2 を設置し(a)、支持部材A1 にフロア踊
り場34を載置し、下階の床に第1階段部材C1 の下端部
を掛止固定すると共に、支持部材A1 に第1階段部材C
1 の中間踊り場を載置する(b)。支持部材A2 に、第
2階段部材C2 の中間踊り場3を載置し、第2階段部材
2 の上端部をフロア踊り場34に掛止固定する(c)。
第1階段部材C2 上に支持部材A3 を設置する(d)。
フロア踊り場34に第3階段部材C3の下端部を掛止固定
し、第3階段部材C3 の中間踊り場を支持部材A3 に載
置する(e)。以上の工程を1回乃至複数回繰り返し、
躯体31を構築し、支持部材A1 、A2 を取り外して階段
を構築する(f)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、躯体の構築に先行し
て階段を構築する方法で、階段部材を支持す支持部材と
して、現場で仮設材として使用している門型の枠足場
(通称、ビテイ足場)を使用する、枠足場を使用する階
段の構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建造物の構築に伴って逐次構築す
る階段は、階段特有の支持部材を使用するのが普通であ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の階段の構築
方法では、各現場毎に階段特有の支持部材を用意しなけ
ればならず、更にこれを使用する作業者も支持部材の取
扱いに習熟しなければならないので、また構築現場毎で
作業者も代わるので、作業効率を高くすることが難しい
問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】然るにこの発明は、通常
の構築現場で使用する門型の枠足場(通称、ビテイ足
場)を使用したので、前記問題点を解決した。
【0005】即ちこの発明は、階段構築予定位置で、フ
ロア踊り場位置及び中間踊り場位置に、階段の踊り場を
支持できる門型の枠足場の所定数からなる支持部材を設
置した後、前記フロア踊り場側の支持部材にフロア踊り
場を載置し、下階の床又は下階のフロア踊り場に中間踊
り場付の第1階段部材の下端部を掛止固定すると共に、
前記中間踊り場の支持部材の一側に前記第1階段部材の
中間踊り場を載置し、前記中間踊り場側の支持部材の他
側に、中間踊り場付の第2階段部材の中間踊り場を載置
すると共に、前記第2階段部材の上端部を前記フロア踊
り場の一側に掛止固定し、また、前記第1階段部材の中
間踊り場上に支持部材を設置すると共に、前記フロア踊
り場の他側に中間踊り場付第3階段部材の下端部を掛止
固定すると共に、前記第3階段部材の中間踊り場を前記
第1階段部材上の支持部材に載置し、以上の工程を1回
乃至複数回繰り返した後、続いて夫々の踊り場の端縁部
を躯体に固定した後、各支持部材を取り外すことを特徴
とした枠足場を使用する階段の構築方法である。
【0006】また、階段構築予定位置で、フロア踊り場
位置及び中間踊り場位置に、階段の踊り場を支持できる
門型の枠足場の所定数からなる支持部材を設置した後、
下階の床又は下階のフロア踊り場に、踊り場を連設した
第1階段部材の下端部を載置すると共に、前記中間踊り
場の支持部材の一側に前記第1階段部材の上踊り場を載
置し、前記中間踊り場側の支持部材の他側に、上下に踊
り場を連設した第2階段部材の下踊り場を載置すると共
に、前記第2階段部材の上踊り場を前記フロア踊り場の
一側に載置し、また、前記第1階段部材の中間踊り場上
に支持部材を設置すると共に、前記フロア踊り場の他側
に上下に踊り場を連設した第3階段部材の下踊り場を載
置すると共に、前記第3階段部材の上踊り場を前記第1
階段部材上の支持部材に載置し、以上の工程を1回乃至
複数回繰り返した後、続いて夫々の踊り場の端縁部を躯
体に固定した後、各支持部材を取り外すことを特徴とし
た枠足場を使用する階段の構築方法である。
【0007】更に、階段構築予定位置で、フロア踊り場
位置及び中間踊り場位置に、階段の踊り場を支持できる
門型の枠足場の所定数からなる支持部材を設置した後、
前記フロア踊り場側の支持部材にフロア踊り場を載置
し、前記中間踊り場側の支持部材に中間踊り場を載置
し、続いて下階の床又は下階のフロア踊り場に第1階段
部材の下端部を掛止固定すると共に、前記中間踊り場の
一側に前記第1階段部材の上端部を掛止固定し、前記中
間踊り場の他側に、第2階段部材の下端部を掛止固定す
ると共に、前記第2階段部材の上端部を前記フロア踊り
場の一側に掛止固定し、また、前記中間踊り場上に次階
用の支持部材を設置すると共に該支持部材上に、次階用
の中間踊り場を載置し、前記フロア踊り場の他側に第3
階段部材の下端部を掛止固定すると共に、前記第3階段
部材の上端部を前記次階用の中間踊り場に掛止固定し、
以上の工程を1回乃至複数回繰り返した後、続いて夫々
の踊り場の端縁部を躯体に固定した後、各支持部材を取
り外すことを特徴とした枠足場を使用する階段の構築方
法である。
【0008】前記方法を1回繰り返すと1階半の階段を
構築できる。順次階段部材を1階分即ち2つづつ架設し
て、階段を構築する。
【0009】
【作用】支持部材上に階段部材の踊り場あるいは踊り場
を支持したので、支持部材上に階段を架設しながら躯体
の構築に先行して所定階の階段を構築できる。
【0010】
【実施例1】図1乃至図7に基づきこの発明の実施例を
説明する。
【0011】(1)階段部材の構成 この実施に使用する階段部材1は、所定段数の踏段部2
の上下に中間踊り場3及びフロア踊り場4をささら桁
5、5で連結した構造で、中間踊り場3、フロア踊り場
4の端面(躯体側)には夫々コンクリート定着用の突板
6、6が前記ささら桁と一体に突設され、該突板6には
横方向の突起6a、6aが突設されている。また、初階
用の階段部材(第一階段部材)は踏段部2の上端部に中
間踊り場3を連結した構造である(図2)。また、初階
用の階段部材23は踏段部2の上側に中間踊り場3を連
結した構造となっている(図示していない)。
【0012】(2)支持部材の構成 また、この発明の実施に使用する枠足場8は、所定距離
を保って並列した縦材9、9を横材10で連結して、略
門型の形状を有し、前記縦材9の下端部に高さ調節用の
調節部11を有し、上端部に踊り場底面の支持突部7、
7に嵌合できる嵌合部12、12を有している(図3
(a))。同様に前記縦材9より短い縦材14を所定距
離を保って並列し、該縦材14、14を横材10、10
で連結して、略門型の形状の枠足場13を形成する。前
記枠足場13の縦材14は、下端部に高さ調節用の調節
部11を有し、上端部に踊り場底面の支持突部7、7に
嵌合できる嵌合部12、12を有している(図3
(b))。
【0013】また、枠足場8、14は、縦材9、14と
調節部11、11とを分離可能とし、調節部11の上端
部11aを縦材9、14の下端部に嵌挿できる形状とし
てある。また、調節部11の下端部を踊り場へ設置用の
連結部11bとしてある(図3(c)、図7)。この場
合、階段部材または踊り場に、所定の高さに調節した状
態の調節部11を固定し、この状態で階段部材、踊り場
を構築現場に搬入することもできる。従ってこの場合の
構築現場での支持部材の設置作業は、調節部に枠足場本
体を嵌合し、枠足場と連結杆とを結合するだけに簡略化
することもできる。
【0014】また、この発明の実施に使用する補助枠足
場18は、所定距離を保って並列した縦材19、19を
横材20で連結した略門型の形状を有し、縦材19の下
端部は前記縦材9、14の嵌合部12、12と嵌合でき
る連結部21を有し、上端部に踊り場底面の支持突部
7、7に嵌合できる嵌合部22、22を有している。前
記縦材19は前記縦材9より短く形成してある。この補
助枠足場18は、枠足場8又は枠足場13の上部に連結
して使用する(図3(a))。
【0015】また、前記いずれかの枠足場の所定数(通
常は2つ)を所定間隔で並列し、該枠足場に布枠30を
架設掛止して、更に枠足場の所定高さ位置に配列した受
けパイプ32、32を架設固定して、支持部材を構成す
る。
【0016】(3)階段の構築方法 次に、この階段の構築方法について説明する。
【0017】1階の床25上に階段構築予定位置26の
中間踊り場側27に枠足場13、13の2枚を階段の幅
方向に並列して両枠足場を布枠30で連結すると共に階
段部材の踊り場下面を支持できる高さに配置した受けパ
イプ32、32の両端部を枠足場13、13に架設固定
して第一支持部材A1 を構成する。前記枠足場13、1
3の設置位置は、対応する階段部材の踊り場の支持突起
7、7の位置に合わせてある。同様にフロア踊り場位置
28に、補助枠足場18を連結した枠足場8、8を並列
して枠足場8、8を布枠30で連結し、受けパイプ3
2、32を架設固定して、第二支持部材A2 を構成する
(図1(a))。
【0018】次に、階段部材23からなる第一階段部材
1 を床25と中間踊り場側の第一支持部材A1 との間
に架設する。この際、第一階段部材B1 の中間踊り場3
の支持突部7と第一支持部材A1 の嵌合部12と嵌合さ
れている(図1(b))。
【0019】同様に階段部材1からなる第二階段部材B
2 を第一支持部材A1 と第二支持部部材A2 との間に架
設する(図1(b))。続いて、前記第一階段部材B1
と第二階段部材B2 の中間踊り場3、3上に、前記第二
支持部材A2 と同様の第三支持部材A3 を設置する(図
1(c))。次に、前記第三支持部材A3 と第二支持部
材A2 との間に第三階段部材B3 を架設する(図1
(d))。
【0020】ここで、各階段部材B2 、B3 の支持突部
7と支持部材A1 、A2 、A3 の嵌合部22または嵌合
部12が夫々嵌合されている。また、前記において各階
段部材B1 、B2 、B3 の中間踊り場及びフロア踊り場
の下面は、夫々各支持部材A1 、A2 、A3 の受けパイ
プ32、32に支持されている。
【0021】この状態で、階段部材B1 、B2 、B3
作業用階段として使用できる。
【0022】次に、所定の躯体構築用の主構造体(鉄
骨、鉄筋等)を構築し、型枠を組み、コンクリートを打
設する。ここで、各踊り場3、4の突起6、6の先端部
は型枠の内側に位置し、躯体コンクリート31内に埋設
される。
【0023】コンクリートの固化後、型枠を取り外せば
階段は構築される。
【0024】続いて、第一支持部材A1 、第二支持部材
2 を取り外し、第二階段部材B2、第三階段部材B3
のフロア踊り場4、4に第四支持部材A4 を設置して
(図1(e))、以下同様に次階の階段部材を架設して
階段を構築する。
【0025】(4)他の実施例 前記実施例において、フロア踊り場及び中間踊り場の嵌
合突起の位置を、全階を通して一定にしておけば、同一
支持部材(枠足場、連結杆)の組み合わせで、階段を構
築できるので、更に組み立てを効率化できる。また、こ
の場合、予め枠足場と連結杆を組み上げて支持部材を構
築しておけば、支持部材の設置は上下方向のみの微調節
だけで済み、更に階段の組み立てを簡略化、効率化でき
る。
【0026】また、前記実施例において、枠足場を本体
と調節部とに分離可能としたが、一体とすることもでき
る。また、枠足場8、13、補助枠足場18の構成は、
階段部材1の踊り場を支持できれば、他の形状とするこ
ともできる。
【0027】また、前記実施例において、枠足場は2つ
設けたが、3つ以上を連結杆で連結して支持部材を構築
することもできる(図示していない)。また、前記実施
例では階段の幅方向に枠足場を並列したが、階段の長さ
方向に枠足場を並列することもできる。
【0028】また、前記実施例において、並列した2つ
枠足場を布枠30で連結したが、受けパイプ32で両枠
足場を連結できれば、布枠30を使用しなくても可能で
ある。また、前記実施例において、受けパイプ32に代
えて、踊り場の下面を支持できれば、アングル材等他の
棒状の鋼材でも可能である。
【0029】また、前記実施例において、階段部材に躯
体定着用の突起6aを突設した突板6をささら桁5と一
体に連設したが、階段部材を躯体に定着できれば突板6
に代えて、スタットジべル、あるいは略U字状に屈曲し
た形状等のアンカー類等を使用することができる(図示
していない)。
【0030】また、前記実施例において、コンクリート
を打設する前に、1階半の階段を先行して構築したが、
更に躯体の構築(コンクリートの打設)前に1階分また
は数回分だけ多く階段を先行して架設することもでき
る。
【0031】
【実施例2】図3、図8及び図10(a)に基づきこの
発明の他の実施例を説明する。この実施例は、階段部材
33を、踏段部2に中間踊り場3をのみ一体に連結し、
フロア踊り場を分離した構成とした実施例である。
【0032】この発明の実施に使用する階段部材33
は、所定段数の踏段部2に中間踊り場3をささら桁5、
5で連結した構造であり、前記踏段部2の端縁部にフロ
ア踊り場34との掛止部33aを有する構造である。ま
た、中間踊り場3の端面には夫々コンクリート定着用の
突起(スタッドジベル)6b、6bが突設されている。
【0033】また、この実施に使用するフロア踊り場3
4は階段部材33との連結側に掛止部34aを有し、他
の3側面(躯体側)に突起(スタッドジベル)6b、6
bが突設されている(図10(a))。
【0034】また、この発明の実施に使用する支持部材
1 、A2 、A3 ・・・は実施例1と同様で、調節部1
1、嵌合部12を有する枠足場8、13、または補助枠
足場18、布枠30及び受けパイプ32とを組み合わせ
て構成する(図3)。
【0035】次にこの発明の階段の構築方法について説
明する。
【0036】1階の床25上に階段構築予定位置26の
中間踊り場側27に第一支持部材A1 を設置し、フロア
踊り場位置28に、第二支持部材A2 を設置する(図8
(a))。
【0037】次に、階段部材33からなる第一階段部材
1 を、床25と中間踊り場側の第一支持部材A1 との
間に架設する。また、前記第二支持部材A2 上にフロア
踊り場34を載置する(図8(b))。
【0038】階段部材33からなる第二階段部材C2
中間踊り場3を第一支持部材A1 上に載置すると共に、
第二階段部材C2 の掛止部33aを第二支持部材A2
のフロア踊り場34の掛止部34aに掛止して、第二階
段部材C2 を架設する(図8(c))。続いて、前記第
一階段部材C1 と第二階段部材C2 の中間踊り場3、3
上に、第三支持部材A3 (第二支持部材A2 と同様)を
設置する(図8(d))。次に、第三階段部材C3 の中
間踊り場3を前記第三支持部材A3 に載置すると共に、
第三階段部材C3 の掛止部33aを第二支持部材A2
のフロア踊り場34の掛止部34aに掛止して第三階段
部材C3 を架設する(図8(e))。ここで、各階段部
材C1 、C2 、C3 の中間踊り場3底の支持突部7また
はフロア踊り場43底の支持突部7と、支持部材A1
2 、A3 の上端部の嵌合部12または嵌合部23とが
嵌合されている。また、前記において各階段部材C1
2 、C3 の中間踊り場の下面及び各フロア踊り場34
の下面は、夫々各支持部材A1 、A2 、A3 の受けパイ
プ32、32に支持されている。この状態で、階段部材
1 、C2 、C3 は作業用階段として使用できる。
【0039】次に、所定の躯体構築用の主構造体(鉄
骨、鉄筋等)を構築し、型枠を組み、コンクリート31
を打設し、コンクリート31の固化後、型枠を取り外せ
ば階段は構築される。ここで前記実施例と同様に各階段
部材の中間踊り場端面の突起6b、6b及び各フロア踊
り場34の側面の突起6b、6bは型枠の内側に位置
し、躯体コンクリート31内に埋設される。
【0040】続いて、第一支持部材A1 、第二支持部材
2 を取り外し、第二階段部材C2、第三階段部材B3
のフロア踊り場4、4に第四支持部材A4 を設置して
(図8(f))、以下同様に、次階の階段部材を架設し
て階段を構築する。
【0041】前記実施例における、他の実施例は実施例
1と同様である。
【0042】
【実施例3】図3、図9及び図10(b)に基づきこの
発明の他の実施例を説明する。
【0043】この実施例は、階段部材35を、踏段部2
のみから構成し、中間踊り場、フロア踊り場を階段部材
から分離した構成とした実施例である。
【0044】この実施に使用する階段部材35は、所定
段数の踏段部2をささら桁5、5で連結した構造であ
り、前記踏段部2の端縁部にフロア踊り場37との掛止
部35a、中間踊り場36との掛止部35bを有する構
造である。
【0045】また、この実施に使用するフロア踊り場3
7は階段部材35との連結側に掛止部37aを有し、該
掛止部37aの他3側面(躯体側)に突起(スタッドジ
ベル)6b、6bが突設されている。また、この実施に
使用する中間踊り場36は階段部材35との連結側に掛
止部36aを有し、該掛止部37aの他側面(躯体側)
に突起(スタッドジベル)6b、6bが突設されてい
る。
【0046】また、この発明の実施に使用する支持部材
1 、A2 、A3 ・・・は実施例1と同様で、調節部1
1、嵌合部12を有する枠足場8、13、または補助枠
足場18、布枠30及び受けパイプ32とを組み合わせ
て構成する(図3)。
【0047】次にこの発明の階段の構築方法について説
明する。
【0048】1階の床25上に階段構築予定位置26の
中間踊り場側27に第一支持部材A1 を設置し、フロア
踊り場位置28に、第二支持部材A2 を設置する(図9
(a))。
【0049】次に、第一支持部材A1 に中間踊り場36
を載置し、第二支持部材A2 にフロア踊り場37を載置
する(図9(b))。
【0050】階段部材35からなる第一階段部材D
1 を、床25と第一支持部材A1 上の中間踊り場36の
との間に架設する。この際、第一階段部材D1 の掛止部
35bと中間踊り場36の掛止部36aとを嵌合させ
る。
【0051】次に、階段部材35からなる第二階段部材
2 を、前記第一支持部材A1 上の中間踊り場36と、
第二支持部材A2 上のフロア踊り場37との間に架設す
る。この際、第二階段部材D2 の掛止部35aと中間踊
り場36の掛止部36aとを、第二階段部材D2 の掛止
部と35bとフロア踊り場37の掛止部37aとを、夫
々嵌合させる。続いて、第一支持部材A1 上の中間踊り
場36上に、第三支持部材A3 (第二支持部材A2 と同
様)を設置する(図9(c))。
【0052】次に前記第三支持部材A3 上に中間踊り場
36を載置する(図9(d))。続いて、前記第二支持
部材A2 上のフロア踊り場37と、前記第三支持部材A
3 上の中間踊り場36、との間に第三階段部材D3 を、
掛止部35aと掛止部37とを、掛止部35bと掛止部
36aとを夫々互いに嵌合させながら、架設する(図9
(e))。また、前記において各中間踊り場36の下面
及び各フロア踊り場37の下面は、夫々各支持部材
1 、A2 、A3 の受けパイプ32、32に支持されて
いる。この状態で、階段部材D1 、D2 、D3 は作業用
階段として使用できる。
【0053】次に、所定の躯体構築用の主構造体(鉄
骨、鉄筋等)を構築し、型枠を組み、コンクリート31
を打設し、コンクリート31の固化後、型枠を取り外せ
ば階段は構築される。ここで、前記実施例と同様に、各
中間踊り場36側面の突起6b、6b及び各フロア踊り
場37の側面の突起6b、6bは型枠の内側に位置し、
躯体コンクリート31内に埋設される。
【0054】続いて、第一支持部材A1 、第二支持部材
2 を取り外し、フロア踊り場4、4に第四支持部材A
4 を設置して(図9(f))、以下同様に、次階の階段
部材を架設して階段を構築する。
【0055】前記実施例における、他の実施例は実施例
1と同様である。
【0056】
【発明の効果】現場仮設作業で通常使用される枠足場を
用いた支持部材を使用して階段を構築したので、枠足場
を組み立てる際に、熟練技術を必要とせず、効率良く階
段を構築できるので、工期の短縮をはかることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)乃至(e)はこの発明の方法を説明する
正面図である。
【図2】この発明の実施例に使用する階段部材の斜視図
である。
【図3】(a)乃至(c)はこの発明の実施例に使用す
る枠足場の正面図である。
【図4】この発明の実施例により構築した階段の縦断面
図である。
【図5】図4中a−a線における断面図である。
【図6】この発明の実施例により構築した階段の一部を
破切した平面図である。
【図7】この発明の実施例の枠足場の連結部分の部分拡
大縦断面図である。
【図8】(a)乃至(f)は、この発明の他の方法を説
明する正面図である。
【図9】(a)乃至(f)は、この発明の他の方法を説
明する正面図である。
【図10】(a)(b)はこの発明の他の実施例に使用
する階段部材の斜視図である。
【符号の説明】
1 階段部材 2 踏段部 3 中間踊り場部 4 フロア踊り場部 6 突板 7 支持突部 8 枠足場 11 調節部 12 嵌合部 13 枠足場 18 補助枠足場 21 連結部 25 床(1階) 26 階段構築予定位置 27 中間踊り場側(階段構築予定位置) 28 フロア踊り場側(階段構築予定位置) 33 階段部材 34 フロア踊り場 35 階段部材 36 中間踊り場 37 フロア踊り場 A1 、A2 、A3 、A4 支持部材 B1 、B2 、B3 、B4 階段部材 C1 、C2 、C3 、C4 階段部材 D1 、D2 、D3 、D4 階段部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】階段構築予定位置で、フロア踊り場位置及
    び中間踊り場位置に、階段の踊り場を支持できる門型の
    枠足場の所定数からなる支持部材を設置した後、前記フ
    ロア踊り場側の支持部材にフロア踊り場を載置し、下階
    の床又は下階のフロア踊り場に中間踊り場付の第1階段
    部材の下端部を掛止固定すると共に、前記中間踊り場の
    支持部材の一側に前記第1階段部材の中間踊り場を載置
    し、前記中間踊り場側の支持部材の他側に、中間踊り場
    付の第2階段部材の中間踊り場を載置すると共に、前記
    第2階段部材の上端部を前記フロア踊り場の一側に掛止
    固定し、また、前記第1階段部材の中間踊り場上に支持
    部材を設置すると共に、前記フロア踊り場の他側に中間
    踊り場付第3階段部材の下端部を掛止固定すると共に、
    前記第3階段部材の中間踊り場を前記第1階段部材上の
    支持部材に載置し、以上の工程を1回乃至複数回繰り返
    した後、続いて夫々の踊り場の端縁部を躯体に固定した
    後、各支持部材を取り外すことを特徴とした枠足場を使
    用する階段の構築方法。
  2. 【請求項2】階段構築予定位置で、フロア踊り場位置及
    び中間踊り場位置に、階段の踊り場を支持できる門型の
    枠足場の所定数からなる支持部材を設置した後、下階の
    床又は下階のフロア踊り場に、踊り場を連設した第1階
    段部材の下端部を載置すると共に、前記中間踊り場の支
    持部材の一側に前記第1階段部材の上踊り場を載置し、
    前記中間踊り場側の支持部材の他側に、上下に踊り場を
    連設した第2階段部材の下踊り場を載置すると共に、前
    記第2階段部材の上踊り場を前記フロア踊り場の一側に
    載置し、また、前記第1階段部材の中間踊り場上に支持
    部材を設置すると共に、前記フロア踊り場の他側に上下
    に踊り場を連設した第3階段部材の下踊り場を載置する
    と共に、前記第3階段部材の上踊り場を前記第1階段部
    材上の支持部材に載置し、以上の工程を1回乃至複数回
    繰り返した後、続いて夫々の踊り場の端縁部を躯体に固
    定した後、各支持部材を取り外すことを特徴とした枠足
    場を使用する階段の構築方法。
  3. 【請求項3】階段構築予定位置で、フロア踊り場位置及
    び中間踊り場位置に、階段の踊り場を支持できる門型の
    枠足場の所定数からなる支持部材を設置した後、前記フ
    ロア踊り場側の支持部材にフロア踊り場を載置し、前記
    中間踊り場側の支持部材に中間踊り場を載置し、続いて
    下階の床又は下階のフロア踊り場に第1階段部材の下端
    部を掛止固定すると共に、前記中間踊り場の一側に前記
    第1階段部材の上端部を掛止固定し、前記中間踊り場の
    他側に、第2階段部材の下端部を掛止固定すると共に、
    前記第2階段部材の上端部を前記フロア踊り場の一側に
    掛止固定し、また、前記中間踊り場上に次階用の支持部
    材を設置すると共に該支持部材上に、次階用の中間踊り
    場を載置し、前記フロア踊り場の他側に第3階段部材の
    下端部を掛止固定すると共に、前記第3階段部材の上端
    部を前記次階用の中間踊り場に掛止固定し、以上の工程
    を1回乃至複数回繰り返した後、続いて夫々の踊り場の
    端縁部を躯体に固定した後、各支持部材を取り外すこと
    を特徴とした枠足場を使用する階段の構築方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100487893B1 (ko) * 2002-08-10 2005-05-03 대림산업 주식회사 프리캐스트 콘크리트 계단 및 그 시공방법
KR100762421B1 (ko) * 2006-06-05 2007-10-02 주식회사 포스코 철골 계단 선행공법형 지지 시스템

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