JP5433939B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来より、像担持体表面の静電潜像を、トナー粒子を含む現像剤で現像し、現像により形成されたトナー像を記録媒体に転写して最終画像を得る画像形成装置が知られている。また、現像により形成されたトナー像を中間転写体に一次転写し、中間転写体の表面に複数のトナー像を重ね合わせ、その後重ね合わせたトナー像を記録媒体に一括転写して最終画像を得る画像形成装置も知られている。
かかる画像形成装置は、カラー画像形成装置として用いられ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナーを記録媒体に転写することでカラー画像を得ている。特に近年は、パーソナルコンピュータの普及とともに、高速で、高品位なカラー画像が望まれ、そのため記録媒体上における各色トナー量の配合比を高精度に制御すること必要とされている。
記録媒体に転写するトナー量を高精度に制御するためには、静電潜像を現像するトナー量を精度良く制御することも必要であるが、現像されたトナーを忠実に記録媒体に転写することも重要になってきている。
ここで、画像形成装置における記録媒体へのトナー像の転写は、一般的に、静電力による静電転写方式が用いられてきた。トナー粒子には予め電荷が付与されており、記録媒体の裏面側に設けられた転写ローラにトナー粒子と反対極性の電圧を印加することで発生した静電気力によりトナー粒子が移動し、転写が行われる。
このような画像形成装置において、使用する記録媒体の種類に関わらず高品質の画像を出力するためには、記録媒体の紙質やサイズに応じて転写条件を調整する必要がある。特許文献1においては、まず、正規のコピー動作に先立ち、転写電流値の目標値を設定し、記録媒体を転写位置に移動させ、記録媒体の抵抗値に応じた転写電流を測定する。次に、この測定した転写電流が目標の転写電流と等しくなるように電源電圧を求め、この電源電圧を記憶した後、記録媒体を元の位置に戻し、正規のコピー動作に移って通常の静電転写を行なう方法が提案されている。また、特許文献2には、紙搬送経路の転写位置より上流側に2本ローラからなる記録媒体抵抗測定手段により記録媒体の抵抗値を測定し、その抵抗値に応じた転写電圧でトナー画像を記録媒体に転写する方法が記載されている。
特開平5−46030号公報 特開平10−63049号公報
しかし、上記特許文献1に記載の技術では、一旦搬送した記録媒体をまた戻すか、もしくは転写に使わずに排出する等を行わなければならず、作業が煩雑になったり、無駄な用紙を出すなどの問題がある。また、上記特許文献2に記載の技術では、記録媒体抵抗測定装置の2本のローラ間のNIP間通過時間と、トナー像担持体と転写部材との間のNIP間通過時間とが、同等ではなく、そのために2本ローラ間で測定した記録媒体の抵抗値と、転写部で示す記録媒体の抵抗値との関係が一様ではなく、そのため適正な転写電圧を求めることが困難であり、転写効率が低下するという問題がある。
本発明の目的は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、記録媒体の種類に関わらず、記録媒体の抵抗測定手段により測定した記録媒体の抵抗値を基に、適正な転写電圧を求めることができ、転写効率の良い、高品質な画像が常に得られる画像形成装置を提供することである。
本発明は、以下の構成により上記課題を達成することができる。
1.
表面にトナー像を担持するトナー像担持体と、
該トナー像担持体上のトナー像を記録媒体に静電的に転写するために、前記トナー像担持体との間で記録媒体を挟持する転写部材と、
前記転写部材より前記記録媒体搬送方向上流側に位置し、前記記録媒体を挟持する2本のローラを用いて、前記記録媒体の抵抗値を測定する記録媒体抵抗測定手段と、
を有する画像形成装置であって、
前記2本のローラ間のNIP間通過時間が、前記トナー像担持体と前記転写部材との間のNIP間通過時間と同等であることを特徴とする画像形成装置。
2.
前記2本のローラ間の抵抗値が、前記トナー像担持体と前記転写部材との間の抵抗値と同等であることを特徴とする1に記載の画像形成装置。
3.
前記記録媒体の抵抗値を測定する際の電流値が、適正な転写電圧を求める際に用いる予め定めた適正な転写電流値と同等であることを特徴とする1または2に記載の画像形成装置。
本発明の画像形成装置によれば、2本ローラで記録媒体を挟持して、記録媒体の抵抗を測定する記録媒体抵抗測定手段を有し、該記録媒体抵抗測定手段の2本のローラ間のNIP間通過時間が、トナー像担持体と転写部材との間のNIP間通過時間と同等であるようにしている。このようにすることで、2本ローラ間で測定した記録媒体の抵抗値と、転写部で示す記録媒体の抵抗値との関係が一様となる。よって、記録媒体抵抗測定手段により測定した記録媒体の抵抗値を基にした転写電圧は、記録媒体にトナー像を転写する最適な転写電圧となり、記録媒体の種類に関わらず、転写効率が良く、高品質な画像が得られる画像形成装置を提供できる。
これより、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態である画像形成装置の概略構成を示す図である。潜像担持体としての感光体1の周囲には、矢印で示す回転方向に順に、帯電装置2、露光装置3、液体現像装置4Y、4M、4C、4K、中間転写体5、感光体クリーニング装置6がそれぞれ配設され、前記中間転写体5の周囲には、転写部材(以降、転写ローラとも言う。)7、中間転写体クリーニング装置8が配設されている。また、4組の液体現像装置4Y、4M、4C、4Kは、いずれも前記感光体1と離接可能に設けられる。
記録媒体9の搬送経路には、記録媒体抵抗測定手段である2本のローラ20、21と、除電ローラ30、搬送ベルト31、定着装置(以降、定着ローラとも言う。)10が設けられている。
ここで、液体現像装置4Yのトナーをイエロートナー、液体現像装置4Mのトナーをマゼンタトナー、液体現像装置4Cのトナーをシアントナー、液体現像装置4Kのトナーをブラックトナーとし、それぞれの液体現像装置において対応する各色のトナー像を感光体1上に形成して、中間転写体5の表面で重ね合わせ、その後記録媒体9に一括転写することでフルカラー画像を形成することができる。
図1の画像形成装置の動作について、順を追って説明する。感光体1は矢印で示す方向に回転している。まず、感光体1の表面を帯電装置2により、所定の表面電位に一様に帯電し、その後、露光装置3により画像情報の露光を行い、感光体1の表面に静電潜像を形成する。次いで液体現像装置4Yを感光体1に対向させ、感光体1に接触させて静電潜像を現像することで、感光体1の表面にイエローのトナー像が形成される。
液体現像装置4Y、4M、4C、4Kで用いられる液体現像剤は、絶縁性キャリア液にトナー粒子を分散させたものであって、さらに荷電制御剤、分散剤等の機能付与剤を含有していてもよい。液体現像剤の濃度、粘度は特に限定されるものではないが、トナー粒子などの固形成分を10から50質量%の割合で分散させ、25℃における粘度が0.01Pa・sから10Pa・sの範囲にある高濃度で高粘度の液体現像剤を使用する場合に特に適している。トナー粒子は図示していない電荷付与手段により液体現像装置内で正極性の電荷が付与される。
感光体1がさらに回転すると、表面のトナー像は、感光体1と中間転写体5が当接する一次転写領域に移動する。中間転写体5には負極性のバイアスが印加され、このバイアスによって発生した電界でトナーが移動することで、感光体1の表面のトナー像が中間転写体5の表面に一次転写される。一次転写後、感光体1に残存する液体現像剤は感光体クリーニング装置6により除去され、帯電装置2によって感光体1の表面は再び所定の表面電位に一様に帯電する。中間転写体5は、ドラム形状でもよいし、ベルト形状でもよい。
続いて、感光体1の表面に再度静電潜像が形成され、液体現像装置4Mによって現像されて感光体1の表面にはマゼンタのトナー像が形成される。マゼンタのトナー像はその後中間転写体5の表面に一次転写され、中間転写体5の表面にはイエローのトナー像とマゼンタのトナー像が重ね合わされる。同様にして、液体現像装置4Cで現像されたシアンのトナー像と、液体現像装置4Kで現像されたブラックのトナー像も重ね合わされて、中間転写体5の表面にフルカラーのトナー像が形成される。
中間転写体5の表面に形成されたフルカラーのトナー像は、中間転写体5が矢印方向に回転することで、中間転写体5と記録媒体9が当接する二次転写領域に移動する。二次転写領域では、記録媒体9の裏面にある転写ローラー7によって中間転写体5と記録媒体9との間に線圧が加えられる。この線圧により中間転写体5上の現像剤は記録媒体9に密着される。さらに、転写ローラー7には負極性の転写電圧が印加され、これにより記録媒体9の表面には、トナーと逆極性の電荷が供給される。トナーはこの逆極性の電荷と結びつくことで記録媒体9上に保持される。この状態で記録媒体9が矢印方向に搬送されて二次転写領域を出ると記録媒体9上へのトナー像の二次転写が完了する。トナー像が転写された記録媒体9は定着装置10により定着処理がなされ、画像出力が完成する。
転写ローラー7に印加する転写電圧は、記録媒体抵抗測定手段である2本のローラ20、21間を記録媒体9が通過するときに測定した記録媒体9の抵抗値に応じた電圧を印加するように制御する制御手段により印加される。
図2に記録媒体抵抗測定手段である2本のローラ20、21の3タイプの形状(a)、(b)、(c)を示す。2本とも同じ形状のローラを用いた。金属からなる軸心に導電性のゴムローラを被覆し、測定部L以外のローラ表面を絶縁被覆している。(a)の形状は、測定部Lと絶縁処理部とを溝を介して形成されている。(b)の形状は、(a)のように溝を形成せず、絶縁処理部と測定部Lが連続して形成されている。(c)の形状は、絶縁処理部を形成せずに測定部Lのみで形成されている。(a)〜(c)のそれぞれの測定部Lは、記録媒体9の紙幅よりも小さくなっている。2本のローラ20、21の形状は、(a)〜(c)のどの形状でも良いが、紙幅が測定部Lより長くなると、記録媒体9の抵抗値測定時に記録媒体を介さずに流れる電流分をカットする補正が必要になり、測定値の精度が悪くなるので良くない。
記録媒体抵抗測定手段である2本のローラ20、21のNIP間通過時間は、前記トナー像担持体と前記転写部材との間のNIP間通過時間と同等である。
具体的には、2本のローラ20、21のニップ部を2本のローラ20、21の何れか一方のローラの表面が通過する時間Tmと、トナー像担持体としての中間転写体5と転写部材7とのニップ部を転写部材7の表面が通過する時間Ttとが、同等であるということである。
このような関係にすることにより、記録媒体抵抗測定手段で測定した記録媒体の抵抗値Rpと、中間転写体5と転写部材7との間に介在する記録媒体9の転写時における実際の抵抗値との関係が一様となる。よって、記録媒体抵抗測定手段により測定した記録媒体の抵抗値を基に単純な演算式で補正した転写電圧は、記録媒体にトナー像を転写する最適な転写電圧となり、記録媒体の種類に関わらず、転写効率が良く、良質な画像を形成することができる。
また、記録媒体抵抗測定手段である2本のローラ20、21間の抵抗値Rmと、トナー像担持体としての中間転写体5と転写部材7との間の抵抗値Rtとが同等の値であればさらによい。このような関係にすることにより、2本のローラ20、21間に記録媒体が介在した状態の全体抵抗値Rpm(=Rp+Rm)[Ω・m]と、中間転写体5と転写部材7との間に記録媒体が介在した状態の全体抵抗値(Rp+Rt)とが、等しくなる。よって、2本のローラ20、21間に記録媒体が介在した状態の全体抵抗値Rpmから記録媒体の抵抗値Rpへ換算しなくても、適正な転写電圧を求めることができる。
2本のローラ20、21間のNIP間通過時間の測定法法について説明する。
図3に2本のローラ20、21が接触して、ニップ部を形成している状態の概略図を示す。ニップ部とは、互いに接触しているローラの接触部を意味し、図3のNIPは、ニップ部の長さを示す。2本のローラに同じものを用いた場合には、ニップ部は、ほぼ直線の長さを示し、どちらか一方の表面硬度が硬い場合には、湾曲した形状となる。ニップ部の通過時間Tmは、予め測定した静止時のニップ長さとローラ表面の移動速度から求めることができる。
中間転写体5と転写部材7とが形成するニップ部の通過時間Ttも同様に求めることができる。
次に、2本のローラ20、21間の抵抗値Rmと、中間転写体5と転写部材7との間の抵抗値Rtとを上記の関係に設定するためのそれぞれの抵抗値の測定方法について図4を用いて説明する。
図4(a)に、記録媒体9を介さない状態での中間転写体5と転写部材7との間の抵抗値Rtの測定装置の概略図を示す。中間転写体5及び転写部材7の測定条件は、画像形成装置の駆動条件(回転速度、接触圧力)と同じ条件にしている。中間転写体5と転写部材7の軸に電源51と電流計71を接続し、所定の電流を流すための電圧を測定し、この電流値と電圧から抵抗値Rt[Ω・m]を算出する。
また、図4(b)に、記録媒体抵抗測定手段である2本のローラ20、21間の抵抗値Rmの測定装置の概略図を示す。2本のローラ20、21間の抵抗値Rmも、記録媒体9を介さない状態で、画像形成装置の駆動条件(回転速度、接触圧力)と同じ条件で測定する。電源52を用いて図4(a)で用いた所定の電流を流すための電圧を測定し、そのときの電流値と電圧から抵抗値Rm[Ω・m]を算出する。
これら測定は、画像形成装置を用いて行っても良いし、外部の実験装置で実機と同一条件にして測定しても良い。
このような測定方法により、2本のローラ20、21間のNIP間通過時間として、ニップ部を2本のローラ20、21の何れか一方のローラの表面が通過する時間Tmと、トナー像担持体としての中間転写体5と転写部材7との間のNIP間通過時間として、ニップ部を転写部材7の表面が通過する時間Ttをそれぞれ測定し、同等になるように調整することができる。調整手段としては、例えば2本のローラ間の軸間距離を調節したり、ローラ外径やゴム硬度、押圧力などを用いて調整することができるが、これらの手段にかかわらず、NIP間通過時間を調整することができる方法であれば用いることができる。また、中間転写体5や転写部材7の設定条件を調整して、2本のローラのNIP間通過時間と同等になるようにしても良い。
また、中間転写体5と転写部材7との間の抵抗値Rtと、2本のローラ20、21間の抵抗値Rmの具体的な調整方法としては、抵抗体の材料、導電剤の含有量、抵抗体の厚さなどを調整することで同等にすることができる。
次に図5、図6を用いて、従来のように記録媒体抵抗測定装置の2本のローラ間のNIP間通過時間と、トナー像担持体と転写部材との間のNIP間通過時間とが、同等ではない場合に、2本ローラ間で測定した記録媒体の抵抗値と、転写部で示す記録媒体の抵抗値との関係が一様で無いことについて説明する。
図5(a)、(b)は、記録媒体9の種類(記録媒体なし、上質紙、絶縁樹脂コート紙)の違いと、2本のローラ間のニップ幅の違いがある時の電圧と電流の関係を示している。他の測定条件は、同じ条件としている。図5(a)は、2つのローラ間のNIP間通過時間が長い場合であり、図5(b)はNIP間通過時間が短い場合を示している。図5(a)のようにNIP間通過時間が長い場合の所定の電流値I0を流すための電圧値(V1a、V2a、V3a)は、図5(b)のようにNIP間通過時間が短い場合の所定の電流値I0を流すための電圧値(V1b、V2b、V3b)に比べて低電圧で流れる。これは、NIP時間が長いと、同じ電圧を印加したときに流れる電流が多くなる為であり、一定の電流を流すための電圧値は小さくなる。このため、2本のローラ間のNIP通過時間と、トナー像担持体と転写部材との間のNIP間通過時間が違うと、2本のローラ間で測定した抵抗値をそのまま記録媒体の抵抗値として転写電圧の決定に用いることはできず、転写部で示す抵抗値に換算する必要がある。図5(a)のNIPが長い場合の抵抗値Rp[Ω・m](=Rpm−Rm=(V2a−V1a)/I0)が、図5(b)のNIPが長い場合の抵抗値Rp(=Rpm−Rm=(V2b−V1b)/I0)よりも小さい値に計測される。一方、容量成分が支配的な絶縁コート紙の場合は、図5(a)のNIPが長い場合の抵抗値Rp(=Rpm−Rm=(V3a−V1a)/I0)と、図5(b)のNIPが長い場合の抵抗値Rp(=Rpm−Rm=(V3b−V1b)/I0)との違いは小さい。
また、図6に、一定の電圧を印加した2本のローラ間のNIP幅を変えることによってNIP間通過時間が変化したときに、流れる電流量の違いを紙種毎に示している。この図からもNIP間通過時間の違いにより電流値が変化し、また、容量成分を持つ絶縁樹脂コート紙の場合は、その変化が一様でないことを示している。
このように2本のローラ間のNIP間通過時間と、トナー像担持体と転写部材との間のNIP間通過時間とが違うと、2本のローラ間で計測される記録媒体の抵抗値をそのまま転写部における記録部材の抵抗値として用いた場合、所定の電流値を流すための最適な転写電圧を求めることができず、転写効率が紙種毎に変化し、悪くなるという問題があった。
このような問題に対して、本発明は、記録媒体抵抗測定手段の2本のローラ間のNIP間通過時間を、トナー像担持体と転写部材との間のNIP間通過時間と同等になるように設定している。このようにすることで、記録媒体抵抗測定手段である2本のローラ20、21により、その間に挿入された記録媒体9の抵抗値Rpを測定した結果から、単純な演算式を用いて、最適な転写電圧を決定することができる。
Rpm[Ω・m]=Vpm/Io
Rp[Ω・m]=Rpm−Rm
V[v]=(Rp+Rt)×I
ここで、Io[A/m]は記録媒体抵抗測定手段で流した電流であり、Vpmはその時印加した電圧である。また、I[A/m]は予め定めた適正な転写電流である。
また、記録媒体抵抗測定手段である2本のローラ間の抵抗Rmが、トナー像担持体と前記転写部材との間の抵抗Rtと同等であれば、記録媒体の抵抗値Rpへ換算しなくても、2本のローラ20、21間に記録媒体が介在した状態の全体抵抗値Rpmから、適正な転写電圧Vを求めることができる。
V[v]=Rpm×I
このようにすることで、より単純な演算式で最適な転写電圧Vを求めることができ、スピード対応に有利になる。RmとRtが同等であっても、記録媒体の抵抗値Rpへ換算しても良い。その場合でも、RmとRtを同等にすることで記録媒体の抵抗値Rpの測定精度があがり、より良好な転写効率で転写を行うことができる。
また、記録媒体抵抗測定手段で抵抗Rmを測定する際に流す電流Ioは、適正な転写電圧を求める際に用いる予め定めた適正な転写電流Iと同等にすることが好ましい。同等にすることで、2本のローラ20、21間に記録媒体が介在した状態の全体抵抗値Rpmへ換算しなくても、記録媒体抵抗測定手段の印加電圧Vpmを、そのまま適正な転写電圧Vとすることができる。
V[v]=Vpm
このようにすることで、演算式を用いずとも最適な転写電圧Vを求めることができ、より迅速に適正な転写電圧を決定できる。また、電流Ioと電流Iが同等であっても、2本のローラ20、21間に記録媒体が介在した状態の全体抵抗値Rpmへ換算しても良い。その場合でも、IoとIを同等にすることで記録媒体の抵抗値Rpの測定精度があがり、より良好な転写効率で転写を行うことができる。
以下、図7の概略構成図及び図8(a)、(b)のフローチャートを参照して、本発明の画像形成装置において、制御手段であるコントローラ62を用いて、記録媒体抵抗測定手段である2本のローラ20、21で測定した記録媒体9抵抗値Rpにより転写部材7に印加する転写電圧を制御する方法について説明する。なお、図7、図8は、本発明の一例であって、本発明がこの形態に限定されるものではない。
本実施形態においては、操作パネル63から画像形成装置の電源がONされると(S100)、コントローラ62は、中間転写体5と転写部材7との間の抵抗値を測定する指示を出す。中間転写体5と転写部材7は、所定のシステム速度で駆動し、記録媒体9の介さない状態で、中間転写体5と転写部材7との間に電源51から所定の電圧が印加され、抵抗値Rtを測定する(S101)。測定された抵抗値Rtは、メモリ64に記憶される。次に、記録媒体抵抗測定手段である2本のローラ20、21の間の抵抗値Rmを測定する(S102)。この時も、記録媒体9は、両ローラ間に介在していない。得られた抵抗値Rmもメモリ64に記憶され、待機状態とする(S103)。
次にプリント開始信号が入力されると(S200)、記録媒体9の搬送が開始され(S201)、記録媒体抵抗測定手段である2本のローラ20、21の間に記録媒体9が介在した状態で、記録媒体抵抗測定回路61により記録媒体9の抵抗値Rpが測定される(S202)。この抵抗値Rpの値と、先に測定したRtと、メモリ64に記憶している予め求められている最適な転写電流Iから転写電圧Vを決定する(S203)。
次に決定した適正な転写電圧を電源51に印加し、記録媒体9に中間転写体5上のトナー像を転写する(S204)。その結果、像担持体である中間転写体5上のトナー像が記録媒体9に、良好な転写効率で転写され、高品位な画像を形成することができる。その後、記録媒体9上のトナー画像は、定着装置により定着され、動作が終了する(S205)。
また、図1に示すように、転写部材7の記録媒体搬送方向上流側に配置され、記録媒体抵抗測定手段により記録媒体の抵抗値を測定した後に、記録媒体9の表面の電荷を除電する手段である除電ローラ30を配置することが好ましい。これは、記録媒体抵抗測定手段で記録媒体9の抵抗値Rpを測定したとき、記録媒体9の表面に2本のローラから電荷が移動し、わずかに電荷が残る。この電荷は、転写部でトナー像担持体からトナー像を記録媒体9に転写する際に、最適な転写電圧を印加するのを妨げる。このため、転写部の上流側で、この電荷を除電ローラ30で除電することにより、転写部におけるこの電荷の影響が無くなり、転写効率の良い転写を行うことができる。
また、同じ種類の記録媒体9を用いて、複数枚のプリントを行う場合には、最初の1枚の抵抗値を測定し、その値を基にした転写電圧を、後のプリントを行う場合に用いても良い。このようにすることで、記録媒体抵抗測定手段の寿命を長くすることができる。
また、本実施形態では、像担持体として、中間転写体を用いた構成の画像形成装置で説明してきたが、感光体1上に各色を多重現像して形成したトナー像を、中間転写体5を用いずに、感光体1と転写部材7との間に記録媒体9を挿入し、記録媒体上に転写する構成の画像形成装置であっても良く、この場合、本発明の請求項1におけるトナー像担持体とは、感光体を指していることとなる。
(実施例1〜4、比較例1、2)
図1に示す湿式画像形成装置を使用し、感光体1は直径200mmのアルミドラムにa−Si感光体膜(膜厚35μm)を形成したものであり、回転周速を400mm/secに設定した。帯電装置2はスコロトロンチャージャーを用い、感光体1の表面電位が600Vになるようにした。露光装置3は半導体レーザで画像部分を露光した時に感光体1の表面電位が100Vとなるように設定し、液体現像装置で現像した。
液体現像剤は、不揮発性の絶縁性溶媒に平均粒径2.5μmのトナーをトナー濃度25質量%で分散したものを用いた。トナーには、シアン顔料、マゼンタ顔料、イエロー顔料、黒顔料の4色のトナーを用いて、それぞれの液体現像剤を調整した。
中間転写体5は、直径100mmのアルミドラムにアスカーA硬度40度、5mmの導電性NBRゴム層を形成した。
転写手段7は、アルミ軸にアスカーA硬度80度、3mmの導電性NBRゴム層を形成した。導電剤としては導電性カーボンを用い、含有量により抵抗値を調整した。
また、記録媒体抵抗測定手段である2本のローラ20、21には、直径40mmのアルミローラに、アスカーA硬度30度、導電性NBRゴム層を5mm被覆したものを用いた。2本のローラ20、21の接触部のニップ幅は、2本のローラの端部に取り付けた、バネにより、圧接力を調整して可変できるようにした。また、2本のローラの抵抗値は、NBRゴムに含有する導電性カーボンの量で調整した。
このようにして表1に示す中間転写体5と転写部材7との間の抵抗値Rt、2本のローラ20、21間の抵抗値Rm、中間転写体5と転写部材7とのニップ部を転写部材7の表面が通過する時間Tt、2本のローラ20、21のニップ部をローラ表面が通過する時間Tmを有する実施例1〜4、比較例1、2の設定条件を作成した。
また、記録媒体9としては、表2に示す3種類のものを用いた。表2に示すそれぞれの抵抗値は、ハイレスタ抵抗測定装置(三菱油化製、MCP−HT260)を用いて測定した。紙Aを用いて、予め最も転写効率の良い転写電電流を測定し、所定電流値I0とした。このI0と記録媒体抵抗測定手段で測定した記録媒体の抵抗値Rp(=Rpm−Rm)とから印加する転写電圧を決め、転写した。
この時の転写効率を評価した結果を表1に示す。
転写効率の評価は次の条件で行った。マゼンタとシアンの2色重ねのベタ画像を出力し、中間転写体5に形成された、記録媒体9への転写前のトナーの質量をA、記録媒体9への転写後に中間転写体5に残されたトナーの質量をBとして、下式により転写効率を算出した。
転写効率[%]=((A−B)/A)×100
転写効率が95%以上を◎、90%以上95%未満を○、90%未満を×とした。
評価結果を表1に示す。
Figure 0005433939
Figure 0005433939
表1の結果から、実施例1のように2本のローラ間のNIP間通過時間が、トナー像担持体と前記転写部材との間のNIP間通過時間と同等で、かつ、2本のローラ間の抵抗値が、トナー像担持体と転写部材との間の抵抗値と同等であるので、抵抗値の違う3種類の紙に対しても、抵抗補正が不要で、2本のローラ間で測定した記録媒体の抵抗値と予め求めた所定の電流値とから適正な転写電圧を求めることができることが分かる。また、実施例2及び3のように2本のローラ間のNIP間通過時間が、トナー像担持体と前記転写部材との間のNIP間通過時間と同等で、2本のローラ間の抵抗値が、トナー像担持体と転写部材との間の抵抗値とが異なる場合であっても、抵抗値の違う3種類の紙に対して、抵抗補正を行うことで、適正な転写電圧を求めることができることが分かる。一方、比較例1及び2から、2本のローラ間の抵抗値が、トナー像担持体と転写部材との間の抵抗値と同等であっても、トナー像担持体と前記転写部材との間のNIP間通過時間とがことなる合には、抵抗値の違う3種類の紙すべてに対して、適正な転写電圧を求めることができないことが分かる。
本発明の一実施形態である画像形成装置の概略構成を示す概略図である。 本発明に係る記録媒体抵抗測定手段である2本のローラの形状を示す概略図である。 本発明に係る記録媒体抵抗測定手段である2本のローラがニップ部を形成している状態を示す概略図を示す。 2本のローラ間の抵抗値と、中間転写体と転写部材との間の抵抗値とを測定する方法を説明するための概略図である。 2本ローラ間のNIP間通過時間に違いがある場合の記録媒体の種類と電圧−電流特性を示す概略図である。 記録媒体の有無及び記録媒体の種類の違いによる2本ローラのNIP通過時間と測定電流の関係を示す図である。 本発明に係る記録媒体抵抗測定手段により転写電圧を制御する方法を説明するための概略図である。 本発明に係る記録媒体抵抗測定手段により転写電圧を制御し、画像を形成するフローチャートである。
符号の説明
1 感光体
2 帯電装置
3 露光装置
4Y、4M、4C、4K 液体現像装置
5 中間転写体
6 クリーニング装置
7 転写部材(転写ローラ)
8 中間転写体クリーニング装置
9 記録媒体
10 定着装置(定着ローラ)
20、21 ローラ(記録媒体抵抗測定手段)
30 除電ローラ
31 搬送ベルト
51、52 電源
61 記録媒体抵抗測定回路
62 コントローラ
63 操作パネル
64 メモリ
71、72 電流計

Claims (6)

  1. 表面にトナー像を担持するトナー像担持体と、
    該トナー像担持体上のトナー像を記録媒体に静電的に転写するために、前記トナー像担持体との間で記録媒体を挟持する転写部材と、
    前記転写部材より前記記録媒体搬送方向上流側に位置し、前記記録媒体を挟持する2本のローラを用いて、前記記録媒体の抵抗値を測定する記録媒体抵抗測定手段と、
    前記記録媒体抵抗測定手段によって測定された前記記録媒体の抵抗値に応じた電圧を前記転写部材へ印加するように制御する制御手段と、
    を有する画像形成装置であって、
    前記2本のローラ間のNIP間通過時間が、前記トナー像担持体と前記転写部材との間のNIP間通過時間と同等であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記2本のローラは、金属からなる軸心に導電性ゴム層を被覆したものであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記2本のローラ間の抵抗値が、前記トナー像担持体と前記転写部材との間の抵抗値と同等であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記記録媒体の抵抗値を測定する際の電流値が、適正な転写電圧を求める際に用いる予め定めた適正な転写電流値と同等であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置
  5. 表面にトナー像を担持するトナー像担持体と、
    該トナー像担持体上のトナー像を記録媒体に静電的に転写するために、前記トナー像担持体との間で記録媒体を挟持する転写部材と、
    前記転写部材より前記記録媒体搬送方向上流側に位置し、前記記録媒体を挟持する2本のローラを用いて、前記記録媒体の抵抗値を測定する記録媒体抵抗測定手段と、
    前記記録媒体抵抗測定手段によって測定された前記記録媒体の抵抗値に応じた電圧を前記転写部材へ印加するように制御する制御手段と、
    を有する画像形成装置であって、
    前記2本のローラ間のNIP間通過時間が、前記トナー像担持体と前記転写部材との間のNIP間通過時間と同等であり、
    前記2本のローラ間の抵抗値が、前記トナー像担持体と前記転写部材との間の抵抗値と同等であり、
    前記記録媒体の抵抗値を測定する際の電流値が、適正な転写電圧を求める際に用いる予め定めた適正な転写電流値と同等である、画像形成装置。
  6. 前記2本のローラは、金属からなる軸心に導電性ゴム層を被覆したものであることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
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