JP5436239B2 - フッ素を使用しない2次精錬方法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、フッ素を使用しない2次精錬方法に関するものである。
従来より、転炉での一次精錬後の2次精錬では溶鋼の成分調整などのために精錬を行うのが一般的であるが、2次精錬を行う方法として特許文献1及び特許文献2に開示されたものがある。
特許文献1では、脱硫処理するに際して、取鍋内にスラグの脱硫処理後の最終組成が下記範囲を同時に満たす成分と量を有し、且つ粒径がそれぞれ10mm以下の石灰系物質とAl23源とを予め混合したフラックスを投入してから、溶鋼及びスラグを攪拌している。また、特許文献1では、フラックスの成分を、CaO+MgO=55〜65質量%、Al23+SiO2=30〜45質量%とし、石灰系物質とAl23源との混合比を1.5〜4.0として精錬を行っている。
特許文献2では、低炭素合金鋼の電気炉精錬に続く取鍋精錬において、造滓材のホタル石に代えて、精錬初期造滓材のCaO-Al23-SiO2の三元系酸化物の比率をコントロールすることで、スラグの低融点化を図ることによりスラグの流動性を確保して脱硫を促進してスラグ精錬を行っている。
さて、特許文献1及び特許文献2には、2次精錬方法が開示されているが、このような2次精錬方法とは別に、2次精錬時に使用されるフラックス自体の技術として特許文献3及び特許文献4に開示されたものがある。
特許文献3には、低窒素、低酸素および低イオウの鋼を製錬するためのフラックスであって、重量で、CaO:30〜57%、Al23:35〜64%およびMgO:5〜17%のフラックスが開示されている。特許文献4には、取鍋精錬を行うに際してスラグにTiO2が含まれることが開示されている。
特開2003−155516号公報 特開2009−68074号公報 特開2007−197825号公報 特開2008−303406号公報
CaO系のスラグは、融点が高く溶融し難いという問題があるため、精錬時には融点降下剤としてCaF2を添加するということが行われている。しかしながら、近年では環境上の問題によりフッ素の使用が制限されており、精錬時に使用するフラックスにおいてもフッ素を含有しないものが望まれている。
このような点に鑑みれば、特許文献3及び特許文献4に開示されたフラックスを2次精錬に用いることは困難である。すなわち、特許文献3及び特許文献4では、フラックス(スラグ)の組成が開示されているものの、これらのフラックス(スラグ)はフッ素を使用しないことを前提としたものであるかは不明であるため、当該フラックスをフッ素を使用しないものとして使用した場合は問題なく精錬を行うことができない恐れがあるためである。
一方、特許文献1及び特許文献2の精錬方法では、蛍石を用いないことが開示されてはいるが、本願出願人が意図する2次精錬方法の条件とは異なっており、採用することはできないのが実情である。仮に、特許文献1及び特許文献2の2次精錬方法を用いた場合、フッ素を用いないという精錬は実現可能かもしれないが、更に要望される条件である耐火物の溶損の抑制、スラグからの水素ピックアップの抑制、溶鋼中のTiのピックアップの抑制をも行いつつ、所望の鋼種を溶製することは困難であると思われる。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、フッ素を用いないという精錬において、耐火物の溶損を抑制できると共に、スラグからの水素ピックアップを抑制でき、さらに、溶鋼中のTiのピックアップも抑えながら所望の鋼種を確実に溶製することができるフッ素を使用しない2次精錬方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は、次の手段を講じた。
即ち、本発明における課題解決のための技術的手段は、転炉若しくは電気炉にて精錬された溶鋼に対して生石灰と合成フラックスとを投入すると共にAlにて脱酸を行うことで取鍋精錬を行うに際し、投入する前記合成フラックスの化学成分を、MgO:12〜17質量%、TiO2:0.1質量%以下(0質量%を除く)、SiO2:4質量%以下(0質量%を除く)、Al23:36〜40質量%、CaO:45〜49質量%であり、残部が不可避不純物とし、前記生石灰と合成フラックスとの合計投入量を1.5kg/t以上とすると共に、生石灰と合成フラックスとの投入比を質量%で4:1〜1:1との範囲とする点にある。
本発明によれば、フッ素を使用せずに行う精錬においても、耐火物の溶損を抑制できると共に、スラグからの水素ピックアップを抑制でき、さらに、溶鋼中のTiのピックアップも抑えながら所望の鋼種を確実に溶製することができる。
2次精錬の流れを示した図である。 スラグ中のMgO量と液相比率との関係図である。 スラグ中のTiO2とスラグへの水蒸気溶解度との関係図である。 S45Cを精錬した場合のスラグ中のTiO2と溶鋼中のTiとの関係図であって、他の成分が中間値である図である。 S45Cを精錬した場合のスラグ中のTiO2と溶鋼中のTiとの関係図であって、高塩基度である。 S45Cを精錬した場合のスラグ中のTiO2と溶鋼中のTiとの関係図であって、低塩基度である。 S25Cを精錬した場合のスラグ中のTiO2と溶鋼中のTiとの関係図であって、他の成分が中間値である図である。 S25Cを精錬した場合のスラグ中のTiO2と溶鋼中のTiとの関係図であって、高塩基度である。 S25Cを精錬した場合のスラグ中のTiO2と溶鋼中のTiとの関係図であって、低塩基度である。 SUJ2を精錬した場合のスラグ中のTiO2と溶鋼中のTiとの関係図であって、他の成分が中間値である図である。 SUJ2を精錬した場合のスラグ中のTiO2と溶鋼中のTiとの関係図であって、高塩基度である。 SUJ2を精錬した場合のスラグ中のTiO2と溶鋼中のTiとの関係図であって、低塩基度である。 スラグ中のSiO2量と液相比率との関係図である。 スラグ中のSiO2量と溶鋼中の酸素濃度との関係図である。 スラグ中のAl23量と液相比率との関係図である。 スラグ中のAl23量とAl23の活量との関係図である。 スラグ中のCaO量と液相比率との関係図である。 取鍋精錬を行ったときの耐火物の測定残厚の傾向図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
図1に示すように、本発明の2次精錬方法は、まず、転炉1にて脱炭処理(脱炭精錬)を行った溶鋼2を取鍋3に出鋼した後に行われるもので、溶鋼2が装入された取鍋3は、2次精錬を行う2次精錬装置4(2次精錬工程)へと搬送される。なお、本発明の2次精錬方法では、電気炉にて精錬した溶鋼2に対して行うものであってもよい。また、本発明の2次精錬方法は、取鍋3で精錬を行う取鍋精錬を対象としている。
2次精錬装置4は、例えば、電極加熱式の精錬装置(LF装置)であって、溶鋼2が装入された取鍋3と、取鍋3の溶鋼2内にガスを吹き込む吹き込み装置5と、溶鋼2を加熱する電極式加熱装置6と、フラックス等を投入するための供給装置7とを有している。吹き込み装置5は、取鍋3の底部に設けられてその底部からガスを吹き込むポーラス吹込口8と、取鍋3の上部からガスを吹き込むランス9とを備えている。ランス9の先端には溶鋼2内にガスを吹き込むノズルが設けられている。なお、吹き込み装置5は、ポーラス吹込口8のみを有するものであっても、ランス9のみを有するものであってもよい。吹き込み装置5の代わりに電磁攪拌により溶鋼2を攪拌するものであってもよい。
図1に示した精錬装置では、供給装置7にてフラックス等を溶鋼2に投入した後、電極式加熱装置6で溶鋼2を所定温度まで上げて、吹き込み装置5からガスを吹き込んで溶鋼2を攪拌することによって、化学成分の微調整を行うと共に、溶鋼2内に含まれる非金属介在物の低減を行うことができる。
なお、本発明の2次精錬において用いられる精錬装置は、図1に示したLF装置に限定されず、例えば、CAS装置、真空脱ガス精錬装置(RH装置)等であってもよいし、他の精錬装置であってもよい。
以下、2次精錬方法について詳しく説明する。
[使用する取鍋について]
まず、2次精錬を行うにあたっては、予め予熱若しくは連続的に使用されて耐火物が温められた状態の取鍋3を用いることとしている。例えば、耐火物の施工後に乾燥を行い、その後、溶鋼2を受鋼する前に内部の表面温度が1000℃となるように加熱された取鍋3を用いたり、転炉1や電気炉から溶鋼2を受鋼する際の内部の表面温度が約1000℃になっている取鍋3を用いる。なお、2次精錬に用いられる取鍋3は、内部が加熱されているものであれば、どのような取鍋3を用いてもよい。
取鍋3内のスラグラインにおける耐火物はMgO−C質であり、この実施形態では、MgO:75質量%、C:15質量%、Al23:6質量%:その他4質量%の耐火物を用いた。スラグラインのMgO−C質の耐火物を用いることは、「取鍋精錬法 取鍋精錬法の発展を支えた技術 p241 日本鉄鋼業界監修 梶岡博幸 著発行」に記載されている一般的なことであり、MgO−C質の組成は上述したものに限定されない。また、取鍋3は、円筒状であって、その縦横比が0.9〜1.8の範囲である一般的なものを用いた。
[使用するフラックスについて]
本発明では、2次精錬を行うに際に、取鍋3内の溶鋼2に合成フラックスを投入するが、合成フラックスの化学組成は以下に示すものとしている。
合成フラックスの化学成分は、MgO:12〜17質量%、TiO2:0.1質量%以下(0質量%を除く)、SiO2:4質量%以下(0質量%を除く)、Al23:36〜40質量%、CaO:45〜49質量%であり、残部が不可避不純物である。なお、意図的に含有する元素は上記のみであるが、例えば、Na2O、BaOなどの不可避不純物を含有していてもよい。不可避不純物は、これに限定されないのは当然である。また、この合成フラックスは、フッ素を含まれないものを対象としているため当然にフッ素は添加されていない。
次に、合成フラックスの成分について詳しく説明する。
合成フラックスの成分を評価するにあたっては、取鍋精錬を行ったときのスラグの液相率(液相比率)を指標として考慮している。ここで、スラグの液相率とは、スラグ中の化学成分を基に、熱力学平衡計算ソフトウェア(FactSage Ver.6.0)にて求めたもので、スラグの液相率が0%に近くなればなるほどスラグの溶融性が悪い状態を示し、スラグの液相率が100%に近くなればなるほどスラグの溶融性が良いことを示している。
スラグの液相率が100%であるときは、スラグの流動性(反応性)が高く、スラグへの耐火物の溶解が進みやすくなり耐火物が溶損し易くなる。また、スラグの液相率が90%未満であるときは、例えば、特許第4063452号に開示されているように、スラグの流動性(反応)が低く取鍋精錬の効率が低下する。
そのため、本発明では、合成フラックスを使用したときに、スラグの流動性が90%以上100%未満となるように、当該フラックスの化学成分を設定している。
まず、合成フラックスに関して、その成分であるMgOは、12質量%以上17質量%以下としている。MgOは、取鍋3の内側に設けた耐火物の溶損を防止する役割がある。図2は、1500℃〜1650℃までの温度帯域におけるMgO量と、スラグの液相比率(質量%)との関係をまとめたものである。他の成分は、中間値としている。なお、各図における1500、1550、1600、1650は処理温度(溶鋼2の温度)を示している。
図2に示すように、MgO(%MgO)が12質量%以上であるとき、全ての処理温度において液相率は100%未満となり、耐火物の溶損を抑制することができる。ここで、MgO(%MgO)が高すぎるとスラグの流動性(反応性)が低下するが、MgOを17質量%以下にすると液相率を90%以上にすることができ、流動性を確保することができる。
TiO2は、0.1質量%以下(0質量%を除く)としている。CaO系のスラグでは、水分を吸収し易いため、図3に示すように、TiO2はスラグへの水素の溶解度を低下させる役割がある。なお、図3は、「鉄と鋼 第51年(1965) 第10号 P.1840」に示されているものである。
スラグへの水蒸気溶解度が上がってしまうと、スラグ中の水素が溶鋼2中にピックアップ(溶解)してしまうために、取鍋精錬時に出来る限りTiO2を添加する必要がある。
しかしながら、TiO2を入れすぎると、溶鋼2中に多くのTiが溶解してしまい、その結果、鋳造時の冷却過程においてチタンナイトライド(TiN)が生成して介在物となったり、表面欠陥を引き起こすことからTiO2の含有する上限値は設定する必要がある。
図4〜図12を用いてTiO2の上限値を説明する。
図4〜図6は、S45C(機械構造用炭素鋼鋼材)を製造する際でのスラグ中のTiO2と溶鋼2中のTiとの関係をまとめたものである。図4はTiO2以外の他の成分は中間値であり、図5は塩基度(CaO/SiO2)が高い場合であり、図6は塩基度が低い場合であることを示している。
図7〜図9は、S25C(機械構造用炭素鋼鋼材)を製造する際でのスラグ中のTiO2と溶鋼2中のTiとの関係をまとめたものである。図7ではTiO2以外の他の成分は中間値であり、図8は塩基度が高い場合であり、図9は塩基度が低い場合を示している。
図10〜図12は、SUJ2(軸受鋼)を製造する際でのスラグ中のTiO2と溶鋼2中のTiとの関係をまとめたものである。図10ではTiO2以外の他の成分は中間値であり、図11は塩基度が高い場合であり、図12は塩基度が低い場合である。
なお、図4〜図12に示した処理温度(溶鋼2の温度)は、各鋼種(S45C、S25C、SUJ2)を当業者常法にて取鍋精錬にて製造するときのものを示しており、各種値は、スラグ中の化学成分を基に、熱力学平衡計算ソフトウェア(FactSage Ver.6.0)により求めた。
図4〜図6に示すように、鋼種がS45Cのときにおいて、溶鋼2中のフリー酸素(Of値)がいずれの値であっても、スラグ中のTiO2が増加するにつれて溶鋼2中のTiの濃度が大きくなる傾向にある。図4〜図6に示すように、塩基度がいずれの場合であっても、TiO2の濃度(%TiO2)が0.1質量%を超えると、溶鋼2中のTiの濃度が急激に増加する傾向にある。
図7〜図9に示すように、鋼種がS25Cのときにおいて、フリー酸素(Of値)がいずれの値であっても、スラグ中のTiO2が増加するにつれて溶鋼2中のTiの濃度が大きくなる傾向にある。図7〜図9に示すように、塩基度がいずれの場合であっても、TiO2の濃度(%TiO2)が0.1質量%を超えると、溶鋼2中のTiの濃度が急激に増加する傾向にある。
図4〜図9に示すように、機械構造用炭素鋼鋼材を製造するにあたっては、TiO2を0.1質量%以下にすることが良いことが分かる。
さて、図10〜図12は、鋼種がSUJ2(軸受鋼)を製造する際でのスラグ中のTiO2と溶鋼2中のTiとの関係を示したものであるが、一般的に、SUJ2の場合は介在物の関係からTiの濃度を30ppm以下であることが必要とされている。つまり、SUJ2は、転がり寿命が高いことが要求されていてチタンナイトライド(TiN)の介在物は極力少ないことが望まれ、例えば、特開2009−057589号公報や特開2009−030145号公報に示されるように、溶鋼2中のTiの濃度が30ppm以下である必要がある。
図10〜図12に示すように、SUJ2(軸受鋼)を製造するに際しても、フリー酸素(Of値)がいずれの値であっても、スラグ中のTiO2が増加するにつれて溶鋼2中のTiの濃度が大きくなる傾向にある。図10〜図12に示すように、塩基度がいずれの場合であっても、TiO2の濃度(%TiO2)が0.1質量%以下であれば、溶鋼2中のTiの濃度を30ppm以下に抑えることができる。
SiO2は、4質量%以下(0質量%を除く)としている。SiO2は、スラグの融点を低下させる役割がある。図13は、1500℃〜1650℃までの温度帯域におけるSiO2量と、スラグの液相比率(質量%)との関係をまとめたものである。図14は、1500℃〜1650℃までの温度帯域におけるSiO2量と、溶鋼2中の酸素濃度(%[O])との関係をまとめたものである。図13や図14における各種値は、スラグ中の化学成分を基に、熱力学平衡計算ソフトウェア(FactSage Ver.6.0)により求めた。
図13に示すように、SiO2が増加するにつれて、液相率は100%に向けて次第に増加する傾向にあるが、4質量%以下であると液相率を100%未満にすることができる。なお、図13では、TiO2の濃度(%TiO2)は上限値の0.1質量%である。図13に示すように、スラグ中のSiO2が増加すると溶鋼2中の酸素が増加する傾向にあるが、SiO2が4質量%を超えると急激に溶鋼2中の酸素が増加する。
このように、SiO2は、4質量%以下(0質量%を除く)にする必要がある。
本発明の合成フラックスに関して、その成分であるAl23は、36質量%以上40質量%以下としている。Al23は、融点を低下させる役割がある。図15は、1500℃〜1650℃までの温度帯域におけるAl23量と、スラグの液相比率(質量%)との関係をまとめたものである。図16は、1500℃〜1650℃までの温度帯域におけるAl23量と、Al23の活量との関係をまとめたものである。図15や図16における各種値は、スラグ中の化学成分を基に、熱力学平衡計算ソフトウェア(FactSage Ver.6.0)により求めた。
図15に示すように、Al23が増加するにつれて、液相率は100%に向けて次第に増加する傾向にあるが、Al23が36質量%以上になると液相率を90%以上にすることができ、Al23が40質量%を超えると液相率が100%となる。また、図16に示すように、Al23が40質量%を超えると急激にAl23の活量が増加する。
このように、Al23は、36質量%以上40質量%以下にする必要になる。
CaOは、45質量%以上49質量%以下としている。図17は、1500℃〜1650℃までの温度帯域におけるCaO量と、スラグの液相比率(質量%)との関係をまとめたものである。図17における各種値は、スラグ中の化学成分を基に、熱力学平衡計算ソフトウェア(FactSage Ver.6.0)により求めた。
図17に示すように、CaOが増加するにつれて、液相率は次第に減少する傾向にあるが、CaOが45質量%以上になると液相率を100%未満にすることができる。また、CaOが49質量%を超えると液相率が90%未満となるため、CaOは、45質量%以上49質量%以下にする必要がある。
本発明の合成フラックスの化学成分は上述したものであるが、スラグの滓化性を向上させるためにプリメルト化したものであることが好ましい。
[生石灰と合成フラックスについて]
本発明では、上述したような合成フラックスを、溶鋼の2次精錬において用いることとしている。具体的には、2次精錬を行うに際し、まず、合成フラックスを取鍋3に装入された溶鋼へ投入し、その後に生石灰を投入して、さらに、Alを投入することによって溶鋼及びスラグの脱酸を行っている。
以下、本発明に係る合成フラックスを用いた2次精錬方法を精説するにあたり、まずはAlにより脱酸を行う理由について説明する。
転炉1や電気炉から溶鋼2を出鋼したとき、当該転炉1や電気炉内のスラグ(含SiO2)や取鍋3に付着したスラグ及び取鍋3に残った残鋼(含酸化したFetO)によって溶鋼2は酸化し易くなる。
そこで、本発明の2次精錬方法においては、平衡酸素濃度のAlを用いることによって、3SiO2+4Al=3Si+2Al23、3FetO+2Al=3tFe+Al23のように溶鋼2及びスラグの脱酸を行っている。脱酸によって溶鋼2中に発生したAl23は、2次精錬処理におけるスラグ(CaO)に吸着されることになり、溶鋼2中のAl23を下げることによってOt(鋼中酸素レベル)を低下させることができる。このように、鋼中酸素レベルを低減すれば非金属介在物が低減するため、鋼材の品質の向上を図ることができる。鋼中酸素レベルの目標値は、特許第3018355号公報や特開2006−200027公報に開示されているように、一般的に9ppmとされている。なお、Ot(鋼中酸素レベル)とは、溶鋼2中に含まれる溶存酸素(Of)と介在物中の酸素分(Oinsol)の総和[Ot=Of+Oinsol]である。
さて、塩基性物質である生石灰(CaO)は、Al23との反応性が高く、Al脱酸を行うと当該CaOが溶鋼2中に発生するAl23(介在物)を吸着することから、鋼中酸素レベルを低減させるべく2次精錬では、生石灰を投入している。また、2次精錬では、生石灰とは別に生石灰に比べて融点が低い合成フラックスを投入して、当該合成フラックスによって溶鋼2を覆うこととしている。
ここで、生石灰と合成フラックスとの合計投入量を1.5kg/t以上としている。また、生石灰と合成フラックスとの投入比を質量%で4:1〜1:1との範囲としている。
生石灰と合成フラックスとの合計量が1.5kg/t未満であると2次精錬を行う際でのスラグ量が少なく当該スラグによって溶鋼2を十分に覆うことができないと共に、溶鋼2の脱酸時に発生したAl23 を十分に吸着させることができない。そのため、生石灰と合成フラックスとの合計量は1.5kg/t以上にする必要がある。
2次精錬を行うにあたっては、上述したように、溶鋼2に生石灰と合成フラックスとを投入するが、仮に生石灰のみを投入した場合、生石灰のみでは融点が高く当該生石灰が溶鋼2上で塊になり易く、CaOリッチなスラグであるためスラグの滓化性も悪く当該スラグによって溶鋼2の湯面全体を覆うことができない。
即ち、生石灰のみを投入した場合、CaOの溶融層がほとんど発生していない状態(溶融層の範囲が狭い)であるため、溶鋼2の脱酸のためにAlを投入した際にはCaOと溶鋼2内のAl23との反応が進まないと共に、溶鋼2処理後では大気と溶鋼2とが触れ易い状況であるためAl23の再酸化し易くなる。
ここで、溶鋼2に生石灰だけでなく合成フラックスを少し投入し、生石灰と合成フラックスとの投入比を質量%で5:1としたとする。そうすると、合成フラックスを投入することにしたことにより、合成フラックスは生石灰よりも融点が低く溶融性が高いため、溶鋼2をある程度覆うことができる。しかしながら、投入比が5:1であると、投入したCaOが溶鋼2上(合成フラックス)で塊になり易い状態は変わらず、塊になったCaOが溶鋼2の流動を阻害するため、溶鋼2上での合成フラックスの広がりが十分でない場合がある(スラグの流動性が悪い)。そのため、溶鋼2の脱酸のためにAlを投入した際には、CaO(生石灰)と溶鋼2内のAl23との反応が進まないと共に、大気と溶鋼2とが触れことがあるためAl23の再酸化し易くなる。
そこで、さらに投入する合成フラックスを増加させて、生石灰と合成フラックスとの投入比を4:1としたとする。そうすると、合成フラックスを増加させているため、当該合成フラックスが溶鋼2の湯面の全体を覆うことができ、溶鋼2と大気とが触れることを防止することができる。また、合成フラックスの投入後に投入した生石灰もCaO飽和した良好なスラグとなる。そのため、溶鋼2の脱酸のためにAlを投入した際には、CaO(生石灰)と溶鋼2内のAl23との反応が進み、溶鋼2のAl23の吸着、即ち、低酸素化を十分に進めることができる。
即ち、生石灰と合成フラックスとの投入比を4:1とした場合は、合成フラックスが溶鋼2を覆うスラグとして働き、精錬のための正常なスラグをフッ素を用いないで形成することができ、当該スラグ(合成フラックス)中の生石灰(CaO)によって溶鋼2内のAl23を吸着して、低酸素化を促進することができる。
そして、合成フラックスの投入量をさらに増やし、生石灰と合成フラックスとの投入比が1:1となるまで(生石灰の投入量と合成フラックスの投入量とが同じ)、投入比を4:1に示した作用が続くことになる。
ここで、合成フラックスをさらに増加させ、生石灰と合成フラックスとの投入比を1:2としたとする。即ち、生石灰の投入量よりも合成フラックスの投入量を多くする。そうすると、合成フラックスは溶融性が高いため溶鋼2の湯面の全体を覆うことができるものの、合成フラックス内にはAl23が含まれているため、スラグ全体としてはAl23が多い、Al23リッチなスラグとなる。そのため、溶鋼2の脱酸のためにAlを投入した際には、CaO(生石灰)と溶鋼2内のAl23との反応に時間がかかり、溶鋼2の脱酸の効率が低下することになる。
したがって、生石灰と合成フラックスとの投入比は1:2未満として、投入比を4:1〜1:1との範囲にするのが必要である。
表1は、生石灰(CaO)と合成フラックスとの投入比と、鋼中酸素レベルOtとを示したものである。
Figure 0005436239
表1に示すように、投入したものがCaOのみであったり、投入比が5:1である場合には、鋼中酸素レベルOtは9ppmよりも高くなっていて鋼中内の非金属介在物が多い。また、投入比が1:2である場合にも鋼中酸素レベルOtは9ppmよりも高くなっていて鋼中内の非金属介在物が多い。
一方、投入比が4:1(20%以上)〜1:1(50%以下)である場合には、鋼中酸素レベルOtは9ppm以下となっていて鋼中内の非金属介在物が少ないものとなる。
表2は、2次精錬方法を複数の鋼種について取鍋精錬を行うときの条件を示したものである。
Figure 0005436239
表2に示すように溶製鋼種は7種類としているが、そのうち、S10C、S20C、S25C、S45C、SCR420、SCM440については精錬次での処理温度を1550〜1650℃とした。また、SUJ2においては処理温度を1500〜1550℃とした。「第3版 鉄鋼便覧 II製銑・製鋼 S54 10月 15日 発行 P806、8
07等」に記載されているように取鍋3は、縦横比が0.9〜1.8の円筒状のものを用いた。転炉1吹錬の欄に示すように、転炉1吹錬の終了後に溶鋼2を取鍋3に出鋼した後、溶鋼2が装入されている取鍋3内に2次精錬を行うために生石灰及び合成フラックスを投入した。なお、生石灰及び合成フラックスを投入する時期は特に限定されないが、溶鋼2の出鋼完了後に投入することが好ましい。また、合成フラックスの化学分析は、「JIS G 1258」に準拠したICP発光分光分析方法によって行い、当該分析方法によって示された組成の合成フラックスを用いた。
溶鋼2処理(2次精錬)においては、表2に示すように当業者常法通りに行った。なお、合金綱など、より水素の低減を必要とする鋼種に対しては、LF装置やCAS装置などによる精錬とは別に真空脱ガス精錬を行い、真空下での強制攪拌によってAl23のスラグへの吸着を進めた。また、出鋼中に混入する転炉1スラグや取鍋3付着スラグといった低級酸化物は、溶鋼2の出鋼時から2次精錬開始時までの期間においては、合計で通常約3kg/t程度混入されるため、2次精錬においては、Alにて溶鋼2およびスラグの脱酸を図った。その他、表2に示した連続鋳造処理や分塊圧延などは、当業者常法通りに行った。
表3は、表2に示した条件に基づいて、本発明の2次精錬方法により精錬を行った実施例と、本発明の2次精錬方法とは別の方法により精錬を行った比較例とを示したものである。
Figure 0005436239
表3における滓化性の判断では、Alによる脱酸後に目視にてスラグが流動している(溶鋼2の湯面がスラグによって覆われている)状況であれば、良好「○」とすると共に、スラグが流動し難い(溶鋼2の湯面がスラグによって覆われてなく溶鋼2が雰囲気に触れるような状況であれば、不良「×」とした。
また、表3における取鍋3の溶損の判断では、当業者常法通りに取鍋精錬を複数回行ったときに、溶損の減少傾向(耐火物の残厚の減少度)がフッ素を含むフラックス、即ち、精錬時のスラグ(CaO+CaF2系スラグ)に対して優れている場合を良好「○」とした。例えば、図18に示すように、アークによる加熱により精錬を行う(LF装置での精錬)において、CaO+CaF2系スラグにおける耐火物の測定残厚の減少度(矢印A)よりも、CaO+Al23系スラグ(本発明の合成フラックスを使用したときのスラグ)における耐火物の測定残厚の減少度(矢印B)の方が小さく優れている。
さらに、表3では、Hピックアップ(水素性クラック)の判断が示されているが、溶鋼2中にピックアップされた水素が起因して発生した欠陥が無いときは良好「○」とした。即ち、水素性クラックとは、鋳片(鋼片)の冷却過程において鋼中での水素溶解度が低下することにより欠陥になったものである。なお、水素性クラックの判断は、当業者常法通りに、取鍋精錬後に鋳造を経て分塊圧延を行い、その鋳片(鋼片)に対して超音波探傷試験(例えば、水ギャップ法、垂直/傾斜探傷、3MHz、φ500μm×10mm 保証)を行い、当該試験にて欠陥が発見されなかった場合を良好「○」としている。
また、表3に示す配合比の欄は、説明の便宜上、合成フラックスの投入量を「1」として生石灰(CaO)の投入量を示している。例えば、合成フラックスの投入量が「1.0」で、生石灰(CaO)の投入量が「2.5」である場合には、配合比は、2.5となる。
表3の実施例に示すように、投入する合成フラックスの化学成分をMgO:12〜17質量%、TiO2:0.1質量%以下(0質量%を除く)、SiO2:4質量%以下(0質量%を除く)、Al23:36〜40質量%、CaO:45〜49質量%であり、残部が不可避不純物とした上で、生石灰と合成フラックスとの合計投入量を1.5kg/t以上(投入量判定≧1.5、「○」)とすると共に、生石灰と合成フラックスとの投入比を質量%で4:1〜1:1(配合比判定、「○」)として2次精錬を行った場合、(a)スラグの滓化性が良く(滓化性、良好「○」)、(b)耐火物の溶損を抑制でき(取鍋3の溶損、良好「○」)、(c)鋼中酸素を9ppm以下にでき(鋼中酸素、良好「○」)、(d)溶鋼2中のTiのピックアップも抑えることができ(TiピックアップTr.)、(d)スラグからの水素ピックアップを抑制できた(水素性クラック、良好「○」)。即ち、本発明の2次精錬方法によれば、フッ素をしなくても所望の鋼(例えば、低酸素・低硫の鋼)を容易に製造することができる。
一方、表3の比較例5及び比較例6(番号5及び6)に示すように、2次精錬時に生石灰を投入しなかったり、生石灰と合成フラックスとの配合比が1:5である場合(配合比5.0)、スラグの滓化性が悪く、鋼中酸素を9ppm以下にすることができなかった。加えて、水素ピックアップも発生した。
表3の比較例10及び比較例11に示すように、生石灰と合成フラックスとの配合比が1:1を超えた場合、脱酸後に十分にAl23(介在物)を除去、即ち、CaO等に吸着できず、鋼中酸素を9ppm以下にすることができなかった。
表3の比較例12に示すように、生石灰と合成フラックスとの合計投入量が1.5kg/t未満であると、全体としてのスラグ量が少ないため、鋼中酸素を9ppm以下にすることができなかった。
以上、本発明の2次精錬方法により精錬を行うことによって、耐火物の溶損を抑制できると共に、スラグからの水素ピックアップを抑制でき、さらに、溶鋼2中のTiのピックアップも抑えながら所望の鋼種を確実に溶製することができる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 転炉
2 溶鋼
3 取鍋
4 2次精錬装置
5 吹き込み装置
6 電極式加熱装置
7 供給装置
8 ポーラス吹込口
9 ランス

Claims (1)

  1. 転炉若しくは電気炉にて精錬された溶鋼に対して生石灰と合成フラックスとを投入すると共にAlにて脱酸を行うことで取鍋精錬を行うに際し、
    投入する前記合成フラックスの化学成分を、MgO:12〜17質量%、TiO2:0.1質量%以下(0質量%を除く)、SiO2:4質量%以下(0質量%を除く)、Al23:36〜40質量%、CaO:45〜49質量%であり、残部が不可避不純物とし、
    前記生石灰と合成フラックスとの合計投入量を1.5kg/t以上とすると共に、生石灰と合成フラックスとの投入比を質量%で4:1〜1:1との範囲とすることを特徴とするフッ素を使用しない2次精錬方法。
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