JP5435282B2 - モータ制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、永久磁石同期モータの磁極位置をセンサレスで検出する機能を備えたモータ制御装置に関する。
永久磁石式同期モータ、例えば3相同期モータの制御方法として、ベクトル制御と呼ばれる制御方法が知られている。ベクトル制御では、モータの3相のステータコイルに流れるモータ電流を、ロータに配置された永久磁石が発生する磁界の方向であるd軸と、このd軸に直交するq軸とのベクトル成分に座標変換してフィードバック制御を行う。この座標変換のためには、ロータの位置(磁極位置)を精度良く検出する必要がある。磁極位置検出にはレゾルバなどの回転センサも用いられるが、ロータの回転によって生じる逆起電力を利用して電気的に磁極位置を検出するセンサレス磁極検出技術もある。但し、モータの停止時には逆起電力が生じないため、高周波電流や高周波電圧をモータに与えてその応答により磁極位置が推定される。
特開2008−79489号広報(特許文献1)には、そのようなセンサレス磁極検出機能を備えたモータ制御装置が開示されている。これによれば、モータに交流交番電圧を与えて検出されたq軸電流に基づいて得られた磁極位置と、推定磁極位置との誤差を補正して磁極位置が求められる。さらに、正負対称に交互に切り替わる一定波形のd軸バイアス電流が重畳されたd軸電流指令に基づいてd軸電圧指令が求められ、モータにd軸電圧指令が印可される。そして、d軸バイアス電流の正負切り替えタイミングにおいてd軸バイアス電流を増加させているときと、減少させているときのd軸電圧指令の大小関係から永久磁石の磁極の方向が判別される。
特開2008−79489号公報(請求項1、第17−22段落等)
特許文献1に記載のモータ制御装置は、磁極の極性を含めて磁極の位置を判別することが可能な優れたセンサレス磁極検出機能を備えたものである。しかし、d軸バイアス電流の正負の切り替えタイミングでは、d軸電流が過渡状態であり、d軸電圧も安定しない可能性がある。その結果、磁極の極性判別の安定性が損なわれ、誤検出を招く可能性もある。
従って、永久磁石式同期モータの停止時に、回転センサを用いることなく、当該モータの磁極の極性を安定して判別することが望まれる。
上記課題に鑑みた本発明に係るモータ制御装置の特徴構成は、
交流モータのロータに配置された永久磁石が発生する磁界の方向であるd軸と当該d軸に直交するq軸とのベクトル空間において前記交流モータを制御するモータ制御装置であって、
前記ベクトル空間における電流指令と、前記交流モータの各ステータコイルに流れる電流の検出値が前記ベクトル空間に座標変換されてフィードバックされたフィードバック電流とに基づいて、前記ベクトル空間における電圧指令を演算する電流制御部と、
d軸の前記電流指令に対して、所定の高周波成分を観測指令として印加すると共に、d軸の前記電流指令に対して、所定の期間に亘り一定値であり前記モータが磁気飽和する大きさの直流バイアス成分を前記観測指令として正負対称に印加する観測指令印加部と、
前記観測指令に応答した前記フィードバック電流に基づいて演算されるd軸の前記電圧指令に含まれる前記高周波成分の振幅の内、前記直流バイアス成分が正の一定値の期間における第1振幅と、前記直流バイアス成分が負の一定値の期間における第2振幅との大小関係に基づいて前記永久磁石の磁極の極性を判定する極性判定部と、を備える点にある。
所定の期間に亘りモータが磁気飽和する大きさの直流バイアス成分がd軸の電流指令に印加されることにより、直流バイアス成分が正又は負の時の何れか一方において、磁束が飽和領域に達する。永久磁石が磁束を有しているから、d軸電流が零の時でも磁束は零ではなく、d軸電流に対する磁束の特性はd軸方向にオフセットされている。従って、直流バイアス成分が正又は負の時の何れか一方において磁束が飽和領域に達するとき、他方において磁束は飽和領域に達しない活性領域である。観測指令には、直流バイアス成分だけではなく、高周波成分が含まれているから、この高周波成分に応答して磁束は変動する。この時、活性領域では磁束は大きく変動するが、飽和領域では活性領域に比べて大きく変動しない。直流バイアス成分が正又は負の時の何れにおいて磁束が飽和領域に達するかは、永久磁石の磁極の極性によって定まる。つまり、永久磁石のN極及びS極の何れが、d軸の正方向を向いているかによって定まる。また、磁束の変動は、観測指令に応答したモータからのフィードバック電流に基づいて演算される応答電圧(電圧指令)において観測可能である。従って、直流バイアス成分が正の期間における応答電圧の第1振幅と、負の期間における応答電圧(電圧指令)の第2振幅との大小関係により、永久磁石の極性を判定することができる。直流バイアス成分の正負切り替えタイミングなどの過渡期に判定するのではなく、直流バイアス成分が正及び負において安定している期間の応答により判定を行うので安定した判定が可能である。即ち、永久磁石式同期モータの停止時に、回転センサを用いることなく、当該モータの磁極の極性を安定して判別することが可能である。
上述したように、本発明に係るモータ制御装置の前記観測指令印加部、d軸の前記電流指令に対して、所定の高周波成分を前記観測指令として印加すると共に、所定の期間に亘り一定値であり前記モータが磁気飽和する大きさの直流バイアス成分を前記観測指令として正負対称に印加するものであり、前記応答電圧、前記観測指令に応答した前記フィードバック電流に基づいて演算されるd軸の前記電圧指令である。一般的に、ベクトル制御においては、ベクトル空間における電流指令と、ベクトル空間におけるフィードバック電流との差分を取り、比例積分(PI)制御や比例微積分(PID)制御を行ってベクトル空間における電圧指令を演算する。上述したように、磁極の極性を判定するために観測指令として高周波成分及び直流バイアス成分がベクトル空間において印加される。これらが共にd軸の電流指令に印加されると、観測指令の制御が容易である。また、観測指令に応答した結果であるフィードバック電流を用いて電圧指令が演算されるので、応答電圧として電圧指令を利用すると別途、応答電圧を演算する機能を設置する必要がない。即ち、通常のベクトル制御の機能を利用して、応答電圧を演算して極性の判別を行うことができる。
また、本発明に係るモータ制御装置は、さらに、前記観測指令の前記高周波成分に応答した前記フィードバック電流に基づいて演算される前記電圧指令の高周波成分に基づいて、前記永久磁石の磁極の位置を極性を問わずに判定する位置判定部を備え、前記観測指令印加部は、前記位置判定部により前記永久磁石の位置が判定される前には、前記観測指令として前記高周波成分を印加し、前記永久磁石の位置が判定された後に、前記観測指令として前記高周波成分及び前記バイアス成分を印加すると好適である。電流指令を設定した際のベクトル空間と、実際のベクトル空間との間の位相が異なっていると、d軸に対する直流バイアス成分は、ベクトル分解されてq軸の成分も有することになる。d軸の電流指令に印加される直流バイアス成分は、モータが磁気飽和する大きさであるから、ベクトル分解によりq軸の電流指令となる直流成分も無視できるような大きさではない。q軸に大きな電流指令が加わることにより、モータトルクが発生してロータが回転してしまうことになる。極性を問わずに永久磁石の磁極の方向を判定する位置判定部を備えることで、電流指令を設定した際のベクトル空間と実際のベクトル空間との位相差は、0°又は180°にほぼ限定される。従って、q軸の電流指令に直流バイアス成分が印加されることもなく、安定して磁極の極性を判定することができる。
モータの駆動装置の構成例を模式的に示す図 モータ制御装置の実施態様の一例を模式的に示すブロック図 磁極位置の誤差によるベクトル空間のずれを示す図 永久磁石を考慮しないd軸の磁束特性を示すグラフ d軸の正方向と永久磁石のN極が一致する場合の磁束特性と観測指令と応答電圧との関係を示す図 d軸の正方向と永久磁石のS極が一致する場合の磁束特性と観測指令と応答電圧との関係を示す図 磁極位置及び極性の判定処理を模式的に示すフローチャート
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本発明のモータ制御装置10は、交流モータMG(以下、適宜単に「モータ」と称す。)の磁極位置をレゾルバ等の回転センサを用いることなく、いわゆるセンサレスで検出する機能を備えたモータ制御装置である。本実施形態において、モータMGは、埋込型永久磁石同期モータ(interior permanent magnet synchronous motor : IPMSM)であり、ロータの永久磁石のN極方向の磁気特性と電気的にこれと垂直な方向(電気角で90°ずれた方向)との磁気特性とが異なる突極性(逆突極性を含む)を有する。詳細は後述するが、本実施形態においてモータ制御装置は、この突極性を利用して、モータMGの停止時においてもセンサレスで磁極位置や磁極の方向を判定する。また、当然ながらモータMGは、ジェネレータとしても機能する回転電機である。
初めに、モータMGの駆動制御を行う駆動装置20の構成について説明する。図1に示すように、駆動装置20は、制御ユニット11、ドライバ回路12、電流検出装置13、直流電源14、平滑コンデンサ15、インバータ16を備えている。ここで、直流電源14は、バッテリ等の充電可能な二次電池である。そして、駆動装置20は、直流電源14の直流電力を所定周波数の3相交流に変換してモータMGに供給する。また、駆動装置20は、モータMGがジェネレータとして機能する際には発電された交流電力を直流に変換して直流電源14に供給する。直流電源14の正極端子と負極端子との間には、平滑コンデンサ14が並列に接続され、直流電力を平滑する。
インバータ16は、複数のスイッチング素子を有して構成される。スイッチング素子には、IGBT(insulated gate bipolar transistor)やMOSFET(metal oxide semiconductor field effect transistor)を適用すると好適である。図1に示すように、本実施形態では、スイッチング素子としてIGBTが用いられる。インバータ16は、モータMGの各相(U相、V相、W相の三相)のそれぞれに対応するU相レッグ17U、V相レッグ17V、及びW相レッグ17Wを備えている。各レッグ17U、17V、17Wは、それぞれ直列に接続された上段側アームのIGBT18Aと下段側アームのIGBT18Bとにより構成される1組2個のスイッチング素子を備えている。各IGBT18A、18Bには、それぞれフリーホイールダイオード19が並列接続されている。
U相レッグ17U、V相レッグ17V、W相レッグ17Wは、モータMGのU相コイル、V相コイル、W相コイルに接続される。この際、各相レッグ17U、17V、17Wの上段側アームのIGBT18Aのエミッタと下段側アームのIGBT18Bのコレクタとの間とモータMGの各相コイルとの間が電気的に接続される。また、各レッグ17U、17V、17Wの上段側アームのIGBT18Aのコレクタは、直流電源14の正極端子につながる高圧電源ラインに接続され、各レッグ17U、17V、17Wの下段側アームのIGBT18Bのエミッタは、直流電源14の負極端子につながるグランドラインに接続されている。
インバータ16は、ドライバ回路12を介して制御ユニット11に接続されており、制御ユニット11が生成する制御信号に応じてスイッチング動作する。制御ユニット11は、不図示のマイクロコンピュータなどの論理回路を中核とするECU(electronic control unit)として構成される。ECUは、マイクロコンピュータの他、不図示のインターフェース回路やその他の周辺回路などを有して構成される。インターフェース回路は、EMI(electro-magnetic interference)対策部品やバッファ回路などにより構成される。
マイクロコンピュータは、CPUコア、プログラムメモリ、ワークメモリ、A/Dコンバータや、その他不図示の通信制御部、タイマ、ポートなどを有して構成される。CPUコアは、マイクロコンピュータの中核であり、命令レジスタや命令デコーダ、種々の演算の実行主体となるALU(arithmetic logic unit)、フラグレジスタ、汎用レジスタ、割り込みコントローラなどを有して構成される。プログラムメモリは、モータ制御プログラムや磁極判定プログラム、これらのプログラムの実行の際に参照される各種パラメータなどが格納された不揮発性のメモリである。プログラムメモリは、例えばフラッシュメモリなどによって構成されると好適である。ワークメモリは、プログラム実行中の一時データを一時記憶するメモリである。ワークメモリは、揮発性で問題なく、高速にデータの読み書きが可能なDRAM(dynamic RAM)やSRAM(static RAM)により構成されると好適である。CPUコア、A/Dコンバータ、各種メモリは1つのチップに集積された形態でもよいし、複数のチップによってコンピュータシステムが構築されていてもよい。
ところで、特にモータMGが車両の駆動装置である場合などでは、直流電源14は高電圧であり、インバータ16の各IGBT18A,18Bは、高電圧をスイッチングする。このように、高電圧をスイッチングするIGBTのゲートに入力されるパルス状のゲート駆動信号(制御信号)のハイレベルとローレベルとの電位差は、マイクロコンピュータなどの一般的な電子回路の動作電圧よりも遥かに高い電圧である。従って、ゲート駆動信号は、ドライバ回路12を介して電圧変換や絶縁された後、インバータ16の各IGBT18A,18Bに入力される。
このように、モータMGは、制御ユニット11の制御により、所定の出力トルク及び回転速度で駆動される。この際、モータMGのステータコイル(U相コイル、V相コイル、W相コイル)に流れる電流の値が制御ユニット11にフィードバックされる。そして、制御ユニット11は、目標電流との偏差に応じてPI制御(比例積分制御)やPID制御(比例微積分制御)を実行してモータMGを駆動制御する。このため、インバータ16の各相レッグ17U、17V、17WとモータMGの各相コイルとの間に設けられた導体(バスバーなど)を流れる電流値が、電流検出装置13により検出される。本実施形態においては、電流検出装置13は、3相全てに対して配置される。尚、3相各相の電流は平衡しており瞬時値はゼロであるから、2相のみの電流値を検出する構成であっても構わない。
本実施形態において、モータ制御装置10は制御ユニット11として構成されている。モータ制御装置10は、ベクトル制御により、モータMGを制御する。即ち、モータ制御装置10は、モータMGのロータに配置された永久磁石が発生する磁界の方向であるd軸と当該d軸に直交するq軸とのベクトル空間においてモータMGを制御する。尚、センサレス制御では、実際の磁極位置を検出できないため、実際の磁極位置に基づいて変換したベクトル空間でモータMG制御することはできない。そのため、推定された磁極位置に基づいて得られるベクトル空間でモータMGを制御する。図2には、モータ制御装置10においてロータの磁極位置や磁極の方向を判定する回転検出部8と関わりの深い機能部を図示している。以下、図2を参照して、本実施形態のモータ制御装置10におけるベクトル制御について説明する。
モータMGが車両の駆動装置の場合、不図示の走行制御ECUなどからトルク指令(要求トルク)がモータ制御装置10に与えられる。モータ制御装置10の不図示のトルク制御部は、トルク指令に応じて電流フィードバック制御のための電流指令(目標電流)id,iqを設定する。電流指令id,iqは、上述したd軸及びq軸を基準とするベクトル空間に対応して設定される。このため、トルク制御部は、トルク指令値と回転検出部8により求められた磁極位置(電気角)θに基づいて算出した角速度ωとに基づいてd軸の電流指令id及びq軸の電流指令iqを決定する電流指令値算出部を有して構成される。
電流制御部2は、dqベクトル空間における電流指令id,iqと、モータMGの各ステータコイルに流れる電流Iu,Iv,Iwの検出値がベクトル空間に座標変換されてフィードバックされたフィードバック電流id,iqとに基づいて、ベクトル空間における電圧指令(目標電圧)vd,vqを演算する。具体的には、電流制御部2は、電流指令id,iqと、フィードバック電流id,iqとの偏差に基づいて、例えば比例積分制御(PI制御)や、比例微積分制御(PID制御)を行い、電圧指令vd,vqを設定する。
電流検出装置13により検出された電流値は3相電流Iu,Iv,Iwであるから、座標変換部5により電気角θに基づいて2相のフィードバック電流id,iqに座標変換される。電流制御部2は、電流指令id,iqと、フィードバック電流id,iqとの偏差に基づいて、PI制御やPID制御を行い、電圧指令vd,vqを設定する。角速度ω及び角速度を検出する機能部については簡略化のため図示を省略する。電流制御部2において演算された電圧指令vd,vqは、座標変換部3において電気角θに基づいて3相の電圧指令vu,vv,vwに座標変換される。変調部4は、3相の電圧指令vu,vv,vwに基づいて、インバータ16の3相のIGBTを駆動するゲート駆動信号を、例えばPWM(pulse width modulation)により生成する。
このように、モータMGをベクトル制御するためには、uvw相に対応する現実の3相空間と2相のdqベクトル空間との間での相互の座標変換が必要である。このため、ロータの回転角θ、即ち電気的な磁極位置(電気角)を精度良く検出する必要がある。本実施形態におけるモータ制御装置10は、レゾルバなどの回転検出装置を備えることなく、ロータの回転角θを取得するセンサレス制御を採用している。上述したように、モータMGが中高速回転している場合には、ロータの回転によって生じる逆起電力を利用することによって回転速度(角速度ω)に留まらず、電気的に磁極位置(回転角θ)を検出することが可能である。これは、公知であるのでここでは図示並びに詳細な説明は省略する。一方、モータMGが停止している際には、当然ながら逆起電力も生じないため、モータMGに電気的な刺激(stimulus)を与えてその応答により、磁極位置並びに磁極の極性が判定される。
電気的な刺激は、観測指令印加部1により与えられる。観測指令印加部1は、d軸の電流指令id又はd軸の電圧指令vdに対して、所定の高周波成分を観測指令として印加する。図2に示すように本実施形態においては、d軸の電流指令idに対して、振幅がIhの所定の高周波成分(= Ih・sinωh・t)が印加される場合を例示している。尚、本実施形態では、より精度よく磁極位置を判定するために、q軸の電流指令iqに対しても、所定の高周波成分(= -Ih・cosωh・t)が印加される場合を例示している。d軸の電流指令idに対して印加される高周波成分と、q軸の電流指令iqに対して印加される高周波成分とは、図2に示すように振幅Ih並びに角速度ωhが共通で位相が異なる波形を有するものである。これら高周波成分は、後述するように磁極位置の判定及び極性の判定の双方に利用される。
また、観測指令印加部1は、図2に示すようにd軸の電流指令idに対して、所定の期間に亘り一定値でありモータMGが磁気飽和する大きさの直流バイアス成分Ibを観測指令として正負対称に印加する。即ち、正の直流バイアス成分(+Ib)と、負の直流バイアス成分(−Ib)とが、それぞれ所定の期間に亘り一定値として印可される。後述するように、この値Ibは、モータMGが磁気飽和する大きさに相当する。より詳しくは、モータMGの各相のコイルが巻き回された電機子コアであるステータコアが磁気飽和する大きさに相当する。上述した高周波成分、並びに直流バイアス成分は、磁極の極性の判定に利用される。詳細については後述する。
図2に示すように、回転検出部8は、極性を問わずに磁極位置の判定を行う位置判定部6と、磁極の極性の判定、即ちNS判定を行う極性判定部77とを備えている。位置判定部6は、観測指令の高周波成分に応答したフィードバック電流id,iqと電流指令id,iqとの偏差に基づいて演算される電圧指令の高周波成分に基づいて、永久磁石の磁極位置を極性を問わずに判定する。つまり、NSの磁性を除き、永久磁石の磁極位置を判定する。極性判定部77は、観測指令の高周波成分及び直流バイアス成分に応答したd軸のフィードバック電流idに基づいて演算されるd軸の応答電圧に含まれる高周波成分の振幅(波高)に基づいて永久磁石の磁極の磁性を判定する。具体的には、応答電圧に含まれる前記高周波成分の振幅の内、直流バイアス成分が正の一定値の期間における第1振幅(a1)と、直流バイアス成分が負の一定値の期間における第2振幅(a2)との大小関係に基づいて磁性を判定する(図5、図6参照)。本実施形態では、応答電圧として、電圧指令vdを用いる場合を例示する。
以下、磁極位置並びに磁極方向の判定について説明する。まず、位置判定部6による位置判定について説明する。一般式として、同期モータの電圧方程式は、d軸電圧:Vd、q軸電圧:Vq、d軸電流:Id、q軸電流Iq、ステータコイルの抵抗:R、d軸インダクタンス:Ld、q軸インダクタンス:Lq、ω:モータ回転周波数(角速度)、φa:界磁の主磁束、p:微分演算子、として以下に示す式(1)で示される。
Figure 0005435282
回転検出部8による磁極の検出は、モータMGが停止中に実施される。モータMGが停止中には、ω=0であるから、式(1)は、式(2)となる。
Figure 0005435282
上述したように、位置判定部6による位置判定における刺激としての観測指令は、高周波成分であり、複素インピーダンスは、虚数成分が支配的となる。式(2)の実数成分であるRは無視してよくなる。つまり、高周波成分の観測指令に関して、式(2)は式(3)のように簡略化することができ、d軸インダクタンスLd及びq軸インダクタンスLqの影響が支配的となる。
Figure 0005435282
位置判定部6による位置判定に際しては、仮の値として磁極位置の推定値θ’が与えられる。ここで、このθ’に基づくベクトル空間をd’q’ベクトル空間とする。推定値θ’が真の磁極位置θと一致していない場合には、真の磁極位置θに基づく真のdqベクトル空間とd’q’ベクトル空間との間に図3に示すようにΔθの誤差が存在することになる。推定値θ’に基づくd’q’ベクトル空間において、上述した高周波成分を印加すると、d’q’ベクトル空間におけるフィードバック電流id’,iq’に基づいて演算される電圧指令vd、vqから高周波成分vdh*、vqh*をバンドパスフィルタ(BPF)9が抽出する。バンドパスフィルタ9が抽出した高周波成分vdh*、vqh*は回転検出部8の位置判定部6に送られ、誤差信号として磁極位置の推定値θ’と真の磁極位置θとの誤差Δθの2倍の正弦波信号sin2Δθが得られる。誤差Δθがゼロに収束するように推定値θ’を動的に修正することによって磁極位置θが算出される。ここでは、誤差Δθがゼロに収束するように推定値θ’を修正しても正弦波信号sin2Δθは誤差Δθの2倍の値が含まれているので、算出された磁極位置θには、0°又は180°の位相差を含むことになる。換言すれば、磁極位置θが360°中の点対称な2点の何れかであることが特定される。つまり、NSの極性を考慮せずに磁極位置θが判定される。
このように、磁極位置θは、高周波数成分の観測指令に応答したフィードバック電流id,iqに基づいて演算される電圧指令vd、vqからバンドパスフィルタ9を介して得られる高周波成分vdh*、vqh*に基づいて判定することができる。図3に例示したように、電流指令id、iqに高周波数成分が印可されるのではなく、電圧指令vd、vqに高周波数成分の観測指令が印可され、その観測指令に応答したフィードバック電流に基づいて磁極位置が判定される構成であってもよい。
位置判定部6による位置判定が完了すると、判定されたθに基づいて、さらにd軸の電流指令にidに直流バイアス成分±Ibが印加される。電気的に発生する界磁の磁束φは、図4に示すようにd軸電流Idが零の時に零となる。しかし、モータMGは永久磁石型のモータであるから、d軸電流Idが零であっても永久磁石の磁束φが存在する。このため、図5及び図6に示すように、d軸電流Idが零であっても磁束φは零とはならない。図5は、磁性がN極側であるとき、即ちd軸の正方向にN極が揃っている場合を示しており、d軸電流Idが零であっても正の磁束φが存在する。図6は、磁性がS極側であるとき、即ちd軸の負方向にN極が揃っている場合を示しており、d軸電流Idが零であっても負の磁束φが存在する。
上述したように、直流バイアス電流±Ibは、モータMGに磁気飽和を生じさせる大きさに相当するd軸電流Idの値である。図5に示すように、磁性がN極側であるとき、モータMGは、d軸電流Idが零であっても既に正の磁束φを有しているから、正方向の直流オフセット成分Ibをd軸電流Idに印加すると、モータMGは磁気飽和領域に達する。この領域でd軸電流Idに高周波成分が印加されても、高周波成分に応答して変化する磁束φは僅かである。一方、負方向の直流オフセット成分Ibをd軸電流Idに印加しても、モータMGは磁気飽和領域には達しない。従って、ここでd軸電流Idに高周波成分が印加されると、高周波成分に応答して磁束φは充分に変化する。この磁束φの変化は、応答電圧としてd軸電圧Vdにより観測することができる。図5に示すように、正方向の直流オフセット成分Ibが印加されている間のd軸電圧Vdの高周波成分の波高A1(第1振幅:a1=A1/2)は、負方向の直流オフセット成分Ibが印加されている間のd軸電圧Vdの高周波成分の波高A2(第2振幅:a2=A2/2)よりも小さい。従って、極性判定部7は、第1振幅a1と第2振幅a2との大小関係に基づいて永久磁石の極性を判定することが可能である。
一方、図6に示すように、磁性がS極側であるとき、モータMGは、d軸電流Idが零であっても既に負の磁束φを有しているから、負方向の直流オフセット成分Ibをd軸電流Idに印加すると、モータMGは磁気飽和領域に達する。この領域でd軸電流Idに高周波成分が印加されても、高周波成分に応答して変化する磁束φは僅かである。一方、正方向の直流オフセット成分Ibをd軸電流Idに印加しても、モータMGは磁気飽和領域には達しない。従って、ここでd軸電流Idに高周波成分が印加されると、高周波成分に応答して磁束φは充分に変化する。図6に示すように、負方向のオフセット成分Ibが印加されている間のd軸電圧Vdの高周波成分の波高A2(第2振幅:a2=A2/2)は、正方向のオフセット成分Ibが印加されている間のd軸電圧Vdの高周波成分の波高A1(第1振幅:a1=A1/2)よりも小さい。従って、極性判定部7は、第1振幅と第2振幅との大小関係に基づいて永久磁石の磁極の極性を判定することが可能である。
以上、回転検出部8による永久磁石の磁極位置及び極性判定の原理を説明したが、以下、図7のフローチャートを用いて観測指令印加部1及び回転検出部8による処理の流れについて説明する。
不図示の走行制御ECUなどからモータMGの駆動指令が発せられると、モータ制御装置10は、モータMGの駆動に先立ってモータMGのロータの磁極位置並びに極性の判定処理を実行する。初めに、上述したように、磁極位置θが判定される(ステップ#10)。磁極位置θの判定に際して、観測指令印加部1は、d軸の電流指令id又は電圧指令vdに対して、所定の高周波成分のみを観測指令として印加する。上述したように、このステップでは、直流バイアス成分は印加されない。観測指令印加部1及び位置判定部6は、上述したような収斂演算を実行して、磁極位置θを判定する。
磁極位置θが判定されると、次にステップ#21〜#26においてNSの極性が判定される。電流指令id、iqを設定した際のベクトル空間(d’q’ベクトル空間)と、実際のベクトル空間(dqベクトル空間)との間の位相が図3に例示したように異なっていると、d’軸に対する直流バイアス成分は、ベクトル分解されて実際のq軸の成分も有することになる。上述したように、d軸の電流指令idに印加される直流バイアス成分は、モータMGが磁気飽和する大きさである。従って、ベクトル分解によりq軸の電流指令iqに印可される直流成分も無視できるような大きさではない。このため、q軸に大きな電流指令が与えられることになり、モータトルクが発生してモータMGのロータが回転してしまうことになる。従って、極性の判定に先立ってステップ#10を実行して、極性を問わずとも正確に磁極位置θを判定しておくと好ましい。
観測指令印加部1は、既にステップ#10で印可されている高周波成分に加えて直流バイアス成分をd軸の電流指令idに印加する。具体的には、正方向の直流バイアス成分Ibをd軸の電流指令idに印加する(ステップ#21)。そして、極性判定部7は、直流バイアス成分が正の一定値の期間における波高A1(又は振幅a1)を取得する。続いて、観測指令印加部1は、負方向の直流バイアス成分Ibをd軸の電流指令idに印加する(ステップ#22)。そして、極性判定部7は、直流バイアス成分が負の一定値の期間における波高A2(又は振幅a2)を取得する。
そして、極性判定部7は、上述したように波高A1(又は振幅a1)と波高A2(又は振幅a2)との大小関係に基づいて永久磁石の極性を判定する(#23)。具体的には、図7に示すように、波高A2が波高A1よりも大きいとき(第2振幅a2が第1振幅a1よりも大きいとき)、d軸の正方向がN極である(極性がN極である)と判定する(#24)。一方、波高A1が波高A2以上のとき(第1振幅a1が第2振幅a2以上のとき)、d軸の正方向がS極である(極性がS極である)と判定する(#25)。尚、極性がS極であると判定された際には、磁極位置判定のステップ#10において判定されたθの値に180°を加算してθの値が更新される(#26)。以上、ステップ#10〜#26により、永久磁石の磁極の位置並びに磁性が判定され、永久磁石の磁極の位置が360°中の一点に特定される。
尚、上記実施形態においては、フィードバック電流idを用いて電流制御部3で演算される電圧指令vdを応答電圧として説明した。つまり、ベクトル制御における通常の電圧演算(式(1)〜(3)に示すような演算)を兼用する場合を例として説明した。即ち、通常のベクトル制御の機能を利用して、応答電圧を演算して極性の判別を行う場合を例として説明した。この極性判定は、モータMGの起動直前に実行される処理であるから、通常のベクトル制御は本格的に実行を開始しておらず、通常のベクトル制御の機能を利用しても問題はない。機能を兼用することでモータ制御装置10の規模の拡大を抑制することができる。
本発明は、永久磁石同期モータの磁極位置をセンサレスで検出する機能を備えたモータ制御装置に適用することができる。
1:観測指令印加部
2:電流制御部
10:モータ制御装置
id,iq:電流指令
id,iq:フィードバック電流
vd,vq:電圧指令
Ib:直流バイアス成分
Iu,Iv,Iw:ステータコイルに流れる電流の検出値
MG:モータ(交流モータ)
a1:第1振幅
a2:第2振幅

Claims (2)

  1. 交流モータのロータに配置された永久磁石が発生する磁界の方向であるd軸と当該d軸に直交するq軸とのベクトル空間において前記交流モータを制御するモータ制御装置であって、
    前記ベクトル空間における電流指令と、前記交流モータの各ステータコイルに流れる電流の検出値が前記ベクトル空間に座標変換されてフィードバックされたフィードバック電流とに基づいて、前記ベクトル空間における電圧指令を演算する電流制御部と、
    d軸の前記電流指令に対して、所定の高周波成分を観測指令として印加すると共に、d軸の前記電流指令に対して、所定の期間に亘り一定値であり前記モータが磁気飽和する大きさの直流バイアス成分を前記観測指令として正負対称に印加する観測指令印加部と、
    前記観測指令に応答した前記フィードバック電流に基づいて演算されるd軸の前記電圧指令に含まれる前記高周波成分の振幅の内、前記直流バイアス成分が正の一定値の期間における第1振幅と、前記直流バイアス成分が負の一定値の期間における第2振幅との大小関係に基づいて前記永久磁石の磁極の極性を判定する極性判定部と、を備えるモータ制御装置。
  2. 前記観測指令の前記高周波成分に応答した前記フィードバック電流に基づいて演算される前記電圧指令の高周波成分に基づいて、前記永久磁石の磁極の位置を極性を問わずに判定する位置判定部を備え、
    前記観測指令印加部は、前記位置判定部により前記永久磁石の位置が判定される前には、前記観測指令として前記高周波成分を印加し、前記永久磁石の位置が判定された後に、前記観測指令として前記高周波成分及び前記バイアス成分を印加する請求項1に記載のモータ制御装置。
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