JP5437545B2 - 遮水シートの接合方法 - Google Patents
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第1実施の形態例
図1は敷設工程を示す説明図、図2はアスファルトを流し込む状態の説明図、図3は接合状態の説明図、図4は接合状態の説明図である。
このようにした遮水シート1を、例えば図1に示す如く、ロール状にし、そのロールを海底を転がすようにして敷設する。敷設の方法はこのような方法に限るものではなく、場所や気象条件等によってどのような方法でもよい。
そこで、海上から直接もしくは管を介してその端部同志を覆うように目地2に向けてアスファルト3を流し込むことによって上記した図3、図4に示す如く、隣接する遮水シート1の端部同志をアスファルト3によって接合する。このようにして順次、敷設した遮水シート1を接合して敷設個所を水密構造とすることができる。なお、敷設完了後に敷設域内の海水を排水することにより空間を形成し、確保することができる。
4は必要に応じて設置面側に設けた保護層であり、天然繊維、合成繊維、金属繊維等の各種繊維もしくはそれらの組み合わせによる織布もしくは不織布からなる。
図5は遮水シートの平面説明図、図6は断面拡大部分説明図であり、図において、1は遮水シートであり、上記遮水シート1と同様のアスファルト系のシート材5を二重になるように2枚重ね、その間に必要に応じて図7に示すようなポリエチレン等の合成樹脂製、ゴム製、金属製等その他任意の材料によるメッシュ構造等のフレキシブルな任意状態のスペーサ6を介在させて2枚のシート材を密封して袋状とする。
また、上記各シート材は、工場生産が可能な一枚の大きさをそのまま使用してもよく、また、継ぎ合わせて一枚にしたシート材でもよい。
12は必要に応じて設けた保護層であり、敷設面と接触する面に天然繊維、合成繊維、金属繊維等の各種繊維もしくはその組み合わせによる織布もしくは不織布からなる。
そこで、各注入・排気用パイプ10からパイプ8によって各ブロックを同時もしくは順番にシート材間内部の空気を抜くか、逆に各注入・排気用パイプ10を介してパイプ8によって各ブロックに同時もしくは順番に海水を注入して遮水シート1間に海水を注入して遮水シート1の浮力を減少させて海中に沈めて海底に敷設することができる。
また、上記工程において、空気を注入をする場合は、遮水シート1の確実な展張を期するために、手前のブロックから順次行うのが好ましい。また、吸引および海水の注入は、遮水シート1を所定個所にしわをよらせることなく均一に敷設するために手前のブロックから順次行うとよい。
そこで、上記同様に海上から直接もしくは管を介してその端部同志を覆うように目地2に向けてアスファルト3を流し込むことによって上記した図3、図4に示す如く、隣接する遮水シート1の端部同志をアスファルト3によって接合する。このようにして順次、敷設した遮水シート1を接合して敷設個所を水密構造とすることができる。
第3実施の形態例
本実施の形態例は、二重構造としたものであり、図9に示す如く、アスファルト系のシート材13を2枚重ねて密封して袋状の補強シート14を構成する。
12は必要に応じて設けた保護層であり、遮水シート1の敷設面と接触する面に天然繊維、合成繊維、金属繊維等の各種繊維もしくはその組み合わせによる織布もしくは不織布からなる。
そこで、各注入・排気用パイプ10からパイプ8によって各ブロックを同時もしくは順番にシート材間内部の空気を抜くか、逆に各注入・排気用パイプ10を介してパイプ8によって各ブロックに同時もしくは順番に海水を注入して内シート16間に海水を注入して遮水シート1の浮力を減少させて海中に沈めて敷設することができる。
このようにして敷設する遮水シート1は、隣接する遮水シート1をその隣接する端部同志を図3に示す如く、重ねたり、図4に示す如く当接させるか隙間あけるかして対向配置した状態にしておく。
さらに、遮水シート内に複数の通孔を設けたパイプを配置することにより、遮水シート内の空気を均一に吸引し、水を注入できることになり、遮水シート内に空気が残留しにくく沈降敷設の作業効率が向上する効果を有する。
2 目地
3 アスファルト
4 保護層
5 シート材
6 スペーサ
7 通孔
8 パイプ
91、92、93・・・9n ブロック
10 注入・排気用パイプ
11 開口端部
12 保護層
13 シート材
14 補強シート
15 シート材
16 内シート
17 膨潤材
Claims (1)
- 複数の遮水シートを海底に沈降させ、その互いに隣接する遮水シートの端部同士を接合して廃棄物処分場等の海域の遮水構造を構築する遮水シートの接合方法において、
少なくとも接合端部付近をアスファルト系とした遮水シートを海底に沈降設置した後に、互いに隣接する遮水シートの接合端部同士が重合しているか離間しているかにかかわらずその接合端部同士による目地を覆うようにアスファルトを流し込んで隣接する端部同士を互いに接合させることを特徴とする遮水シートの接合方法。
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JP2001224285A JP5437545B2 (ja) | 2001-07-25 | 2001-07-25 | 遮水シートの接合方法 |
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