JP5437166B2 - 磁気カード - Google Patents
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Description
絵柄層と少なくとも1ヶ所に磁気記録層を有して構成する磁気カードであって、
前記絵柄層を有する面側最外層に保護層が設けられており、
前記保護層は、
ポリエステル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂とを含むブレンド樹脂で構成し、
前記ポリエステル樹脂のガラス転移点(Tg)は、70℃より大きく、
前記ポリエステル樹脂と前記塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂との質量比は、前記ポリエステル樹脂:前記塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂=70:30〜90:10の範囲であることを特徴とする。
まず、図1を参照しながら、本実施形態の磁気カードの概要について説明する。
まず、図1を参照しながら、本実施形態の磁気カードの構成例について説明する。図1(a)は、磁気カードの断面構成例を示し、図1(b)は、磁気カードの表面構成例を示す。図1(b)に示す磁気記録層2は、カード基材1の表側(図1(a)の上方向)に設けられた磁気記録層2を示し、図1(a)に示すように、保護層5、絵柄層6、隠蔽層7の次の層構成に配置されており、磁気カードの内部に隠蔽している。更に、別の箇所として磁気カードの裏面(図1(a)の下方向)にも別の磁気記録層2が形成されている。また、絵柄層6は、図1(b)に示す絵柄層6抜け部分を除き、カード全面に設けられている。
カード基材1は、2つのコアシート11を貼り合わせると共に、その貼り合わせたコアシート11の両面にオーバーシート12を貼り合わせて構成する。本実施形態のカード基材1は、コアシート11を白色シートで構成し、オーバーシート12を透明シートで構成する。なお、カード基材1を構成するコアシート11やオーバーシート12の材料は、特に限定するものではなく公知の材料が適用可能である。例えば、コアシート11、オーバーシート12共に、PVCシート、PET−Gシートなどを用いることができる。また、カード基材1の層構成も特に限定するものではなく、あらゆる層構成で構成することが可能である。例えば、2つのコアシート11を貼り合わせた後に、その貼り合わせたコアシート11の裏面側に印刷を施し、コアシート11に印刷層を設けることも可能である。また、カード基材1の中にICチップやアンテナコイルなどの公知のICモジュールを設けることも可能である。
磁気記録層2は、カード基材1の表側と裏側との少なくとも一方に設けられる。図2では、カード基材1の表側と裏側との両方に磁気記録層2を設けている。なお、磁気記録層2をカード基材1に設ける方法は特に限定するものではなく、公知の方法が適用可能である。また、磁気記録層2を構成する磁性体も公知の磁性体が適用可能であり、例えば、γ−Fe2O3(γ酸化鉄、マグへマイト)、バリウムフェライト等が適用可能であり、また、公知の磁気テープを設けることも可能である。
隠蔽層7は、磁気記録層2を含むカード基材1上に設けられる。隠蔽層7は、磁気記録層2を外部から目視不能に隠蔽する。隠蔽層7の厚みとしては、1〜2μmで構成することが好ましい。なお、隠蔽層7は、隠蔽効果の高いインキを用いて形成することが好ましい。例えば、アルミニウム粉、金粉、銀粉等を含む隠蔽性のあるインキを用いてシルクスクリーン印刷、オフセット印刷などの汎用の印刷法により形成できる。
絵柄層6は、隠蔽層7上に設けられる。絵柄層6は、例えば、アクリル系樹脂等のインキを用いて形成する。絵柄層6の層厚としては、1〜5μmで構成することが好ましい。なお、絵柄層6を設ける位置は特に限定せず、任意の位置に設けることが可能であり、全面に設けることも可能である。絵柄層6は、シルクスクリーン印刷、オフセット印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷などの汎用の印刷法により形成できる。
保護層5は、隠蔽層7上と絵柄層6上の全面に設けられる。本実施形態の保護層5は、ポリエステル樹脂と塩化ビニル−酢ビニル共重合体樹脂とを含むブレンド樹脂で構成する。ポリエステル樹脂は、耐光性、耐可塑剤性、耐摩耗性等の耐久性を付与することができる。また、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂は、保護層5に可撓性を付与することができる。なお、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂は、酢酸ビニルの配合量が多すぎるとブロッキング現象が生じやすく、反対に、酢酸ビニルの配合量が少なすぎるとコーティングするときに使用する溶剤に対する溶解性が低くなり、コーティングしにくくなる。このため、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂は、酢酸ビニルモノマーを5〜40重量%配合して構成することが好ましい。
熱転写層8は、保護層5上に設けられる。熱転写層8は、公知の熱転写方式(感熱昇華転写方式、感熱溶融転写方式等)を用いて形成する層であれば、あらゆる材料が適用可能であり、例えば、ホログラム等の熱転写箔が適用可能である。
次に、本実施形態の磁気カードの製造方法について説明する。
次に、本実施形態の磁気カードの具体的な構成例について説明する。但し、以下に説明する実施例は一例であり、以下の実施例に限定するものではない。
カード基材1を構成するコアシート11は、厚み350μmのPVCフィルム(太平化学社製8527)を適用し、2枚のコアシート11を熱融着で貼り合わせて総厚700μmとした。
また、2枚目のオーバーシート12の裏面側に貼り付けた磁気記録層2は、JIS X6302−6仕様の磁気テープ(ダイニック製:TSP407NR、7.3mm幅)を適用した。
転写基材3は、PETフィルム(三菱樹脂社製T−100、厚み188μm)を適用した。
No.1 800メジウム=100
No.2 バイロンGK880(Tg84℃):800メジウム=60:40
No.3 バイロンGK880(Tg84℃):800メジウム=70:30
No.4 バイロンGK880(Tg84℃):800メジウム=80:20
No.5 バイロンGK880(Tg84℃):800メジウム=90:10
No.6 バイロンGK880(Tg84℃):800メジウム=95:5
No.7 バイロンGK880(Tg84℃)=100
No.8 バイロンGK640(Tg79℃):800メジウム=60:40
No.9 バイロンGK640(Tg79℃):800メジウム=70:30
No.10 バイロンGK640(Tg79℃):800メジウム=80:20
No.11 バイロンGK640(Tg79℃):800メジウム=90:10
No.12 バイロンGK640(Tg79℃)=100
No.13 バイロン296(Tg71℃):800メジウム=70:30
No.14 バイロン296(Tg71℃):800メジウム=80:20
No.15 バイロン296(Tg71℃):800メジウム=90:10
No.16 バイロン296(Tg71℃)=100
磁気カードを作成する際は、まず、カード本体100の表面側と、転写シート200の隠蔽層7側と、が接するようにカード本体100に転写シート200を貼り付け、所定の製造条件(温度130℃、圧力12.5kg/cm2(1.2MPa))で北川精機製真空
プレス機を用いて熱融着し、カード本体100と転写シート200とを一体化する。そして、転写基材3を剥離し、抜き加工を行い、磁気カードを作成した。磁気カードのカードサイズは、54.0×85.5mmであった。
次に、上記方法により製造した磁気カードの密着試験を行った。
○〜△→微量の熱転写層8の剥がれ有り(熱転写層8の表面積の5%以内)。
△→若干の熱転写層8の剥がれ有り(熱転写層8の表面積の10%以内)。
×→大幅な熱転写層8の剥がれ有り(熱転写層8の表面積の30%以上)。
次に、上記方法により製造した磁気カードの耐可塑剤性試験を行った。
○→ビニルケース入り口付近の保護層5の表面が曇り出す。
○〜△→ビニルケースの中の保護層5が曇り出す(保護層5の表面積の20%以内)。
△→保護層5の全面が曇った。
×→保護層5が溶け、絵柄層6が剥がれた。
このように、本実施形態の磁気カードは、絵柄層6を有する面側に保護層5が設けられており、その保護層5は、ポリエステル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂とを含むブレンド樹脂で構成し、ポリエステル樹脂のガラス転移点(Tg)を70℃以上より大きくし、ポリエステル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂との質量比を、ポリエステル樹脂:塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂=70:30〜90:10の範囲に規定することで、熱転写層8との密着性が良く、且つ、可塑剤の影響を受け難くすることができる。また、ポリエステル樹脂のガラス転移(Tg)を79℃以上に規定することで、可塑剤の影響をより受け難くすることができる。
1 カード基材
11 コアシート
12 オーバーシート
2 磁気記録層
200 転写シート
3 転写基材
4 剥離層
5 保護層
6 絵柄層
7 隠蔽層
Claims (3)
- 絵柄層と少なくとも1ヶ所に磁気記録層とを有して構成する磁気カードであって、
前記絵柄層を有する面側最外層に保護層が設けられており、
前記保護層は、
ポリエステル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂とを含むブレンド樹脂で構成し、
前記ポリエステル樹脂のガラス転移点(Tg)は、70℃より大きく、
前記ポリエステル樹脂と前記塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂との質量比は、前記ポリエステル樹脂:前記塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂=70:30〜90:10の範囲であることを特徴とする磁気カード。 - 前記ポリエステル樹脂のガラス転移点(Tg)は、79℃以上であることを特徴とする請求項1に記載の磁気カード。
- 前記保護層上に熱転写層が設けられてなることを特徴とする請求項1または2記載の磁気カード。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2010120597A JP5437166B2 (ja) | 2010-05-26 | 2010-05-26 | 磁気カード |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2010120597A JP5437166B2 (ja) | 2010-05-26 | 2010-05-26 | 磁気カード |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2011245727A JP2011245727A (ja) | 2011-12-08 |
| JP5437166B2 true JP5437166B2 (ja) | 2014-03-12 |
Family
ID=45411595
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2010120597A Active JP5437166B2 (ja) | 2010-05-26 | 2010-05-26 | 磁気カード |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP5437166B2 (ja) |
-
2010
- 2010-05-26 JP JP2010120597A patent/JP5437166B2/ja active Active
Also Published As
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|---|---|
| JP2011245727A (ja) | 2011-12-08 |
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