JP5427356B2 - 過電圧保護回路およびそれを備える電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、過電圧保護回路およびそれを備える電子機器に関し、より特定的には、電子機器等に含まれる回路に対して電源から過大な電圧が印加されることを防止する過電圧保護回路およびそれを備える電子機器に関する。
従来、ACアダプタ等の電源から回路に対して過大な電圧が供給されることを防止する過電圧保護回路がある。例えば、特許文献1には、過電圧から回路を保護する過電圧保護回路(電圧制限回路)が開示されている。この過電圧保護回路は、その両端の電圧を所定の電圧値に制限する電圧リミッタを有している。過電圧保護回路は、保護すべき回路(被保護回路)を電圧リミッタと並列に接続することで、被保護回路に対して電圧リミッタの両端の電圧以上の電圧が印加されることを防止している。
特開2004−229365号公報
特許文献1に開示されている過電圧保護回路ではダイオード等の素子によって電圧リミッタを構成しているので、制限すべき電圧値を精度良く設定することが難しい。上記のような過電圧保護回路において、制限すべき電圧値の精度を上げるためには、被保護回路に対して供給される電圧値を検出する電圧検出集積回路を組み込むことが考えられる。すなわち、被保護回路に対して供給される電圧値を電圧検出集積回路によって検出し、供給される電圧を制限(または遮断)するか、そのまま供給するかを検出結果に応じて制御するのである。しかしながら、電圧検出集積回路自体は、過電圧に耐えることができないものである。そのため、過電圧保護回路に対して単に電圧検出集積回路を組み込んだ場合には、供給される過電圧によって電圧検出集積回路が破壊されてしまうことになり、ひいては、被保護回路に対して過電圧が供給されることを確実に防止することができない。
それ故、本発明の目的は、電圧検出集積回路を用いて、被保護回路に対して過電圧が供給されることを確実に防止することができる過電圧保護回路およびそれを備える電子機器を提供することである。
本発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を採用した。なお、本欄における括弧内の参照符号および補足説明等は、本発明の理解を助けるために後述する実施形態との対応関係を示したものであって、本発明を何ら限定するものではない。
第1の発明は、所定の被保護回路に対して許容電圧値よりも大きい電圧が供給されることを防止するための過電圧保護回路(3)である。過電圧保護回路は、入力端(11)と、電圧降下手段(ツェナーダイオード13)と、第1抵抗手段(第1抵抗素子14)と電圧検出集積回路(電圧検出集積回路15)と、スイッチング手段(MOSFET16)とを備えている。入力端には、外部から電圧が印加される。電圧降下手段は、その一端が入力端に接続され、所定の制限電圧値(ツェナーダイオード13の降伏電圧値)以上の電圧が両端に印加された場合に当該制限電圧値だけ電圧降下を生じさせる。第1抵抗手段は、電圧降下手段の他端と接地端子との間に接続され、その両端にかかる電圧分の電圧降下を生じさせる。電圧検出集積回路は、電圧降下手段の両端間の電圧を検出し、検出電圧が許容電圧値よりも大きいか否かを示す検出信号を出力する。スイッチング手段は、検出電圧が許容電圧値以下であることを検出信号が示す場合、入力端に印加される電圧を被保護回路へ供給し、検出電圧が許容電圧値よりも大きいことを検出信号が示す場合、入力端に印加される電圧が被保護回路へ供給されることを停止する。
第2の発明において、制限電圧値は、許容電圧値よりも大きく、かつ、電圧検出集積回路の耐圧未満に設定されてもよい。
第3の発明において、電圧降下手段はツェナーダイオードであってもよい。
第4の発明において、前記所定の制限電圧値は前記許容電圧値よりも大きく、電圧検出集積回路は、検出電圧が許容電圧値以下の場合には入力端の電圧値よりも低い電圧を出力し、当該検出電圧が許容電圧値よりも大きい場合には当該入力端の電圧に等しい電圧を出力してもよい。このとき、スイッチング手段は、制御端子が電圧検出集積回路の出力端に接続され、制御端子の電圧が入力端の電圧より低い場合に入力端と被保護回路に接続される出力端との間を導通し、制御端子の電圧が入力端の電圧に等しい場合に入力端と出力端との間を遮断するP型MOSFETである
第5の発明において、前記所定の制限電圧値は前記許容電圧値よりも大きく、電圧検出集積回路は、検出電圧が許容電圧値以下の場合には当該検出電圧よりも低い電圧を出力し、当該検出電圧が許容電圧値よりも大きい場合には出力をオープン状態としてもよい。このとき、スイッチング手段は、制御端子が電圧検出集積回路の出力端に接続され、制御端子の電圧が入力端の電圧より低い場合に入力端と被保護回路に接続される出力端との間を導通し、制御端子の電圧が入力端の電圧に等しい場合に入力端と出力端との間を遮断するP型MOSFETである。また、過電圧保護回路は、入力端と電圧検出集積回路の出力端との間に接続され、それに流れる電流の大きさに応じた電圧降下を生じさせる第2抵抗手段(第2抵抗素子22)をさらに備える。
第6の発明において、スイッチング手段は電界効果トランジスタ(MOSFET16)であってもよい。
なお、本発明は、上記第1から第6の発明における過電圧保護回路を備える電子機器の形態で提供されてもよい。
第1の発明によれば、入力端に印加される電圧が制限電圧値以下である場合には、電圧検出集積回路によって印加電圧を精度良く検出することができる。これによって、印加電圧が許容電圧値よりも大きいか否かを正確に判定することができ、許容電圧値よりも大きい電圧が被保護回路に供給されることを確実に防止することができる。一方、入力端に印加される電圧が制限電圧値よりも大きい場合には、電圧降下手段の両端の電圧が制限電圧値に制限されるので、電圧検出集積回路の両端にかかる電圧は制限電圧以下となる。これによって、電圧検出集積回路が破壊されることを防ぐことができる。以上のように、第1の発明によれば、電圧検出集積回路を用いた過電圧保護回路を実現することができるとともに、電圧検出集積回路自体も保護され、被保護回路に対して過電圧が供給されることを確実に防止することができる。
第2の発明によれば、制限電圧値は許容電圧値よりも大きく設定されるので、電圧検出集積回路は少なくとも許容電圧値よりも大きい電圧値までを検出することができ、印加電圧が許容電圧値よりも大きいか否かを正確に判定することができる。また、制限電圧値は、電圧検出集積回路の耐圧よりも小さく設定されるので、電圧検出集積回路を過電圧から確実に保護することができる。
第3の発明によれば、電圧降下手段としてツェナーダイオードを用いることによって、簡易な構成で過電圧保護回路を構成することができる。
第4の発明によれば、いわゆるトーテムポール出力型の電圧検出集積回路を用いて、簡易な構成で過電圧保護回路を構成することができる。
第5の発明によれば、いわゆるオープン出力型の電圧検出集積回路を用いて、簡易な構成で過電圧保護回路を構成することができる。また、入力端と電圧検出集積回路の出力端との間に第2抵抗手段を接続することによって、電圧検出集積回路の出力端がオープン状態となる場合に当該出力端の電圧を印加電圧と同じにすることができ、回路の動作が不安定になることを防止することができる。
第6の発明によれば、スイッチング手段として電界効果トランジスタを用いることによって、入力端に印加された電圧を被保護回路に供給する場合における被保護回路への出力損失を小さくすることができる。
第7の発明によれば、電子機器が過電圧保護回路を備えることによって、過電圧が入力された場合に当該電子機器が故障することを防ぐことができる。
以下、図1を参照して、本発明の一実施形態に係る過電圧保護回路およびそれを備える電子機器について説明する。図1は、本実施形態に係る過電圧保護回路および電子機器の構成を示す図である。図1において、電子機器1は、電源コネクタ2、過電圧保護回路3、および被保護回路4を備えている。また、電子機器1には、電子機器1に電力を供給するためのACアダプタ5が着脱自在に接続される。電子機器1は、典型的には携帯ゲーム装置や、携帯電話や、ノートパソコンや、デジタルカメラ等の携帯型の電子機器であるが、ACアダプタ5によって外部から電力を供給される機器であればどのような機器であってもよく、据置型の電子機器であってもよい。
(電子機器1の概要構成)
図1において、電源コネクタ2に対してACアダプタ5が着脱自在に接続される。また、電子機器1内において、電源コネクタ2は過電圧保護回路3を介して被保護回路4に接続される。これによって、ACアダプタ5からの電力を電源コネクタ2および過電圧保護回路3を介して被保護回路4に供給することができる。被保護回路4は、所定の信号処理や情報処理を実行する集積回路である。被保護回路4は、ACアダプタ5から供給される電力によって動作するものであれば、その処理内容はどのようなものであってもよい。ここで、ACアダプタ5から被保護回路4に供給されることが許容される電圧の上限値を、許容電圧値と呼ぶ。許容電圧値は、被保護回路4が破壊されることなく動作することが可能な値に設定される。以下における実施形態の説明では、被保護回路4の許容電圧値を例えば6[V]と想定する。
ここで、ACアダプタ5が故障した場合、あるいは、電子機器1に対して接続されることが想定されていないACアダプタ5(例えば、他の製品用のACアダプタや粗悪なACアダプタ)が電子機器1に接続された場合には、ACアダプタ5から上記許容電圧値よりも大きい過大な電圧(過電圧)が電子機器1に供給されることがある。この場合において、過電圧が被保護回路4に直接供給されれば、被保護回路4が破壊され、電子機器1が故障してしまうおそれがある。そのため、図1に示すように、電源コネクタ2と被保護回路4との間には過電圧保護回路3が接続される。過電圧保護回路3は、被保護回路4に過電圧が供給されることを防止するための回路である。以下、過電圧保護回路3について説明する。
(過電圧保護回路3の構成)
図1に示すように、過電圧保護回路3は、入力端11、出力端12、ツェナーダイオード13、第1抵抗素子14、電圧検出集積回路(図では「VD」(Voltage Detector)と記載)15、およびMOSFET16を備えている。入力端11は、電源コネクタ2に接続される。入力端11には、ツェナーダイオード13のカソード端子が接続される。ツェナーダイオード13のアノード端子には第1抵抗素子14の一端が接続され、第1抵抗素子14の他端は接地される。詳細は後述するが、ツェナーダイオード13および第1抵抗素子14は、過電圧印加時に入力端11に印加される電圧を分圧し、電圧検出集積回路15に過大な電圧が印加されることを防止する機能を有する。
電圧検出集積回路15は、電圧入力端子および接地端子という2つの入力端子と、1つの電圧出力端子とを有している。電圧検出集積回路15の各入力端子はそれぞれツェナーダイオード13の両端に接続される。すなわち、電圧入力端子は入力端11(ツェナーダイオード13のカソード端子)に接続され、接地端子はツェナーダイオード13と第1抵抗素子14との間(ツェナーダイオード13のアノード端子)に接続される。電圧検出集積回路15は、入力される電圧の電圧値を検出し、検出された電圧値が所定の基準電圧値よりも大きいか否かを示す検出信号を出力する。ここでは、基準電圧値は、被保護回路4の上記許容電圧値と等しい値(6[V])に設定される。つまり、電圧検出集積回路15は、ツェナーダイオード13の両端間の電圧を検出し、検出された電圧が上記許容電圧値よりも大きいか否かを示す検出信号を出力する。
なお、電圧検出集積回路15は、集積回路であり、自身が動作可能な(破壊されない)入力電圧の上限値(耐圧)を有する。以下における実施形態の説明では、電圧検出集積回路15の耐圧を10[V]と想定する。つまり、本実施形態においては、電圧検出集積回路15として、入力される電圧が6[V]よりも大きいか否かに応じて異なる結果を出力し、10[V]以下の電圧を入力可能な回路を用いる。
また、本実施形態では、電圧検出集積回路15は、いわゆるトーテムポール出力型の集積回路である。すなわち、電圧検出集積回路15は、検出された電圧が基準電圧値(許容電圧値)以下である場合、検出信号としてLoレベルの電圧(電圧検出集積回路15の接地端子側の電圧)を出力し、検出された電圧が当該基準電圧値よりも大きい場合、検出信号としてHiレベル(電圧入力端子側の電圧)の電圧を出力する。
一方、入力端11と出力端12との間には、MOSFET16が接続される。具体的には、MOSFET16はP型MOSFETであり、ソース端子が入力端11に接続され、ドレイン端子が出力端12に接続される。また、ゲート端子は電圧検出集積回路15の電圧出力端子に接続される。詳細は後述するが、MOSFET16は、電圧検出集積回路15からの検出信号に応じて、入力端11と出力端12との間を開閉するスイッチング手段として機能する。出力端12は、被保護回路4に接続されている。
(ツェナーダイオード13および第1抵抗素子14に関する条件)
次に、図1のように構成される過電圧保護回路3において、ツェナーダイオード13および第1抵抗素子14が満たすべき条件について説明する。まず、ツェナーダイオード13の満たすべき条件に関して、上記ツェナーダイオード13の降伏電圧は、被保護回路4の許容電圧値(6[V])以上であり、かつ、電圧検出集積回路15の耐圧(10[V])以下となるように設定される。上記降伏電圧を許容電圧値よりも大きい値に設定する理由は、入力端11に許容電圧値よりも大きい電圧が印加されたことを電圧検出集積回路15によって検出できるようにするためである。また、上記降伏電圧を耐圧よりも小さく設定する理由は、電圧検出集積回路15に対して耐圧よりも大きい電圧が入力されることを防止するためである。
また、第1抵抗素子14の満たすべき第1の条件として、第1抵抗素子14の抵抗値は、電圧検出回路15の接地端子から流れる電流と当該抵抗値との積、すなわち、ツェナーダイオード13に電流が流れていない状態における第1抵抗素子14の両端間の電圧が、少なくとも、電圧検出集積回路15の検出誤差よりも小さな値(好ましくは検出誤差の1/10以下の値)となるように設定される。本実施形態では電圧検出集積回路15はツェナーダイオード13の両端間の電圧を検出するので、ツェナーダイオード13に電流が流れていない状態における第1抵抗素子14の両端間の電圧が大きければ、電圧検出集積回路15は入力端11に印加された電圧を検出することにならないからである。なお、電圧検出集積回路15の検出誤差は、電圧検出集積回路15の検出精度と許容電圧値とに基づいて決められる。以上のように、本実施形態では、電圧検出集積回路を流れる電流が高々数十μAと非常に小さいことを考慮して、ツェナーダイオード13の両端間の電圧と入力端11に印加された電圧とが(ほぼ)等しいとみなすことができるように第1抵抗素子14の抵抗値を設定する。すなわち、本実施形態の過電圧保護回路に印加されている電圧が許容電圧値(=ツェナーダイオード13の降伏電圧)以下である場合には、ツェナーダイオード13にはほとんど電流が流れず、上記電圧検出回路を流れる電流のみが第1抵抗素子14に流れる。そのため、この場合の第1抵抗素子14の両端間の電圧が電圧検出集積回路15の検出精度に対して無視できる程度の大きさとなるように第1抵抗素子14の抵抗値を設定することによって、ツェナーダイオード13の両端間の電圧と入力端11に印加された電圧とが(ほぼ)等しいものとみなすことができる。
具体的に、例えば電圧検出集積回路15の検出精度が±2%であり、電圧検出集積回路15の接地端子から流れる電流が0.9[μA]である場合を考える。この場合、上記基準電圧値(6[V])に対する検出誤差は、6[V]×±0.02=±120[mV]となる。したがって、第1抵抗素子14の両端間の電圧は120[mV]よりも十分小さい値(例えば、検出誤差の1/10以下の値となればよい。例えば第1抵抗素子14の抵抗値を4.7[kΩ]とすれば、第1抵抗素子14の両端間の電圧は、4.7[kΩ]×0.9[μA]=4.23[mV]となり、これは上記検出誤差の1/10以下の値であり、十分小さいといえるので、抵抗値を適切な値に設定することができる。
以上のように、第1抵抗素子14の抵抗値は、その両端間の電圧が大きくなりすぎないように、大きすぎない値に設定される必要がある。ただし、第1抵抗素子14の抵抗値を小さくしすぎると、過電圧印加時にツェナーダイオード13および第1抵抗素子14に大量の電流が流れることになり、ツェナーダイオード13および第1抵抗素子14が破壊されてしまうおそれがある。そのため、第1抵抗素子14の抵抗値は、ツェナーダイオード13および第1抵抗素子14に流れる電流が大きくなりすぎないように、小さすぎない値に設定される必要がある。
つまり、第1抵抗素子14が上記第1の条件に加えて好ましくは満たすべき第2の条件として、ツェナーダイオード13および第1抵抗素子14の破壊を防ぐために、当該抵抗素子の抵抗値は以下のように設定される。入力端11に印加される電圧として想定する最大の電圧が印加された場合、第1抵抗素子14には想定最大電圧からツェナーダイオード13の降伏電圧を引いた大きさの電圧が印加される。そして、第1抵抗素子14に当該抵抗素子の抵抗値に応じた電流が流れ、さらに(ほぼ)同じ大きさの電流がツェナーダイオード13にも流れる。このときにツェナーダイオード13および第1抵抗素子14において消費される電力がそれぞれの絶対最大定格電力以内(好ましくは定格電力以内)となるように、第1抵抗素子14の抵抗値が設定される必要がある。例えば、入力端11に印加される電圧が最大で25[V]であると想定した場合においては、定格電力が150[mW]、降伏電圧が8.2[V]であるツェナーダイオードを用い、定格電力が62.5[mW]、抵抗値が上述の4.7[kΩ]である抵抗を用いることで、条件を満足する回路を実現することができる。
(過電圧保護回路3の動作)
次に、以上のように構成される過電圧保護回路3の動作について説明する。まず、ACアダプタ5から供給される電圧が正常な値である場合、すなわち、許容電圧値(6[V])以下の電圧が入力端11に印加される場合について説明する。この場合、電圧検出集積回路15の電圧入力端の電圧Vi1は、入力端11に印加される電圧値(入力端電圧値と呼ぶ)となる。また、上述したように第1抵抗素子14の両端間の電圧は無視できるので、電圧検出集積回路15の接地端子の電圧Vi2はほぼ0[V]となる。つまり、電圧検出集積回路15には、入力端電圧値に等しい電圧が入力され、電圧検出集積回路15は入力端電圧値の大きさを検出する。なお、この場合、入力端電圧値はツェナーダイオード13の降伏電圧よりも小さいので、ツェナーダイオード13には電流は流れない。
上記の場合、電圧検出集積回路15は、検出された電圧値(入力端電圧値)が許容電圧値以下であることを示す検出信号を電圧出力端子から出力する。すなわち、電圧出力端子の電圧VoはLoレベル(=0[V])となる。したがって、P型のMOSFET16のゲート端子にはソース端子に対して負電圧が印加されるので、ソース−ドレイン間は導通状態(スイッチが開状態)となる。その結果、出力端12の電圧は入力端電圧値となり、出力端12から被保護回路4に対して電圧が供給される。以上のように、ACアダプタ5から供給される電圧が正常な値である場合、過電圧保護回路3は、ACアダプタ5から供給される電圧をそのまま被保護回路4に供給する。
次に、ACアダプタ5から供給される電圧が正常な値でない場合、すなわち、許容電圧値よりも大きい電圧が入力端11に印加される場合について説明する。ここで、入力端11に印加される電圧値(入力端電圧値)がツェナーダイオード13の降伏電圧(8.2[V])以下である場合には、ACアダプタ5から供給される電圧が正常な値である場合と同様、電圧検出集積回路15には入力端電圧値に等しい電圧が入力される(この場合も第1抵抗素子14に流れる電流は電圧検出集積回路15からの電流のみであるから第1抵抗素子14の両端間の電圧は無視できる)。一方、入力端電圧値がツェナーダイオード13の降伏電圧(8.2[V])よりも大きい場合には、ツェナーダイオード13に電流が流れ、ツェナーダイオード13の両端間の電圧は降伏電圧に等しい値となる。したがって、この場合、電圧検出集積回路15には、降伏電圧に等しい電圧が入力される。以上のように、許容電圧値よりも大きい電圧が入力端11に印加される場合であっても、電圧検出集積回路15に入力される電圧が降伏電圧よりも大きくなることはない。つまり、入力端電圧値が電圧検出集積回路15の耐圧よりも大きい場合であっても、電圧検出集積回路15と並列に接続されたツェナーダイオード13によって、降伏電圧よりも大きい電圧が電圧検出集積回路15に入力されることはない。したがって、本実施形態によれば、電圧検出集積回路15に耐圧よりも大きい電圧が入力されることはなく、電圧検出集積回路15が破壊されることを防止することができる。
また、ACアダプタ5から供給される電圧が正常な値でない場合、電圧検出集積回路15には許容電圧値よりも大きい電圧が入力されるので、電圧検出集積回路15は、検出された電圧値が許容電圧値よりも大きいことを示す検出信号を電圧出力端子から出力する。すなわち、電圧出力端子の電圧VoはHiレベル(入力端電圧値と等しい電圧値)となる。したがって、P型のMOSFET16のゲート端子にはソース端子とほぼ等しい電圧が印加されるので、ソース−ドレイン間に非導通状態(スイッチが閉状態)となる。その結果、出力端12から被保護回路4に対しては電圧が供給されない。以上のように、ACアダプタ5から供給される電圧が正常な値でない場合、過電圧保護回路3は、ACアダプタ5から供給される電圧を被保護回路4に供給しない。したがって、被保護回路4に許容電圧値よりも大きい過電圧が供給されることがなく、過電圧保護回路3によって被保護回路4を過電圧から保護することができる。
以上のように、本実施形態によれば、ACアダプタ5から許容電圧値よりも大きい電圧が供給される場合において、過電圧保護回路3は被保護回路4への電圧供給を停止するので、被保護回路4を過電圧から保護することができる。また、過電圧保護回路3では、ACアダプタ5から供給される電圧の大きさを検出する電圧検出集積回路15を用いているので、ACアダプタ5から供給される電圧値を精度良く検出することができ、ACアダプタ5から許容電圧値よりも大きい電圧が供給されるか否かを正確に判断することができる。
さらに、本実施形態においては、電圧検出集積回路15と並列にツェナーダイオード13を接続することによって、電圧検出集積回路15自体に耐圧よりも大きい電圧が入力されることを防止することができ、電圧検出集積回路15が破壊されることを防止することができる。つまり、本実施形態によれば、過電圧保護回路3において電圧検出集積回路15を安全に用いることができる。また、本実施形態によれば、電圧検出集積回路15を過電圧から保護することができるので、電圧検出集積回路として高価な高耐圧の回路を用いる必要がなく、過電圧保護回路を安価に構成することができる。
以上より、本実施形態によれば、過電圧保護回路において電圧検出集積回路を用いた構成を安全に実現することができる。また、これによって、供給される電圧値を精度良く検出することができるので、被保護回路に対して過電圧が供給されることを確実に防止することができる。
また、上記実施形態においては、ツェナーダイオード13によって電圧検出集積回路15を過電圧から保護する構成としている。ここで、電圧検出集積回路15を過電圧から保護する構成としては、入力端11に印加される電圧を複数の抵抗素子によって分圧する構成が考えられる。すなわち、入力端11と接地電位部との間に複数の抵抗素子を直列に接続することで分圧した電圧を電圧検出集積回路15によって検出するのである。複数の抵抗素子によって分圧する構成では、電圧検出集積回路15に入力される電圧は、分圧された分、入力端11に印加された電圧よりも小さな電圧となり、その結果出力される検出信号の電圧も、入力端11に印加される電圧よりも小さな値となる。そのため、電圧検出集積回路15から出力される検出信号をそのまま用いてスイッチ手段(MOSFET16)を制御する(つまり、電圧検出集積回路15からの検出信号をMOSFET16のゲート端子に直接入力する)ことはできない。したがって、複数の抵抗素子によって分圧する構成では、検出信号を利用してMOSFETのゲート端子に入力すべき信号を作り出す回路が必要となるので、回路構成が複雑になる。これに対して、上記実施形態においては、電圧検出集積回路15から出力される検出信号をMOSFETのゲート端子への入力として直接用いることができるので、回路構成を簡易化することができる。
(第1の変形例)
次に、上記実施形態の第1の変形例について説明する。上記実施形態においては、電圧検出集積回路はトーテムポール出力型の回路であるとしたが、他の実施形態においては、電圧検出集積回路はオープン出力型の回路であってもよい。図2は、第1の変形例に係る過電圧保護回路3の構成を示す図である。なお、図2において、図1に示す構成要素と同一の構成要素については図1と同じ参照符号を付し、詳細な説明を省略する。以下、上記実施形態との相違点を中心に第1の変形例における過電圧保護回路について説明する。
図2に示すように、第1の変形例における過電圧保護回路3は、トーテムポール出力型の電圧検出集積回路15に代えてオープン出力型の電圧検出集積回路21を備えている。電圧検出集積回路21は、検出された電圧が基準電圧値(許容電圧値)以下である場合、検出信号としてLoレベルの電圧を出力し、検出された電圧が当該基準電圧値よりも大きい場合、電圧出力端子をオープン状態とする回路である。
また、第1の変形例における過電圧保護回路3は、第2抵抗素子22を備えている。第2抵抗素子22は、入力端11と電圧検出集積回路21の電圧出力端子との間を接続する。第2抵抗素子22は、いわゆるプルアップ抵抗として用いられ、電圧検出集積回路21の電圧出力端子がオープン状態となった場合に、電圧出力端子の電圧を入力端11の電圧と等しくなるように設定するためのものである。つまり、第1の変形例においては、電圧検出集積回路21がオープン出力型であるので、電圧検出集積回路21によって検出された電圧が許容電圧値よりも大きい場合、電圧出力端子はオープン状態となる。このままでは、電圧出力端子の電圧が不安定になり、回路動作が不安定になる。そこで、第1の変形例では、入力端11と電圧検出集積回路21の電圧出力端子との間を第2抵抗素子22で接続することによって、電圧出力端子の電圧を入力端11の電圧と等しくし、電圧出力端子の電圧が不安定になることを防止している。具体的には、電圧検出集積回路21によって検出された電圧が許容電圧値よりも大きい場合、第2抵抗素子22によって、電圧出力端子の電圧Voは上記実施形態と同様、入力端11の電圧と同じになる。したがって、第1の変形例においても、過電圧保護回路3は上記実施形態と同様に動作を行うこととなる。
以上のように、本発明において、電圧検出集積回路は、トーテムポール出力型であってもよいしオープン出力型であってもよい。なお、オープン出力型の電圧検出集積回路を用いる場合には、図2に示したように、入力端と電圧検出集積回路の電圧出力端子との間を接続する抵抗素子を設けることが好ましい。
(第2の変形例)
次に、上記実施形態の第2の変形例について説明する。上記実施形態においては、入力端11と出力端12との間を開閉するスイッチング手段として、P型のMOSFET16を用いたが、他の実施形態においては、N型のMOSFETをスイッチング手段として用いることも可能である。図3は、第2の変形例に係る過電圧保護回路3の構成を示す図である。なお、図3において、図1に示す構成要素と同一の構成要素については図1と同じ参照符号を付し、詳細な説明を省略する。以下、上記実施形態との相違点を中心に第2の変形例における過電圧保護回路について説明する。
図3において、第2の変形例における過電圧保護回路3は、MOSFET16に代えて、スイッチング回路30を備えている。また、第2の変形例における過電圧保護回路3は、出力接地端子36を備えている。被保護回路4は、出力端12および出力接地端子36に接続される。被保護回路4には、ACアダプタ5から供給される電圧が出力端12から供給されるとともに、接地電位が出力接地端子36から供給される。
スイッチング回路30は、第3抵抗素子31、第4抵抗素子32、トランジスタ33、第5抵抗素子34、およびMOSFET35を備えている。第3抵抗素子31の一端は、電圧検出集積回路15の電圧出力端子に接続される。第4抵抗素子32は、第3抵抗素子31の他端と入力端11との間に接続される。トランジスタ33は、PNP型のトランジスタであり、エミッタ端子が入力端11に接続され、ベース端子が第3抵抗素子31の上記他端に接続される。第3抵抗素子31、第4抵抗素子32、およびトランジスタ33は、電圧検出集積回路15の電圧出力端子から出力される電圧のLoレベルとHiレベルとを反転して、トランジスタ33のコレクタ端子から出力する回路である。
第5抵抗素子は、その一端がトランジスタ33のコレクタ端子と接続され、他端が接地される。MOSFET35は、N型のMOSFETである。MOSFET35のソース端子は入力端11に接続され、ドレイン端子は出力接地端子36に接続され、ゲート端子はトランジスタ33のコレクタ端子に接続される。
次に、第2の変形例における過電圧保護回路3の動作について説明する。電圧検出集積回路15から検出信号が出力されるまでの動作は上記実施形態と同じであるので、説明を省略する。第2の変形例においては、電圧出力端子の電圧VoがLoレベル(=0)となる場合、トランジスタ33のベース−エミッタ端子間に電流が流れ、エミッタ−コレクタ端子間は導通状態となる。その結果、MOSFET35のゲート端子には正電圧が印加されるので、ソース−ドレイン間は導通状態(スイッチが開状態)となる。したがって、出力接地端子36の電位は接地電位となり、被保護回路4に対して電圧が供給される。
一方、第2の変形例において、電圧出力端子の電圧VoはHiレベル(入力端電圧値と等しい電圧値)となる場合、トランジスタ33のベース−エミッタ端子間には電流が流れず、エミッタ−コレクタ端子間は非導通状態となる。その結果、MOSFET35のゲート端子には電圧が印加されないので、ソース−ドレイン間は非導通状態(スイッチが閉状態)となる。したがって、出力接地端子36はオープン状態となり、被保護回路4に対して電圧が供給されなくなる。
なお、第2の変形例においては、電圧出力端子がオープン状態となる場合も、電圧出力端子の電圧がHiレベルとなる場合とトランジスタ33の動作は同じになる。したがって、第2の変形例においては、電圧検出集積回路15はトーテムポール出力型であってもよいしオープン出力型であってもよい。
以上の第2の変形例において説明したように、被保護回路4への電圧供給/供給停止を電圧検出集積回路15からの検出信号に応じて行うスイッチング手段は、N型のMOSFETを用いた回路によって構成されてもよい。また、他の実施形態においては、MOSFETに代えてJFET等の他の電界効果トランジスタを用いた回路によってスイッチング手段を構成してもよいし、バイポーラトランジスタを用いた回路によってスイッチング手段を構成してもよい。
(その他の変形例)
また、上記実施形態および変形例において、MOSFET(MOSFET16または35)のソース端子とゲート端子との間にコンデンサを接続するようにしてもよい。ここで、入力端11に対して許容電圧値よりも大きい過電圧が印加される場合、入力端11に対して過電圧が印加され始めた時点から、電圧検出集積回路の動作が安定する(電圧出力端子の電圧がHiレベルになる)までの期間において、MOSFETが導通状態となるおそれがある。MOSFETが導通状態となれば、一時的にではあるが過電圧が被保護回路4に供給されてしまうことになる。これに対して、上記コンデンサを設けることによって、上記期間にMOSFETが導通状態となることを防止することができるので、上記期間においても過電圧が被保護回路4に供給されることを防止することができる。
また、上記実施形態および変形例においては、電圧検出集積回路15を過電圧から保護するための電圧降下手段として、ツェナーダイオードを用いた。ここで、他の実施形態においては、電圧降下手段は、所定の制限電圧値以上の電圧が両端に印加された場合に当該制限電圧値だけ電圧降下を生じさせ、制限電圧値以下の電圧が両端に印加されている場合にはその間にほとんど電流を流さない素子または回路であれば、どのようなものであってもよい。例えば、上記電圧降下手段は、1つ以上のダイオードを直列に接続した回路であってもよいし、バリスタであってもよい。また、上記実施形態および変形例においては、電圧降下手段と接地端子との間に接続される抵抗手段の一例として第1抵抗素子14を用いるが、抵抗手段は、その両端にかかる電圧分の電圧降下を生じさせるものであればよく、例えば、自身に流れる電流の大きさに応じた電圧降下を生じさせるものであればどのようなものであってもよい。さらに、上記実施形態および変形例においては、電子機器の内部の電源入力部に過電圧保護回路を組み込んだ例を説明したが、過電圧保護回路をACアダプタ内部に組み込んでも良く、また、例えば、被保護回路の内部において、過電圧を特に保護すべき箇所に本願発明の過電圧保護回路を用いても良い。
以上のように、本発明は、電圧検出集積回路を用いた過電圧保護回路において、被保護回路に対して過電圧が供給されることを確実に防止すること等を目的として、例えば過電圧保護回路や当該過電圧保護回路を備える電子機器として利用することが可能である。
本実施形態に係る過電圧保護回路および電子機器の構成を示す図 第1の変形例に係る過電圧保護回路の構成を示す図 第2の変形例に係る過電圧保護回路の構成を示す図
符号の説明
1 電子機器
2 コネクタ
3 過電圧保護回路
4 被保護回路
5 ACアダプタ
11 入力端
12 出力端
13 ツェナーダイオード
14,22,31,32,34 抵抗素子
15,21 電圧検出集積回路
16,35 MOSFET
30 スイッチング回路
33 トランジスタ
36 出力接地端子

Claims (7)

  1. 所定の被保護回路に対して許容電圧値よりも大きい電圧が供給されることを防止するための過電圧保護回路であって、
    外部から電圧が印加される入力端と、
    その一端が前記入力端に接続され、所定の制限電圧値以上の電圧が両端に印加された場合に当該制限電圧値だけ電圧降下を生じさせる電圧降下手段と、
    前記電圧降下手段の他端と接地端子との間に接続され、その両端にかかる電圧分の電圧降下を生じさせる第1抵抗手段と、
    前記電圧降下手段の両端間の電圧を検出し、検出電圧が前記許容電圧値よりも大きいか否かを示す検出信号を出力する電圧検出集積回路と、
    前記検出電圧が前記許容電圧値以下であることを前記検出信号が示す場合、前記入力端に印加される電圧を前記被保護回路へ供給し、前記検出電圧が前記許容電圧値よりも大きいことを前記検出信号が示す場合、前記入力端に印加される電圧が前記被保護回路へ供給されることを停止するスイッチング手段とを備える、過電圧保護回路。
  2. 前記制限電圧値は、前記許容電圧値よりも大きく、かつ、前記電圧検出集積回路の耐圧未満に設定される、請求項1に記載の過電圧保護回路。
  3. 前記電圧降下手段はツェナーダイオードである、請求項1に記載の過電圧保護回路。
  4. 前記所定の制限電圧値は前記許容電圧値よりも大きく、
    前記電圧検出集積回路は、前記検出電圧が前記許容電圧値以下の場合には前記入力端の電圧値よりも低い電圧を出力し、当該検出電圧が前記許容電圧値よりも大きい場合には当該入力端の電圧に等しい電圧を出力し、
    前記スイッチング手段は、制御端子が前記電圧検出集積回路の出力端に接続され、前記制御端子の電圧が前記入力端の電圧より低い場合に前記入力端と前記被保護回路に接続される出力端との間を導通し、前記制御端子の電圧が前記入力端の電圧に等しい場合に前記入力端と前記出力端との間を遮断するP型MOSFETである、請求項1に記載の過電圧保護回路。
  5. 前記所定の制限電圧値は前記許容電圧値よりも大きく、
    前記電圧検出集積回路は、前記検出電圧が前記許容電圧値以下の場合には前記入力端の電圧値よりも低い電圧を出力し、当該検出電圧が前記許容電圧値よりも大きい場合には出力をオープン状態とし、
    前記スイッチング手段は、制御端子が前記電圧検出集積回路の出力端に接続され、前記制御端子の電圧が前記入力端の電圧より低い場合に前記入力端と前記被保護回路に接続される出力端との間を導通し、前記制御端子の電圧が前記入力端の電圧に等しい場合に前記入力端と前記出力端との間を遮断するP型MOSFETであり
    前記入力端と前記電圧検出集積回路の出力端との間に接続され、それに流れる電流の大きさに応じた電圧降下を生じさせる第2抵抗手段をさらに備える、請求項1に記載の過電圧保護回路。
  6. 前記スイッチング手段は電界効果トランジスタである、請求項1に記載の過電圧保護回路。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の過電圧保護回路を備える電子機器。
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