JP5083900B2 - 既設管の補修方法及び水中作業ボックス - Google Patents

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Description

本発明は、既設管が老朽化した場合にこれを補修する既設管の補修方法に関し、特に堤防下の樋管や取水管、配水管等のような管軸方向の一端側が水中に配設されている既設管を補修する際に好適な既設管の補修方法、及びこれを実現するために用いられる水中作業ボックスに関する。
従来、鉄筋コンクリート管や鋼管等からなる既設管が老朽化した場合には、地表から地盤の開削を行うことにより既設管を取り出し、新たに新設管を埋設するいわゆる敷設替えを行う補修方法が知られている。
また、この他の補修方法としては、老朽化した既設管内に、所定長の鋼管等からなる新設管を順次接続しつつ挿入することにより更生管路を敷設し、既設管と新設管との間隙にモルタル等を充填硬化させることにより既設管と新設管とを一体化させるパイプインパイプ工法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、この他の補修方法としては、熱可塑性樹脂の含浸されたパイプライナーにより既設管内を更生させる補修方法が知られている(例えば、特許文献2参照。)。これは、パイプライナーを既設管内に引き込み、パイプライナー内に内圧を与えてこれを膨張させて既設管内に密着させ、その後にパイプライナーに熱を加えて硬化させることによりこれを既設管内に固定させる方法である。
特開2003−120859号公報 特開平11−230412号公報 特開平06−180059号公報
ところで、堤防下の樋管や取水管、配水管等のように、一端側が水中に配設されている既設管の補修が必要となる場合がある。この場合において、上述したような管の敷設替えでは、交通障害が発生するような地表に交通量の多い道路等が存在する箇所、或いは堤防等の地上構造物が存在する箇所において、適用することが好ましくないという問題点があった。また、これに加えて、管の敷設替えでは、土留工の実施や地盤の開削時において大量の被覆土を掘削しなければならず、また新設管を埋設した後に真砂などの良質土で埋め戻す作業が必要となり、施工期間が長期化したり、不経済になるという問題点があった。
また、上述の特許文献1や特許文献2に記載の開示技術のような新設管やパイプライナーを挿入する方法により、一端側が水中に配設されている既設管を補修する場合、ダイバーによる水中施工を行なうことが考えられる。しかしながら、この方法を採る場合、ダイバーの特殊技量や特殊な作業装置が必要であったり、また品質の確保も困難になるという問題点があった。
また、新設管やパイプライナーを挿入する方法によりこのような既設管を補修する場合、水中での作業を避けるために、矢板等によって既設管の一端側に止水された作業空間を形成し、この作業空間を利用して新設管やパイプライナーを既設管内に挿入する方法が知られている。また、特許文献3に記載のように、上面側と正面側とが開口された形状の構造体を利用して、作業空間を形成する方法も知られている。しかしながら、これらの方法を採る場合、複数の矢板の連結部や、矢板や構造体等によって形成される壁面と既設管の管口近傍の壁面との間を完全に止水することが難しく、形成される作業空間の水密性を確保することが困難であるという問題点がある。また、係る方法を採る場合、大掛かりな作業になり易く、施工期間、施工コストの増大が免れないという問題点があった。
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、一端側が水中に配設された既設管を補修する際に、水中での作業を容易とする作業空間を形成する作業を簡単に行うことができるとともに、形成された作業空間の水密性を十分に確保可能な既設管の補修方法、及びこれを実現するために用いられる水中作業ボックスを提供することにある。
本発明者は、上述した課題を解決するために、一端側が水中に配設された既設管を補修する既設管の補修方法において、水中内に、内部に水密性の保たれた作業空間が形成され、作業空間内へ連通可能にする接続管が設けられた水中作業ボックスを配置するボックス配置工程と、水中作業ボックスの接続管を既設管の一端側に接続する接続工程と、既設管内並びに作業空間内の水を排水する排水工程と、既設管内にパイプライナー又は新設管を挿入する挿入工程とを有することを特徴とする既設管の補修方法を発明した。
本願請求項1に係る既設管の補修方法は、一端側が水中に配設された既設管を補修する既設管の補修方法において、上記水中内に、内部に水密性の保たれた作業空間が形成され、上記作業空間内へ連通可能にする接続管が設けられるとともに、下部に架台が着脱可能に取り付けられた水中作業ボックスを配置するボックス配置工程と、上記水中作業ボックスの接続管を上記既設管の一端側に接続する接続工程と、上記水中作業ボックスを上記架台から取り外し、上記架台に浮上防止部材を取り付け、上記水中作業ボックスを再び上記架台に取り付けてから、上記既設管内並びに上記作業空間内の水を排水する排水工程と、上記既設管内に、パイプライナー又は新設管を挿入する挿入工程とを有することを特徴とする。
本願請求項に係る既設管の補修方法は、本願請求項1に係る発明において、上記接続工程では、上記既設管と上記接続管とにおける何れか一方の管内に他方の管端部を挿し込むとともに、前記一方の管の管端部に止水処理を施すことを特徴とする。
本願請求項に係る既設管の補修方法は、本願請求項1に係る発明において、上記接続工程では、上記既設管の管端部に設けられたフランジと、上記接続管の管端部に設けられたフランジとを互いに当接させて、これらを接合することを特徴とする。
また、本願発明者は、請求項1〜の何れか1項に記載の既設管の補修方法に用いられ、内部に水密性の保たれた作業空間が形成され、上記作業空間内へ連通可能にする接続管が設けられていることを特徴とする、本願請求項に記載の水中作業ボックスを発明した。
本発明に係る既設管の補修方法によれば、水中作業ボックス5を配置し、これを既設管1の一端側1aに接続し、その後に水中作業ボックス5の作業空間55内を排水させるという簡単な手順によって、パイプライナーや新設管の挿入作業、並びにこれらを用いた補修作業を容易に行うことのできる作業空間55を、既設管1の一端側1aに形成することができる。このため、本発明によって、一端側が水中に配設されているような既設の老朽管であっても、これを容易に補修することが可能となる。特に、このような作業空間55を形成するにあたって、複数の矢板等を設置するような大掛かりな作業が必要とされないため、作業工程を削減でき、作業費用を抑えての補修作業を行うことができる。また、本発明においては、既設管1の一端側1aにおいて、水密性が保たれた作業空間55が、水中作業ボックス5の内部に予め形成されており、作業時に止水性を確保すべき箇所が水中作業ボックス5の接続管57と既設管1の一端側1aとの連結部のみでよい構成とされている。このため、既設管1の一端側1aに形成される作業空間55の水密性を簡単に確保することができ、これに伴い、作業時の作業員の安全性や、補修作業の確実性を向上させることができる。
また、本願請求項に係る発明によれば、水中作業ボックス5のような比較的大きな構造物を水中から取り除き、これによって形成された広い空間を利用して他の作業を容易に行うことが可能になる。
また、本願請求項に係る発明によれば、既設管1の一端側1aと水中作業ボックス5の接続管57との間での管軸方向の位置合わせ作業を容易に行うことができる。
また、本願請求項に係る発明によれば、水中作業ボックス5の接続管57と既設管1の一端側1aとを接続した後の管内の止水性を容易に確保することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態として、一端側が水中に配設された既設管内を補修可能とする既設管の補修方法について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、本発明の補修方法の対象となる既設管について説明する。
図1は、補修の対象となる既設管1と、その既設管1が配設されている周囲の状態の一例を示す側面図である。
既設管1は、例えば、堤防や護岸の下側に配設される樋管、或いは取水管、配水管のような態様で使用されているものであり、その一端側1aが水中Wに配設され、所定範囲の長さに亘って地中Gに埋設されている。既設管1の埋設されている管路の上側には、例えば、堤防、護岸の他、車道、歩道のような交通路や家屋等の各種地中構造物が設けられている。既設管1の他端側1bは、例えば、マンホール、ポンプ室等のような設備、又は地上のような、ある程度作業空間の確保された箇所にまで延長されて配設されている。本実施の形態においては、既設管1の一端側1aの端部が、エルボ管13で構成されているものとし、既設管1の他端側1bがマンホール3にまで延長されて配設されているものとする。
次に、本発明の既設管の補修方法を実現するために用いられる水中作業ボックスについて説明する。
図2は、水中作業ボックス5の構成を示す図であり、図2(a)は、水中作業ボックス5の正面図であり、図2(b)は、水中作業ボックス5の側面図であり、図2(c)は、水中作業ボックス5の平面図である。
水中作業ボックス5は、ボックス底板51と、ボックス底板51の上面から上側に向けて立設された複数のボックス側板53とを備えている。水中作業ボックス5は、ボックス底板51と、複数のボックス側板53とにより、上側が開口された立方体状のボックス体として形成されている。
水中作業ボックス5は、ボックス底板51と複数のボックス側板53とにより周囲を囲まれた作業空間55がその内部に形成されている。水中作業ボックス5の作業空間55は、ボックス底板51と複数のボックス側板53とにより、水密性が保たれた状態で形成されている。水中作業ボックス5は、例えば、所定の厚みをもった複数の鋼板や形鋼を組み合わせ、これらを溶接により接合して形成される。
水中作業ボックス5は、外部空間を作業空間55内へ連通可能にする接続管57が、複数のボックス側板53のうちの一つのボックス側板53を貫通するように設けられている。本実施の形態における接続管57は、鋼管からなるものである。接続管57は、水中作業ボックス5の外側の管端部にフランジ59が設けられている。このフランジ59は、接続管57の外周面から張り出すように設けられている。
水中作業ボックス5は、その内部において、ボックス側板53に固着された複数のタラップ61を備えている。複数のタラップ61は、上下方向に間隔を空けて固着されており、これによって、水中作業ボックス5内で作業する作業員が上下方向に容易に移動可能となる。
水中作業ボックス5は、その下部において、図3に示すように、ボックス架台7が着脱可能に取り付けられる。図3(a)は、ボックス架台7が取り付けられた水中作業ボックス5の正面図であり、図3(b)は、その側面図である。
ボックス架台7は、上下方向に間隔を空けて互いに略平行に設けられる天板71及び底板73と、天板71、底板73を互いに連結する複数の支柱75と、底板73の下部に取り付けられた複数の架台脚77とを備えている。複数の架台脚77の下端部には、ジャッキベースのような高さ調整機構79が設けられている。
水中作業ボックス5は、ボックス架台7の天板71上にボックス底板51を当接させることによって、ボックス架台7上に載置される。水中作業ボックス5のボックス底板51は、複数のボックス側板53よりも外側に張り出すように設けられて張出部63が形成されている。ボックス架台7上に載置されている水中作業ボックス5は、ボックス底板51の張出部63とボックス架台7の天板71とをボルト接合、或いはネジ式クランプ等の接合金具を用いて接合することによって、ボックス架台7に対して着脱可能に取り付けられている。
次に、本発明の既設管1の補修方法における各工程について説明する。本実施の形態では、図4に示すような工程フローに従って既設管1の補修を行うこととする。
まず、ステップS11では、図5に示すように、既設管1の一端側1aを切断等することによって開口を形成する。この既設管1の一端側1aの開口は、水中作業ボックス5の接続管57に対して既設管1の一端側1aを接続可能とするために形成される。この作業はダイバー等の作業員によって行なわれる。水中に配設されている既設管1の一端側1aに設けられている複数の管が、フランジ継手、メカニカル継手等によって着脱可能に連結されて構成されている場合は、これら継手による連結を取り外して開口を形成することになる。
ステップS11では、既設管1の他端側1bにおいても同様に、開口を形成するために管の切断或いは各種継手による連結の取外しを行なう。この場合、既設管1の他端側1bがマンホール3内等において予め開口されていれば、これをそのまま用いることになる。
次のステップS12では、図6(a)に示すように、既設管1の一端側1aが配設されている周囲の水中Wに、水中作業ボックス5を仮配置する。ステップS12では、図示しないクレーン等の重機によって水中作業ボックス5を吊り下げた状態で、重機の操作によって移動させながら所定位置に配置することになる。
このステップS12では、地上で下部にボックス架台7を取り付けた水中作業ボックス5を配置する。ステップS12では、水底15上にこのボックス架台7の架台脚77を載置させて、水中作業ボックス5を水底15上に配置することになる。
また、ステップS12では、水中作業ボックス5の外側に設けられている接続管57の管端部57aに対してスリーブ管65を連結させた状態の水中作業ボックス5を水中Wに配置する。このスリーブ管65は、管軸方向の両側が開口されており、その一端側の管端部にフランジ67が設けられ、他端側の管端部はプレーンエンド又はベベルエンドのようなフランジ等を設けない構成とされている。このスリーブ管65は、接続管57のフランジ59と一端側の管端部のフランジ67とをボルト接合することにより着脱可能に連結されている。このスリーブ管65は、その内径が、既設管1の管端部1cの管外径と略同一径とされている。
ステップS12では、水中作業ボックス5の作業空間55内に、接続管57、スリーブ管65を介して水中Wの水を取水させながら、水中作業ボックス5を配置することになる。これは、水密性の保たれた水中作業ボックス5をそのまま水中Wに配置すると、水中作業ボックス5内の気体により水中作業ボックス5が浮き上がってしまい、配置作業が困難になってしまうためである。このように水中作業ボックス5を配置することにより、作業性が向上することになる。
次のステップS13では、図6(b)に示すように、水中作業ボックス5の接続管57に連結されているスリーブ管65を、開口の形成されている既設管1の一端側1aの管端部1cに接続する。ステップS13では、スリーブ管65と既設管1の一端側1aの管端部1cとの位置合わせ作業を重機によって行いつつ、スリーブ管65と既設管1の管端部1cとを接続することになる。
ステップS13では、スリーブ管65の内径と既設管1の管端部1cの管外径とが略同一径とされていることから、スリーブ管65の内部に、既設管1の管端部1cを挿し込むことによって接続させることが可能となっている。
既設管1の管端部1cをスリーブ管65内に挿し込んだ後には、既設管1の管端部1cが挿し込まれたスリーブ管65の管端部65bに止水処理を施して、スリーブ管65と既設管1との間での止水性を確保する。ここで施される止水処理は、公知の止水処理であれば特に限定するものではないが、例えば、十分な長さに亘ってスリーブ管65が既設管1に差し込まれたことを確認した後、水中溶接による接合後、水中セメントを塗布し、その周囲をシール材17で覆うことにより行なわれる。この止水処理は、後述するようにステップS14において、水中作業ボックス5をボックス架台7から取り外した後に行なってもよい。
なお、ステップS13では、ボックス架台7の下部の高さ調整機構79によって架台脚77の高さを調整し、水底15上でのボックス架台7及び水中作業ボックス5の水底15上での位置、水中作業ボックス5の傾き、水平度を調整しながら作業を行ってもよい。これは、水底15の状態が安定していないところで特に有効となる。
次のステップS14では、図7(a)に示すように、水中作業ボックス5をスリーブ管65、ボックス架台7から取り外す。ステップS14では、水中作業ボックス5の接続管57とスリーブ管65とを連結しているボルトを取り外すとともに、水中作業ボックス5とボックス架台7とを連結しているボルト等の接合金具を取り外すことによって行なわれる。水中作業ボックス5は、作業空間55内の水を接続管57を介して徐々に排水させながら行なう。これによって、スリーブ管65が既設管の管端部1cに取り付けられたまま残され、ボックス架台7が水底15に配置されて残されたままの状態となる。
次のステップS15では、図7(b)に示すように、水底15に残されたボックス架台7に対して、浮上防止部材81を取り付ける。浮上防止部材81は、後述のステップS18において、ボックス架台7に再度取り付けられた水中作業ボックス5の作業空間55内の水を排水した際に、水中作業ボックス5が浮力により浮き上るのを防止する錘として取り付けられる。浮上防止部材81は、例えば、ブロック状の鋼材から構成されるが、所定の質量を有するものであれば特に限定しない。浮上防止部材81は、重機等によって吊り下げ支持された状態でボックス架台7近傍にまで移動させた後、ダイバーによる水中作業によりボックス架台7の底板73上に載置される。
ここで、ステップS14においては、水中作業ボックス5のような比較的大きな構造物を水中から取り除き、これによって形成された広い空間を利用して他の作業を容易に行うことが可能となっている。これにより、例えば、既設管1の一端側1aの周囲が非常に狭いような箇所においても、浮上防止部材81の設置作業や、スリーブ管65と既設管1の管端部1cとに止水処理を施す作業を容易に行うことが可能となる。
次のステップS16では、水中W内に、再度水中作業ボックス5を配置する。このステップS16では、スリーブ管65やボックス架台7の設けられていない水中作業ボックス5のみを水中に配置し、予め水底15上に配置されているボックス架台7上に水中作業ボックス5を載置させることになる。ステップS16では、水中作業ボックス5をボックス架台7に対してボルト等の接合金具によって再度取り付ける。
次のステップS17では、図8(a)に示すように、水中作業ボックス5の接続管57を、既設管1の一端側1aの管端部1cに接続されたスリーブ管65に対して接続する。ステップS17では、接続管57のフランジ59とスリーブ管65のフランジ67とを突き合わせて、これらをボルト接合することにより行なわれる。
次のステップS18では、図8(b)に示すように、水中作業ボックス5の作業空間55内の水を排水する。このステップS18では、例えば、水中ポンプ19等の公知の排水機構によって作業空間55内の水を排水することになる。この場合において、作業空間55内の水に加えて、スリーブ管65、接続管57を介して作業空間55内へ連通された既設管1内の水を排水する。ステップS18では、水中作業ボックス5の下部に、浮上防止部材81が取り付けられたボックス架台7が取り付けられていることから、排水時の水中作業ボックス5の浮き上りが防止されている。ステップS18によって、水中Wでの作業が容易となるドライな作業空間55が既設管1の一端側1aにおいて形成されることになる。
次のステップS19では、図9に示すように、水中作業ボックス5の水が排水された状態で、パイプライナーや新設管を既設管1内に挿入した後、これらパイプライナーや新設管に所定の処理を施して、更生又は更新による既設管1内の補修を行なう。本実施の形態では、パイプライナー21を挿入して更生による補修を行う場合を例にとって説明する。この場合、ステップS19において、既設管1の他端側1bに設けられたウインチ23によって巻き取って引き込みながら、既設管1の一端側1aから既設管1内にパイプライナー21を挿入することになる。なお、パイプライナー21は、既設管1の他端側1bから一端側1aに向けて挿入することとしてもよい。
ここで、本発明におけるパイプライナーとは、例えば、光の照射や加熱することにより硬化する硬化性樹脂の含浸された繊維を有する可撓性筒状体のことである。熱硬化性樹脂の含浸された繊維を有するパイプライナーによってステップS19で既設管1の更生による補修を行なう場合、例えば、以下のような手順で補修が行なわれる。
まず、補修対象となる既設管1の管路全長に亘ってパイプライナーをそのまま、又は流体圧等によって反転させながら挿入させた後、パイプライナーの内部に流体又は気体による内圧を与えて膨張させてパイプライナーの外周面を既設管1の内周面に密着させる。この後に、パイプライナー内に温水等を流水させることによってパイプライナーを硬化させて、パイプライナーの外周面が既設管の内周面に密着された状態で固定し、パイプライナーの両端を切断等して後処理を行い、これによって補修が完了する。
ここで、硬化性樹脂の含浸される繊維としては、ポリエステル、ナイロン、ポリプロピレン、アクリル等の織布、不織布が挙げられ、熱硬化性樹脂としては、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ビニールエステル樹脂等が挙げられ、光硬化性樹脂としては、不飽和ポリエステル樹脂等が挙げられる。このような硬化性樹脂の含浸された繊維は、例えば、その表裏両面をポリウレタン、ポリエチレン等のプラスチックフィルム等で被覆されていてもよい。
また、本発明におけるパイプライナーは、所定の温度において円筒形に形状回復する性質を有する塩化ビニル系樹脂のような熱可塑性樹脂からなる筒状体も含まれる。このようなパイプライナーによってステップS19で既設管1の更生による補修を行う場合、例えば、以下のような手順で補修が行なわれる。
まず、補修対象となる既設管1の管路全長に亘ってパイプライナーを挿入させた後、パイプライナーの内部に加熱蒸気を供給し、形状記憶効果によってパイプライナーを円筒形に復元させる。次に、パイプライナー内に気体等による内圧を与えて膨張させて、パイプライナーの外周面を既設管1の内周面に密着させる。そして、パイプライナー内に冷却空気等を供給することによって、既設管1の内周面に密着させた状態でパイプライナーを固化させて固定し、パイプライナーの両端を切断等して後処理を行い、これによって補修が完了する。
また、本発明における新設管とは、いわゆるパイプインパイプ工法に基づき既設管1内に挿入される複数の鋼管のことである。この鋼管は、所定長の長さからなり、既設管の内径より小さな外径を有する形状とされている。このような新設管によってステップS19で既設管1の更新による補修を行う場合、例えば、以下のような手順で補修が行なわれる。
まず、複数の新設管を既設管1内に順次設置した後、各新設管を溶接等によって接合し、補修対象となる既設管1の管路全長に亘って新設管を設置する。この後に、既設管と新設管との間隙にモルタル等を充填、固化させて、新設管と既設管とを一体化させて固定し、これによって補修が完了する。
なお、ここで既設管1内に挿入される新設管は、いわゆる巻込鋼管であってもよい。ここでいう巻込鋼管とは、既設管1の内径より小さな外径からなる形状の筒状体を、鋼板を巻き込むように縮径加工して形成されるものである。この場合において、巻込鋼管は、鋼板の両側の側辺が重ね合わせられた状態で固定されており、これによって全体として筒状に形成されている。このようにして形成された巻込鋼管は、既設管内の所定位置に配置した後に、管径を拡径させて、管周方向の両側の側辺を管軸方向に沿って溶接接合したうえで、更に既に配置されている巻込鋼管に対しても溶接接合することになる。この後には、既設管と巻込鋼管からなる新設管との間の間隙にモルタル等を充填、固化させて、新設管と既設管とを一体化させて固定し、これによって補修が完了する。
既設管1の更生、更新による補修は、上述のようにして行われるものであるが、パイプライナーや新設管の構成、更にはこれらを用いて実際に既設管を補修する手順等については、上述の形態に限定されるものではなく、公知のものであれば如何なる形態であってもよい。
因みに、ステップS19の補修作業が完了後は、既設管1の一端側1aのスリーブ管65と水中作業ボックス5の接続管57とを連結しているボルトを取り外して、水中作業ボックス5及びこれに連結されているボックス架台7を水中から取り除き、全作業工程を終了することとなる。
次に、このような工程からなる本発明の既設管の補修方法の作用効果について説明する。
本発明によれば、水中作業ボックス5を配置し、これを既設管1の一端側1aに接続し、その後に水中作業ボックス5の作業空間55内を排水させるという簡単な手順によって、パイプライナーや新設管の挿入作業、並びにこれらを用いた補修作業を容易に行うことのできる作業空間55を、既設管1の一端側1aに形成することができる。このため、本発明によって、一端側が水中に配設されているような既設の老朽管であっても、これを容易に補修することが可能となる。特に、このような作業空間55を形成するにあたって、複数の矢板等を設置するような大掛かりな作業が必要とされないため、作業工程を削減でき、作業費用を抑えての補修作業を行うことができる。
また、本発明においては、既設管1の一端側1aにおいて、水密性が保たれた作業空間55が、水中作業ボックス5の内部に予め形成されており、作業時に止水性を確保すべき箇所が水中作業ボックス5の接続管57と既設管1の一端側1aとの連結部のみでよい構成とされている。このため、既設管1の一端側1aに形成される作業空間55の水密性を簡単に確保することができ、これに伴い、作業時の作業員の安全性や、補修作業の確実性を向上させることができる。
なお、本発明の既設管の補修方法に用いられる水中作業ボックス5は、少なくとも内部に水密性の保たれた作業空間55が形成され、更に、作業空間55内へ連通可能にする接続管57が設けられていれば、その形状や、これを形成するための部材、材質等について特に限定するものではない。
また、本発明の既設管の補修方法における各工程は、少なくとも、水中作業ボックス5を水中に配置する工程と、水中作業ボックス5の接続管57と既設管1の一端側1aとを接続する工程と、既設管1内並びに水中作業ボックス5の作業空間55内の水を排水する工程と、パイプライナー又は新設管を既設管1内に挿入する工程とが順に行われていれば、その他の工程の有無や順序について上述したような工程に何ら限定されるものではない。これは、図4に示すような、ステップS16からステップS19までの一連のステップに相当する工程が順に行われていればよいことを意味している。
このため、例えば、上記のステップS11のような、既設管1の一端側に開口を形成する工程は、水中作業ボックス5を水中に配置する工程の前後のどちらで行われてもよい。
また、上記のステップS12、ステップS13等においては、一端側の管端部にフランジ67が設けられたスリーブ管65を、水中作業ボックス5の接続管57に連結し、これを既設管1の一端側1aに接続することとしたが、このスリーブ管65は、既設管1の一端側1aの管端部1cに対して、接続管57のフランジ59とフランジ継手により接続可能なフランジを設けるために取り付けられている。このため、図10(a)に示すように、既設管の一端側1aが複数の管がフランジ継手により着脱可能に連結されている場合、スリーブ管65を省略することとしてもよい。この場合、まず、ステップS11においてこのフランジ継手による連結を外すことによって、既設管1の管端部1cにフランジ25が設けられる。この後に、図10(b)に示すように、既設管1の管端部1cに形成されたフランジ25と、接続管57のフランジ59とを突き合わせてこれらをボルト接合することによって、接続管57と既設管1の一端側1aとを接続することになる。
また、既設管1の一端側1aと水中作業ボックス5の接続管57とを接続する工程においては、必ずしも上記の実施形態のようにフランジ継手により接続する必要は無く、図11(a)、図11(b)に示すように、既設管1と水中作業ボックス5の接続管57とのうちの何れか一方の管内に、何れか他方の管の管端部を挿し込むことによって、既設管1の管端部1cと水中作業ボックス5の接続管57の管端部57aとを接続することとしてもよい。図11においては、水中作業ボックス5の接続管57内に既設管1の管端部1cを挿し込む例が示されている。この場合、図11(a)に示すように、既設管1の管端部1cと水中作業ボックス5の接続管57の管端部57aにはフランジが設けられてないことになる。また、何れか一方の管の管端部が挿し込まれた他方の管の管端部には、図11(b)に示すように、その周囲をシール材17で覆う等して所定の止水処理が施されることになる。図11においては、水中作業ボックス5の接続管57の管端部57aに止水処理が施される例が示されている。
なお、水中作業ボックス5の接続管57と既設管1の一端側1aとを接続する場合において、図6に示すように水中作業ボックス5の接続管57に連結されたスリーブ管65内に既設管1の一端側1aの管端部1cを挿し込んだり、又は図11に示すように水中作業ボックス5の接続管57内に既設管1の管端部1cを挿し込んで、これらを接続した場合、既設管1の一端側1aと水中作業ボックス5の接続管57との間での管軸方向の位置合わせ作業を容易に行うことができるという利点がある。
また、水中作業ボックス5の接続管57と既設管1の一端側1aとを接続する場合において、フランジ継手によりこれらを接続した場合は、接続後の管内の止水性を容易に確保することが可能となり、ステップS19における補修作業時において、水中作業ボックス5の作業空間55の水密性を更に簡単に確保することができるという利点がある。
また、本発明において、ボックス架台7は、水中作業ボックス5の高さを調整する手段及びステップS18において水中作業ボックス5が浮き上がるのを防止する手段として取り付けられているものであり、これを水中作業ボックス5に取り付けて作業を行うことは必須とはならない。この場合、高さを調整するために、脚を水中作業ボックス5の下部に直接取り付けてもよいし、キリンジャッキ等の高さ調整機構を水中作業ボックス5の下部に取り付けてもよい。また、この場合、水中作業ボックス5が浮き上がるのを防止するために、浮上防止部材81を水中作業ボックス5に直接取り付けることができるような構成を水中作業ボックス5に採用してもよいし、係る目的を達成できるような他の構成を水中作業ボックス5に採用することとしてもよい。
また、水中作業ボックス5やボックス架台7の水中での高さを調整する場合、鋼板等をスペーサとしてこれを水中作業ボックスの下部や架台脚77の下端部に複数枚に亘って積み重ねて高さを調整することとしてもよい。
補修の対象となる既設管とその周囲の状態の一例を示す図である。 水中作業ボックスの構成を示す図である。 水中作業ボックスに対してボックス架台を取り付けた状態を示す図である。 本発明を適用した既設管の補修方法の工程フローの一例を示す図である。 図4のステップS11について説明するための図である。 図4のステップS12、ステップS13について説明するための図である。 図4のステップS14、ステップS15について説明するための図である。 図4のステップS16〜S18について説明するための図である。 図4のステップS19について説明するための図である。 本発明の補修方法の他の実施形態について説明するための図である。 本発明の補修方法の他の実施形態について説明するための他の図である。
符号の説明
1 既設管
1a 一端側
1b 他端側
1c 管端部
3 マンホール
5 水中作業ボックス
7 ボックス架台
13 エルボー管
15 水底
17 シール材
19 水中ポンプ
21 パイプライナー
23 ウインチ
51 ボックス底板
53 ボックス側板
55 作業空間
57 接続管
57a 管端部
59 フランジ
61 タラップ
63 張出部
65 スリーブ管
67 フランジ
71 天板
73 底板
75 支柱
77 架台脚
79 ジャッキベース
81 浮上防止部材

Claims (4)

  1. 一端側が水中に配設された既設管を補修する既設管の補修方法において、
    上記水中内に、内部に水密性の保たれた作業空間が形成され、上記作業空間内へ連通可能にする接続管が設けられるとともに、下部に架台が着脱可能に取り付けられた水中作業ボックスを配置するボックス配置工程と、
    上記水中作業ボックスの接続管を上記既設管の一端側に接続する接続工程と、
    上記水中作業ボックスを上記架台から取り外し、上記架台に浮上防止部材を取り付け、上記水中作業ボックスを再び上記架台に取り付けてから、上記既設管内並びに上記作業空間内の水を排水する排水工程と、
    上記既設管内に、パイプライナー又は新設管を挿入する挿入工程とを有すること
    を特徴とする既設管の補修方法。
  2. 上記接続工程では、上記既設管と上記接続管とにおける何れか一方の管内に他方の管端部を挿し込むとともに、前記一方の管の管端部に止水処理を施すこと
    を特徴とする請求項1に記載の既設管の補修方法。
  3. 上記接続工程では、上記既設管の管端部に設けられたフランジと、上記接続管の管端部に設けられたフランジとを互いに当接させて、これらを接合すること
    を特徴とする請求項1に記載の既設管の補修方法。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の既設管の補修方法に用いられ、内部に水密性の保たれた作業空間が形成され、上記作業空間内へ連通可能にする接続管が設けられていること
    を特徴とする水中作業ボックス
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